「整形花嫁の復讐」(1985年)  整形復顔シリーズ

土ワイで放送された整形復顔シリーズです。




●「整形花嫁の復讐・結婚式に殺しの鐘が三度鳴る!」  1985年10月5日
脚本: 池田雄一
音楽: 鏑木基盟
監督: 野田幸男
制作: 国際放映
出演: 片平なぎさ、早乙女愛、白都真理、
中山仁、代日芽子、北原義郎ほか



整形花嫁の復讐

奈津子(白都真理)は、舞台「顔」で見事主役に抜擢された。
舞台演出家の上条(中山仁)と交際していて、公私の区別はつけていたが
奈津子と上条の噂は劇団内に知れていた。


整形花嫁の復讐


そんな奈津子を先輩の瑛子(早乙女愛)は嫉妬と憎しみを持ってみていた。
自分の方が演技が上なのにもかかわらず、後輩が主役となり
演技力が必要とはいえ自分はその引き立て役である。
プライドの高い瑛子は、なんとしても主役の座から引きずり降ろそうと
策を講じ始めた。




劇団関係者を誘惑して稽古の最中に天井の照明を落として
奈津子の肩に傷を負わせたり
ついにはレイプしてその現場をカメラにおさめ
写真を送りつけ、主役を降りろと脅迫電話もかけた。





ショックを受けた奈津子は、稽古の時に演技をしくじったりするが
ついに当日まで主役をおりることはなかった。
だが、奈津子の脳裏には暴行を受けたときの映像が
脳裏にちらつき、ついに本番前に劇場から逃げ出そうとする。
しかし、役者になるのを反対していた両親がロビーにいるのを見て
思いとどまり舞台へあがった。


演技の最中、レイプ現場を撮影した男が
舞台のソデから写真をチラつかせ
襲った男が役で医師に扮して奈津子に近づき
悲鳴をあげて芝居どころではなくなった
奈津子のおかげで舞台はぶち壊しとなった。

整形花嫁の復讐

傷ついた奈津子に、瑛子が優しい言葉をかけて近づいてきた。
車で連れ出すと眠り薬を飲ませて、車ごと海へと沈めてしまう。




それから、1年後・・・


整形花嫁の復讐

九死に一生を得た奈津子は整形手術を行い
石田美津江(片平なぎさ)という女に化けて
奈津子時代の復讐を決行する。



照明を落としてけがを負わせた照明係に会い
仕事関係のエサをちらつかせてマンションにおびき出し
自分は上へあがると今していたボール遊びに見せかけて
ボーリングのボールを頭に落下させて殺してしまう。


レイプ事件で犯した男と、カメラマンも見つけた。
スクープが欲しいカメラマンを誘導して
さも特ダネがあるようなふりをしてマンションの部屋に入ると
人形に細工をして男性に見せかけ、自分が野球選手と
逢瀬を楽しんでいると見せかけて、ベストポジションを
見つけようと柵を握らせ高電圧を流して感電死させた。
カメラの中には変装した美津江の姿が写っていた。



美津江は上条のいる劇団のオーディションを受けた。
彼女の演技を見た上条は、ひと目で気に入り入団が決定した。




そこへ刑事(小林勝彦)が被害者2人が同じ劇団の出身であることから
1年前までいたこの劇団が殺人と関係があるのではないかと思い
話を聞きにやってきた。
そして、その頃、奈津子という女が行方不明になっていることに触れた。
上条は奈津子が舞台の初日で大失態をおかしてしまい
それで劇団のワゴン車で海に突っ込んで自殺した。
車は数日後みつかったが死体は流されたのでしょうと話す。



劇団を出た美津江はライダースーツに身を包むと
自分を犯した男、新田がやってきて一緒にバイクで飛ばした。
美津江のオーディション風景をみていた新田は見事だったといい、
美津江はレイプされた河原に誘い出すと
色仕掛けで誘惑して瑛子からかつての自分を犯すように
頼まれたことを聞き出した。


その後チューインガムに毒入りカプセルを巻きつけて
口移しで新田に噛ませると、男は苦しんで死んでしまった。
死体の衣服は水でぐっしょりと濡れていた。


刑事たちが現場を調べていると
奈津子の友人だった主婦が来て
奈津子が遊びに来る日に別の女性から行けなくなったと電話が入ったが
翌日奈津子が持ってきてくれた公演の切符が何枚も雨に濡れたまま
河原に散乱してたことを刑事達につげた。
電話は奈津子と主婦の電話を盗み聞きしていて
会いに行く事を知っていた瑛子の仕業だった。


整形花嫁の復讐

新田とバイクで劇団をでるところを見たと聞いていた
刑事達は美津江を調べることにした。
犯行時刻のアリバイを尋ねると
上条がやってきて美津江の嘘のアリバイを証言した。

刑事達は美津江が奈津子かと思ったが
写真をみて似ていないといい車で去っていった。

その様子を瑛子が見ていた。


上条は美津江を食事に連れ出した。
最近会ったとは思えない位の感情をもってしまい
かつて優秀だった教え子の奈津子と婚約していて
彼女がいなくなってからはもう誰も愛さないと決めていたが
君を愛していいかと告白を受けた。


ヒロインが決まっていた瑛子だったが
稽古場へ行くと上条が美津江をヒロインにして演技指導をしていた。
瑛子は上条に詰め寄るが、話にはならなかった。


そこへ、明日が奈津子の一周忌だと両親が挨拶にやってきた。
美津江は感情が高まりクセで髪の毛をぎゅっと握ってしまい
それを見た瑛子は美津江の正体が奈津子であることがわかり
その場で美津江に奈津子だろうと問い詰めた。

両親を見たときの異常な反応と、
ヒロインの台詞をすらすら言えることなどを言うが
美津江はこの芝居が昔から好きで
客席で感情移入しながら何度も繰り返したと反論する。

だが、瑛子は奈津子が舞台で右の肩口に怪我を負い
美津江のシャツをめくったが傷は見当たらなかった。

美津江は劇団員の3件の殺人事件をやんわりといいながら
明日が奈津子の一周忌だから用心しろと勝ち誇ったように言った。


瑛子は美津江のロッカーから部屋の鍵を盗み合鍵を作り
夜部屋に忍び込み、寝ていた美津江をナイフで刺した。
だが、それは瑛子の動きを読んでいた美津江のワナで
ナイフをもった美津江が現れて正体を明かした。

瑛子は上条が美津江に結婚を申し込もうとしているといい
そんな上条を置いて姿を消せるかと叫び
ひるんだ美津江のナイフを奪おうとするが
もみ合っているうちに瑛子を刺し殺してしまい
車で死体を運ぶとそのまま海へ突き落とした。
その様子を男がみていた。


美津江は上条から正式にプロポーズをされ
ある日、美津江の部屋にやってきた上条は
ソファの下からネックレスを見つけてこっそり持ち帰ってきた。
それを刑事に渡した。

瑛子を殺したとき見ていたのは、上条だった。
美津江が奈津子であるといい、復讐をしたのだろうと説明した。
そして、自分が結婚するのは財閥百瀬の一人娘で明日結婚するといった。

刑事が帰るとそれを聞いていた美津江が上条を責める。


上条は妊娠した奈津子に主役に抜擢することで子供をおろさせた。
だが、はじめから令嬢との結婚を考えていて
自分に気があるふたりの女性を駒のように扱っていたのだった。

刑事にニセのアリバイを証言してかばってやったのは
美津江が奈津子だとわかったので
その後二人が殺しあうように仕向けるためだった。


美津江は逃走した。
翌日上条の結婚式が行われた。
指輪の交換をしてベールをあげると
そこにいたのはすりかわった美津江だった。
美津江の手にはナイフが光り、上条を刺し殺すと逮捕された。








今回は演劇界が舞台で、主役の座をめぐる女同士の
熾烈な争いから生まれた殺人かと思いきや
彼女たちは所詮演出家の駒のひとつでしかなく
殺し合うような憎しみを相手に抱いたのだが
それは演出家の思うつぼだったというお話。


もともと演出家は自らの野心のために結婚するなら
令嬢しか考えておらず、単なる女優は対象外だったのだ。



若くして亡くなった早乙女愛が出ています。
メークも、劇中使用されている音楽も80年代らしさ全開でした。



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幽霊シリーズ7 「迷探偵コンビの危険旅行!幽霊結婚」 (1982年) 

浅茅陽子と田中邦衛の幽霊シリーズ第7弾!

永井夕子役を浅茅陽子が演じたのはこちらで最後になります。



●「迷探偵コンビの危険旅行!幽霊結婚」  1982年5月8日
原作: 赤川次郎  『青ひげよ、我に帰れ』  幽霊愛好会 収録
脚本: 窪田篤人
音楽: 桜庭伸幸
監督: 日高武治
制作: 俳優座映画放送、大映映像
出演: 田中邦衛、浅茅陽子、荻島真一、
結城しのぶ、小沢栄太郎、大塚道子ほか


幽霊結婚

警視庁捜査一課の宇野喬一(田中邦衛)は
恋人の永井夕子(浅茅陽子)と三ヶ月も会っていなくて
課長(小沢栄太郎)から男のヒステリーなどといわれていた。


幽霊結婚

そんなとき同僚が持っていた週刊誌を見て驚いた。


若き実業家で青ひげと言われる大谷進二(荻島真一)が
近く夕子婚約するというのだ。
大谷にとって夕子は三人目の婚約者で
すでに前の二人はナゾの死を遂げていた。


幽霊結婚

そこへ夕子から電話が入り、大谷が殺人鬼かどうかを
身をもって調べたいので二人で千葉県の福之江村へ旅行に行くという。



幽霊結婚

村では村長選が行われることになっていて
現村長魚住清造(嵯峨善兵)たちが祈願に来ていた。
魚住派は村会議長村松とみ(大塚道子)と組合長本田(浜田寅彦)
建設会社の社長田所がいる。





大谷の婚約者だった安藤紀子は大谷と二人で部屋にいたときに
テレビの郷土芸能で太鼓の音を聞くと
フラフラとベランダへ向かい飛び降り自殺をした。




夕子はもともと紀子とは知り合いで
今回は彼女の墓参りをする目的だが
大谷は現地に着くと村長選に立候補していたのだ。


紀子の故郷福之江村が良くなるように立候補したのだった。


大谷派には村の青年片倉みちお(山本紀彦)ら若手がいた。

 
魚住には後妻の奈美子(結城しのぶ)と先妻の娘の浩子(高橋恵子)が
いて二人の折り合いが悪いのが悩みのタネだった。





宇野もそわそわして落ち着かない様子から課長に行って来いといわれ
福之江村にやってきたが、選挙カーに乗る夕子をみかけて驚く。
大谷の選挙事務所に来た宇野を、夕子は東京の私立探偵で
大谷が紀子を殺したのではないかとしつこく調べていると話す。



幽霊結婚

大谷事務所から追い出された宇野を社長が手引きして
魚住の家に招いて、大谷のことを探ろうとする。
浩子は宇野に紀子が東京へ行く前におんだし太鼓の
巫女をやっていて、巫女は催眠にかかりやすくないと
出来ないことを話す。


村松が山道を車で走っていて事故を起こし
「ぴかっと光った」と言い残して死んでしまった。


夕子は宇野とふたりきりで会うことが出来た。
宇野は大谷の最初の婚約者は妊娠していて自殺するというのは不自然だし
大谷の本籍は東京だが、亡くなった父の本籍はこの村であり
旧姓が草間であることを夕子に教えた。
夕子は宇野を小屋に誘い出したがそこには先客がいて
女が小屋を飛び出すと、後から本田が出てきた。


金の入ったトランクを運ぶために車を運転していた本田が
事故を起こしぴかっと光って目がくらんだと言い残してて死んでしまった。



幽霊結婚

駐在所の大崎(三角八郎)が呼んだ千葉県警の坂本(平泉征)もやってきて
課長からの電話で宇野が探偵ではなく警視庁の警部であることがバレた。

奈美子が道を歩いているときに大谷を見かけ
大谷が草間進二であることを思い出して
魚住たちのもとへそのことを告げに行った。

幽霊結婚

村の収入役をやっていた草間進昨の息子だとわかると
大谷が来て村の公金の遣い込みをしたと汚名を着せられて
鬼岩から身を投げて父が死んだあとは母と二人東京へ逃げたことを話した。


魚住たちは紀子を殺したと決め付けられるが
大谷は誰も殺していないし、村が良くなって欲しいと
その気持ちからだけで立候補したのだと言い張る。


幽霊結婚

夕子と宇野が現場を調べていると駐在が来て
本田の検視の結果も薬を飲まされなどの
不審な点はなく、車に関してもそういう痕跡はみられなく
事故だというが、ふたりは殺人であると言い切った。

幽霊結婚

太鼓の音が聞こえふたりがいってみると
浩子がおんだし太鼓の巫女となって踊っていた。
終わるとその場に気を失った。
ふたりが駆け寄ろうとしたところみちおが止めた。

自然に起きるまで手を触れたり
この村の美しい娘は巫女となることで一人前の女になるのだという。
紀子がテレビでみたおんだし太鼓の巫女は
奈美子がやっていたことがわかった。


ここは御神体が鬼鏡であるといい、ふたりはそれを見ようとしたが
社長が来て奈美子に魚住が鬼岩で突き落とされそうになったと呼びにきた。
魚住は鬼岩で大谷の父に済まない事をしたことを侘びにきていた。
そこへ大谷がきて許さないといい迫ってきたので足を踏み外した。
夕子はみんなは大谷が魚住を殺そうとしたといい
村松や本田を事故に見せかけて殺したのも大谷だと思っていると言うが
魚住が落ちたとき知らせに行ったのは自分なのでそんなはずはないという。

幽霊結婚

そして、この村へ来た目的は村長に立候補することと
紀子がなぜベランダから落ちて死んだのか真相を知りたいためだと話す。
しかし、駐在は大谷に事情を聞きたいと連れ出してしまう。

夕子は鬼鏡を見に行こうとした。
すると太鼓の音が鳴り響き、巫女が出てきた。
催眠にかかった夕子は、入ってきた宇野をナイフで刺し殺そうとする。
正気に戻った夕子は、宇野と一緒に鬼鏡を現場に持って行き
鬼鏡を使って運転席に光を送りまぶしさから操作を誤らせて
村松と本田を事故にみせかけて殺したのだ。


魚住はみちおをとりこもうとして浩子との結婚をちらつかせた。
それを知った浩子はみちおに結婚しても良いという。
浩子はみちおと奈美子が愛し合っていたことを知っていた。
それを遠くから奈美子が聞いていた。


宇野も駐在に酒を飲ませて、紀子が本当に愛していたのはみちおで
奈美子の許婚がみちおだったことも聞き出していた。
紀子にテレビの芸能番組を見るように電話した声は女だった。
ふたりが小屋へ入ると浩子が手にボタンを握って殺されていた。


宇野は大谷が全てを知ったら危ないと思い
夕子には駐在へこのことを電話するように言った。


釈放された大谷が歩いていたところにみちおがやってきた。
大谷はみちおと奈美子がグルになって紀子を殺したのではないかと思い
それを探ろうとしてみちおに近づいていたのだが
逆に大谷はみちおに腹を殴られて気絶してしまい神社に運ばれてしまった。


夕子と宇野が歩いているところへ車で帰ろうとしたみちおが通りかかり
浩子の死を知らせるため警察に行くという宇野に車を貸してやった。

みちおとふたりになった夕子はさっきみつけたボタンを見せたが
みちおのシャツのボタンが取れているのを見つけたところで
殴られて大谷がいる鬼面神社に連れて行かれた。

幽霊結婚

大谷を見張っていた村の青年達に
片岡みちおは大谷が村松たちを殺したのだといった。
車で通りかかる宇野をみちおは鬼鏡を使って事故を起こさせ
大谷と夕子を鬼岩で心中に見せかけて殺そうとする。

そこへ車の中で真相に気がついて向こうからぴかっと光った時に
車からとっさに飛び降りていた宇野が助けにやってきた。


幽霊結婚

宇野は夕子たちと魚住のところへ行き、犯人が奈美子とみちおであることを言った。

紀子の死は東京でみちおと再会した彼女が
やけぼっくいに火がついて、嫉妬から
テレビで巫女になりおんだし太鼓で
元巫女の紀子に自殺をするように催眠をかけ
ベランダから墜落させていた。



父の借金の肩代わりに魚住と結婚させられていた。
それに加担した村松たちを許せなかった。
奈美子は許婚のみちおが未だに好きだった。
それをネタに本田は奈美子の体をむさぼっていた。



みちおと奈美子は逮捕された。

幽霊結婚

大谷はあんなことが会っても紀子を愛していて
彼女のために作ったウェディングドレスを墓に入れようと思ったが
夕子にプレゼントした。
夕子とは友達のままで、彼女が愛しているのは宇野だという。


幽霊結婚

夕子はドレスを着たまま宇野と東京へ帰る。







シリーズはじめの方は、宿で一夜過ごした後に、
宇野が起きると夕子は一足早く宿を出ているのに
終盤になるとふたりで一緒に東京へ帰ると変化しているんですよね。



幽霊結婚

このシリーズで毎回顔を見ていたような印象がある
殿山泰司は出ていなくて、三谷昇が出演していました。

ちなみに原作では大谷進二は役者で、村長選などの話もありません。
原作とは登場人物なども違っています。
ただ最初の週刊誌の記事で、大谷の三人の婚約者が事故死していて
夕子を大学生の恋人とスクープしている記事は書かれています。




今回で浅茅陽子がシリーズ卒業となるわけですが
これってはじめから決まっていたんですかね。
ラストのウエディングドレスを着て登場したところで
セリフ言うときに言葉に詰まったようにも見えたんですが。


荻島真一が珍しくいい人で終わりました。
これまで曲者的な役どころが多かったんですが
今回は最後に清々しい(?)笑顔をみせて
自分と婚約しながらも山本紀彦と再会したことで
愛が再燃してしまった紀子に対して
あんなことがあっても僕は紀子を愛してました
といいながら彼女のために作ったドレスを
村にある墓に埋めてやろうとしていて
ムダに善人ぶりを発揮させてました。



一癖ある役が多かったから、今回も何かたくらんでいる表情をみせて
コイツが怪しいと思わせるようなシーンが多かった。


婚約者の不可解な死が続いている実業家荻島真一が
突然村長選に立候補しそれを支援する村の青年
山本紀彦から最後に腹に一撃を喰らい気を失う場面はウケました。


悪者対悪者の表情で荻島真一がやられちゃう。
今回はコッチがワルだったか~みたいな。


荻島真一の善人ぷりに違和感といえば
山本紀彦がモテモテなのもしっくりこない感じありまくり。


浅茅陽子がシリーズを卒業してしばらくしてから
永井夕子を藤谷美和子が演じる
「新迷探偵コンビ」として突然幽霊シリーズが復活します。

だけど2作だけ放送され、こちらはあっけなく終了。


藤谷美和子の「幽霊半島」も持っているので
気が向いたらブログに書くかもしれません。




「三毛猫ホームズの駆落ち・相続人連続殺し!」 (1984年)  シリーズ第6弾

土曜ワイド劇場の三毛猫ホームズシリーズの最終話です。



1.「三毛猫ホームズの推理」

2.「三毛猫ホームズの追跡」

3.「三毛猫ホームズの怪談」

4.「三毛猫ホームズの狂死曲」

5.「三毛猫ホームズの運動会」


以上が、これまでの5作品です。





●「三毛猫ホームズの駆落ち・相続人連続殺し!」  1984年12月22日
原作: 赤川次郎   三毛猫ホームズの駈落ち (角川文庫 (5946))
脚本: 窪田篤人
音楽: 羽田健太郎
監督: 小山幹夫
制作: 東映
出演: 石立鉄男、坂口良子、山本紀彦、
高沢順子、あべ静江、浅野真弓ほか



三毛猫ホームズの駆落ち

片山義太郎(石立鉄男)と婚約者の雪子(坂口良子)が
映画を見た帰り映画館からずっとつけてくる男に気づいた。



その後、新聞に「義太郎、雪子へ父危篤、至急連絡せよ」という
広告が掲載されているのを見た。
片山は出勤途中車に撥ねられそうになり
もしかしたら雪子が危ないと思い見に行くことにした。


雪子の部屋に秀二郎(堀内正美)という男が上がりこんできて
お姉さんと呼び抱きついてきた。
秀次郎は元警察官で私立探偵の杉田(梅津栄)から
亡くなったと思った義太郎と雪子を見つけたと聞きやってきたのだ。
引き返してきた片山を秀二郎は兄さんと呼ぶ。
だが、心臓の悪い秀二郎は発作を起こしてしまい
そこへ医者の倉持(鈴木瑞穂)が来て、
秀二郎に探していた義太郎と雪子に間違いないと太鼓判を押した。


秀二郎が帰ると、倉持はさっきは嘘をついたといい
探している義太郎と雪子について二人に説明をしてくれた。



片岡義太郎(山本紀彦)と山波雪子(あべ静江)は
12年前駆け落ちをして崖から海に飛び込み生死がわからなくなっていた。
両家は新潟の資産家だったが、犬猿の仲でふたりの交際を反対されていた。
倉持は両家の主治医だが、この度両方の父親がそろって
癌で余命3ヶ月ほどになり、駆け落ちした二人の行方を捜していた。
倉持はふたりの居所を知っているのだといい会わせてもらう事になった。



三毛猫ホームズの駆落ち

雪子の方は2年前に三浦と言う男と結婚して、「青空」という喫茶店を営んでいた。
義太郎は3年前に令子(浅野真弓)と結婚していた。
義太郎も雪子も家を出た人間なので、遺産を受け取るつもりはないという。
そちらに仕事でいけなくなったと義太郎から電話が入った。



片山は自分を兄と間違えて秀二郎がひき殺そうとしたのではないかと思い
マンションにいってみると、ウォーターベッドの上で秀二郎が心臓発作を起こし死んでいた。


三毛猫ホームズの駆落ち

そこへ秀二郎の婚約者の田所久子(高沢順子)や杉田が来て
片山を犯人だと勘違いしたところへ、野島課長(内藤武敏)、根本刑事(井上博一)が到着した。


倉持が義太郎と会っていると、近所の主婦が令子の様子がおかしいといった。
家へ戻ってみると、令子が誰かに襲われてガス栓をひねられてあわや死ぬところだった。
しかし、鍵もかかっていて戸口には
ガムテープも貼ってあり密室だった。
義太郎は片山に倉持も両家の遠い親戚にあたり
財産を継ぐ権利があると話す。


雪子が喫茶店「青空」へ行くと、倉持から呼び出しの電話がかかり
雪子は出かけていったが、倉持は現れず後ろから頭を殴られて気絶した。
その間に店ではひとりでいた三浦の首に縄がかかっていて
それに絞められて殺されていた。


雪子は気がついてみると遠くに放置されていて
戻るまでにだいぶ時間がかかったことを野島たちに説明した。



野島たちも容疑者を絞りきれずにいた。



三毛猫ホームズの駆落ち

雪子の家では義太郎がやってきて、身の安全のために
自分達としばらく一緒に住もうといってきた。
かつては駆け落ちした仲だったが、兄妹のような関係になり
令子も雪子が家に来ることには抵抗がないという話で
一度は断った雪子も厚意を受けることにした。
そこへ三浦が死んだことを知り新潟から倉持がやってきた。
やはりあの晩、電話はかけていないと言う。


雪子が義太郎・令子夫婦の家へ息子と二人で住むようになり
片山と雪子も彼女の様子を見に行った。
義太郎の話しでは雪子の同居は令子も望んでいるという話だったが
令子は話している最中でも神経がいら立ったように敏感に反応する。
片山達が帰ろうとしてエレベーターを待っている時に
5Fの石井宅へ借りていた砂糖を返しに行くと令子もやって来た。


5Fで令子がおりて1Fに着くと、11Fのベランダに雪子がやってきて
何者かが侵入してきた様子に、片山達は慌てて引き返す。
だがエレベーターは遅く、片山は階段を駆け上がって11Fに着くと
エレベーターの中に雪子がいて、ナイフを持っているもう一人の人物が見えた。


追いかけようとする片山だが、そのまま階段から1階まで落ちてしまう。
1Fにいた雪子がエレベーターを見たときは
腹を刺された雪子の姿があっただけで他に人はいなかった。
結局、雪子は病院で亡くなった。


片山と雪子がエレベーターに乗っているとホームズが5Fに着くと歩いていった。
そこで片山はあの晩、令子が石井宅へ訪れたかどうかを確認することにした。
彼女は翌日に砂糖を返しにいってたことがわかった。


三毛猫ホームズの駆落ち

それを伝えにいくと、観念した令子は三浦と雪子の赤ん坊を抱いたまま
ベランダへ向かうと全てを自白した。

令子は義太郎の中にかつて駆け落ちした雪子への消えない思いを感じていて
それがたまらなく辛かった。
あの日、5Fでエレベーターを降りると11Fに引き返して
雪子をエレベーターに追い詰めると刺してエレベーターを降りた。
令子は赤ん坊を義太郎に預けるとそのまま飛び降りて死んだ。


雪子は令子と雪子の通夜にホームズと行ったが
片山は姿を現さなかった。
帰ろうとするとホームズが歩き出し、雪子は後を追った。
祭壇の前にいる義太郎が見えて気を落としている感じが伝わる。
雪子がかわいそうにと思っていると、なぜか久子と杉田がやって来て
3人で嬉しそうに酒盛りを始めた。
彼らこそが一連の連続殺人の犯人だったのだ。


三毛猫ホームズの駆落ち

だが、一口酒を飲んだ杉田が死んだ。
邪魔になった杉田を義太郎と久子が始末してしまうと
窓から雪子がこの様子を見ていたことに気がついて
逃げる雪子を義太郎が追いかけていく。


三毛猫ホームズの駆落ち

すると棺の蓋が開いて、身代わりに入っていた片山が起き出す。


雪子はホームズとエレベーターに逃げ込むが
階段から義太郎が追いかけてきたので
ホームズを義太郎に投げてそのすきに逃げ出すが
追ってきた久子と義太郎に階段に追い詰められてしまう。


そこへ拳銃を手にした片山が雪子を救出しにきて、ふたりは逮捕された。




義太郎はやはり財産が欲しくて名乗り出るつもりだと秀二郎に話しに行ったが
今更おめおめと帰ることに対して非難をされた。
だが心臓病を抱えていた秀二郎が発作を起こし薬を取ってくれといったときに
殺意がわいてきてそばにあったナイフでウォーターベッドを切り裂くと
心臓発作を起こして死んでしまった。



そこへ久子が来て、自分と組もうと誘い、邪魔になった令子を
久子がガス自殺に見せかけて殺そうとした。
ドアにガムテープがはってあったのは、ポストを使ったトリックだった。



そして、倉持の声を真似て雪子を呼び出し久子が襲って
店のカウンターで寝ていた三浦の首に紐をかけて
もう一方の端に輪を作り業務用の氷を紐に撒きつけて
冷蔵庫の上へ置いて氷が滑り押したところで首がしまり
その後氷も溶けてなくなった。


雪子殺しは、令子を精神的に追い詰めたことで
雪子への嫉妬から自分の手を汚さなくても済んだ。

片岡家の遺産だけでなく、三浦と雪子を殺し
赤ん坊を引き取ることで山波家の財産も手に入れられる。


最初に片山をひき殺そうとしたのは杉田だった。


義太郎は雪子ほど財産を固辞する意思が堅くない
あいつはバカだから殺されたんだという。


三毛猫ホームズの駆落ち


そこへ子供を抱えた雪子と倉持が姿を現した。
雪子は死んでおらずに生きていたのだった。











石立鉄男(大場十一)と山本紀彦(池田玄也)と浅野真弓(秀子)の
雑居トリオが共演。
雑居時代の10年後ですか。


山本紀彦は石立ユニオンのドラマでは
石立鉄男のドジな子分(弟)的存在でしたが
「赤い迷路」とか土ワイなんかではいい人に見えて実は・・・
みたいなひと癖ある役や犯人役もやっていますね。
今回もそんな感じでしたし。


三毛猫ホームズの駆落ち

この背景の白い扉、「呪いのマネキン人形」で
最後に使われていた場所にあるやつと同じみたい。



これで、土ワイの三毛猫ホームズシリーズ石立版は終わりです。


幽霊シリーズ6 「幽霊温泉・迷探偵コンビ死の旅へ!」 (1981年)  『眠れる棺の美女』

浅茅陽子と田中邦衛の幽霊シリーズ第6弾!





●「幽霊温泉・迷探偵コンビ死の旅へ!」  1981年11月7日
原作: 赤川次郎  『眠れる棺の美女』  幽霊候補生 文春文庫 (262‐3) 収録
脚本: 窪田篤人
音楽: 桜庭伸幸
監督: 田中重雄
制作: 大映映像、俳優座映画放送
出演: 田中邦衛、浅茅陽子、小沢栄太郎、原悦子、
岡本富士太、花沢徳衛、下元勉、夏桂子ほか


永井夕子(浅茅陽子)は買い物から帰える途中、
何者かがあとをつけてくる気配を感じた。
男は夕子を襲うが、逃げる時にライターを落としていった。
夕子は男を追いかけていき、人が近づいてくると
持っていた缶詰で殴りつけたが襲った男ではなく
それは恋人の宇野喬一(田中邦衛)だった。



幽霊温泉

頭の傷の手当てを終えた宇野に、夕子は温泉旅行のチャンスだといい誘う。
宇野は静養をかねて温泉へ行きたいと、課長(小沢栄太郎)に申し出ると
宇野の保護者として夕子と一緒にいくことを提案された。


こうして二人は、新潟県の棺山温泉に行くことになった。


幽霊温泉

夕子の父の旧友で富豪の今泉仙一(花沢徳衛)から招待されたもので
駅へ着くと今泉が寄越した霊柩車で屋敷へ向かう。
二人は霊柩車の中に入ると、そこには棺が置いてあって
それが動くと中から幽霊に扮した今泉が出てきた。


家へついた今泉がいうには、あの霊柩車は村にやったもので
棺に入る日も遠くはないので感触を味わってみたく
今日は試運転だったということだった。


今泉には主治医の吉田(下元勉)紹介で看護婦兼
身の回りの世話をしてくれている会田良子(原悦子)がいた。
吉田からこの土地の言い伝えである亡くなった女房の
命日10月10日になると女房と同じ23歳の女が
死んで火葬場で焼かれるという話を聞かされた。
夕子も23歳だった。

家政婦(牧よし子)は、良子にお前も23歳だから気を付けろという。


今回の旅行で宇野と夕子は今泉の家に宿泊することになった。
そこで今回の旅の目的を説明した。


幽霊温泉

今泉には同居はしていないが、三人の子どもがいる。
長女の石浜由紀子(夏桂子)は結婚してブティックを経営しているが
経営状態がよくなくすぐにでも金が欲しい状態だ。
長男の晴之(伊東達広)は銀行勤めで結婚しているが
ギャンブル好きで女と金にだらしがない。
末っ子の誠(佐藤佑介)は、大学卒業後も就職せずに
ブラブラしているというかんじで全員信用ならない。


夕子は今泉からここへ来る前に彼らの素行を調査を依頼されていた。
東京で夕子を襲ってきた犯人は、彼らの中にいるのだという。


翌日、今泉が急死してしまう。
村長(井上昭文)がやって来たが、今泉の遺言状の存在が気になるようだ。
吉田は自分が死んだ後のことは、吉田と夕子に任せると言っていたと話した。



今泉の訃報を聞いて、遺族たちが次々に屋敷に戻ってきた。
由紀子と晴之は大げさに父が亡くなったことを
悲しんでいる姿を演じていたが、誠はそうではなく裏表がないようにみえた。
祭壇前で親族だけになると、由紀子も晴之も本性を現した。


夕子は村長が遺言状にこだわるのはなんかわけがあるんだと言うが
宇野は子供たちの調査をしても報告する人は仏さまだから意味がないという。
だが、夕子は霊界とコンタクトがとれるからちゃんと遺族の様子を報告すると言った。
村長は温泉の権利を巡る不正にかかわっていた可能性が出てきた。


夜、寝ていた宇野が目を覚ますと、夕子の姿がなかった。
さがしに行くと夕子は今泉の祭壇の前に座っていた。


幽霊温泉

ふすまから覗いてみると、棺桶の蓋があいて
幽霊となった今泉がむっくりと起きだしてきた。


幽霊温泉

今泉の幽霊に驚いた風もなく、夕子は話しかけながら
そばにあった酒をついでわたしてやった。


ギョッとしたのは、のぞいてしまった宇野の方だった。
そこへ暗闇から猫が宇野のところへ飛び降りてきて
動転した宇野は近くのものを倒し、大きな物音を立ててしまった。
背後には猫を可愛がっている家政婦がいた。


騒ぎが収まり宇野が棺のある部屋へ入っていくと
棺の蓋は閉じられていて、夕子は見た通り
今泉と話していただけだという。
そこへ物音を聞いた由紀子たちがやってきて
明日葬儀が終わったら東京へ帰ってくれと言われて
ふたりは部屋を出ていった。


良子は誠に、今泉はいい人なのにどうしてそれがわからないのかという。
彼女は父を早くに亡くし、今泉を父のように思っていた。
誠が家に戻ると、由紀子たちが本音を話していた。


幽霊温泉

うっかり財産を寄付したりするまえに
子供たちに遺産を残して死んでくれたことを喜んでいて
本音と建前の違う姉兄に呆れていた。
棺の中で今泉は、そのやりとりを聞いていた。


夕子はその後、宇野に本当のことを打ち明ける。
今泉は子供たちの本心を知るために死んだふりをしていて
出棺の時に生きていたことを明かすという計画だった。
これを知っていたのは、夕子の他に吉田医師、良子、
火葬場の担当者松本だけだった。


幽霊温泉

そして、いよいよ火葬をする日。
屋敷から棺を運び出すときに、中から大量の血が流れ出ていることに気が付く。
慌てて棺を開けてみると、今泉はナイフで刺されていて
本当に死亡していた。


夕子たちが着いたときと、今回のニセの死亡に続き
三度目の正直で本当に死んでしまった。
吉田は先代の時から今泉家に世話になっていて
学費も出してもらい医者になったことから
今回の計画に加わったことを悔やんで泣いていた。


県警の若山刑事(岡本富士太)がやってきた。
若山は警視庁警部の宇野をライバル視した。
警察で誠が以前東京で麻薬所持の逮捕歴があることを知ると
宇野と若山は吉田に会いに行った。
吉田は誠の事件を知ったら今泉が傷つくだろうと
今泉の耳には入れないで内密にしていた。
二人が医院をあとにすると、入れ違いに誠がやって来た。
吉田は麻薬の事は今泉も知らないことだから安心しろという。


由紀子夫婦が今泉の荷物を漁っていた。
夕子がやってきて、そこには遺言状はないというと
痛くもない腹を探られちゃかなわないと部屋を出ていった。
そこへ、村長が来たので、温泉権利の不正について
証拠があるので宇野に相談するつもりだと話すと
村長は夕子宛にこんなものが入っていたと言い
棺山神社への呼び出しの手紙を渡す。

夕子が神社へ行くとひょっとこの面をつけた男が
襲ってきたので抵抗する際に男の腕にかみついた。
倒れていた夕子を若山が発見して人工呼吸を施した。
それまで宇野と夕子を敵視してた若山だったが
唇を合わせたことで夕子を好きになってしまった。


今泉家には子供たちの他、吉田、村長も来ていた。
夕子は自分を襲った犯人がわかったと言い
村長の衣服をまくり腕の噛み跡をさらす。
村長は抵抗するがその場でとらえられた。
彼は不正を働いていて、それを知った夕子の口封じをしようとしたのだ。



素行の良くない誠が車の事故を起こして負傷した。
薬物を使用したのか、蛇行運転だったということだ。
重傷で悦子がつきっきりで看病することになった。
若山はすっかり誠が犯人だと思っていた。

夕子と若山が姿が見えなくなった宇野を探していると
棺の中に入っていた。
宇野と今泉は同じくらいの体格だったので
中で身動きがとれるスペースがあるかどうか実験していた。
その結果、自分一人ではうつぶせになることはできないことがわかった。
何者かが今泉をうつぶせにして、背中からナイフを刺したのだろう。

自分の子どもたちの本心を知るために
葬式の真似事までする男である。
今泉が警戒せずに、いわれるままうつぶせにされる相手。
それは、医師の吉田しかいない。



解剖を終えた今泉の遺体が屋敷に戻ってきた。
いよいよ、本当に出棺の日がきた。
真犯人がわかった夕子が棺の今泉に話しかけていると
自分の正体がわかったと思った吉田がやってきた。


「今日は何の日か知っているかい?」

「あたしが死ぬ日だとでもいいたいの?」


幽霊温泉

「そうだ。」



宇野は火葬場へ行く前に行方がわからない夕子を待つ。
部屋にネコが入ってきたので追っ払おうと座布団を蹴ったところ
周りの布が落ちて下に今泉の遺体があるのを見つけた。
すると、棺の中に入っているのが夕子ではないか?
すでに霊柩車は火葬場に向かって出発しており
今まさに棺が炎の中へ入っていこうとしていた。



幽霊温泉

追いついた宇野が急いで棺の蓋を開けると
気を失った夕子が入っていた。


吉田は病院を作りたがっていたが
金をどぶに捨てるようなもんだと断られていた。
子供のときから恩を売りつけてきて
長年の恨みがつのった結果だった。
吉田は捕まるくらいなら死ぬと
火葬場の火の中へ飛び込んだ。


由紀子の夫がたばこを吸おうとしたところ
夕子がライターで火をつけたやった。
それは、東京で夕子が襲われたときに拾ったものだった。


誠はもう薬には手をだしていなくて
吉田が栄養剤と偽って与えていたものだった。
同じ年頃で今泉を父のように思っていた
悦子とも心が通い合うようになっていた。


夕子に思いを寄せていた若山だが
宇野と夕子の関係を知り身を引いた。
宇野につっかかっていた若山だが
最後は気持ちが変化したようだった。










最初から浅茅陽子女子大生というイメージはなかったけど
この頃はさすがにキツイなという感じになってきましたね。


今回はあの軽快なテーマ曲がオープニングと
エンディングに流れます。
私は幽霊シリーズというと、この曲を思い出しますが
後半になってから使われ始めたようで
私は未見なのですが、この前の「幽霊学園祭」から
テーマ曲が変更になっていたようです。

またキャストも浅茅陽子、田中邦衛の順だったのが
田中邦衛、浅茅陽子へと変わっていますね。


また土ワイでたまにあることですが


幽霊温泉

「棺の中の美女」となっていますが


眠れる棺の美女


うちにある小説では「眠れる棺の美女」となっています。




「火あぶりの女・祭りの夜、私を犯したのは?」 (1981年) 草野唯雄  『火刑の女』

●「火あぶりの女・祭りの夜、私を犯したのは?」  1981年7月18日
原作: 草野唯雄  『火刑の女
脚本: 石松愛弘
音楽: 高橋城
監督: 富本壮吉
制作: 大映企画
出演: いしだあゆみ、中山仁、長谷川哲夫、
岩井友見、高橋長英、松橋登ほか




火あぶりの女 いしだあゆみ

青森の病院に勤務する春美(いしだあゆみ)は、
ねぶた祭りの夜、何者かに麻酔をかがされて乱暴された。

数年後春美は出版社に勤める勇(中山仁)と結婚し
東京で幸せな生活を送っていたが
勇の会社から出版された小説を読んで驚いた。


青森の看護婦寮にいたころの暴行事件や
姉を殺された事件にそっくりな話が書いてあったのだ。
しかも、そのヒントが勇から出ているらしい。

春美は、勇がかつて自分を乱暴した男ではないかと考え
新聞記者の佐々木(高橋長英)と真相を突き止めようとする。










柴田春美は二年前に文洋社の編集部に勤務する
勇と社内結婚して社宅に住んでいる。
ある日、同じ社宅に住む藤井佳代に話しかけられ
勇が担当している文洋ノベルスから出たばかりの
足利康基の「私刑の女」という本を読んだかと尋ねられた。




春美はまだ読んでいなかったが、
それはある男が独身時代一人の女を暴行の上に
絞殺して埋めるが女は息を吹き返して穴から這い出て助かる。
八年後、その男女がお互い知らずに結婚し、
そこから復讐劇が始まるという内容だという。
佳代はそんなのありえないから設定に無理があるというのだ。

その話を聞いて春美はハッとした--。



春美は青森県出身で姉二人の三人姉妹だった。
高校を出るとすぐに見習い看護婦として長姉の昭子が働いていた
八木外科病院に勤務した。

忘れもしない八月三日のねぶた祭りの夜、三階にある看護婦寮で
ひとり窓から祭の様子を眺めていると知らぬ間に何者かが侵入してきて
背後から薬をかがされ犯されてしまった。


気が付いたときには男はおらず、窓は閉められガス栓が開いていて
部屋に充満していた。
同部屋だった昭子が部屋に戻ってきて「春美っ、ガスだよ!」と叫ぶと
ガスコンロのガス栓を閉めて、力いっぱい窓を開いた。
その瞬間ガス爆発が起こり、昭子の体は吹き飛ばされ
下を通っていたねぶた人形の上に落ち一晩苦しんで死亡した。

爆発が起こり部屋中が火の海になったものの
春美は奇跡的に軽傷で済んだ。


昭子が死ぬと、そのショックで母親が亡くなり、
青森に残ったのは結婚していた次姉の房子だけになった。
春美は秋田の叔母の家に移り、二年程過ごした後東京へ行った。


そして、忌まわしい過去の一切を忘れて新たに出直そうと
青森の事件のことは口外しないと決心した。

文洋社に提出した書類にも出身地を「秋田」としていて
青森が本当の出身地であることも
ましてや八木外科病院にいたことは一切話していなかった。





春美が「私刑の女」のあらすじを聞いて落ち着かなくなったのは
自分のレイプ事件と重ね合わせていたからだった。
帰宅すると勇の書棚にその本を見に行った。
だが、そこにはなく夫が故意にそれを持ち帰らなかった可能性が浮かんだ。



買い物に出た春美は「私刑の女」を買ってきた。
それを読んだ春美は、実際にそういうモデルがいて
その夫婦をもとに書かれたものではないかという直感があった。

春美は結婚前文洋社で働いていた。
それを活かして夫ではなく自分が社の人間に直接会って確かめようとする。


直感は当たった。
社では企画の段階で局長が設定に無理があると横やりを入れていた。
だが、編集部員のひとりが実際にそういう関係にある夫婦が身近にいて、
それを下敷きにしたからあり得ない設定ではないと強調し
このアイデアを足利康基に書かせたという裏事情があったのだ。



足利の家へ通っていた編集者は勇の他に田浦と溝口の三人だった。
春美は勇の電話帳から足利の連絡先を調べダイヤルを廻した。



一読者のふりをして「私刑の女」の設定に無理があると難癖をつけ
足利を怒らせると会社で聞いたことと同じく
実話に基づいたものだという言葉を吐かせた。
彼にそのことを教えたのは文洋社の編集者だというが
三人のうちの誰なのかは、さすがに口を割らなかった。


夫に一旦疑惑の目を向けた以上、自分を犯し姉を殺した犯人が
夫であるのかないのかハッキリさせようと思い
秋田の叔母のところへ会いに行くことを口実に青森へ向かった。


東京から寝台車で向かった春美はふとしたきっかけで
青森日報東京支社の編集者佐々木新平と出会う。
佐々木は春美に名刺を渡し、
青森に着いたふたりは個展をみたあと別れた。

春美は次姉の房子が近くに住んでいることから
久しぶりに立ち寄ってみた。



しかし、姉の姿はなく義兄の坪上と姪の秀子がいるだけで
部屋は荒れていて坪上も定職についている様子がなかった。
房子の帰りを待つために春美は坪上の家に泊まった。
その晩、夜中に目を覚ますと男が覆いかぶさっていた。
それは全裸の坪上で、春美はとっさに荷物を手に取り
部屋を飛び出そうとしたところ秀子も春美に縋りついてきた。

下の部屋のドアが開いていて、住人の女がどうかしたのかと聞いてきた。
春美は正直にことの成り行きを話した。
彼女の話によると房子は出かけているのではなく
ひと月ほど前に家を飛び出していた。



深夜に秀子を連れた春美は、佐々木に連絡をとると
友人の北村と住んでいるが、隣の部屋が空いているといい
すぐに手配してくれしばらく秀子とそこへ泊ることにした。
佐々木に今夜起こったことを全て話した。



翌日、身の回りのものを揃えると八木外科病院に行った。
同じ見習い仲間だった小森文枝がまだ勤めていたので
春美は事件当時のカルテを調べてもらったが
五年以上前のカルテはもう破棄されていた。


一人に限界を感じた春美はとうとうレイプ事件のことも
佐々木に打ち明けて協力をしてもらうことにした。


佐々木は春美に好意を持っていて勝手に独身だと思っていて
結婚していることを知ってショックを受けたが快く協力してくれた。


佐々木は暴行魔が春美の口をふさごうとガス栓を開けただけでなく
もし途中で春美が目を覚ました場合爆発死するように
仕掛けをしていたことをあげて、犯人に殺意があったことが明確だと言った。


佐々木はガス爆発事件があった日の四日前に東京から来ていた
勇と溝口と田浦の三人が乗った車が市内の交差点で追突されて
八木外科病院に入院した記事を見せてくれた。

勇は春美が秋田出身だと思っていて、青森の八木外科病院とは
何の関係もないと思っている。



「私刑の女」が自分たちをモデルにしたものではないかという
疑惑は春美の中で確実なものになっていった。

だが、佐々木と冷静に話し合ううちに独身の田浦は除外して
その後結婚した溝口にもその可能性があることがわかった。
もし、溝口の妻も春美と同じように過去にレイプされていた
経験があれば二組の夫婦にモデルの可能性がある。


そこへ差し入れを手にした北村が入ってきた。
北村は最初に春美を見たときに、十和田湖の旅館であった
女に似ていて驚いたという。
昭子の特徴とも似ていて春美は姉に間違いないと思った。
翌日が土曜日だったので、春美と佐々木は秀子を連れて
そこへいってみることにした。



東明館という旅館で坪上房子という女性が働いてないかと聞くと
五日前に辞めていて、噂によると「浅虫バラエティ」という
劇場で働いているらしいということだった。
房子には男がいて、それは一筋縄ではいかない男だということだけがわかった。





その翌日、三人は一見商店風のストリップ劇場「浅虫バラエティ」に行った。
まだ営業前だったが、ブザーを押すとしばらくしてドアが開き
日の光をまぶしげに、ネグリジェ姿の房子が姿を現した。

春美が坪上の家での出来事を話し、秀子を連れてきたと言ったが
房子は覚悟の上の家出で秀子を引き取るつもりは一切なかった。
この世に生き残ったたった二人の肉親だったが
春美はもう二度と房子と会うことはないだろうと思いながら劇場を後にした。


そろそろ春美も東京へ帰らなければならない。
坪上の部屋の合鍵をまだ持っていた春美は仕方なく
泥酔して正体なく寝ている坪上の隣に秀子を寝かせると
鍵を置いて部屋を出た。





一足早く東京へ戻った春美のところへ佐々木から電話が入った。

佐々木は勇たち三人は一階の大部屋に入院していて
当日はその部屋の患者たちは昭子を含めた看護婦らと一緒に
ねぶた祭りを窓から見物していた。
その時一階に確実にいたのは田浦だけで、勇と溝口については
証言が取れなかったという。
これ以上八木外科病院から調べられることはないとみて
春美が溝口の妻敏江に直接会って彼女に暴行された過去があるかどうかを
探り出すことになった。



溝口は生まれも育ちも東京で、その後敏江と社内結婚していた。
しばらくすると敏江と話すうまいチャンスがやって来た。
敏江は小田原の生まれで、いまでも両親と未亡人の姉が住んでいる。
高校を出ると一年程デパートに勤めたが、その後は伊豆大島へ行き
叔母がやっている波浮港にある旅館を一年余り手伝い
その後一旦故郷へ帰るが、上京して文洋社に入社したという
過去の経歴を聞き出すことが出来た。


敏江は波浮旅館の叔父の十回忌があり、
春美に一緒に波浮に行かないかと誘ってきた。
どうやらそこには苦い思い出があったようで
一人で行くのは気が進まない様子だった。

春美は波浮港という言葉を聞いたときひっかかるものがあった。
まだ文洋社にいたころ、川端康成の「伊豆の踊子」に出てくる
旅芸人のモデルとなった踊り子たちが作者と伊豆の下田で分かれた後に
大島波浮の港へ渡り、そこで小さな飲み屋をやっていたという実話がある。



彼らのその後がどうなったのか、ドキュメントストーリーにしようという
企画が持ち上がり、作家と同行して文洋社の編集部員が大島へ行った。
それが誰であるのか突き止めようと思い、かつての同僚に調べてもらったところ
作家は三村修で行った期間も敏江が波浮の旅館にいた時期と重なる。
ただ、同行した編集部員の名前だけはわからなかった。


春美は佐々木にこの事を話すと、佐々木は取材を理由に三村と会うと言った。
そして、三村から波浮へ行った時の月日と、同行した編集者の名前と
その時の不審なエピソードを聞くことが出来た。


帰ってきた佐々木から報告を受けた春美は
敏江と一緒に波浮港を訪れることにした。
その時、佐々木から頼まれていた伊豆の踊子の
モデルのその後も調べることになっていた。

春美も現地で重要な情報をつかみ東京へ戻るが・・・・。




//////////////////////////////////////////////////////////////////


「火あぶりの女」という題名と、ねぶた祭りの夜に暴行を受け
その男が自分の夫かもしれないというシチュエーションから
長年見たいドラマだったけど見ることが出来ず。
せめてストーリーだけでもと思い、原作本を購入したがそれも色あせてきて、
という組み合わせの一つです。



自分の中では「火あぶりの女」とこの2か月後に放送された
斎藤栄原作の「悪魔を見た家族」がなぜだかかぶっています。

ふたつとも自分の中では”胸を締め付けられるような息苦しさ”を
感じた作品だからかもしれない。
あるいは、小説を購入した時期が一緒だったからか。



「青森」「思い出したくない過去」「いしだあゆみ」という組み合わせが
自分の中ではしっくりきているドラマ。


中山仁と高橋長英も後の「鬼火」コンビ。
「火あぶりの女」で高橋長英は、ヒロインをサポートする新聞記者なのですが
NHKで放送された「七瀬ふたたび」で彼が演じた山村とイメージがダブっています。


脚本は石松愛弘で土ワイでわりと初期から何本か書いているんですよね。
義兄は監督の池広一夫。



ドラマでは溝口夫婦を長谷川哲夫と岩井友見で
田浦が松橋登だったのかな?


小説の方では、佐々木が作家の三村と会ったり
春美が敏江と波浮へいったことで
春美を襲った犯人の正体を掴むのにもう一歩となってきます。

それらの情報からさらに確証を得ようと
佐々木はある人物に会いに行く。


そして、最後にひとつ殺人事件が起こります。
青森の事件と今回の事件が同一人物とすると
まだまだ犯人は一人に絞り切れない。

春美と佐々木は、最後にある実験をして
ついに真犯人を突き止めますが
犯人はその直後事故死してしまうというもの。


ドラマでは原作と若干設定が変わっているようですので
どういう風に映像化されたのか興味津々です。
時間の関係で三人姉妹ではなく二人で
房子のところはカットして作られているかなと
予想しています。


と、こうやって記事に書いていると突然ドラマを見れることが多くなってきているので、こちらも期待してます。





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