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2017/01/27

昔の土曜ワイド劇場

        

アイドル競演!「濡れた心・レズビアン殺人事件」

category - ライフスタイル
2017/ 03/ 17
                 
多岐川恭の第4回江戸川乱歩賞受賞作
「濡れた心」を80年代の土曜ワイド劇場でドラマ化。


DVDも発売済みだったのでレンタルで探していたのだが
ずぅーっと見ることが出来ずあきらめていた頃
いきなりCSで放送されたのです。



若かりし大場久美子と太川陽介が
両親を早く亡くした兄と妹で共演しています。

濡れた心 大場久美子


原作の「濡れた心」という響きからもエロを感じますが
サブタイトルが”レズビアン殺人事件”と、これまた
タイトルだけでひじょーに見たい度が上がるドラマです。



高校生のヒロイン、大場久美子の語りで
最初から最後までストーリーが展開されていく。



●「濡れた心・レズビアン殺人事件」  1981年4月18日
原作: 多岐川恭
脚本: 山浦弘靖
監督: 瀬川昌治
出演: 大場久美子、太川陽介、一ノ瀬康子、左幸子、
谷川みゆき、賀原夏子、岸田森、飛鳥裕子ほか



刑事の小村釣一(太川陽介)は両親を早く亡くし、
横浜の女子高に通う妹のトシ(大場久美子)と
二人でアパートに住んでいる。


濡れた心 大場久美子 太川陽介


トシには同級生の御厨典子(一ノ瀬康子)という親友がいた。
典子は父を亡くしたものの、ブティックを経営する才媛の
母・賤子(左幸子)、祖母芙美(賀原夏子)と
屋敷に暮らしていた。
アパート住まいのトシとは全く環境も性格も異なるふたりだが
単なる友情以上の感情を互いに抱いていた。


美少女で校内でも人気がある典子には同じ水泳部で
1級下の南方寿利(谷川みゆき)が恋心を持っており
典子と仲の良いトシに敵意を抱いていた。
 
その他にも、担任教師の野末兆介(岸田森)も
同校教師の河合悦子(飛鳥裕子)と
愛人関係を結びながらも典子に特別な感情を持っていた。


さらには、御厨家に入り込んできているカメラマンの楯(南条弘二)も
典子に求婚しており典子をめぐって複雑な人間関係が絡み合う。



典子のバースデーパーティーにはトシの他に
野末、河合や父の友人鷹場(江見俊太郎)も呼ばれていた。

濡れた心・レズビアン殺人事件


そんな中、招かれざる客楯が乗り込んでくる。
楯から逃げるようにして亡き父の書斎で
典子はトシと望遠鏡で夜空を眺めていた。


そこへ芙美と楯が入ってきた。
慌てて隠れるトシと典子。


濡れた心 一ノ瀬康子


二人の存在に気がつかない楯たちの会話から
書斎の引き出しに本物の銃が隠されており
心臓発作で死んだとばかり思っていた父が
実は拳銃で自殺していたという事実を知ってしまう。


ある日、典子は野末から夜学校の室内プールに来るようにと呼び出しの電話を受けた。
典子はどうしていいかわからずトシにこの事を相談した。
その夜、野末が何者かに射殺された。

続いて、楯も殺されてしまう。


典子を中心に、互いに心を許しあえるトシ、
典子の弱みに付け入り体の関係を重ねる寿利、
父の自殺の原因となった母賤子と鷹場の不倫関係など
愛憎絡み合う人間関係を展開させながらも
野末、楯殺しの犯人が誰であるのか
その容疑者も二転三転としていく。


真犯人は主人公のトシだった。
まだ高校生、しかも刑事の妹という立場ながらも
典子の身を思うばかりに非番で仮眠をとっていた
兄の拳銃をこっそりと持ち出し野末を殺した。
その後に楯を殺したのもトシだった。
トシは典子をなんとしても守りたかったのだ。


さらには真相を知ってしまった寿利も
典子、トシと崖で争っているとき
誤って転落死をさせてしまった。


女好きな野末は自分が興味のある女は
全てものにしたいという下劣な男だった。
小村は野末がトシも凌辱していた事をつきとめた。


濡れた心 太川陽介


トシと典子は最後には浜辺で心中しようとするが
その時小村が追いついてトシを射殺してしまう。
小村は自分も死のうとするが先輩刑事(木村元)に止められた。



この当時の乱歩賞受賞作のドラマ化かと思いきや
なんと1958年の第4回目受賞作品ということで意外な気がしました。

思春期の女子高生達のレズビアンや
刑事の妹が真犯人というあたり
もっと後に書かれたような印象を勝手に持っていたので。


拳銃も御厨家にあったものが使用されたのかと思わせておいて
実は現職刑事のものだったとか
今考えると少々無理がありそうな設定だが
あんまり細かいことは気にせずに見ていた。
もちろんそのあたりはいろんな伏線が張られていたので
まさか刑事の妹で高校生の主人公、その人が真犯人とは
なかなか推理しづらいものがあった。


さすがに終わりごろにはトシが犯人だなとは推測できますが。


小説では典子が主人公的な役割かもしれませんが
ドラマではトシ目線で進行していくので
トシが犯人というのは面白かった。

でも、80年代の土ワイは
主人公が真犯人だったという
後味の悪い終わり方も多かったですね。


ハッピーエンド(?)で一件落着!とならない分
心に残りやすく個人的には好きなんですがね。


さて、レズビアンということで
高校生の設定の登場人物たちの
同性愛のラブシーンもありました。


もちろん大場久美子はこれに参加してませんが、
(トシ、典子、寿利が水泳部ということでシャワーシーンが少々)
出演者の名前を見ればわかるとおり
谷川みゆき、そして一ノ瀬康子が演じてましたね。


名前からといえば、教師役で出ている
飛鳥裕子はというと、岸田森と関係をもちますが
いかがわしさを匂わせながらも
そういう意味での見せ場はなし。


とにもかくにも、か弱い大場久美子が
ひとり語りをしながらも真犯人で
兄の太川陽介に射殺されるという
やりきれない終わり方が私にとっての見せ場でした。


若い”ルイルイ”太川陽介がふっくらとした
甘い顔立ちでかっこよかったです。

            
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土曜ワイド劇場40年の歴史に幕 時間よとまれ、野菊の墓、昭和怪盗伝

category - ライフスタイル
2017/ 03/ 09
                 
テレビ朝日の「土曜ワイド劇場」が3月で終了することになった。


土曜ワイド劇場

日曜日の午前中に2時間ドラマ枠が新設されるようで
人気シリーズなどは引き続き放送されるようです。

私自身は現在の土曜ワイドには興味がないので
とうとう終わりが来たのか、思ったより長く続いたんだなと思ったくらい。


養命酒 ダイア建設 土曜ワイド劇場スポンサー



1977年テレビ朝日で土曜日の夜9時からの90分枠で
一話完結、一回ごとの局外制作会社による競作、
日本で初めてのテレフィーチャーとして放送された。

その間、スペシャル版などで2時間枠になったこともあるが
1979年4月からは1時間半から2時間へと枠を拡大して放送されることとなる。



特筆すべきは、番組がスタートした時は
今のお手軽な推理サスペンスからは
考えられない位一つひとつの作品の
クオリティが高かったこと。


映画をメインに活動していた監督や俳優など
現在の土曜ワイド劇場のイメージにはない
重厚なラインナップが揃っていた。


サスペンスだけではなく、ホームドラマや
ヒューマンドラマもありバラエティ豊かに
制作されていたのも大きな違いである。






●「時間(とき)よ、とまれ」  1977年7月2日
脚本: 早坂暁
監督: 橋本信也
出演: 渥美清、小林桂樹、高橋洋子、市原悦子、
ガッツ石松、八木昌子、柳川慶子、金井大、
草薙幸二郎、三谷昇ほか

時間よ、とまれ 渥美清


大分県の田舎刑事杉山(渥美清)は
東京で行われていたテレビのボクシング中継を見て
観客の中に指名手配犯の男を見つける。


15年前、木材会社の社長や孫娘を惨殺し、
行方を消していた犯人だ。
時効まであと10日しかない。
杉山は東京へ飛ぶ。


渥美清の田舎刑事 高橋洋子


警視庁の若い女刑事(高橋洋子)を案内役に、
杉山の時間と競争の必死の追跡がはじまる。


その男(小林桂樹)は、現在は戸籍も変えて大邸宅に住む
大物実業家になっていた。
政財界にまたがる大物で名前を宮城と代えていた。
だが、杉山は彼こそが犯人の国崎と信じて疑わない。


渥美清 時間よとまれ


土曜ワイド劇場の第1作目ということで
当初は90分枠で、のちに土曜ワイドの
三周年150回記念として
2時間枠に再編集して放送された。

その際は、タイトルが
「渥美清の田舎刑事・時間よとまれ」と改められている。

芸術祭優秀賞受賞など、世評が高かった力作だ。


渥美清演じる杉山刑事はシリーズとなり
「旅路の果て」、「まぼろしの特攻隊」と
計三作が制作されたのだ。


渥美清の田舎刑事 市原悦子


犯人役、小林桂樹の昔の情婦である
ストリッパーに市原悦子という
キャスティングも絶妙である。






「時間よ、とまれ」は後に設定などを改め、
”戦後50年特別企画”として
矢沢永吉、樹木希林などでリメイクされている。


●「時よ、とまれ・父親殺しを追う執念の巡査!
衝撃の真実が今よみがえる」  1995年8月5日
脚本: 竹山洋
監督: 星田良子
出演: 矢沢永吉、平幹二朗、樹木希林、
内藤剛志、森口瑤子、池上季実子ほか

矢沢永吉 時よとまれ 樹木希林


平和な山村の駐在所で働く吉村巡査(矢沢永吉)は、
まだ一歳の時に、やはり巡査だった父親を殺された。
犯人の田中(平幹二朗)は逮捕されたが
取り調べ中にすきをみて逃走していた。

その田中の顔写真を、ある日、吉村はテレビ画面の中に見つけた。


矢沢永吉 時よとまれ


親探しに来日した陳(内藤剛志)という残留孤児の父の写真だという。
上京した吉村は雑誌記者の河原(森口瑤子)と田中を追う。

その最中、石井(樹木希林)と名乗る女性が現れる。
田中のかつての愛人で田中を探していた。



こちらも見たことがありますが
矢沢永吉とインパクトあるキャスティングだが
やはり第1作目と比べると見劣りがしてしまった。






●「野菊の墓」  1977年7月9日
原作: 伊藤左千夫
脚本: 西河克己
監督: 西河克己
出演: 山口百恵、佐久田修、南田洋子、大坂志郎、
北林谷栄、北村和夫、斎藤美和、常田富士男ほか

野菊の墓 山口百恵

平和な地方の旧家を舞台に、15歳の少年と
二つ年上の遠縁の娘との純愛と悲劇的な結末を描く。

斎藤ふき(南田洋子)の家に遠縁の娘・民子(山口百恵)が手伝いに来た。
中学生で次男の政夫(佐久田修)は民子を慕い、
民子も政夫のことになるとほかの用事も忘れて夢中になった。


そんな二人を周囲は冷たく見つめた。
ある日、民子の姉が嫁入りすることになり、民子は実家に呼び戻された。
しかし、式を終えても民子は帰ってこなかった。







2回目の放送は、一見、土曜ワイド劇場のイメージからは
遠く離れた文芸作品のドラマ化。

こちらは、DVDとブルーレイ化がされている。

私は日本映画専門チャンネルの
「山口百恵特集」で見ました。


どうやら山口百恵は以前から主人公の民子を演じたかったようだ。

野菊の墓 佐久田修


相手役には新人の佐久田修が選ばれた。

テレビドラマではあるが言われなければ
映画だと思って見てしまえる重厚な仕上がりとなっている。






●「昭和怪盗伝」  1977年11月19日
原作: 加太こうじ
脚本: 広沢栄
監督: 岡本喜八
出演: 仲代達矢、田中邦衛、岸田今日子、神崎愛、
松本克平、嵯峨善兵、横森久ほか


昭和怪盗伝 仲代達矢


強盗に入った家で「戸締りが悪い。
犬を飼いなさい。門灯をつけておきなさい。」と
説教して姿をくらます奇妙な強盗が
昭和初期にいた。

東京中を震え上がらせた”説教強盗”である。
この実話を描いた加太こうじの原作のドラマ化。


津田梅吉(仲代達矢)は表向きは左官屋だが
実は警視庁が千円の懸賞金をつけている
説教強盗だった。

いつかは正業につこうと思っている梅吉だが
なかなか泥棒の仕事をやめられない。

そんな梅吉が、場末のカフェの女給
すえ子(神崎愛)と所帯をもった。

まじめな印刷工織本が説教強盗の疑いで逮捕される。



こちらも日本映画専門チャンネルの
「仲代達矢特集」で見ることができました。

映画監督の岡本喜八の作品である。
喜八映画でも主役として起用していた仲代達矢が
主人公の説教強盗・津田梅吉を演じている。

岡本喜八は土曜ワイド劇場で
「幽霊シリーズ」第1作目の
『幽霊列車』でも監督を務めている。

「昭和怪盗伝」では、仲代達矢の語りによって
お話が進んでいく。


刑事役の田中邦衛とのコミカルなやりとりやら、
女流作家の岸田今日子の邸宅へ
強盗に押し入った時の
とても強盗と被害者とは思えない
非現実的な会話なんかも面白かった。


仲代達矢 岸田今日子


そして、昭和初期と現在(放送当時)を
シンクロさせた演出などもいい。


テレビドラマというよりは、映画テイストが味わえます。

仲代達矢の小気味良い語りが面白くて
とてもテンポが良いので
約70分程のドラマが短く感じました。



以上、初年度の3作だが
キャスティングも豪華だが
監督なども出身者だったりするので
そこから生まれた作品も
安易に作られたドラマ感は全くない。



気が向いたらサスペンス以外の
ヒューマンドラマなどについて書いてみようかと考えている。


                         
                                  
        

円谷プロの「怪奇!巨大蜘蛛の館」 

category - ライフスタイル
2017/ 03/ 07
                 
土曜ワイド劇場の円谷プロ制作の恐怖シリーズ
第1作目の「怪奇!巨大蜘蛛の館」を見ました。
先月テレビ前で待機してたのに、将棋中継に変更になった回で
ようやっと見ることが出来てとても嬉しい。


だいぶ前にネットの動画で1回見たっきりです。
犯人の弟がやたらとわめいていたのが印象に残っている。


ヘドロ怪獣ザザーン
毎回、本編前後に登場するヘドロ怪獣「ザザーン」
やたら垂れ下がった体してると思ったら
”ヘドロ”だったんですね・笑

怪獣のフィギュアマニアは結構欲しい形の人形かも。








●「怪奇!巨大蜘蛛の館・復讐を決意した姉の前に
現れるクモは妹のすすり泣く怨霊か」  1978年8月26日
脚本: 田口威光
音楽: 冬木透
監督: 岡本精
出演: 小川知子、中山仁、田口久美、梅津栄、
明石勤、小林文彦、森幹太ほか

巨大蜘蛛の館



津村昭子(田口久美)は作詞家でもあり高級クラブの経営も行っていた。
クラブでは歌手志望の女たちを雇っていた。

怪奇!巨大蜘蛛の館 田口久美


実は、昭子が書いた歌は愛人の西川(明石勤)が書いたものだった。

怪奇!巨大蜘蛛の館 明石勤

西川は不祥事を起こし逮捕された過去があった。
そのことを知っているのは二人に付きまとうトップ屋の千葉(梅津栄)だ。


昭子は西川と関係を続けながらも、店の客の実業家で莫大な資産を
持っている大村武一(森幹太)も狙っていた。
西川とふたりで大村の財産を乗っ取るつもりだ。


しかし、大村は歌手志望でクラブで雇っているカオリ(渡井直美)に
興味を持ちだしてきて、歌手にしてやるために世話してやると言い出した。


そのことを知った昭子はカオリを殺してしまう。
殺害後、昭子の弟の健二(小林文彦)が現場に入ってきて
西川と一緒に死体を埋めに行く。




カオリの姉の彩子(小川知子)は妹が突然失踪したことで不安な日々を送っていた。
彩子に宛てた手紙では「大村との恋で思い悩み、しばらく旅に出る」というものだったが
彩子はこれに納得していない。

それに、失踪後誰もいない部屋でピアノの音が聞こえ
カオリはすでに死んでしまっているのではという予感があった。


怪奇!巨大蜘蛛の館 小林文彦

大村の屋敷や、弟の健二と二人で暮らす昭子のマンションを
訪れてその確信が深まっていった。


その後、昭子と大村の婚約が発表された。

殺されたカオリの憎しみは蜘蛛に乗り移り
昭子たちの前に現れる。

そして欲深い姉とは違い純粋に姉を慕っている
健二はある夜、生きているはずもないカオリを見かける。


不安になった昭子と健二は、嵐の晩、カオリを埋めた場所へ行き
土を掘り起こしてみるとカオリの死体が横たわっていた。

雷と雨が激しくなり、健二は「山が崩れるぅぅぅー!!」と、
わめきながら狂ったように別荘へ逃げ込んだ。


昭子と健二は幼いころに災害で両親を失っており
今でも嵐が来ると健二はその頃の記憶が甦り
錯乱状態に陥ってしまう。


その後もクモやカオリが現れたりと奇怪な出来事が続き
昭子、西川、健二と盗聴してこの事件を知っていた千葉の
4人は再び埋めてある現場まで確かめに行くが
今度はカオリの遺体はなく、そこには大量の蜘蛛がうごめいていた。


彩子は昭子たちを追ってき、屋敷内に入っていた。
そこを西川に見つかり殺されそうになったところ
巨大蜘蛛が姿を現し西川の首に糸を巻きつけ
吊るし上げて絞め殺してしまう。


昭子は千葉が西川を殺したと思いピストルで殺す。


彩子が部屋にいたところ健二が飛び込んできて
窓に映ったカオリの亡霊を見て
「カオリちゃんが生き返ったぁ!!!」と絶叫する。
昭子も戻ってきて彩子を発見し射殺しようとしたところ
誤って健二を撃ってしまう。


最愛の弟を自らの手で殺してしまい涙を流す昭子だが
今度こそ彩子を殺そうとしたところあの巨大蜘蛛が現れ昭子を殺す。


怪奇!巨大蜘蛛の館 小川知子 中山仁


彩子のもとに海外の仕事を終えて帰国した
恋人のしんいち(中山仁)が駆けつけ
蜘蛛の糸に絡んで死んでいた昭子の
最期の姿を見つめていた。




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犯人の弟は小林文彦がやっていたんですね。
石立鉄男と杉田かおるが出演しているあの有名な
「パパと呼ばないで」で石立鉄男の相手役松尾嘉代の弟の昇を
やっていた人だったんだ。

巨大蜘蛛を動画で見た後、「パパと呼ばないで」を見たので
あの時は弟役が誰だったかなんて気にもかけませんでした。


本当にめちゃくちゃ絶叫している印象しかなかった。
喉が痛くなるくらい叫びまくるんですよね。

嵐の晩、死体を確認しに行ったとき
大雨に打たれながら叫んでのたうちまわり
泥まみれで館に逃げ込んでいく姿には
狂いすぎて思わず笑ってしまいます。

雷よりお前の声の方がうるさいよ。


ここでは犯人側として登場しますが
悪役というよりは欲深い姉と、その男に翻弄される
無力な弟といった感じでした。



狂っているといえば、裏街道に棲息するブンヤを演じた
梅津栄も狭くて汚ったない自室で蜘蛛を
ブチブチ潰してたりして気味悪さ全開でした。



怪奇!巨大蜘蛛の館 関谷ますみ

序盤、これから売り出す歌手を関谷ますみが演じていて
劇中歌も歌っていました。
彼女は、「特捜最前線」のカンコのイメージしかありません。

「太陽にほえろ!」は久美ちゃんなんかは活躍してたけど
アッコやナーコなんて添え物みたいな扱いだったが
特捜のカンコはしっかり主役回もあって
ちゃんと活躍してたので結構印象深い。




そして、主役の小川知子や中山仁は
登場することも少なく
田口久美と小林文彦、明石勤中心でした。


ラストなぜか巨大蜘蛛に襲われた田口久美が
その後蜘蛛の糸の中で裸になり
恍惚の表情を浮かべながら死んでいくという
官能的に終わるところがこの頃の土ワイらしい。


余韻を残す終わり方と、規律正しくひかれた白い糸の
中央に女性の裸を吊るし光も効果的に活用した
芸術的な演出でした。




また円谷プロ制作ということで、姉弟たちが住んでいた
地域を襲った自然災害は、特撮で見せてましたね。


おどろおどろしい沢田敏子の語りや
怖さを感じる弦楽器の音色など
空間演出が独特で
怪奇ムードを高めていた。



「怪奇!巨大蜘蛛の館」は同じく円谷プロの
最初のウルトラシリーズとなった
「ウルトラQ」の『クモ男爵』がベースになっているようだ。



さて、EXまにあっくすの1回目をみて
この番組が半年間で月に1回新作を流すということがわかりました。
全部で6作そのタイトルも発表されていた。
以前ブログで書いたタイトルと同じ。

半年後、終了したときは次に何をやるのか?

私が以前、チャンネルホームページからリクエストした作品も
マニアには評判のいいものなので是非放送して欲しい。


                         
                                  
        

無名時代の唐沢寿明が出演 「三毛猫ホームズの狂死曲」

category - ライフスタイル
2017/ 03/ 06
                 
土曜ワイド劇場で放送されていた「三毛猫ホームズシリーズ」
第4作『狂死曲』はクリスマス当日に放送されました。

このドラマ無名時代の唐沢寿明が出ていることで
マニアの間で有名な回です。


●「三毛猫ホームズの狂死曲・バイオリン連続殺人」  1982年12月25日
原作: 赤川次郎
脚本: 窪田篤人
音楽: 羽田健太郎
監督: 小山幹夫
出演: 石立鉄男、坂口良子、松原千明、内藤武敏、土屋嘉男、北林早苗、穂積隆信、江木俊夫、加納竜、久保菜穂子、千野弘美ほか



三毛猫ホームズの狂死曲

片山義太郎(石立鉄男)が朝、ジョギングをしていると
ある事件現場に遭遇した。

同じウェアを来た若い女性が二人いて
ひとりが腕を通りすがりの車に乗っていた人物に切られ
もう一人が介抱していた。

二人は顔見知りではなく、介抱していた女は桜井マリ(松原千明)といい、
「スタンウィッツ・バイオリンコンクール」という楽壇への登竜門に
出場する6人の中のひとりだった。

マリの元に何者かから電話で「コンクールでミスをしろ」という
脅迫電話がかかってきたことから、狙われたのはマリで
同じウェアを着用していたため誤って襲われたのではないかという。


優勝候補のひとり大野松夫が何者かに車に撥ねられて殺された。

指揮者の朝倉(土屋嘉男)は、残るコンクール出場者5人の
身辺保護を警察に依頼する。
本選出場者たちは朝倉が財閥から購入した邸宅で1週間に渡り合宿を行う予定だ。
野島課長(内藤武敏)は、片山とホームズを合宿所へ派遣することにした。

コンクール事務長の須田(穂積隆信)のもとに合宿所での
料理人として応募してきた市村智子(北林早苗)が面接に訪れ
未亡人の彼女に興味を持ち智子を採用してしまう。




三毛猫ホームズの狂死曲

片山は身辺保護する5人のプロフィールを自宅に持ち帰り
婚約者の吉塚雪子(坂口良子)、妹の晴美(千野弘美)とチェックする。


マリは母の充子(久保菜穂子)と二人暮らしだった。
充子は事故がもとで音楽の道をあきらめ
自分の代わりにマリに音楽の道を進ませていた。
そのことからも夫と離婚してしまった。

上田マチ子(沢井千恵)は父が音楽大学の助教授で
母の三千子(福田公子)は汚い手を使ってでも
娘を優勝させようとするくらい熱心である。

他は丸山才二(江木俊夫)と、辻のり子(大塚良重)、
古田武(加納竜)の3人で、のり子と古田は
何かあるといい争いが絶えず犬猿の仲だった。


三毛猫ホームズの狂死曲

美人のヴァイオリニスト桜井マリにまんざらでもなさそうな片山に面白くない雪子。

三毛猫ホームズの狂死曲

いよいよ片山、ホームズの保護の下、合宿がスタートした。

片山の部屋へマチ子がやってきて脅迫状が来たと見せた。


ある日、片山がマリと話しているとホームズが部屋にあった植木にいて
片山が抱き上げたところ盗聴装置があることに気がついた。
どうやら何者かが参加者の部屋に盗聴マイクを設置して
それぞれの練習の様子を録音しているようだ。
片山は装置を元にあった場所にそっと返して様子をみることにした。

三毛猫ホームズの狂死曲

片山のもとに雪子が嘱託として派遣されてきて
マチ子に届いた脅迫状を預かる。


その夜、片山が警備をしていたところ何者かに襲われた。
気を取り戻すと5人だけではなく朝倉や、須田も来ており
植木にあった盗聴装置が無くなっていた。


片山の部屋にマリがやってきた。
マリは恋をしたことがないために音楽に色がないといわれていた。
これまで練習ばかりでボーイフレンド一人もいなかったのだという。
だから、自分と寝て欲しいと片山に迫る。

三毛猫ホームズの狂死曲



片山が焦っていたところ、扉がノックされた。
マリをベッドに隠し扉を開けると料理人の智子が姿を現した。
下で須田が倒れているのだという。

行ってみると須田が刺し殺されていた。
現場検証をしてみると、大量に血が流れているはずなのに
絨毯には血液が一切なく、別の場所で殺して部屋に運ばれたのではないかという見解になった。


片山はそばにある本棚の中に入っている美術書の順番が
めちゃくちゃになっていることに気がつく。
それまでは、きちんと順番順に並べられていたのだ。



充子から警視庁に電話が入り雪子が会うことになった。
充子はマチ子の母三千子が外で須田と会っているのを
偶然目にして何か不正行為があるのではないかと相談した。


犬猿の仲、のり子の部屋の周辺を古田がうろついていた。
不審に思った片山と雪子は古田が怪しいと思い問い詰めた。
そこへのり子が出てきて、実は自分と古田とは結婚しているのだと告白する。
これまでのけんかは周囲の目をごまかすための芝居だったのだ。

みんなが集まり古田とのり子の関係を明かすと
マリはふたりの結婚祝いをしようと提案する。
智子が飲み物を用意しに行こうとしたところ
この日合宿所へ訪れていた充子が代わりに取りに行くという。

するとホームズも台所をすり抜け、近くの智子の部屋へ行ってしまう。
充子は智子の部屋からホームズを連れ出すと、智子と出くわし
ホームズが智子の部屋でいたずらしようとしてたと話す。


すると、穏やかだった智子が豹変しホームズに水を浴びせてしまう。
突然の出来事に充子は驚く。
ホームズは片山の部屋で雪子にドライヤーを当ててもらっていた。
その様子がヒントになり、片山は須田殺しのトリックを解いた。


片山と雪子は現場へ行き検証する。
本棚は壁に固定されていた。
本棚から本を抜いて、絨毯に水を撒き
絨毯を本棚の下からはがす。
一人では無理だったが二人で両端をもつと
あっさりと絨毯は抜けた。

犯人は床の上で須田を殺し、死体を廊下に置いて
床の血液を吹いて乾かしてから絨毯を引きなおし
須田の死体を現場に運んだのだ。


須田の死体のそばには弦楽器を引く時に使う
松ヤニの粉がついていたことからも
共犯は5人の中にいると推測した。


その時キッチンから悲鳴が聞こえてきた。
ふたりが駆けつけると智子が油を浴びて
大やけどを負っていた。
智子は、かすれた声で言葉を残す。
片山には「まり」だか「まる」と聞こえたような気がした。

直後充子が悲鳴を聞きつけたとやってきて惨劇に目を覆う。
智子は病院に運ばれたがどうやら助からないらしい。

深夜、包帯でぐるぐる巻きとなった智子の病室に丸山が入ってきた。
実は丸山と智子は愛人関係にあり
これまで年若く、両親を亡くしていた丸山の面倒を智子が見てきた。
丸山は今後もつきまとう智子を疎ましく思い智子を刺し殺そうとした。

しかし、寝ていたのは雪子ですでに智子は死亡していた。
雪子は踏み込んできた野島たちによって救出された。

病室から逃げた丸山を片山が追い捕まえた。




丸山の自供によると、智子は丸山を優勝させようとして
優勝候補のマリと大野をを襲ったのだ。
大野は殺すつもりはなかったが、ハンドル操作を誤り轢いてしまった。

丸山は実力で優勝したかった。


須田は出場者達の部屋に盗聴テープを仕掛け
三千子に売ろうとしていた。
三千子も心が揺らいだが、不正がばれたらとんでもないことになると
これを拒否した。
すると、須田はこのことをバラせばマチ子を優勝させないように
工作すると三千子に口止めしていた。


その盗聴テープの中に、丸山と智子のやりとりが録音されていた。
もともと未亡人の智子に関心があった須田は
それをもとに智子をゆすり関係を持とうとした。
智子は須田を殺しテープを奪うと
殺害後の処理を丸山とともに行ったのだ。

丸山はコンクールの辞退届けを提出し
本選へはマリ、古田、のり子、マチ子の4人だけが
出場することになった。


翌日、事件は解決したと胸をなでおろす充子たちだが
片山と雪子は、まだ智子の事件が解決してないという。
智子がやけどを負ったとき、充子は悲鳴を聞いて
やってきたと言っていたが、部屋は防音になっており
階下の悲鳴が部屋まで聞こえるはずがない。


三毛猫ホームズの狂死曲 久保菜穂子


充子は2階にあがり、後を追ってきた片山と雪子に告白する。
前にホームズを追って智子の部屋に行った時
バッグの中にあったテープを持ってきてしまい
中身を聞いてしまった。

智子と丸山のやりとりだったが、警察に言う前に
本当かどうかを智子に確かめようとした。
揚げ物を料理していた智子は
充子がテープの中身を知ってしまったことを知ると
包丁で充子を殺そうとした。
その際にあげものの鍋を持って
煮えたぎった油を智子にかけて逃げたのだ。
殺すつもりはなかったという。

母の告白をやってきたマリが聞いてしまった。

マリはショックでコンクール当日会場行きのバスに乗らなかった。
その時、マチ子が自分に来た脅迫状は自演だったという。
優勝候補の大野とマリが狙われて
自分が狙われなかったことでやってしまったことだった。


残ったマリは片山を本当に好きになってしまった
だから、ホテルでもどこへでも連れ出して欲しいという。
片山はマリを車に乗せてコンクール会場へ向かう。

バイオリンは弾けないといったものの
マリは結局コンクールに出場し見事優勝を果たす。










さて、こちらには無名時代の唐沢寿明が出演しています。

唐沢寿明の本名は唐澤潔。
この時は、”唐沢きよし”として出ている。

役名は大野松夫で、コンクルール出場者の6人のうちのひとりで
優勝候補であるのにもかかわらず無名ならではの扱い。


まず、劇中のコンクルール参加者は6人いて、それぞれ当時の資料などでは
役名と役者名が記載されているのだが、唐沢演じた大野松夫だけ
役名だけで役者名の記載が一切ない。



三毛猫ホームズの狂死曲


そして一番最初のタイトル画像でも、唐沢を除く5人の映像だけが映っており
この辺りからも当時の俳優としてのポジションがわかるというものだ。
ほぼ、エキストラの扱い。
今では、考えられないですよね。

出演時間も非常に短い。





三毛猫ホームズの狂死曲 唐沢寿明

公園でバイオリンの練習をするコンクール優勝候補のひとり大野松夫を演じた唐沢寿明。
練習を終えた帰路、唐沢の背後に車が現れる。



三毛猫ホームズの狂死曲 唐沢寿明

車の気配を感じた唐沢は、サイドミラーからナイフが出ていることに気が付き危険を感じて逃げ回る。


三毛猫ホームズの狂死曲 唐沢寿明

しかし、スピードを上げて襲ってきた車に
跳ね飛ばされて死んでしまう。

セリフはひと言、撥ねられた時の「ああぁーーーっ!!!」だけ。


三毛猫ホームズの狂死曲 唐沢寿明

エンドロールでも「唐沢きよし」と出ています。


                         
                                  
        

石立鉄男と坂口良子のコンビが魅力的 「三毛猫ホームズの運動会」 

category - ライフスタイル
2017/ 03/ 03
                 
初期の土曜ワイド劇場でやっていた
シリーズモノの中でも人気が高かった
赤川次郎原作の「三毛猫ホームズシリーズ」

三毛猫ホームズ


原作が改変され兄と妹のコンビでなく
兄と婚約者が中心となっていた。
設定は変わっているんだけど
石立鉄男と坂口良子のカップルが
相性バッチリで本当に好きでした。

だけど、こうした設定を変えてしまったことを
原作者が嫌ったという噂があった。


同じく土ワイでやっていた「幽霊シリーズ」なんかも
苦言を呈していたという話がネットにでていた。
「幽霊シリーズ」は田中邦衛と浅茅陽子のコンビの時が良かったなぁ。
浅茅陽子から藤谷美和子に代わってからはイマイチになっちゃった。


三毛猫ホームズ 石立鉄男 

原作よりも年かさのいった
主人公片山義太郎だが
石立のコメディタッチの片山がまたイイのだ。



ずいぶん前に見たくてファミリー劇場にリクエストしました。


そうしたら2013年ファミ劇でシリーズ6作が
放送され先日第5作「運動会」のみ
再度見直したので書いてみる。

三毛猫ホームズの運動会


「怪談」や「狂死曲」も面白かったので
3作書いただけでその後手が止まっている
「美女シリーズ」同様少しずつ書いていけたらと思っています。


●「三毛猫ホームズの運動会・だるま競争殺人事件」  1983年5月14日
原作: 赤川次郎
脚本: 窪田篤人
音楽: 羽田健太郎
監督: 小山幹夫
出演: 石立鉄男、坂口良子、結城しのぶ、近藤洋介、星正人ほか


三毛猫ホームズの運動会


吉塚雪子(坂口良子)は、スポーツクラブでホームズと身支度中
ロッカールームで抱き合うカップルを見た。
女の方が積極的だが男は迷いがあるようで
話の内容からどうやら不倫のようだ。

男は女の夫の部下のようで
普段夫と仕事で組んでいる仲らしい。

女は夫にふたりの関係がばれたら殺されるという。
夫をよく知る男は「まさか。」というが
女は「あなたはあの人の本当の恐ろしさを知らないのよ。
あの人は異常に嫉妬深いんだから。」とつぶやく。



三毛猫ホームズ 石立鉄男 坂口良子


帰宅する途中の雪子のもとへ約束をすっぽかした
フィアンセの刑事片山義太郎(石立鉄男)が現れ
拗ねた雪子をなだめるようにして一緒に帰っていく。


その頃、護送中の強盗殺人犯の山口孝一(西岡徳馬)が警官を殺して逃走した。



デートの約束をしていたため
雪子が片山の部屋にやってきた。
だが、片山は緊急出動がかかったからと
雪子を置いて出かけてしまう。

三毛猫ホームズの運動会


片山の妹の晴美(千野弘美)は
緊急出動の連絡なんてなかったので
女が出来たんじゃないかと雪子に話す。


歩道橋をステップしながら足取り軽く
どこかへ向かう片山をホームズと一緒に
尾行する雪子。

片山はおもちゃ屋で買い物をし
向かった先は「はとぽっぽの家」という保育園。
そこには逃亡中の山口の一人息子がいたのだった。

片山が山口の息子とあっていると
保育園に片山の上司捜査一課長野島(内藤武敏)から
電話があり山口の脱走を知らされる。


雪子が陰から片山の様子を見守っていると
吉田警部(近藤洋介)と大町刑事(星正人)が車でやってきた。
雪子は大町を見て驚く。
それは、スポーツクラブで見た不倫カップルの男だったからだ。

山口は半年前、吉田が大町らとともに逮捕した男だ。
当時、山口の妻は重病で医者に見せることを条件に自首していた。
だが、吉田は約束を守らず山口の妻は死亡した。
山口は吉田らに同じ思いをさせてやろうと復讐するために脱走したらしい。


山口が逃走したことで、片山から連絡を受け、息子がいる保育園をたずねてきたのだった。

野島達は山口の復讐が吉田の妻敏江(結城しのぶ)にも
及ぶ可能性があるとして警備の目を光らせようとしていた。

三毛猫ホームズの運動会 星正人

大町には同じ署に勤務する立川婦警(舟倉たまき)という
婚約者がおり、この日、吉田もふたりが結婚間近なことを知る。


帰り道妻が気になるといい、吉田の家へ片山と大町を連れて一時帰宅した。

三毛猫ホームズの運動会


吉田の妻の敏江こそが、大町の不倫の相手で
大町と立川婦警の結婚の話題が出て
初めてこの事を知った敏江はショックを受ける。


その夜、立川婦警が大町の部屋で
大町が帰宅するのを待っていたところ
何者かに刺し殺されてしまう。
吉田達は大町を殺そうとした山口が
誤って部屋にいた立川婦警を殺害したのではないかと捜査を開始する。


山口の息子は片山がしばらく預かることになっていたのだが
片山が不在時に雪子がスポーツクラブへ
無断で連れ出してしまう。
二人がプールに入っていると、プールサイドに
いつかみた不倫カップルの女がいるのに気づく。

その時、雪子たちを追って片山がやってきた。
そして、雪子は大町が不倫をしていて
その相手が敏江であることを片山に話す。


三毛猫ホームズ 石立鉄男 坂口良子


山口の行方を追いながらも警視庁では
運動会が実施される。
山口が吉田らを狙いに来ると睨んだ
野島たちの厳戒態勢の中で運動会が行われた。

警備をしていた警官を山口が襲いライフルを盗んでしまう。


大町は自由参加のだるま競争に参加していた。
競技中ひとつの白だるまの様子がおかしい様子に周りが気がつく。
だるまを取ると中から大町の刺殺死体が現れた。

吉田もだるま競争に参加していたが
だるまをかぶっていたため視界が狭く
大町が殺されていたことには気がつかなかったという。

自由参加であり、かぶりものをした競技のため
山口がこれに紛れ込んで大町を殺したであろうという見解になった。


三毛猫ホームズの運動会

片山と雪子が野島と3人になったとき
大町と敏江が不倫していることを知らせ
大町殺しの犯人は山口とは限らないと言う。





運動会を見に来ていた敏江のもとに山口が姿を現し
敏江を嘘の理由でサッカー室に呼び出し
襲って身動きが取れなくした上ガス栓をひねり
扉を閉めて周りをガムテープを張って殺そうとした。



運動会に来ていた敏江が行方不明になっていることに
ようやっと気がついた野島たち。

吉田は山口に命を狙われるのを知りながらも
自分が囮になろうと騎馬戦に参加するという
勇気がある行動をとる。


屋上でライフルを構えた山口と偶然遭遇する雪子。
雪子は山口の正体を知り、山口の息子を預かっていて
今も運動会を見に来ている。
息子の目の前で殺人を犯していいのか?と、
吉田を殺そうとするのを阻止しようとする。


山口は雪子に敏江はもうすぐガスで死ぬと言った。
そして、雪子の制止をライフルで殴って気絶させ
吉田に狙いを定めたその時
雪子と一緒にいたホームズが機転をきかせたため
ロープに足を置いていた山口は重心を失い
そのまま下に転落してしまう。


重症を負った山口は立川婦警も大町も殺してないと言い
敏江はサッカー部にいると最後の言葉を言い残して死んでしまう。


片山たちがサッカー部室に着いたときには敏江はすでに死んでいた。
だが、死因はガスではなく刺された事によるものだった。



夜、片山の部屋には雪子と晴美がいて
嫉妬から敏江が立川婦警を殺したとなると
大町はいったい誰がと推理をめぐらせており
片山が将棋台に駒をさしたところそのわずかな振動で
柱にテープで止めて飾ってあったホームズの写真が落ちた。


そのことがヒントになり片山と雪子は
殺害現場へ向かいある実験をしてみることになった。
運動会が終わったばかりでまだ道具が散乱していた。

赤いだるまから声が聞こえ倒してみると
行方不明だったホームズが頭を血で染めて発見される。
その赤だるまこそ真犯人がかぶっていたものなのだ。
無人のグラウンドで手がかりを発見したものの
犬に吠えられ実験は翌日に見送ることになった。


翌日、吉田は野島に辞表を提出する。
そこへ、野島へ片山から呼び出しの電話がかかる。


敏江が殺害された現場であるサッカー部室に片山と雪子と
ホームズが待機していると、現れたのは野島ではなく吉田だった。
吉田は警察を辞めるので最後の仕事として
野島の代わりにここへ来たと説明する。


片山たちは敏江がどうやって殺害されたかを明かしていく。

この部屋は大変汚れていたため、山口は最後戸の周りを
ガムテープで張ったものの、時間の経過でガムテープは
自然にはがれて来たのだ。
これを再現してみせる。

真犯人がここへ来たとき、すでにガムテープは剥がれ落ちていた。
中へ入った犯人はナイフで敏江を刺し殺したあと
戸のまわりをガムテープで張った。
一度汚れを吸い取られた戸のまわりはきれいで
2度目のテープ装着は剥がれ落ちることがなかった。
そして、慌てて出て行ったためガス栓を止めたものの
再び開け直すのをわすれたのだ。


真犯人は吉田だった。
敏江が大町と不倫していたことを知っており
異常に嫉妬深い吉田が、立川婦警、大町、敏江を殺害した。





全ての殺人を自供した吉田
野島も姿を現した。
3人に銃をつきつけ逃走を図るが
だるまのところにいたホームズが
吉田のもとにたくさんのだるまを転がさせ
銃声が鳴り終わったときには吉田が死んでいた。



このシリーズ動物も出てきてほのぼのといった感じなのだが
「怪談」でもそうだったけど、結構ドロドロした部分もあって
そのギャップが面白い。


三毛猫ホームズの運動会 結城しのぶ

そして、今回不倫相手の星正人とラブホテルで過ごしている時
何故か結城しのぶが脱いでいるのだ。
土ワイの常連だった結城しのぶだが
それまでのベッドシーンでも脱いではいなかったし
あまり必然性も感じられないので突然でビックリ。
必然性のないヌードというと同じく土ワイでの
ある大物男優の必然性のないヌードにも驚いたが。。。


結城しのぶはシリーズ1作目の「推理」にも出演していますね。



星正人はこの時まだ若そうに見えるのに
上半身がプニョプニョしていたのが意外でした。
これまたビックリ。


さて、「三毛猫ホームズ」ということで名探偵は猫のホームズで
ホームズが大活躍するためオープニングでも
しっかり紹介されていて主役としてドラマで活躍する。


当初、石立鉄男は猫が苦手で本番以外は
なかなか寄り付かなかったのだが
この5作目では積極的に猫と触れ合ったらしい。

ポケットに常時煮干をしのばせておいて
ネコちゃんに与えていたために
彼が現れるとネコちゃんの方から
身を摺り寄せてくるようになったらしい。
おかげで石立鉄男は魚臭く
スタッフから敬遠されていたとか。



このシリーズそんなに見たことはなかったのに
一度聞いたら忘れられない軽快なリズムを刻む
羽田健太郎のテーマ曲も石立・坂口コンビに
合っていてこれがまたイイのだ。

羽田健太郎


冒頭でも書きましたが、石立鉄男と坂口良子の
息の合ったコミカルな演技がとてもよくて
当時ふたりの熱愛報道なんかもあったという
噂があるくらいはまっているのである。


三毛猫ホームズ 石立鉄男 坂口良子


演じてるふたりも楽しそうだし
見てる視聴者も楽しみにしてたのに
「三毛猫ホームズ」はあっけなく終了してしまった。



「三毛猫ホームズシリーズ」も「幽霊シリーズ」も
もっと見たかったけど、役者の年齢考えても
設定的にあのタイミングで終わりっていうのも
仕方なかったきもしますね。




                         
                                  
        

人形が怖い!子供のとき見たらトラウマになりそうな「怨霊!あざ笑う人形」 

category - ライフスタイル
2017/ 03/ 02
                 
円谷プロ制作の土曜ワイド劇場
「怨霊!あざ笑う人形」を見ました。


今回の「怨霊!あざ笑う人形」は第3回目の放送でしたが
第4回目は「怪奇!金色の眼の少女」が放送される予定です。



●「怨霊!あざ笑う人形 危険な未亡人」  1980年8月2日
脚本: 押川国秋
監督: 富本壮吉
出演: 松原智恵子、横内正、岡江久美子、長門裕之、
長谷川哲夫、滝田裕介、岸田森、風見章子ほか

怨霊!あざ笑う人形


井村久美(松原智恵子)は、商社に勤める夫・順一郎(長谷川哲夫)と
娘のゆかり、義母(風見章子)の4人暮らし。
順一郎とは社内結婚だ。


ある休日、自宅に広田常務(滝田裕介)から順一郎に電話がかかり
あさってから急遽マニラへ出張に言ってくれと依頼がかかる。

順一郎には友人でありライバルでもある営業第1課長の北原俊彦(横内正)がいて
北原とは久美をめぐっても張り合った仲であった。
北原は秘書の磯村良枝(岡江久美子)と近々結婚する予定だった。

順一郎の出張は1度帰国が延期になり
ようやっと帰国が決定し久美はゆかり、北原と空港まで迎えにいく。

だが、飛行機は到着したのに順一郎は一向に姿を現さない。

怨霊!あざ笑う人形 松原智恵子

そんな時、久美宛に呼び出しの電話がかかってきた。
なんと、到着を待っていた順一郎は自宅付近で
車にひき殺されているという。


現場には大塚刑事(長門裕之)らがいて
順一郎が日本を出発するときに持っていたスーツケースが
なくなっていることを確認した。
残っていたのは人形好きなゆかりへの土産の人形だけだった。

今回の出張の目的は何だったのか?
紛失したスーツケースは何が入っていたのか?
久美はモヤモヤとした不安を抱えるが
出張を命じた責任もあるといい広田はなるべく遺族の面倒をみれるように配慮するという。


夜、閉めてあった窓が開いて人影を感じ
久美が部屋へ行くと風が吹いているだけで誰もいない。
すると、順一郎がゆかりに買ってきたあの人形が棚から落ちる。

怨霊!あざ笑う人形
怨霊!あざ笑う人形

まるで生きているかのように瞳が動く人形。



夫を失った久美は、自分の就職を世話してくれたり
面倒を見てくれる北原を頼っていくようになる。
婚約者の良枝は久美を疎ましく思うようになった。


結婚前に久美を狙っていた北原は
夫を失った心の弱みにつけこむかのように
ドシャ降りの雨の中、久美を抱き寄せようとする。

怨霊!あざ笑う人形

抱きしめられたものの一度は身を引く久美だが
さらに迫る北原を拒絶する様子はなく抱き寄せられる。


怨霊!あざ笑う人形

すると、近くに停車していた1台の車が動き出した。
ふたりに近づいてくるとヘッドライトがパッと灯り
気がついた久美が横切る車の中に見たものはあの人形だった・・・



北原が久美が先日面接した会社で内定したと知らせに来た。
すると、男から久美に脅迫電話が来た。
「ご主人から預かっているものを渡せ」という。
久美にはまったく心当たりがない。

怨霊!あざ笑う人形 横内正


北原は久美一家を旅行に連れ出し
順一郎の出張や脅迫電話の内容について
あれこれ聞き出そうとする。
そして、久美に再び襲い掛かり
弱い抵抗を示すだけの久美をものにしようとしたところ
北原の視界にあの人形が現れ
車に撥ねられた順一郎の顔が重なる。
怯えた北原はそのまま久美の部屋から去る。


久美たちが旅行から戻ると家に何者かが侵入し
何かを探そうとしたらしく荒らされていた。


経理部の野々村清係長(岸田森)が部屋で
宝石をビニール袋に詰め
順一郎が持っていたスーツケースに隠そうとしていた。

怨霊!あざ笑う人形 岸田森

どうやら順一郎が密輸していたように
偽装しようとしているらしい。
野々村の前には誰か男がいるようだ。
その男は、野々村を殴ると窓から突き落としてしまう。
野々村は毛髪を握り締めて死んでいた。


順一郎が宝石の密輸をしようとしてたのではないかという
疑いがかかり、常務の広田も態度を一転させ
久美に詰め寄るような態度を取り出した。

傷心の久美が北原の元へ訪れ
夫が信じられなくなったといい北原にすがる。
久美と北原がベッドで抱き合っていると
良枝からの電話がなる。

そのまま無視する北原だったが
窓ガラスにあの人形が姿を現し
恐怖から行為をやめてしまう。

北原が日中、車を運転していると
フロントガラスにあの人形が現れた。
ゆかりに人形を買い久美の家へ向かったが
ゆかりは北原の人形を嫌ってしまう。

あの人形と順一郎の幻覚に悩まされていた北原は
人形を持ち出すと車で連れ出す。
途中様子が気になりミラーに目をやると
後部座席に横たわっていたはずの人形が起き上がって
北原の横に顔を出していた。

恐怖で悲鳴をあげながらもなんとか林に着くと
人形を埋めてしまった。

怨霊!あざ笑う人形

帰り際、振り返ると人形は土から手をだしていた。
怯えながら現場を後にする北原。


その夜、久美はゆかりが部屋にいないことに気がついた。

姑と手分けして探すが見つからず
警察に連絡することにした。

その頃、ゆかりは2キロ離れた林にいた。

怨霊!あざ笑う人形

ゆかりが”エミーちゃん”と名づけていた
あの人形が暗闇に浮かび上がる。
動き出したエミーちゃんをゆかりは追っていく。


怨霊!あざ笑う人形

すると、人形が埋められた場所で姿を消す。


怨霊!あざ笑う人形

ゆかりは人形を土から掘り出して抱きしめる。


翌朝、大塚たちがゆかりと人形を
久美のもとへ届ける。

大塚は口実を設けて北原の家へ上がりこんだ。
洗面台で顔を洗おうと装い
ヘアブラシから北原の髪の毛を持ち帰る。



その後良枝が北原が順一郎の帰国時間が変更になり
1本前の飛行機で帰国したことを知っていたことをばらす。
これを否定する北原だが、その場には久美も居合わせ
北原が夫の帰国時間が変更になっていることを知っており
そのことを久美に自分で知らせるといっておきながら
知らせないばかりか当初の予定に従って
自分と一緒に空港まで行った事に不信感を持ち始める。

あの人形を勝手に持ち出して林に埋めたことも
久美は北原に問い詰め白状させていた。



久美は、北原から自分を信じられないのかと問われると
「もう、誰も信じられない。夫さえも信じられない。」と答える。

その頃大塚はある人物の逮捕状を申請しようとしていた。



北原は広田から突然呼び出しを受ける。
北原と良枝は自分たちの仲人を広田に頼む予定だった。
秘書室にいた良枝に広田に自分達の結婚のことを話したのかと尋ねるが
良枝はこれから話そうと思っていたところだと言った。


部屋に入ると広田は北原にアラスカへの転勤を命じた。
明らかな左遷であり納得のいかない北原は
広田に食い下がる。


広田はすべてを見抜いていた。
北原が海外出張して結んだ契約に不正行為があり
北原が3億のリベートを受け取っており、
そのためにマニラへ順一郎を出張させ
調査を依頼していたのだ。

北原は共犯だった野々村に命じて
マニラでこの証拠をつかんだであろう
順一郎を殺させたのだ。

順一郎は広田にこのことを電話でしか報告しておらず
従って帰国時には証拠となる書類等は持っていなかったのだ。


怨霊!あざ笑う人形 滝田裕介




北原の不正を知った広田は警察に北原を売るよりも
自分がその3億円を手に入れようとしたのだ。
北原に明日隠匿している3億円を出すように要求する。



怨霊!あざ笑う人形 岡江久美子

隣接している常務室のやりとりを扉の向こうにいた
良枝が盗み聞きをしてしまう。


北原が久美に海外へ行くため別れを告げていると良枝が姿を現した。
久美がその場から去って二人になると
良枝は北原とともにアラスカへは行かないと断った。

怨霊!あざ笑う人形 岡江久美子

そして、殺人犯と一緒になれるわけはないでしょと
立ち聞きをしていたことがわかった。
良枝は北原に金を要求する。

激昂した北原は逃げる良枝を追いかけ
馬乗りになって傍にあったコンクリートで
良枝の頭を殴りつける。

殴り続けられながらも、良枝は最後の力を振り絞って
反撃をし、命からがら北原から逃げた。
血を流しながら良枝がたどり着いた先は久美の家だった。


怨霊!あざ笑う人形


ガラス窓の向こうに血まみれの良枝を発見して
慌てて迎え入れる久美。
良枝は久美に北原の悪事を全て話し息を引き取った。

久美の家には良枝を追いかけてきた北原が現れる。

久美はゆかりを連れて外へ逃げ出した。
必死の形相で追いかける北原。


追いついた北原が久美たちを殺そうとしたとき
あの人形が姿を現し北原の首を絞める。

怨霊!あざ笑う人形

地面に仰向けになった北原を襲う人形。

怨霊!あざ笑う人形

順一郎の霊が乗り移った人形の形相がすさまじい。


北原の体を車が撥ね飛ばし、大塚らが到着したときには
北原が持っていた包丁が胸を突き刺しており死んでいた。


死体のそばに止めてあった車の後部座席には
あの人形だけが横たわっていた。



翌日、常務室に銀行から北原が隠していた3億円が持ち運ばれた。

怨霊!あざ笑う人形 滝田裕介


広田がトランクをあけ3億円を眺めていたとき大塚がやってきた。


久美一家が順一郎の墓参りをしていると大塚が現れ事件の全貌を話す。


北原は順一郎がリベートの調査報告書がスーツケースにあると思っていた。
帰国便が変更したことにより、野々村に順一郎を殺させ
スーツケースから報告書を奪う予定だった。

それがなかったため久美に野々村が脅迫電話をかけ
旅行に行ったすきに家捜しをしたわけだ。
しかし、順一郎は広田に電話での報告しかしておらず
最初から調査報告書はなかったのだ。

順一郎のスーツケースに細工していかにも
宝石の密輸事件に絡んでるように見せかけ
北原の不正に警察の目が行かないようにした。


怨霊!あざ笑う人形 長門裕之


大塚は、結局ご主人が殺されたのは
「野心」だったのだという。




アイキャッチの後、本編へ。
このアイキャッチで犯人はバレバレなのだが
今回のメインは犯人探しではないのでまぁ良いとしよう。
アイキャッチ付けるなら、土曜ワイドのオープニングも欲しかった。


幼い娘と、姑がいて専業主婦だった主人公。
突然夫が亡くなって、女所帯になり
母は強というよりも、女の弱さが出るタイプ。
言い知れぬ恐怖や不安感が襲ってくるこの役に
細身でかよわさが感じられる松原智恵子はピッタリだった。
本当の松原智恵子はもっともっと強い女性なんだろうけど
夫が亡くなったばかりなのに擦り寄ってくる
野心をもったズルくて胡散臭そうな横内正にいとも簡単に身を任せそうになる。


怨霊!あざ笑う人形


いざ、抱き寄せられると「いけませんわ。。」といいながらも
相手の意のままにされそうな不安定な女。



そして、意外にも感心させられたのがあの人形だ。

1980年という昔のサスペンスドラマなので
もっとちゃっちいのかと思いきや
予想を裏切る精巧さでこのドラマの恐怖の部分を盛り立てていた。



怨霊!あざ笑う人形
怨霊!あざ笑う人形
怨霊!あざ笑う人形

本当に眼の動きが自然で普通に怖い。
これ、子供のときに見たらトラウマになりそう。
フィルム撮影の陰影がある質感と
魂が宿っているかのような人形が
いい具合に嵌っていて結構見入ってしまった。


そして、”ツカさん”こと大塚刑事を演じた長門裕之。
「白い手」に続いての登場です。
これがまたいい味を出してます。

怨霊!あざ笑う人形 長門裕之

大塚の上司の早川雄三も、同僚刑事の桶浦勉も
出番が少なく地味ながらもしっかり脇をサポートしてます。


そして、何より思い出されるのが昭和の刑事ドラマ。

早川雄三は西部警察で悪役としてよく見かけたし
長門裕之は特捜最前線の窓際警視の蒲生(ガモ)さんだし、
風見章子も特捜のおやじさん(大滝秀治)の妻だし
滝田裕介は大都会の課長だしと。


それを言やぁ、前週は特捜のガモ(長門)だけでなく
おやじさん(大滝)の初代娘(木村理恵)も出てたしな。
木村理恵は太陽にほえろ!のアッコでもあった。


さて、次回はいよいよ「怪奇!金色の眼の少女」が放送される。
「白い手」同様長年見たかった作品です。
本当に見れることになるとは。

今から放送が楽しみです。


                         
                                  
        

「白い手 美しい手 呪いの手」 恐怖劇場アンバランス『墓場から呪いの手』のリメイクを見た

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2017/ 02/ 21
                 
日曜日ようやっと「白い手・美しい手・呪いの手」を見ることが出来ました。

●「白い手・美しい手・呪いの手」  1979年8月4日
脚本: 武末勝、若槻文三
監督: 富本壮吉
出演: 荻島真一、堀越陽子、長門裕之、木村理恵、山田吾一
渥美国泰、長谷直美、岸田森、原良子、桶浦勉ほか


東西通商の事務員・白川雪子(堀越陽子)は妹のいずみ(木村理恵)と街へ繰り出していた。
ふとあるネクタイが気に入り手に取る雪子。
いずみは夜コンサートへ行く予定があるため雪子と別れた。
ひとりになった雪子は先ほどの店へ引き返しネクタイを買う。

白い手 美しい手 呪いの手

雪子は同じ会社で働く課長・南条信(荻島真一)と付き合っていた。



ある日、勤務中の南条に電話がかかってきた。
雪子はいずみと一緒にお昼を食べようとしていたところで
南条も一緒にと思い呼び出してきたのだ。
晴れた青空の下、オープンテラスでくつろいでいた
雪子といずみのもとへ向かう南条。


白い手 美しい手 呪いの手

やり手の南条の忙しさを気遣う雪子だが
いずみは「いいじゃないの、ねっ。」と無邪気に笑う。
そして、南条がこの間のネクタイをしていて
雪子がプレゼントしていたことを知る。


いずみの前では南条と雪子の仲は公然となっていて
二人の結婚についても大賛成していた。

笑顔のいずみとは対照的にどこか翳りのある表情の雪子。

二人は両親を早く亡くしていて、いずみの学費は雪子がまかなっていたが
来年はもう卒業だから心配しないでくれと言う。
いずみはピアニストを目指していた。
母の形見の翡翠のイヤリングを二人はおそろいの指輪にアレンジして
それぞれが嵌めていた。


南条に仕事の電話がかかり自分は昼食に同席できないが
馴染みの店で二人でとるようにいい先に帰る南条。

妹の前で結婚の話題も出たにもかかわらず
表情が冴えない雪子。


実は、雪子は南条に好きな女性が出来たのではないかと懸念していた。
南条を愛していた雪子は、南条のためならどんなことでもやってきた。
その中には、背任横領を隠すためにやった会社の帳簿操作も含まれていたのだ。
雪子は南条が自分と別れたいのだが、
このことがあるので別れられないんじゃないかと疑っていたのだった。


南条は野田部長(渥美国泰)に呼び出されて会計監査が終わってから日が浅いのに
再び監査が入ると知らされた。

東西通商の3億円横領については野田、南条の他に
産業庁の宮崎課長(岸田森)とハナヤマ食品の花山社長(山田吾一)も共犯だった。

南条が雪子を事件に巻き込んだのも
野田の指示によるものだった。
野田は南条に雪子を何とかしろという。

渡辺専務の娘かおり(長谷直美)が南条に好意をもっているのをいい事に
かおりとの縁談をまとめてやろうと言った。
そうなれば南条の将来は約束されたも同然で
目の前にエサをぶらさげて南条を誘惑する。


野田には横領した会社の金の一部で店を買い与えてやった愛人のチエ(原良子)がいた。
チエは横領については全て知っており、野田から再度会計検査が入ることを聞かされ
帳簿操作した雪子の始末についてひとつしか方法がないと確認しあう。


南条から話があるから今晩ここへ来てくれと紙を渡された雪子。

白い手 美しい手 呪いの手 山田吾一

雪子が呼び出された部屋で彼女を待っていたのは
南条だけではなかった。
野田の他に、宮崎と花山もいた。
野田は東西通商の会計に検査が入ることを話し
雪子を殺すしかないと言った。


雪子が3億を横領した上失踪したことにしようと言う。
野田の冷酷な提案にもらった金は全て返すと
殺人は拒む花山だったが野田は相手にしない。

白い手 美しい手 呪いの手 岸田森

この中で一番小心者の宮崎はカップを持つ手の震えが止まらない。
この件からおりるというが、当然宮崎だけおろすわけがない。


一方、タクシーで指定場所のマンションへ向かう雪子は嫌な予感を感じる。
不安感を持ちながらマンションへ入ると南条の他に野田の姿を見つけた。


野田は雪子に「おめでとう。ふたりの結婚の仲人を頼まれたよ。」と雪子を安心させる。


思いもしなかった出来事にようやっと嬉しそうに笑みを浮かべた雪子。


白い手 美しい手 呪いの手 荻島真一 堀越陽子

野田が雪子を安心させたところで、雪子の背後にいた
南条は震える手でプレゼントされたネクタイで雪子の首を絞めた。

雪子の殺害が終わったとき、チエが荷物を抱えてやってきた。
中には電動のこぎりが入っていた。



白い手 美しい手 呪いの手

チエは宮崎とのこぎりをもって雪子の死体が置かれたバスルームへ向かう。
しかし、宮崎は浴室の隅に泣きながら逃げたため
チエがのこぎりで死体を切断する。
シャワーの水が雪子の体から溢れ出した血を洗い流していく。



バラバラになった雪子の体は
南条たちが分担で捨てに行った。
5人が共同で互いのアリバイを証明しあうことになった。

野田とチエはアリバイ作りのためチエの店で待機し
役割を終えた宮崎や野田も店にやってきた。
だが、南条はバラバラにした死体のひとつが行方不明になり
到着が遅くなっていた。
拭い去れない不安感を持ちながらもようやっと帰ってきた南条。



南条が足りないと思っていた切断死体の残りは
それこそが翡翠の指輪を嵌めた手で
現場の浴室の湯船の陰にへばりついており
この後自由に飛び回ることとなる・・・





死体は捨てアリバイの工作もしていたが
気が小さい宮崎は精神的に追い詰められ
周りから見ても危険な状態にあった。

先ほど死体を掴んだ手を洗面台で必死に洗う宮崎。
すると扉の下から、翡翠の指輪をした
女の手がのぞいていることに気づく。



悲鳴をあげ錯乱する宮崎。


一旦は動揺が収まったものの
野田らは宮崎が精神的に
とても危ない状態であることを確認する。



店を出た宮崎は車で帰宅する途中
フロントガラスに女の手が這いつくばり
逃れるように車を出て遮断機が下りた線路に立ち入り
電車に轢かれて死んでしまう。



大塚刑事(長門裕之)は宮崎の死が自殺と片付けられたものの
激しい恐怖にゆがんでいた死に顔にどうも腑に落ちないものを感じていた。
管轄違いで手が出せないのだが気になってしょうがない。


管轄違いにもかかわらず仏を追って行動してしまったことで上司から注意を受けた。

刑事部屋を出たところで、雪子が失踪し
保護願を出していたいずみと出会う。
いずみは早く捜査をしてくれというが
受付では依頼が所轄に届くまで時間がかかり
すぐに捜査できないという。

らちがあかないと思ったいずみは
通りかかった大塚に姉の雪子は単なる家出ではなく
なにかあったんだという。

いずみの深刻な訴えに大塚はいずみとともに
雪子の住んでいた部屋に同行する。

そこで、雪子が東西通商の南条と婚約していたことを知る。
大塚は宮崎が死の直前まで東西通商の連中とマージャンを
していたことを知っており興味をひかれる。


バラバラにされた女の胴体が発見された。
胸元の特徴から雪子だと判明した。

殺害現場となったマンションに住んでいたチエは
野田が買ったホテル代わりに使用している部屋へ移りたいという。
今の部屋を人手に渡すわけにもいかず
南条を住まわせることになった。

宮崎の不可解な自殺と東西通商に興味をもっていた
大塚刑事は夜、南条に聞き込みをする。
南条は刑事たちを連れてチエの店へやってきた。
南条のアリバイを証言するチエだったが
大塚はねちっこく南条たちに絡みつき
やっかいな刑事という印象を彼らに与えた。



新しく住み始めたマンションにチエが帰宅したとき
翡翠の指輪を嵌めた女の手がチエを襲ってきた。

なんとか部屋にたどり着いたチエだが
手は執拗にチエを追い回してくる。

恐怖におびえたチエは再び部屋を出て
屋上へあがってきたところ
手に突き落とされるようにマンションから
身を投げ出し死んでしまう。

一方、警察にあった雪子の胴体は
何者かに盗まれていた。
雪子の手は自分のバラバラになっていた
体の部分を少しずつ集め始めていたのだ。




野田の取り持ちもあり、専務の令嬢かおりとの
婚約も着々と進んでいた。

白い手 美しい手 呪いの手 長門裕之

野田邸へ招かれた南条とかおり。
そこへ大塚が南条を訪ねてやってきた。

わがままなかおりは南条のもとへ
刑事がやってきたことで機嫌をそこね
南条を乗せて車で湖へ向かう。


ガソリンが足りないはずもないのに
二人が乗ったボートは急に動かなくなる。

故障の原因を探ろうと南条が立ち上がったところ
水面に女の手が浮かんだ。


恐怖におののく南条だがなんとかボートは動いた。


白い手 美しい手 呪いの手 堀越陽子

愛する人に裏切られた雪子は
妹のもとに姿を現した。
いずみは雪子が南条に殺されたのだと悟った。



白い手 美しい手 呪いの手

花山が自室にいると、ベッドの上に雪子の首が現れた。
家には妻もいる。
悟られないように振る舞いながらも
雪子の首が自分を追ってきたことで
心理面が揺さぶられうまくは隠し切れない。


動揺を隠せないながらも花山はなんとか首を外へ出し車で捨てに行った。
さすがに花山の妻も夫の異様な様子に
何かが起こっていることを気づいたようだった。


白い手 美しい手 呪いの手

布で覆った雪子の首を、自分の会社の倉庫にある大型冷凍庫へ
隠そうとした花山だったが、女の手が電源装置を操作して
花山を冷凍庫へ閉じ込めてしまい花山は凍死してしまう。




いよいよ、残ったのは南条と野田のふたりだけだ。
追い詰められていく南条だが、野田からかおりとの婚約だけは
しくじるんじゃないときつく言われる。

野田に言われてかおりを食事に連れ出す。
南条が精神的に異常をきたしていることは
かおりも気づいており、病院へ行くようにすすめる。


南条の脳裏にあの日湖で見た女の手がちらつく。

ステーキを切っているかおりの手が
血がついた包丁を握っているように見え
南条は常軌を逸した行動に出た。


自分を苦しめている雪子の忌まわしい手と重なって見え
南条は持っていたフォークでかおりの手を刺してしまう。




白い手 美しい手 呪いの手 長谷直美

悲鳴をあげるかおり。


やつれはてた形相のまま南条が向かったのは
妻が外出中の野田邸だった。

野田は会社の監査が無事に終わったという。
雪子のおかげで何事もなく終えることが出来たのだ。

冷静に報告する野田とは裏腹に南条は
「それじゃ、殺すことはなかったんですよ。
みんな殺されたんですよ。
雪子の手に殺されたんですよ」とつぶやく。

そして、かおりの手を刺してしまったと告白する。

野田は激怒して、何があっても自分の名前だけは出してくれるなと念を押す。

正気を失っていた南条だが、あることに気がつく。

妹のいずみは、雪子から何もかも聞いていて
全てを知っているんじゃないかと。

野田の制止を振り切り、野田邸を後にした南条。
ひとりになった野田を、女の手が襲う。


白い手 美しい手 呪いの手

狂った野田は日本刀を持ち出し
見えない相手と格闘するのだが
手が襲ってきて自らの刀で死んでしまう。


いずみが何か握っていると考えた南条は電話でマンションへ呼び出す。
南条が自分を殺そうとしていると知っていたいずみは
大塚に電話するが生憎不在だった。
殺されるかもしれないと思いながらも
真相を暴くためマンションへ向かういずみ。


南条はいずみに、雪子を殺した相手は死んでいるというが
いずみはあなたが殺したんだと南条に迫る。

やはりバレていたかと、南条はいずみを失神させる。

その時、女の手が南条に襲い掛かる。

南条は殺害現場のバスルームへ
命からがら逃げ込む。

そこに待っていたのは雪子の手が集めていた
自分のバラバラになった体だった。


白い手 美しい手 呪いの手

集まった雪子のバラバラ死体は
全てが揃いひとつの体となって起き上がる。

やがてベッドに追い詰められた南条は
甦った雪子に絞め殺される。

気を失っていたいずみが意識を取り戻すと
姉の霊が南条の首を絞めていた。


白い手 美しい手 呪いの手 荻島真一

全ての復讐を終えた雪子は消えてなくなり
南条は自らの手で首を絞めて死んでいた。


いずみからの電話でかけつけた大塚が到着したときには
全てが終わっていた。


白い手 美しい手 呪いの手 木村理恵


悲しみにくれるいずみ。
大塚はいずみを気遣いながらマンションを後にして
雨の中いずみとともに歩き出す。





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今回はEXまにあっくすという番組でこれをみたのだが
「白い手・美しい手・呪いの手」の元となった
「墓場から呪いの手」を放送した”恐怖劇場アンバランス”を
思い出させるようなつくりだった。


アンバランスでは本編の前後に青島幸男が出てきて
ドラマについての解説を行うのだが

恐怖劇場アンバランス青島幸男

EXまにあっくすでもドラマが始まる前に
ドラングドラゴン塚地と番組のマスコット(?)兼
案内人の怪獣ザザーンが出演しており
ドラマの紹介やエピソードなどを語る。


(話されたエピソードの数々はファンは知ってるものばかり。
もっと突っ込んだエピソードを披露して欲しかったところだが
当時を知るスタッフも在籍してないだろうし無理なお願いかもしれないが)





今回は「白い手・美しい手・呪いの手」ということで
以前にも記事で書きましたが3年ほど前に
渋谷にある名画座「シネマヴェーラ渋谷」の
岸田森特集で上映されており
その時の映画チラシなども紹介してました。


ここでも話していたのですが
今回の役柄は岸田森らしくない、小心者の役人。
うちでもテレビを見ながら
「岸田森のイメージじゃないよねー。」
「やっぱり傷だらけの天使の辰巳さんってかんじ」
といいながら見てました。

だから、意外性がある役でしたし
カップをやたらカチカチさせて震え上がる姿は
笑いを誘うものがありました。


やたらと怯えて恐怖におののく姿・・・


これは何も岸田森だけじゃなく
山田吾一や渥美国泰、クラブのママをやった
原良子も作り物の手や頭部に
ひとり芝居しまくりで笑いながら見てました。


昔の役者はすごいですねー。
一人芝居がうまいうまい!

外の月明りだけが差し込んでくる
電気の消えた和室で日本刀を振り回して
暴れ続けていた渥美国泰の影はサイコーでした。


ブログに掲載した写真ではうまく撮影できなかったんですが
家具の少ない広い和室。
障子には月明りに照らされた庭の植栽の枝や葉が風で
揺られて映像が美しく、製作側のこだわりが感じられて
ひじょうに良かったです。


岸田森の意外性とはちと違うが
長谷直美の令嬢というのも違和感が。
わがままな令嬢役があってない。

どう見ても令嬢ってかんじではないんですよね。
でも、土ワイでもこういった使われ方を
他でもしてた印象があります。



このEXまにあっくすは、円谷プロがらみですが
制作が円谷じゃない初期の土曜ワイド劇場の
作品の放送もぜひお願いしたいです。



                         
                                  
        

「殺人フィルムへの招待」と「軽井沢夏の危険地帯」

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2017/ 02/ 14
                 
先日将棋に差し変わっていた「怪奇!巨大蜘蛛の館」ですが
3月5日(日) 午前11:00~午後2:00に放送されるようです。
良かった。

EXまにあっくすの現在までに発表されているラインナップ

1. 怪奇!巨大蜘蛛の館
2. 白い手・美しい手・呪いの手
3. 怨霊!あざ笑う人形

3月には1~3までの再放送に加え
新たに4も放送される予定ですが
まだタイトル名が発表されていません。
順番から言うと「怪奇!金色の眼の少女」だと思いますので
今から3月の新作の放送も楽しみです。

さて、かつて見たことはあるけどその後なかなか再放送されない
そして同じように見たい方が多いと思われる土ワイの作品をご紹介。


●「殺人フィルムへの招待・足のない死体、胴のない死体」  1982年7月31日
原作: 加納一朗
脚本: 須川栄三
監督: 松尾昭典
出演: 名高達郎、相本久美子、西村晃、左幸子、草川祐馬、寺田農ほか


アングラ映画の主催者に本物の殺人を写したフィルムが届いた。
匿名の差出人を追う若い刑事と犯人に狙われる美人モデルのロマンスを交えて描く猟奇ミステリー。

殺人フィルムへの招待

アングラ映画を見ることを趣味にしている刑事小坂(名高達郎)は、ある日、本物の殺人現場を撮影したとしか思えないフィルムを見た。
翌日その被害者らいい若い女の太ももから下を切り取られた死体が発見された。
四方刑事(西村晃)とコンビを組んだ小坂は16ミリ撮影機を持つ映画愛好者をしらみつぶしに調査した。
そして16ミリ現像技術を持つ重要人物の手がかりをつかむ。
やがて、第二の殺人フィルムが・・・



土曜ワイド劇場 殺人フィルムへの招待


これは昔1回だけ見たことがあり、残酷な殺人フィルムの映像と
犯人が誰だったかの記憶も曖昧ながらありますが
それ以外は忘れています。

放送後、猟奇殺人ということで裸の女性が無残に切り裂かれるシーンに
新聞に抗議の投書が来ていたりしました。

この頃は2サスが乱立していたので、各局競争のため原作漁りや
より刺激を求めたタイトルや内容など
どんどんエスカレートしていった結果でしょう。

また若い刑事小坂役の名高達郎(現・達男)のロマンスの相手
相本久美子とのキスシーンがあるのだが
相本久美子は父親が警察署長ということでこれまで
こういったシーンは一切NGだったのだ。
今回は相手役が憧れの名高達郎ということで初キスシーンを披露というエピソードもあったドラマだ。


このドラマの犯人は精神的にちょっと恐怖心を覚える人物だったのだが
犯人に対して同じような感覚になったのはこの2週前に放送されたこちらだ。



●「軽井沢夏の危険地帯・美しい獲物が罠にかかる」  1982年7月17日
原作: 五谷翔
脚本: 武末勝
監督: 長谷和夫
出演: 田村高廣、真野響子、長門裕之、鳳八千代、山本みどり、松橋登ほか


ヤングでにぎわう夏の軽井沢の空き缶集積場で
全裸のアベックの惨殺死体が発見された。

通報を受けた島崎刑事(長門裕之)は、発見者の元新劇俳優
円城寺(田村高廣)から聞き込みを開始する。

東京の女医津島由起子(真野響子)は、妹が恋人と浅間方面へ出かけたまま
戻らないのを心配して捜索願いを出していた。
連絡を受けた由起子は現場に急行した。

死体は妹とは別人であったが、島崎刑事らとともに由起子は
円城寺のもとを訪ねた。
かけつけた由起子を見て、円城寺はハッとする。

そして、翌日、妹のものらしい車が死体とともに発見された。


軽井沢夏の危険地帯

刑事の長門裕之が元新劇俳優の田村高廣の山荘を訪問すると
広い庭でゴルフの練習をしているというシーンがあるのだが
田村はゴルフ未経験。

ゴルフには自信がある長門が田村を指導して
クラブの握り方などはサマになった。
とはいえ、まだ肝心のボールコントロールまでは出来ないため
クラブを振るところは田村が、飛んでいったボールは
長門が打ったものを撮影した。


この間7月24日には「じゅく年夫婦探偵・新婚旅行は殺人旅行」が放送されている。
刑事を退職した藤田まこととその妻三ツ矢歌子の素人探偵の活躍を描いた推理サスペンス。
こちらは何年か前にホームドラマチャンネルの藤田まこと特集で
続編「フルムーン探偵日本三景めぐり」とともに放送され見ている。



●「じゅく年夫婦探偵・新婚旅行は殺人旅行」  1982年7月24日
脚本: 篠崎好
監督: 前田陽一
出演: 藤田まこと、三ツ矢歌子、大木実、八木昌子、西崎みどり、高野洋子ほか



じゅく年夫婦探偵

学生時代の友人から20年ぶりに届いた手紙を発端に
佐渡に出向いた夫婦探偵が資産家殺害事件の謎に挑む。


野呂真太郎(藤田まこと)は50歳。
刑事を退職後、妻の佳江(三ツ矢歌子)の
経営するブティックの専務としてのんびり暮らしていた。

ある日、佳江のもとに親友倭子(八木昌子)から手紙が届いた。
手紙から倭子の様子が気になった佳江は真太郎とともに
倭子が済む佐渡を訪れる。

佳江たちが佐渡へ着いた翌日、倭子の住む家の
当主鹿島の死体が小木港にあがった。


藤田・三ツ矢のコンビによる”じゅく年夫婦探偵シリーズ”の第1作。



●「フルムーン探偵日本三景めぐり・夫婦コーカン?コーカン殺人?濡れた三つの死体」  1984年10月20日
原作: 和久峻三
脚本: 篠崎好
監督: 広瀬襄
出演: 藤田まこと、三ツ矢歌子、藤木悠、絵沢萌子ほか


フルムーン探偵日本三景めぐり

日本三景めぐりのツアーで発生した連続殺人事件に
熟年夫婦探偵が挑む。
藤田まこと、三ツ矢歌子の熟年夫婦探偵シリーズ二作目。


真太郎と妻の佳江のツアーが広島の宮島へ来たときに
メンバーの一人、高見沢(船戸順)の妻綾乃(絵沢萌子)の
死体が見つかった。

絞殺された後海に投げ込まれたらしい。

不審なのは最初に訪れた松島で、仲間の辻(藤岡重慶)が
妻光代(速水典子)とけんかし、行方をくらましたこと。

辻はメンバーに夫婦交換をもちかけたらしい。

推理小説ファンの佳江は、交換殺人説をもとに
犯人探しに熱中する。


「じゅく年夫婦探偵」シリーズといいながらも
たった2作で終わってしまった。

1作目では佐渡へ向かう際に上原謙と高峰三枝子の
国鉄のフルムーン旅行のポスターが画面に映っている。


フルムーン旅行 上原謙 高峰三枝子


「熟年夫婦」と「旅行」いうワードからも
フルムーンを意識したものだということがすぐにわかる。


この2作は80年代の作品だが
正直見たいもののリストにはなかったので
一応録画して1回見たきりだ。

2作目は長ったらしいタイトルから
内容がバレバレな感じだったしね。


「殺人フィルムへの招待」と「軽井沢夏の危険地帯」ももう一度見てみたい。



                         
                                  
        

横溝正史の「鬼火」 田中登が描く幻想的な美しさ

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2017/ 02/ 13
                 
昔の土曜ワイド劇場で見たい作品は数多いのだが
「鬼火」がみたいとおもっていたらその後すぐの
2011年12月にホームドラマチャンネルで放送された。
先日もう一度見返したので書いてみることにした。



●「横溝正史の鬼火・仮面の男と湖底の女」  1983年3月26日
原作: 横溝正史
脚本: 中島丈博
監督: 田中登
出演: 宇津宮雅代、中山仁、風吹ジュン、高橋長英、加藤治子、伊丹十三、植木等、森本レオほか


昭和18年、信州の湖畔にある旧家を舞台に、美しい義母に憧れる兄弟の葛藤を描いたミステリー。

広い湖畔が映し出される。
音楽と映像はどこか横溝正史の映画版「犬神家の一族」を思い出させるものがあった。

にっかつロマンポルノでも評価が高い田中登の幻想的な演出は
怪奇ムードを高めるだけではなく耽美も感じられ
おどろおどろしい物語に妖しくて美しい雰囲気を添えている。

湖畔の映像のあとタイトルが出て土ワイお馴染みのオープニング、
出演者、脚本、監督の紹介へ。

土曜ワイド劇場 鬼火


※途中ちょっと気持ちが悪いと思える画像があるので
怖いものが苦手な方は遠慮した方がいいかもしれません。
作りものなので大したことはありませんが。



人里はなれた信州の湖のほとりに十数年使われることがなく朽ち果てたアトリエがあった。

父親がそこを買い取ったことでその息子猪俣(森本レオ)がアトリエを見に来た。
彼を案内してくれたのは古くからその家の持ち主に仕えていたチカ(加藤治子)だった。

建物の朽ち果てた様子に猪俣は取り壊そうと言うが、チカは朽ち果てるがままに
任せるように言う。

横溝正史の鬼火




アトリエへ入ると猪俣は気味の悪い裸婦の絵を発見する。

書いたのは持ち主兄弟の共作で
下絵を弟が色を付けて仕上げたのは兄だという。


そして、この家の者はみな死んでしまったと告げ、
その過去を猪俣に語るのだった。

ここからはチカの語りで回想シーンが始まる。




昭和18年、旧家の漆山(伊丹十三)は妻を早く亡くし
満寿夫と代助という二人の息子を抱えていた。
代助は分家に養子にだしていたが、ふたりはとても
仲の良い兄弟で「ダイちゃん」「まーちゃん」と呼び合い
離れてからも一緒に遊んでいた。




横溝正史の鬼火 伊丹十三


ある日、漆山は水商売上がりの浦江(宇津宮雅代)という女を後妻に迎えた。

浦江は満寿夫と代助が美しい自分に憧れを持っていることを感じていた。
それをいいことに、仲の良かった兄弟をなにかにつけて競わせて
勝ったほうを猫かわいがりした。
兄弟の仲が険悪になっていく様子を浦江は楽しんでいた。
この残酷で陰湿な浦江の教育により、兄弟は互いを激しく憎むようになっていく。
浦江をママと呼び慕っていた兄弟は勝者になることで
浦江の関心を買おうとしていたのだ。


水商売あがりの浦江にとって田舎暮らしは退屈であった。
ある日、満寿夫と代助は、浦江と山番の男との情事の現場を見てしまった。


そして、山番が死体となって発見され
浦江は行方がわからないままとなってしまう。


漆山のもとを大橋刑事(植木等)が訪ねて来た。
漆山は失踪した浦江はもう二度と姿を現さないはずだと断言する。
田舎暮らしに浦江がいつまでもつかそれを楽しんでいたのだ。


浦江の行方もわからず、山番を殺した犯人も挙げられないまま
月日は流れていく。




横溝正史の鬼火

成長した満寿夫(中山仁)と代助(高橋長英)はともに
美術を学び画家になっていた。


浦江の教育のおかげで大人になってからも
兄弟仲は険悪なものであった。

かつてのママをめぐっての確執に加え
画家としても競い合うようになっていった。

それは絵のモデルであった京子(風吹ジュン)をめぐっても同様だった。


横溝正史の鬼火 高橋長英

京子と代助の婚約が決まりうちわの集まりの場に
満寿夫は代助が遊んではらませた女を連れてきて
代助と京子の仲を裂いてしまう。

そればかりではなく代助が春画を描いていることも
明るみに出るよう工作して代助は警察に逮捕される。


時はたち、久しぶりに満寿夫と代助は再会する。

代助は満寿夫をあるバーへ案内した。



横溝正史の鬼火 宇津宮雅代

そこにいたのは浦江とそっくりなバーのママ銀子(宇津宮二役)だった。

驚きをかくせない満寿夫の様子に面白がる代助と銀子。


横溝正史の鬼火

こうして満寿夫は銀子と出会う。

銀子は浦江と性格が似ており
代助だけでなく満寿夫とも関係をもち
ふたりを弄ぶようになる。



横溝正史の鬼火

ふとしたきっかけで銀子は満寿夫が浦江を殺したと告白を受ける。


それ以前に、父の漆山が亡くなる際にも
満寿夫に浦江を殺したのはお前だろうと言われていた。
父は息子の罪をわかっていたのだ。


少年時代、山番との情事の現場をみた満寿夫は
浦江をボートで湖に連れ出して殴りかかり
底なし沼へ突き落として殺してしまったのだ。

罪に苦しむ満寿夫の様子を面白がる銀子。


満寿夫は展覧会で絵の才能を認められ
文部省買い上げになったことが新聞記事となり
代助もそれを知ることとなった。

代助はその記事の切抜きを持って
婚約者だった京子のもとへ向かう。
京子は傷心のため場末のキャバレーの女になり
店外では体を売ることもいとわないくらいに身を持ち崩していた。


代助は京子に記事を見せ京子の満寿夫への憎しみをあおり
京子に殺意を抱かせるよう誘導していく。

記事を片手に満寿夫のアパートへ向かう京子。


横溝正史の鬼火 風吹ジュン

満寿夫は外出していて部屋にいたのは銀子だけだった。
京子は兄弟にされた仕打ちを話すが
あんたがお粗末なのよと銀子は相手にせず部屋を去る。



横溝正史の鬼火

ひとりになった京子はそばにあった大きな緑の絵の具を
大量に食べて自殺をしてしまう。


京子は知っていたのだろう、緑色の絵の具に強い毒性があることを。


死後、何者かが京子の死体の首に紐を巻きつけ
手にコートのボタンを握らせ他殺に見えるように細工をする。

のちにこれは代助がやった工作であることがわかる。



何も知らず帰えってきた満寿夫はアパートの前の人だかりに驚く。
そこへ銀子が現れ京子が満寿夫の部屋で死体となって見つかったことを知らせる。

痴情のもつれで疑われることを恐れた満寿夫は銀子に言われてその場から逃亡してしまう。


その後、銀子は代助とホテルに泊まっていた。
しかし、その晩火災が発生し、銀子は窓から飛び降りたが
代助は炎に包まれてしまう。


銀子、代助ともに助かったが怪我で済んだ銀子に対し、
代助は大やけどを負い顔中包帯でグルグル巻きにされ
ベッドに横たわっていた。


一足先にアトリエで代助を待つ銀子の元に
ようやく代助が帰ってきた。

フードをかぶり後姿しか見せない代助に
前を向くように言い代助が振り向く。






横溝正史の鬼火 仮面の男と湖底の女

顔面やけどを負った代助は仮面で顔を隠していた。
その異様な様子にハッとなる銀子。

しかし、したたかな銀子は仮面にもなれ
その下の素顔を見せるようにせがむ。

いざ、仮面を取ろうとすると怖くなる銀子。
代助はそんな銀子を逃がさないように自ら仮面を剥ぐ。





鬼火

仮面の下にあったのは激しくただれた代助の素顔だった。


鬼火 植木等

山番殺害、浦江失踪事件のときに担当だった大橋刑事が
京子の事件で代助のアトリエにやってきた。
もうすぐ定年になるという。


そして、代助が描いていた絵と銀子の話から
代助が色を判別できなくなっていることを悟る。
その絵はまるで下書きのような素描画であった。


顔がただれ素顔をさらせなくなった代助は
自分はもう終わりだと言う。

そんな時京子の事件以来姿をくらましていた満寿夫が
代助のアトリエに潜伏していて
二人は再会を果たすこととなった。

かつては憎しみあった兄弟だが
追われる身となった満寿夫と
顔に傷をおった代助は互いを許し合い
ママが来る以前の仲の良い兄弟にもどろうと話し合う。

そして、満寿夫は浦江を殺したことを告白し
代助も嫉妬から山番を殺したことを告白する。


ふたりは仲良く湖畔へ出かけボートに乗る。


しかし、代助の憎しみは消えてなかった。
満寿夫に襲い掛かりボートから突き落としてしまう。
満寿夫がもがき代助も湖へ。

必死でボートに這い上がった満寿夫は
水面から上がってこようとする代助の仮面を剥ぎ
ただれた素顔を初めて眼にした。


一番見られたくない相手に顔を見られてしまった代助。
代助はそのまま湖底へと沈んでいく。


場面は変わりアトリエでは仮面の男が
下絵に絵の具を塗っていて絵を完成させようとしていた。

色彩を判別できなくなった代助が絵具を扱えるわけがない。
銀子はすぐに仮面の男の正体をみやぶった。
果たして満寿夫であった。


銀子は知っていた。
描きかけの裸婦の絵のモデルは銀子だったが
大橋刑事からあんたを書いているわけではなく
あんたを通してそっくりな浦江を描いているんだと。

満寿夫は浦江が着てた着物を銀子に着せ
ボートに連れ出す。

二人が姿を消したアトリエに大橋刑事が来てチカが迎えた。
大橋は代助が顔面のやけどの影響で眼が弱っていて
色を識別できなくなっていることを告げる。


満寿夫が代助になり代わったあともチカは
銀子と違いその正体に気がつかなかったのだ。


ボートの上で満寿夫は銀子に
「ママ(浦江)と銀子は同じ(2人で1つの)の女、ボクとダイちゃんも同じ男」といい
銀子に殴りかかると抵抗する銀子を道連れにして湖へ沈む。

鬼火 仮面

深い底なし沼は浦江、代助、銀子、満寿夫を飲み込んだまま
4人は浮かび上がってくることはなかった。






そんな悲しい兄弟の話をチカが猪俣に話し終える。

あの奇妙な絵は浦江=銀子がモデルの
満寿夫、代助が命を懸けた最後の作品だったのだ。


チカはアトリエを取り壊したらこの絵の行き場所がなくなると言う。


すると、扉が開き

「その絵を下さいな」と

一人の若い女が姿を現した。


その女は年齢と髪型こそ違うものの
浦江、銀子にそっくりだったのだ。


チカが唖然としていると、激しい雷が鳴り響き
チカと猪俣は身を伏した。

雷がやみ二人が顔を上げると
絵も女も姿を消していた。







父が迎えた後妻によって少年期に歪められてしまった兄弟愛。
憎み合えば憎み合うほど、深く愛し合っていくという矛盾。
父は何故あの女を迎え入れたのだろう。
彼自身もまた歪んだ家庭環境で育ち
愛情を素直に表現できない男だったのかもしれない。





宇津宮雅代というと土曜ワイド劇場では
「京都妖怪地図」や「死美人シリーズ」など
怪奇モノに多く出演しているイメージがある。


今回の鬼火でも二役(厳密には三役)しているが
なぜか二役することが多いそうだ。

本人談では、思い切り良く切り替えが出来るタチで
この作品ものってやったらしい。
義母の面影を残して現れる若い女性の役は
衣装やメイクの違いに頼らずに演技で区別する
役作りに苦労したとか。
幻想の世界が好きでどろどろした中に、
何かひとつ、透明感が出ていればいい。ということだ。


そして、冒頭の湖畔&音楽が犬神家の一族っぽいと書いたが
負傷した代助がかぶった仮面がこれまたスケキヨ風で
横溝正史テイスト抜群の作品なのだ。


「鬼火」は文庫本を持っていてパラパラと見返してみた。
「蔵の中・鬼火」(横溝正史 角川文庫)という短編小説集だ。
「鬼火」は昭和10年2月、3月の「新青年」で発表された。
再度パラ読みしてみたが、ドラマでは原作をわかりやすく
手直ししている。

登場人物の名前も一部変更されているが
ドラマでは横溝ワールドを壊すことなく
様式美を感じ、この頃の土ワイに感じた
ドラマというより映画を見ているような
感覚を覚えた。


他にも未見だが横溝正史が「新青年」に
文筆家として引っ張ってきた検事の浜尾四郎の
小説のドラマ化など、初期の土曜ワイドには
名作の呼び声高い作品が数多くある。
こちらも以前テレ朝チャンネルにリクエストしたので
是非とも放送をしてもらいたいところだ。



                         
                                  
        

続・小さいけど長年の願望が叶う!白い手美しい手呪いの手など再放送決定

category - ライフスタイル
2017/ 01/ 27
                 
先日、テレ朝チャンネル2の「EXまにあっくす」という枠で
1970年代の土曜ワイド劇場の「白い手・美しい手・呪いの手」
などが放送された記事をかきましたが
今週月曜日このホームページが更新されていることに気がつきました。
2月に見たかった3作品が以下の日程で全て放送されます。

2月11日(土)17時~ 「怪奇!巨大蜘蛛の館」

2月19日(日)12時~ 「白い手・美しい手・呪いの手」

2月26日(日)18時~ 「怨霊!あざ笑う人形・危険な未亡人」

「怪奇!金色の眼の少女」と「呪いのマネキン人形」も見たいと書いたのですが、
どうやらこの様子だと現実化されそうですね。



●「怪奇!金色の眼の少女」  1980年12月27日
脚本: 若槻文三
監督: 富本壮吉
出演: 斎藤とも子、長門裕之、市毛良枝、根上淳、
岩崎加根子、岸田森、中島葵、原知佐子ほか

怪奇金色の眼の少女

三歳の少女が母が殺されるのを目撃したがよく覚えていない。
十七歳に成長したその娘が、むかし惨劇があった邸宅に戻ったとき、
悪夢とも幻覚ともつかぬものに悩まされる。


怪奇金色の眼の少女

伶子(斎藤とも子)は両親を早く亡くし、莫大な財産の相続人となったが
母の姉・悦子(岩崎加根子)とその夫・黒須(根上淳)夫婦の養女となった。

屋敷には叔父の杉男(岸田森)とその妻安子(中島葵)が同居していたが、
杉男らはとんでもないことを計画していた。


これは昔YouTubeでオープニングだけ少し見れた。
このスケジュールでいくと放送されるのは3月でしょうか。



●「眼の中の悪魔」  1984年8月11日
脚本: 田坂啓
監督: 井上芳夫
出演: 沢田亜矢子、黒沢年男、萩尾みどり、仲谷昇、
滝田裕介、長谷川哲夫ほか

眼の中の悪魔

角膜移植を受けた人妻が、覚えのない殺人現場の不気味な幻覚に悩む。
被害者の残した角膜が殺人事件尾真相を暴いていく。


20170126_4.jpg

交通事故で両眼を失明した洋子(沢田亜矢子)は角膜移植の手術を受けた。
視力は回復したが、その日から洋子は、断崖から突き落とされたり、
見知らぬ男女の顔が浮かぶ幻覚に襲われた。

ある日、洋子は写真家の稲田(黒沢年男)と知り合った。
彼の妻美沙子(萩尾みどり)が洋子への角膜移植の提供者だった。



これも土曜ワイド劇場×円谷プロらしいのだが
ちょっと他の作品とは違う印象を受けたので意外だった。
ぜひ、この機会に放送してほしいところだが・・・



●「呪いのマネキン人形」  1984年8月18日
脚本: 若槻文三
監督: 村川透
出演: 真野あずさ、長門裕之、高倉美貴、佐藤慶、
村上弘明、石橋蓮司ほか


20170126_52.jpg


両親を殺された上、自分も惨殺された娘の魂が、
マネキン人形に乗り移り復讐を果たす。

高級婦人服メーカーの新築ビルがオープンする前夜、
ビル建設にかかわった銀行支店長と不動産業者が殺された。

やがてそのビルに、売り場のマネキン人形が血の涙を流すという噂が流れた。

大塚刑事(長門裕之)は姪の久美(真野あずさ)に情報を集めさせる。
調べでは強引な商売のため社長黒崎(佐藤慶)には多くの敵がいるらしい。

そんな折、デザイナーの江里子(真木洋子)がなぞの女に襲われる・・・



「眼の中の悪魔」に続き「呪いのマネキン人形」と
2週続けて円谷プロものが続いた後に、
翌週「逃げるヌードモデル・産婦人科レントゲン室の謎」が
放送されるのだが、円谷ものが全て放送終わったら
こうした単発ものも再放送をしてほしい。


「逃げるヌードモデル」はタイトルからはそのイメージがなかったのだが
意外なことに海外の原作をもとにしたサスペンスだった。


以前土曜ワイドのカトリーヌ・アルレーものが見たいとも書いたのだが、
アルレーだけでなく、初期はそれらの海外原作の作品も粒揃いなのだ。

ウィリアム・アイリッシュ、アンドリュー・ガーブ、パトリック・クエンティンなどなど。

モーパッサンの『ベラミ』を元にした「青春の荒野」、
ルイ・C・トーマスの『死のミストラル』のドラマ化「風の訪問者」、
コーネル・ウールリッチ『喪服のランデブー』を翻案した
「純愛連続殺人」(←これは2作目も含め)や
ハドリー・チェイスの「海は誘惑する・危ない恋人」、
ウィリアム・アイリッシュの「仮面の花嫁・暗闇へのワルツ」なんかも見たい。


「仮面の花嫁・暗闇へのワルツ」は神代辰巳監督・酒井和歌子主演なのだが
このコンビでやった「悪女の仮面・扉の陰に誰かが・・・」もお願いしたい。

「悪女の仮面」は10年ほど前にミステリーチャンネル(現・AXNミステリー)でやったらしいのだが
残念ながら当時はその情報を知らず見ていない。
これは当時若かった浅野温子の演技もすごかったらしく「白い手・・・」同様
見たくてたまらない作品のひとつ。



この間テレ朝チャンネルのHPから初期の頃の
土曜ワイド劇場が見たいということと
具体的に作品名を書いてリクエストを送ったのだが
月曜日「EXまにあっくす」のHPを見たら
放送スケジュールが更新されていただけではなく
まにあっくなリクエストをはがきで募集しているという
告知が新たに追加されていた。



http://www.tv-asahi.co.jp/ch/contents/drama/0487/


前回はWEBからリクエストを送ったのだが、
番組宛におたよりでリクエストして欲しかったのか。



子供の頃見たような気がするあの作品、大人になってまた見たいと思ったら皆さんはどうされますか?
DVDを借りる。ネットで探してみる。それでもみつからない。あれは幻だったのだろうか?!いいえ。幻ではありません!
そんなあなたに、あの“幻の作品”をお送りする「EXまにあっくす」


と番組案内には書かれている。



送ったリクエストにも書いたのだが昔の土曜ワイド劇場の作品は
結構コアなファンが多いですよ。

新らし目のシリーズモノの再放送が多いので
単発モノを見たがっている人が多いです。



それとうちのブログでもアクセスが多い
樋口可南子主演の「北海道殺人旅行」も同じく。

多分、樋口可南子に関しては「北帰行殺人事件」や
「第三の女」なんかも放送したら喜ばれるはず、絶対に!

「北帰行殺人事件」は三橋達也の十津川ものだが
相方のキンキンはおらず、制作会社も異なるようで
沖雅也なんかも出ているし、
「第三の女」はスペインロケ、明智センセ(天知茂)が犯人役という
どちらも貴重なものだ。



今後時間があれば人気が高い「整形複顔シリーズ」(ファミ劇再放送済)や
他の作品についても記事にしていきたいと考えている。