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2017/02/08
展覧会レポート昭和のドラマ昔の土曜ワイド劇場懐かし邦画

映画館で映画

        

映画「オリエント急行殺人事件」@新宿ピカデリー

category - 映画(洋画)
2017/ 12/ 25
                 
新宿ピカデリーへ「オリエント急行殺人事件」を見に行ってきました。



オリエント急行殺人事件




私は古い洋画やテレビドラマが好きで、
アルバート・フィニーやショーン・コネリーが出演している1974年に公開された映画や、
デヴィッド・スーシェ主演のテレビドラマで「オリエント急行殺人事件」は見ていました。



個人的にはその二作を上回る感じはしなかったな。


エルキュール・ポアロというと全作コレクションしているせいか
テレビドラマ「名探偵ポワロ」のデヴィッド・スーシェのイメージが強く
今回のケネス・ブラナーのポワロに違和感を感じてしまう。


それでもこの間AXNミステリーを見たときに
ケネス・ブラナーがかなり研究したうえで独自のポワロ像を作り出したと知りました。




今回はクラシック感が失せ、その分映像技術が進歩したため
雪山のシーンなど映像面での迫力は存分に堪能できました。
1974年版と名探偵ポワロはテレビで見て、今回は劇場で鑑賞と
観た環境が大きく異なったため、映像、音響的にスペクタクルを感じましたが
もう一度見たいとは思いませんでしたね。



被害者ラチェット役がジョニー・デップだったのはよかった。
テレビ版ではチンケなデブ男というイメージしかなかったので
この存在感の違いはでかかったです。


ただラチェットは1974年の映画版が一番しっくりきます。
大物のワルといった感じで風格が醸し出されていて
ジョニー・デップの方は下品さを感じました。




ラストでポワロがエジプトに向かうようなので
次回は「ナイル殺人事件」でシリーズ化されるのかな?



全体的には1974年版に比べるとこじんまりしたなという印象を持った。





今回は吹き替え版もあるようですが、私はいつも字幕版を見ています。
「アナと雪の女王」ですら字幕版で見ました。


海外ドラマなどで吹き替え版で楽しんでいるのは
「刑事コロンボ」と「名探偵ポワロ」だけ。
小池朝雄さんと熊倉一雄さんの吹き替えはとてもいいので。



露口茂さんも好きですが、グラナダの「シャーロック・ホームズの冒険」も
吹き替え版はみませんね~。
やはりホームズはジェレミー・ブレットの強いアクセントの英語じゃないとしっくりきません。




            
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映画「ロダン カミーユと永遠のアトリエ」@新宿ピカデリー

category - 映画(洋画)
2017/ 12/ 08
                 
「ゴッホ~最後の手紙~」の前に、新宿ピカデリーで
「ロダン カミーユと永遠のアトリエ」を見ました。



ロダン カミーユと永遠のアトリエ


私が行ったのは朝一番9:00からの回だったせいか客はまばらでした。


「考える人」などで有名な彫刻家・オーギュスト・ロダンの制作風景や
弟子のカミーユ・クローデルとの関係を描いた作品。



ロダンが40代の時、弟子入りを志願するカミーユと出会う。
彼女はロダンの優秀なアシスタントであり、愛人でもあった。


期待してみた映画でしたが、肩透かしを食らった感じです。
「永遠のアトリエ」というタイトルから
もうちょっと深堀するかなと思っていたのですがね。


内縁の妻ローズがいながらも、カミーユとの愛人関係を続けるロダン。
カミーユはロダンの弟子という評価しか得れず
自分の作品は一向に売れない日々が続く。


しかもロダンとの関係もあくまで愛人という不安定なもの。
しかも、二人の間にできた子供は中絶させられてしまい
精神的にも荒んでいきロダンとの仲も終わりを告げる。


ロダンはカミーユに対してだけでなく、ローズとの間にできた子供も
自分の子供と認めようとしない。


しかも二人以外にも多くのモデルたちと関係をもつ奔放な生活を送っている。
芸術家のエゴイズムに二人の女性は振り回される。



劇中同時代の画家たちが登場し、彼らとの交流を持つ場面があり
ここは興味をひかれました。



映画のチラシには

「晩年におけるロダンのカミーユへの思いは凝縮され、観るものの胸を打つ。」

とありますが、私は胸は打たれなかったですね。


”愛と苦悩に満ちた半生を忠実の描いた力作”

とも書かれていますが、なんか上っ面のように見えたのは私だけでしょうか。



昔ロダンについての本を読み、カミーユら女性関係の奔放さは知っていたのですが
映画はそこだけがやたらクローズアップしているように見えてしまい
もっと彫刻家としてのロダンの素顔を見たかったです。





                         
                                  
        

映画「ゴッホ~最期の手紙~」@TOHOシネマズ上野

category - 映画(洋画)
2017/ 12/ 04
                 
先日は、御徒町にあるTOHOシネマズ上野で
「ゴッホ~最期の手紙~」を見てきました。
TOHOシネマズ上野は今年の11月4日オープンしたばかりとのこと。



ゴッホ~最期の手紙~



現在、上野にある東京都美術館では
「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」をやっていますが
このブログで書いた最新の展覧会記事4つの中では
なぜか「ゴッホ展」が最下位でした。
(この記事を書いた11月時点)


1.「怖い絵展」

2.「北斎とジャポニスム」

3.「運慶」

4.「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」


そのため映画の方も平日だし空いているかと思ってましたが
映画の方は9割近く席が埋まっていました。


「ゴッホ~最期の手紙~」はこの日見た、2本目の映画でした。
午前9時から見た1本目の別の映画はガラガラでしたのでこの入りには驚きました。


水曜日のレディースデーということもあり、客層は大半が女性客でしたが
男性も思ったより多く、年齢もバラけていました。


私は美術好きなので映画をやると知ったときから行くつもりでしたが
映画的にも話題作だったようですね。




ストーリーは画家ゴッホの友人だった郵便配達人ジョゼフ・ルーランが
ゴッホが弟のテオに宛てた手紙を息子のアルマンに託したことから始まります。


パリに住んでいるはずのテオを探し出して渡してほしいという事だった。


ゴッホはアルルで画家ゴーギャンと同居していたが
ふたりの仲はすぐに険悪になり別れていた。
自分の耳を切り落としたゴッホの評判は芳しいものではなかった。


ゴッホは画商、牧師としても挫折し、28歳で画家になる決意を固める。
弟テオの献身的な支援により制作活動に励んでいた。
しかし、37歳で腹を打ち抜き自殺を遂げてしまう。


精神を病んでいたとされるゴッホだが、主治医のポール・ガシェは
ゴッホは完治していたと話していて、なぜ自殺を遂げたのか疑問が残る。



アルマンは画材商のタンギー爺さんに会うが
テオはゴッホの死後、半年後に後を追うように他界していた・・・。


アルマンはゴッホの死の真相と手紙を渡す人を探すべく
ゴッホが最期を過ごしたオーヴェルへと旅立つというもの。




興味深いのは、アルマンがオーヴェルで会った
宿屋の娘、ガシェ、ガシェの娘、家政婦、貸しボート屋の男らが
語るゴッホの人となりがそれぞれ違うのだ。


これまで自分の耳を切ったり、様々な病気を患っていたり、
銃による自殺をとげたりとエキセントリックな人なのかと思っていたが
この映画を見て本当はどんな人だったのかがわからなくなってきた。



ただ変わらなかったのはゴッホから伝わる孤独の部分。


ゴッホが生まれる前に同じフィンセントという名前を持った兄がいた。
彼は死産によりこの世を去っていたのだが
両親は本当は亡くなった兄を愛していて、自分は疎まれていると思っていた。



これは本人にしかわからないことだが、
深く暗い影をゴッホに落としていたのだろうと想像できる。




また、ゴッホは自分の腹を撃って自殺したとされているが
推測される銃の向きや距離などの不自然さ
どこで腹を撃ったのか?彼の所持品がなかったのはなぜなのか?
なぜ頭部ではなく腹部を撃ったのか?
などなど、多くの謎を残していて他殺の可能性もほのめかしている。





ただ、画家になりたかったが親の意向に沿い医師となったガシェが
ゴッホへの嫉妬心などから放った言葉。
それを受けたゴッホの心情を考えると自分の命を自らの手で葬った
という自殺説もわかる気がする。



ゴッホの死の真相を解明しようとするストーリーなので結構スリリングで面白かった。


また映画は実写映像で撮影されたものを、100人以上ものアーティストたちが
描いたゴッホ調の絵と合成しアニメーション形式になっている。
これがまた独特の世界観があって良かった。



しかし、描いた絵が800点もありながら生前売れたのがたった1枚だったとは。


午前中に見た1本目より断然面白くておススメの映画です。









                         
                                  
        

「レオナルド・ダ・ヴィンチ 美と知の迷宮」ちょっとイマイチな映画でした

category - 映画(洋画)
2017/ 02/ 23
                 
今日は強風が吹き荒れてすごいですね。
気温は高いのですが、風がきついですねー。

さて、金曜日は久しぶりにシネスイッチ銀座へ
「レオナルド・ダ・ヴィンチ 美と知の迷宮」という
映画を見に行ってきました。

シネスイッチ銀座

シネスイッチ銀座は金曜日は女性の場合は
950円で映画を見ることが出来るのです。


レオナルド・ダ・ヴィンチ 美と知の迷宮



1日を有効に使いたかったので
ちょっと頑張って10時からの回を見てきました。


レオナルド・ダ・ヴィンチ 美と知の迷宮



朝一番の回はめちゃくちゃ空いているので
自分が一番いいと思う席を難なく取れます。
列は後ろでも真ん中でも見やすいです。



イタリアのルネサンス期を代表する芸術家で、絵画、彫刻、建築、数学、物理などあらゆる分野で功績を残した、希代の天才レオナルド・ダ・ビンチの偉業と謎の多い人物像に迫るドキュメンタリー。ダ・ビンチ研究の第一人者であり、「最後の晩餐」の修復責任者のピエトロ・マラーニをはじめ、各分野の専門家にダ・ビンチ作品、業績の解説や、4Kスキャン映像によって記録された「最後の晩餐」や「モナ・リザ」、「ミラノの貴婦人の肖像」といった代表作や素描100点以上などを紹介。ダ・ビンチの作品群の数々当時のミラノで最新テクノロジーを担った創作過程におけるメカニズムにも着目し、再現ドラマも交え、レオナルド・ダ・ビンチの人物像を多角的に分析していく。監督は「ミラノ・スカラ座 魅惑の神殿」のルカ・ルチーニ。

映画.comより


レオナルド・ダ・ヴィンチ 美と知の迷宮


映画に関してはこの紹介文の粋を出ず。

専門家のダ・ヴィンチや作品に関する
解説は良かったのですが
再現ドラマがとてもうざかった。
日本語吹き替えだったのですが
この再現ドラマが不要でしたね。


間に再現ドラマが差し込まれることで
気がそがれるかんじがしました。


もっと画家と作品に焦点を当てて
深く掘り下げて見せて欲しかったなぁ。


主題が「レオナルド・ダ・ヴィンチ」という
偉大な画家なだけにいくらでもいい切り口で
映画を作れただろうに・・・





シネスイッチ銀座

上映した一つ一つの映画について書かれているようです。
イラストも味があっていいですよね。


お天気も良かったので、この後は銀座でくつろいできました。


                         
                                  
        

28歳で夭逝した芸術家の異常性愛に見るエロス 映画「エゴン・シーレ 死と乙女」

category - 映画(洋画)
2017/ 02/ 08
                 
先日久しぶりに渋谷のBunkamuraにあるル・シネマで映画を見てきました。

見たのは1月28日から公開したばかりの「エゴン・シーレ 死と乙女」です。


映画エゴン・シーレ死と乙女


エゴン・シーレは20世紀初頭に活躍したオーストリアの画家。


ノア・サーベトラ

主人公のエゴン・シーレを演じるのは長編映画は
これがデビューというノア・サーベトラ。
エゴン・シーレよりもはるかにイケメン!


フェレリエ・ペヒナー

シーレのミューズ的存在ヴァリを演じるのはフェレリエ・ペヒナー。
決して美人ではないが個性的な顔立ちと雰囲気で
記憶に残る風貌をしている。


彫りの深いくっきりハッキリフェイスではないのだが
明るいヘアが何故か顔立ちを引き立たせていて
翳りのある瞳が魅力的なのだ。

完璧な美人顔よりもどこかバランスを欠いたようにみえる
不安定な顔の方が人の心を奪ったりするもの。


ストーリーはシーレが妻エディットとともに
当時流行していたスペイン風邪に罹り
瀕死の状態にいるところから始まる。


死に向かって病状が進んでいくシーレに
彼が美術アカデミーを退学してからの
過去の映像が重なり合ってお話は進んでいく。

時系列に進行するのではなく
過去と現在が同時進行する形式だ。

若くして消えゆく命を描きながら
その男のこれまでの人生をかぶせていく。


エゴン・シーレは15歳の時に父を梅毒で失い
その時の映像がトラウマとなっていて
時折彼の脳裏に現れては彼を苦しめている。


その後は叔父がシーレと妹ゲルティを金銭面でサポートしている。
ウィーン美術アカデミーへ進学したものの保守的な
アカデミーに嫌気がさし退学をしてしまった。

シーレは仲間たちと芸術集団を結成し
実の妹であるゲルティのヌードを描いていた。


そんな折、仲間たちと訪れた場末の酒場で
褐色の肌をもつモアと出会う。
モアはシーレのヌードモデルを務めるようになるが
ゲルティはそれを快く思わない。


シーレとゲルティは明らかな性行為の場面はなかったものの
兄妹の近親相姦を匂わせる演出がされている。

他の女性と親しくなるシーレに心中おだやかではなく
シーレの芸術仲間アントンと一夜を過ごしてしまうのだ。


大胆な作品で注目を集めつつあったシーレは敬愛する画家の
グスタフ・クリムトからヴァリというモデルを紹介される。


ヴァリはおそらくクリムトの愛人だったと思われるが
クリムトにとっては17歳という若すぎたヴァリはシーレに譲られ
やがて彼のミューズとなり彼女をモデルとした名画が製作される。


シーレとヴァリは同棲を始めるが、ある日14歳の家出娘を
家へ迎え入れてしまう。
この少女の裸体画も描いてしまうシーレ。

その後少女がシーレと過ごしたことを警察に訴えたことで
シーレは逮捕され自宅から沢山のヌード画が没収された。


結局医者が少女の処女膜が失われていないことを確認したため
シーレは無罪となるが少女のヌード画は目の前で焼かれることなった。


シーレとヴァリが住んでいた家の向かいには
アデーレとエディット姉妹が住んでいた。
シーレに姉妹ともに思いを寄せていた。

まずは姉のアデーレと親しくなるシーレ。
おそらくアデーレとはその後特別な関係になったのだろう。


奔放に生きていて縛られることは嫌いそうなシーレだが
結婚は考えていた。
第一次世界大戦が勃発しており、兵役に服した場合
妻は現地へ連れていく事ができる。


結婚を考えた場合妻としてふさわしいのは
ヴァリではなくきちんとした家の出の娘だ。


ヴァリ自身も結婚なんてしたくないと強がる。
そして、誰の物にもならないとシーレに言う。

ある日姉妹の家へ招待されたシーレはアデーレではなく妹のエディットに
アデーレが同席してたにもかかわらずプロポーズを匂わせる発言をする。

自分を裏切る発言にショックを受けるアデーレ。


あれほど結婚は考えていないと言った
ヴァリもシーレがエディットと結婚すると知ったときは
ショックを隠せなかった。


シーレはエディットとの結婚は形だけだといい
ヴァリとも関係を続けようとした。


耐えきれなくなったヴァリはシーレの元を去り
従軍看護婦となったものの戦地で病死してしまう。
実際はどうかわからないが、映画では最後まで
シーレを忘れることが出来なかったヴァリ。


シーレはその後展覧会で作品を発表して脚光を浴び始める。

しかし、妻のエディットが戦後流行していたスペイン風邪に罹り
シーレの子を宿したまま命を落としてしまうのだ。

同時にシーレ本人もスペイン風邪で瀕死の状態が続く。
薬を調達するためにシーレの妹のゲルティは
アデーレたちに宝石をねだる。
アデーレは自分を裏切ったシーレに憎しみがある。

ゲルティはその後若くしてアントンの子を宿し
彼と結婚し出産もしていた。


ゲルティの懇願にアデーレ家はついに宝石を渡す。
早速薬を持ち帰ってくるゲルティだったが
シーレの元へ着いたときには既にシーレは
ベッドの中で冷たくなっていた。


芸術家というものは色を好むもので
複数の女性との関係を同時進行
あるいは仲間の妻を公然と寝取るなんていうのは
他の画家でもあるのだが
シーレの場合、妹ゲルティとの関係がひっかかる。

近親相姦が実際にはあったのかなかったのか
本当のところはわかりませんが
少年時に父が梅毒で死んだことなど
環境が彼の心に暗い影を落とし
それが彼の人間形成に於いて大きな影響を
与えたのであろうことは推察できる。

父親が亡くなるまでどういう家庭環境で育ってきたのか
この辺りが深く知りたいところです。





死と乙女

「死と乙女」1915年

シーレがヴァリをモデルとして描いた最後の作品。
タイトルは「男と乙女」だったのだが
ヴァリの死によって「死と乙女」に改められた。


エゴン・シーレ死と乙女

今回の映画の記事がズラリ。
映画館で見るお馴染みの光景。


映画と絵画

今回は芸術家の生涯ということで劇中登場した
彼の絵も紹介されていました。


映画 アイヒマンを追え!

こちらは2/10までで終わってしまうそうだが
「アイヒマンを追え!ナチスがもっとも畏れた男」
という映画もやっていました。

面白そうで興味はあったので
またどこかでやることがあれば
見に行ってみたい。

アイヒマンを追え!

1960年、世界を震撼させたナチス戦犯アドルフ・アイヒマンを拘束。
この歴史的捕獲作戦を実現へと導いた影のヒーローがいた。
その男の名はフリッツ・バウアー検事長。
歴史上きわめて重要なこの人物は、いかにして消息不明のアイヒマンを発見し、
追い詰めていったのか?



アドルフ・アイヒマンとはナチス政権下で6000万人ものユダヤ人を強制収容所へ
移送させ、ユダヤ人問題のホロコーストの中心的役割を担った人物だそうだ。



パリ・オペラ座夢を継ぐ者たち

夏から公開になるという「パリ・オペラ座を継ぐ者たち」も気になりました。