2017/01/03
2016/12/05
2016/12/03
2016/11/27
2016/11/13
展覧会レポート昭和のドラマ昔の土曜ワイド劇場懐かし邦画

映画館で映画

        

UKロックバンド オアシスのドキュメンタリー映画「oasis:supersonic」@恵比寿ガーデンシネマ

category - 映画(洋画)
2017/ 01/ 03
                 
元日は恵比寿ガーデンシネマで
解散してしまったイギリスのロックグループ
オアシスのドキュメンタリー映画
「oasis:supersonic オアシス:スーパーソニック」を見てきました。

オアシス:スーパーソニック"

全米でシングル「wonderwall」がヒットした時から彼らを知っていますが、
特に熱烈なオアシスファンではありません。

でも、今回何故か映画を見たくなり2017年最初の日に恵比寿まで足を運びました。

ちなみに彼らの曲で一番好きなのはヴォーカルのリアムではなく、
兄のノエルが歌っていた「Don't Look Back In Anger」です。

バンドの中心人物であるノエルとリアムのギャラガー兄弟の
製作総指揮の元に作られた122分程のドキュメンタリーです。

マンチェスターの公営住宅で育ち
その後母子家庭となった兄弟が中心となって
結成されたオアシスが1994年のデビューからわずか3年で
UKロック界の頂点に到達するまでの過程が綴られています。


ノエルとリアムにはポールという兄がいて3人兄弟。
アルコール依存症で暴力を振るう父から逃げ出すように
母は3人の息子を連れて家を出た。

そんな複雑な家庭環境で育ったギャラガー兄弟。
兄弟でバンドをやっているとはいうものの
兄弟仲は昔から良くない。


子どもの頃からギターに打ち込んでいたノエル。
全く音楽には興味がなくむしろバカにしていたのに
バンドをやることになるリアム。

弟を自分より背も高くルックスも良いと認めている兄。
そんな弟はグループのリーダーでもあり曲も作り出せる兄に嫉妬を覚える。

リアムが喉を痛めた事によりノエルも歌うようになるのだが
そんな状況はさらにリアムの心を刺激する。
自分の役割を奪われたような気分だ。

ノエルはバンドに参加する前にローディーの仕事をやっていた。
バンドをやっていた弟に誘われて一緒にやることになるのだが
ここでノエルがバンドネームに不満を持っていたことにより
「オアシス」という新たなグループ名が付きロックグループ
オアシスが誕生するのだ。


ガールズバンドのライブの枠を分けてもらうような形で行った
クラブでのライブ。
そこにアラン・マッギーが来ていてその日のうちに契約成立。

その後はデビュー・アルバムがUKチャートの1位になる。

こう書くと順風満帆に見えるが、初の全米ツアーでは
クスリをキメたリアムがライブ本番でやらかし
嫌気がさしたノエルがツアーから脱走して行方不明になる。

度々繰り返される兄弟の大喧嘩。

ドラムのトニー・マッキャロルが解雇されたり
タブロイド紙に追い回されたり。

有名になってからは幼いころに散々苦しめられた
憎き父親が記者を伴って突然姿を現し
激怒したリアムを体を張って阻止するノエル。

この期に及んでも父はリアムのスクープを狙っており
この親子関係は全く理解できないものだった。

ノエルは父から暴力を振るわれていたのだが
そんな病んだ日常生活から逃避するためか
ギターと出会い打ち込む日々を送った。
だからその苦境に立たされていたことも
ある意味感謝というような言葉をもらしており
兄弟でも父に対する思いの違いが見て取れた。

一方、三人の息子の中では暴力を振るわれなかった
リアムの方が何故か父に対する憎しみが強く
そのあたりもどうして被害を受けたノエルが寛大で
受けなかったリアムの方がより深く傷を負ってしまったのか
この辺りについてもっと深く知りたくなってしまった。


父親との関係からか、暴力性が感じられるリアムと
心に深い傷を負いながらも表面上はそれが抑えられているように
見えるノエル。


映画は1996年8月のネブワースでの2日間のライブに
至るまでの軌跡を追う。

このライブは2日間のチケットに約260万人もの予約が殺到し
25万人を動員し当時としての野外コンサートの動員数記録を
更新するという当時のオアシスの勢いを現すものだったのだ。


オアシスは結局2009年8月にソングクリエイターでもある
ノエルが脱退したことで解散となってしまうのだが
映画ではネブワースライブまでのストーリーとなっている。


私はバンドの成功物語というよりも
家庭環境の影響から見られる兄弟の確執や
それぞれの人間としてのストーリーに興味を持った。

しかし、あの家庭環境があったからこそ
オアシスというバンドが作られたのだし
素晴らしい曲の数々も生まれたのだ。

そういいう意味で兄弟のぶつかり合いも
決してマイナス要素として見ることは出来なかった。

近すぎる存在だからこそ嫉妬や葛藤があったのだろう。
どうしても理性では制御できなかった互いの激しい感情。


バンド誕生から解散まで出なく
3年間という期間を絞ったからこそ
表現できた人間模様。

直感で行った映画でしたが深く心に残る作品でした。


映画では初来日の時の日本ファンの熱狂ぶりに
驚くメンバーの様子や、ヒットアルバム「モーニング・グローリー」のレコーディング風景等も盛り込まれていました。


「モーニング・グローリー」はオアシス最大のヒットアルバムであり、私が彼らを知ったのもこのアルバムでした。

世界中でヒットしたシングル「ワンダーウォール」が
入っており、収録されている曲は粒揃いだ。


リアム・ギャラガー

恵比寿ガーデンシネマ内にはノエルとリアムの
パネルが飾られておりそれぞれの印象的な言葉が
下に書かれています。


ノエル・ギャラガー

特にハンサムってわけではないのですが
それぞれの目が彼らの内にあるものを
物語っており何故か惹かれるものがあります。

オアシス


本当に人間は外見が大切。
その人の人間性が現れます。

恵比寿ガーデンシネマ

私が見たのはこの日の1回目、12:20~14:35分の回。

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清潔感溢れる館内には外の暖かい日が
沢山入り込んできて穏やかで心地が良かった。


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映画を見終わった後は中にあるカフェで一休み。
この日は元日とあって人も少なかった。

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次の映画が始まったこともありちょうど人がはけていたところ。


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私はカウンター席ではなくソファ席にてお茶をしました。
帰る頃には満席となりましたが
それまでは外の風景を見ながら落ち着いて過ごすことが出来た。


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恒例のバカラの大きなシャンデリアが展示されていた。
1月9日まで見られます。


バカラのシャンデリア

昼間もキレイですが日が落ちてきてからの
ライトアップされたシャンデリアはさらに美しかった。


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やや遠めからシャンデリアを撮ってみた。

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反対側からの眺めはこんなかんじ。

恵比寿ガーデンプレイス

ガーデンプレイスから恵比寿駅に向かう途中の坂道で。

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新宿南口とか恵比寿とか、都心の開けている場所は
私がゆっくりと落ち着ける場所。









                         
                                  
        

寅さんの渥美清がゲイボーイ 「企業防衛」キャバレーの経営学入門

category - 昭和の日本映画
2016/ 12/ 05
                 
土曜日は2週連続で神保町シアターへ
『「経営学入門」より ネオン太平記』という
1969年の白黒映画を見てきました。

ネオン太平記

カメラマン姫田眞左久の100回目の誕生日である
11月19日から12月23日までの35日間にわたって
姫田が係った映画が公開されている。

磯田敏夫企業防衛


原作は磯田敏夫の「企業防衛」。

”経営学入門” となっているのは、その前に見たエロ事師が
”人類学入門” となり、原作も設定も違うがそれの姉妹編
『入門シリーズ』第2弾という扱いからこのタイトルがついたようだ。


キャバレーの経営学入門

10月か11月初めにTSUTAYA行った時に
告知チラシをもらい以来この日を楽しみにしてました。

当初このチラシを見た時に「経営学入門」がえげつなさそうで
面白そうだという話になって見に行くことを決めていました。

その後「経営学入門」の前に「人類学入門」があるという事を知り
「人類学入門(エロ事師たち)」と「経営学入門(ネオン太平記)」の
2本を見に行こうということになった。


本作の監督は磯見忠彦で、エロ事師たちの監督であった今村昌平は
磯見忠彦とともに脚本で参加している。
音楽は前作同様に黛敏郎。

出演もエロ事師たちに引き続き小沢昭一が務めている。
共演は西村晃、加藤武、吉村実子、松尾嘉代、北村和夫で
三国連太郎と渥美清が特別出演している豪華版なのだ。

ちなみに吉村実子は石立鉄男の元奥さんだ。



今回も舞台は大阪である。
エロ事師たちから2年後に公開された作品だ。




大阪・千日前のアルサロ「オアシス」の支配人益本利徳(小沢昭一)は
内縁の妻のカツ子(園佳也子)と赤ん坊の娘がいるが入籍しておらず
籍を入れるという話が出ると逃げ続けている。

その益本が店内で店がオープンする前に従業員の女たちを前に
カツを入れるシーンから物語は始まる。


前作のエロ事師たちがねっとりとした質感で描かれていたが
今回はテンポよくとてもエネルギッシュに作られている。


大阪の大きなアルサロということで客を獲得するためにも
女たちが客たちを素早くさばいていく姿が逞しい。


エロ事師たちでは出番が少なかった西村晃だが
益本の友人役で出ており、小沢昭一と西村晃の
掛け合いのようなやりとりが楽しめる。


アルサロは社長はある政治家で表舞台には出てこないが
マネージャーの益本とのアルサロ経営戦略において
度々スクリーンに登場する。


女も男も金がすべてのアルサロ。

ある日未回収の金を回収したままドロンした女たちの
存在が判明した。


マネージャーである益本が彼女たちの元へ向かう。

若いころからふくよかな肉体を持つ春川ますみは
病気だと偽るが益本は金をよこせと迫る。
春川ますみは色仕掛けで逃れようとする。


次の女は松尾嘉代で、彼女は実は店のボーイ島田と
出来ていたのだ。

水商売での従業員同士の恋愛はご法度だ。
早速ふたりともクビにする。


こういう店での女の入れ替えはよくあること。

双子の姉妹がオアシスに雇われた。

しつこくて嫌らしい客(三国連太郎)をうまく扱えなかった
双子の姉に従業員部屋で男の扱いの手ほどきをする益本。

三国連太郎に抱き着かれワンワン泣いていた双子の姉も
益本のおもろい話術つきの手ほどきを受け心が緩んでいく。


オアシスは二号店の話も進んでいた。
二号店は文教地区に近いということで
近所の主婦たちから反発を喰らうのだ。

このことが新聞記事となり肩身の狭い思いをするカツ子。

テレビ番組でオアシス益本と主婦たちの対決の
討論会の様子が映し出される。

この時の司会で「エロ事師たち」の原作の野坂昭如が出演。


私はわからなかったのだが、作家繋がりで言えば
小松左京も桂米朝とともにアルサロに訪れる客として
出演していたようだ。


オープニングの出演者で名前に気づいたのだが顔がわからなかった。


益本の店にはあいかわという地方出身の長身で口下手で
要領の悪いボーイがいた。
益本は偶然あいかわが乗っている電車に乗り合わせ
あいかわがカッターで女性の衣服の尻を切り裂く現場を目撃してしまう。



場所を移して益本はあいかわに詰め寄る。
その後飲み屋にあいかわを連れ出す。
口下手で要領の得ないあいかわだが
孤独感からあのような行為を行ってしまったようだ。

飲んだ日の深夜、あいかわを自宅に連れ込む益本。


狭い家に妻のカツ子と赤ん坊がいて
カツ子の母も遊びに来ていて一時的に宿泊していたにもかかわらず
あいかわはしばらく益本の家に同居することになる。

長身でおどおどしているようにみえたあいかわだが
益本の家では周囲に気を配ることなく
まるで我が家のように住み着いてしまいカツ子の怒りをかう。


そんなカツ子の存在がないかの如くふるまうあいかわ。


アルサロオアシスでは女性ダンサーに
わいせつな行為をさせておりそれがもとで
益本は警察にパクられてしまい豚箱へしばらくぶちこまれる。


この間カツ子は母を再び自宅に住まわせる。


益本は内縁の妻カツ子とカツ子の母ともども
入籍を懇願されるものの縛られる生活が大嫌いで
話をはぐらかす。


入籍するという普通の生活への嫌悪感は
益本の出自が深くかかわっているのだ。


益本がブタ箱にいる間に、カツ子と母が
益本の素性を洗い出す。

益本利徳というのは大阪での仮の名で
本名は違い東京の古本屋の息子だったのだ。


古本屋の息子時代の益本の家庭環境は
堅苦しい家風でありその縛りから逃れるため
大阪へ逃げ出し名前も変えて水商売についたのだ。


カツ子の母は、古書の目利きも出来るんだし
水商売から足を洗ってまっとうな仕事についてほしいと言う。



結局カツ子とは調停で争うことになる。



金にシビアで女を商品としてしか見てないように見えた益本だが
後にちゃっかりあの双子の姉と出来てしまう。


カツ子との関係が壊れてから双子の姉の家に
住み着いてしまう益本。


双子の姉妹は二人で暮らしており、そこへ泊まり込むうちに
今度は双子の妹とも関係をもってしまう。


妹と益本の関係に気がついた姉は狂わんばかりに妹と喧嘩する。
そしてふたりから養女でもいいからと籍を入れることを迫られて
双子の元から逃げ出す益本。


カツ子からも入籍を迫られたうえ、そういうこととは無縁と思っていた
双子からも籍を入れることを懇願された益本は
つくづく安定感を求める女のうざったさに疲れた様子だ。


そんなとき店を辞め消息を絶っていたあいかわが
突然、益本の前に現れる。

あいかわはふたりの男を連れて来ていた。


そして、あいかわが連れてきた男たちから
暴力を振るわれる益本と従業員。
益本たちが動けない間に、あいかわたちは
店の売上金を奪って逃げてしまう。


この不祥事が表ざたとなりオアシスの社長の
政治家のおやじも政界から身を引かざるを得なくなった。


結局あいかわは逮捕された。
あいかわは前科持ちだったのだ。


警察の廊下で益本はあいかわとすれ違いざま
あいかわに殴りかかろうとするがあいかわから
「マネージャーも弱いじゃないか」と言われる。



悪いことは続くもので、カツ子、双子の元にもおれなくなった
益本は店に住まうことになるのだが、店が火事にあってしまうのだ。


疲れ切って電車に乗っていた益本だが
そんな時魔が差し、指の間にカッターを挟み
あいかわのように女の着物の尻を切り裂きたい欲求にかられる。
ギリギリのところで思いとどまる益本。


人間誰しもが持っている弱さや不安定さ。
調子がいい時はいいが、ひとたび悪くなると
これらが顔をだしてきて自分自身との戦いが始まる。


しかし、大阪の地で水商売での成功を目指す益本は
逆境も跳ね返していくべく積極的に攻めていく。



オアシス二号店のオープンも諦めず、
火事となって営業できない一号店だったが
宣伝もかねてなのか益本は大胆なプランを実行に移す。


オアシスのホステスや従業員を引き連れ真昼間に大阪の街を
大行列でマラソンするのだ。

これはゲリラ撮影だったのかな?


爽快感あるラストシーンでした。


そして、益本たちがゲイバーへの店に行くところがあるのだが
ここでゲイボーイ(ゲイのママ?)役で出演していたのが
あの寅さんの渥美清なのだ。

着物と女もののカツラをつけていただけで
特に化粧もしてなかったのだが
大きな四角顔でゴツゴツしたゲイに扮した姿に
館内は大きな笑い声に包まれた。


出演時間は本当に短かったにも関わらず
観客の心を一瞬で掴んでしまった渥美清。

あれで全て持っていかれてしまったかんじでした。



ちょい役の渥美清だが、超脇役でありながらも
存在感の大きさが際立っておりさすがだなと感心させられました。


またゲイといえば加藤武もゲイ役で小指を立てながら出てました。
加藤武とゲイという組み合わせの意外性が笑えました。


あと、名前はわからないがゲイボーイに扮していた長身の俳優さん。

きれいなゲイボーイで、男性としての姿もさぞかし
イケメンなんだろうなと思い誰だか気になっています。



小沢昭一が演じた主人公の益本利徳だが関西弁の大阪人かと思いきや
実は東京の出身だったという設定なのだが
小沢昭一も東京の出身だったんですね。

この映画を見ててっきり関西方面出身の方かと思っていました。



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私が見た「経営学入門」の前には
今村昌平監督で緒形拳主演の「復讐するは我にあり」と



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後には同監督で桃井かおりと泉谷しげるの
「ええじゃないか」がやっていたようです。

桃井かおりといえば、萩原健一と出ていた
「青春の蹉跌」も同館で12/17から始まるようです。

初日の会は上映後に長谷川和彦監督の
トークショーも行われる予定だそうですよ。


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今回はカメラマンの特集でしたが
名画座もいろんな切り口で企画を考えているので面白いですね。




                         
                                  
        

海外の有名美術館の裏側が見えるドキュメンタリー映画

category - 映画(洋画)
2016/ 12/ 03
                 
ヒューマントラストシネマ有楽町という映画館で
「グレート・ミュージアム ハプスブルク家からの招待状」という映画を見てきました。

グレート・ミュージアム ハプスブルク家からの招待状


これはウィーン美術史美術館のドキュメンタリー映画で
改装のため閉鎖して2013年の再オープンへ向けて
撮影されたウィーン美術史美術館のドキュメンタリー映画である。


オーストリアのウィーンにある美術館は19世紀の終わりに
都市改造計画の一環として長い年月をかけて建設されてきた。
この時は金銭面や時間的な制約はなかったようで、
ルネサンスやバロックなど様々な様式を織り交ぜた
贅沢で美しい美術館だ。


ウィーンということで、オーストリアハプスブルク家の膨大なコレクションを収蔵しており
ベラスケスの作品をはじめ、フェルメールの 『絵画芸術』や
来春日本で行われるピーテル・ブリューゲルの『バベルの塔』などがある。


ブリューゲルの作品は世界で最多を誇っている。


現在、国立西洋美術館で行われている「クラーナハ展」の
ひときわ目を引くチラシ『ホロフェルネスの首を持つユディト』も
ウィーン美術史美術館が収蔵している作品だ。


斬首繋がりで言えばカラヴァッジョの 『ゴリアテの首をもつダビデ』も
ここにある。



ルーブル美術館などに比べるとその知名度はやや地味だが
私が観に行っている美術展でもウィーン美術史美術館が持っている作品を
いろんなところで目にする機会があった。


さて、そんなウィーン美術史美術館だが伝統を守りつつも
美術館のブランディングのため革新していく事も求められている。

改装にあたっては建物と収蔵作品は古いものの
館内を照らし出すシャンデリアはそれと対比するような
斬新で現代的なデザインであったりと
古いものと新しいものが融合した内装となったようだ。


また美術館が持っていないタイプの美術品獲得へ向け
オークション会場に出向くのだが、限られた予算の中で
落札できるものはなくお目当ての美術品を見て
「何かひとつ落札したかった・・・」と
落胆しながら帰るスタッフの様子も描かれていた。

この時はある人物が強気に出てスタッフの目当ての品を
次々と獲得していくのだが、この落札者からは最初から勝ちの姿勢が見え
こういった精神面の強さが運をものにするんだと考えさせられた。


ミーティングでは普段来場するお客様に直に接するスタッフたちが
集められたのだが、この場面も印象的だった。

一般の来場者に接するということで美術館のスタッフの中では
ピラミッドの下の階層のスタッフたち。

しかし、ある女性スタッフは言う。
パーティで私たちも紹介されると思っていなかったのに
そうはならなかった。

私たちは最下位のスタッフではない
私たちもこの美術館の一員であるとプライドを示すのだ。


普段私たちは美術館を訪れて表の顔だけ見ている。
当然その裏側には館内の清掃や、美術品の修復、
改装したことで入場料を引き上げなければならないため
予算の縛りがありながらも客を増やしていくための戦略が求められる。


表からは見えない裏側の泥臭い日常と現実。
目指す理想に向かってこれらの現実とどう向き合っていくのか。


果たして入場料値上げ前の旧価格ラストチャンスで
駆け込み需要は見込み通り増えたのだろうか?

チラシデザインと煽りの宣伝コピーが
最終的にどう落ち着いて、どういう結果に結びついたのかが
わからないまま終わってしまったのが残念だった。


一方、面白かったのはこの美術館が作品提供したかかわりをもつ
外国の企画展が振るわなかったという話があったのだが


「でも、日本では成功したわ」という一言があった。

これは時期的に国立新美術館で開催された
「ハプスブルク展」のことだと思う。
(こちらもウィーン美術史美術館とブタペスト国立西洋美術館が
作品提供をしてたはずなので。)
確かに大盛況だったし。

まぁ、日本の企画展は世界的に見ても上位に入る位の
入場者数だし、ハプスブルクや現在行われている
ヴェルサイユものなんて日本女性に人気が高いわけだから。



ウィーン美術史美術館

約100分弱の映画でしたが、個人的にはもう少し
深く掘り下げた人間模様と、収蔵している美術品の修復映像などが
欲しかったなぁと思いました。


でも、ルーベンスの絵画がスケッチを基に何者かの手も加わり
仕上がっている分析場面などはとても興味深く見ることが出来た。

最後にブリューゲルの『バベルの塔』のドアップ。
大きなスクリーンを通してバベルの塔の細部を舐めるように
ゆっくりと映していく。

来年の実物を見る前にバベルの塔がじっくりと堪能できたので
最後は本当に満足でした。


去年イギリスのナショナルギャラリーと
オランダのアムステルダム国立美術館の映画を
梯子してみたのだがそれと被る内容だった。

特にナショナルギャラリーは3時間ほどあり
2本見たのに3本見たくらいの疲労感だった。

先述した人間模様という点ではアムステルダム美術館の方が
よく描けていた印象だったし、作品修復や分析なども
ナショナルギャラリーの方がまさっていた。





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ヒューマントラストシネマ有楽町は駅からすぐという
アクセスの良さもいいし、この映画館が選ぶ作品も私好みだ。


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先日観に行った「ティファニーニューヨーク五番街の秘密」は
新宿で見ましたがこちらでも上映中です。

ここ結構いいラインナップで、来年以降も気になる映画が
予告編で流れていました。

また置いてある映画チラシのチョイスもいいかんじ!

10月に新宿で見たビートルズの映画のチラシもあり
年末から年始にかけて下高井戸シネマで公開されるようだ。
ここも地味だけど私が好きな作品をやる映画館だ。

ビートルズの映画は日本仕様のモノクロ版しかもっていなかったが
公式仕様のカラー版があったのでもらってきた。


今回の映画では登場しなかったがウィーン美術史美術館の
「ホロフェルネスの首を持つユディト」が見れるクラーナハ展も楽しみ。

12月もまた充実した1か月になりそうです。



                         
                                  
        

男たちの下半身の欲求を満たす仕事 野坂昭如処女作の映画 『エロ事師たち』

category - 昭和の日本映画
2016/ 11/ 27
                 
昨日は神保町シアターで『「エロ事師たち」より 人類学入門』
という1966年の白黒映画を見てきました。


野坂昭如 エロ事師


神保町シアターは「がめつい奴」以来、約1年ぶりかな。

今村昌平




これは「今村昌平を支えた職人魂生誕100年
キャメラマン・姫田眞左久の仕事」という特集の中の一作品。

姫田眞左久


監督は今村昌平、主演は小沢昭一で坂本スミ子、佐川啓子、田中春男と
若かりし日の近藤正臣が共演している。
エキストラなどをやっていたものの、近藤正臣はこの映画が
デビュー作品ということでオープニングのクレジットにも(新人)と記されていた。


小沢昭一というともっと後の姿しかしらないし
バイプレイヤーというイメージしかなかったのだが
珍しい主演作である。


また後に日活ロマンポルノで知られる田中登監督の名前もありました。

原作は野坂昭如の『エロ事師たち』という長編小説。
これは野坂昭如の処女作だということだ。

小説の舞台はどうやら東京オリンピックあたりだったようで
昭和の大阪の底辺で生活する登場人物たちの人間臭が
スクリーンを超えてダイレクトに伝わってきた。


関西弁で映画も作られていた。
エロに関西弁、バカバカしさ、嫌らしさも愛嬌がある感じで伝わってくる。


小説の方も高い評価を受けていたようだが
映画も1966年に公開され『キネマ旬報』主演男優賞などを受賞している。


スブやんの愛称を持つ緒方(小沢昭一)は、エロフィルムやエロ写真を作って売ったり、
女を欲しがる男に女の調達をしたり、アパートの住人の性行為を盗聴して
テープにして売ったりと、男たちの欲望を満たすことを生業としていた。


スブやんには伴的(田中春男)という相棒と、若い男がひとりいて
3人でこれらの非合法なこれらの商売をしている。

スブやんは理髪店の二階に下宿していて、理髪店を営む未亡人で
スブやんより3歳年上の松田春(坂本スミ子)と内縁関係になる。

春には幸一(近藤正臣)という浪人生の息子と
恵子(佐川啓子)という中学生の娘がいる。

床屋を営む子持ちの未亡人というとなんだかしっかり者の
母ちゃんと思えるが春は違っていて、どこか男にだらしなく
まだ自分の性欲を抑えきれなくて持て余しており
男にすがって生きていく弱い女なのだ。


年頃の息子と娘がいるが、亭主が亡くなって1年頃に
金の工面をスブやんにしてやるところ
ふとしたはずみでスブやんと関係を持ってしまうのである。


スブやんより年長のお春は半ばスブやんを誘うように
最初の関係を持つ。
こんな環境で育ってきた幸一と恵子もしたたかで
エロにまみれている。


冒頭スブやんと春がセックスをおっぱじめようとしたところ
階段から誰かが下りてくる気配を感じて慌てて寝巻を整える春。


降りてきたのは幸一で、ちっちゃい子供でもないのに
母の寝床に潜り込み甘えるのだ。
幸一は後にも悪事がバレそうになったとき
腹が痛いと仮病を使い、春にお腹をさすってもらう。
実の母と息子でありながらも近親相姦をイメージさせるような場面が出てくる。

幸一はなにかあると春に甘えるような声色を使い
自分の欲求を通そうとするしたたかさがある。


中学生の娘恵子も複雑な家庭環境の影響から
グレており不良中学生と夜遊びをしている。
幼いころスブやんに「お母ちゃんをいじめてたろ?」と叫び
道路に飛び出し車にはねられて足にけがをおってしまう。
おそらく”いじめていた”というのは、スブやんと春の
夜の営みを目撃してしまったのだと思う。


スブやんはこの傷をみるたび事故の事を思い出し
恵子に対して負い目を感じてしまう。


非合法な商売を細々と行うスブやんは
ある時警察に踏み込まれ家族の前で逮捕されてしまう。
エロ事師で生計を立てていたことがバレてしまうのだ。


スブやんは寺の住職(菅井一郎)の息子だが
これがクソ坊主で女房なきあと後妻(園佳也子)を迎える。
そして、度々スブやんに金をせびる。
どうやらエロっぽい後妻はその後若いスブやんと肉体関係を結んだようだ。
スブやんはこれがトラウマになっている。


この「エロ事師」としての仕事も面白い。

冒頭、屋外でエロフィルムの撮影を行うのだが
女優は素人で商売女、それとやらせようとする男は
オヤジで無理やり学生服と制帽を着せるのだ。
違和感ありあり。


お次は恵子のセーラー服を拝借し若い女に着せ
中年・・・、いや初老の男に犯させようとする。
しかし、若い女は知恵遅れで全く演技もどきすらできず
初老の男が棒キャンディーを与えた時だけ反応し
ガリガリキャンディーをかみ砕いて食べる。

実は若い女は初老の男の娘だった。
頭が弱い娘を犯すというよりは、父としてはかわいがっているつもりなのだそうだ。
全く狂っている。

この初老の男が殿山泰司なのだからいかがわしさ
嫌らしさがハンパない。


そして、年配の身なりのしっかりした男(中村鴈治郎)から
一度でいいから処女を抱きたいと懇願され
女をあっせんしている女将(ミヤコ蝶々)のところへいく。

どこの男の子ともしれない赤ん坊を生んだばかりの
女にセーラー服を着せ、ニセの診断書を差し出し
処女に仕立て上げて男に提供する。

女将を演じるミヤコ蝶々のテンポのいい演技が愉快だ。


ある夜、スブやんは同窓会の席に恵子を同伴していく。
若い女房をもらったと勘違いされるスブやんだが
帰り道恵子とキスをしてしまう。
何事もなかったように帰宅するスブやんと恵子。


春は一度スブやんの子供を宿しているが
すでに大きな二人の子供がいることや
世間体を気にして堕胎していた。
ややこが欲しかったなというスブやん。


この後春は病気で入院してしまう。
そして、その間にグレて不良仲間と遊び歩く恵子を
しかりつけているうちにとうとうスブやんは
恵子とやってしまうのだ。

行為が終わったあと帰宅した幸一。
スブやんの衣服の乱れとガラスの向こうの恵子の様子から
すぐに何が起きたのかを理解した。

それは、入院先の春も同じだ。
離れていても内縁の夫の正体はわかっている春。
見舞いに訪れた恵子の様子から出来事を察知し
春の言葉に恵子は全てを打ち明ける。

直後スブやんが面会に来た。
会いたくない恵子はカーテンの後ろに隠れる。
春はスブやんに恵子はスブやんが好きなようだ
自分と別れて恵子が大人になったら結婚して欲しいという。
既にスブやんには、250万相当の土地と家を渡すと伝えていた。

恵子と結婚して幸一の面倒を見て欲しいと言う春。
スブやんは春を愛してると取り合わなかったが。


他の女にやるくらいならスブやんを恵子の夫にしようという
春なりの思いがあったのかと思ったが
春は内心嫉妬していた。

それは、恵子の写真でわかる。
春は恵子の写真の両目に針を何本も突き刺していた。
春の中の女の情が伺われる演出だ。


春が不在となった理髪店。
スブやんのエロ事師仲間の若い男が
以前撮影所でカツラを整える仕事をやっていたから
そこで床屋をやるという。

理髪師免許もない若い男が春の代わりに床屋をやり始めた。

エロ仕事をするためにも金が欲しいスブやん。
しかし、金が欲しいのは幸一も同じで
以前から受験のためと偽って本当は女と一緒に暮らすため
春にたびたび独立資金をせがんでいた。

ある日幸一はスブやんがいない間に家の物を
片っ端から持ち去ってしまう。
春の元も訪れスブやん頼まれたと嘘を言い預金通帳も持っていった。

なんだかドタバタした展開の中、春の病状も重くなっていく。

春は度々幻想を見て卑猥な歌を大声で歌うようになり
医者(北村和夫)から苦情を言われる。

恵子もこの頃悪事を働きとうとう警察のごやっかいになってしまう。
この時の警部が西村晃で、警察に訪れた恵子の担任が菅井きんだった。
出番は少ないのだがふたりの演技がみせてくれる。


そうこうしているうち春の病状はどんどん悪化していき
ついに病院でスブやんのいる前で卑猥な歌を大声で歌い
病院の策から飛び出さんばかりに暴れる春。
寝巻の前を大きくはだけながら通りに向かって狂いまくる春。


結局春は入院中再びスブやんの子を宿したことがわかったものの
死んでしまった。

スブやんはエロ事師に必要な機材などを相方だった伴的に
持ち去られてしまう。

あれほどエロかったスブやんもだんだん性欲が枯れカラカラになっていく。
その後乱交パーティーを主催するものの儲けが少ない。
自身のカラカラも治らない。
そして、悟った。
ダッチワイフを作ろうと。


時は流れ、幸一は独立し恵子も美容院を営むようになっていた。
スブやんは家の前のドブ川に浮かぶ汚らしい小船の中で
エロ事師仲間の若い男とダッチワイフ作りに励んでいた。

ダッチワイフは春がモデルのようだ。
幸一がある男(内田朝雄)を連れてきた。
男はダッチワイフを買いたいといい100万渡したが
スブやんはそれを撥ね退けた。

ドブ川に浮かぶ万札と内田朝雄。


ある夜、スブやんの汚い小船は止めてあった縄がほどけ
海をゆらゆらと流れていく。

大きな船が横切る側でただ流れに身を任せて
流れていくスブやんの小船。

エロ家業に身を置き、内縁の妻の娘を犯したりしたものの
スブやんが本当に愛したのは春だけだったのかもしれない。


この映画で春を演じた坂本スミ子。
もっと年を食った坂本スミ子しか知らなかったので
ショートカットの細身のおばさんというイメージだったのだが
この映画ではロングヘアを結い(性行為をするときは乱れていたが)
中年女特有の緩やかな体型をしていて
クレジットがなかったら坂本スミ子だとはわからなかった。

この人の演技を初めてちゃんと意識してみましたが
この役は当時の坂本スミ子にとってハマリ役でしたね。
夫に先立たれた男に弱い子持ちの女を見事に演じていました。

またスブやんの相方だった伴的をやった田中春男の卑猥さもいいかんじ。


そして、カメラのアングルも面白かった。


春は夫を亡くした日にフナが生まれたのだが
そのフナを夫の生まれ変わりだと信じている。
スブやんが春にエロい事をしようとすると
フナが水槽で暴れるのだ。

そのフナがいる水槽越しに描かれる場面が
なんだか幻想的だったし
柵越しに撮影されるシーンや
床屋でスブやんの髭を春が剃るシーンは
天井から撮影されていた。


またエロ事師の仕事や日常を描いているのだが
終盤の乱交場面はじめ
スブやんと春のベッドシーンでもバストは出てなかったのに
春が亡くなる前に病院で錯乱状態に陥ったときには
前がはだけて胸が丸見えになっている。


エロ事師は面白かったので昨日寝る前にネットで調べてみたら
こんなサイトを発見した。

http://www.cinemanest.com/imamura/flabo1/zinruigaku_1.html

「今村昌平ワールド」という名前で、当時のスタッフが
エロ事師の全てを語っている。



野坂昭如の原作でもスブやんは実在のモデルがあったようで
映画化するにあたりそのモデルを尾行しているのだ。

映画の中でスブやんは内縁の妻春の娘恵子と肉体関係を結ぶのだが
実の親子ではないとはいえ、籍は入っていなくても義理の父と娘。
ましてや恵子は中学生だ。

これについても本当にあったことかどうか検証されている。


今は個人情報保護法なんてものがあるが
当時はプライバシー保護なんてされていない時代。

勝手に他人の戸籍謄本を取ったり、尾行したりして
他人のプライベートにズケズケと侵入している。

当人にとってはたまらないだろうが、不謹慎にも
面白くて一気に読んでしまった。


なるほど、撮影中いろんな困難もあり
最後坂本スミ子がオッパイをさらしたのも
この辺の事情があったのかな?


野坂昭如の原作をもとにしながらも
映画版だけのストーリーも加えられているみたいで
そこも含めとても楽しめた映画です。


それに加えて脇役の面々もまぶしかった。
エロ事師の仕事の場面のちょっとしたところで
ウルトラマンシリーズでおなじみの小林昭二も出ていたり
先に書いたミヤコ蝶々、西村晃をはじめ結構豪華なのだ。


若いころの近藤正臣もカッコよかったし。
この人若いころは色気を感じさせてくれる俳優さんでしたね。

そして、随所に大写しで登場するフナ。

2時間8分という長丁場でしたが退屈することなく見ることが出来ました。





                         
                                  
        

11月にリニューアル・オープンした新宿武蔵野館で女性の憧れ『ティファニー』の魅力をじっくりと堪能する

category - 映画(洋画)
2016/ 11/ 13
                 
土曜日は前日の雨から一転、晴れて暖かい1日となりました。
午後は新宿東口にある新宿武蔵野館へ映画を見に行ってきました。

新宿武蔵野館

新宿武蔵野館は1920年(大正9年)に開館され、大正、昭和、平成と
1世紀近くもの間映画ファンに愛されてきました。

今年の1月で一旦改装のためお休みに入り
11月5日にリニューアルオープンされたのです。


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シネコンとは一味違った作品が上映されています。
こういう作品群が好きなファンからにとっては
貴重な映画館のひとつ。


ティファニー ニューヨーク五番街の秘密

今回私が見たのは『ティファニー ニューヨーク五番街の秘密』という
ティファニー初のドキュメンタリー映画。

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今年の夏ごろ映画を見に行った時にもらったチラシ。
まだ具体的な日付はなく秋から公開されることだけが告知されている。


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この時からこの映画を見に行こうと決めていました。
映画でもニューヨークの洗練された夜景などがありましたが
本当にうっとりするくらいキレイ。


新宿が日本で一番好きな街なら
ニューヨークは海外で一番好きな街。

見ているだけでワクワクしてきます。


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ティファニーブルーのボックスに白いリボンがエレガント。
女性はこの贈り物を受け取った時に特別なものを感じます。

あの有名な映画「ティファニーで朝食を」での
オードリー・ヘプバーンの後ろ姿が印象的。


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11/5から公開されたこの映画もこの日で2週目。
特典として入り口でティファニーのA5サイズのクリアファイルをもらいました。

見る層が限られるこの映画、サービスデーでないこの日は
お客さんの入りが4割程。
圧倒的に女性が多く、男性は女性連れで訪れていました。


世界的なブランドであるティファニーは
1940年にニューヨーク五番街にティファニー本店をオープン。
その後は1961年に「ティファニーで朝食を」が公開され
世界中にその存在を知られることとなります。

この時のオードリーが本当にかわいらしくて
今の女優さんでは感じることができない独特のオーラを放っています。

昔映画を見に行った時「ティファニーで朝食を」での
オードリーのポスターを購入し自宅に飾っていました。

「ティファニーで朝食を」の主人公は当初マリリン・モンローで考えられていたのですが
彼女が娼婦役を嫌ったことから、全くキャラクターの違うオードリーへと
変更になったのです。


今回の『ティファニー ニューヨーク五番街の秘密』でも
「ティファニーで朝食を」のシーンが度々出てきますし
映画にまつわるエピソードも語られています。


そして、実際にティファニーで朝食を取ったセレブ達の
インタビューもあります。
こんなプレゼントをされたら女性なら誰しもイチコロですよね。


またティファニー初の女性デザインディレクターがすごくカッコイイ!

一番この映画で印象に残ったのはティファニーの本店のディスプレイを
約50年に渡ってデザインしてきたジーン・ムーアでした。

彼だけが破損品を使ってティファニーのウインドウを飾れたということで
ユニークな視点が創り出すディスプレイは見ててとても楽しめました。

そして、1996年にBillboardの5位になった
Deep Blue Somethingの”Breakfast at Tiffany'sもピックアップ。

ボーカルが登場してこの曲のエピソードを披露。
私もこの曲がヒットした当時よく聴いていたので懐かしかった。

映画のエンディングもこの曲のPVでした。








新宿武蔵野館の近くにもティファニー新宿店があり
そのそばを通って映画館へと向かいました。