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展覧会レポート昭和のドラマ昔の土曜ワイド劇場懐かし邦画

昭和のドラマ

        

「二人の世界」 (1970年)  木下恵介アワー

category - 昭和のテレビドラマ
2018/ 04/ 14
                 
以前、竹脇無我と栗原小巻が出演している
「三人家族」について記事にしました。


「三人家族」では、運命的な出逢いをした男女が結婚を決意したところで終わってましたが、
その後に竹脇・栗原ペアで制作された「二人の世界」では、
同じく印象的な出会いをした男女が、すぐに結婚し、様々な苦難を乗り越え
新たな生活へと挑戦する姿が描かれています。




二人の世界



■ 「二人の世界」  
放送期間: 1970年12月1日~1971年5月25日 (全26話)
脚本: 山田太一
音楽: 木下忠司
主題歌: あおい輝彦
ナレーション: 矢島正明
演出: 木下恵介ほか
制作: 松竹、木下恵介プロダクション、TBS





宮島二郎(竹脇無我)と榊原麗子(栗原小巻)は、海外アーティストの
コンサート会場で知り合った。


二人の世界




人気アーティストのチケットは完売で、二人はともにチケットを持っていなかったが、
無理を承知で関係者に掛け合いなんとか会場内に入ろうと模索する。
当然のことながら入場を断られるが、諦められない二人は楽屋口から忍び込むことに成功する。
だが、結局はバレてアーティストが演奏しているホールには入れないまま会場を後にした。


二人の世界




こうして思いもかけないことから知り合った二郎と麗子は
出会ったばかりだというのに意気投合し
フランス料理店で食事をした後、踊りに行き
その日深夜まで共に過ごすことになった。


二人の世界


二郎は農家の次男坊で、実家を出て一人暮らしをしている。
郷里には両親と兄(菅貫太郎)夫婦と子供がいて、東京へ行き大学を出て
就職している一人暮らしの二郎を気楽でいいと兄は思っている。


一方の麗子は、会社重役の父(山内明)と専業主婦の母(文野朋子)、
大学生の弟・恒雄(あおい輝彦)と四人で一軒家に住んでいる。
美人の麗子には結婚を申し込んでいる林田(長谷川哲夫)がいて、
それは恒雄たちも知っていた。

二人の世界


ところが、運命的な出会いをした二人はその日から頻繁に会い続け、
デートを重ねるうちに互いに結婚を決意する。


二人の世界




出逢って僅かで人生の大イベントである結婚を決めてしまった若い二人に対し、
麗子の両親や恒雄は結婚に反対する。
だが、二人の意思は固くついに結婚することが決まる。


二人の世界



二郎と麗子はアパートに住み、新婚生活をスタートさせた。
一流会社の営業マンだった二郎は、人生の伴侶を得て精力的に仕事に励むが、
派閥争いに巻き込まれいわれのない責任を取らされる形で総務部へ左遷されることとなった。


二人の世界



二郎の同僚の関根(東野孝彦)は、これを機会に辞表を叩きつけ、
作曲家になるために弟子入りするという。


二人の世界



やりたいことがあり、独り身である関根とは違い家庭持ちで
特にやりたいことはなかった二郎はそのまま会社に残り
総務へ異動しやりがいのない日々を送っていた。



麗子も二郎が仕事のことで悩んでいるのは知っていて、
悩みを打ち明けてほしいと二郎に言うが
そんな情けがない仕事上の悩みを妻に知られたくない二郎と、
夫が悩んでいるのに何の力にもなれないと無力さでモヤモヤする
麗子との間には自然とひずみが出来てきた。




二人の世界


安定しているサラリーマンとはいえ、夫がやりたくもない仕事を
生活のためだけに自分を殺してやっている姿を見るのは麗子にも辛かった。
麗子は本当に今の仕事が嫌なら会社を辞めてもいいと二郎に言う。
その一言をキッカケに二郎は会社を辞めることを真剣に考えはじめた。



久しぶりに関根と会った二郎は、自分も退社しようと考えているという思いを伝えた。
関根は「お前は笑顔がいいから女の子相手のアイスクリーム屋でもやったら
大当たりするぞ」と二郎に言ってきた。


二人の世界




会社を辞めて転職先を探そうと思っていた二郎だが、
関根の言った一言が心に残りサラリーマン以外の選択肢を考え始める。
だが、関根のようにもともとこれがやりたい!という夢はもっていない。
二郎はふと立ち寄った屋台のラーメン屋の親父から
商売人としての生活をいろいろと聞きサラリーマンを辞める決心をした。


二人の世界



二郎は、「スナックをやろう」と思いたち、会社が終わってからスナックの学校に通い始めた。
麗子も父から小さな会社の社長(太宰久雄)を紹介され短期間そこで働き、
家計を助けることにした。


二人の世界



その間、麗子の父と、二郎の父だけではなく
あれほど反対していた二郎の兄からも
スナックの開業資金を借りることが出来た。


二人の世界



会社も退職し、恒雄の紹介で物件も決まり、
麗子の両親、恒雄、関根や社長らが
オープン前夜に集まり新たな門出を祝ってくれた。
スナックの名前は”TOM(トム)”に決まった。

二人の世界


そして、いよいよオープンの日がやって来た。


おかげさまで昼は順調に客がやって来たが、
場所柄、ランチ終了後と夜は寂しい入りだった。
大きな儲けもないが、赤字もないという日々が続いた。


ところが、オープンから一か月が近づいたころ、
近所に二郎の店の倍以上はあるであろう大きなスナックが開店することになった。
思っても見なかった突然のライバル出現に動揺する二郎と麗子。


客が奪われるのではないかと危惧した麗子は、
自分たちのスナックの特色を出す必要があると二郎に提言し、
二郎は麗子と初めて会った夜に訪れたフランス料理店の
コック沖田(三島雅夫)にメニューの伝授をお願いしにいく。


二人の世界


改築工事を済ませたスナック「うぐいす」のマスター(小坂一也)と、
その父(内田朝雄)が二郎たちの店に挨拶にやって来た。



二人の世界


うぐいすのマスターは嫁や父までもが通りに出て来て
派手にサービス券などを配っている。
その商魂の逞しさにサラリーマン上がりの二郎と、
重役の娘麗子は圧倒されるばかりである。





二郎から依頼を受けた沖田がやって来て、
ジャガイモを使わないカレーライスと、
ハンバーガー弁当という二つのメニューをプレゼントした。
どちらもおいしく販売初日から大きな手ごたえを感じていた。


二人の世界



そんな二人のもとにライバルであるスナックうぐいすの
マスター親子がカレーライスを食べにやって来て、
うぐいすでもカレーライスを10円安く、カツサンドも取り入れ
二郎たちに対抗してくる。


二人の世界


うぐいすは店内にテレビを置き、マスターがどんな話題でも
気楽に受け入れるというキャラクターであることから、
TOMがヒマな時間帯でも若者たちのたまり場となっていた。



近所でも新たにできたスナック2店の対決でどっちが生き残るかという事が
早くも話題になっている。
二郎たちを贔屓にしている近所の婆さん(武智豊子)はそのことを
二郎に伝えしきりにうぐいすの貪欲なやり方を見てTOMの今後を心配していた。




うぐいすの客入りと、メニューを真似されたことで二郎たちも、
自分たちももっと客に近づいた方がいいんじゃないかと
店の在り方を沖田に相談した。



沖田は二人がテレビを置いて、女の痴話話なんかも聞き流す、
そういうスタイルがやりたいのならそれもありだが、
見たところ二郎夫婦はそういうタイプじゃない。
味で勝負をしたいのなら、客に合わせるのではなく
自分たちが客を選ぶくらいでやらないと長い目で見たときに
うまくいかないとアドバイスをした。



そして、うぐいすのマスター親子が二郎の店にカレーを食べに来たことを聞き、
今度はこっちがうぐいすへ行ってカレーを食べようじゃないかと提案した。



ちょうど店が落ち着いた時間帯であることからも、3人はうぐいすへいく。
すると父親の前では借りてきた猫のようなマスターは、
二郎たちに嫌悪感をあからさまに出しながらカレーを提供した。


二人の世界



うぐいすのカレーはジャガイモを使わないというところも
二郎たちのメニューのパクリだった。
だが、ひと口カレーを食べた沖田は、
あまりのまずさに用事を思い出したとうぐいすを出ていった。



二郎たちが店に帰ると沖田はあんなものは勝負にならないといい、
気にしないようにと電話を掛けてきた。


その夜、酔ったうぐいすのマスターがTOMへやって来て、
二郎にいちゃもんをつけると殴りつけ帰って行った。


二人の世界



その様子を見ていた客のひとりは、TOMのカレーのうまさに
うぐいすのマスターが嫉妬したことを仲間たちに話し、
普段は暇な昼下がりに多くの友人を連れてTOMへやって来た。



以来、TOMのカレーとハンバーグ弁当はうまいと評判になり、
行列ができる店へと変貌を遂げた。
今度はこの人気っぷりにうぐいすのマスターが焦るばかりとなる。


姉妹には二郎の店へスナックからパチンコ屋に鞍替えしようかと、
愚痴をこぼしに来て親父からどやされる始末。


順調にいっていた二郎たちだが、店は狭く売り上げも伸びなくなってきた。


そんな中、麗子の妊娠が発覚した。
店を開いたばかりでこれからという時に、嬉しい気持ちを抱えながらも、
ふたりは新しい命が宿ったことを手放しで喜べない。



麗子のつわりもあり、二郎は婆さんの紹介で若い女の子に、
臨時で店を手伝ってもらうと、麗子はそれにやきもちをやき、
この先麗子の代わりにバイトを頼むとなると先が思いやられる。


そんな二人は、店が繁盛するきっかけとなった沖田を
食事に誘いスナックを1日休むことにした。



先日、沖田がTOMに来た時にはちょうど混雑している時間帯で、
何か麗子に打ち明けようとしている素振りだったが、
客に呼ばれ沖田の話は聞けないままだった。



レストランでの会食後、喫茶店へ移ると沖田にそのことを聞いた。


二人の世界



現在、赤坂のフランスレストランでコックをしている沖田に、
西銀座にある一流レストランから引き抜きの話が持ち上がったという事だった。
若い時なら喜んでうつったが、子供が手を離れ貯えもあり、
生きがいを求めていた沖田にはどこの店へ行っても同じだった。


だが、二郎の店は違う。
沖田はTOMでうまくて安い料理をたくさん作りたいと言い、
月給5万円でやっとってくれないかと申し出てきた。
そして、スナックからレストランへ店を大きくしていこうと
二郎たちに夢と希望を与えた。


二人の世界



営業から総務に配置転換になったとはいえ、
安定していたサラリーマンからスナックのマスターへ転身した
二郎はスナックだけで終わりたくなかった。



こうして二郎は初めて他人を雇うという道の世界へ歩きはじめ、
店を大きくしたいという大きな夢へと一歩近づいていくことが出来た。











はじめは、「三人家族」の方が断然面白くて、続編はつまらないなぁと思いながら見ていましたが、
二郎が営業から総務に追いやられ、会社を辞める決意をするあたりから俄然面白くなってきました。


二郎の元同僚関根役の東野孝彦の明るいポジティブさは、
真面目に考える二郎と対照的でとてもいいアクセントとなっています。
またスナック開店当初、夜来ていた近くのアパートに住む、
物静かな若い男性客で小野寺昭が出演。


はじめこそ、出会ってすぐに結婚を決めてしまった若い二人に反対する
麗子の両親や弟が、わりとすぐにに二郎を受け入れて行きます。


サラリーマンとして生きてきた麗子の父は、
スナックを始める決断をした二郎に、
応援したいとすんなり開業資金を貸します。



また「三人家族」では竹脇無我の父親役だった、
三島雅夫も実にいい味を出しています。
最初ちょこっと顔見せ程度に出演しただけかと思いきや、
後半になり重要なポジションへと変化します。



二郎から開店早々ライバルが出来て店の方針について相談を受けるのですが、
その際のアドバイスが成功の真理そのもので心に響きました。




こうした若夫婦を中心とした家族や周囲の関係がすごくよくて、
心があたたかくなり、今後何度もリピートして見るドラマの一つとなりそうです。








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「三人家族」 



            
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刑事ドラマの金字塔 「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!

category - 昭和のテレビドラマ
2018/ 04/ 05
                 
2000年代終わり位からファミリー劇場で放送されていた
「太陽にほえろ!」を毎週楽しみにして見ていました。


見始めたときはもう終盤に近く、予告付きのやつを最後まで見た後、
HDリマスター版として1回目から放送されたので
コツコツと録画しながら見て全話(欠番抜かす)録画に成功!



あの時は、まるで初回放送と同じ熱を持って見ていたなぁ~。
「太陽にほえろ!」の書籍まで購入して夢中になって読んでましたからね。



「太陽にほえろ!」はPARTⅡがあるようで、当時から再放送を望む声が高かったですが、
ついにファミ劇でそのPARTⅡの放送が今月からスタートします。



そこで、PARTⅡを書く前に「太陽にほえろ!」自体の記事を書いておこうと、
今さらながら思いついて書きだしたという次第です。



「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!



 
■「太陽にほえろ!」 第1回 『マカロニ刑事登場!』
放送日: 1972年7月21日
原作: 魔久平
脚本: 小川英、長野洋
音楽: 大野克夫   (演奏・井上尭之バンド)
監督: 竹林進
制作: 東宝株式会社
出演者: 石原裕次郎、萩原健一、露口茂、関根恵子、ハナ肇、
小野寺昭、竜雷太、下川辰平ほか





「太陽にほえろ!」というと夕日をバックにしたタイトルシーンが印象的だが、
初回だけは新任の若手刑事”マカロニ”こと早見淳(萩原健一)がジープに乗って
初出勤するところからスタートする。



「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!



満員電車でなくSUZUKIのジープで風に長髪をなびかせながら
七曲署へ向かうマカロニ。
彼は賀原夏子が営むタバコ屋の二階に下宿をしている。
長髪にノーネクタイの早見は先輩たちに遅れて、
初出社にもかかわらず始業ギリギリに署に到着する。



これには捜査一係長のボスこと藤堂俊介(石原裕次郎)も呆れ顔。


「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!



早見はさっそくボスの指示通り自分のピストルを受取部屋に戻ってくる。
銃を携帯した早見をみた殿下こと島公之(小野寺昭)は、
「マカロニウエスタンにこんな格好したやつがいた」といい、
以後、早見は”マカロニ”というニックネームで呼ばれることとなる。


「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!




部屋にいたゴリさんこと石塚誠(竜雷太)、長さんこと野崎太郎(下川辰平)を
紹介してもらう。
そこへ、さっきマカロニを洋服の月賦屋と間違えた交通課勤務の、
内田伸子(関根恵子)が入ってきた。



「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!





粋がっているマカロニとシンコはやり合うが、突然電話が鳴り響き
殺しが発生したという知らせを聞いた。


「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!



それを聞いたゴリさんたちは部屋を飛び出て現場へ向かう。
だが、マカロニはボスから引き留められ、向かいのマージャンやにいる
山さんと一緒に行けと命令を受ける。



雀荘に入ったマカロニは大声で山さんを探すと、
山さんこと山村精一(露口茂)はそうせっつくなといい
コロシだというのに慌てる素振りもない。



「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!



しかもゆっくりと雀荘をあとにした山さんは現場ではなく近くの公園へ行く。
マカロニが木の陰から山さんの様子をうかがっていると・・・


山さんはベンチに座っていた情報屋に伊藤博文の千円札が入ったショートホープを渡し、
被害者のシローが最近ハジキを探していて、
出入りしていたスナックがパークサイドだという情報をもらっている。
ベテラン刑事山さんには山さんなりの捜査のやり方があったのだ。


「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!



マカロニは山さんと一緒に、深夜レストランパークサイドへ行き、
マスターににシローが殺されたことをいい彼の周辺について聞き込みを行うが、
知らぬ存ぜぬでガンとして口を割らない。
だが、そこは山さん、バーテンを引きずり込みガッツリと欲しい情報は手に入れる。




シローを殺した犯人マモル(水谷豊)の姿は目撃されていた。


「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!


マモルはパークサイドに刑事が聞き込みに来ているのを知り
追手が迫っていると身を隠した。



ようやく山さんが現場に到着した。
長さんに犯人がシローにハジキをせがんでいたマモルで、
店の常連客ユカ(鹿沼エリ)とイイ仲であることを伝えた。


「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!



そこへやってきたゴリさんから、ハジキの密売に組織が絡んでいると聞かされ、
マモルが消される可能性が出てきたことを懸念する。




一方、マカロニは店にやって来たマモルの仲間ユカたちに詰め寄るが、
仲間意識が高い彼らはマモルの居所を明かさない。


「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!



マカロニは店を出て周辺のものにマモルの居所を訪ねて回っているとき、
店にマモルがやって来た。
だが、そこには彼の命を狙う組織の連中が張り込んでいて、
それを知ったマモルが慌てて店を飛び出したところへマカロニが来て、
二人は鉢合わせてしまう。



逃げるマモルを必死で追うマカロニはとうとう路地裏に追い詰めた。
マモルは持っていたシローを殺害した凶器の拳銃を取り出し
銃口をマカロニに向ける。


「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!



マカロニもさっき受け取ったばかりの銃を懐から取り出し
マモルに向ける。


そこへゴリさんがやって来て、マモルが放った銃弾は、
マカロニではなくゴリさんの足に命中した。
とっさに撃たれたゴリさんに気を取られたマカロニは
マモルを逃がしてしまう。


負傷しながらもゴリさんはマカロニに犯人を追うようにどやし、
やって来たボスからも怒鳴られてしまう。




この騒動に現場に来ていたボスはマモルの命を狙う密売組織の連中を見て、
大トリものになる可能性を山さんと長さんに示唆した。


「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!



怪我の治療で入院したゴリさんを見舞ったボスが署に帰ってきた。
自分のせいでゴリさんが負傷し犯人を逃がしてしまった、マカロニは身の置き所がない。
そんなマカロニを山さんはメシを食いに誘う。



「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!


行った先はシンコの父で元刑事の内田宗吉(ハナ肇)が経営する、
料理屋だった。
仕事を終えたシンコも店を手伝っている。



ゴリさんを負傷させた負い目を感じてしょげているマカロニに、
宗吉は自分が現役だったときはそんな失敗しょっちゅうだったといい、
ゴリさんが撃たれる前に犯人を撃たなかったことを後悔する必要はないという。


「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!




だが、マカロニの苦悩は晴れることなく、自分の机に銃と警察手帳を置いたまま
ゴリさんの病室を訪ねた。
マカロニは自分は刑事に向いてないのではないかと打ち明けると
そんなマカロニをゴリさんは殴りつける。
ボスがマカロニを怒鳴りつけたのはマモルを撃たなかったからではなく、
彼を逃がしたからだと言い自分の拳銃の引き金を引いてみせた。



「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!


それは空砲ばかりで実弾がこめられていない。
たとえ犯人でも人を撃つことがどんなに辛いことなのか、
ゴリさんからカツを入れられたマカロニは病室を出ていき
聞き込みを再開した。



ユカのアパートを張り込んでいたマカロニは、
部屋を出てきた彼女が組織の者たちに車の中へ引きこまれ
拉致された現場を目撃してしまう。
そこへ山さんもやって来て、ユカが拉致されたといい、
車のナンバーをボスに報告し手配された。


「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!




マカロニと山さんがパークサイドへ着くと、ユカだけでなく
マスターも連れ去られたことがわかった。



組織の連中はマスターとユカからマモルの居所を吐かせようと、
マスターを痛めつけていた。
それを見ていたユカはたまらずマモルの居所を話してしまう。



手配中の車を見かけたという情報が入りマカロニが
そのビルへ向かうと失神したマスターだけが残されていた。
マスターはマモルを自首させようと匿っていて、
三時に後楽園ゆうえんちで落ち合う予定だとマカロニに告げた。



遊園地にはボス以下七曲署の刑事たちが張り込んでいた。
組織の連中はユカを一人立たせてマモルが現れるのを待っていた。


何も知らないマモルがユカのところへ走ってこようとした。
ユカげ「逃げて!」と叫ぶと、身の危険を察知したマモルは走り去る。


「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!



組織の連中がマモルに近づく前にボスたちが全員取り押さえた。


逃げるマモルをマカロニが追いかける!


マモルは無人の後楽園球場へ逃げ込んだ。
そこへボスも到着し、観念したマモルは撃てよ!と自暴自棄になる。


「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!



だが、マカロニは懐を見せて銃を携帯していないと言った。
マカロニとボスの説得に、マモルは銃を落としその場に崩れた。


「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!



マモルはただ拳銃が欲しかっただけだが、
シローは予定していた倍の金を出さないとマモルを脅してきた。
はじめから殺すつもりはなかったことを告白する。


マモルは逮捕され、マカロニが置いていった拳銃と警察手帳が
ボスからマカロニに帰されて労をねぎらわれた。



事件が解決し、ゴリさんの病室で一同揃って祝杯をあげた・笑
そこへ花束を持ったシンコもやってきたが、その中央には
ボスが持ってきた豪華な花束がすでに花瓶に生けられていて、
それを明かされたボスは照れる。


「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!



病室を出たボスはマカロニはもしマモルが拳銃を捨てなかったら
どうするか問いかけた。




「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!




マカロニはボスならどうするかを逆に聞くとボス自身もわからなといい、
ただ人を平気で撃てるようになったらおしまいだと言った。











ファミ劇で第1話からHDリマスターが放送を始めたころ、
確か千葉テレビでもマカロニ編がスタートしてたんですよね。


本当に当時はガッツリとハマってみてましたね~(遠い目)





「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!



初期はシンコの親父ハナ肇がオープニングの
登場人物紹介に加わっていたのが衝撃的だった。


衝撃的と言えばミディアムパーマ(くせ毛?)ヘアの山さんが、
最初の頃は短髪荒くれもので、ゴリさんも”ゴリ”呼ばわりしてるのを見て
自分が持っていた山さんとの印象の大きな違いに驚いた!





また、今回犯人のマモルが殺人を犯して現場から逃げる場面、
走り去っていく水谷豊の背景がこれまたスゴイ!!


「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!



いったい、どこのアジアのスラム街!?


といった雰囲気がプンプンしていて


線路そばのテーブルや椅子、布団まで・・・


その脇の建物からは長ーい洗濯物がぶら下がっているという
凄まじい映像なのだ!



そういや、西部警察の再放送見ていた時も、
路地のどん詰まりにむき出しの男性用便器が並んで配置されていたりと、
度肝を抜かれる風景があったっけな。


西部警察といえば・・・


今回は片岡五郎がクレジットされていたのだが、
てっきり犯人側のなんかの役で出演かと思いきや、
どうやら山東昭子と一緒にブンヤさんとして登場していた。



「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!


ヘンな蝶ネクタイ&髪の毛長めで、名前を見てなかったら
片岡五郎だとは思わなかったかも。



                         
                                  
        

火曜サスペンス劇場 「乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件」 (1982年) 円谷プロ制作 EXまにあっくすでついに放送された!

category - 昭和のテレビドラマ
2018/ 03/ 12
                 
去年の今頃、CSのテレ朝チャンネルで月に1回放送されていた
「EXまにあっくす」を見るのが楽しみでした。
前6回の放送が5月に終わり、夏頃まで再放送がされていましたが、
ホームページからも姿を消しその後がどうなっているのかがとても気になっていた。



去年、ホームページからではなく、昔のようにハガキでのリクエストを
あれだけ募集していたので復活はあるだろうとは思っていましたが・・・。


ようやく3月10日(土)に復活!するというのを知ったときは嬉しかった。
(ただし次回以降は未定っぽい)



今回は全てが円谷プロ作品で、期待した古い土曜ワイド劇場ではありませんでしたが、
日テレの火曜サスペンス劇場の「乱れからくり」が放送されるとあって楽しみにしてました。
ということで、3月10日(土)12:00~18:30はEXまにあっくすを見てました!



あの二人が久しぶりに帰ってきた!




マニアックな作品をサルベージしてくれるザザーンと

EXまにあっくす ザザーン



今回より”塚さん”の愛称を受け継いだ塚地武雅

EXまにあっくす 塚地武雅




さて、「乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件」は火サスの円谷プロ制作の第一作目で、
主演は結婚のために宝塚を引退していた古城都で、なんとその旦那さんは
「特捜最前線」の橘刑事役でおなじみの本郷功次郎!



脚本が「ルパン三世」「元祖天才バカボン」などの脚本で知られる大和屋竺で、
このブログ的にはフジテレビ/円谷プロ制作の「恐怖劇場アンバランス」の
『木乃伊の恋』で演じた”入定の定助”の印象がキョーレツだ。



監督が「吸血鬼ゴケミドロ」でおなじみの佐藤肇。
この人は初期の土曜ワイド劇場で夏に放送されていた
「吸血鬼ドラキュラ神戸に現わる・悪魔は女を美しくする」
「悪魔の花嫁・呪われた百物語」
「先妻の亡霊と闘う新妻・わたしの子供を返せ!」
という怪奇ものでも監督をつとめていましたね。


大和屋竺も土ワイでは1980年に放送された
「京舞妓殺人事件・恐怖の浮気出張」の脚本を担当しています。





EXまにあっくすに話を戻すと、「乱れからくり」の他には


・ウルトラマンM730 ウルトラマンランド

・月曜ドラマランド枠で放送された「ザ・サムライ」

・映画「アニメちゃん」

・時代劇スペシャル「悪霊桜子姫」

・AM3:00の恐怖


・・・というレアな作品が放送された。


とりあえず、楽しみにしていた「乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件」を。





●火曜サスペンス劇場 「乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件」  
放送日: 1982年3月23日
原作: 泡坂妻夫  乱れからくり (1979年) (角川文庫)
脚本: 大和屋竺
音楽: 大森敏之
監督: 佐藤肇
制作: 日本テレビ、円谷プロダクション
出演: 古城都、柴田恭兵、新藤恵美、中尾彬、
菅貫太郎、岸田森、草野大悟、坪田直子ほか



乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件




宝塚を引退し現在は探偵事務所所長の宇内舞子(古城都)の事務所へ
おもちゃ制作会社・ひまわり工芸社の馬割朋浩(菅貫太郎)が
妻の真棹(新藤恵美)の浮気調査を依頼しにやって来た。




乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件




朋浩は真棹が明日必ず外出するといい、急ぎの仕事だから
報酬はたっぷりとはずむと言う。



翌日、舞子はボクシングジムに通う助手の勝敏夫(柴田恭兵)を連れて
馬割の家の前で張り込んでいた。
真棹の写真を見せられた敏夫は、幼なじみの女の子に似ていることから
どうやら美しい真棹に興味を持った様子だった。



乱れからくり・ねじ屋敷殺人事件




朋浩が言った通り、真棹は出かけていきひとりでラブホテルへ入り、
しばらくすると一人で出てくる。



舞子は残って相手の顔を確かめることにして、真棹の尾行は敏夫に任せる。
その後、ホテルから真棹の浮気相手が出てきた。
それはひまわり工芸社の副社長で朋浩の従兄弟・馬割宗児(中尾彬)だった。
真棹の後をつけていた敏夫は、彼女が薬局で外国製の睡眠薬を買うところを見た。


舞子と敏夫は落ち合った喫茶店で互いの情報を交換した。
朋浩と宗児の仲の悪さはおもちゃ業界でも有名な話だった。
ひとまず真棹の相手がわかった舞子たちは残りの報酬をもらうために
朋浩の家へ行くことにした。



だが二人が到着すると、朋浩と真棹は海外へ行くために
成田空港へ車で向かうところだった。
舞子は手付だけ払って逃がすわけにはいかないと
その車を追っていった。


乱れからくり・ねじ屋敷連続<br />殺人事件


しかし、途中空が光り、フロントガラスの前が煙で視界が悪くなった。
舞子と敏夫が車から降りると、朋浩たちの車が炎上していた。
敏夫は真棹を車から運び出して手当てをするが幸い軽症だった。
だが、病院へ運ばれた朋浩は重度の火傷を負っていた。



後にこの事故の原因は隕石が落下したものだと判明する。





病室で瀕死の状態であえいでいる朋浩は枕元にいる真棹に
「明日予定通りホノルルのラザフォードに会って”魔童女”を渡してくれ」と伝えると
死亡してしまった。


乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件




ところが真棹があとで確認すると、そんな予定はなく謎が残る。


舞子は二週間後にボストンでおもちゃの国際見本市が開かれることから
おそらく”魔童女”は新しい製品のサンプルを意味すると推理した。





事故が起きた時、朋浩は車の周りが火の海なのにも関わらず、
逃げるよりもトランクを開けカバンを取り出しているのを舞子は見ていた。
舞子はそのかばんの中に、どうしても守らなければならない
重要なモノが入っていたのではないかと考えた。





そこには女の子の人形が入っていた。
人形の体内に何か命を投げ出しても守らなければいけない
大切なものが隠されているのか?


乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件



背中にはボタンがあり押してみると首が回り背中に向いてきた。
どうやらからくり人形のようでさらに敏夫がいじっていると
突然、人形の顔がものすごい形相になった。



乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件





敏夫が朋浩の葬儀へ行った日、朋浩と真棹のひとり息子・透一が
遊んでいる最中に誤って毒を飲んで死んでしまった。
そばに転がっていた瓶は、宗児とラブホテルへ行った帰りに
真棹が購入した睡眠薬と同じものだった。




真棹は敏夫が探偵で自分をつけていたと知ると朋浩と透一の遺影の前で
宗児との不倫関係を告白した。


乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件



三年前、横浜の馬割の屋敷の中にある迷路での出来事だった。
真棹はそこへ入っていく夫の姿を見て後を追いかけていったが、
そこにいたのは朋浩ではなく宗児だった。



宗児は真棹が迷路の中で迷い出口がわからない恐怖心につけこみ
彼女の体を奪い、以後は二人の関係を朋浩にばらすと脅かして
逢瀬を続けていた。





真棹は朋浩との今度の旅行が決まったときに旅先で
このことを懺悔してどんな償いでもするつもりだったのだ。
苦しんでいる真棹の姿を見た敏夫は感情が高まり
彼女と口づけを交わすが、すぐに真棹は正気に戻り
それ以上になることはなかった。




舞子の事務所に朋浩が何か調査を頼んだのではないかと
宗児が聞きにやってきた。
真棹の浮気調査の前に依頼されていたある会社の信用調査の
報告書を見せて、朋浩が独立を考えていたようだと説明した。



宗児は舞子が、元宝塚の宇内舞子だとわかると
宗児はファンだったといい朋浩からもらえなかった調査費の残金を
舞子に快く渡し妹・香尾里(坪田直子)の誕生日に屋敷に招待した。


乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件




当日、ふたりが屋敷へ行くと、宗児から香尾里を紹介される。
宗児と香尾里の父で社長の馬割鉄馬(岸田森)が
真棹に体を支えられながら部屋に入ってきて
真棹を助け出した礼を敏夫に言った。





鉄馬は真棹をたいそう信頼していて、彼女の見立てた薬しか飲まないという。
宗児は家屋敷を売ろうと考えていて、鉄馬はそんな宗児を信用していない様子だった。



ひまわり工芸社の前身である”鶴寿堂”を創った馬割作蔵は金沢出身だが、
嘉永の頃、故あって横浜へ移り住んだと伝えられている。
その息子は銀相場で多くの財をなした。
有名なのは『ねじ屋敷』と呼ばれる洋館と正五角形の迷路庭園である。



舞子は宗児に案内されて迷路に入るが、彼は姿を消し舞子は
真棹と同じように出口を見つけてさまよう。
真ん中にある像のところで舞子が力尽きていると
宗児がやってきてあの時と同じように襲おうとしてきた。



乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件


だが、舞子は宗児を投げ飛ばし、真棹の二の舞にはならずに済んだ。


その頃、香尾里と一緒にいた敏夫は彼女が朋浩を愛していたことを知る。
舞子と宗児が迷路から出てくると、今度は入れ違いに敏夫がその中へ入り
香尾里も敏夫の後を追ってきた。


乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件



敏夫は持ってる知識を駆使して自力で迷路を脱出しようと試みる。
すると、これまで敏夫にべったり張り付いていた香尾里が
用事があるといい迷路から出ていってしまった。



ひとり残った敏夫が一度来た道に印をつけながら歩いていると突然、銃声が鳴り響いた!


急いで迷路を出た敏夫が音がした場所へ行くと、舞子と宗児も駆けつけた。
そこには、真棹が呆然と立ちすくしており、そばには右目を撃ち抜かれた
香尾里が死んで横たわっていた。



舞子と旧知の仲の捜査一課長・ナラキ(草野大悟)とキツネ(峰のぼる)が
ねじ屋敷に捜査にやって来た。
ナラキは真棹が犯人と見たが、消炎反応はでず、凶器も見つからない。


乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件



宗児が舞子、敏夫、真棹にワインを振舞いながらからくり人形を見せた。
シャボン玉を飛ばす愛らしい人形に、4人が血生臭い事件をしばし忘れて楽しんだ。




乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件




それが終わると、今度は宗児が最近鉄馬の部屋から見つけて、
朋浩と二人で修理したという逆立人形を持ってきた。




乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件



宗児が人形を動かそうとぜんまいを巻くと指先を何かで突かれ血が出た。


人形はくるりと逆立ちをしながらテーブルの上を歩くが
それが止まらないことに宗児が異変を感じたとき
急に宗児が苦しみだして死んでしまう。



乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件



その後、逆立人形のぜんまいをあるところまで巻くと
毒針が出てくる仕掛けだったことがわかった。
舞子は犯人が馬割家の人間を狙っていると知り、
朋浩と透一の死も他殺の線が出てきたといい始めた。



そして、もし鉄馬が死ぬことがあれば、馬割家の財産は
真棹ひとりのものになると敏夫に話した。
だが敏夫は、ひまわり工芸社も去年倒産寸前で財産を狙った
ものとは考えにくいという。




二人は馬割家の祖先を洗う事にし、初代作蔵の出身地金沢へと飛んだ。
宿泊先のホテルで、生前朋浩がここに泊まり、大野弁吉記念館と
銭屋五兵衛の銭五遺品館ばかりに通っていたという事実を
ホテルの土産物屋の店員から聞いた。






乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件


舞子と敏夫も大野弁吉記念館と銭五遺品館へ行ってみることにした。
ふたつをまわるうちに大野弁吉、銭屋五兵衛と作蔵のつながりを見つけ出した。



作蔵は大野弁吉に頼まれて銭屋五兵衛の財宝を横浜に運び出すために、
金沢から横浜に移り住んだのだ。
その財宝はねじ屋敷の迷路のどこかに隠されている・・・。
舞子たちはさっそくそれを確かめに戻ることにした。



そして、迷路へ行くと仕掛けられたからくりを見破り
地下へ通じる道を探り出した。
洞窟の中をずーっと歩いていくと鉄馬の部屋に通じていた。



しかし、鉄馬は普段飲んでいる薬の中に毒が混ぜられており
部屋ですでに死亡していた。



乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件



ふたりが洞窟から戻ってくると鉄馬が死んだと騒ぎになっている。



ナラキは鉄馬の飲んでいたカプセルの全てに毒が混入していたことから、
馬割家で唯ひとり生き残った真棹が犯人だといい取り調べようとする。



それを聞いた敏夫は屋敷から真棹を連れ出し、
ホテルへ入ると自分の推理を話した。



屋敷に財宝が隠されていると知った朋浩が
馬割家の三人を殺害して独り占めしようとした。
しかし、あの事故で思いがけず朋浩は死んでしまう。


その意思を引き継いだ真棹が三人を殺したのだろうと、
真棹に自白を迫るが彼女は違うと否定する。



乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件


そして、真棹から睡眠薬入りのビールを飲まされて眠らされた
敏夫が目覚めたときにはもう真棹の姿は部屋から消えていた。




真棹は敏夫に別れを告げる手紙を残していた。
それを読んだ敏夫は苛立つ感情に任せ手紙のそばに置いてある、
魔童女の人形を掴むと部屋に投げつけた。





すると、床に投げつけられたときの衝撃で、人形の両目に嵌められていた
ものが飛び出して転がった。
その二つを合わせるとカプセルになる。



乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件


敏夫は真棹が財産を隠してある洞窟にいるに違いないと思い
急いで真棹を探しに洞窟に入ると、そこには舞子とキツネがいた。


三人は懐中電灯で暗い洞窟内を照らしながら真棹を探すが
彼女の姿はどこにも見当たらない。


すると、舞子は小判の形をした岩を見つけ開けてみると、
それまで流れていた滝が止まりその奥が開いた。
どうやらそこが財宝が隠されている場所らしい。




三人が中へ入ると睡眠薬を飲んだ真棹が倒れていて、
財宝の隠し場所から真棹を運び出すと手当てをした。
幸い発見が早く、真棹は意識を取り戻した。


乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件



真棹は財宝が隠されていた扉の前の滝が二本に見えるという。
あの滝はもともと一本だということがわかり、敏夫が水の流れ出す場所へ行くと、
そこに香尾里を殺した凶器の万華鏡があった。




屋敷に戻った舞子は、ナラキらに事件の真相を説明した。


朋浩は透一が真棹と宗児の子供だとわかり
はじめは透一だけを殺すつもりで、普段から睡眠薬に似た
お菓子を与えていた。


だが、宗児が鉄馬の部屋から大野弁吉が作った逆立人形を見つけたことから、
朋浩はそれまで隠されていた鉄馬の部屋に興味を持った。
そして朋浩は隠されていた銭屋五兵衛の財宝を探し当て独り占めにしようと
透一殺しから、一連の連続殺人へと切り替えた。




朋浩は自分のアリバイ作りのために外国旅行を計画した。
舞子に朝から真棹を尾行させたのも、あの日朋浩と真棹が
海外へ旅立っていった姿を目撃させるためだった。



朋浩はボストンで行われるおもちゃの国際見本市への出張の
二週間の間に、仕掛けておいた殺人が遂行されるように計画を練っていた。


しかし、朋浩と真棹が成田空港へ行く途中、隕石が落ちるという
予期せぬことが起こり、それによる事故がもとで
自分が仕掛けた殺人が行われる前に死亡してしまった。



透一は偶然にも朋浩の葬式の日に、ぬいぐるみに隠してあった
睡眠薬の瓶を開けて毒入りのカプセルを口にして死んでしまった。



乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件




朋浩を愛する香尾里に、朋浩はアメリカへ発つ前に誕生日プレゼントだと言って
銃弾が仕掛けられている万華鏡をプレゼントした。
そして、香尾里の誕生日の午後二時にねじ屋敷の灯篭のところで
万華鏡を覗くように香尾里に指示していた。



約束通りの時間にその場所で、香尾里は万華鏡を覗いていた。
焦点を合わせようとレンズを回していたところ
中に仕掛けられていた銃弾が発射し右目を撃ち抜かれ殺害された。


香尾里は撃たれた時の衝撃で、万華鏡を落としそれは池の中に
転がり落ちて滝の入り口まで移動してきたのだ。
これで、朋浩は自分のアリバイを作りながら香尾里を殺すことが出来たのだ。




朋浩は鉄馬のカプセルに毒を仕込もうと考え、カプセルを工場で作らせたかった。
しかし、それだけを作らせると怪しまれるので、魔童女の目玉に使うという名目で
プラスティック製のカプセルを作った。


自分がいない間に鉄馬を殺せるように、服用しているプラスティック製のカプセル全てに
毒を入れていた。
プラスティック製の場合、体内に毒が吸収されたないために、一つだけゼラチンのカプセルを
混ぜておいたのだ。




舞子はこの計画は朋浩が立てたもので、真棹は事件とは関係ないと話す。



舞子たちは洞窟にある財宝の隠し場所へ戻った。
だが、そこに隠されていたのは全て鉄くずだった。



乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件




舞子は馬割が金があるように見せかけていただけだと話すと
敏夫は記念に一枚もらっておこうと持ち帰った。



事件が終わり、敏夫の短い恋も終わった。
真棹の容疑は晴れたが、彼女に思いを寄せていた敏夫と
真棹の仲は発展することもなく別れを告げた・・・。




そんな敏夫が持ち帰った小判を見ているとある事実に気づき、
急いで舞子のところへ知らせに言った。


なんと発見した小判は金の小判で、その上に真鍮が塗ってあり、
価値がないように細工がされていたのだ。
それを知った舞子は、あの時見た財宝を思い出し夢見心地になった。


乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件




金の山にうっとりしている舞子を見た敏夫はスキあり!と
技を掛けようとする。
普段はこれを難なく防ぐ舞子だが、ココロにスキが出来ていた
舞子は敏夫と共によろけてしまい、ふたりは間近で見つめ合った。


乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件



瞳を閉じた舞子に失恋の痛手も消えたのか、敏夫は顔を近づけていく。
男勝りの舞子と敏夫の間に、恋のようなものが芽生えた!?








『ねじ屋敷』という奇妙な名前を持つ妖気を秘めた洋館と、敷地内にある迷路、
その中にある仕掛けで扉が開くと洞窟に繋がる道があり、
不気味な滝やその奥に隠された部屋がある。



子どもの頃、好奇心を向けた不可解で怖いいろんなものが
詰まった面白いドラマだった。


そこに、からくり人形が登場するのもイイ!


しかも、鉄馬殺しに使用するカプセルを作るために、
作られた『魔童女』の人形がまたコワイ・・・!


怖いと言えば、不思議ちゃん坪田直子の死体も怖かった。
右目が撃ち抜かれて空洞に真っ赤な血って
子どもの時だったらあれを見たら、夜眠れないですよね。



部屋にからくりがあるっていうのも良いです。
壁に飾ってある絵画の裏にある隠し金庫とか
隠し部屋に通じる扉とか憧れたなぁ・・・。



さて、「乱れからくり」では柴田恭兵がジムでボクシングの練習をしている時に
ガッツ石松が登場する。



乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件


ガッツ石松は土曜ワイド劇場第1作目の「時間よとまれ」にも出演していましたね。




最近は古い単発ものの二時間ドラマもよく放送されていて、
「99%の誘拐」、「フルムーン殺人旅行」、「運命の殺意・北信濃母子心中」などを見ました。


岡嶋二人の「99%の誘拐」は90年代に火サスでドラマ化していたんですね。
緒形拳の腹に一物ある感じと、彼をおじさんと慕っていた伊原剛志の
関係性が良かったですね。


誘拐にパソコンを使ったハイテク犯罪。
この時代だととても画期的なものだったのでしょう。
面白かったので記事を書きたいと思いながらも
時間がなく、いつか書くかもしれませんが。


「運命の殺意・北信濃母子心中」も市原悦子の若作りっぷりに笑えた。
彼女を犯す「特捜最前線」の吉野・誠直也のズラがお笑いで被る
カツラそのものでこれもネタにしながら見てました。


木曜ゴールデンドラマも「性的犯罪」みたいに、強烈にエロイやつがあったりと
バラエティに富んでいて面白かったですね。



今年も昔のドラマが沢山見れるといいなぁ~。



まずは、EXまにあっくすで取り上げられていた
土曜ワイド劇場の円谷プロ作品の残り二作品。


「赤い蛍は血の匂い」と「ご主人を殺してあげます」は
視聴者からのおハガキによるリクエスト多数で
塚さんがリマスター代を払ってくれるなら放送が実現するようですが
果たしてリクエストが多かったら見れるのだろうか?


************ 関連記事 ************


◆ 「可愛い悪魔」 

◆ 「麗猫伝説



                         
                                  
        

「寺内貫太郎一家」(1974年) 小林亜星のデブっぷりに驚き!しかし演技はなかなか、そして伝説の悠木千帆の”ジュリ~❤”が見れた

category - 昭和のテレビドラマ
2018/ 02/ 26
                 
見る番組が溜まっていたりでたまにしか見ていなかった
昭和の人気ドラマ「寺内貫太郎一家」がなかなか面白い。


もう終盤に来ていてアレですが、この時代のホームドラマは
気楽に楽しめるものが多くていいですね。



今回見てびっくりしたのは、小林亜星のデブっぷり。


太っているのは前から知っていたけど
改めて見ると本当にすごい太っている。



寺内貫太郎一家


ズボンがズリ落ちないように、紐で止めてあるのを見て
それを嫌でも感じさせられる。


健康状態が気遣われるが、まだご健在なんですね。



これがドラマ初出演だそうですが、演技はなかなか。
「明日でござる」の馬場のぼるや「肝っ玉かあさん」の関口守(佐野守)に比べたら
このメンバーに囲まれて違和感を感じないのがスゴイ。



そして、西城秀樹や浅田美代子のアイドルコンビが出ているのも
昭和って感じがしますね。


「寺内貫太郎一家」では、ばあさん役の悠木千帆(樹木希林)が
ジュリーのポスターに向かって「ジュリーィィ!」って身もだえるのが有名ですが
今回初めて見れた。



これヒデキが出ているし、もしかしたらジュリーも・・・なんて思ってたら
先週の放送でゲスト出演してました。




貫太郎がやっている石屋に通りすがりの青年(沢田研二)がやって来て
道を聞くついでにトイレを借りるのですが・・・



たまたまきん(悠木千帆)がトイレを使っていて、戸を隔てて
きんとジュリーがやり取りする。



寺内貫太郎一家


まるでコントのようで、志村けんの婆さんみたい。



その後も、部屋の中できんとジュリーはすれ違い
憧れのジュリーとは対面することなくジュリーは
トイレを借りた礼をいい石屋を去って行く。



ところが、ジュリーはその後に墓へ行き


寺内貫太郎一家


そこでついにきんはジュリーと対面する!


寺内貫太郎一家


恋焦がれていたジュリーを目の前にしてきんのこの表情。


この頃のジュリーは目に星が入ってそうなイイ男ですね。
きんの部屋に飾ってあるジュリーのポスターがまさにそんな感じ。
現在の姿と比べると唖然としてしまいますが・・・。




悠木千帆といえば、昔から老け役で有名ですが
このドラマが放送されたのが1974年で
悠木さんが1943年生まれだから、この時31歳くらい!!


31歳で婆役とは、ビックリです!!!



昔はこういう老け役専門の役者さんって結構いましたよね。



またこのドラマ脇を固める役者さんたちも芸達者で面白い。


伴淳三郎、由利徹、先日残念ながらお亡くなりになったけど左とん平。
このトリオのやり取りがコミカルでイイ。


かと思おうと、藤竜也も出演していたり。
まあ、この方「時間ですよ」にも出ていましたが。
こういうのを見るまでホームドラマのイメージは自分の中にはなかったので
とても新鮮に感じました。


ストーリーとしてはなんてことはないホームドラマなんですが
それを自然と楽しめて見られるというのは、質の高さを感じます。


あと少しで放送が終わるようですが、どっかの時間帯で再放送するでしょうから
録画して夕食時にでも気楽に見ようと思っています。




                         
                                  
        

森村誠一シリーズII 「野性の証明」 (1979年)

category - 昭和のテレビドラマ
2018/ 01/ 30
                 
TBSの”森村誠一シリーズ”で放送された
林隆三主演の「野性の証明」


かなーり前にファミリー劇場で再放送され、何気なしに見たのですが
これがかなり面白かった。




■ 森村誠一シリーズII 「野性の証明」 
放送期間: 1979年1月6日~1979年3月31日 (全13話)
脚本: 長谷川公之、須崎勝弥
音楽: 広瀬量平
主題歌: 「戦士の休息」 
作詩・山川啓介、作曲・編曲・大野雄二、歌・町田義人 
監督: 永野靖忠、井上昭、村山新治




二年前、岩手県の山奥にあった柿の木村の風洞地区で、
長井孫市(矢野宣)という男が気がふれて近所の住民たちに斧をふるい大量殺人を起こした。
だが、その孫市も同じ斧で何者かに殺されいた。
孫市殺しは迷宮入りとなり、柿の木村も今はダムの底に沈んでしまった。




そして、遠く離れた栃木県の羽代市で、当時柿の木村事件を担当していた
宮古署の村長刑事(小池朝雄)は柿の木村事件の唯一の生き残りで
孫市の一人娘・長井頼子を偶然通りで見かけた。



森村誠一シリーズII 「野性の証明」



頼子は大野村の親戚の家へ預けられていたところを、味沢岳史(林隆三)に引き取られた。
二人は現在栃木県の羽代市に住んでいて、味沢は保険の外交員をしている。


村長は刑事のカンで孫市殺しは味沢の犯行ではないかと考え
味沢の身辺を洗うことにした。



味沢は母のサト(川口敦子)が亡くなり実の父を探しに羽代市に引っ越してきたのだった。
サトは何者かに手籠めにされ、生まれたのが味沢であり
死の間際にその男が羽代市にいるらしいとう情報を得たのだった。



現在、味沢の娘となった頼子は昔の記憶を失くしていた。
だがひょんなことから出会った越智朋子(浅茅陽子)に
何か特別なものを感じる。



森村誠一シリーズII 「野性の証明」


朋子は羽代新報の記者だった。
羽代新報はもともと朋子の父が起こしたものだが
このあたり一帯を仕切る大場一成(小沢栄太郎)の策略により
事故死を装って葬られ、羽代新報も大場一族に乗っ取られていた。



森村誠一シリーズII 「野性の証明」




そして、頼子は大場のかつての愛人の娘で料亭桃山の女将・磯村絹枝(小川真由美)がひく
三味線の音色にも不思議と惹かれて絹枝と懇意になる。

森村誠一シリーズII 「野性の証明」




村長も直接味沢と会い長井孫市殺しの真相を突き止めようとするのだが
味沢は朋子と行動を共にするうちに、大場絡みの事件に引きずり込まれていく。
味沢を追ううちに朋子と接触した村長は、彼女が頼子の母と瓜二つなことに気が付く。





保険のセールスが振るわなかった味沢だが大口の契約が取れた。
パチンコ店をやっている井崎(志賀勝)が妻・アケミに保険を掛けたのだ。

だが、アケミがすぐに車の事故で死亡してしまう。
井崎は大場の息がかかっている羽代署の竹村捜査課長(河原崎建三)を
金で抱き込み、アケミの死体があがらないまま事故証明をおろさせ
六千万円の保険金を得ようとする。


森村誠一シリーズII 「野性の証明」



これと並行して、味沢が住んでいるアパートに立ち退き問題が発生。
跡地は大場一族が競輪場にしようとしていた。
朋子の意を汲んだ味沢はひとり立ち退きに反対した。
そこへ、同じアパートに住む田所庄作(木田三千雄)も加勢する。



森村誠一シリーズII 「野性の証明」

味沢は田所老人と話すうちに、彼が生まれてから六年前まで
柿の木村に住んでいたことを知り父を探す手がかりを得ようとするが
田所は味沢と会っているときに電話で何者かに呼び出されて
水死体となって発見されてしまう。



竹村は田所の死を自殺で片付けようとするが
味沢と朋子は他殺だと信じて疑わない。


森村誠一シリーズII 「野性の証明」




一方、井崎の保険金詐取についても朋子が井崎と竹村が結託していることに気がつく。
彼女は味沢とともに井崎が妻のアケミを予め殺し
カッパ流れの工事現場に埋めていたという証拠の写真を撮影することに成功した。
味沢がこれをネタに井崎を脅すと、井崎は竹村に相談するが
助けてくれないと知った井崎は自暴自棄になり何をしでかすかわからなくなった。




困った竹村は一成の長男・成太(佐藤慶)に相談すると、井崎は早々に始末された。
何も知らない味沢が井崎の愛人に呼び出され部屋に行ってみると
そこには井崎の死体があり、ニセの通報を受けた警官に見つかり
味沢は井崎殺しの容疑者として身柄を拘束される。


しかし、絹枝の機転と村長が羽代署の署長(成瀬昌彦)にこれまでのことを説明したことで
味沢の容疑はすぐに晴れ、竹村は井崎の保険詐欺に加担していたことがバレ警察をクビになる。


森村誠一シリーズII 「野性の証明」





味沢と朋子が大場一成の仮面を暴こうと行動する中で
柿の木村事件も長井孫市による犯行ではなく
風洞地区のダム建設に強い反対の姿勢を示した住民たちを
大場の飼い犬・中戸(山本清)が手下四人を使って殺害し
反対派のリーダーだった孫市に罪を着せたことがわかった。



成太や羽代新報社長・島岡(根上淳)は、先手を打ち
味沢が柿の木村事件の犯人であると新報に掲載しようとするが
これを知った朋子は浦川編集長(戸浦六宏)の協力を得て
大場一成の悪事を暴く記事に差し替えようと画策する。



森村誠一シリーズII 「野性の証明」

万事うまくいくと思った朋子たちだが、直前になり計画は大場一族に漏れ
予定通り味沢の記事が掲載されてしまい計画は失敗に終わった。



朋子がこのことを知らせようと味沢の家へ向かう途中で
一成の末息子・成明(ピーター)に暴行されたうえで殺されてしまう。


森村誠一シリーズII 「野性の証明」




記憶を失っている頼子は、未来を予知する能力が備わっていて
朋子の身の上に起こった危機を察知した。

頼子の予言で慌てて家を飛び出した味沢は朋子を見つけ出すが
ナイフで刺された朋子は味沢に抱かれながら息を引き取った。



一方、朋子が死んだことを知った一成は成明の仕業だと見当をつけて
部屋へ行き息子が暴行殺人事件を犯したことを知る。
大場一族は身代わりをたてて成明を匿うがついに成明は逮捕され
自白をしてしまう。


森村誠一シリーズII 「野性の証明」





その間、味沢はかつて絹枝が孫市から三味線を習っていたことを知り
頼子がなぜ絹枝の三味線に惹かれたのかがわかる。
そして、味沢もついに村長と絹枝に柿の木村で孫市を殺したことを認めた。




味沢サトは柿の木村の出身で、味沢はサトの遺骨を故郷に納めようと
寺を訪れたところ和尚が不在で偶然寺にいた孫市から
母を汚らわしい存在だといわれ追い返されていた。



その時、中戸組の四人が住民らを虐殺しており
孫市はそれを味沢の仕業だと誤解して味沢に斧をもって切りかかろうとし
味沢はそれから逃れるため孫市を殺してしまったのだ。
絹枝は正当防衛だといい、村長も自供だけで
その現場を目撃していた頼子が記憶喪失で証拠がないといった。




森村誠一シリーズII 「野性の証明」


その後、柿の木村事件の実行犯の生き残りの
筆談で中戸の事件への係わりも証明される。
だんだん大場一族の権力もきかなくなってきた。



味沢はもう一度柿の木村へ行き、和尚(永井智雄)からついに実の父について聞き出した。
サトには兄の一郎がいたが戦死したと思われていた。
しかし、ある日ひょっこりと柿の木村へ帰ってきてサトを犯してしまう。
二人の間に生まれたのが味沢岳史だった。



一方、村長は大場一成の身上調査から、一成が戦死したと思われていた
味沢一郎と同一人物であることを知る。
そして父を探し続ける味沢にせがまれ、大場一成が実の父親だと教えてしまった。



自分が実の兄妹が交わって出来た子供であり、
一連の事件の黒幕大場一成の息子だと知った味沢は目を背けたい事実に悩むが
意を決して一成に直接会いに行く。



しかし、案の定一成は味沢を息子だと認めようとはしなかった。
このやり取りを密かに立ち聞きしていた成太は、その夜味沢に会いに行き
いつかきっと味沢と一成を実の親子として対面させる協力をするので
今は一成をそっとしておいてほしいと頼むが味沢はこれを拒否した。


肉親とわかったことで味沢に優しさを見せた成太だが
このあと無情にも父が差し向けた殺し屋たちに自殺に見せかけられ
墜落死させられてしまう。



あの時は強がって成太の申し出を拒否した味沢だが
今更ながら腹違いの兄・成太の優しさが身に染みてきた。



そして、味沢はついに実の父親大場一成と再び対峙する--。










「野性の証明」というと高倉健と薬師丸ひろ子の角川映画が有名ですが
私は両方見てドラマ版の方が好きになりました。


確かに映画版は豪華なキャスティングと明らかに製作費かかってんなぁ~っている
ゴージャス感とスペクタクルな感じはするのだけど、どうも荒唐無稽な気がして
一度見たらいいやって感じでした。



ドラマ版は映画に比べると地味なのですが、1979年にしてはあせた映像と
林隆三の渋すぎる味沢が良くてお気に入りです。


ただ、最後の方ぐじゃぐじゃっとして終わったのだけが残念。

ところどころ突っ込みたくなる部分はあるのですが
全体を通して、原作にはない桃山の女将・絹枝役の小川真由美もよくて
途中まではかなりガッツリとみてしまった。




2話から6話(?)位まで、冒頭今はダムの下に沈んだ柿の木村と思われる場所で
刑事役の小池朝雄が柿の木村事件や味沢について語るというところからスタートするのですが
これがまたコロンボそのもので毎回見るのを楽しみにしています。


森村誠一シリーズII 「野性の証明」





また最後の方に検事役で天知茂が出演しています。

森村誠一シリーズII 「野性の証明」

天知茂が林隆三、小池朝雄、佐藤慶と一緒に映るシーンは
個性的な俳優の競演に心が躍ります。