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美術・展覧会レポート

        

「ルーブル美術館展」@国立新美術館へ行ってきた 週末の混雑状況など

category - 美術・展覧会レポート
2018/ 07/ 11
                 
世間は6月から始まったワールドカップで盛り上がっているようですね。
私も日本戦を含め、いくつかの試合を途中からテレビで見ていました。
今回は番狂わせがいくつもあり、なかなか面白い大会になっていますね。




さて、先週の日曜日は六本木にある国立新美術館で行われている
「ルーブル美術館展 肖像芸術―人は人をどう表現してきたか」へ
行ってきました。



週末に美術館を訪れたこともあり混雑が気になるところでしたが、
ついてみると美術館の外は人もまばらで心配することはなさそう。




ルーブル美術館展 国立新美術館




私が行ったのは7月8日の午前10時半頃。
入り口付近はやや混んでいたものの、ストレスを感じる混みっぷりではなかったです。




今回は古代から19世紀までの”肖像”にテーマを絞って、
彫刻や絵画などが112点展示されていました。





チラシや看板に使われているのはヴェロネーゼ。
(見開きチラシの裏面はグロの「アルコレ橋のボナパルト」)



美しきナーニ ヴェロネーゼ


≪女性の肖像≫  通称 美しきナーニ
ヴェロネーゼ 1560年頃


今回の展示室は1階の「1E」でした。



まずは古代エジプトの棺用のマスクからスタートします。



ルーブル美術館展 国立新美術館



亡くなった人の顔立ちを再現するのではなく、
理想の顔が表現されています。






はじめは小さな展示物も多く、人だかりでやや鑑賞のしにくさがありました。
人物の全体像の彫刻では迫力があり、衣装の襞の自然なカーブや、
緩やかな曲線の感じを見事に表現しています。


「肖像」という視点では、モデルが男性の場合は”威厳”を、
女性の場合は”気品”が感じ取れました。




フランス王妃マリー・アントワネットの胸像

≪フランス王妃マリー・アントワネットの胸像≫  
ルイ=シモン・ボワゾに基づく 1782年


セーブル磁器というと、今年の1月に六本木にあるサントリー美術館で行われた
セーヴルの展覧会へ行った時のことを思い出しました。
今回もビスキュイの作品があり目を楽しませてくれます。




また個人的には中盤にあった”かぎ煙草入れ”が美しくて目を奪われました。




絵画部門で気になるところは、ナポレオンの肖像画とコチラ。



エカチェリーナ・ヴァシリエヴナ・スカヴロンスキー伯爵夫人の肖像

≪エカチェリーナ・ヴァシリエヴナ・スカヴロンスキー伯爵夫人の肖像≫  
エリザベート・ルイーズ・ヴィジェ・ル・ブラン 1796年


丸みを帯びた瞳と口角の上がった唇。
とても可愛らしい表情のスカヴロンスカヤ伯爵夫人は、
この時30代の半ばで早くも未亡人の身となっていた。


どうみても未亡人というよりは少女に近い愛くるしい顔の持ち主。
生活面での苦労がないのか実際の年よりも若く見えますね。



有名どころではレンブラントも1点ありました。



ヴィーナスとキューピッド レンブラント

≪ヴィーナスとキューピッド≫  
レンブラントハルメンスゾーン・ファン・レイン 1657年頃



そして、終盤へ来て何と言ってもインパクト大だったのはコチラ。



フランツ・クサファー・メッサーシュミット


≪性格表現の頭像≫  
フランツ・クサファー・メッサーシュミット 1771~1783年の間



彫刻よりも美術品や絵画に目が留まりがちな私ですが、
こちらの彫刻はさすがに足を止めてしっかりと見てしまいました。


モデルは作者自身で、心の病に悩んでいたメッサーシュミットは
自身をモデルにしてなんとかそれを克服しようと戦っていたようです。


しかし口をテープを止てのこの表情、病に苦しむ彼は
どのようなことを表現したかったのだろうか?



最後は、アルチンボルドの2作品がありそれで終わりでした。



今回の撮影スペースは展示室外に設けられていました。


ルーブル美術館展 国立新美術館


左右、各パネルの真ん中にあるところに自分の顔を入れて撮影するようです。


今回は約1時間ほどで鑑賞を終えることが出来て
11時半前には美術館を出ることが出来ましたが、
このあたりからそろそろ人の出入りも多くなってきた印象がありました。


今後は夏休みが始まるという事もあり、週末に訪れる予定の方は、
なるべく早い時間帯に行くことをおすすめします。

会期が9月3日(月)までなので、7月の後半から8月にかけては、
今よりも混むのではないかと予想しています。
私もそれを少しでも避けるためにこのタイミングで行ってきました。




            
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イギリス風景画の巨匠「ターナー展」@損保ジャパン日本興亜美術館

category - 美術・展覧会レポート
2018/ 05/ 31
                 
昨日は新宿にある損保ジャパン日本興亜美術館で
「イギリス風景画の巨匠 ターナー 風景の詩」という
展覧会を見てきました。



ターナー展 損保ジャパン日本興亜美術館



会期は4月24日~7月1日までで、本来は4月に行く予定でしたが、
結局1か月ほど遅れてようやく行くことが出来ました。




ターナー展 損保ジャパン日本興亜美術館

入り口には『コールトン・ヒルから見たエディンバラ』(1819年頃)の
でっかいスクリーンが掛けられていました。


ターナーといえば”風景画”ですが、
今回は色彩に特徴がある挿絵も色使いが素敵で印象に残りました。

これまでの自分の中にあったターナーの風景画だけでなく、
イメージになかった絵をたくさん見れたのが良かったです。


5月26日(土)には、何年か前に渋谷Bunkamuraにあるル・シネマで見た
映画「ターナー、光に愛を求めて」もこのビルの大会議室で上映されたようです。
上映後は学会員の方などによるトークショーもあり面白い試みだなと思いました。


今回は”100%ターナー”ということで
油彩、水彩、版画約120点が展示されていたとのこと。


ここは小さな美術館というイメージだったのでサクッと見れるかと思ったんですが、
意外にボリュームがありました。





ターナー展 損保ジャパン日本興亜美術館

展示されていた展覧会のポスター。
この中で気になるのは「人体」ですが
スケジュール的に行くのは厳しそう。




損保ジャパン日本興亜美術館


この日も天気が良くて気持ちが良かった。
新宿西口あたりを撮影して見た。



昨日は11時半頃から12時半頃まで展覧会を見てました。
終わって帰る時はこのビルで働く方たちが
お昼ご飯を食べに出かけるところに遭遇。


改めて平日なんだなぁとしみじみ感じてしまった。





                         
                                  
        

「ジョルジュ・ブラック展」@パナソニック汐留ミュージアム

category - 美術・展覧会レポート
2018/ 05/ 19
                 
パナソニック汐留ミュージアムで行われている「ジョルジュ・ブラック展 
絵画から立体への変容-メタモルフォーシス-」へ行ってきました。


「ジョルジュ・ブラック展」@パナソニック汐留ミュージアム



私が行った日は5月18日(金)国際博物館の日ということで
無料で入館することが出来ました。
平日でしたが無料ということもあり小さな美術館は
開館からコンスタントにお客さんが来ていました。



パブロ・ピカソとともにキュビスムの創始者として知られる
ジョルジュ・ブラックが晩年に取り組んだ
”メタモルフォーシス”シリーズを本格的に紹介するという展覧会。



そのため、彼の絵画よりもジュエリーなどに目を奪われました。



展示室にはいるとまず初めにあるのが絵画のコーナー。
現存する最も初期の作品「モンソー公演」と、
幾何学的な静物画が二点ほど。


油彩画、リトグラフ、陶器が終わるといよいよジュエリーへ。

中でもイエローゴールドにホワイトゴールド、ルビーをあしらった
ブローチの美しさと輝きが素敵で心が躍りました。



薄暗い室内には天井からの光線で床に
鳥が飛び去っていく様子が映し出されるという粋な演出もされてました。




「ジョルジュ・ブラック展」@パナソニック汐留ミュージアム


こちらは撮影コーナーです。


鑑賞に要した時間はおよそ30分程、展示室を出た後は
表のロビーにある映像コーナーを見て休んでから帰りました。



この日も暑い1日となりましたが、午前中からお昼過ぎにかけてはまだ過ごしやすい。





汐留

このあたりは空間も広くて過ごしやすく気に入っています。



お昼を食べたあとはそばの広場でくつろぎましたが、
強い日差しが出るまではとても心地よくてリラックスできました。





                         
                                  
        

「プーシキン美術館展-旅するフランス風景画」@東京都美術館

category - 美術・展覧会レポート
2018/ 04/ 24
                 
上野にある東京都美術館で行われている
「プーシキン美術館展-旅するフランス風景画」へ行ってきました。


行ったのは4月18日水曜日のオープン時刻頃でしたが、
シルバーデーということもありかなり混雑していました。



プーシキン美術館展 東京都美術館


この案内に従って入口まで行くと長蛇の列が出来ていて
入るまでに10分程待つことに・・・


いつもはシルバーデーをチェックしてから行っていたんですが、
今回はすっかり忘れていてシルバーデーの混雑っぷりにビックリ!
とはいっても中へ入ってからは思ったほどの混みようではなく、
11時には鑑賞を終えて展示室から出てくることが出来た。



シルバーデーは65歳以上からということで
ほとんどがシルバーデーの無料鑑賞に該当するお客さんばかり。


ということで4月14日から始まったばかりのプーシキン美術館展ですが、
こういうイベント時を避ければ、平日はかなり空いていてみやすいと思います。
おそらく会期前半は土日でも混雑はなさそうな感じがしました。




モスクワにあるプーシキン美術館は、印象派を中心とする
フランス近代絵画コレクションが世界屈指といわれているそうです。


今回はその中でも風景画を軸に、作家が見た風景や
想像による風景画など65点が展示されています。



そんな絵を旅するような感覚で鑑賞することができます。


また女性の裸体を描いたことで非難を受けた
マネの「草上の昼食」に刺激を受けた
クロード・モネの「草上の昼食」が初来日。




草上の昼食 クロード・モネ



≪草上の昼食≫  クロード・モネ 1866年


モネは他にもお馴染み”水連”がテーマの
「白い水連」がありました。




庭にて、ムーラン・ド・ラ・ギャレットの木陰 ピエール=オーギュスト・ルノワール



≪庭にて、ムーラン・ド・ラ・ギャレットの木陰≫  
ピエール=オーギュスト・ルノワール  1876年


ルノワールはこの近くにアトリエを借り
ここに集まる人々の様子を描き出しています。





サン・ミシェル大通り

≪サン・ミシェル大通り≫  ジャン・フランソワ・ラファエリ 1890年代


市民の賑わいといえば、こちらもその活気さが伝わってきて印象に残りました。
大きな通りに馬車や待ちゆく人を配置することで街全体が生き生きとしていて、
都会の洒落た雰囲気と賑わいが存分に感じられます。





山の小屋 ギュスターヴ・クールベ


≪山の小屋≫  ギュスターヴ・クールベ 1874年頃


都会とは対照的に、ゆっくりと時間が経過するような、
穏やかな田舎の風景。
見ているだけでなんだかホッとするような気持にさせられます。




牛のいる風景

≪牛のいる風景≫  
ジュール・コワニエ/ジャック・レイモン・ブラスカサット  19世紀前半





馬を襲うジャガー アンリ・ルソー

≪馬を襲うジャガー≫  アンリ・ルソー 1910年


生涯フランス国内で暮らしながらも想像力をたくましくして描かれた
ルソーのジャングルでの弱肉強食な生々しい作品。
背景の鮮やかな色彩がこの一瞬の出来事をより力強いものに感じさせてくれます。







プーシキン美術館展 東京都美術館


今回の撮影コーナーは、そんな印象的なこの作品が背景となっていました。






さて、上野にはいくつもの美術館、博物館があるのですが、
3月に終了したと思われていた表慶館で行われていた
「アラビアの道」が5月13日まで延期されていることを知りました。


アラビアの道


私が見に行ったときも、他の展覧会ついでに見る人だけでなく、
これだけを目当てに来ている方もいて意外に人気があるのかもしれません。


こちらは全ての作品が撮影可能でしたし、その上にある平成館でやっている
展覧会のチケットを持っていれば無料で入場できるはずですので、
平成館へ行く機会がある方は、表慶館にも足をのばしてみてはいかがでしょうか。





                         
                                  
        

ボストン美術館「パリジェンヌ展」時代を映す女性たち@世田谷美術館

category - 美術・展覧会レポート
2018/ 03/ 11
                 
用賀にある世田谷美術館へパリジェンヌ展を見に行ってきました。
会期は1月13日~4月1日までで、スケジュール的に行けそうにないと
見送っていたのですが、急きょ3月4日(日)の午後に行くことになりました。



ボストン美術館「パリジェンヌ展」時代を映す女性たち




ここは用賀駅からも20分近く歩くとあり到着したのは15時半頃。
作品数は120点程ですが、1,2階に渡って展示されていて
混雑もなかったことからストレスフリーで鑑賞が出来ました。




”パリジェンヌ”という言葉の持つ響きに憧れを感じる方は多いかと思います。
私もそのひとりで決して多くはないワードローブや質素に見える色使いでも
絶妙な色の組み合わせや、小物のあしらい方ひとつで
着る人の個性をひきだす粋で魅力的なファッション力は以前から注目してました。




今回はそんな18世紀から20世紀までの、ファッションやヘアスタイル、
女性たちの生き方の変化などがわかります。



なかでも女性たちのユニークな髪形には度肝を抜かれました。
頭のてっぺん、高く結い上げた髪の上にオブジェを乗せたりして
まるで黒柳徹子の世界。


頭を少しでも揺らしたらバランスが崩れて倒れてしまいそう。
見てるだけなら面白くて楽しめるのですがね。



また籐などでドレスのスカート部分を膨らませたエレガントなドレスは
優雅さと華やかさがあり憧れます。(実用的ではないですが)


そんな長いドレスからのぞくわずかに見える足元にも
こだわるセンスの高さ。


これらのドレスやそのスタイルを描いた色彩がきれいなイラストは
見ているだけで楽しめます。



また良き妻良き母を強いられていた女性たちが
その道を外れたときの風刺画や、絵画など
当時の女性を取り巻く環境がどのようなものだったかを
うかがい知ることが出来ます。




チャールズ・E・インチズ夫人(ルイーズ・ポメロイ) サージェント


≪チャールズ・E・インチズ夫人(ルイーズ・ポメロイ)≫  
ジョン・シンガー・サージェント  1887年頃


アメリカのボストン社交界の美しい女性が
パリジェンヌ風に描かれたサージェントの絵。

アクセサリーも抑え気味で、ドレスの色も上品で、
この女性の気品の高さが表現されています。





展覧会の見どころのひとつとして約70年ぶりに修復作業を終えた
エドゥアール・マネの『街の歌い手』があります。



エドゥアール・マネ 街の歌い手

≪街の歌い手≫  エドゥアール・マネ  1862年頃


マネの以外で目立ったところは、ルノワール、ドガ、カサットでした。




またジュール・シェレ、ロートレック、黒猫のキャバレーのポスターでおなじみの
スタンランのオシャレでムードがある作品も展示されていました。



今回の撮影コーナーは5つのパーツからなるドレス。



ボストン美術館「パリジェンヌ展」時代を映す女性たち


こちらは当時はやった紫の色が艶やかなウォルト社のドレス。






駅から遠いのが時間がないときには難点な世田谷美術館ですが、
駅を出ると美術館まで小刻みに案内の看板が出ているので
道に迷うことがなく着くことが出来ます。


それに道も覚えやすいので一度くれば駅から美術館までの距離も
案外短く感じられるものです。

ボストン美術館「パリジェンヌ展」時代を映す女性たち



砧公園につくと木々でおおわれていてすぐには美術館がわかりにくいですが、
ここも案内が出ているのでわかりやすいかと思います。



まぁ良い散歩コースと思えば、いい運動をしながら美術も楽しめますし、
駅周辺には外観の素敵なお宅も多く目の保養にもなりますね。