土曜ワイド劇場×円谷プロ 「呪いのマネキン人形」(1984年) 

今回は、先月放送した「眼の中の悪魔」の翌週に放送されたもの。
8月に2週続けて円谷プロの怪奇モノを持ってきたとは。
いい時代でしたね~。

「呪いのマネキン人形」は、『夏の怪奇スペシャル』として放送されました。


●「呪いのマネキン人形・血も凍る今夜、白い裸身の目に赤い涙が・・・
”襲う!”」  1984年8月18日
脚本: 若槻文三
音楽: 津島利章
監督: 村川透
制作: 円谷プロダクション
出演: 真野あずさ、長門裕之、高倉美貴、佐藤慶、
村上弘明、石橋蓮司ほか


呪いのマネキン人形


婦人服メーカーのモンシェリの新社屋がオープンする前夜
銀座に社長の黒崎(佐藤慶)たちが集まって
パーティーで祝杯をあげていた。


その帰り道、銀行の支店長野川(草薙幸二郎)が
首を折られ片足を切断されて殺された。
その様子をモンシェリへマネキンを納品していた
アオキ工芸社の青木(石橋蓮司)が目撃していた。


野川のそばには青木が作った白い服を着た
マネキン人形が立っていた。
青木はそのマネキンのモデルとなったナツコ(高倉美貴)の
復讐ではないかと恐ろしくなる。


パーティーから帰宅した不動産業者の中原(江角英明)も
野川と同じく首を折られ、片手がもぎ取られて殺害されていた。


事件を担当した富士見署の岡村警部(早川雄三)たちは、
被害者のふたりが共通の取引先を持っていたことから
二つの犯罪が怨恨による連続殺人だとして捜査をする。

翌日、オープンの時間が間近に迫っていたモンシェリでは
店内に人間の手と、足が飾られていて大騒ぎになっていた。
黒崎は早速警備員を増やすように指示をする。



呪いのマネキン人形

それでなくても、夜中にマネキン人形が
赤い涙を流して泣いているという妙な噂があった。



呪いのマネキン人形

早速岡村と大塚刑事(長門裕之)がモンシェリへ行き、
飾られていた手足が中原と野川の手と足だった事が判明する。



呪いのマネキン人形

大塚の姪の久美(真野あずさ)はモンシェリに勤めていた。
事件で訪れていた大塚と久美は顔を合わす。



呪いのマネキン人形

夜、新しく入った警備員の松本(村上弘明)が
警備中あるマネキン人形の顔に懐中電灯を照らし
長々と表情を伺っていた。


呪いのマネキン人形

久美は、偶然その姿を目撃した。


呪いのマネキン人形
呪いのマネキン人形

新顔の警備員が不審な行動をとっていて
久美は大塚にそのことを話すのだった。




ある夜、デザーナーで黒崎と愛人関係にある
江里子(真木洋子)が社内でマネキン人形に
首を絞められて殺されそうになる。
ちょうど久美がやってきて江里子は助かる。
江里子は女が私を殺そうとしたと叫ぶ。



呪いのマネキン人形

早速大塚がモンシェリへ行くと、白い服を着た
マネキンの手に長い髪の毛が巻き付いていた。
大塚は久美と一緒に江里子を自宅まで送っていき
部屋にあったヘアブラシからこっそりと髪の毛を持ち出した。

照合の結果、マネキンが持っていた毛と
江里子のブラシから採取した毛髪は同一人物のものだった。



青木は作りかけのマネキンがナツコに見えたり
不在の間に刑事が聞き込みに来たりと
精神的に追い詰められてたまらず黒崎を訪ねる。

呪いのマネキン人形 石橋蓮司


野川の殺害を目撃した青木は、野川も中原も
マネキンに殺されたのだという。
バカバカしい話に黒崎は取り合う気もなかったが
青木のところまで刑事が来たことは警戒した。




大塚は久美が怪しいと言っていた警備員の松本を
喫茶店に呼び出し、遅れて到着した久美と話す。
松本は弁護士の卵で、ナツコという女性と婚約していた。

呪いのマネキン人形

松本が最後にナツコにあった日、その翌日に
両親を亡くしていたナツコの親代わりとなっている
青木の元へ婚約の報告に行くと言ったきり消息を絶っていた。



突然消息を絶ったナツコを松本は心配していた。
松本は青木にもナツコが来なかったかと尋ねたのだが
青木は来ていないと言っていた。
そこで、松本はナツコを捜すためにモンシェリへ潜り込んだのだった。


久美は松本が持っていたナツコの写真を見て
あのマネキン人形に似ていることに気が付いた。
それは、大塚も松本も感じていたことだった。


久美からさっき社長室で黒崎と青木が
いい争っていたことをふたりに報告する。
青木の様子が尋常ではなかった。



松本は最後にあったときナツコに
真珠のネックレスをプレゼントしていた。


呪いのマネキン人形

その後、大塚と松本はアオキ工芸社で
真珠の玉を見つけやはりナツコは
青木のもとへ来ていたと話し合う。



呪いのマネキン人形

江里子の自宅には黒崎が来ていた。
江里子は黒崎に自分を殺そうとした女は
あのマネキン人形に似ていると話す。
青木がマネキンのモデルを誰にしたのか調べて欲しいと言った。
江里子はナツコの失踪にはかかわっていなかった。




呪いのマネキン人形

二か月前、アオキ工芸社を訪れたナツコは
青木、黒崎、野川、中原の話しを立ち聞きしてしまった。


ナツコの両親はモンシェリが建っているあの場所で
小さな洋品店をやっていたが、ナツコの旅行中
店の経営状態が悪いのを苦に、
家に火をつけて自殺していたということで処理されていた。


しかし、土地を売ることに最後まで応じなかった
ナツコの両親が死んだのは自殺ではなかった。
夫婦に世話になっていた青木が手引きして殺害していた。


野川の銀行が洋品店へ貸し付けていた金を引き上げ
中原が借金を肩代わりしてやるも告訴をし
小さな洋品店は苦しくなっていたので
自殺をする動機は充分あると見せかけていた。


野川、中原が帰ったあと、青木と黒崎が二人になったとき
ナツコの存在に気が付いた。



呪いのマネキン人形

真実を知ったナツコは青木の悪事をなじる。
黒崎は青木に始末しろと合図し
逃げるナツコを捕まえると首を絞めて殺した。




江里子の自宅に青木が黒崎を尋ねてやって来た。
黒崎は不在だったが、江里子はマネキンのモデルを
青木に問いただすと血相を変えてその場を去る。



その後に、やってきた黒崎にこのことを話すが
江里子が自分を殺そうとしたのは
マネキンのモデルになった女だという話をはぐらかす。
やがて、黒崎が江里子のマンションから去ると
あのマネキン人形が部屋に入ってきて
江里子の首を絞めて殺してしまう。


翌日、江里子が出社しないことで黒崎がマンションに行くと
江里子の死体がソファにあった。
黒崎が部屋を出た直後久美と松本がやってきて通報する。



黒崎はその足でモンシェリへ引き返すと
エレベーターに乗った。
その黒崎をマネキンが追いかけてきた。


呪いのマネキン人形

マネキンとふたりになった黒崎は
マネキンを装ったものの正体を暴こうと
顔面を剥ごうとするが、その質感は人間のものでなく
爪の音がガリガリするだけだった。



エレベーター内で黒崎とマネキンが格闘していると
戻って来た久美がその様子を見てに助けに行こうとするが
その瞬間エレベーターの扉は閉じてしまう。




呪いのマネキン人形 佐藤慶

大塚たちが駆けつけた時には、黒崎は死亡していて
エレベーターの扉が黒崎の体を挟んで開閉していた。

久美は大塚に、エレベーターで黒崎を襲っていたのは
あのマネキン人形だと思うと言った。


一方、アオキ工芸社では青木の元を
あのマネキン人形がやってきた。

呪いのマネキン人形

それは、マネキンというよりナツコそのものの姿だった。


そして、恐怖に脅える青木の首をグイグイと絞める。
そこに間一髪間に合った大塚と久美と松本が来た。




呪いのマネキン人形


松本はマネキンに「ナツコもうやめてくれ」というと
マネキンは一瞬ひるみ振り返ると手を放して青木の元を離れた。


呪いのマネキン人形


その隙に起き上がった青木はチェーンソーをとると
マネキンのナツコを切り殺そうとする。

呪いのマネキン人形

青木がマネキンのところへ行こうとすると
落ちていた別のマネキンの手が
青木の足をさえぎり行く手を拒む。

するとバランスを失った青木は
持っていたチェーンソーで自分の手や足を切断し、

呪いのマネキン人形

最後に首を切り落として死んでしまう。

大塚たちはなす術もなくこの様子を見守っていた。
またしても犯人はマネキンということで挙げられず。




呪いのマネキン人形 村上弘明

松本はナツコの納骨をしに信州まで行くという。
久美は私も連れていってといい、どうやら新しいカップルが誕生したようだった。





こちらはテレビ朝日/円谷プロダクションで
フィルム撮影により制作された。

若槻文三

脚本は土曜ワイド劇場×円谷プロの
ツカさんシリーズを担当している若槻文三が今回も書いています。
円谷ものでは、ウルトラマンシリーズや
怪奇大作戦の脚本も手掛けた人ですね。


津島利章

音楽はまたまた津島利章が担当。
この人はこの頃の土曜ワイド劇場のオープニング曲を作った人でもあります。


村川透

監督は「蘇る金狼」や「野獣死すべし」などの映画や
「大都会」「西部警察」「あぶない刑事」などの
刑事ドラマを数多く手がけた村川透がこの怪奇シリーズ初担当。


土ワイでは看板の美女シリーズの「天使と悪魔の美女」と
「炎の中の美女」も村川透が監督をやってました。


美女シリーズは1~19作目が井上梅次監督だったのですが、
スタッフを一新した20作目の「天使と悪魔の美女」が村川透で
初めて梅次以外の監督がやって結構新鮮に感じました。


「天使と悪魔の美女」「呪いのマネキン人形」の後も
土曜ワイド劇場で多くの作品の監督をつとめています。



その村川透が監督したからか
今回はエロ度が激しかったです・・・

オープニングのキャストの紹介でも
石橋蓮司と並んだ高倉美貴は裸だったし
真木洋子の全裸シャワーシーンなど
高倉美貴がマネキンということもあって
ヌードシーンの多さはシリーズ随一でした。


呪いのマネキン人形

高倉美貴が殺された場面。
裸になって横たわった高倉美貴の死体に
蓮司が薄緑のネバネバなものを塗りたくって
マネキンにするために型を取ろうとするのですが
蓮司は容赦なく高倉美貴の胸にネバネバを塗りたくります。

ものすごい胸を触っていてかなりすごかった。
気遣う気持ち全くなしといった感じでした。


最後の蓮司が自分で首を切り落としちゃうところ
生首の顔がすごくて大爆笑でした。

殺される大トリは佐藤慶かと思ったら
蓮司だったんですね。
今回は、蓮司が脅えまくる演技も含めて大活躍。



エロといえば・・・
不動産業者の江角英明が殺害されたところ。
自宅でガウンをきた江角英明が窓へ向かっていくと
窓が割れてガラスが顔面に突き刺さる。
倒れた江角英明のガウンの前がはだけブリーフが思いっきり見える。
顔面血だらけになって苦痛にあえいでいると
マネキンが来て首がおられる。


あのガウンの前全開、パンツ丸見えも監督の狙いか?
だとしたらターゲットはどの層なのか?




あと、佐藤慶が殺されたところ。
佐藤慶の体をエレベーターの扉が自動で開いたり閉まったりして
そのたびに死体となった体に当たる。

まるで、「太陽にほえろ!」のラガー(渡辺徹)の殉職シーンのようだった。



呪いのマネキン人形 真野あずさ

前回、大塚のパートナーは婦人警官の市毛良枝だったが
今回は姪として真野あずさが登場した。
まだ、若くてちょっと演技がもとないこともあり初々しい。
出だしの頃はこんなだったのかって演技でした。


舞台となった婦人服メーカーのオフィスも結構洗練されていて
あまり古臭さを感じなかった。


最終的には真野あずさと恋仲になる村上弘明も
もっとちょい役なのかと思っていたので
こんなにストーリーに絡んでくるかと思わなかった。


最後の新カップル誕生のところ、若くてタッパもあるので
オシャレな白の門扉のバックに映えていい感じでした。


大塚刑事といえば、今回も上司の岡村警部=早川雄三だけでなく
井口刑事の桶浦勉も出演してました。
これまでの刑事トリオは健在。


そして、円谷プロの人形ものということで
人形の動くシーンは「怨霊!あざ笑う人形」に似てました。



呪いのマネキン人形

深夜、人形が歩く姿もあのドラマソックリ。


呪いのマネキン人形

マネキン人形はドレスの肩がいかつく
メークの感じがニューハーフみたいだった。
女性というよりは結構オカマチック。


呪いのマネキン人形

何故か水ん中を歩くマネキン。
最短距離で目的地に着こうとしてたのか。


呪いのマネキン人形

マネキンの人形に扮した女優のメークよかったですね。
結構精工に人形もメークも作られていて
液晶画面で見てもどっちだか判別がつきにくいくらいうまく出来ていた。

これ、ブラウン管テレビだったら、もっとわかりにくかったかもしれませんね。

いやぁ、昔のドラマなのに緻密に作り込まれていてスゴイ。


と、細かいところも見どころが多くて非常に良かった。



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「赤い蛍は血の匂い」「ご主人を殺してあげます」 土曜ワイド劇場の円谷プロ 朝日放送制作分

土曜ワイド劇場の円谷プロ制作で
EXまにあっくすで放送リストから漏れていたという2作品。



●「赤い蛍は血の匂い・男運にみはなされた女の犯罪」
1986年2月15日
原作: 日下圭介  『赤い蛍は血の匂い』
脚本: 宮川一郎
音楽: 淡海吾郎
監督: 木下亮
制作: 円谷プロダクション
出演: 香山美子、篠田三郎、大場久美子、
光石研、高津住男、小松方正、阿藤海ほか


赤い蛍は血の匂い


バーのホステス塚本沙枝(香山美子)の常連客で、
金融業を営む吉岡(小松方正)が殺された。

犯人は沙枝と幼なじみの森口(篠田三郎)だったが
事件直前に吉岡ともみ合い、吉岡と倒れるのを
目撃している沙枝は自分が殺したと思ってしまう。

やがて、犯人の遺留品として自分の帯留めが公開され
沙枝はそれに気づいた同僚の待子(大場久美子)を
口封じのために殺してしまう。

偶発的な事件をきっかけに、凶悪犯に変貌していく
男と女をサスペンスタッチで描く。






原作は日下圭介の同名タイトル。
日下圭介は江戸川乱歩賞を受賞した
「蝶たちは今・・・」も土ワイでドラマ化されています。
個人的にはこちらの方が見たい。




●「ご主人を殺してあげます・豪邸サスペンス・
若妻の過去に何があったか!?」
1990年1月20日
脚本: 加瀬高之
監督: 瀬川昌治
制作: 円谷プロダクション
出演: 片平なぎさ、船越英一郎、長門裕之、
園佳也子、中尾彬、竹井みどりほか

ご主人を殺してあげます


実業家宇佐見(長門裕之)の妻靖子(片平なぎさ)は、
昔ソープランドに勤めていた。
宇佐見には内証にしていたが、
当時の客で金に困った木島(笹野高史)から口止め料を要求される。



さて、昨日の放送でCSのEXまにあっくすが終了しました。
最後のトークでまだ土ワイの円谷プロが2作品あったことを明かしてましたね。


EXまにあっくす 塚地武雅

私も「赤い蛍は血の匂い」はどうだっけと思いながらも確認してなかった。
だんだん興味が失せ始めてくる頃の作品だったので・・。
土ワイも最初の7,8年位まではいいんだけど
10周年の気配が感じられる頃になると
どんどんユルさが出てくるんですよね。



確かに朝日放送と円谷プロダクション制作の作品でした。


長門裕之は出てくるのか?なんて話をしてましたが
1990年の作品に出てきますが大塚刑事ではありません。

さすがにこの頃になると、初期の土ワイの香りも消え
普通のサスペンスドラマといったかんじです。


見たことはあるのですが、全く印象に残ってはおりません。
「赤い蛍は血の匂い」だけは見てみたいかな。



ちなみに「赤い蛍は血の匂い」はフィルム撮影ではなく
ビデオ撮りなんでこの辺りがジャンクされた可能性があるのかも。

1979年にNHKで放送された「七瀬ふたたび」というドラマは
NHKに映像がなく一般視聴者が録画していたものが寄贈され
VHSテープが販売されました。

うちにも「七瀬ふたたび」のDVDがありますが、
もしかしたら土ワイファンが「赤い蛍は血の匂い」などを
録画してて送ってきてくれることもあるかもしれないですね。


円谷ではありませんが、「京都殺人案内」も2作目が欠番なので
「七瀬ふたたび」のような感じで、マスターがない
昔の土曜ワイド劇場も見れるといいなと思ってます。



EXまにあっくす ザザーン

ザザーン、それよりも以前リクエストにあった
「鱶女」とか「悪魔の花嫁」とかはその後どうなった?

私は「ご主人を殺してあげます」より
この頃の作品を見てみたいゾ!


EXまにあっくすが終わり、土ワイ×円谷にこだわらず
最初の方の作品をリマスターしなくていいから
ジャンジャン流してほしい。


恐怖劇場アンバランス 第1話 「木乃伊(みいら)の恋」 円谷プロのホラードラマ

---心臓の悪い方、お一人でご覧になる方は
この「恐怖劇場アンバランス」はご遠慮ください---


円谷プロ 恐怖劇場アンバランス


私が”恐怖劇場アンバランス”を知ったのは3,4年位前だろうか?
土曜ワイド劇場の「白い手・美しい手・呪いの手」が見たくて
そのもととなったのがアンバランスの「墓場から呪いの手」
であることを知り、レンタルDVDを借りたことがキッカケだった。


「墓場から呪いの手」から見始めてDVDを全て借りた後、
チャンネルnecoで全話放送された。
2年ほど前にアンバランスの記事を書こうと思ったものの
頓挫してしまっていたのでこの機会に書いてみる。


恐怖劇場アンバランスは円谷プロ制作のテレビドラマ。
フジテレビ系列で1973年1月8日から4月2日まで
毎週月曜日の深夜に放送されていた。

制作自体は1969年~1970年にかけて行われていたが
あまりにも怖くて3年もの間放送されなかったのだ。



全13回のアンバランスは制作順には放送されていない。
第1回目の放送は10番目に制作された作品のようだ。


恐怖劇場アンバランス「木乃伊の恋」

■ 「木乃伊(みいら)の恋」  1973年1月8日

原作: 円地文子  『二世の縁 拾遺』
脚本: 田中陽造
音楽: 冨田勲
監修: 円谷英二
監督: 鈴木清順
制作: 円谷プロダクション/フジテレビ

則武笙子(渡辺美佐子)が大学時代の恩師で
国文学者の布川(浜村純)の家へ向かう途中、
車に乗っている男女の二人連れを見た。


恐怖劇場アンバランス「木乃伊の恋」

笙子は何故か人形だと思ってしまった。
と、同時にあの若い坊様はこれから入定するのだと感じた。
入定とは、生きながら棺に入り座禅し続け即身仏となることをいう。

布川の家へは、笙子が務める出版社の読み物に
上田秋成の「春雨物語」を入れることになり
その口語訳を布川に依頼していたためだった。
だが、布川は寝たきりなので布川が口語訳したものを笙子が筆記する。


以降は、布川の語りによって、ある物語が再現される。



正次(川津祐介)は亡くなった父同様に学問に打ち込む男だった。
ある雨の晩鐘の音を聞いた。
母は鐘の音など聞こえず雨の音しかしないというが
正次は翌日鐘の音が聞こえた場所を掘り返す。

すると、長髪で座禅を組んだ1体のミイラが見つかった。
正次はミイラが高僧だとありがたがり面倒を見ることになった。

恐怖劇場アンバランス「木乃伊の恋」


正次の熱心な世話のおかげでミイラは甦った。
入定した僧のようだったが記憶をなくしているのか
自分の名前すら思い出せない。



正次は入定の定助(大和屋竺)と名付けた。


だが、正次の思惑とは裏腹に定助は
欲だけ旺盛で、食べ物は平らげて
おかわりを要求するは、挙句の果てには
性欲もすさまじく、子供だろうが老人だろうが
女と見るやその尻を追いかける始末だった。


定助は入定する前に果たせなかった
性欲を満たすためだけに甦った男だったのだ。


定助の異常な性欲は村中に広まっていた。
男女の契りを交わしているところを覗き
女から「歌舞伎役者みたいな色白の男になったら
ここで相手にしてやるよ」と言われ
真に受けた定助は顔中に白粉を塗りたくり
歌舞伎役者のようになってその場所へ行く。



恐怖劇場アンバランス「木乃伊の恋」

結局その女には逃げられたが、川の向こう側にいた
夫に先立たれた頭の弱い女(加藤真知子)を見つける。


恐怖劇場アンバランス「木乃伊の恋」

未亡人は定助に微笑んだ。
脈ありと見た定助はその女と一緒に家に向かう。
そして、7日間の間定助は未亡人と交わり続けた。


恐怖劇場アンバランス「木乃伊の恋」

8日目にはさすがに未亡人にも呆れられ
定助は家を閉め出される。
直後、未亡人は腹痛に苦しんだ。
それは、陣痛で未亡人は定助の子どもを出産する。


恐怖劇場アンバランス「木乃伊の恋」

生まれたのは色情まみれの定助の子供にふさわしい
ろくでもない黄金の菩薩たち。


恐怖劇場アンバランス「木乃伊の恋」

定助の子どもが生まれたことは村中に知れ渡った。
正次と村人たちが駆けつけてきた。

手のひらサイズの色情菩薩たちを
正次たちは殺してしまう。
そして、みんなは定助の行方を追う。

定助は逃げる最中に車から転落し死亡する。

正次にもとの平穏無事な生活が戻った。




正次はようやっと嫁を迎えることになる。
初夜の晩、あの鐘の音が鳴った。



恐怖劇場アンバランス「木乃伊の恋」

正次は半狂乱になりながら鐘の音が聞こえる場所へ飛び出していくが・・・

その後、妻の体に触れようとする晩だけ
あの鐘の音が聞こえて正次を狂わす。

この噂は妻の実家へも届き、妻は実家に連れ戻された。

それから、正次は一度も女と交わることなく生涯を終えた。



恐怖劇場アンバランス「木乃伊の恋」

布川の語りは終わり、冒頭の現代へ舞台は切り替わる。

口語訳を書き終わった笙子に、布川は笙子の亡くなった夫の話しをする。
布川に言われて引き出しを開けると、そこには笙子と夫の写真が入っていた。

笙子が以前忘れていったものだった。

布川はその写真を見せてくれといい、笙子の夫の容姿を確認すると
旦那さんはメガネをかけていたんだねという。



恐怖劇場アンバランス「木乃伊の恋」


発作を起こした布川が、起き上がると
夫が死んであれから12年、そろそろ甦ってもいい頃だとつぶやく。
笙子は布川の介護をしているみね子(加藤真知子=二役)を呼びに行くが
みね子は寝ていていつものことだと反応が悪い。

笙子が戻ると布川は定助の話しを持ち出し
夫は実は亡くなってはいない。
定助は女を抱きたいという思いだけで甦った
夫も生き返る2人目の定助になる
いや定助は夫だけでなく自分もと
熱に浮かされたように口走り笙子に襲い掛かる。

布川はかつて元気な頃もこうやって笙子に手を出そうとしていた。
たまらずみね子の助けを求める。

ようやっと来たみね子が尿瓶をあて布川の尿をとる。


布川の家から帰る途中、最後に布川の話しが頭をよぎる。

笙子は夫と1年数か月という短い期間しか愛し合うことが出来なかった。
今でも夫が夢の中に出てきてしじゅう抱き合っていた。

入定の定助が見せた性への執着は、笙子の中にもあったのだ。

布川の話に刺激を受けて夫が甦るかもしれないと、
写真を握りしめた笙子は、夫が死んだ軍事工場の
防空壕があった場所へ足を運び夫を待つ。
しかし、誰もそこへは来なかった。
笙子は写真を燃やす。


そこへメガネをかけた男がやってきた。
笙子は夫だと思い、その場所でセックスするのだった。

ことを終えて身なりを整え帰ろうとする笙子のもとへ
みね子が走って追いかけてきた。

布川が笙子が帰ったあと倒れて、その後死んでしまったのだという。

笙子を抱いた男は誰だったのか?

夫が定助のように甦ったのか
それとも性への執着をみせた布川だったのか。


原作は上田秋成の「春雨物語」の中のひとつ
「二世の縁」を題材にした、円地文子の 『二世の縁 拾遺』。
脚色してるだろうけど、こんなエグいお話女性が書いたんですねー。



制作終了後から3年たってようやっと放送までこぎつけたのだが
第1回目の放送がこの「木乃伊の恋」だ。
非常にわかりづらくて、見るものを選ぶようなドラマだ。
好きか嫌いかがハッキリとわかれる作品。



「恐怖劇場アンバランス」は当初、ゴールデンタイムでの放送を予定していたが
それは叶わず深夜にひっそりと放送されることとなる。
よくまぁ、これをゴールデンで流そうと考えたものだ。
しかも、1発目に持ってきたとは・・・


私はまず12回目の放送分「墓場から呪いの手」から見始めて
いくつか見た後にこれだったのでまだ免疫があったが
もし、テレビで最初に見たのが「木乃伊の恋」だったら
おそらく13話見続けてはいなかったかもしれない。


ちなみに「墓場から呪いの手」は一番最初に制作されたらしい。
放送は最後から2番目だったんですね。


最初はわけがわかんない奇妙なドラマという印象しかなかった。




恐怖劇場アンバランス青島幸男


まず、スタジオに案内人の青島幸男が出てきてドラマの解説を簡単にする。


本編スタート。

暗闇に踏み切りの信号機のアップでカンカンと音が鳴り響き
座禅したミイラの姿が登場する。

---心臓の悪い方、お一人でご覧になる方は
この「恐怖劇場アンバランス」はご遠慮ください---

というナレーションが流れ、炎をバックに黒猫登場!

タイトルが映し出される。


暗くなってきた道を笙子役の渡辺美佐子が歩いてくる。
途中踏み切りがあり信号待ちをしていると
急に昼間のように明るくなり踏み切りの向こうに車が見え
手前を電車が通っていく。

人の気配を感じると渡辺美佐子の横にも車が停車していて
中には男女二人が乗っている。
まるで時代劇に出てくるようなかっこうで異様だ。

すると、渡辺美佐子は「あっ、人形」だと思ったと語るのだ。
その時はそれを不思議とも思わなかった。
そして、あの若い坊様はこれから入定するのだと思ったといい
入定の説明がされ、その坊さんが棺に座禅して入るシーンがでる。

そのまま唐突に布川役の浜村純の語りで
時代劇のパートが始まるので、最初は混乱させられる。


またこの時代劇の話がコミカルで奇抜なのだ。
今回の画像は全て2年前に用意したもので
あの時は奇妙な時代劇の部分をクローズアップして
記事を書こうとしたのではないかと思う。


確かに定助役の大和屋竺のビジュアルはインパクト大だし
生まれた金色の菩薩の大群も気味が悪くて悪趣味だ。

大和屋竺は脚本家、監督として有名なようで
アニメ、「ルパン三世」や「元祖天才バカボン」の脚本も担当している。


だけど、今回もう一度みて印象に残ったのは
後半の現代劇のパートだった。


和服姿の渡辺美佐子が物語の訳をノートに書き終わり、
足を崩してタバコを吸う。

崩した足の足袋と着物からのぞくナマ足、
カメラはそのままゆっくりとなめるように上へ上がっていく。

着物に包まれた大腿部、腰、胸元から首筋
そして口元へ。煙が吐き出される。
なんともなまめかしい撮り方だ。

それを無言で床に横たわった浜村純が
ギョロッとした目で見ていてその目のドアップ。

渡辺美佐子は気配を感じ居住まいを正すが
布団から出ている老人の手は力なく垂れていて
かつて自分に体を摺り寄せてきたり、手を握ったり
それ以上のことをしようという体の自由は利かなさそうで少し安心する。

だが、この枯れ果てた老人の女を抱きたいという思いは激しく
いつの間にか老体にムチ打つようにして起き上がると
やや若くなって最後の力を振り絞って遅いかかってくるのである。

潤いとは無縁の乾いた皮膚を持つ顔面に性欲をギラギラさせて
思いっきりひんむかれたギョロ目。


しかし、この状態も長くは続かず、介護の女性に尿瓶を当てられ
四つんばいになって排尿する。
自虐的に笑いながら用を足す老人は不気味である。


時代劇で正次役の川津裕介が鐘の音を最初に耳にしたのは
雨の晩だったが、現代劇の老人宅を帰るときも雨が降っていた。

傘をさした渡辺美佐子が夫の蘇りを期待して
亡くなった場所へ行くのだが
そこに訪れた男はめがねをかけて夫ににていた。
だが、この男の声に老人の声が時折重なる。

やはりあれは夫に化けた老人の生霊だったのか。
それとも、亡父と老人がひとつになった姿だったのか。

老人だとしたら、気持ちが悪いことこのうえない。
尿瓶で排尿するくらいしか使い道がなくなって
久しい老人のモノだが、燃え上がる情欲によって
行為も可能になったのだろう。

笙子が夫に抱かれたいという思いよりも
死が間近に迫った老人の笙子を抱きたいという執念が
上回って老人のモノに奇跡が宿ったのではないか。

最後にみね子は老人が心臓も悪かったのだと言った。

だとしたら行為を終えた後、やったことにより
負担がかかった心臓が止まってしまったのかもしれない。



後味の悪い突然のラスト。




今回気が向いて改めて見直してみたのだが
最初見たときのヘンテコな印象はどこへやら
秀作であると感じた。


監督の鈴木清順もルパン三世の監督や脚本を担当している。
また88歳の時に48歳年下の女性と再婚しているということで
「木乃伊の恋」もより生々しさをもってくる。


最初の<心臓の悪い方、お一人でご覧になる方は・・・>ってナレーション、
見る前はどんなに怖いのかと期待感が大きかったのだが
1人で見ても全然怖くなくて拍子抜けしてしまった。


だけど、子供ん時に見たら、すんごく怖かったでしょうね~( ゚Д゚)




こちら去年ブルーレイまで発売されていて
根強い人気の強さを感じます。





なんだかんだいっても、何度見ても面白くて
土ワイの「白い手・・・」がキッカケとはいえ
恐怖劇場アンバランスの存在を知って良かったです。




カールが販売中止に

えぇー、カールが販売中止って・・・



<明治>「カール」販売中止 中部地方以東 販売低迷で

菓子大手の明治は25日、スナック菓子「カール」の中部地方以東での販売を中止すると発表した。8月で同地域向けの生産を終了し、9月には店頭から姿を消す見通しだ。滋賀県、京都府、奈良県、和歌山県以西の西日本地域では「カールチーズあじ」「カールうすあじ」のみの販売となる。

 明治によると、スナック菓子の競争激化に伴い販売が低迷。1990年代に190億円だった売上高は2015年に60億円程度までに減少していた。一時は全国での販売中止も検討したが、1968年発売のロングセラーとして広く親しまれてきたことから、地域を縮小したうえで販売を継続することにした。

 カール生産5拠点を松山市の工場1カ所に集約する。キャラクターである「カールおじさん」「カールぼうや」など「おらが村キャラクター」は引き続き使用する。【増田博樹/統合デジタル取材センター】



ついこの間食べたばかりなのに・・・・


そういや、近所のスーパーに私が好きだった
ポテチののり塩味もなくなっていて不思議に思っていたんだが。

ポテチも需要がなかったのかしら・・・


カールはチーズ味が好きでたまに買ってたんですよね。

自分が好きな食べ物がなくなると寂しくなりますなぁ。


「息子殺し・エジプト短剣の謎」(1981年)の原作ロイ・ウインザーの『息子殺し』

土曜ワイド劇場で1981年に放送された
「息子殺し・エジプト短剣の謎」の原作を読了。





息子殺し—長編推理小説 (1980年) (カッパ・ノベルス)



著者のロイ・ウインザーは1912年生まれのアメリカ人。
ハーバード大学を卒業後、CBS放送などに勤めていた。

自作・演出の連続ドラマ『明日を探せ』が大ヒットして人気作家となる。

処女作『死体が歩いた』で1975年に
米国探偵作家クラブ最優秀賞を受賞している。

ちなみに『死体が歩いた』は、土ワイの「殺しシリーズ」の
3作目「女優殺し・霧の湖畔を死体が歩いた」でドラマ化されている。


『息子殺し』は、1976年7月に出版された探偵小説
『三つの殺人動機』(Three Motives for Murder)の全訳。
19章からなる構成を6章に大別し、
原作者了解の上で『息子殺し』という邦題に改められている。





さて、土曜ワイド劇場では「息子殺し」を
以下の内容でドラマ化しました。



●「息子殺し・エジプト短剣の謎」  1981年10月31日
原作: ロイ・ウィンザー  『息子殺し
脚本: 新藤兼人
音楽: 津島利章
監督: 斎藤武市
制作: 近代映画協会
出演: 愛川欽也、黒沢年男、名高達郎、蜷川有紀、
久保菜穂子、仲谷昇、丘さとみ、滝田裕介、
殿山泰司、根岸明美、井上昭文、諏訪圭一ほか


相田博士(愛川欽也)は考古学者で推理マニア。

息子殺し・エジプト短剣の謎


その相田が所用で歴史学者辺見(滝田裕介)の家を訪れ、
思いがけない出来事に遭遇した。

辺見の息子夏人(諏訪圭一)が父の収集品の
エジプト短剣で殺され、夏人の妹の婚約者
反津(名高達郎)に容疑が掛かる。

反津の師である相田が真相を探り出そうとするが、
第二、第三の殺人事件が起きる・・・。




■ロイ・ウインザー  『息子殺し』

☆おもな登場人物

スティーヴ・バーンズ・・・この物語の語り手。
30歳の大学の英文学助教授。


アイラ・コブ・・・バーンズの恩師で、作家であり私立探偵。

クウェンティン・ペンローズ・・・エジプト学者の大学教授。

ヴィヴィアン・ペンローズ・・・クウェンティンの妻。

サラ・ペンローズ・・・ペンローズ夫妻の娘で、バーンズの婚約者。

ネッド・ペンローズ・・・サラの兄。麻薬、賭博常習者。

ジョー・ラベラ・・・医師。

ミセス・アイクラー・・・ペンローズ家の家政婦。

エルザ・アイクラー・・・家政婦の娘。

フランク・アマト・・・ペンローズ家の庭師。

テレサ・アマト・・・フランクの妻。

エディー・スノー・・・警察署長。




バーンズはエジプト学者のペンローズ教授の娘サラと婚約した。
ペンローズ夫妻がお祝いに夕食に招待してくれたので
バーンズが夕方ペンローズ邸を訪れると
無人の居間でサラの兄・ネッドの死体を発見した。


バーンズは警察に通報し
警察署長のスノーが駆けつけた。


椅子に座っていたネッドの胸には
部屋にあったエジプト短剣が刺されていて、
そばのテーブルにはワイングラスが3つ残っていた。


その後の捜査で、ネッドは薬で眠らされてから
エジプト短剣で刺殺されたことが判明した。
ネッドは殺される前にペンローズ夫妻と
医師のラベラと4人でワインを飲んでいた。
グラスは4つなくてはならないのに、
現場には3つしか残されていなかった。
どうやら誰かがネッドが飲んだグラスを持ち帰ったようだ。


バーンズは恩師で私立探偵のアイラ・コブとともに
事件解明に乗り出す。



ネッドは、酒、女、麻薬・賭博で身を持ち崩していて
賭博のために多額の借金を負い
暗黒街で賭博場を経営しているチャンドラーから
追い回されていたり

アビーという娘を麻薬中毒にしてしまい
兄のベンからもひどく恨まれているなどの
トラブルもありペンローズ夫妻にとっては
悩みのたねだった。



素行の悪さから多くの人の恨みを買っていた。
それは、外部だけではなかった。



ネッドは家政婦のミセス・アイクラーの娘・エルザとも
いい仲になっていたがその後アビーと出会い
エルザを捨てるような形になってしまった。

ネッドたちとエルザは一緒に育ってきたようなもので
自然と二人が結ばれるならと周りも
歓迎していないわけではなかった。


この家政婦もまたネッドには良い感情を持っていなかった。
ネッドの葬儀の際にも冷酷な表情を浮かべていた。


また庭師のフランク・アマトも息子のトニーの
車の爆破事件のことで良い感情を持ってなさそうだった。

フランクは気が荒い性格なのか妻のテレサに
暴力をふるっていて夫婦仲は良くなかった。
テレサがフランクの大事にしていた母の形見の
指輪をネッドに鑑定してくれと渡してしまったからだった。

ネッドはその指輪を鑑定にはまわさず
質入れをしてしまっていたのだった。


テレサはフランクと結婚前に付き合っていた
男にひどい目にあわされて
その男の子どもを妊娠してしまい死産していた。
フランクはふとしたきっかけでそのことを知ってしまった。

そんなテレサを、ネッドは「美しい」といい
これまで夫からさんざんな扱いを受けてきた
テレサは年甲斐もなくネッドに惹かれていたのだ。


ペンローズ夫妻の友人で産科医のラベラ。
ネッドとサラを取り上げただけでなく
テレサの死産の際も面倒をみたりと
いろんな場面で善意の行為が明らかになる。

バーンズとコブが事件の謎を解こうとすると
ことごとくラベラにぶち当たるのだ。

ラベラはその昔、ヴィヴィアンに惚れていた。
ヴィヴィアンはペンローズ教授と結婚してしまったが
今でもヴィヴィアンを忘れられないようだ。

ネッドは金を工面するためならば
母のヴィヴィアンが死んでも構わないと
思っていたようだ。



果たして、ネッドを殺したのは誰なのか?

素行が悪い、根っからの悪党
ネッドにはたくさんの敵がいる。

直接的な恨みを持つものなのか
間接的な恨みをもつものなのか。


タイトルは「息子殺し」
これがなるほど、こういうことだったのか
そう思える内容になっている。

題名の直訳は「三つの殺人動機」だ。
この辺りも意識してみるとより面白くなる。


ネッドの悪党ぶりもルーツは
そこにあったのかという納得させられる終わり方だった。




さて、土曜ワイド劇場では

アイラ・コブを愛川欽也(相田古志郎)

スノー警察署長を黒沢年男(須田警部補)

バーンズを名高達郎(反津)

ペンローズ教授を滝田裕介(辺見)

妻のヴィヴィアンを久保菜穂子

ネッドを諏訪圭一(夏人)

という配役でドラマ化しました。



おそらく

娘のサラを蜷川有紀

医師のラベラを仲谷昇

庭師アマトが井上昭文じゃないかな?


原作では殺されたのはネッド・ペンローズだけだが
ドラマでは連続殺人となっていたようで
もしかしたら犯人も原作とは違っていたのかもしれない。



原作にない2つの殺人が加わることで
話がどう膨らんでいったのかとても気にかかる。



それと、ドラマでは相田と須田のコンビだが
原作ではバーンズとコブのコンビで
バーンズがワトソン役を担当しているので
須田のモデルとなったスノー署長はあまり登場しない。


必ずしも原作を忠実にドラマ化しているのかどうか
わからないのでドラマの方ももう一度見てみたい。
もう少ししか内容を覚えていないので。

エジプト短剣という独特な響きと、死体に突き刺さっていた短剣、
昭和のサスペンスでおなじみのフィルム撮影がもたらす
陰影に富んだちょっと湿った質感と雰囲気。
久保菜穂子が醸し出していた怪しさ位しか覚えていない。


辺見夫婦の滝田裕介も久保菜穂子も
仲谷昇も疑わしさ満載なメンツなので
原作通りの犯人なのか、オリジナルの
殺人も加えて意外な人物が犯人なのか
非常に気になるところです。


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