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昭和のテレビドラマ

        

「兄弟」 (1969年)  木下恵介アワー

category - 昭和のテレビドラマ
2018/ 07/ 17
                 
「三人家族」と「二人の世界」が面白くて、
同じ”木下恵介アワー”の「兄弟」も軽い気持ちで見てみた。


出演者が地味という事もあって期待せずにいたのだが、
見ているうちにどんどんハマってしまいいつしか放送日を楽しみにするようになってしまった。


おとぼけな秋野太作が本名の津坂匡章で出演していて
珍しく一流会社に勤める繊細な二枚目を演じているのが意外!
しかも、津坂さんが劇中にギターを弾いていて、
これもイメージになくて弾けることにビックリした。



年頃の息子二人を持つ、志沢一家の平凡な生活を描いているのだが、
特にドラマティックな出来事があるわけでないのだが面白かった。
その他の感想などは文末に。




■ 「兄弟」  
放送期間: 1969年10月21日~1970年4月14日 (全26話)
脚本: 山田太一
音楽: 木下忠司
主題歌: 「どうして声がとどかない」  ジャン・グラーズ
ナレーション: 矢島正明
演出: 木下恵介ほか
制作: 松竹、木下恵介プロダクション、TBS




兄弟 木下恵介



志沢静男(津坂匡章)は大学卒業後、一流会社の総務部で働いている。
代わり映えのしない毎日を送っていたが、静男には密かな楽しみがあった。


それは11階にある秘書課にいる森本紀子(秋山ゆり)の存在だった。
総務課の一社員静男とは仕事上のかかわりもなく
ただただひっそりと彼女を思うだけであった。



静男は、サラリーマンの父・修太郎(北村和夫)と母・厚子(津島恵子)、
大学生の弟・順二(あおい輝彦)と四人で一軒家に暮らしている。



ある雨の日、傘を持たなかった順二に通りがかりの若い女性が傘を貸してくれた。
それをキッカケに順二は彼女に激しく恋をしてしまい
名もわからぬ彼女をついに捜し出すことに成功した。



彼女は栗山京子(沢田雅美)といい、山梨から集団就職で東京へ出て来て
現在はデパートでウェイトレスをしている。
順二は彼女への熱い思いを告げるが、高卒ウェイトレスの自分に
大学生が恋をしているという出来すぎた話が受け入れがたかった。


京子の同郷で同じ店でウェイトレスをしている智恵子(菅本列子)も
順二が京子を弄ぼうとしているのではないかと心配し順二を京子に寄せ付けないように邪魔をする。
だが、智恵子はそのうちに順二に惚れてしまい、京子も熱烈にアタックしてくる順二を愛すようになり、
二人はいつしか順二をめぐってライバル同士となる。

兄弟 木下恵介




はじめこそ京子と智恵子から邪険に扱われていた順二だが、
二人が自分に愛情を抱いていると知ってからも、
順二は智恵子には目もくれず京子だけを愛していた。
智恵子という邪魔者がいながらも二人の心はしっかりと結びつき、
恋人同士となり最終的には両親にも紹介するまでの仲となった。




一方、静男が恋する相手紀子だが、昼休み偶然あるレストランで鉢合わせたことから、
だんだんに距離が縮まっていく。
会社で顔を合わせても他人のフリをする二人だが、
レストランで顔を合わせたときは仲良く一緒に食べることを約束する。



兄弟 木下恵介



こうして、同じ会社の社員同士という以上の感情が紀子の中でも育っていく。


紀子は母を亡くし大工をしている父・辰造(菅原謙次)と二人暮らし。
辰造のもとで働いている浅川信吾(島津元)は紀子を激しく愛していている。



兄弟 木下恵介



紀子は静男に惹かれていきながらも、猛烈に求愛してくる信吾との間で気持ちが揺れた。
静男の存在に気がついた信吾は紀子を諦めてくれと直談判するが、
これまで穏やかだった静男も紀子を愛する気持ちは誰にも負けない。
信吾の要求を一蹴した。



紀子は自分が嫁に行ってしまえば父がひとりになってしまう。
だんだん静男のことを愛し始めていた紀子は心の葛藤を抱えていて、
静男のプロポーズにも煮え切らない態度をとっていた。



紀子から求婚のOKを正式にもらう前に静男は彼女を家族に紹介することにした。
そして、ついに紀子も静男との結婚を決断し辰造に静男を紹介した。


兄弟 木下恵介




そんな中、修太郎の様子がおかしくなってきた。
これまで仕事一筋に打ち込んできた修太郎だが左遷にあっていた。
修太郎は誰にも内緒で就職活動をしていて、会社を辞めて友人の事業を手伝う事を
厚子たちに打ち明けた。





これまで亭主関白で厚子の内職も快く思っていなかった修太郎だが、
これを機に角が取れて丸くなってきた。
厚子も修太郎が左遷されたまま会社にしがみつくことへの抵抗があり、
修太郎の決断を喜んで受け入れた。


兄弟 木下恵介




志沢・森本両家の顔合わせも終わり、結婚が身近に迫ってくると、
今度は静男の方に迷う気持ちが生まれてきた。
静男はそんな感情を修太郎に打ち明けるが、それは誰にでもある、
結婚という責任を負う事、平凡な人生を送ることへの一時の迷いだった。



兄弟 木下恵介




こうして静男は紀子との結婚へ、修太郎も新しい人生の第一歩を踏み出した。




「俺たちの旅」と同じく、北村和夫と津島恵子が夫婦役。
あの時二人の一人娘・紀子と交際していたのが津坂匡章。
二人はいい加減な津坂との交際を反対していた。
「俺たちの旅」の方を最初に見たので、そちらの印象が強く、
今回は親子という設定も最初はシックリときませんでした。


シックリこないといえば、三人家族ではチャキチャキ娘の沢田雅美が
あおい輝彦に熱を上げて一方的に追うのだが、今回はその反対。
沢田はちょっと影がある感じで、大学生のあおいが一目ぼれをして
猛烈にアタックをするというもの。




また、菅井きんが京子たちが住む女子寮の管理人として登場。
はじめこそ、あおいに敵対心を燃やすが徐々に彼を受け入れていく。



今回は私にとって初めて知る役者さんがふたりいた。



一人目は、志沢家の長男・静男のフィアンセとなる森本紀子役の秋山ゆり。


サラリーマンと大学生の兄妹の恋愛を描くという事で、
ドラマで展開されるのはごくごくありふれた日常生活。

設定や出演者も地味だなぁと思っていたら、
相手役の女性も地味な見た目。
はじめは物足りなさを感じていたのだが
見続けていくうちに、結構きれいな人だなぁという風に印象が変化してきた。


秋山ゆりという女優さんの情報が少ないのであまり詳しいことはわからないのだが、
なんでもデビュー前にはスチュワーデスをしていた方だとか。



兄弟 秋山ゆり



確かに言葉遣いや立ち振る舞いから気品さが感じられ、奥ゆかしくて美しい。
派手さはないが接していくうちに魅力がわかってくる。



どうやら早々に女優は引退なさっているようで、私は今回のドラマで初めて存在を認識しました。


この秋山ゆりの父・辰造役には菅原謙次。
二枚目でインテリな印象があるが、今回は大工の棟梁。
一人娘を嫁がせる寂しさはあるものの、昔からの得意先の娘、南風洋子にどうやら惚れているよう。
相手の娘もまんざらではない様子。



その辰造のところで働いている若い大工で、紀子に激しい愛情を抱く浅川信吾に島津元。


こちらも初めて存在を認識した役者さん。



兄弟 島津元



大工の娘でありながら大きな会社の秘書をしている紀子と自分とは釣り合わないと思いながらも、
その愛情を隠すこともなく、静男の存在を知ってからは激しい嫉妬心を抱く。
辰造も紀子と信吾が結ばれて、信吾に跡を継がせたいと考えながらも、
紀子が静男を愛していると知り、辰造も一時期辛い感情を持っていた。


最初はその様子にウザイと思いながらも、最後の方は見事にフラれてかわいそうになってしまった。



なんとなく見始めた「兄弟」だが、オープニングで流れる主題歌がまた独特で、
聞き続けているうちに自然と口ずさんでしまうようになってしまった。








関連記事


■ 「三人家族」 

■ 「二人の世界」 

■ 「兄弟」 




            
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「太陽にほえろ!PART2」 第1回 『悪魔のような女』

category - 昭和のテレビドラマ
2018/ 05/ 01
                 
いやぁ、毎日暑い日が続きますね~
4月からこんなに暑いと今年の夏はどうなんだろう?と気にかかってしまう。



そして、とうとう5月に入ってしまいましたね。
今日は一応平日ですが、ゴールデンウィークなのでお休みを取っている方も多いのかな?
本当に1年があっという間に過ぎていきます。





4月20日(金)から「太陽にほえろ!PART2」の放送が
CSのファミリー劇場で始まった。
PART2はその存在しかしらず見た記憶がないので、
今回が初めて目にする機会となった(はず)。





全12話と短いためか、藤堂係長が去ったことや、
長さんが戻ってきて、オサムさんが加わったことなどが
劇中ではなくオープニング時に文字で説明されているだけというものだった。



太陽にほえろ!PART2




■「太陽にほえろ!PART2」 第1回 『悪魔のような女』
放送日: 1986年11月28日
脚本: 尾西兼一、小川英
音楽: 大野克夫   (演奏・大野克夫バンド、井上尭之バンド)
監督: 手銭弘喜
製作著作: 東宝株式会社
制作: 日本テレビ
出演者: 奈良岡朋子、寺尾聰、神田正輝、地井武男、
下川辰平、長谷直美、西山浩司、又野誠治、石原良純ほか



七曲署から藤堂係長が去り、篁朝子係長(奈良岡朋子)が赴任。
長さんこと野崎太郎(下川辰平)が復帰し、喜多収(寺尾聰)が加わった。



太陽にほえろ!PART2


出勤してきた係長にマミー(長谷直美)が朝の茶を持っていく。


ここで係長

「いつもお茶を入れてくれるのがあなただけなのは、
あなたが女性だから?」と質問してきた。


部屋にいた男性陣はその質問に一瞬凍りつくが
お調子者でゴマすりがうまいDJ(西山浩司)は
これからは当番制にしようと提案。


太陽にほえろ!PART2



余計なことをいうDJにブルース(又野誠治)らはいい迷惑だが、
係長からそれでいいかと確認されて拒否できるはずもなく、
お茶汲みは当番制となるのである。



という時代を感じさせるやり取りからスタート。



今回の事件はスーパーの売上金が強奪されたというもの。


太陽にほえろ!PART2



前科がある佐々木(沖田駿一郎)が東洋ストア矢追町支店の
売上金三千万円を奪って逃走した。



ところが翌日になって佐々木の死体がある倉庫から発見される。
佐々木は前日の17:00~18:00頃に銃で腹を撃たれたあとに、
紐で縛られて放置され18:00~18:30頃に出血多量で死亡した。
現場には三千万円も使用した銃もなく、仲間割れや怨恨による殺人と見られた。




ドック(神田正輝)とDJは被害にあった東洋ストアへ行くと社長室に通され
女社長・三森桐子(金沢碧)が直接応対してくれる。
派手好きの彼女は亡夫から会社を引き継ぎ手腕を振るっていた。


太陽にほえろ!PART2



桐子から話を聞いていると取引先の夫人(工藤明子)が社長室に案内されてきた。
昨日は桐子は17時に社を出て、18時に横浜で開かれたパーティーに
夫人と出席していたことがわかった。


夫人が昨日のパーティーでは桐子が赤いマニキュアが塗られた
つけ爪をしていなかったことに触れると
これまで余裕でドックたちに接していた桐子の表情が一瞬固くなった。
ドックはその瞬間を見逃さなかった。



桐子こそが、佐々木を殺した犯人だったのである。
今回は初めから犯人がわかっているパターンで
ドックが妖しい美しさを秘めた彼女に近づきながら
真相を暴いていく活躍を描いている。






マイコン(石原良純)がドブさらいをしていて佐々木を殺した
犯人が来ていたと思われるレインコートと靴カバーを引き揚げた。
ルミノール反応が出てA型の血液型だと判明する。



太陽にほえろ!PART2


そのレインコートと靴カバーはどこにでも売っているもので
ドックが東洋ストアを調べると、桐子が視察に来た日に
同じ種類のレインコートと靴カバーが万引きされている事実を掴んだ。


桐子と佐々木の関係がわからないが、彼女に容疑の目を向けた
ドックは彼女が主張したアリバイを崩すために裏道を通れば
18時までに横浜に行くことが出来その間に佐々木を始末することが可能なことを暴く。



だが、それを証明することが出来ない・・・


ドックは桐子に接近し、テニスに付き合うなどして
彼女に事件のことを聞きながら精神的に揺さぶりをかけ、
動機などを探ろうとする。




太陽にほえろ!PART2


トシさん(地井武男)とマミーは、佐々木が2年前まで勤めていた店に
桐子が客として通っていたことを突き止めた。
これでふたりが顔見知りであることがわかった。


桐子はどうやら佐々木から金を強請られていた可能性が出てくる。



ドックの方も2年前に桐子の夫が自殺し、夫が日記帳に
会社の資金繰りで悩んでいる様子を書き綴っていたことを知り
それを見せてもらうことに成功する。



ドックは夫は自殺ではなく桐子が佐々木を使って殺したもので、
日記は夫を自殺に見せるための小道具ではないかと思い始めた。



派手好きな桐子は地味な夫との生活にうんざりしてきた。
そんな時、夫が会社の資金繰りに悩み死を考えていることを知った。
桐子は顔見知りだった佐々木を利用して夫を自殺に見せかけて殺させた。



その後も自分に体を許さない桐子に対し佐々木は金を要求し始めた。
その額がエスカレートしたところで、桐子は佐々木に銃を渡して
自分の会社のスーパーストアを襲わせて売上金を強奪させた。


佐々木は以前勤めていた倉庫に逃げ込み桐子を待った。
用済みになった佐々木を始末する際に、
アリバイをつくるためにすぐに死なないよう腹を銃で撃ち、
死ぬまでの時間を稼いだ。


あとはこれを証明するだけだ。






ある日、桐子とテニスを終えたドックは彼女の車の中から
つけ爪がひとつ落ちているのを取り上げた。


太陽にほえろ!PART2


佐々木が殺された日、横浜のパーティーに出席した桐子は、
いつもつけているつけ爪をつけてなかったと夫人が証言していた。


太陽にほえろ!PART2


ドックは桐子の部屋に行った時、つけ爪を殺害現場で拾ったと嘘をつき
このことを知っているのはまだ自分だけだと言い危険を承知で
囮となって彼女が佐々木を殺したという証拠を掴もうとした。


ドックは佐々木殺しの犯人が桐子だと考えていると言い
出かけるために洋服を着替えにいった桐子がいなくなった部屋で
三千万円と拳銃を探すフリをした。


ドックの仕掛けた罠にまんまとかかった桐子は着替えを済ますと
銃を片手にドックのところへ戻ってきた。


桐子は迷うことなくドックを殺そうと銃を撃つが、
それをよけたドックは逆襲し桐子を取り押さえた。



太陽にほえろ!PART2


実は桐子のマンションの部屋の前では
ドックに危機が迫ったときに踏み込もうとオサムさんが待機していたが・・・




太陽にほえろ!PART2



打ち合わせ通りにはいかずドックが桐子に手錠をかけたあとに
すまんといいながら悠々と部屋に入ってきて桐子を署に連行していく。








「太陽にほえろ!」といいながらも、やはり裕次郎がいないだけで
太陽という感じはしない。


だから別物と捉えてみました。


神田正輝というと大根のイメージがあるが、
ドックの時の彼の演技は力みがなくて結構好き。
視聴率的には低迷してたようだけど、
スニーカー時代なんかは私的にはすんごく楽しんで見てました!


今回も得意のダジャレを織り交ぜながら真犯人・三森桐子に近づいていくんですが、
軽快なタッチで描かれていて、とぼけながらもズケズケと桐子の生活に入りこんで
最後には危険な目に遭いながらも逮捕するまでがドックのキャラの良さを
引き出しながら描かれていました。




                         
                                  
        

「二人の世界」 (1970年)  木下恵介アワー

category - 昭和のテレビドラマ
2018/ 04/ 14
                 
以前、竹脇無我と栗原小巻が出演している
「三人家族」について記事にしました。


「三人家族」では、運命的な出逢いをした男女が結婚を決意したところで終わってましたが、
その後に竹脇・栗原ペアで制作された「二人の世界」では、
同じく印象的な出会いをした男女が、すぐに結婚し、様々な苦難を乗り越え
新たな生活へと挑戦する姿が描かれています。




二人の世界



■ 「二人の世界」  
放送期間: 1970年12月1日~1971年5月25日 (全26話)
脚本: 山田太一
音楽: 木下忠司
主題歌: あおい輝彦
ナレーション: 矢島正明
演出: 木下恵介ほか
制作: 松竹、木下恵介プロダクション、TBS





宮島二郎(竹脇無我)と榊原麗子(栗原小巻)は、海外アーティストの
コンサート会場で知り合った。


二人の世界




人気アーティストのチケットは完売で、二人はともにチケットを持っていなかったが、
無理を承知で関係者に掛け合いなんとか会場内に入ろうと模索する。
当然のことながら入場を断られるが、諦められない二人は楽屋口から忍び込むことに成功する。
だが、結局はバレてアーティストが演奏しているホールには入れないまま会場を後にした。


二人の世界




こうして思いもかけないことから知り合った二郎と麗子は
出会ったばかりだというのに意気投合し
フランス料理店で食事をした後、踊りに行き
その日深夜まで共に過ごすことになった。


二人の世界


二郎は農家の次男坊で、実家を出て一人暮らしをしている。
郷里には両親と兄(菅貫太郎)夫婦と子供がいて、東京へ行き大学を出て
就職している一人暮らしの二郎を気楽でいいと兄は思っている。


一方の麗子は、会社重役の父(山内明)と専業主婦の母(文野朋子)、
大学生の弟・恒雄(あおい輝彦)と四人で一軒家に住んでいる。
美人の麗子には結婚を申し込んでいる林田(長谷川哲夫)がいて、
それは恒雄たちも知っていた。

二人の世界


ところが、運命的な出会いをした二人はその日から頻繁に会い続け、
デートを重ねるうちに互いに結婚を決意する。


二人の世界




出逢って僅かで人生の大イベントである結婚を決めてしまった若い二人に対し、
麗子の両親や恒雄は結婚に反対する。
だが、二人の意思は固くついに結婚することが決まる。


二人の世界



二郎と麗子はアパートに住み、新婚生活をスタートさせた。
一流会社の営業マンだった二郎は、人生の伴侶を得て精力的に仕事に励むが、
派閥争いに巻き込まれいわれのない責任を取らされる形で総務部へ左遷されることとなった。


二人の世界



二郎の同僚の関根(東野孝彦)は、これを機会に辞表を叩きつけ、
作曲家になるために弟子入りするという。


二人の世界



やりたいことがあり、独り身である関根とは違い家庭持ちで
特にやりたいことはなかった二郎はそのまま会社に残り
総務へ異動しやりがいのない日々を送っていた。



麗子も二郎が仕事のことで悩んでいるのは知っていて、
悩みを打ち明けてほしいと二郎に言うが
そんな情けがない仕事上の悩みを妻に知られたくない二郎と、
夫が悩んでいるのに何の力にもなれないと無力さでモヤモヤする
麗子との間には自然とひずみが出来てきた。




二人の世界


安定しているサラリーマンとはいえ、夫がやりたくもない仕事を
生活のためだけに自分を殺してやっている姿を見るのは麗子にも辛かった。
麗子は本当に今の仕事が嫌なら会社を辞めてもいいと二郎に言う。
その一言をキッカケに二郎は会社を辞めることを真剣に考えはじめた。



久しぶりに関根と会った二郎は、自分も退社しようと考えているという思いを伝えた。
関根は「お前は笑顔がいいから女の子相手のアイスクリーム屋でもやったら
大当たりするぞ」と二郎に言ってきた。


二人の世界




会社を辞めて転職先を探そうと思っていた二郎だが、
関根の言った一言が心に残りサラリーマン以外の選択肢を考え始める。
だが、関根のようにもともとこれがやりたい!という夢はもっていない。
二郎はふと立ち寄った屋台のラーメン屋の親父から
商売人としての生活をいろいろと聞きサラリーマンを辞める決心をした。


二人の世界



二郎は、「スナックをやろう」と思いたち、会社が終わってからスナックの学校に通い始めた。
麗子も父から小さな会社の社長(太宰久雄)を紹介され短期間そこで働き、
家計を助けることにした。


二人の世界



その間、麗子の父と、二郎の父だけではなく
あれほど反対していた二郎の兄からも
スナックの開業資金を借りることが出来た。


二人の世界



会社も退職し、恒雄の紹介で物件も決まり、
麗子の両親、恒雄、関根や社長らが
オープン前夜に集まり新たな門出を祝ってくれた。
スナックの名前は”TOM(トム)”に決まった。

二人の世界


そして、いよいよオープンの日がやって来た。


おかげさまで昼は順調に客がやって来たが、
場所柄、ランチ終了後と夜は寂しい入りだった。
大きな儲けもないが、赤字もないという日々が続いた。


ところが、オープンから一か月が近づいたころ、
近所に二郎の店の倍以上はあるであろう大きなスナックが開店することになった。
思っても見なかった突然のライバル出現に動揺する二郎と麗子。


客が奪われるのではないかと危惧した麗子は、
自分たちのスナックの特色を出す必要があると二郎に提言し、
二郎は麗子と初めて会った夜に訪れたフランス料理店の
コック沖田(三島雅夫)にメニューの伝授をお願いしにいく。


二人の世界


改築工事を済ませたスナック「うぐいす」のマスター(小坂一也)と、
その父(内田朝雄)が二郎たちの店に挨拶にやって来た。



二人の世界


うぐいすのマスターは嫁や父までもが通りに出て来て
派手にサービス券などを配っている。
その商魂の逞しさにサラリーマン上がりの二郎と、
重役の娘麗子は圧倒されるばかりである。





二郎から依頼を受けた沖田がやって来て、
ジャガイモを使わないカレーライスと、
ハンバーガー弁当という二つのメニューをプレゼントした。
どちらもおいしく販売初日から大きな手ごたえを感じていた。


二人の世界



そんな二人のもとにライバルであるスナックうぐいすの
マスター親子がカレーライスを食べにやって来て、
うぐいすでもカレーライスを10円安く、カツサンドも取り入れ
二郎たちに対抗してくる。


二人の世界


うぐいすは店内にテレビを置き、マスターがどんな話題でも
気楽に受け入れるというキャラクターであることから、
TOMがヒマな時間帯でも若者たちのたまり場となっていた。



近所でも新たにできたスナック2店の対決でどっちが生き残るかという事が
早くも話題になっている。
二郎たちを贔屓にしている近所の婆さん(武智豊子)はそのことを
二郎に伝えしきりにうぐいすの貪欲なやり方を見てTOMの今後を心配していた。




うぐいすの客入りと、メニューを真似されたことで二郎たちも、
自分たちももっと客に近づいた方がいいんじゃないかと
店の在り方を沖田に相談した。



沖田は二人がテレビを置いて、女の痴話話なんかも聞き流す、
そういうスタイルがやりたいのならそれもありだが、
見たところ二郎夫婦はそういうタイプじゃない。
味で勝負をしたいのなら、客に合わせるのではなく
自分たちが客を選ぶくらいでやらないと長い目で見たときに
うまくいかないとアドバイスをした。



そして、うぐいすのマスター親子が二郎の店にカレーを食べに来たことを聞き、
今度はこっちがうぐいすへ行ってカレーを食べようじゃないかと提案した。



ちょうど店が落ち着いた時間帯であることからも、3人はうぐいすへいく。
すると父親の前では借りてきた猫のようなマスターは、
二郎たちに嫌悪感をあからさまに出しながらカレーを提供した。


二人の世界



うぐいすのカレーはジャガイモを使わないというところも
二郎たちのメニューのパクリだった。
だが、ひと口カレーを食べた沖田は、
あまりのまずさに用事を思い出したとうぐいすを出ていった。



二郎たちが店に帰ると沖田はあんなものは勝負にならないといい、
気にしないようにと電話を掛けてきた。


その夜、酔ったうぐいすのマスターがTOMへやって来て、
二郎にいちゃもんをつけると殴りつけ帰って行った。


二人の世界



その様子を見ていた客のひとりは、TOMのカレーのうまさに
うぐいすのマスターが嫉妬したことを仲間たちに話し、
普段は暇な昼下がりに多くの友人を連れてTOMへやって来た。



以来、TOMのカレーとハンバーグ弁当はうまいと評判になり、
行列ができる店へと変貌を遂げた。
今度はこの人気っぷりにうぐいすのマスターが焦るばかりとなる。


姉妹には二郎の店へスナックからパチンコ屋に鞍替えしようかと、
愚痴をこぼしに来て親父からどやされる始末。


順調にいっていた二郎たちだが、店は狭く売り上げも伸びなくなってきた。


そんな中、麗子の妊娠が発覚した。
店を開いたばかりでこれからという時に、嬉しい気持ちを抱えながらも、
ふたりは新しい命が宿ったことを手放しで喜べない。



麗子のつわりもあり、二郎は婆さんの紹介で若い女の子に、
臨時で店を手伝ってもらうと、麗子はそれにやきもちをやき、
この先麗子の代わりにバイトを頼むとなると先が思いやられる。


そんな二人は、店が繁盛するきっかけとなった沖田を
食事に誘いスナックを1日休むことにした。



先日、沖田がTOMに来た時にはちょうど混雑している時間帯で、
何か麗子に打ち明けようとしている素振りだったが、
客に呼ばれ沖田の話は聞けないままだった。



レストランでの会食後、喫茶店へ移ると沖田にそのことを聞いた。


二人の世界



現在、赤坂のフランスレストランでコックをしている沖田に、
西銀座にある一流レストランから引き抜きの話が持ち上がったという事だった。
若い時なら喜んでうつったが、子供が手を離れ貯えもあり、
生きがいを求めていた沖田にはどこの店へ行っても同じだった。


だが、二郎の店は違う。
沖田はTOMでうまくて安い料理をたくさん作りたいと言い、
月給5万円でやっとってくれないかと申し出てきた。
そして、スナックからレストランへ店を大きくしていこうと
二郎たちに夢と希望を与えた。


二人の世界



営業から総務に配置転換になったとはいえ、
安定していたサラリーマンからスナックのマスターへ転身した
二郎はスナックだけで終わりたくなかった。



こうして二郎は初めて他人を雇うという道の世界へ歩きはじめ、
店を大きくしたいという大きな夢へと一歩近づいていくことが出来た。











はじめは、「三人家族」の方が断然面白くて、続編はつまらないなぁと思いながら見ていましたが、
二郎が営業から総務に追いやられ、会社を辞める決意をするあたりから俄然面白くなってきました。


二郎の元同僚関根役の東野孝彦の明るいポジティブさは、
真面目に考える二郎と対照的でとてもいいアクセントとなっています。
またスナック開店当初、夜来ていた近くのアパートに住む、
物静かな若い男性客で小野寺昭が出演。


はじめこそ、出会ってすぐに結婚を決めてしまった若い二人に反対する
麗子の両親や弟が、わりとすぐにに二郎を受け入れて行きます。


サラリーマンとして生きてきた麗子の父は、
スナックを始める決断をした二郎に、
応援したいとすんなり開業資金を貸します。



また「三人家族」では竹脇無我の父親役だった、
三島雅夫も実にいい味を出しています。
最初ちょこっと顔見せ程度に出演しただけかと思いきや、
後半になり重要なポジションへと変化します。



二郎から開店早々ライバルが出来て店の方針について相談を受けるのですが、
その際のアドバイスが成功の真理そのもので心に響きました。




こうした若夫婦を中心とした家族や周囲の関係がすごくよくて、
心があたたかくなり、今後何度もリピートして見るドラマの一つとなりそうです。








関連記事


■ 「三人家族」 

■ 「二人の世界」 

■ 「兄弟」 




                         
                                  
        

刑事ドラマの金字塔 「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!

category - 昭和のテレビドラマ
2018/ 04/ 05
                 
2000年代終わり位からファミリー劇場で放送されていた
「太陽にほえろ!」を毎週楽しみにして見ていました。


見始めたときはもう終盤に近く、予告付きのやつを最後まで見た後、
HDリマスター版として1回目から放送されたので
コツコツと録画しながら見て全話(欠番抜かす)録画に成功!



あの時は、まるで初回放送と同じ熱を持って見ていたなぁ~。
「太陽にほえろ!」の書籍まで購入して夢中になって読んでましたからね。



「太陽にほえろ!」はPARTⅡがあるようで、当時から再放送を望む声が高かったですが、
ついにファミ劇でそのPARTⅡの放送が今月からスタートします。



そこで、PARTⅡを書く前に「太陽にほえろ!」自体の記事を書いておこうと、
今さらながら思いついて書きだしたという次第です。



「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!



 
■「太陽にほえろ!」 第1回 『マカロニ刑事登場!』
放送日: 1972年7月21日
原作: 魔久平
脚本: 小川英、長野洋
音楽: 大野克夫   (演奏・井上尭之バンド)
監督: 竹林進
制作: 東宝株式会社
出演者: 石原裕次郎、萩原健一、露口茂、関根恵子、ハナ肇、
小野寺昭、竜雷太、下川辰平ほか





「太陽にほえろ!」というと夕日をバックにしたタイトルシーンが印象的だが、
初回だけは新任の若手刑事”マカロニ”こと早見淳(萩原健一)がジープに乗って
初出勤するところからスタートする。



「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!



満員電車でなくSUZUKIのジープで風に長髪をなびかせながら
七曲署へ向かうマカロニ。
彼は賀原夏子が営むタバコ屋の二階に下宿をしている。
長髪にノーネクタイの早見は先輩たちに遅れて、
初出社にもかかわらず始業ギリギリに署に到着する。



これには捜査一係長のボスこと藤堂俊介(石原裕次郎)も呆れ顔。


「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!



早見はさっそくボスの指示通り自分のピストルを受取部屋に戻ってくる。
銃を携帯した早見をみた殿下こと島公之(小野寺昭)は、
「マカロニウエスタンにこんな格好したやつがいた」といい、
以後、早見は”マカロニ”というニックネームで呼ばれることとなる。


「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!




部屋にいたゴリさんこと石塚誠(竜雷太)、長さんこと野崎太郎(下川辰平)を
紹介してもらう。
そこへ、さっきマカロニを洋服の月賦屋と間違えた交通課勤務の、
内田伸子(関根恵子)が入ってきた。



「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!





粋がっているマカロニとシンコはやり合うが、突然電話が鳴り響き
殺しが発生したという知らせを聞いた。


「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!



それを聞いたゴリさんたちは部屋を飛び出て現場へ向かう。
だが、マカロニはボスから引き留められ、向かいのマージャンやにいる
山さんと一緒に行けと命令を受ける。



雀荘に入ったマカロニは大声で山さんを探すと、
山さんこと山村精一(露口茂)はそうせっつくなといい
コロシだというのに慌てる素振りもない。



「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!



しかもゆっくりと雀荘をあとにした山さんは現場ではなく近くの公園へ行く。
マカロニが木の陰から山さんの様子をうかがっていると・・・


山さんはベンチに座っていた情報屋に伊藤博文の千円札が入ったショートホープを渡し、
被害者のシローが最近ハジキを探していて、
出入りしていたスナックがパークサイドだという情報をもらっている。
ベテラン刑事山さんには山さんなりの捜査のやり方があったのだ。


「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!



マカロニは山さんと一緒に、深夜レストランパークサイドへ行き、
マスターににシローが殺されたことをいい彼の周辺について聞き込みを行うが、
知らぬ存ぜぬでガンとして口を割らない。
だが、そこは山さん、バーテンを引きずり込みガッツリと欲しい情報は手に入れる。




シローを殺した犯人マモル(水谷豊)の姿は目撃されていた。


「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!


マモルはパークサイドに刑事が聞き込みに来ているのを知り
追手が迫っていると身を隠した。



ようやく山さんが現場に到着した。
長さんに犯人がシローにハジキをせがんでいたマモルで、
店の常連客ユカ(鹿沼エリ)とイイ仲であることを伝えた。


「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!



そこへやってきたゴリさんから、ハジキの密売に組織が絡んでいると聞かされ、
マモルが消される可能性が出てきたことを懸念する。




一方、マカロニは店にやって来たマモルの仲間ユカたちに詰め寄るが、
仲間意識が高い彼らはマモルの居所を明かさない。


「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!



マカロニは店を出て周辺のものにマモルの居所を訪ねて回っているとき、
店にマモルがやって来た。
だが、そこには彼の命を狙う組織の連中が張り込んでいて、
それを知ったマモルが慌てて店を飛び出したところへマカロニが来て、
二人は鉢合わせてしまう。



逃げるマモルを必死で追うマカロニはとうとう路地裏に追い詰めた。
マモルは持っていたシローを殺害した凶器の拳銃を取り出し
銃口をマカロニに向ける。


「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!



マカロニもさっき受け取ったばかりの銃を懐から取り出し
マモルに向ける。


そこへゴリさんがやって来て、マモルが放った銃弾は、
マカロニではなくゴリさんの足に命中した。
とっさに撃たれたゴリさんに気を取られたマカロニは
マモルを逃がしてしまう。


負傷しながらもゴリさんはマカロニに犯人を追うようにどやし、
やって来たボスからも怒鳴られてしまう。




この騒動に現場に来ていたボスはマモルの命を狙う密売組織の連中を見て、
大トリものになる可能性を山さんと長さんに示唆した。


「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!



怪我の治療で入院したゴリさんを見舞ったボスが署に帰ってきた。
自分のせいでゴリさんが負傷し犯人を逃がしてしまった、マカロニは身の置き所がない。
そんなマカロニを山さんはメシを食いに誘う。



「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!


行った先はシンコの父で元刑事の内田宗吉(ハナ肇)が経営する、
料理屋だった。
仕事を終えたシンコも店を手伝っている。



ゴリさんを負傷させた負い目を感じてしょげているマカロニに、
宗吉は自分が現役だったときはそんな失敗しょっちゅうだったといい、
ゴリさんが撃たれる前に犯人を撃たなかったことを後悔する必要はないという。


「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!




だが、マカロニの苦悩は晴れることなく、自分の机に銃と警察手帳を置いたまま
ゴリさんの病室を訪ねた。
マカロニは自分は刑事に向いてないのではないかと打ち明けると
そんなマカロニをゴリさんは殴りつける。
ボスがマカロニを怒鳴りつけたのはマモルを撃たなかったからではなく、
彼を逃がしたからだと言い自分の拳銃の引き金を引いてみせた。



「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!


それは空砲ばかりで実弾がこめられていない。
たとえ犯人でも人を撃つことがどんなに辛いことなのか、
ゴリさんからカツを入れられたマカロニは病室を出ていき
聞き込みを再開した。



ユカのアパートを張り込んでいたマカロニは、
部屋を出てきた彼女が組織の者たちに車の中へ引きこまれ
拉致された現場を目撃してしまう。
そこへ山さんもやって来て、ユカが拉致されたといい、
車のナンバーをボスに報告し手配された。


「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!




マカロニと山さんがパークサイドへ着くと、ユカだけでなく
マスターも連れ去られたことがわかった。



組織の連中はマスターとユカからマモルの居所を吐かせようと、
マスターを痛めつけていた。
それを見ていたユカはたまらずマモルの居所を話してしまう。



手配中の車を見かけたという情報が入りマカロニが
そのビルへ向かうと失神したマスターだけが残されていた。
マスターはマモルを自首させようと匿っていて、
三時に後楽園ゆうえんちで落ち合う予定だとマカロニに告げた。



遊園地にはボス以下七曲署の刑事たちが張り込んでいた。
組織の連中はユカを一人立たせてマモルが現れるのを待っていた。


何も知らないマモルがユカのところへ走ってこようとした。
ユカげ「逃げて!」と叫ぶと、身の危険を察知したマモルは走り去る。


「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!



組織の連中がマモルに近づく前にボスたちが全員取り押さえた。


逃げるマモルをマカロニが追いかける!


マモルは無人の後楽園球場へ逃げ込んだ。
そこへボスも到着し、観念したマモルは撃てよ!と自暴自棄になる。


「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!



だが、マカロニは懐を見せて銃を携帯していないと言った。
マカロニとボスの説得に、マモルは銃を落としその場に崩れた。


「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!



マモルはただ拳銃が欲しかっただけだが、
シローは予定していた倍の金を出さないとマモルを脅してきた。
はじめから殺すつもりはなかったことを告白する。


マモルは逮捕され、マカロニが置いていった拳銃と警察手帳が
ボスからマカロニに帰されて労をねぎらわれた。



事件が解決し、ゴリさんの病室で一同揃って祝杯をあげた・笑
そこへ花束を持ったシンコもやってきたが、その中央には
ボスが持ってきた豪華な花束がすでに花瓶に生けられていて、
それを明かされたボスは照れる。


「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!



病室を出たボスはマカロニはもしマモルが拳銃を捨てなかったら
どうするか問いかけた。




「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!




マカロニはボスならどうするかを逆に聞くとボス自身もわからなといい、
ただ人を平気で撃てるようになったらおしまいだと言った。











ファミ劇で第1話からHDリマスターが放送を始めたころ、
確か千葉テレビでもマカロニ編がスタートしてたんですよね。


本当に当時はガッツリとハマってみてましたね~(遠い目)





「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!



初期はシンコの親父ハナ肇がオープニングの
登場人物紹介に加わっていたのが衝撃的だった。


衝撃的と言えばミディアムパーマ(くせ毛?)ヘアの山さんが、
最初の頃は短髪荒くれもので、ゴリさんも”ゴリ”呼ばわりしてるのを見て
自分が持っていた山さんとの印象の大きな違いに驚いた!





また、今回犯人のマモルが殺人を犯して現場から逃げる場面、
走り去っていく水谷豊の背景がこれまたスゴイ!!


「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!



いったい、どこのアジアのスラム街!?


といった雰囲気がプンプンしていて


線路そばのテーブルや椅子、布団まで・・・


その脇の建物からは長ーい洗濯物がぶら下がっているという
凄まじい映像なのだ!



そういや、西部警察の再放送見ていた時も、
路地のどん詰まりにむき出しの男性用便器が並んで配置されていたりと、
度肝を抜かれる風景があったっけな。


西部警察といえば・・・


今回は片岡五郎がクレジットされていたのだが、
てっきり犯人側のなんかの役で出演かと思いきや、
どうやら山東昭子と一緒にブンヤさんとして登場していた。



「太陽にほえろ!」 マカロニ刑事登場!


ヘンな蝶ネクタイ&髪の毛長めで、名前を見てなかったら
片岡五郎だとは思わなかったかも。



                         
                                  
        

火曜サスペンス劇場 「乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件」 (1982年) 円谷プロ制作 EXまにあっくすでついに放送された!

category - 昭和のテレビドラマ
2018/ 03/ 12
                 
去年の今頃、CSのテレ朝チャンネルで月に1回放送されていた
「EXまにあっくす」を見るのが楽しみでした。
前6回の放送が5月に終わり、夏頃まで再放送がされていましたが、
ホームページからも姿を消しその後がどうなっているのかがとても気になっていた。



去年、ホームページからではなく、昔のようにハガキでのリクエストを
あれだけ募集していたので復活はあるだろうとは思っていましたが・・・。


ようやく3月10日(土)に復活!するというのを知ったときは嬉しかった。
(ただし次回以降は未定っぽい)



今回は全てが円谷プロ作品で、期待した古い土曜ワイド劇場ではありませんでしたが、
日テレの火曜サスペンス劇場の「乱れからくり」が放送されるとあって楽しみにしてました。
ということで、3月10日(土)12:00~18:30はEXまにあっくすを見てました!



あの二人が久しぶりに帰ってきた!




マニアックな作品をサルベージしてくれるザザーンと

EXまにあっくす ザザーン



今回より”塚さん”の愛称を受け継いだ塚地武雅

EXまにあっくす 塚地武雅




さて、「乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件」は火サスの円谷プロ制作の第一作目で、
主演は結婚のために宝塚を引退していた古城都で、なんとその旦那さんは
「特捜最前線」の橘刑事役でおなじみの本郷功次郎!



脚本が「ルパン三世」「元祖天才バカボン」などの脚本で知られる大和屋竺で、
このブログ的にはフジテレビ/円谷プロ制作の「恐怖劇場アンバランス」の
『木乃伊の恋』で演じた”入定の定助”の印象がキョーレツだ。



監督が「吸血鬼ゴケミドロ」でおなじみの佐藤肇。
この人は初期の土曜ワイド劇場で夏に放送されていた
「吸血鬼ドラキュラ神戸に現わる・悪魔は女を美しくする」
「悪魔の花嫁・呪われた百物語」
「先妻の亡霊と闘う新妻・わたしの子供を返せ!」
という怪奇ものでも監督をつとめていましたね。


大和屋竺も土ワイでは1980年に放送された
「京舞妓殺人事件・恐怖の浮気出張」の脚本を担当しています。





EXまにあっくすに話を戻すと、「乱れからくり」の他には


・ウルトラマンM730 ウルトラマンランド

・月曜ドラマランド枠で放送された「ザ・サムライ」

・映画「アニメちゃん」

・時代劇スペシャル「悪霊桜子姫」

・AM3:00の恐怖


・・・というレアな作品が放送された。


とりあえず、楽しみにしていた「乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件」を。





●火曜サスペンス劇場 「乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件」  
放送日: 1982年3月23日
原作: 泡坂妻夫  乱れからくり (1979年) (角川文庫)
脚本: 大和屋竺
音楽: 大森敏之
監督: 佐藤肇
制作: 日本テレビ、円谷プロダクション
出演: 古城都、柴田恭兵、新藤恵美、中尾彬、
菅貫太郎、岸田森、草野大悟、坪田直子ほか



乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件




宝塚を引退し現在は探偵事務所所長の宇内舞子(古城都)の事務所へ
おもちゃ制作会社・ひまわり工芸社の馬割朋浩(菅貫太郎)が
妻の真棹(新藤恵美)の浮気調査を依頼しにやって来た。




乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件




朋浩は真棹が明日必ず外出するといい、急ぎの仕事だから
報酬はたっぷりとはずむと言う。



翌日、舞子はボクシングジムに通う助手の勝敏夫(柴田恭兵)を連れて
馬割の家の前で張り込んでいた。
真棹の写真を見せられた敏夫は、幼なじみの女の子に似ていることから
どうやら美しい真棹に興味を持った様子だった。



乱れからくり・ねじ屋敷殺人事件




朋浩が言った通り、真棹は出かけていきひとりでラブホテルへ入り、
しばらくすると一人で出てくる。



舞子は残って相手の顔を確かめることにして、真棹の尾行は敏夫に任せる。
その後、ホテルから真棹の浮気相手が出てきた。
それはひまわり工芸社の副社長で朋浩の従兄弟・馬割宗児(中尾彬)だった。
真棹の後をつけていた敏夫は、彼女が薬局で外国製の睡眠薬を買うところを見た。


舞子と敏夫は落ち合った喫茶店で互いの情報を交換した。
朋浩と宗児の仲の悪さはおもちゃ業界でも有名な話だった。
ひとまず真棹の相手がわかった舞子たちは残りの報酬をもらうために
朋浩の家へ行くことにした。



だが二人が到着すると、朋浩と真棹は海外へ行くために
成田空港へ車で向かうところだった。
舞子は手付だけ払って逃がすわけにはいかないと
その車を追っていった。


乱れからくり・ねじ屋敷連続<br />殺人事件


しかし、途中空が光り、フロントガラスの前が煙で視界が悪くなった。
舞子と敏夫が車から降りると、朋浩たちの車が炎上していた。
敏夫は真棹を車から運び出して手当てをするが幸い軽症だった。
だが、病院へ運ばれた朋浩は重度の火傷を負っていた。



後にこの事故の原因は隕石が落下したものだと判明する。





病室で瀕死の状態であえいでいる朋浩は枕元にいる真棹に
「明日予定通りホノルルのラザフォードに会って”魔童女”を渡してくれ」と伝えると
死亡してしまった。


乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件




ところが真棹があとで確認すると、そんな予定はなく謎が残る。


舞子は二週間後にボストンでおもちゃの国際見本市が開かれることから
おそらく”魔童女”は新しい製品のサンプルを意味すると推理した。





事故が起きた時、朋浩は車の周りが火の海なのにも関わらず、
逃げるよりもトランクを開けカバンを取り出しているのを舞子は見ていた。
舞子はそのかばんの中に、どうしても守らなければならない
重要なモノが入っていたのではないかと考えた。





そこには女の子の人形が入っていた。
人形の体内に何か命を投げ出しても守らなければいけない
大切なものが隠されているのか?


乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件



背中にはボタンがあり押してみると首が回り背中に向いてきた。
どうやらからくり人形のようでさらに敏夫がいじっていると
突然、人形の顔がものすごい形相になった。



乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件





敏夫が朋浩の葬儀へ行った日、朋浩と真棹のひとり息子・透一が
遊んでいる最中に誤って毒を飲んで死んでしまった。
そばに転がっていた瓶は、宗児とラブホテルへ行った帰りに
真棹が購入した睡眠薬と同じものだった。




真棹は敏夫が探偵で自分をつけていたと知ると朋浩と透一の遺影の前で
宗児との不倫関係を告白した。


乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件



三年前、横浜の馬割の屋敷の中にある迷路での出来事だった。
真棹はそこへ入っていく夫の姿を見て後を追いかけていったが、
そこにいたのは朋浩ではなく宗児だった。



宗児は真棹が迷路の中で迷い出口がわからない恐怖心につけこみ
彼女の体を奪い、以後は二人の関係を朋浩にばらすと脅かして
逢瀬を続けていた。





真棹は朋浩との今度の旅行が決まったときに旅先で
このことを懺悔してどんな償いでもするつもりだったのだ。
苦しんでいる真棹の姿を見た敏夫は感情が高まり
彼女と口づけを交わすが、すぐに真棹は正気に戻り
それ以上になることはなかった。




舞子の事務所に朋浩が何か調査を頼んだのではないかと
宗児が聞きにやってきた。
真棹の浮気調査の前に依頼されていたある会社の信用調査の
報告書を見せて、朋浩が独立を考えていたようだと説明した。



宗児は舞子が、元宝塚の宇内舞子だとわかると
宗児はファンだったといい朋浩からもらえなかった調査費の残金を
舞子に快く渡し妹・香尾里(坪田直子)の誕生日に屋敷に招待した。


乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件




当日、ふたりが屋敷へ行くと、宗児から香尾里を紹介される。
宗児と香尾里の父で社長の馬割鉄馬(岸田森)が
真棹に体を支えられながら部屋に入ってきて
真棹を助け出した礼を敏夫に言った。





鉄馬は真棹をたいそう信頼していて、彼女の見立てた薬しか飲まないという。
宗児は家屋敷を売ろうと考えていて、鉄馬はそんな宗児を信用していない様子だった。



ひまわり工芸社の前身である”鶴寿堂”を創った馬割作蔵は金沢出身だが、
嘉永の頃、故あって横浜へ移り住んだと伝えられている。
その息子は銀相場で多くの財をなした。
有名なのは『ねじ屋敷』と呼ばれる洋館と正五角形の迷路庭園である。



舞子は宗児に案内されて迷路に入るが、彼は姿を消し舞子は
真棹と同じように出口を見つけてさまよう。
真ん中にある像のところで舞子が力尽きていると
宗児がやってきてあの時と同じように襲おうとしてきた。



乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件


だが、舞子は宗児を投げ飛ばし、真棹の二の舞にはならずに済んだ。


その頃、香尾里と一緒にいた敏夫は彼女が朋浩を愛していたことを知る。
舞子と宗児が迷路から出てくると、今度は入れ違いに敏夫がその中へ入り
香尾里も敏夫の後を追ってきた。


乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件



敏夫は持ってる知識を駆使して自力で迷路を脱出しようと試みる。
すると、これまで敏夫にべったり張り付いていた香尾里が
用事があるといい迷路から出ていってしまった。



ひとり残った敏夫が一度来た道に印をつけながら歩いていると突然、銃声が鳴り響いた!


急いで迷路を出た敏夫が音がした場所へ行くと、舞子と宗児も駆けつけた。
そこには、真棹が呆然と立ちすくしており、そばには右目を撃ち抜かれた
香尾里が死んで横たわっていた。



舞子と旧知の仲の捜査一課長・ナラキ(草野大悟)とキツネ(峰のぼる)が
ねじ屋敷に捜査にやって来た。
ナラキは真棹が犯人と見たが、消炎反応はでず、凶器も見つからない。


乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件



宗児が舞子、敏夫、真棹にワインを振舞いながらからくり人形を見せた。
シャボン玉を飛ばす愛らしい人形に、4人が血生臭い事件をしばし忘れて楽しんだ。




乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件




それが終わると、今度は宗児が最近鉄馬の部屋から見つけて、
朋浩と二人で修理したという逆立人形を持ってきた。




乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件



宗児が人形を動かそうとぜんまいを巻くと指先を何かで突かれ血が出た。


人形はくるりと逆立ちをしながらテーブルの上を歩くが
それが止まらないことに宗児が異変を感じたとき
急に宗児が苦しみだして死んでしまう。



乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件



その後、逆立人形のぜんまいをあるところまで巻くと
毒針が出てくる仕掛けだったことがわかった。
舞子は犯人が馬割家の人間を狙っていると知り、
朋浩と透一の死も他殺の線が出てきたといい始めた。



そして、もし鉄馬が死ぬことがあれば、馬割家の財産は
真棹ひとりのものになると敏夫に話した。
だが敏夫は、ひまわり工芸社も去年倒産寸前で財産を狙った
ものとは考えにくいという。




二人は馬割家の祖先を洗う事にし、初代作蔵の出身地金沢へと飛んだ。
宿泊先のホテルで、生前朋浩がここに泊まり、大野弁吉記念館と
銭屋五兵衛の銭五遺品館ばかりに通っていたという事実を
ホテルの土産物屋の店員から聞いた。






乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件


舞子と敏夫も大野弁吉記念館と銭五遺品館へ行ってみることにした。
ふたつをまわるうちに大野弁吉、銭屋五兵衛と作蔵のつながりを見つけ出した。



作蔵は大野弁吉に頼まれて銭屋五兵衛の財宝を横浜に運び出すために、
金沢から横浜に移り住んだのだ。
その財宝はねじ屋敷の迷路のどこかに隠されている・・・。
舞子たちはさっそくそれを確かめに戻ることにした。



そして、迷路へ行くと仕掛けられたからくりを見破り
地下へ通じる道を探り出した。
洞窟の中をずーっと歩いていくと鉄馬の部屋に通じていた。



しかし、鉄馬は普段飲んでいる薬の中に毒が混ぜられており
部屋ですでに死亡していた。



乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件



ふたりが洞窟から戻ってくると鉄馬が死んだと騒ぎになっている。



ナラキは鉄馬の飲んでいたカプセルの全てに毒が混入していたことから、
馬割家で唯ひとり生き残った真棹が犯人だといい取り調べようとする。



それを聞いた敏夫は屋敷から真棹を連れ出し、
ホテルへ入ると自分の推理を話した。



屋敷に財宝が隠されていると知った朋浩が
馬割家の三人を殺害して独り占めしようとした。
しかし、あの事故で思いがけず朋浩は死んでしまう。


その意思を引き継いだ真棹が三人を殺したのだろうと、
真棹に自白を迫るが彼女は違うと否定する。



乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件


そして、真棹から睡眠薬入りのビールを飲まされて眠らされた
敏夫が目覚めたときにはもう真棹の姿は部屋から消えていた。




真棹は敏夫に別れを告げる手紙を残していた。
それを読んだ敏夫は苛立つ感情に任せ手紙のそばに置いてある、
魔童女の人形を掴むと部屋に投げつけた。





すると、床に投げつけられたときの衝撃で、人形の両目に嵌められていた
ものが飛び出して転がった。
その二つを合わせるとカプセルになる。



乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件


敏夫は真棹が財産を隠してある洞窟にいるに違いないと思い
急いで真棹を探しに洞窟に入ると、そこには舞子とキツネがいた。


三人は懐中電灯で暗い洞窟内を照らしながら真棹を探すが
彼女の姿はどこにも見当たらない。


すると、舞子は小判の形をした岩を見つけ開けてみると、
それまで流れていた滝が止まりその奥が開いた。
どうやらそこが財宝が隠されている場所らしい。




三人が中へ入ると睡眠薬を飲んだ真棹が倒れていて、
財宝の隠し場所から真棹を運び出すと手当てをした。
幸い発見が早く、真棹は意識を取り戻した。


乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件



真棹は財宝が隠されていた扉の前の滝が二本に見えるという。
あの滝はもともと一本だということがわかり、敏夫が水の流れ出す場所へ行くと、
そこに香尾里を殺した凶器の万華鏡があった。




屋敷に戻った舞子は、ナラキらに事件の真相を説明した。


朋浩は透一が真棹と宗児の子供だとわかり
はじめは透一だけを殺すつもりで、普段から睡眠薬に似た
お菓子を与えていた。


だが、宗児が鉄馬の部屋から大野弁吉が作った逆立人形を見つけたことから、
朋浩はそれまで隠されていた鉄馬の部屋に興味を持った。
そして朋浩は隠されていた銭屋五兵衛の財宝を探し当て独り占めにしようと
透一殺しから、一連の連続殺人へと切り替えた。




朋浩は自分のアリバイ作りのために外国旅行を計画した。
舞子に朝から真棹を尾行させたのも、あの日朋浩と真棹が
海外へ旅立っていった姿を目撃させるためだった。



朋浩はボストンで行われるおもちゃの国際見本市への出張の
二週間の間に、仕掛けておいた殺人が遂行されるように計画を練っていた。


しかし、朋浩と真棹が成田空港へ行く途中、隕石が落ちるという
予期せぬことが起こり、それによる事故がもとで
自分が仕掛けた殺人が行われる前に死亡してしまった。



透一は偶然にも朋浩の葬式の日に、ぬいぐるみに隠してあった
睡眠薬の瓶を開けて毒入りのカプセルを口にして死んでしまった。



乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件




朋浩を愛する香尾里に、朋浩はアメリカへ発つ前に誕生日プレゼントだと言って
銃弾が仕掛けられている万華鏡をプレゼントした。
そして、香尾里の誕生日の午後二時にねじ屋敷の灯篭のところで
万華鏡を覗くように香尾里に指示していた。



約束通りの時間にその場所で、香尾里は万華鏡を覗いていた。
焦点を合わせようとレンズを回していたところ
中に仕掛けられていた銃弾が発射し右目を撃ち抜かれ殺害された。


香尾里は撃たれた時の衝撃で、万華鏡を落としそれは池の中に
転がり落ちて滝の入り口まで移動してきたのだ。
これで、朋浩は自分のアリバイを作りながら香尾里を殺すことが出来たのだ。




朋浩は鉄馬のカプセルに毒を仕込もうと考え、カプセルを工場で作らせたかった。
しかし、それだけを作らせると怪しまれるので、魔童女の目玉に使うという名目で
プラスティック製のカプセルを作った。


自分がいない間に鉄馬を殺せるように、服用しているプラスティック製のカプセル全てに
毒を入れていた。
プラスティック製の場合、体内に毒が吸収されたないために、一つだけゼラチンのカプセルを
混ぜておいたのだ。




舞子はこの計画は朋浩が立てたもので、真棹は事件とは関係ないと話す。



舞子たちは洞窟にある財宝の隠し場所へ戻った。
だが、そこに隠されていたのは全て鉄くずだった。



乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件




舞子は馬割が金があるように見せかけていただけだと話すと
敏夫は記念に一枚もらっておこうと持ち帰った。



事件が終わり、敏夫の短い恋も終わった。
真棹の容疑は晴れたが、彼女に思いを寄せていた敏夫と
真棹の仲は発展することもなく別れを告げた・・・。




そんな敏夫が持ち帰った小判を見ているとある事実に気づき、
急いで舞子のところへ知らせに言った。


なんと発見した小判は金の小判で、その上に真鍮が塗ってあり、
価値がないように細工がされていたのだ。
それを知った舞子は、あの時見た財宝を思い出し夢見心地になった。


乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件




金の山にうっとりしている舞子を見た敏夫はスキあり!と
技を掛けようとする。
普段はこれを難なく防ぐ舞子だが、ココロにスキが出来ていた
舞子は敏夫と共によろけてしまい、ふたりは間近で見つめ合った。


乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件



瞳を閉じた舞子に失恋の痛手も消えたのか、敏夫は顔を近づけていく。
男勝りの舞子と敏夫の間に、恋のようなものが芽生えた!?








『ねじ屋敷』という奇妙な名前を持つ妖気を秘めた洋館と、敷地内にある迷路、
その中にある仕掛けで扉が開くと洞窟に繋がる道があり、
不気味な滝やその奥に隠された部屋がある。



子どもの頃、好奇心を向けた不可解で怖いいろんなものが
詰まった面白いドラマだった。


そこに、からくり人形が登場するのもイイ!


しかも、鉄馬殺しに使用するカプセルを作るために、
作られた『魔童女』の人形がまたコワイ・・・!


怖いと言えば、不思議ちゃん坪田直子の死体も怖かった。
右目が撃ち抜かれて空洞に真っ赤な血って
子どもの時だったらあれを見たら、夜眠れないですよね。



部屋にからくりがあるっていうのも良いです。
壁に飾ってある絵画の裏にある隠し金庫とか
隠し部屋に通じる扉とか憧れたなぁ・・・。



さて、「乱れからくり」では柴田恭兵がジムでボクシングの練習をしている時に
ガッツ石松が登場する。



乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件


ガッツ石松は土曜ワイド劇場第1作目の「時間よとまれ」にも出演していましたね。




最近は古い単発ものの二時間ドラマもよく放送されていて、
「99%の誘拐」、「フルムーン殺人旅行」、「運命の殺意・北信濃母子心中」などを見ました。


岡嶋二人の「99%の誘拐」は90年代に火サスでドラマ化していたんですね。
緒形拳の腹に一物ある感じと、彼をおじさんと慕っていた伊原剛志の
関係性が良かったですね。


誘拐にパソコンを使ったハイテク犯罪。
この時代だととても画期的なものだったのでしょう。
面白かったので記事を書きたいと思いながらも
時間がなく、いつか書くかもしれませんが。


「運命の殺意・北信濃母子心中」も市原悦子の若作りっぷりに笑えた。
彼女を犯す「特捜最前線」の吉野・誠直也のズラがお笑いで被る
カツラそのものでこれもネタにしながら見てました。


木曜ゴールデンドラマも「性的犯罪」みたいに、強烈にエロイやつがあったりと
バラエティに富んでいて面白かったですね。



今年も昔のドラマが沢山見れるといいなぁ~。



まずは、EXまにあっくすで取り上げられていた
土曜ワイド劇場の円谷プロ作品の残り二作品。


「赤い蛍は血の匂い」と「ご主人を殺してあげます」は
視聴者からのおハガキによるリクエスト多数で
塚さんがリマスター代を払ってくれるなら放送が実現するようですが
果たしてリクエストが多かったら見れるのだろうか?


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