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2005/06/30
2005/06/30
展覧会レポート昭和のドラマ昔の土曜ワイド劇場懐かし邦画

2005年06月

        

「結婚・結婚詐欺師が手玉にとった5人の女!」 (1984年)  井上光晴 『結婚』

category - 土曜ワイド劇場
2005/ 06/ 30
                 
ハイミスを手玉に取る結婚詐欺師とそれを追う探偵。
被害者の女たちの様々な人生を交錯させて描くサスペンス。


●「結婚・結婚詐欺師が手玉にとった5人の女!」  1984年6月30日
原作: 井上光晴  結婚 (1982年)
脚本: 大野靖子
音楽: 佐藤允彦
監督: 富本壮吉
制作: 大映映像
出演: 小林桂樹、風吹ジュン、田中邦衛、木内みどり、梶芽衣子、
結城しのぶ、ちあきなおみ、吉田未来、丸山秀美ほか


結婚



海岸に独身OLの水死体が漂着した。
被害者のレズ仲間・花子(木内みどり)から死因を調査された
探偵の半城(田中邦衛)は、事件の背後に元教師の鳥屋(小林桂樹)と、
相棒の富子(梶芽衣子)の存在を嗅ぎつけた。



鳥屋と富子は5人の女を手玉に取る結婚詐欺師だった。





ラテ欄では記載がないが、土曜ワイド劇場7周年記念作品4本のうちの1本目として放送された。
そのため、豪華な出演陣となっている。


この頃は、裏番組でTBSの「ザ・サスペンス」があったため、視聴率競争も熾烈を極めていた時期で
どちらもライバルに負けないよう力作を送り出そうとして頑張っていた。
そのおかげで土曜ワイド劇場、ザ・サスペンス合わせて視聴率30%以上を超えていたという。


結局、「ザ・サスペンス」は短命で終わり姿を消すのだが、マンネリと言われながらも
まだ二時間ドラマに勢いがあった良い時期でしたね。


ちなみに7周年作品の残りの3つは以下の通りです。


「松本清張の証言」   (1984年7月7日放送)

「東北新幹線殺人事件」 (1984年7月14日放送)

「動機なき連続殺人」  (1984年7月21日放送)







            
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「戦後最大の誘拐・吉展ちゃん事件」 (1979年)  本田靖春 『誘拐』

category - 土曜ワイド劇場
2005/ 06/ 30
                 
以前、見たいと書いておきながらテーマが重いだけに
「このドラマ見ることはないだろうなぁ」なんて思っていたら
突然放送されることとなりビックリ!



子どもの時から見たいと思っていただけに見るまで実感がわきませんでした。
ということで、2018年4月28日(土)加筆しました。


戦後最大の誘拐―吉展ちゃん事件―



泉谷しげるが俳優として評価されるキッカケとなった作品で、
ギャラクシー賞などを受賞している。
ウィキペディアなどを見るとこれ以前にもドラマ出演の履歴はあるようだが、
ご本人が”役者デビュー作”といっていて、私自身も長い間そう認識していました。




故郷の福島へ金策へ行ったときに貧困にあえいだ少年時代を思い出し、
結局は実家に金を無心に行く気持ちになれずに野宿した時の苦悩した表情や、

”おばさん”と呼んでいた年上の婚約者と別れを決めたときの心の揺れ動き、
彼女への依存から、相手の態度を感じて迷い諦めていく・・・
男の哀しさを描いていくところなどは


本格的な役者デビュー作とは思えないくらい、
いい味を出していて評価を受けたのがよくわかります。





このドラマにまつわるエピソードはネットなどで知っていて、
なかでもこちらの記事が興味深かったです。


泉谷しげる「役者になったキッカケ」は向田邦子の『お前やれ』発言



「なんで泉谷しげるに白羽の矢が?」と疑問だったんですが、
立て続けに断られてそれで彼のところに巡ってきたというワケだったんですね。
しかも向田邦子が絡んでるとは意外でした。






●実録犯罪シリーズ
「戦後最大の誘拐―吉展ちゃん事件―」  1979年6月30日
原作: 本田靖春  『誘拐
脚本: 柴英三郎
音楽: 広瀬量平
監督: 恩地日出夫
制作: S・H・P
出演: 泉谷しげる、市原悦子、芦田伸介、音無美紀子、松山英太郎、
殿山泰司、津山登志子、風間杜夫、左時枝、北村総一郎、井上博一、三戸部スエほか
ナレーター: 伊丹十三







東京オリンピックを翌年に控えた昭和38年3月、
小原保(泉谷しげる)は窮地にたたされていた。



福島出身の小原は子供の時の病気がもとで足が不自由だった。
座って出来る仕事ということで、小原は仙台の障害者向け訓練所で
時計修理の技術を習得したのちに、御徒町にある時計店に勤務していた。



ところが2カ月前にその時計店を辞め、住んでいたアパートも引き払うと
愛人・成田キヨ子(市原悦子)のところに転がり込んでいた。
小原より10歳も年上のキヨ子は料理屋”清香”をやっていて、
客として通っていた自分と似たような境遇の小原といつしか深い関係になった。


戦後最大の誘拐―吉展ちゃん事件―



小原はこの時すでに借金が10万以上になり厳しい取り立てに追われていた。
彼に金を貸していたうちの一人、浜田(殿山泰司)からは
3月31日までに借金5万円を完済しなければ刑事事件にすると脅され、
のらりくらりと逃げ続けていた小原もさすがに切迫した状況に追い込まれていく。



戦後最大の誘拐―吉展ちゃん事件―



東京には小原の他に都内の建設現場に勤める長兄・ヨシナリ(松山英太郎)、
洋服の仕立て業をしている次兄のコウジ、地下鉄の工事をしている
弟・ミツル(風間杜夫)がいるがいずれも生活は厳しく金を貸してくれる余裕はない。



小原は故郷の福島へ金策に行くことにし上野から汽車に乗った。
実家には両親と家を継いでいるすぐ上の兄・チヨジ(井上博一)がいる。
だが地元の駅から実家へ向かうバスの中で、小原は故郷で金を借りることを断念する。


戦後最大の誘拐―吉展ちゃん事件―



そして、実家へは顔を出さないまま野宿をして過ごし、
浜田から言われた3月31日の午後には東京へ戻ってきた。






この時には小原の頭の中には子供を誘拐して身代金を手に入れるという
プランが持ち上がっていた。
彼は以前子供が遊ぶ姿を見かけた入谷の公園へ向かう。
そこには水鉄砲を持って友人と遊ぶ少年がいた。


戦後最大の誘拐―吉展ちゃん事件―




小原は少年に水鉄砲を直してやると言い公園から連れ出し、
夜になると少年の首を絞めて殺害し近くの墓地に埋めた。



その後新聞の記事で、小原が連れ出した少年が
工務店を経営する村越繁雄(北村総一郎)の長男・吉展ちゃんであることを知った。
村越家は工務店の他にもアパート経営などをしていて暮らし向きが豊かである。
電話ボックスに入った小原は電話帳で村越工務店の番号を探し、
身代金50万円を要求する電話を掛けた。


戦後最大の誘拐―吉展ちゃん事件―




村越家にいた下谷北警察署の刑事たちも、吉展ちゃんの両親も、
身代金の少なさからこの男が犯人であるとは確信できなかった。




その夜、小原はようやくキヨ子のところへ帰って行った。
彼女には扱っていた時計に密輸の疑いがあり警察で調べを受けていたと嘘をついた。
そしてふたりは小原の借金を清算し、所帯を持つ決意を固めた。




小原はキヨ子から振る舞われた夕食を食べ終えると家を飛び出し、
身代金50万円を近くの品川自動車に止めてある車に置いていくように
村越家に電話を掛けた。



刑事は吉展ちゃんの母(音無美紀子)に偽の金が入った封筒を差し出すが、
彼女はそれを拒否し繁男が用意していた本物の50万円を持って夫婦は家を出る。
その際車の荷台に刑事がひとり潜り込むことにした。
もともと警察は偽の金を用意していて、本物を渡すというのは計画になかった。
そのため警察は50万円の紙幣番号を控えないという初歩的ミスを犯した。



戦後最大の誘拐―吉展ちゃん事件―



指定された場所に到着し50万円を置くと、夫婦は小原から指示されていた通りに
現場を去り家で連絡を待つことにした。
夫婦がいなくなった直後小原は50万円を手にし、
その少しあとに刑事たちが犯人を捕まえようと現場に来て張り込みをした。
まさかすでに50万円が持ち出されたとは知らない刑事たちは、
それから1時間程金が置かれた場所を見張り続ける。



犯人を逃がしてしまった警察は人員を増やし必死に捜査を進める。
村越家にかかってきた電話は録音されていたため、
テープの声をもとに犯人が東北出身の40~50代の男と見当をつけた。
小原の年齢は30歳でこれもまた見当違いなものだった。




警察はついに公開捜査に踏み切った。
脅迫電話のテープを流すとテレビやラジオでそれを聞いた
小原の弟ミツルや浜田らが小原に疑いの目を向けだした。


戦後最大の誘拐―吉展ちゃん事件―



その間、小原は手にした50万のうち20万円をキヨ子に渡して、
ふたりで借入先を回り小原の借金を完済していった。
約束通りキヨ子を福島へ連れて帰ると親兄弟に紹介した。
借金を返しキヨ子と所帯を持ち時計の仕事をするという
夢に向かって足場が固められていく。


戦後最大の誘拐―吉展ちゃん事件―






公開捜査によりテープの声が小原であると連絡を受けた警察は
小原を取り調べることになった。
だが足に障害を抱え身代金を持ち逃げする俊敏な動きが出来ないこと、
テープの声よりも小原の年齢が若すぎることや
事件当日小原は福島にいたと主張していてアリバイらしきものが
あったことなどから結局釈放された。


戦後最大の誘拐―吉展ちゃん事件―



小原に容疑の目を向けていたミツルたちは、
彼を一番よく知るキヨ子に会い小原の最近の様子を詳しく聞きだし、
小原犯人説の確証を高めていった。



戦後最大の誘拐―吉展ちゃん事件―



実家では病床に臥せっていた父親が亡くなっていた。
小原は再び実家へ足を運ぶがそこで彼を待っていたのは
吉展ちゃん事件の犯人が小原であると確信していた
兄弟からの詰問責めだった。


戦後最大の誘拐―吉展ちゃん事件―



小原の母(三戸部スエ)は小原に東京へ帰るように諭した。
そんな小原にとって帰る先は、キヨ子のところしかない。


これまでキヨ子は小原から渡された20万円は時計の密輸で得たものと思っていた。
しかし、ミツルたちからの話しで違うとわかり
以前のように小原を受け入れることが出来なくなっていた。





灯りを落とし閉めた店内で息を殺しているキヨ子のところへ小原がやって来た。
キヨ子と同様に小原にも彼女と会うことへの恐れがあった。
戸の向こうから店内の様子をうかがっている小原。



戦後最大の誘拐―吉展ちゃん事件―


しばらくして、出てくる咳を押し殺すキヨ子の気配が戸を隔てて伝わってくる。
小原はキヨ子の今の気持ちがわかり、戸に手をかけることもなくその場から去っていった。



それからの小原は転落の一途をたどった。
野宿をし窃盗をはたらきつづけ、ついには逮捕されてしまう。
そんな中、吉展ちゃんの捜査もまだ続けられ、
小原の身柄を警視庁に移すと取り調べが行われる。


戦後最大の誘拐―吉展ちゃん事件―




しかし、今回も処分保留となり窃盗事件の判決が出て
小原は前橋刑務所へ収監された。




あの夜、小原との無言の別れをしたキヨ子は別の男と所帯を持った。
そんなキヨ子のもとへ刑事が来て、前橋にいる小原に会い
渡された20万円の出所を聞いてほしいと頼んだ。



キヨ子は小原に会い20万円について尋ねるが小原は密輸で得たというばかり。
別れ際キヨ子は自分が結婚したことを小原に報告した。
それを境に小原はふさぎ込むなど、生活態度に異変が出てきた。


戦後最大の誘拐―吉展ちゃん事件―


吉展ちゃん事件では下谷北署の捜査本部が解散となり、
新たなメンバーで捜査が続けられる。
担当になった平塚八兵衛(芦田伸介)はこれまでの資料に見向きもせず
イチから捜査を始めた。




小原の身柄は東京拘置所へ移され、三度目の取り調べが行われた。

戦後最大の誘拐―吉展ちゃん事件―


平塚の地道な捜査で得られた事実に基づき
小原が主張してきた当日のアリバイが崩されていく。
とうとう小原が吉展ちゃん誘拐を認め
吉展ちゃんがすでに殺害されていることが明らかになる。


吉展ちゃんが誘拐されたのが昭和38年3月31日、
小原が自供したのが昭和40年7月3日だった。
小原は昭和46年に死刑が執行された。






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以下は初回投稿の時の記事です。
記事数を増やしたくないので既に書いた記事に
新たに書き加えるという方法にしました。


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東京オリンピック目前に控えた昭和三十八年に世間を騒がせた「吉展ちゃん事件」
本田靖春の「誘拐」を泉谷しげる主演でドラマ化。



●実録犯罪シリーズ
「戦後最大の誘拐・吉展ちゃん事件」  1979年6月30日
原作: 本田靖春  『誘拐
脚本: 柴英三郎
音楽: 広瀬量平
監督: 恩地日出夫
制作: S・H・P
出演: 泉谷しげる、市原悦子、芦田伸介、音無美紀子、松山英太郎、
殿山泰司、津山登志子、風間杜夫、左時枝、北村総一郎、井上博一、三戸部スエほか




小原保(泉谷しげる)は失業中の身であり、借金取りに追われていた。
幼い頃に足に負った怪我がもとで身障者となり働き口が見つかりそうにもなく
実家も貧しいために借金を返す見通しも立たない。



小原は幼児を誘拐し金を得ようとする。



戦後最大の誘拐・吉展ちゃん事件



公開捜査で録音テープを聞いた親兄弟から疑いの目を向けられ、
将来を約束していた年上の愛人(市原悦子)からも見捨てられる。









こちらはいまだに見たことがないのだが、どうやら映画並みにかなり熱を入れて
作られたもののようでかねてより一度見てみたいと切望している作品である。


それに、泉谷しげるの年上の愛人役が市原悦子というのもエグイ!

ものすごい組み合わせだ 笑


戦後最大の誘拐・吉展ちゃん事件


市原悦子は土曜ワイド劇場の1回目の放送「時間よとまれ」でも
小林桂樹のかつての愛人の年かさのいったストリッパー役を演じていた。



このあたり泉谷と市原の競演が是非見てみたいものだ。




************ 土曜ワイド劇場の実録犯罪シリーズ ************


■ 「私は殺していない」  弘前大学教授夫人殺人事件  

■ 「戦後最大の誘拐―吉展ちゃん事件―」

■ 「帝銀事件・大量殺人!獄中三十二年の死刑囚」

■ 「滋賀銀行九億円横領事件・女の決算」

■ 「風の息・事故か!謀略か!もく星号三原山墜落の謎」

■ 「死刑囚永山則夫と母・戦後最大の少年犯罪」






                         
                                  
        

フラワーショップにて

category - ライフスタイル
2005/ 06/ 28
                 
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