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2006/08/27
2006/08/27
展覧会レポート昭和のドラマ昔の土曜ワイド劇場懐かし邦画

2006年08月

        

リーグ第20節 サンフレッチェ広島戦&満男移籍

category - 鹿島アントラーズ
2006/ 08/ 28
                 
Jリーグ第20節 鹿島アントラーズ 0-2 サンフレッチェ広島
2006年8月26日(土)カシマサッカースタジアム  18:30キックオフ/14,052人

【スタメン】
GK 曽ヶ端 準
DF 内田 篤人、岩政 大樹、大岩 剛、新井場 徹
MF 青木 剛、フェルナンド、小笠原 満男、野沢 拓也
FW 柳沢 敦、アレックス ミネイロ

【控え】
GK 小澤 英明
DF 羽田 憲司
MF 本山 雅志、ダ シルバ、増田 誓志 
FW 深井 正樹、田代 有三

【得点者】 なし
【交 代】 54分 内田→深井、80分 フェルナンド→田代、80分 新井場→ダ シルバ

はぁ、何がどうしちゃったんだか連敗っすね。
夏のホームの広島戦、去年もこの時期で満男の移籍問題で揺れていた。あの時は満男は心の整理がつかないからと広島戦でなかったんだよね。
今回はどうやら本決まりのようで、自分は行けないながらも勝って満男を送り出してあげたかった・・・しかも、ホームでのゲームだったし。
※満男の移籍については、本日公式発表されました。

この試合はスタジアムへは行ってなく、少しでも試合の映像見てから書こうかと思っていたんだが、時間を間違えたのかなんだか知らんが見ることは出来なかった。ですから試合については監督や選手のコメントなどくらいでほとんどわからないものの、情報を少し集めてみるとどうやら気持ちで負けていた試合だったようで_| ̄|○
見ちゃいないんだが、どういう内容だったのかがなんかわかる気がするよ。

「後半失点したくらいで崩れてしまったのは精神的な弱さだったと思う。相手のサンフレッチェに精神的な弱さを漬け込まれた。相手が選手の混乱を利用したゲームてだった。
(---中略---)
最終的にシュートで終わろうと話した。そういったプレーを求めたが、流れがうまくいかない中で足が止まり、気持ちのダウンがあった。精神的な弱さを見せてしまった。それが前回より増していたかもしれない。これについては選手が考えていかないといけない。いかに責任を感じて動くか。」

〔監督のコメント・J's GOALより〕

これ読むと、相手云々じゃなく完全に自滅しちゃったんだろうなと思う。鹿島はなぜ戦うチームになれないのだろうか。監督・選手それだけじゃなく、根が深いものを感じるだけに、気持ちが晴れませんね。
自分が次スタジアムへ足を運ぶときまでには少しはチームの状態がよくなってくれてるといいんだが。別に負け試合をみせられるのがイヤってわけではなく(もちろんすっきり勝って帰るのがベストですが)、相手があることだから負ける試合もあるでしょう。でもね、負け方って、それによって印象がかなり変わるので重要です。一生懸命がんばって戦ったけど、どうしても勝てなかったというんだったら話はわかる。チームとして再建してる最中で、負けや引き分けでも次に繋がる何かが見えてきたとか。そういう何かが見える試合であることを望みます。

さて、今日満男の移籍が正式発表されました。
今回は覚悟してたので、いってらっしゃいというかんじですね。ただあの「メッシーナ」で本当にいいんかい?って思いはあるけど。
ここ最近の満男は覇気がなかったし、このまま鹿島でやるよりは、外の空気をすってくるのはいいんではないでしょうか。チームも今までのように満男頼みのサッカーは出来なくなるわけで、ここで「自分がチームを引っ張っていってやるぞ!」という闘志あふれる選手が出てくることに期待したいね。

なんだかわかんない文章になったが、明後日は名古屋戦なのでアップしちゃいます。名古屋戦は行かないので、ライブアントラーズ頼みだな。ここはさすがに勝たないと。相性の良い、ホームでの名古屋戦なんだから!


                         
                                  
        

PRIDE武士道-其の十二-

category - 格闘技・プロレス
2006/ 08/ 27
                 


PRIDE武士道-其の十二-ウェルター級GP 2nd ROUND
2006年8月26日(土) 16:00~ 観衆:9,952人(超満員)
名古屋市総合体育館レインボーホール

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マットに新しいスポンサーが入ってきた!レフェリーのポロシャツの背中には「FSN」が入ってた。7/1は「MUSE」だったんだよね。コーナー、マットに「ドン・キホーテ」がありましたよ。

■挑戦試合
               Winner
池本 誠知   VS   中村大介
1R 3分12秒 腕ひしぎ逆十字固め

■挑戦試合
阿部 裕幸 VS 松下 直揮
2R フルタイムドロー
この2試合は正直どーでもいい。またあえてPRIDEで見たい選手がいるかっていったら「NO」だし。ただ池本について一言。7/1たまアリでヒョードルが観戦してたんだが、その隣が池本だった。武士道勢は纏まってみてたから、このヒョードルの隣に池本ってどーいう組み合わせだよ!って思っただけ。

■第1試合 ライト級ワンマッチ
Winner
日沖 発     VS   ジェフ・カラン
HIOKI HATSU       JEFF CURRAN
2R 判定 3-0

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この日沖という選手については詳しくしらないものの、最初の会見の時からその端正なルックスに惹かれ、興味をもった選手だったのです。だからこのPRIDEデビュー戦は実に楽しみでした。
名古屋出身で現在も名古屋を本拠地に活動してるという日沖、この日も130~200人くらい日沖の応援に地元の人たちが来ていたとか。

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身長では日沖が上回り、長いリーチが印象的でした。
試合は終始日沖ペースで若いながらも冷静な試合運び。唯一このカランに足を取られたところがヒヤッとしましたが、これも落ち着いて対処。

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3-0の判定は納得がいくもの。次はもっと興奮する日沖の試合が見てみたいと思った。

■第2試合 ライト級ワンマッチ
Winner
青木真也     VS    ジェイソン・ブラック
AOKI SHINYA        JASON BLACK
1R 1分58秒 三角絞め

修斗で活躍する噂のグラップラー青木真也、PRIDE初見参!

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赤の胴衣に身を包み、自身の入場曲「バカサバイバー」を歌いながら、堂々と入場する。

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この選手もまたライト級では長身なのだが、胴衣を脱ぐとその下には黄色のロングタイツ。奇をてらったコスチューム!その細さが際立つよ。

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見てお分かりの通り、足が細くて長いんだけど、その長い足が蛇のように絡みつく。グイグイ締め上げて三角絞めで快勝。試合時間は短かったが、青木の技術の高さが見れ面白い試合でした。PRIDE第1戦目で早くもビッグインパクトを残したね。

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「これからも修斗、PRIDEともに皆さんの応援がある限り頑張ります!」

■第3試合 ライト級ワンマッチ
                    Winner
帯谷信弘       VS     ギルバート・メレンデス
OBIYA NOBUHIRO        GILBERT MELENDEZ
2R 判定 3-0

こちらもまたPRIDEデビュー戦の帯谷とメレンデス。帯谷はご存知五味隆典の弟分でDEEPで活躍している選手。今まで五味の背中を見ていた男が、五味と同じ大会で武士道デビュー。気合が入りまくっていたはずだ。そしてメレンデスは日本人無敗。前の二人と違って帯谷は対戦相手が悪かった。

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メレンデスは小柄ながらもパワーがすごい。力だけでなく攻撃もスムーズな流れ。帯谷はよくぞ2R終了まで持ち込めたというところ。パンチもタックルもメレンデスは『圧力』を感じさせてくれた。だから、メレンデスとしてはこの試合決められなかったことに悔いが残るでしょうね。

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途中ラッシュをかけられあわやここで試合終了かと思ったシーンもいくつかありました。

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この試合の苦しさはこの帯谷の表情が物語っているはず。

■第4試合 ライト級ワンマッチ
Winner
川尻達也       VS    クリス・ブレナン
KAWAJIRI TATSUYA      CHRIS BRENNAN
1R 29秒 KO

ここから3試合続けてチーム茨城の試合。まずは川尻から。

試合前の煽りはなかなか良かったかも。
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川尻のルーツを振り返るという形で、去年の名勝負五味-川尻戦の映像も。

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五味との再戦には2年時間が欲しいといっていた川尻。今日の相手は足を毒蜘蛛に刺されて大変だったクリス・ブレナン。てっきり欠場かと思ったが、出てきましたね。

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毒蜘蛛の影響か?あっさり負けてしまった。画像の通り川尻のヒザがはいってパウンドで終わり。

■第5試合 ライト級ワンマッチ
Winner
石田光洋       VS     クリスチャーノ・マルセロ
ISHIDA MITSUHIRO       CRISTIANO MARCELLO
2R 判定 3-0

さわやか格闘家・石田くんの試合。なんか正式に「新・青春のエスペランサ」継承だとか。もちろん元祖はご存知・ふんどし男PRIDE統括本部長高田延彦。新日本プロレス若手時代のもの。

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この日もチームフラッグ片手に入場する。

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相手のマルセロはシウバやショーグンの先生だとか。柔術系の選手は1本があるから油断は出来ないですね。石田くんが「絶対に切られない」と自信をもつタックルで、なんども攻めるも、なかなか有効に持ち込めず。途中右腕だったかな、極められそうなシーンがあるんだが、石田くんこれを冷静に対処して抜いてしまう。攻める姿勢という点で石田くんが上回ったかんじか。

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試合終了直後も納得がいかなかったのかこの表情。この日の石田君の試合は期待してただけに残念。

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判定での辛勝に顔を上げて喜ぶ姿は見られず。うーん、次に期待ですね。やはり五味vs石田は見たいよ!

■第6試合 ライト級ワンマッチ
Winner
桜井“マッハ”速人         VS    ルシアノ・アゼベド
SAKURAI "MACH" HAYATO        LUCIANO AZEVEDO
1R 6分35秒 TKO ドクターストップ

チーム茨城の大将、桜井”マッハ”速人の試合。夏が大の苦手で減量に苦しんでいたマッハ。前日計量ではアゼベドと共にギリギリでクリアしたようだ。

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こんな様子からマッハが心配でしたが、入場時の表情を見ると大量の汗が見られ苦しそうな表情。大丈夫か?自分自身に負けてしまうんではないだろうか?

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試合が始まる。相手選手の力量などはわからないが、マッハがこの自分自身との闘いに勝てれば勝てるのではないかと思っていた。ポイントはこの暑さを克服できるかどうかといったところか。

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と思ったら、マッハの攻撃で対戦相手が流血。見るとザックリ切れている。ドクターチェックを行ったところ、続行不可能ということでマッハがTKO勝ち。うーん、これは・・・マッハもこの試合納得がいかなかったんだろう、マイクでも「ムカついている」といっていた。これは対戦相手に対するものではなく、自身に対するものでしょう。とにかく納得が行かない試合でした。次はすっきりと勝ってほしい。

■第7試合
Winner
美濃輪育久    VS   バタービーン
MINOWA IKUHISA     BUTTERBEAN
1R 4分25秒 腕ひしぎ逆十字固め

さぁ、色物カードの登場だよ。この試合は好き嫌いわかれるんだろうな。

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この日は『新型』へのこだわりがあるようで、入場曲も変えて、赤ではなく黒のショートタイツでおでまし。

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開始早々美濃輪がドデカイ・バタービーンに2回のドロップキックを放つ!リアルプロレスラー・美濃輪育久の真骨頂でもある”プロレス技”(「おれはプロレスラーだ!と叫びながらパンチしたり)が見られた。PRIDEのリングでのプロレス技で管理人も大いに興奮した。

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途中バタービーンに上ののしかかられ”圧死”しないかと心配になったが(嘘)、逆十字でバタービーンに快勝。ってか、バタービーンで現在連勝中だったらしいが、ルールの違いはあれど、この人に負けた人たちってどんなもんだったん?

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はい、勝ちましたので、国旗を羽織り、恒例の「オイッ!オイツ!」SRF。

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ここでどうやら現地は休憩に入ったみたいだ。花道を引き上げ、控え室へ向かう美濃輪に、レポーターの女の子(名前忘れた)がインタビューを敢行する!
でこのインタビューなのだが、答えがことごとく「新型」の連発でなんだかサッパリ凡人である自分にはわからない。美濃輪がよく着ている「NewType」Tシャツを思い出したよ。とにかく分からんが、「新型」だったんだなと。

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休憩中流れた映像。決戦を控え、練習してる郷野。ピンクのTシャツを着ていて、この後試合をやるのにもかかわらず、レポーターやカメラへの笑顔、ウィンクなどアピールを怠らない。コーチらしき人からはこの余裕っぷりをみかねてか「笑わない!」なんて声も飛んでましたが。そしてオフィシャルに握手会の案内出てたんで来るだろうとは思ったヒョードル。この後のスロエフのセコンドにも付いてたような。チラッと映ったもんで。



■第8試合 ウェルター級GP2回戦
Winner
デニス・カーン  VS   アマール・スロエフ
DENIS KANG       AMAR SULOEV
1R 4分9秒 裸絞め
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やっぱカーンの強さが目立った試合。
スロエフは鼻からのおびただしい出血をし、最後のスリーパーは締められてるときに鼻血がポタポタ落ち、スロエフの目が死んでいく様をカメラが捕らえ残酷なフィニッシュとなった。

■第9試合 ウェルター級GP2回戦
                Winner
長南 亮    VS     パウロ・フィリオ
CHONAN RYO       PAULO FILHO
1R 2分30秒 腕ひしぎ逆十字固め
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予想以上の早い決着。これが実力の差なのでしょう。グラウンドの展開になるとフィリオが圧倒的に強い。長南は何もさせてもらえず完敗でした。決勝ではフィリオ対カーンが見たい。今のところ穴が感じられないフィリオなだけに、勢いのあるカーンとの試合は見ごたえがあるはず。優勝はこのどちらかではないでしょうか。

■第10試合 ウェルター級GP2回戦
Winner
郷野 聡寛    VS    ゲガール・ムサシ
GONO AKIHIRO       GEGARD MOUSASI
2R 4分17秒 腕ひしぎ逆十字固め
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「入場シーンは前回より予算も増え、パワーアップします!」と言ってた郷野、いやDJ GOZMA。前回同様白のスーツにアフロ、サングラスで白の全身タイツに同じくアフロ、グラサンのバックダンサーを引き連れ入場。花道では郷野とバックダンサーがストリートファイトを繰り広げる場面も。ダンサーの一人は郷野に花道から突き落とされる。

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と、思ったらいきなり4人でダンス。

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試合の途中、郷野のお尻のアップが。良く見るとファウルカップが少し見えてる。チラ見状態となり悩ましい姿を披露してくれた郷野。

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試合は前回同様、入場に全てを懸けてるかのごとくコールを受けるとき恍惚の表情で衣装を脱ぎ捨てる郷野。開始早々いきなり相手のラッシュをくらい「おいっ、オマエの本番はここからやぞ!」と思いきや、いつの間にか郷野のペースになっていた。まぁ相手のムサシは21歳。このあたりは経験値の違いというところでしょうか。
今日も判定で終わるのかと思ったが、最後の最後で逆十字が鮮やかに決まる。あーホントてっきり判定がちだと思ってたが、最後にやったネ。

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試合後のマイク。今さらV見直す時間もないんで、覚えてる範囲で。
「苦難の末の勝利といったところでしょうか。今日の僕のタイツ(といって後ろを向く。『揚げ♂ 揚げ♂エビ★フライ ナゴヤだけに・・・』と書いてある)、入場曲が「アゲ♂ アゲ♂ EVERY騎士(ナイト)」なので”アゲ”を油で揚げる、”EVERY騎士”をエビフライにかけた。面白い!!」とここでたいして面白くない(失礼!)のに一人で大ウケする郷野。
「まぁ地上波もねぇし、ってそんなこと知るか!試合を見て気に入ってくれた名古屋のガール、今夜はパンツサゲサゲでお願いします!」と締めた。ってかしまってるのかどうか。

■第11試合 ウェルター級GP2回戦
                   Winner
ダン・ヘンダーソン  VS    三崎和雄
DAN HENDERSON       MISAKI KAZUO
2R 判定 3-0
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三崎判定ながらもダンヘンに勝利。ただ欲を言えば、ダンヘンは早い時間にスタミナ切れてたんだから、もっとね、踏み込んでいって欲しかったわ。でも日本人初のダン・ヘンダーソン越えです、三崎おめでとう。これで郷野とあわせGRABAKA所属の日本人二人が決勝ラウンドに進出。
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左は菊田早苗。前の試合の郷野と三崎のセコンドについてました。三崎は同僚郷野に肩車をして勝利を祝ってもらう。菊田はこの間HERO’SK-1では確かボビーのセコンドについてなかったっけ?あれはガッカリでしたが。

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試合後は「今日はリング上で皆さんの応援をヒシヒシと感じました。本当にありがとうございました。日本人は強いんです!成せば成る(と、自身のタイツの同じ文字を指差す)越えられない壁はありません。次の決勝横浜まで日本人の活躍を、見に来いやー!(と、いきなり高田本部長風)」

■第12試合 ライト級ワンマッチ
Winner
五味隆典     VS    デビッド・バロン
GOMI TAKANORI      DAVID BARON
1R 7分10秒 裸絞め
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さぁ、お待ちかねいよいよメーンイベント。
4月にマーカス・アウレリオにまさかの敗戦を喫した五味隆典が久しぶりに武士道のリングに登場します。

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だいぶ体&表情共に引き締まった感じがおわかりいただけるだろうか。あれから木口道場を離れ、世田谷区・久我山に「久我山ラスカル道場」を開いて道場主となった五味。今大会へ向けて弟分・帯谷と一緒に合宿してつかの間の「チームラスカル」復活。この日はその帯谷がPRIDEデビュー戦、負けてしまった。自身のため、また帯谷のため(高い壁でいるため)にも絶対に落とせない試合。ファンは判定は望んでないだろうし、五味完全復活をアピールするためにもKOなり、1本が必要なはず。ウェルター級GPといいながらも、メインは五味の試合、こういった状況からもプレッシャーはきつそうだね。
試合前のインタビューではもう五味は勝たなければいけない五味ではなく、これからは内容で魅せていきたいと言っていたが、やはり「武士道のエース」ですから、結果が問われることは必至。

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相手の消防士の力量がイマイチつかめない(と、いってもメインをはる選手ではないかと)のでアレなんですが、とにかく五味勝ちました。相手は立ち嫌ってましたが、最後は裸絞めでの決着。もう五味はここで極めるんだ!と何度もロープ際で、グイグイ絞めていく。

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コーナーへ上り勝利を名古屋のお客さんと共に喜ぶ。エース五味隆典が武士道へ帰ってきたと思った瞬間でもある。

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「皆さん、武士道へ帰って来ました。今日はどう?(と2度くらい観客に問う)ジムも始めて練習して結果を出すことが出来ました。これからもどんどん遊びに来て下さい。俺はやるぞーっ!ついて来い!!」
と、元気よくマイクアピール。

この日は世界60カ国にこの大会の模様が流れるということでしたが、特に秋にベガスでの大会を控えてるので、今回の武士道は日本人対決はなく、日本人に外国人をぶつけていった。国外での反響はどうだったのだろうか。

そして、オープニングのVだが、夏をテーマにしてるということもあるのだろうが、いきなり黄色のビキニのオネーチャン(日本人)が出てきて、マジひいたぞ!あの演出はねーだろ。

しかしながら、7月のGPに比べると煽りのVはかなり改善された。やはりフジテレビの鬼才・佐藤ディレクターが創るものと比べたらまだまだ稚拙な感は否めないが、それでも7月のものに比べるとかなり良くはなっていた。ただ、日本人選手をクローズアップしすぎて、外人選手の紹介がおざなりになってるVTRもかなりあったが。
このあたり更に練りこんでいって、来月のGPではもっと良くなっていることを期待したい。





                         
                                  
        

横溝正史シリーズ 「悪魔の手毬唄」 (1977年)

category - 昭和のテレビドラマ
2006/ 08/ 27
                 
「横溝正史シリーズ」の第6作目。



■ 横溝正史シリーズ 「悪魔の手毬唄」
放送日: 1977年8月27日~10月1日  (全6話)
原作: 横溝正史  『悪魔の手毬唄
脚本: 田坂啓
音楽: 真鍋理一郎
主題歌: 「まぼろしの人」 (作詞:寺山寿和、作曲、唄:茶木みやこ)
監督: 森一生
出演: 古谷一行、佐藤友美、高岡健二、夏目雅子、池波志乃、日色ともゑ、永井智雄、
村瀬幸子、大塚道子、川口敦子、野村昭子、矢野宣、三戸部スエ、松村康世、
新海百合子、渡井直美、片岡静香、高田明子、新井孝文、島米八、浜田雄史、
堀北幸夫、沖ときお、鈴木瑞穂、東野英心、長門勇、宍戸錠、小沢栄太郎ほか
制作: 毎日放送、大映映画、映像京都


横溝正史シリーズ 「悪魔の手毬唄」






昭和二十七年、金田一耕助(古谷一行)は岡山県警の日和警部(長門勇)による紹介で
青池リカ(佐藤友美)が経営する鬼首村の旅館「亀の湯」に静養のため滞在していた。
東京の事務所では所員のかね(野村昭子)が相変わらず債権者の対応に追われている。



鬼首村は「升屋」の屋号を持つ由良家と「秤屋」の仁礼家が勢力を二分していた。
現在は仁礼家が有力で当主の嘉平(鈴木瑞穂)はブドウの醸造に力を入れて成功を収めている。


一方、落ち目の由良家は先代が死亡し復員したばかりの息子の敏郎はシベリア惚けで
先代未亡人の敦子(大塚道子)が取り仕切っていた。
先々代の未亡人・五百子(村瀬幸子)は八十三歳は隠居暮らし。



仁礼家のブドウ酒工場を預かっているのが別所辰蔵(矢野宣)は
今をときめく”グラマー歌手・大空ゆかり”こと別所千恵子(夏目雅子)の叔父。
リカの息子・歌名雄(高岡健二)たちは鬼首村出身のゆかりが里帰りするため
同窓会を開いて彼女の成功を祝おうと計画している。



横溝正史シリーズ 「悪魔の手毬唄」




耕助は浴場で通称「お庄屋」と呼ばれている多々羅放庵 (小沢栄太郎)と出会い
二十年前に起きた殺人事件について聞かされた。
放庵の家は二代に渡っての放蕩が原因で没落しているが八人の妻を娶っていたという。


二十年前、放庵は屋敷にある離れをクリスマスの装飾に使うモール作りをしている恩田幾三に貸していた。
金縁眼鏡にちょび髭の恩田は月に二日位しか離れで暮さず
普段はどこで何をしているかわからない得体の知れない男だった。


由良家の先代はモール作りの副業に飛びつき一年位はうまくいったものの
それからはうまくいかなくなった。
その頃「亀の湯」の先代が亡くなり神戸でリカと知り合い結婚していた青池源治郎は
リカと幼い歌名雄を連れて帰って来た。


横溝正史シリーズ 「悪魔の手毬唄」




恩田が詐欺まがいの事をしていると知った源治郎は離れに乗り込んだが
そのまま一向に帰らない源治郎を探しに来たリカが放庵と一緒に斧で頭を割られ
囲炉裏に突っ伏して死んでいる源治郎を発見。
その顔面は焼けただれ見分けがつかなかったがリカの証言で源治郎と断定され
恩田は詐欺で得た金を持って高跳びしたのか庸として行方が分からないままだ。


放庵は事件当時、リカのお腹には娘の里子(池波志乃)がいてリカが血を見たために
里子は体の半分に赤痣を持って生まれてしまったという。



いよいよ、大空ゆかりこと別所千恵子が母の別所春江(川口敦子)と一緒に帰ってきて
村では花火を打ち上げて彼女を迎えた。



横溝正史シリーズ 「悪魔の手毬唄」




耕助は右手が不自由な放庵から手紙の代筆を頼まれた。
五番目の妻だった栗林りんから復縁して欲しいという手紙が来たというのだ。
おりんは源治郎が殺された晩に家を飛び出したきりで二十年ぶりの再会となる。


そんな中、耕助はカネから呼び出され東京へ帰ることになり総社に向かう途中で
背が曲がり姉さん被りをして杖をついた老婆とすれ違う。


彼女は「おりんでございます。お庄屋さまのところへ戻ってまいりました。
何分かわいがってつかぁさい」と耕助に自己紹介をするようにして通り過ぎていく。



横溝正史シリーズ 「悪魔の手毬唄」




その後大雨で汽車は不通になり、耕助は総社の町の旅館「井筒屋」に宿泊することに。
女将のおいと(日色ともゑ)は鬼首村の出身で放庵の世話で井筒屋に嫁だといい
ゆかりの父親が恩田幾三だと知らされた。


ゆかりは「人殺しの娘」と周囲からいじめられ春江は幼いゆかりを連れて鬼首村を飛び出し
「井筒屋」で恩田と逢引していたことから、おいとにも恩田の行方を知らないかと尋ねていたらしい。
恩田は女遊びが激しく逢引していた相手は春江だけではなかった。



そんな話をしているうちに、おいとからおりんが去年の秋にすでに死亡していると言われ
仙人峠で出会った老婆はおりんではないと判明する。



横溝正史シリーズ 「悪魔の手毬唄」





翌日、耕助が巡査(東野英心)の自転車に乗せてもらい放庵の家へ知らせに行くと
来客があったらしく二つのお猪口とつまみ、蝋燭の燃えかすがあるだけで肝心の放庵の姿はない。
座布団と床には猛毒が混じった吐血の跡が残されており、酒盛りをしている最中に毒を盛られたものとみられた。
土間の水瓶の上には「お庄屋殺し」と呼ばれる沢桔梗が置かれ中にはサンショウウオが入っている。



日和警部も到着し捜査が進められ血痕から沢桔梗の反応がみられたこと
栗林りんは確かに去年死亡していて手紙も去年投函されたものと判明。
代筆した女将は放庵からの返事をまつおりんを不憫に思っていたがそのおりんが死に
死亡通知まで放庵に出していたらしい。


しかし、家には死亡通知はなく、放庵の遺体も依然見つからないまま。


一方、歌名雄は友人たちとスタアとなって村に戻ったゆかりの歓迎パーティーを開いていた。
里子が亀の湯の女中・お幹(三戸部スエ)に送られてパーティーへ向かう途中で
由良家の娘・泰子(渡井直美)が奇妙な老婆と連れ立って歩いているのを目撃。



横溝正史シリーズ 「悪魔の手毬唄」




泰子は結局、パーティーには参加せずそのまま行方がわからなくなり歌名雄たちが
捜索すると滝つぼで死んでいるのが発見された。
泰子は首を絞められた後で滝つぼに運ばれたとみられ、流れた滝が升に入り
あふれ出た水が泰子の口に差し込まれた漏斗へ流れていくという妙な殺され方をしていた。


升と秤には仁礼家の秤印が刻まれておりブドウ酒工場から盗まれたとわかる。
近くから放庵の下駄が見つかり放庵は死んだと見せかけ実は生きていて
里子たちが見た老婆との一人二役を演じていると疑惑がもたれる。
だが、敦子は嘉平の犯行を疑ってい、泰子と結婚まで誓い合っていた歌名雄は絶望して荒れ狂う。


横溝正史シリーズ 「悪魔の手毬唄」




耕助と日和はなぜ嘉平を疑ったかを敦子に確かめに行くと敏郎が泰子の部屋から
見つけた手紙を耕助らに見せた。
手紙には「あなたの父の亡くなった時の秘密を教える」と書かれており
それで泰子を呼び出したとわかった。


敦子の夫は十年前に喀血で死んだだけで秘密などないというと
仁礼家の嘉平の娘・文子(新海百合子)の出生の秘密を語りはじめる。


嘉平には年の離れた咲枝(松村康世)という妹がおり神戸へ行った際に
恩田の子を身ごもり世間体を気にした嘉平が自分の子供として籍を入れたのだという。
ゆかりと文子は腹違いの姉妹だというのだ。



横溝正史シリーズ 「悪魔の手毬唄」




歌名雄と泰子は相思相愛の仲だったが、嘉平は歌名雄を文子と結婚させたがっており
半身赤痣を持つ里子の結婚の面倒まで見るとリカに持ち掛けていた。



まもなく、泰子の通夜が始まり文子は傷心する歌名雄に自分も歌名雄が好きだが
泰子への歌名雄の思いを知り由良家への対抗心から自分との縁談を進めようとする嘉平に
やめるよう説得していたことを打ち明ける。



しかし、愛していた泰子が死に屍のようになった歌名雄は文子の言葉を受け入れず
見かねた里子は文子の気持ちを気遣って一緒に家まで帰って行った。


ところが、今度は文子が帯に竿秤が刺され秤皿の上に繭玉を乗せた状態で
ブドウ酒工場の中で殺された。


横溝正史シリーズ 「悪魔の手毬唄」




犯人は竿秤から小判だけを残して後のものは持ち去っている。
死体に刺さっていた竿秤は工場のものではなく、仁礼家から持ち出されたものと判明。


日和は行方がわからない放庵に容疑をかけ没落した放庵の生活費の出所が気になっていた。


そんな時、耕助のもとに五百子の遣いで敏郎が手毬唄を聞いて欲しいと呼びに来た。
五百子は三番まである手毬唄のうち覚えている二番目までを耕助の前で実演し
泰子と文子の死が手毬唄になぞられたものだとわかった。



横溝正史シリーズ 「悪魔の手毬唄」




耕助は放庵が甥の吉田が出している民俗学の雑誌に「鬼首村手毬唄考」という記事を発表しており
それをみれば三番目の歌詞がわかり次の殺人を未然に防げると考えた。
その折、鳥取に嫁いでいた咲枝が文子の死を知り鬼首村へ帰って来た。


耕助と日和は咲枝の口から文子の父親が恩田であることを確認すると
嘉平が敦子もまた夫がありながら恩田と関係をもち泰子の実父が恩田であることを打ち明けられた。
放庵が書いた手毬唄の三番目の歌詞を調べるため耕助は神戸へ行く途中で
総社の町の井筒屋へ行き、おいとに敦子もここで恩田と密会していたことを確かめる。



横溝正史シリーズ 「悪魔の手毬唄」



さらに吉田に見せてもらった手毬唄の歌詞から次に狙われるのは錠前屋の娘
すなわちその屋号を持つ大空ゆかりと確信した。
犯人は恩田の血を引く、泰子、文子、ゆかりの皆殺しを企んでいるとわかり
鬼首村にいる日和に連絡を入れた。



日和は「ゆかりの身辺警護は万全にしているから安心しろ」というと新しい事実を耕助に報告。
春江の話から恩田の足の中指がやたらと長いと聞き、検視した本多(永井智雄)に
源治郎が殺された時の写真を見せてもらい、二人の足の中指の特徴が一致したのだ。
このため殺されたのは源治郎ではなく恩田幾三という可能性も浮上。



その頃、里子はゆかりからもらった白のバッグを持って文子の通夜に連れ立って行っていた。
通夜が終わると、ゆかりはお揃いの白のバッグの中に手紙があるのを発見するが
隣にいた里子が歌名雄が自分に宛てた手紙を間違えてゆかりのバッグに入れたと言い奪い取る。


横溝正史シリーズ 「悪魔の手毬唄」




門を出るとゆかりは春江と一緒に、里子は歌名雄と二人で帰ることになったが
その途中で里子は仁礼の家に忘れ物をしたから取りに行くと言い引き返した。
里子は家へ帰ることはなく殴り殺され、近くにあった地蔵の台座の上には鍵の合わない錠前が置いてあった。




耕助は神戸の新聞社に立ち寄り記者(宍戸錠)から活弁士をしていた
源治郎の写真を入手した時、記者から里子が殺されたと知らされる。
手毬唄から次の標的はゆかりに間違いないはずなのだが、なぜ里子が殺されたのか?



横溝正史シリーズ 「悪魔の手毬唄」



耕助は犯人がまだゆかり殺しを諦めてはいないと考え急いで鬼首村へ向かい
里子の通夜に行っているゆかりを警護するため張っていた日和と合流した。


耕助は日和と一緒に嘉平と咲枝を呼び出すと、記者から預かった写真を見せた。
嘉平は青池源治郎に間違いないといい、耕助はその写真に眼鏡とチョビ髭を書くと咲枝に見せた。
すると咲枝はワナワナ震えながら、恩田幾三だと証言する。
二十年前に起きた殺人事件の被害者と加害者は同一人物とわかり日和は頭が混乱。


横溝正史シリーズ 「悪魔の手毬唄」




日和は犯人を暴こうと春江に、明日東京へ戻ると通夜の席で報告させることにした。
そうすれば今夜中に犯人は何らかの形でゆかりに接触してくるはずだ。



ところが、無事に家にたどり着いたゆかりが自らの意思で家を抜け出したと春江が気づいて騒ぎになる。
ゆかりが湖のほとりで待っていると、仙人峠で耕助におりんと名乗った腰の曲がった老婆が近づいてきて
ゆかりを絞め殺そうとした。



待ち構えていた耕助はそれを阻止すると「ボクはあなたの正体を知っている。警察に行きましょう。」と
姉さん被りで顔を隠している老婆の顔を覗き込んだ。
老婆はそれでもゆかりを殺そうと試みるが叶わないと諦めると入水自殺をする。



耕助の機転で最後の殺人だけは未然に防ぐことが出来、ゆかりは本多の病院へ担ぎ込まれ
警察と歌名雄らは犯人の死体をあげようと沼底を捜索している。


横溝正史シリーズ 「悪魔の手毬唄」



一方、耕助は日和に事件の解明をはじめた。


一年程前、放庵の家を訪れた犯人はおりんからの手紙が投げ込まれたのを知り
放庵が読む前に盗み読みし今回の計画を思いついた。
その後、おりんの死亡通知も放庵が読む前に持ち去るとおりんから来た手紙の封筒の消印を
一年後に直して最近届いたように偽装して放庵に見せた。



犯行当日、耕助があの道を通るのを知っていた犯人は待ち伏せて
おりんが放庵の家へいくと見せかけた。
その後、犯人は放庵を沢桔梗の毒を使って殺すと猫車を使って今年亡くなった村崎キンの棺に隠した。


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調べてみると放庵の死体はキンの棺に納められていた。
こうして犯人は放庵宅へ戻りおりんと酒盛り中に雷雨による停電した時に
殺されたように偽装しキンの墓までの足跡は雨が洗い流し形跡が消える。



放庵の水瓶にはサンショウウオがいるが、耕助は神戸に行った時に
それが鳥目の特効薬だということを調べ上げていた。
従って鳥目の放庵は訪ねて来た老婆がおりんではないと気づかなかった。



そこまで放庵のことを熟知している人物が犯人とわかり日和はそれがリカだと気づき愕然とした。
リカは放庵の名を使って泰子、文子を呼び出すと手毬唄の歌詞になぞって殺害した。


その時、巡査が歌名雄の仕掛けた網に犯人の死体がかかったと報告してきたため耕助と日和は急いで沼へ向かい
歌名雄がショックを受けるのを回避するため日和はあとは任せてくれるように言うが歌名雄は
泰子や里子を殺した犯人がまさか自分の母とは思わず憎い犯人の正体を確かめようと頑として動かない。


仕方なく日和は丁寧に水を含んだ手拭いで顔から泥を落とすとリカの顔が現れ歌名雄は言葉を失い
変わり果てた姿になったリカに涙した。。



横溝正史シリーズ 「悪魔の手毬唄」




源治郎は神戸時代、活弁士として華やかな世界で名を挙げたが先代が亡くなり鬼首村へ戻ってみると
活弁士は白い目で見られ蔑まれる存在でしかなかった。
そこで変装をして恩田幾三となりモールの仲買で一旗揚げようと考える。



恩田になった源治郎は自分をもてなす由良家の敦子、仁礼家の咲枝とこれまでの復讐のために弄び
その結果、泰子と文子が産まれた。
別所の春江だけは本当に愛し合い、神戸のモール会社が倒産したことで満州に逃げてやり直そうと考えていた。



ところが、放庵が青池源治郎と恩田幾三の一人二役を見抜いて
春江と一緒に満州へ逃げようとしていることをリカに教えた。
リカは必死に源治郎を説得するが春江との愛が本物だと悟り源治郎を殺した。


横溝正史シリーズ 「悪魔の手毬唄」




恩田が源治郎を殺したように見せかけたのは、放庵の入れ知恵によるもので
これによりリカは放庵の生活の面倒を見ることになってしまい邪魔な存在であった。
そこへきて、歌名雄が腹違いの妹とも知らず泰子と結婚したいと言い出した。


嘉平も同様に歌名雄を文子と結婚させたがっており、リカは近親婚を阻止するために
二人を殺す必要がありその罪を放庵に着せようと考えたのだ。
その後、歌名雄はひとりで東京に行くつもりだと言い始めたため
東京に帰るゆかりとも恋仲になるかもしれないと懸念をしゆかりも殺そうとした。



里子は泰子が殺された晩、老婆と連れ立っているのを見て疑惑を抱いた。
リカが夜遅くに帰ってくると裏口から家へ入ったのを見て犯人はリカだと気づく。
里子は普段隠している赤痣をさらしてリカに犯人は誰かを知っていると警告したが
文子まで殺されてしまった。



横溝正史シリーズ 「悪魔の手毬唄」




そして、文子の通夜の日にゆかりのバッグに手紙が入っているのを知ると
歌名雄が自分に宛てた手紙だと嘘をついてそれを奪いゆかりの身代わりとなる。
リカはゆかりと同じ白いバッグを持っている里子をゆかりと思い込み殺害してしまい
ゆかりを殺したら自分も沼へ身を投げる覚悟をしていた。


真相を知った歌名雄は「この家は呪われている!」と絶望的な気持ちになったが
ゆかりがそれを慰めた。



横溝正史シリーズ 「悪魔の手毬唄」



彼女は詐欺師で源治郎を殺した犯人と思われていた恩田の娘ということから幼い時にいじめられていたが
そんな時でもいつも優しくしてくれたのは歌名雄だった。
腹違いの兄妹とわかりゆかりは歌名雄に「兄さん!」と改めて兄妹の名乗りをあげる。




耕助は日和とリカの墓参りを済ませて東京へ戻ることになった。
歌名雄は日和が預かることになったと知らされ耕助もほっと一安心する。
別れ際に、耕助は「リカさんの事が好きだったんですね」と尋ねると日和は苦笑いを浮かべた。




横溝正史シリーズ 「悪魔の手毬唄」




かねの尽力で事務所は追い出されずに済んでいるという。
耕助は捜査費用から捻出された報酬を日和から受け取ると列車に乗った。











悪魔の手毬唄 (角川文庫)



詐欺師で殺人犯の汚名を着せられた恩田幾三の娘・別所千恵子は
幼い頃、人殺しの娘といじめられ母と共に逃げるように鬼首村から去った。


年頃になった千恵子は「グラマー歌手・大空ゆかり」として生まれ変わり
鬼首村へもどり一転して村出身の成功者として大歓迎で迎えられる。


その大空ゆかりこと別所千恵子に夏目雅子。



横溝正史シリーズ 「悪魔の手毬唄」

由良泰子役の渡井直美もかわいらしかったが、やっぱり華やかで存在感は別格。
若くして亡くなってしまったのが本当に残念。



神戸時代は三味線を弾いていたりして弁士の源治郎と結婚した粋な風貌の青池リカに佐藤友美。

今回の犯人で鬼首村に古くから伝わる江戸時代の暴君をうたった手毬唄にならい
「升で測って漏斗で飲んで」で由良の泰子を、「大判小判を秤にかけて」で仁礼の文子を殺し、
最後に「鍵合わぬ」で錠前屋の千恵子を殺そうとして誤って娘の里子を殺してしまう。


実のわが子を手にかけてしまった罪の意識から最後は自殺をする。


横溝正史シリーズ 「悪魔の手毬唄」

そのリカさん、髪に白いものを混じらせ、紅もささずに老けさせてみせているが
息子・歌名雄との親子の設定は無理っぽいと思い調べたら僅か8歳違いなのね。


二十年前の殺人事件での回想シーンのリカさんは佐藤友美さんの実年齢にあっているかんじで
とても色っぽかった。


年齢といえば金田一耕助探偵事務所唯一の従業員、おかねおばちゃんを演じた野村昭子。


横溝正史シリーズ 「悪魔の手毬唄」


ドラマの冒頭、鬼首村にいる耕助が出した手紙で由良家と仁礼家の人物紹介がなされている。


耕助は由良家のご隠居・五百子が八十三歳だと知り驚いているが
それを読んだおばちゃんは五百子の年になるまでにはあと三十年あると発言していることから
おかねさんは「五十三歳」位だとわかった。


肌の色つやからいって50代でも不思議はないのだが、今の50代と比較するとおばちゃんおばちゃんしている。


事務所や電話での金田一との掛け合いが面白かったんだが、彼女の登場は今回まで。




悪魔の手毬唄 上巻 [DVD]





************ 横溝正史シリーズ一覧 ************


1. 「犬神家の一族」

2. 「本陣殺人事件」

3. 「三つ首塔」

4. 「悪魔が来りて笛を吹く」

5. 「獄門島」

6. 「悪魔の手毬唄」



************ 横溝正史シリーズⅡ一覧 ************


1. 「八つ墓村」

2. 「真珠郎」

3. 「仮面舞踏会」

4. 「不死蝶」

5. 「夜歩く」

6. 「女王蜂」

7. 「黒猫亭事件」

8. 「仮面劇場」

9. 「迷路荘の惨劇」