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2007/05/27
2007/05/27
展覧会レポート昭和のドラマ昔の土曜ワイド劇場懐かし邦画

2007年05月

        

横溝正史シリーズⅡ 「真珠郎」 (1978年)

category - 昭和のテレビドラマ
2007/ 05/ 27
                 
「横溝正史シリーズⅡ」の第2作目。

『真珠郎はどこにいる
城北大学講師 椎名肇はその眼でハッキリと見た
信州鳥越湖畔の柳の下 目もあやに飛び交う無数の蛍火に包まれて
蹌踉として立った絶世の美青年 真珠郎
しかもその真珠郎が女のような真っ白な手を鮮血に染めて
二度ならず三度までも殺人の惨劇を繰り返そうとは』


という冒頭のナレーションが印象的な「真珠郎」
このシリーズの中でも好きな作品のひとつです。




■ 横溝正史シリーズ 「真珠郎」
放送日: 1978年5月13日 - 5月27日 (全3話)
原作: 横溝正史  『真珠郎
脚本: 安藤日出男
音楽: 真鍋理一郎
主題歌: 「あざみの如く棘あれば」 (作詞:阿久悠、作曲、唄:茶木みやこ)
監督: 大洲齊
出演: 古谷一行、大谷直子、原田大二郎、中山仁、加藤嘉、藤原釜足、早川絵美、
小林加奈枝、加治春雄、西田治子、北見治一、岡田英次、長門勇ほか
制作: 毎日放送、大映京都、映像京都


横溝正史シリーズ 「真珠郎」




昭和二十三年の夕暮れ時、城北大学の講師・椎名肇(原田大二郎)は
同僚の講師・乙骨三四郎(中山仁)に校内の窓から見える雲を指して
「あれはサロメに切られた預言者・ヨハネの生首みたいじゃありませんか」と言い怯えた。


乙骨は「キミはノイローゼだ。オスカー・ワイルドに心酔しているからそんな幻影をみるんですよ。
東洋哲学を専攻している自分にはロバにしか見えませんね」と返すと気分を変えるために旅に出ようと誘った。



こうして二人は休暇を取り信州旅行へ行くことになる。
乙骨は汽車の中で「大学講師は貧乏の代名詞のようなものだが、自分は美人の女房と金の両方を
持ち前の強引さでいつか手に入れてみせる」と確信があるような口ぶりで椎名に宣言する。


椎名は駅から宿泊先に向かうバスの中で友人の私立探偵・金田一耕助(古谷一行)と再会。


横溝正史シリーズ 「真珠郎」


耕助は東京の食糧事情の悪化から遠縁の寺へ行くところだった。
和尚の了潤(加藤嘉)は探偵好きで、食事の面倒をみてもらう代わりに探偵論を交わす予定だ。


一方、椎名は乙骨が友人から紹介された鳥越湖畔の鵜藤(岡田英次)の屋敷へ行く。
乙骨の話では鵜藤は将来を嘱望された生物学者だったが二十年ほど前に
何らかの事情で引きこもってしまい三、四年前に姪の由美(大谷直子)を引き取り二人で暮らしている。


そのバスに奇怪な老婆が乗り込んで来て、耕助が「鳥越湖」へ行くところだと言うと
「行くのをやめろ。さもなければ皆の周りに血の雨が降る。湖は血で真っ赤になる。」と予言し途中下車する。
探偵の血が騒いだ耕助もバスを降りて老婆の後を追うが姿が消えてしまった。



横溝正史シリーズ 「真珠郎」



のっけから不吉な予言でケチがついてしまったが、椎名と乙骨は宿へ着き由美の出迎えを受けると
窓から見える美しい湖畔の風景を見て「これは絶景だ」と感動。
しかし彼らを惹きつけたのは絶景だけではなく、美しい由美の存在によるところも大きかった。


鵜藤の家はもともと遊郭をやっていて、由美の祖父が転業し建物ごと引っ越してきたのだという。
それだけに、部屋数は多いが客間として使える部屋は少ないらしい。
鵜藤は顔に青痣があり半身不随の不気味な男だが二人を歓迎してくれた。


四、五年前まで音蔵(藤原釜足)という爺やがいたが、由美がきてからはこの広い家に
鵜藤と由美の二人だけで暮らしているという。

横溝正史シリーズ 「真珠郎」


寺について空腹を満たし満足していた耕助は了潤から妙な噂話を聞かされる。
鵜藤は由美と二人で暮らしていることになっているが蔵の中にもう一人誰かがいるらしいというのだ。
その頃、乙骨と二人で出かけた椎名が水筒を忘れて引き返すと
由美が蔵の中のある部屋から一人分の膳を引き上げるのを見てしまい由美はバツが悪そうにする。



屋敷へ戻った椎名が乙骨にそのことを知らせると、椎名も蔵の中から鎖で人間が繋がれているような
ジャラジャラした音を耳にしたという。
そんな話をしているとふいに由美が来て「面白いものをご覧にいれますわ」と蔵の中へと二人を案内した。


横溝正史シリーズ 「真珠郎」



元遊郭だった屋敷だけあって蔵の中の部屋には、客が花魁と無理心中をしようとして
飛び散った血潮が杉戸に鮮明に残っているものの、人が住んでいる気配はなかった。
だが、乙骨は由美があそこを見せたのは誰かがいるという疑いを解きたかったためで
逆に誰かが蔵の中にいるという確信を深めたことを椎名に打ち明ける。



その夜、椎名は物音で目が覚め乙骨を起こすと音の正体を確かめるために窓を開けた。
すると、湖畔の柳の木の下で無数の蛍火に包まれて目もくらむような
絶世の美青年・真珠郎(早川絵美)が立っている!
真珠郎は飛び交う蛍を捕まえると口の中に放り込み彼の体は鮮やかに光を放つ。


横溝正史シリーズ 「真珠郎」



翌朝、椎名が真珠郎の話をすると鵜藤は「本当ですか!」と驚きワナワナと震える。
その異常さに椎名は耕助のところへ一部始終を報告に行くと
了潤は「あの家には呪われた何かがある。早く帰った方が良い。」と椎名に助言した。


だが、椎名はそのまま滞在し、乙骨と二人で湖で船に乗っていると突然、浅間山が大噴火した。
二人は屋敷の展望台で真珠郎が鵜藤を切り殺し由美にまで襲いかかっているのが見えた。
急いで戻ると傷ついた由美は「真珠郎が逆上してんですわ!」と譫言のように叫ぶ。


椎名と乙骨が由美を連れて鵜藤を探しに行く途中、バスで出会った老婆と出会うと
真珠郎が鵜藤を抱えて二つの入り口がある洞窟へ入ったという。
偶然会った了潤に耕助に殺人事件が起きたと知らせてもらうことにして
椎名は由美と、乙骨は一人でそれぞれの入り口から入り鵜藤の死体を探す。



椎名と由美は怪我を負って意識を無くしている乙骨を見つけた矢先に
鵜藤が水に突っ伏しているのを見て駆け寄って引き起こすと首なし死体になっている!
その時、さっきの老婆が船に乗って椎名たちのところへやって来ると
提灯で鵜藤の首を照らし驚く二人を見て笑いながら首を放り投げて逃げていった。


横溝正史シリーズ 「真珠郎」



そこへ、知らせを受けた耕助と日和警部(長門勇)が到着するが
結局、鵜藤の首と胴体はそのまま水の流れによりどこかへいってしまった。


乙骨が意識を取り戻し椎名が耕助に知らせに行こうとしたが近くの警官に託して
引き返すと乙骨が由美に襲い掛かっている現場に踏み込んでしまう。
由美を愛している椎名はショックを受けるが乙骨から由美と結婚することになったと聞かされ
予告通り美女と金の二つを掴んだ乙骨を不本意ながら祝福した。


それからまもなくして日和を連れて耕助が到着すると、由美は真珠郎が住んでいた蔵に案内し
音蔵から伝え聞いたという鵜藤の醜い過去の話と恐ろしい復讐計画を聞かせた。



横溝正史シリーズ 「真珠郎」


鵜藤は二十数年前に東京にいたときに、恩師の妻・愛子を愛し襲おうして断られた。
「それは自分の顔半分に出来た醜いアザのせいで美青年なら結果は違ったのだろう」と問うと
愛子は「たとえあなたが絶世の美青年であろうともお断りします」と拒絶した。
鵜藤は「何十年経とうともアポロンの顔にバチルスのような心を持った男をあなたに差し向ける」と
宣戦布告したという過去があった。



鵜藤は真珠郎を殺人鬼にすべくあらゆる残虐な悪の教育し人間ペスト菌に仕立てた。
その真珠郎が二十年近くも閉じ込められた蔵から鎖をちぎって脱走したのだという。
部屋には真珠郎の写真と鵜藤が克明に記録していた真珠郎の観察日記が残されていた。


数日たっても鵜藤の死体は発見されず真珠郎の行方も掴めない。
そんな中で、了潤が真珠郎の世話をしていた爺やの音蔵を耕助と日和に引き合わせる。


横溝正史シリーズ 「真珠郎」



鵜藤は二十年以上も前に、ある美しい男と女を連れてきて蔵の中に閉じ込めて一年以上も夫婦生活を送らせた。
やがて二人の間に玉のような美しい男の子が生まれ鵜藤はその子を真珠郎と名付けると
真珠郎だけ手元に残して男女をどこかへ連れて返した。
音蔵は鵜藤が真珠郎に施す悪の教育の手伝いをしているうちに目がほとんど見えなくなっている。


その後、休暇が終わった椎名は帰ることになり、怪我が治らない乙骨は由美との結婚のこともあり
休暇をのばして滞在を続けることになった。
耕助が椎名を見送りに行った時、真珠郎が化けた老婆が掘っ立て小屋で見つかったと騒動になっていた。
ところが、耕助と椎名はその老婆が真珠郎でもなくバスで会った老婆とも違うことに気がつく。


横溝正史シリーズ 「真珠郎」



耕助は警官と一緒に老婆を調べるのに同行し、椎名は駅に行く途中で由美と会い
彼女が夫となる乙骨に恐れを抱いていることを知った。


その後、椎名は東京で真珠郎を見かけた矢先に乙骨の訪問を受けた。
彼は鵜藤家の莫大な財産を手に入れることだけが目的で結婚したが
由美が椎名に思いを寄せていることを知っていて嫌味を言って帰って行く。


信州から戻った耕助は日和と一緒に椎名と由美を張っていると由美は椎名にある場所に掲示されている写真を見せた。
そこには上京したばかりの乙骨夫妻の背後に真珠郎が写っている。
東京に真珠郎が来ていると知った日和は慌てて愛子の身辺警護をしようと派出所に向かうが彼女はすでに死亡。
耕助はまだ下宿先に帰っていない椎名に「今度の謎を解くカギは椎名の性格にある」と伝言を残す。



ある日、乙骨夫妻から吉祥寺の新居に招待された椎名はそのまま泊まっていくことになった。
その晩、闇を切り裂くような由美の悲鳴を聞いた椎名は部屋を出ていこうとするが戸は開かず
窓にも鉄格子がはまっていて身動きがとれず、鍵穴から覗くと真珠郎が由美に刀で切りかかっている。


横溝正史シリーズ 「真珠郎」




ようやく扉をぶち破った椎名は乙骨が血を流しているのを見つけるが由美の姿がない。
外には真っ白な雪の上に点々と血の跡があり、辿っていくと由美の首なし死体を発見した。
椎名は日和に腕にある三角の赤痣から遺体は由美であると告げる。



椎名が初めて真珠郎を見た柳は音蔵がいたときは植わっていなかったという。
そこで、木の下を掘り返してみたところ三、四年前に死んだと思われる真珠郎の死体が発見された。
椎名が真珠郎を見たと知った鵜藤が驚いた理由はこれだ。



横溝正史シリーズ 「真珠郎」


その後、乙骨から「真珠郎を見た」という電話を受けた椎名が耕助と家へ行ってみると
乙骨がカミソリで切り殺されていた。
耕助は乙骨が鵜藤の財産を全て現金化していたこと、死後にそれが見つからないことから
真珠郎が持ち去ったと椎名に告げる。


耕助、日和は椎名を連れてもう一度信州を訪れた。


そこで、古畑三郎という男が真珠郎の父親で彼には稲子という娘がいることがわかった。
稲子は腕に三角の赤痣があり、由美はこれを利用して自分にも同じ痣があると偽装して
稲子を自分の身代わりにしたと判明する。


横溝正史シリーズ 「真珠郎」



乙骨は初めから鵜藤家の莫大な財産を由美との結婚によって手に入れるのが目的で
殺人が起こる前に真珠郎に似た稲子の姿を「見たものを素直に信じる性格」の椎名に目撃させ
さも真珠郎が鵜藤や由美を殺したかのように信じ込ませた。




耕助から由美今回の犯人ひとりで生きている知らされた椎名は老婆がいた掘っ立て小屋へ向かって走っていく。
あのあとまもなく、老婆は死んでおり由美が実を隠すには絶好の場所だったのだ。


耕助が日和と小屋を見張っていると、老婆に化けた由美が帰って来た。
椎名が全てを知っているとわかった由美は変装を解くと一通の手紙を渡し
彼女を愛する椎名は日和たちに捕まえられる前に由美を逃がそうとする。


横溝正史シリーズ 「真珠郎」




由美はボートに乗ると椎名を置いて湖へと漕いでいく。
椎名は後を追ってきた耕助、日和と一緒にボートに乗ると後を追いかけるが由美は毒を飲み死んでしまった。
力尽きた椎名は耕助に由美の遺書となった手紙を渡し耕助の推理も合わせて事件の真相が明らかになる。


由美は三年前に鵜藤のところへ引き取られたが、同じくして蔵の中で真珠郎が死亡する。
すると、鵜藤は由美を第二の真珠郎にすべく力ずくで犯したため由美の中で殺意が芽生えた。


由美は偶然に真珠郎の異母きょうだいの稲子と出会い彼女を真珠郎に仕立てて
鵜藤を殺そうと計画するがどうやって自分の意のままに操っていいかがわからない。
そんな時、由美は乙骨と出会い由美は復讐のため、乙骨は財産のために鵜藤殺しの計画を立てた。



横溝正史シリーズ 「真珠郎」



乙骨と由美が計画を成功させるためには真珠郎が犯人だという目撃者が必要だった。
それは警察もその人の証言なら信じることが出来、さらに由美たちのことも疑わない善良な人物で
その点椎名は「理想的な目撃者」だった。


こうして乙骨は椎名を旅行に誘いバスの中で老婆に化けた由美が「血の雨が降る」と予言し椎名を怯えさせると
鵜藤を殺した時にも真珠郎に扮した稲子が老婆になって登場し真珠郎が犯人と印象づけた。



乙骨は見せかけの愛情で稲子を操ると鵜藤を殺させ、用が済むと首を切り由美に見せかけて殺した。
椎名が旅行前に行った「ヨハネの首」が今度の殺害方法のヒントになった。



横溝正史シリーズ 「真珠郎」



乙骨は稲子の首を切り落として由美が殺されたように見せることで由美も死んだことに出来るという利点があった。
そのために鵜藤の時も、後の稲子殺しの偽装がバレないように首を切り落としたのだ。
耕助は真珠郎には幼い頃から首を切ることを楽しむという性格があり
まさに今回の惨たらしい事件は現代のサロメだとやりきれない気持ちで呟く。



ところが、由美が理想的な目撃者だった椎名に本気で惚れてしまいそれを知った乙骨は
嫉妬に駆られて椎名を殺すという予定外の殺人を起こそうとした。
由美が椎名を殺せないとわかると、乙骨は自分で殺そうとしたため由美が乙骨を殺した。


帰りの汽車の中で日和はどうして事件の真相がわかったかを耕助に尋ねた。


横溝正史シリーズ 「真珠郎」


それは鵜藤と由美の身代わりとなった稲子は首を切られたものの乙骨だけはそうではなく
別人の犯行だと思ったからだ。
そうであれば三人の老婆の謎も解けたと説明する。


また、真珠郎が二人いたというのもこの事件の特異性を物語っている。
共犯者が多いほど犯行はバレやすく普通はそういう危険を冒さないものだ。


日和が「由美さんというのは哀れな女じゃ」と耕助に同意を求めようとすると
耕助は日和の肩を枕にしてスヤスヤと眠っていた。






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物語の初め椎名がサロメが手に入れたヨハネの首に見えた雲というのがコチラ。


横溝正史シリーズ 「真珠郎」




この時の椎名は性格の素直な青年というよりはノイローゼで繊細な性格の持ち主として登場する。
金田一はこの生首に見える雲を見たことがキッカケで乙骨は首を切り落とすという
殺害方法を思いついたと推理している。


その野心に溢れ強引な乙骨と出会ったことで共犯となる由美に大谷直子。


横溝正史シリーズ 「真珠郎」

彼女は人間ペスト菌として教育を受けていた真珠郎が死ぬと
叔父から第二の真珠郎にすべく犯され激しい憎しみを抱く。
しかし「理想的な目撃者」だった椎名を本当に愛してしまい苦悩する。



顔に醜い痣を持つ元生物学者の鵜藤の家にいた爺やの音蔵だが
金田一と日和が来て垂れていたこうべを上げると目が白濁していて薄気味が悪い。
この音蔵を演じた藤原釜足と加藤嘉の共演がいいですね。


横溝正史シリーズ 「真珠郎」

入歯なのか歯がないハフハフバージョンの嘉。


今回加藤嘉は寺の和尚として出演していますが、同シリーズの「悪魔が来りて笛を吹く」とは違い
とても親しみやすいキャラクターで金田一との掛け合いも素敵。


金田一の後ろに乗せてもらい自転車で走るシーンがあるのだがブレーキが効かず
一緒に転倒してしまう。



横溝正史シリーズ 「真珠郎」


すごく愛嬌があってかわいらしかった。



また老人系で言えば、真珠郎の父である古畑三郎と娘の稲子について
情報提供したウヘイを演じた北見治一。


横溝正史シリーズ 「真珠郎」


この人が古畑三郎に稲子という娘がいて真珠郎ソックリだと教えて
稲子に由美が自分の腕に作ったものと同じ赤い痣があったと証言したことから
首なし死体が稲子とわかり由美が生きていると確証がとれた。





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************ 横溝正史シリーズ一覧 ************


1. 「犬神家の一族」

2. 「本陣殺人事件」

3. 「三つ首塔」

4. 「悪魔が来りて笛を吹く」

5. 「獄門島」

6. 「悪魔の手毬唄」



************ 横溝正史シリーズⅡ一覧 ************


1. 「八つ墓村」

2. 「真珠郎」

3. 「仮面舞踏会」

4. 「不死蝶」

5. 「夜歩く」

6. 「女王蜂」

7. 「黒猫亭事件」

8. 「仮面劇場」

9. 「迷路荘の惨劇」





            
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「森村誠一の殺意の重奏」 (1978年) 

category - 土曜ワイド劇場
2007/ 05/ 27
                 
ほぼ見ることは出来ないと諦めていた「殺意の重奏」が東映チャンネルで放送された。
90分時代の作品は、最近では美女シリーズなどのシリーズものか
松本清張作品くらいしか放送されないので驚きました。


音楽が鏑木創なので美女シリーズの匂いがプンプンしていました。
田村正和も多岐川裕美も若くてとても素敵です。




●「森村誠一の殺意の重奏」  1978年5月27日
原作: 森村誠一  『殺意の重奏
脚本: 猪又憲吾、杉本容子
音楽: 鏑木創
監督: 松尾昭典
制作: 東映
出演: 田村正和、多岐川裕美、小池朝雄、成田三樹夫、
天田俊明、長谷川明夫、和崎俊哉、早川絵美ほか



大手商社・共生物産の経理課に勤める三宅明(田村正和)は
佐野課長(天田俊明)からの言伝を伝え忘れたため
係長の秋本忠雄(長谷川明夫)に明日は早く出社するよう電話をした。



森村誠一の殺意の重奏



その時、秋本の部屋に音楽が流れ女の笑い声がするのを聞き
電話を終えた三宅は部屋を出ていく。




翌朝、秋本は出社せず三宅は佐野課長の命令で秋本のアパートへ行くと
部屋で変死を遂げていた。



通報を受け、アパートには所轄の刑事の他に
警視庁から警部(小池朝雄)と刑事(矢吹二朗)も駆けつけた。
死因は青酸性毒物による服毒死でベッドからは女の毛髪が発見され
情交のあとがみられた。



森村誠一の殺意の重奏



部屋にあった時刻表は比叡山ホテルのページが折り曲げられており
秋本がゴールデンウイークを利用して旅行の計画を立てていたのではないかと考えた。
ところが、ホテルには秋本ではなく三宅の名前で予約がとられていた。





警察は第一発見者で通報した三宅へと容疑の目を向けた。
三宅と秋本は同期入社したライバル同士であったが
佐野課長は秋本を評価し一足早く係長の座についていた。


森村誠一の殺意の重奏



警部は三宅から事情を聴くが、ホテルに予約をしてはいないと言い、
堅物で通っていた秋本が女性関係が発覚するのを恐れて
三宅の名前をかたって予約を取ったのではないかと意見した。



果たしてライバルの三宅が殺したのか、
それとも秋本と最後にベッドを共にした女か?
警察も女の身元を割り出そうとするが、秋本の周辺からは
それらしい女は見つけ出すことが出来なかった。




三宅もあの夜、秋本の部屋に音楽が流れ女の声がしたことを
警察には話さないでいた。


森村誠一の殺意の重奏




その後の捜査で秋本が会社の金を三千万円横領していたことが明るみになり
佐野課長も失脚し、後任には篠崎課長が就いた。




三宅は係長に昇進することになり、かねてより交際のあった
友田部長(成田三樹夫)の遠縁の娘で同僚の立花弓子(多岐川裕美)と結婚した。



森村誠一の殺意の重奏



事件は進展が見られず捜査本部は解散し迷宮入りする。




秋本の死、昇進、結婚と慌ただしかった三宅の周辺も落ち着いてきた。
休日の日、三宅は弓子が月賦で購入したステレオで「ひき潮」というレコードを聴いた。
しばらくして、それがあの夜に秋本の部屋から聞こえてきた音楽と同じであることがわかり
三宅は弓子への疑惑がわいてきた。



森村誠一の殺意の重奏



その頃、三宅は所轄の刑事が未だにしつこく自分の周辺を嗅ぎまわっていることを知った。




会社へも所轄の刑事が聞き込みに来て、独身時代から三宅に思いを寄せていた
OL(早川絵美)は三宅が疑われていることを知り、
自分があの夜秋本の部屋にいた女だと出頭し庇おうとした。
しかし、毛髪の長さが違う事からも警察はすぐに嘘を見破った。


森村誠一の殺意の重奏



三宅は弓子が「ひき潮」を近所の主婦に貸したことを知り、
三宅がレコードをかけるのを恐れたためだと推理し
ますます弓子への容疑を濃くしていく。



三宅は行く先を告げずに弓子を旅行に誘った。



森村誠一の殺意の重奏



京都観光を終えて初日の宿泊先である比叡山ホテルの名を告げると
弓子は動揺し三宅はそれを見逃さなかった。
翌日は奈良へ行き奈良ホテルに、最後は白浜の天山閣に泊まった。



その頃、独身時代に三宅が住んでいたアパートの住人が下着泥棒で捕まった。
警部は秋本が殺された日の夜に、その男が秋本の部屋から出てくる
三宅を目撃したという知らせを受けて三宅の所在を突き止めようとしていた。



森村誠一の殺意の重奏




一方、白浜では三宅が今回の旅のコースが一年前に
秋本が女と旅行する前に計画されていたものだと弓子に明かしていた。



弓子からなぜそんなことを知っているのかを問われた三宅は本当の事を話した…。


森村誠一の殺意の重奏




あの夜、秋本の家に電話をした三宅は堅物で知られる秋本の部屋に女がいると知り、
興味を抑えられずにアパートへ出向いて行った。
てっきり情事にふけっているものと思っていたが、部屋のドアは開いていて
暗がりの中には秋本の死体があるだけだった。


森村誠一の殺意の重奏




三宅はテーブルの上に裏帳簿があるのを発見し持ち帰ってしまう。
中には秋本が計画したゴールデンウイークの旅行のスケジュールがあった。




三宅は秋本が部長の遠縁である弓子を狙っていることを知っていた。
さらにひき潮のレコード、電話から聞こえてきた女の笑い声が
弓子のものであることを話した。



隠しようがなくなった弓子はこれまでの全てを打ち明けた。


秋本はライバルの三宅に勝つために出世の道具として弓子を利用しようと
三宅の名前を語って呼び出すと薬をかがせて意識を失っている間に犯した。


森村誠一の殺意の重奏




弓子は秋本と結婚するつもりであると装い、安心した秋本を殺そうとした。



あの夜、秋本の部屋にいたのは弓子だった。
秋本が三宅の電話を受けているスキにブランデーに毒物を仕込んだ。



秋本は佐野課長が早く来いという理由が自分の横領発覚に
関係しているのではとわかり気もそぞろで不機嫌そうだった。


森村誠一の殺意の重奏



そして、差し出された毒入りブランデーを飲んで死んだ。



告白を受けた三宅は、弓子が殺していなければ自分が殺していたと
辛い気持ちを打ち明けた。
三宅はこのまま弓子を見逃してやりたかったが
すでに警察に弓子の毛髪を送っていて逮捕は時間の問題だった。


森村誠一の殺意の重奏





せめて今夜はこのまま過ごそうと弓子を抱きしめた。


翌朝、弓子はひとりで海岸を歩いていき崖から身を投げて全てを清算した。




(2019年4月6日 更新)






●「森村誠一の殺意の重奏」  1978年5月27日
原作: 森村誠一  『殺意の重奏
脚本: 猪又憲吾、杉本容子
音楽: 鏑木創
監督: 松尾昭典
制作: 東映
出演: 田村正和、多岐川裕美、小池朝雄、成田三樹夫、
天田俊明、長谷川明夫、和崎俊哉、早川絵美ほか



三宅(田村正和)と秋本(長谷川明夫)は
大手商社共生物産に同期で入社したライバル同士だが
秋元が一足先に係長に昇進した。

ある朝、佐野課長(天田俊明)の命令で秋本をアパートに迎えに行った
三宅は秋本の死体を発見した。


秋本の死で三宅は係長に昇進し、友田部長(成田三樹夫)の縁つづきの
同僚のOL弓子(多岐川裕美)と結婚する。







三宅明は共生物産の経理課社員。
同じ課の同僚秋本忠雄に社の用事で連絡することがあったために
夜中の12時を少し回っていたが電話をすることにした。


電話に出た秋本の部屋にはムード音楽が流れていた。
融通がきかない秋本の性格を考慮し明日の出社を待たずして
自宅に電話をかけたのだが、その気遣いは伝わらず秋本は機嫌が悪そうだった。
三宅はその時直感で秋本の部屋には女がいるのではないかと思った。



翌日、祝日の関係などで実質月末日だった。
当然経理課は忙しい一日である。
だが、堅物で知られる秋本は出社時間を過ぎても連絡もないまま出社しなかった。


経理課の課長浅野豊は部下の秋本に経理の重要な仕事を任せっぱなしで
細かい部分は掌握していなかった。
三宅と秋元は同期入社だったが、浅野に重宝がられていた秋本は
三宅よりも早く係長になっていた。


浅野はふとしたことから、三宅に秋本の家まで様子を見に行ってほしいと命じた。
三宅は管理人から鍵を借りて秋本の部屋に入ってみると、秋本は死体となっていた。
死因は青酸化合物による中毒死だった。



秋本は社では堅物で知られていたが、一方で放蕩な一面も噂されていた。
独身の秋本の部屋には長い女の髪の毛が数本落ちていて
死の直前に情交の後が見られたが相手の血液型まではわからなかった。


テレビの上の時刻表の、巻末付録の旅館案内にある
箱根のレークサイドホテルという名前の上に丸印があり
ゴールデンウイークに女と旅行の計画をしていたようだった。
ホテルには、三宅の名前で予約がしてあった。
三宅に心当たりはもちろんなかった。




秋本の死後、会社の金をかなりの額着服していたことが判明し
上司だった浅野も左遷されて、新たに会計士の資格をもつ
篠崎が課長に就任し透明性のある体制へと変えられていった。


そんな中で恩恵を受けたのが三宅だった。
浅野課長時代には、冷や飯を食らわされているような状態だったが
浅野失脚後は重要な仕事も任されて、
秋本が昇任する予定だった、課長補佐昇進も近いと噂されるようになった。



三宅はさらに篠崎課長の遠縁の娘で、同社で働く立花弓子と結婚した。
新婚旅行を決める際、箱根や伊豆方面へいくことをひどく嫌がった。
結局彼女の希望を聞いて北陸へ行った。


弓子は音楽が好きで、オーディオにも凝っていた。
針に誇りが付かないようにレコードに吹きかける
輸入のスプレイまで持っていた。
三宅はその匂いをどこかで嗅いだような気がするが
フランスの新製品で日本にはあまり出回っていない品らしい。


弓子がかけたレコードにも驚いた。
あの日、秋本の部屋から聞こえてきたものと同じ「ひき潮」という曲だった。


三宅の中にある疑念がわいてきた。
これを調べるために線香をあげにきたという口実で、秋本の実家へ行った。
秋本の荷物は全て残らず実家に引き上げられていて
例のスプレイとひき潮のレコードを探したがそこには見つからなかった。



三宅は秋本が殺されなかったら五月の連休に行く予定だった
箱根~熱海~館山寺と、弓子に行き先を教えずに旅行に連れ出した。

そして、最終日スプレイとレコードの事と証拠に
秋山を殺したのは弓子ではないかと問い詰めた。


しかし、弓子は三宅が秋本を殺したのではないかという。
女性経験がなかった三宅に、自分も純潔だと言っていたが
弓子は秋本と関係があったことは認めたものの
秋本の二重人格がわかってくるにつれて結婚をためらうようになった。
それに堅物で通っている秋本は信用がなくなることを恐れて
社内恋愛を隠しておきたがった。


あの夜、弓子は五月の旅行の打ち合わせのために秋本の部屋にいた。
ひき潮のレコードとスプレイは、その後に弓子に貸してくれていたのだった。
弓子がなぜ三宅を疑ったかというと、時刻表には箱根のホテルしかなく
箱根以降の計画は旅行のスケジュール表を見なければわからない。
しかし、スケジュール表はその後無くなっていた。
三宅が盗んだからだと思ったからだ。

それに加えて、三宅が秋本の部屋で嗅いだスプレイの匂いは
揮発性があって香りが長く残らない。
だから、翌朝部屋に行った時ではなくて
前夜弓子が帰った後に嗅いだはずだと確信していた。
あのスプレイは日本に何人も手にしていなくて
秋本のものも、あの日開封したばかりのものだった。


三宅が弓子に秋本殺しを追及したことで
弓子から思わぬ反撃を受けた三宅。
だが、弓子の表情は変わり三宅に妊娠したことを報告してきた。



実は、秋本が殺されていたという日に、三宅は秋本の部屋に行っていた。

電話で女の気配を感じた三宅は、真面目で通っている秋本が
いったいどんな女を連れ込んでいるのか興味を抑えきれなかった。
一時過ぎに秋本のアパートへ着くと、ドアがわずかに開いていた。
部屋の明かりは消えていて、女がいるのが解せなくなった。
呼んでも返答がなかったので、三宅はそのまま部屋に入ろうとしたとき
秋本の死体に躓いてしまった。


三宅は保身からドアノブと電灯スイッチの指紋を消して立ち去ろうとしたときに
テレビの上の旅行予定表が目に入り持って帰ってきてしまった。
ドアは閉めたときに自動でロックされた。
そして、翌朝課長から命令されて秋本のアパートへ再び行き通報したのだった。



三宅も殺していないというし、弓子も殺していないという。
一体犯人は誰なのか---。




森村誠一らしい同期入社のライバルに対する
嫉妬心が殺人という出来事から生き残った方の口から語られる。
上司に見込まれ自分よりも早く昇進した男が殺され
実はとんでもない額の不正を長きにわたって働いており
冷や飯をくわされていた側が、ライバルが死んだことにより
とんとん拍子に全ての事がうまく回り始めていく。


しかし、幸福の絶頂にいたのも束の間で
妻にライバル殺しの疑惑が生じ始める。
身の保全を一番に考えるサラリーマンとしての本能と
それとは裏腹に真相を解明したくなる抑えられない感情。


ドラマの方は見たことがないのですが
出演者とスタッフを見て長年見たいと思っている作品です。


原作とは設定が一部異なっているようなので
原作通りの終わり方ではないんだろうなきっと。





                         
                                  
        

近況報告、2007年6月5日

category - 格闘技・プロレス
2007/ 05/ 25
                 
今日は激しく雨が降る一日でした。



現時点でのこのブログのテンプレート同様、最近は管理人ちとお疲れ気味でございますの。
この間からこれに変えようと思い、平日は昼間見る人がイヤがっても悪いので週末まで待つことにしました。

そんなちょっと幻想的な雰囲気のテンプレートです。
私も一週間の仕事を終えて、軽くベッドで一休みしたい気分。。。

さて、このスポーツ系主体の方のブログですが、さすがにここのところ書くモチベーションが落ちてきてました。

もう大部分の方はお察しの通り、PRIDEが4/14以降一ヶ月以上もの長い間半死状態だったもんで。
実は昨日から考えてたんですが、今日はプライドのファン向けに

「優先販売のチケット返金の案内は即刻すべき、どんな事情があっても。しかしながら、日程の発表等はプライドを信じて待つ」

という内容の短文記事を書く予定でした。そしたら・・・


今日の昼過ぎ会社で以下の記事を読みました。

チケットの払い戻しに関しまして(PRIDE公式)

内容はチケットの預かり金を6/1以降返金するというもの。
そして、ライト級グランプリの開催スケジュールと、新体制の発表を一刻も早くできるよう努力するというもの。

文面の最初と終わりには詫びの言葉がはいっている。
そして、新体制&スケジュールの発表を”一刻も早く”という言葉で、よし待とうという覚悟ができた。

以前も書いたが今回は優先を避けたので自分はこのゴタゴタの被害にはあってない。もし、自分が優先販売でチケットを購入していたなら・・・DSE(プライドエフシーワールドワイド?)に直接電話してたね。ネットでごちゃごちゃなんてやらなかったと思う。ネットでグチるだけとかは自分のやり方ではないので。

インターネット上で非難され続けていた(当然ですが)プライド公式からのアナウンス。これはかなりの前進ではないだろうか。

私は正式発表を待ちますよ。もちろん早くしてほしいですけどね。

カミプロのダナのインタビュー(取材日は4/21前後だった記憶がある)読みましたが、アメリカの大手のテレビがついたり、国内地上波の復活についても可能性がありそうだし。

ミルコ、ノゲイラは流出してしまいましたが、自分は新生プライド楽しみであります。

そして、今日はミノワマンの10周年記念大会の会見の様子もアップされました。

プライド公式のミノワマンの会見の様子

スポナビの記事

正直安心しました。

3/27の重大会見へいったのですが、この日ミノワマンの姿がなく少し不安に思っていたので。PRIDE34の時も姿を確認できなかったしね。

去年の6.5以降、素晴らしい試合もありましたが、なんか長~いトンネルに入っていたけど、ようやっと光がさしてきたといった状態でしょうか。このトンネルから抜け出せるのもあともう少し、そう思いたいです。

去年は地上波復活の可能性という意味で「嵐の前の静けさ」、この間もそろそろ新体制が整うのではないかという期待感をわずかながら感じる出来事があったので「反撃の狼煙」という記事を書きました。

次は「反撃開始!」といきたいところです。


■2007年6月5日


ちょうど一年前

2006年6月5日

忘れることが出来ない「あの日」から1年が経過。

フジテレビが『PRIDE』の放送を打ち切り

ちょっと前は、もしかしたら運命のこの日(6/5)に新体制の発表あるかしら?なんて思ってたが、とうとう何もないまま一日が終わるな。

モヤモヤ感があるけれど、自分はプライドを信じて、新体制や日程の発表がされるのを待ちますよ。


さて、昨日は夜テレビをつけたらDynamite!! USAをやってました。
所英男の試合は終わったらしく、永田克彦が映っていた。

この大会”ある意味”注目してた大会だったんですよぉ。

谷川さん最初ダイナマイッぢゃなく、HERO'SでアメリカでのMMAデビューを果たそうとしてたんだよね。


そのHERO'Sのアメリカ大会へ向けてのコメントで『家族揃って大笑いできる大会にしたい』って言ってたし、総合格闘技の大会で家族で大笑いしながら見れるなんて、どんなものなのかヒジョーに興味ありました。

さらには・・・

10万人が入れるスタジアムでやるというではないですかっ!!


じ ゅ ー ま ん に ん


ですよぉっっ!!!

これは、すごいぃぃぃ


実際この無茶な計画は谷Pだけのせいってわけではないんだろうけど、いろんな”大人の事情”があったにせよ、この企画は無謀すぎ。
しかもカードにどれといって「華」がないし。


しかも、2000年5月の「私にとっての伝説の試合」

桜庭和志VSホイス・グレイシーの再戦も、誰かさん曰く

ジョークなこの大会でやるというのだ!


この時期、サクとホイスの再戦をやる意味はなんだっていうのか!?


とっまあ、このカードでしかも実績のないダイナマイトでアメリカで10万人も入るわきゃないと思っていたので、恐いもの見たさというか興味本位で見てましたが。

テレビで見たものは、自分が知ってる格闘技の会場ではなく、なんか異様な雰囲気が全開。


見る前から10万人収容のスタジアムがガラガラなこともわかってたし、タダ券ばら撒いたのもわかってたんだけど、いやぁこれは予想できなかったっす。

マヌーフと元高田道場所属でPRIDEでなじみがあるユン・ドンシクの試合のとき、ワタシはてっきり今までのPRIDEの戦績からして、ユンが苦戦するのかと思ってたんですが、ところがどっこいユンさん頑張る。確かに序盤はマヌーフの猛攻に押されるばかりでしたが。

この時スタンドの風景が映ったんだけど、赤い服を来た韓国人たちが「テーハミング!」と叫んでてびっくらこいた。

こ、これはさすがに驚きましたよ。

真っ赤な服来た韓国人たちがチューブの風船を手に「テーハミングック!」って、まるでサッカーの日韓ワールドカップの時の韓国戦見てるみたいで、格闘技見てる気がしなかった。

あの韓国人たちはどっからわいてきたのだ???


メインイベントで、ブロック・レスナーの対戦相手のチェ・ホンマンが出場できず代役にキム・ミンスとなったわけだが、FEGが韓国人にこだわったわけがわかる気がする。

いっそのこと韓国でやればよかったのにさ。

そして、やはり思い出は胸にしまっておくべきもの。
あれから7年が経ち、当然自分の記憶も途切れてる箇所がかなりあるのだが、そういうものはいつまでも美しいままでいられるもの。

昨日の桜庭対ホイス戦は、現実を見せられた気がして切なさだけが残ったな。プライドのときはサクの入場って大きな見せ場だったのだが、ガラガラのスタジアムに登場したサクになんのファンタジーもかんじられなかったし、試合自体も直視するのがつらいものだった。

あんな安っぽいところで、あのカードはやってほしくなかったよ。

チケットを購入して見るというのと、タダ券手にして見るのとでは、見るという事に関してのパワーが違う。

選手たちはあの観客たちを前に戦って、何を感じたのだろうか?







(2007年6月5日 追記)