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2008/11/30
2008/11/25
2008/11/24
展覧会レポート昭和のドラマ昔の土曜ワイド劇場懐かし邦画

2008年11月

        

「奥飛騨二重心中・通夜に抱かれる未亡人」 (1985年)

category - 土曜ワイド劇場
2008/ 11/ 30
                 
やはり前に見た通りの印象で、田村正和を慕う真行寺君枝がやたらと泣きまくり
救いようのない陰鬱なドラマでした。



●「奥飛騨二重心中・通夜に抱かれる未亡人
復讐か、浮気か…」  1985年11月30日
脚本: 佐治乾
音楽: 大野轟二
監督: 神代辰巳
制作: にっかつ撮影所
出演: 田村正和、江波杏子、真行寺君枝、清水綋治、
高林由紀子、渥美国泰、神田隆、有馬昌彦ほか



飛騨高山の湖から一台の車が引き上げられた。
運転席には心臓外科医の名医・坂上(田村正和)の妻・ヨシコ(大塚良重)が、
助手席には大学時代の友人・カワハラ(中丸新将)の遺体があったことから
警察では心中事件と見て捜査を進めた。



坂上とヨシコは五年前に見合い結婚をし、ヨシコの妹・律子(真行寺君枝)は
同じ病院に勤務している。
知らせを受けた坂上と律子はすぐに現地へと向かった。



律子は大学時代にヨシコはカワハラを嫌っていたことや
ヨシコの性格から警察が心中と見ていることに納得出来なかった。
刑事(小野武彦)の話しではヨシコとカワハラは同じホテルに別々に宿泊していて律子は不審を深めるが
警察はヨシコがカワハラを殺してから無理心中を図ったものと見ていた。



奥飛騨二重心中・通夜に抱かれる未亡人 復讐か、浮気か…




ヨシコの遺体は司法解剖を終えてから現地で葬儀を行うことにした。
その席で、坂上と律子はカワハラの・麻美(江波杏子)と顔を合わせた。
麻美は高山で不動産業を営んでいるカワハラの友人・カキタ(清水綋治)を伴っている。



心中に疑いを持つ律子と坂上はヨシコの足取りを追ってみることにした。



その夜、坂上がホテルのレストランで夕食をとっていると麻美が同席してきた。
彼女は夫が死んでも悲しくないといい夫婦関係はうまくいっていない様子だった。
坂上はヨシコの行動を調べるつもりであることを話し二人は別れた。





奥飛騨二重心中・通夜に抱かれる未亡人 復讐か、浮気か…



ところが、坂上の部屋に酒を手にした麻美が訪れ
女と心中したカワハラへの復讐心があることを打ち明け誘惑してきた。
その晩、坂上は麻美と関係を持ってしまう。


情事の後に麻美は今度会う時自分がどんなに変わっていても
驚かないで欲しいと妙な言葉を言い残した。



翌朝、律子がレストランへ行くと坂上は麻美と朝食を済ませていて
ヨシコの足跡を調べることを断念したことを打ち明けた。
坂上に対して恋愛感情を抱き始めた律子は麻美が原因であることを察知するが
ヨシコの事を調べても生き返っては来ないという坂上の気持ちを汲み律子も従うことにした。



奥飛騨二重心中・通夜に抱かれる未亡人 復讐か、浮気か…




東京へ帰った坂上は資産家の江原(神田隆)の手術を引き受けることになった。
そして、江原は妻の麻美を伴って病院へやってきた。
思いがけない形での再会に坂上は驚きベッドの中で言った麻美の言葉の意味が
ようやくわかった。



一方、麻美に不審を抱いていた律子は私立探偵(ふとがね金太)に調査を依頼していた。
ヨシコが心中した日に、麻美が江原と密会していたことを知っていた。
カワハラの死後、麻美が江原の後妻に収まったことで
彼女が金目当てで江原と結婚するために邪魔になったカワハラを始末したのだと考えた。



律子は坂上の家へ行くと調査報告書を見せるが余計な事をするなと言われ
引き揚げるしかなかった。



奥飛騨二重心中・通夜に抱かれる未亡人 復讐か、浮気か…




手術の同意書を書いた麻美はカワハラの店が資金難に陥り
江原から援助を受けるときの条件で自分の体を要求されたため
二人を恨んでいることを打ち明けた。
それは、医者である坂上に江原をうまく殺して欲しいと言っているようなものだ。


律子も坂上が麻美の要求にこたえるのではないかと懸念していたが
坂上は江原の手術を成功させ律子はホッと胸をなでおろした。



ある夜、坂上は麻美とデートをし再び関係を結んだ。
二人はバーで飲み久しぶりに楽しいひと時を過ごしていたが
麻美に処方してやった睡眠薬を江原に飲ませたことを知ると
血相を変えた坂上は急いで病院に電話する。



奥飛騨二重心中・通夜に抱かれる未亡人 復讐か、浮気か…




案の定、江原の様態は急変し坂上はそのまま病院に戻って行った。
しかし、江原は回復することがないまま死亡する。
教授(渥美国泰)は江原の遺体を解剖したいと申し出るが
自分が殺したことがバレると恐れた麻美はそれを拒否した。


彼女の窮地を見た坂上は心不全だと教授に説明し
そのまま荼毘に付されることになった。



その頃、律子は探偵からカワハラに生命保険が掛けられ
受取人がカキタの会社だと報告を受けた。
麻美とカキタが共謀して金目当てに事件を起こしたと確信した。




律子は江原の死因に疑問を抱き麻美に出した睡眠薬の処方箋チェックし
退職願を出した坂上の自宅まで行き真相を聞き出そうと詰め寄るが
ベランダに麻美が隠れていたことを知るともう引き返せないところまで来ていると
絶望し帰って行くしかなかった。



奥飛騨二重心中・通夜に抱かれる未亡人 復讐か、浮気か…




坂上と麻美は旅に出ようとするがカキタが麻美の母の危篤を知らせに来たため
三人は飛騨へ向かった。


麻美の母は子供の頃男と蒸発していたが母は男を殺し自分は焼身自殺したように
見せかけて長い間他人になりすまして逃亡生活を送っていた。
麻美は母に仕送りするために多額の金が必要だったのだ。
母はカキタが経営する養老院で息を引き取っていた。



奥飛騨二重心中・通夜に抱かれる未亡人 復讐か、浮気か…



一方、律子はヨシコが旅先でカワハラの他にもう一人の男と一緒にいたことを突き止めていた。
しかも、ヨシコは坂上への土産を購入しており心中する気配は微塵もなかった。


その頃、坂上はカキタからヨシコの死の真相を知らされた。


麻美は江原と結婚するためカワハラが邪魔になっていて
金に困っていたカキタも保険金目当てで共謀してカワハラを殺すことにした。
ところが飛騨に来たカワハラは偶然ヨシコと再会していた。
カキタは二人を心中に見せかけて殺害する。



律子がヨシコの事件を洗っていることを知っていたカキタは
口を封じるため坂上に飛騨まで呼び出すように要求するが
坂上がそれを拒否すると興奮したカキタは坂上に襲い掛かってきた。
すると、カキタの背後から麻美が腰ひもで首を絞めて殺害してしまう。



奥飛騨二重心中・通夜に抱かれる未亡人 復讐か、浮気か…




坂上はホテルの部屋から律子に手紙を送ったことを電話で告げると
麻美と睡眠薬を飲んで心中する。



律子が受け取った手紙には江原に睡眠薬を飲ませて死に至らせたこと
カキタを殺したことは自分の犯行であり麻美は無実だと書き綴っていた。
ヨシコの死後、坂上を一人の男性として慕っていた律子の愛を知りながらも
坂上は二人の女性を同時に愛することは出来なかった。



奥飛騨二重心中・通夜に抱かれる未亡人 復讐か、浮気か…



坂上は麻美を本当に愛してしまい全ての罪をかぶると
致死量に至らない睡眠薬を麻美に飲ませていた。
そのため、坂上だけが死に麻美は生き残り病院に収容された。
坂上は律子にこの手紙を警察に見せて麻美に容疑がかからないようにしてくれと書いている。



霊安室に来た律子に刑事は麻美の手のひらに紐をきつくしめたような
こすれた跡があることから麻美がカキタを殺してその罪を坂上に着せようとしたのではないかと話した。




麻美の出現から坂上の人生が狂わされてしまい律子はますます麻美への憎しみが増してきた。
彼女の病室へ行った律子は、麻美は坂上の事を愛しておらず
死ぬつもりはなかったのだとつぶやくと手紙を焼き捨てて出て行った。



奥飛騨二重心中・通夜に抱かれる未亡人 復讐か、浮気か…




ひとりになった麻美はふらふらと室内を歩き窓を開けると
そこから身を投げて心中を完成させた。



はじめは坂上がヨシコの足取りを追おうとしてそれをあきらめさせるために
誘惑して肉体関係を結んだ麻美だったがいつしか本当に愛するようになってしまった。



こうして二人の愛は心中という形で実を結び、坂上を愛していた律子は
二人が本当に愛し合っていたことを知り、より一層みじめな気持ちを味わうことになった。



///////////////////////////////////////////////////////



見合い結婚とはいえ、五年間一緒に暮らした妻が突然自分が知らなかった男と心中し
相手の妻から誘惑されたとはいえ関係を持ってしまうという
気持ちが傾いていく描写がなんだか曖昧でわかりづらい。


そのため麻美が坂上を利用しようとしているだけなのか
本当に愛してしまったのか途中までわからなかったので狙い通りなのかもしれないが。



監督は「悪女の仮面」でもメガホンをとった神代辰巳。


奥飛騨二重心中 神代辰巳


全編を通じて陰鬱な世界観があるだけである意味すごいですね。






(2019年5月26日 更新)




神代辰巳監督作品。
うっすらと残る記憶では終始、真行寺君枝がさめざめと泣いていた印象がある
全体的に重苦しいドラマだった。


●「奥飛騨二重心中・通夜に抱かれる未亡人!
復讐か、浮気か…」  1985年11月30日
脚本: 佐治乾
音楽: 大野轟二
監督: 神代辰巳
制作: にっかつ撮影所
出演: 田村正和、江波杏子、真行寺君枝、清水綋治、
高林由紀子、渥美国泰、神田隆、有馬昌彦ほか


心臓外科医の坂上(田村正和)の妻が、学生時代の男友達と心中した。

その夜、坂上は相手の男の妻・麻美(江波杏子)と衝動的に関係を持った。
坂上を慕う義妹の律子(真行寺君枝)は、姉が心中したということに不審を抱いた。


独自に麻美の過去を探りはじめる。




            
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全日本プロレス世界最強タッグ決定リーグ

category - 格闘技・プロレス
2008/ 11/ 25
                 
■全日本プロレス 「2008世界最強タッグ決定リーグ戦」
2008年11月24日(月・祝) 18:30時開始
後楽園ホール 観衆: 1,900人



今の武藤全日本には興味ないんですが、誘われて全日本の最強タッグをみに後楽園まで行ってきました。

いや、なかなかすごい盛り上がりでしたよ。

全日ファンというわけではないので各試合、ひとことふたことくらいで。
試合以外的なかんじのことを。


第1試合
○渕正信 (9分51秒 首固め) 荒谷望誉×




まず、渕を見た瞬間、腰周りやら足の衰えがすごく目に付いてしまった。
見たまんまだがすごい加齢臭が強い第1試合だったよね(笑)

試合時間は10分切ってるのだが、思ったより長く感じた。
レフェリーと3人で試合を作り出しており、観客のなごみムードが微笑ましい。



第2試合
KAI&大和ヒロシ× (13分24秒 超高校級横回転エビ固め)  ○NOSAWA論外&TAKEMURA




KAIと大和は結構人気あるんですね。
全日本は意外に女性ファンが多くてビックリ。
KAIはルックスもいいし、自分もちょっと注目です。



第3試合
×土方隆司 &真田聖也&征矢学 (13分20秒 レボリューションボム→エビ固め ) ゾディアック&○ジョー・ドーリング&“brother”YASSHI






まず外人ふたりのデカさにビックリ!
ヤッシーとのコントラストがまたすごい。
それと征矢が中邑真輔に超似ていた。

この試合はまあまあおもしろかったですよ。
試合中タッチされてヤッシーがリングに上がったのはいいが、いいたいことだけ言いっ放すとそのままタッチして交代。

相手に技をかけるのではなくて、口撃だけして出てったという・・・
これは笑えました。


ここで休憩


休憩時間はケアやKAIがグッズ売り場にいてファンサービスしてました。



第4試合
西村修&×カズ・ハヤシ  (17分31秒 横入り式エビ固め)  TARU&ヘイト○





平井がヒールになったのは知っていたが、”ヘイト”に改名してたのは試合前日に知った(爆)
どうもVMって興味ないのよね。
会場内は、熱心な全日ファンが多く、この日は第1試合から雰囲気がよく徐々に盛り上がりも見せていたので、この試合もカズに声援飛んでました。
こういう流れが武藤流パッケージプロレスまんまってかんじなんでしょうね。



第5試合
武藤敬司&浜亮太× (20分27秒 ゴッチ式パイルドライバー→体固め)  太陽ケア&鈴木みのる○












この試合は充分面白かったです。
浜ちゃんの会場人気は高かったし、デビューして間もないのに動けるデブ浜ちゃんの健闘ぶりがお客さんたちをあつくさせて、試合内容も見ごたえがありましたね。

みのるの絞めで終わるかと思いきや、粘る粘る。
まだ技のひとつひとつが(スゲエ)大振りなんだけど、それがデブキャラと相まって良い味をかもし出してました。

新人・浜ちゃんの奮闘にお客さんからの声援も飛びまくっていた。

デビューから日が浅いこと、巨漢なのにあれだけ動けることを考えても、なかなか面白いレスラーになりそう。これからも注目ですね。


第6試合
天山広吉&小島聡× (29分26秒 キングコングラリアット→片エビ固め) 諏訪魔&○近藤修司










諏訪魔が目負傷?
左目を眼帯(っていうか包帯で覆って)して登場。

序盤この諏訪魔が負傷箇所を傷めたのか、長い時間リング下でダウン。

結局復活して、さらには包帯までとって戦う。
この辺りからが面白く、会場はその後わきっぱなし。

近藤は評判よいのは知ってたが、小さいのにパワー負けしてなくてちょっと驚き。
最後残り時間がアナウンスされたときは、引き分けかと思ったが、あと少しで時間切れというところで、戦いの中でファンをわかせ続けてた近藤が小島をフォール。

この瞬間立ち上がって喜ぶお客さんの姿もあり、盛り上がりはマックスに!
最後は大近藤コールも起こった。



・・・・で、自分の感想だが


昨日の試合はどれも内容がよく、オープニングからメインまでの流れもベストでした。
ましてや最後、あわや引き分けかと思った公式リーグ戦の天コジvs諏訪魔&近藤という魅力あるカードが、正式に加入したばかりの近藤が小島をフォールしたとあって、くどくなりますが大きな盛り上がりを見せ幕を閉じた。

引き分け⇒決着がつく

という意外性も非常に良かったし(正直やられたと思った)

今の全日本プロレスのクオリティの高さを感じずにはいられなかったんだが


やっぱ自分の居場所じゃねーなと

帰りに、興行としては非常に良かった、だけどなんか違うんだよね~。アウェー感を感じると話し合ってたんだが

そうなのよ。

なんか違うの。自分にとっては個々のキャラが薄くてピンとこないというか。

もっとゴツゴツ自己主張し合うのがいいってーか、文章にするのは難しいんだが。

そんな違和感をすっげえ持ちつつ会場を後にした。

最後に「やっぱウチらは新日だね」という結論。

でも、興行としては素晴らしかったです、全日本。

帰りの電車の中でも女性客たちがしきりに、「今日はきて良かった!」と何度も言ってるのを耳にしましたから。




                         
                                  
        

「美しい人妻の危険な旅」 (1990年)  高原弘吉  『あるスカウトの死』

category - 土曜ワイド劇場
2008/ 11/ 24
                 
美しい人妻が夫の死の真相を探るうち、
野球界の驚くべき内幕に突き当たる。



●「美しい人妻の危険な旅・エメラルドの指輪は不倫の証!?
プロ野球スカウト殺人事件」  1990年11月24日
原作: 高原弘吉  『あるスカウトの死』 
脚本: 岡本克己
音楽: 津島利章
監督: 貞永方久
制作: 松竹
出演: 梶芽衣子、かたせ梨乃、小林稔侍、
勝野洋、池波志乃、加納竜ほか



美しい人妻の危険な旅


プロ野球イーグルズのスカウト浜田浩(小林稔侍)が伊豆へ出張に行くことになった。
妻の静子(梶芽衣子)は浜田から大切なことに遣うためということで
預金から300万円引き出したことを知らされた。


浜田は以前は野球のコーチをしていたが、
監督が辞めたときにコーチとしての職も失った。
浜田はまたコーチの仕事に戻るかもしれないと静子にいう。


だが、静子はスカウトの仕事の方が安定しているために
このままでいいのだというと、浜田は突然
「お前もオレを飼い殺しにするつもりか」と怒り出し伊豆へ向かった。


その浜田が、翌日伊豆の崖に転落して死亡した。
突然の知らせに驚いた驚いた静子は急いで伊豆へ行った。




刑事(笠井一彦)は崖に滑った跡があり浜田が
自殺したと見ていたが、静子は信じられなかった。


菊川という新人投手を巡って浜田がかつての後輩で
現在はライバル球団ジャガースのスカウト
柏木(勝野洋)に菊川を奪われ、
争奪戦に敗れていたことを静子に説明した。



美しい人妻の危険な旅



静子は浜田が宿泊したホテルに泊まり、担当の仲居香川芳江(池波志乃)から
浜田の様子について尋ねた。
芳江は夜九時頃に、浜田宛に菊川から電話があり、その後ウイスキーを
ボトルで頼んで飲み、部屋には「菊川」「直球」などと書かれた紙が破り捨てられていたという。


しかし、静子は浜田が酒もたばこも飲まないことから嘘だと思った。
そこへ柏木が静子に会いに来たと連絡が入り、静子は部屋を出て会いに行った。


静子が着くと、新聞記者の芦沢(三澤慎吾)がやってきて、浜田は柏木に殺されたようなもんだという。
浜田が狙っていた新人投手を、横から奪い取ったのが柏木だというのだ。


柏木が来て二人の中に割って入ってきた。
芦沢も菊川のことをスクープしたことで、菊川が争奪戦となり
契約金が跳ね上がったのだという。
柏木と芦沢は菊川の件でいがみあっていて
静子は夫がいた世界の裏舞台を見せられてしまった。


芦沢が帰ると、柏木は浜田との中は今聞いた通りで
結果として浜田を裏切るような形になってしまったことを静子に詫びた。




葬儀を済ませた静子は帰宅すると、遺品の中に300万円もする
エメラルドの指輪の領収証を見つけた。



美しい人妻の危険な旅

仕事が絡む品かと思い、静子は球団へ確かめに行くが
球団側では心当たりがないのだという。



静子は領収証の店へ直接確かめに行った。
従業員は浜田が一人で買いに来たことを認めると
指輪のサイズは8.5だったといい、静子のために購入したものではないことがわかった。





これ以上、調べる材料がなくなった静子は柏木に相談することにした。
静子は浜田がどこかのコーチになるつもりだったが、
それはイーグルスでないような気がしたこと
最後の別れの言葉が「お前もオレを飼い殺しにするつもりか」という
「お前が」ではなく、「お前も」という部分が気になっていることを話した。




そして、エメラルドの指輪についても調べたことも話すと
柏木はそれがもし菊川の周辺へ贈るつもりであったのなら
自分の問題でもありマズイことになるといい指輪を借りると
慌ててどこかへ行ってしまった。



その後、柏木は静子に菊川の高校時代の監督羽田野(加納竜)に
心当たりがあるか聞いたが収穫がなかったことを伝えた。
浜田が菊川に目をつけたことを柏木に教えてくれたのが羽田野だったのだ。



静子は伊東へ行き、自宅から見つけたレントゲン写真を柏木に見せた。



美しい人妻の危険な旅

柏木はそれが骨折した左手だといい、自分も同じ個所をやり引退したので
間違いがないといい、写真をもって部屋を出て行った。


もしあのレントゲン写真が菊川のものであれば
浜田はそのことを知っていたはずで、
たとえ菊川を柏木のところへ取られたとしても
ヤケ酒を飲むようなことはしないはずだと静子は考えた。




羽田野から話を聞くために静子は会いに行った。
野球の練習をしているそばでバスケットボールの選手が
利き腕の左腕を骨折し、右手で練習をしていた。


美しい人妻の危険な旅

羽田野は浜田の女関係に心当たりがないという。


その後、柏木はレントゲン写真が菊川のものではなく
菊川は骨折をしていなかったことを静子に報告する。
それを聞いた静子は明日帰って新しい人生をスタートさせる決心をした。



翌朝、新聞を見た静子は、銀馬車のホステスから
300万円のエメラルドを盗んだ犯人が逮捕された記事を読み
浜田の領収書と合致することから、警察に事情を聴くことにした。


その夜、銀馬車へ行き竹村伸子(かたせ梨乃)と会い
自分が浜田の妻であることを明かし浜田との関係を聞こうとした。



美しい人妻の危険な旅

伸子は浜田は妻が亡くなって独り身であり、
エメラルドの指輪を渡されプロポーズされたのだという。
静子は嘘だと反論するが、勤務中であることから
翌日の1時、向かいの喫茶店で話すと言われ一旦引き返した。



約束の時間、銀馬車で伸子を待つがとうとう現れず
店へ行ってみると、マスター(石倉三郎)は伸子は
突然店を辞めていたことがわかった。


美しい人妻の危険な旅

伸子の住所を強引に聞き出した静子は伸子の家を訪ねた。




あいにく伸子は出かけていて部屋で待たせてもらうと
伸子の弟が帰ってきた。
それは羽田野の学校にいた左手を怪我したバスケの選手
健太郎(伊藤彰)だった。



美しい人妻の危険な旅

静子は部屋に健太郎の賞状があったことから話を聞くと
バスケ選手の健太郎が野球の投手としても才能があることを見抜いた
浜田が彼に野球への転向を熱心に進めていることがわかった。


健太郎は両親を早く無くし姉の伸子と住んでいた。
伸子は弟がプロを目指すことに一旦は賛成したものの、
その後態度を翻しなぜか猛反対していた。


静子と健太郎が話していると帰宅途中の伸子と会った。



静子は伸子と二人きりになると浜田との関係を聞き出した。
浜田は健太郎を自分が面倒見ることに反対している伸子の許しを得ようと
酒が飲めないながらも何度も銀馬車へ通っていた。


浜田の熱意に負けた伸子は、最後は折れてその時に関係が出来てしまった。
その直後に、健太郎が左腕を骨折してしまったのだ。


静子はエメラルドの指輪が手切れ金なのだと気が付いた。
だが、伸子は愛の証だと言い張ると、その場から走り去っていった。
羽田野が来て、伸子に言い寄っていて、
その様子を陰からこっそりとみていた。




美しい人妻の危険な旅

静子はこれまでに分かったことを柏木に報告すると
健太郎を別の医者に見せるように言われた。
言われたとおりに、健太郎を別の病院へ連れていくと
健太郎も左腕は骨折ではないことが明らかになった。


静子がわざと佐藤が誤診したことを伝えると
柏木は浜田はイーグルスではない球団に
健太郎を売り込んでいてそこでコーチ復帰を目指して
浜田の本命が健太郎であり、それを隠すために
菊川を狙っているようにカモフラージュしたのだろうと言った。



美しい人妻の危険な旅

これで浜田と柏木の間に確執がなかったことがわかり
ふたりはホッと胸をなでおろした。


誤診した佐藤接骨院がなぜそんなことをしたのか探るために
柏木は佐藤(松山照夫)に会いに行った。


美しい人妻の危険な旅

なぜ偽のレントゲン写真を使って
誤診したのかを聞こうとするがのらりくらりと逃げられた。




その夜、道で芦沢がいるのを見つけた柏木は
健太郎の件にも芦沢が絡んでいると思い
怒りにまかせ力づくで芦沢の口を割らせようとした。


芦沢は柏木が一体何を興奮しているのかわからず
二人は一杯飲みながら冷静に話すことになった。



美しい人妻の危険な旅

芦沢は菊川の件は、浜田と柏木の間で争奪戦が行われていると思い
スクープしたが、ただそれだけで菊川側に頼まれたわけでもなかった。
健太郎や佐藤接骨院の件については、何も知らなく初耳だった。


芦沢は佐藤が羽田野の遠縁にあたり、野球監督をしている羽田野が
銀馬車へ何度も通っている姿を目撃されていることを柏木に話した。


銀馬車へ羽田野が行ったのは、そこに恋人の伸子が勤めていたからで、
羽田野の姉が宿泊したホテルで仲居をしていることがわかった。
その仲居が芳江だったのだ。



その頃、ホテルで大浴場から出てきた静子に仲居(高橋恵子)が話しかけていた。
彼女の話では自分が浜田の担当だったのだが、
芳江から言われて浜田の担当を代わっていたことを知った。


美しい人妻の危険な旅

仲居の話では、浜田はホテルに着くと、3時頃車で出かけて行った。
その時、芳江へ9時に帰るが、その間に菊川から電話がはいったら
そのように伝えてくれといい、夜の9時に戻ってきたということだった。
二人の会話をこっそりと芳江が盗み聞きしていた。



静子が部屋に戻ると、夕食の支度をしに芳江が入ってきた。
そこへ柏木から電話が入る。





柏木は羽田野の恋人が伸子で、姉が芳江であり姉弟の遠縁に佐藤がいて
人間関係が絡み合っていることから、芳江が勤めるホテルにいる
静子の身が危ないと思い、ホテルを今すぐ出て伊東で落ち合おうと伝えた。




しかし、静子は出発を確かめにきた芳江に
浜田はあの日3時から9時までの間誰かと会っていて
その間に菊川から電話があったらそう伝えてくれと言われていた。



もし、浜田が菊川との交渉のためにここに来たならば
自分から電話を掛けるはずだし、9時過ぎに電話があったのが
菊川というのも嘘ならば、菊川を獲得できないショックから
酒を飲んだのも芳江が嘘をついたのだと言った。



もともと浜田の部屋の担当ではなかったのをかわってもらったし、
今も自分の担当となって行動を監視していると詰め寄る。




芳江は興奮して自分を犯人のように扱いひどいというと
冷静になった静子は、浜田が会っていたのは佐藤で
他にも分かったことがあるので明日警察へ行くと話した。

美しい人妻の危険な旅


その前に、今から浜田が亡くなった場所へもう一度行ってみたいといい
部屋を出て行った。


夜の海を静子が眺めていると、芳江から知らせを受けた羽田野が来た。


羽田野は浜田が死んだときに会っていた相手だった。



浜田は、伊東へついた日に、レントゲン写真が別人のもので
羽田野がそれを使って自分を健太郎から手を引かせようとしていることを知った。


夜、羽田野と会うとそれを話し二人はもみ合っているうちに
浜田は崖から足を滑らせて転落死してしまったのだ。




羽田野は殺すつもりはなかったというが、自首をすすめても拒否してきた。
殺されるかもしれないと覚悟を決めてきた静子は
羽田野に一緒に死んでくれと海へ身を投げようとするが
柏木や刑事たちが来てこれを阻止し、羽田野は逮捕された。



翌朝、浜田が死んだ場所には静子と伸子がいた。
エメラルドの指輪を伸子が返し、静子に浜田との本当の関係を打ち明けた。




美しい人妻の危険な旅

伸子は羽田野と結婚するつもりだった。
浜田が健太郎をスカウトした時に、羽田野に相談すると反対された。
それまで伸子は賛成していたが、羽田野の意見を聞き態度を変えて反対していたのだ。



両親を失っていた伸子たちに親身に接してくれていた羽田野だったが
ある日、羽田野が健太郎を浜田に渡したくなかったのは、
自分が健太郎を使い契約金を吊り上げ大金をせしめようとしていることが分かった。


そこから、伸子の羽田野への気持ちは冷めていき
これまで熱心に通ってくれていた浜田へと向いていった。
だが、浜田は最後まで伸子には手を出さなかった。




そんな時に健太郎が事故にあい左腕を怪我してしまった。
はじめは浜田も骨折をしたと思っていて、自分が健太郎に目を付けたことで
伸子と羽田野の関係が壊れてしまったことに責任を感じていた。




美しい人妻の危険な旅

浜田はお詫びのしるしとして、伸子に指輪を贈り
妻がいないと気を持たせるようなことをしたことを謝ると
もう二度と伸子たちの前に姿を見せないといったと
静子に本当のことを話した。




美しい人妻の危険な旅

静子は返された指輪を伸子に持っていてほしいと渡し
自分が浜田に裏切られていなかったことがわかり
今度こそ自宅へと帰ることとなった。



柏木は健太郎に浜田がスカウトしたくらいの逸材なのだから
伸子と相談して決心がついたら自分のところへ来いと言った。




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80年代後半以降は作品の出来にばらつきがありますが
これはなかなか面白かったですね。



新聞記者役の三澤慎吾が印象に残りました。