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2009/01/01
展覧会レポート昭和のドラマ昔の土曜ワイド劇場懐かし邦画

2009年01月

        

「殺しの連鎖反応・努力しないで出世した男」(1983年)フランスのブラックユーモアサスペンスのドラマ化

category - 土曜ワイド劇場
2009/ 01/ 29
                 
今では司会、ニュースキャスターのイメージが強い
関口宏だが、昔はしっかり俳優業もやっていた。


土曜ワイド劇場にも何作か出演していて
評価が高いのが主演した「殺しの連鎖反応」です。



●「社内結婚・殺しの連鎖反応
”上司の女房はいい女”」  1983年1月29日
原作: フレッド・カサック  『連鎖反応』
脚本: 窪田篤人
音楽: 田辺信一
監督: 降旗康男
制作: C.A.L
出演: 関口宏、新井春美、高沢順子、江原真二郎、
岸田森、小倉一郎、藤村有弘、弓恵子、野口元夫ほか



ワンマン社長高砂大造(野口元夫)が率いる
中堅商社の高砂商事は、上司が死ぬと直属の部下が
そのまま昇格するというユニークな社則で有名。


社内はアメリカの商社との提携をめぐり、
寺沢専務(江原真二郎)派と
村松常務(藤村有弘)派が対立していた。


石丸秀夫(関口宏)は、高砂商事の第一営業係長。
派閥争いには関心はないのだが
所属部課の関係から否応なしに
常務派に組み込まれていた。

石丸は、社内で美人と評判の
総務課の田島美和(新井春美)と婚約していたが
美和が独断で寺沢に仲人を頼んだことから
平凡なサラリーマン生活を送っていた
石丸の人生の歯車が狂い出してくる。


殺しの連鎖反応 関口宏




課内では裏切者呼ばわりをされ村八分状態になるし、
なんとなく関係を続けてきた愛人のホステス
由香(高沢順子)からは妊娠を告げられる。

殺しの連鎖反応 フレッド・カサック

そんな中、石丸は寺沢の妻道子(弓恵子)と部長の情事を目撃してしまう。

人生に行き詰った石丸の胸に
部下の小野和彦(小倉一郎)が言った
「今までにだれか人を殺したいと思ったことはありませんか?」
という言葉が重い響きを持ってきた。

ふと芽生えた殺意は、やがて会社をゆるがす殺人事件へと発展していく。




このドラマ前の年の1982年の春頃に放送予定だったが
1982年3月に藤村有弘が亡くなったことにより
放送を見送っていた。

しかし、1982年12月に岸田森も亡くなり、
二人への哀悼の意を込めて
翌月の1983年1月に敢えて放送に踏み切った。

劇中でも常務の藤村と、常務派の岸田がからむシーンもある。


原作はフレッド・カサックの『連鎖反応』



殺人交叉点 (創元推理文庫)の中に収録されています。


ブラックユーモアが冴えるサラリーマン・ミステリーで
そのあたりがいかにもフランス人らしい。

土曜ワイドではキャスティングこそ地味ですが
だからこそ余計に奇をてらった
上司が死ぬと部下がそのまま昇進する
ところてん方式のへんな社則がある設定も
違和感なくすんなりと受け入れられる。


美女シリーズでもセットのチープ感や
現実離れした奇抜なストーリーも
天知茂はじめ俳優陣や井上梅次の力量で
見事に何度見ても飽きない作品に仕上げている。


今回も私的にはシリアスコミカルなイメージがある
藤村有弘や、独特な不気味さを持ち
小柄ながらも存在感がある岸田森が
しっかりと脇を固めている。


現在のドラマなんかでみる
演技してますってな芝居じみた演技ではなく
設定がどうであれ自然と溶け込んで見える
演技をする昔の俳優陣は安心してみることができる。


藤村有弘は美女シリーズの
「黄金仮面」での執事役も良かったですね。
藤村有弘、岸田森も好きな役者です。


そして、ドラマも万事うまくいくかと思いきや
ラストはそうくるかという皮肉な終わり方だったと記憶してます。
意外性がありみどころ十分です。


「殺しの連鎖反応」は昔の土曜ワイド劇場が
好きなファンの間でもとても評価が高い作品です。

私も一度見ましたが、もう一度見たいです。



            
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「テレビドラマ殺人事件・影の告発」(1980年) 土屋隆夫の千草検事シリーズ『影の告発』

category - 土曜ワイド劇場
2009/ 01/ 19
                 
以前書いた『悪女の仮面・扉の陰に誰かが・・・・』の
翌週に放送された「テレビドラマ殺人事件」。


音楽は倍賞千恵子の夫の小六禮次郎。
他にも土曜ワイドの音楽を沢山担当しています。
土曜ワイド劇場のイメージにない倍賞千恵子だが
最初の方はいくつかの作品に出演しています。




●「千草検事の大逆転!テレビドラマ殺人事件・
影の告発」  1980年1月19日
原作:  影の告発 / 土屋隆夫
脚本: 中村勝行
音楽: 小六禮次郎
監督: 降旗康男
制作: C.A.L
出演: 江守徹、黒沢年男、丘みつ子、
大谷麻知子、小池朝雄、藤木敬士、
新橋耐子、真山知子、高原駿雄、
内田稔、久我直子ほか


デパートのエレベーターで高校の校長城崎(内田稔)が殺害された。


千草検事(江守徹)と、野本刑事(小池朝雄)は、
現場に落ちていた名刺から宇月(黒沢年男)という
放送作家を洗い出した。

宇月は自分の書くテレビドラマで殺人を予告していた。

城崎は教育者として安定した生活を送っていたが
実は過去に殺人を犯していた。

その被害者の息子が宇月だったのだ。
宇月は城崎の完全犯罪をテレビドラマ化して
告発していたのだった。


しかし、宇月には完全なアリバイがあった。
千草は宇月の鉄壁のアリバイを崩そうと奮闘する。










原作は土屋隆夫の”千草検事シリーズ”で同名タイトル。
昭和38年の日本推理作家協会賞受賞作品である。



長編の本格推理小説となっており読み応えがあります。
14章から構成されていて、各章の冒頭には必ず
ある少女の不幸な生涯が少女の心の会話によって綴られている。


東都デパートでは地方から修学旅行でやっていくる
学生たちや、人気歌手のイベントもあり混雑していた。
満員のエレベーターの中で、光陽学園校長の城崎達也が
注射器か何かでストリキニーネを臀部に打たれ毒殺された。

エレベーターガールの竹原佐知子の証言によると
「痛いじゃないか」という声と「だめだよ、ふざけちゃ。」
という男の声が聞こえたという。
「だめだよ、ふざけちゃ。」と言った声は、
直観で被害者の連れのように感じたと話す。
そして、被害者は「あの女がいた・・・」という
謎の言葉を残して息を引き取った。


被害者の上着の内ポケットには、24,5歳の女性と
オカッパ頭の少女の写真があった。
写真には ”1949年 俊子” と書かれている。

「あの女がいた・・・」という女はこの写真と関係があるのか。


エレベーター内には何者かが残した1枚の名刺があった。
名刺のアスター化粧品の部長尾木精一のもとを野本刑事が訪れる。
尾木には当日のアリバイがあったため、もらった何者かが落としたのではないかということになった。
仕事がら沢山の名刺を渡していた尾木だが
書体を変更したこの名刺は事件前日の夕方以降から使用を始め
まだ5枚しか配っていないことが判明する。


野本たちはその5人を洗い出し、シナリオライターの宇月悠一という男をマークした。
だが、宇月には当日、信州へ旅行に行っていたという鉄壁なアリバイがあった。

東京で写真をとり、その後信州で、再び東京でと撮影した時の第三者の証明もある。
また、現地へいってなければ知りえなかった犯行当日のエピソードや
現地で落とした名刺入れを子供がその場所で取得したりと完璧なアリバイになっている。


しかし、検事の千草は宇月犯人説を強く支持し、これを崩そうと奮闘する。


被害者の城崎は、妻の文代と子供と暮らしていた。
ともに再婚同士で文代は年若い妻だった。
その城崎邸へは光陽学園を辞めた西田住男という男が出入りしていた。
文代と不倫関係にあったのだろうか?



また城崎が持っていた写真は文代と結婚する前の昭和24年のものだが
城崎は文代と再婚する際にお互いの過去を捨てようと
昭和26年以前の写真を全て焼却していた。



城崎の最初の妻は浪江といい、初婚の城崎よりも年上で
不妊を理由に離婚していた過去があった。
美しい容姿でもなく、年上の女。
だが、城崎は浪江と結婚することで社会的地位を得たのだ。
浪江の父が光陽学園の前身光陽中学の理事だった。
それを城崎が校長に就任してから、飛躍的に発展させた。



浪江は交通事故で亡くなっていた。
ノイローゼ状態で医者にもかかっていて、フラフラと道路に飛び出してきたようだ。
再婚もして幸せだったはずの浪江だが、死ぬ前に城崎の家のベランダから
城崎の仲人の男藤沢が転落死していたのだ。

当時城崎夫妻が戦争孤児を引き取っていて、その少女のいたずらが
ベランダから藤崎を突き落とすという形になってしまった。
その後、城崎は少女を施設へ返し、妻が事故死したあとは自宅も売却した。


その少女こそが、写真の俊子だった。
野本は俊子がいた施設の経営者の娘木戸佐智子に当時の話しを聞きに行く。
だが、肝心の俊子は17歳で睡眠薬を飲んで自殺をしていた。
俊子は幼い時に犯した殺人で心が病んでいた。


俊子はあるドラマを見てから自殺を決心したようだった。
そのドラマは宇月が書いたものだった。
宇月は自分が書くシナリオで過去の殺人を告発していた。



千草たちは、宇月の本名が藤沢広夫であることから、
転落死した藤沢の息子であり復讐のため城崎を殺したと動機をつかむ。
宇月は佐智子や俊子に接触したはずだ。
俊子は死んでしまったが、佐智子はまだ生きている・・・


しかし、そう思うより早く先手を打たれてしまい、第2の殺人が行われてしまった。
佐智子が自宅で絞殺されたのだ。
またしても宇月には完璧なアリバイがある。

千草たちは、2つの殺人における、宇月の鉄壁なアリバイをどう崩したのか?


各章の冒頭に登場する、少女の独白は、
宇月が新しく書いているシナリオだった。





影の告発 / 土屋隆夫


昭和30年代後半に書かれたものなので、いろんなものが古臭いので
土ワイで放送された昭和55年当時の時代に沿ってうまく脚色されたのでしょう。

原作の「影の告発」をサブタイトルにして、
メインを「テレビドラマ殺人事件」にしたことで
グッと興味がわいてきます。


時代を感じさせられるのは、最初に出てくる東都デパートの部分。

地方の中学生や高校生たちの修学旅行での観光コースになっているところ。
大型バスが次々と到着し、デパートでも専任の係員が待機している。
好奇心旺盛な彼らが興味むき出しでデパートの中を歩き回る。
エレベーターも物珍しく、わんさか乗ってきてエレベーターガールは半ばうんざりしている。
最後には東都デパートから店名入りの鉛筆を1本ずつ彼らにプレゼントする。

この生徒たちは買い物客ではなく、見学者なのだが1年後には状況してきて
将来の購買層に成長するのだ。


第1の被害者城崎がかつて殺人の道具のみに拾ってきた少女も戦争孤児だし。


そういう古さはありますが、結構面白くて一気読みしちゃいました。


余談ですが、今回土屋隆夫の「影の告発」を読んで
以前見たTBSのザ・サスペンスの「影の複合」というドラマを思い出しました。
似てたような印象があるんで、今度時間があるときに軽く見直してみるかな。



                         
                                  
        

「松本清張の小さな旅館」 (1981年)

category - 土曜ワイド劇場
2009/ 01/ 17
                 
●「松本清張の小さな旅館」  1981年1月17日
原作: 松本清張  『小さな旅館』  
脚本: 猪又憲吾
音楽: 菅野光亮
監督: 斎藤武市
制作: 東映
出演: 坂口良子、田村高広、森田健作、目黒祐樹、
吉行和子、山田吾一、戸浦六宏、西尾三枝子ほか



松本清張の小さな旅館



書道研究家で資産家としても知られる森田修平(田村高広)は
妻に先立たれて一人娘の敦子(坂口良子)を男で一つで育て上げた。



敦子は三年前に修平が探してきた相手と結婚した。
夫の順治(目黒祐樹)は一流商社のサラリーマンで
二人の間には一歳になる息子がいた。


ところが、順治は子供が出来ると露骨に財産が目当てで
結婚したという本性を現してきた。
敦子にも乱暴をはたらく順治に、修平は殺意をつのらせていく。


修平は順治殺害の完全犯罪を計画する。




                         
                                  
        

「愛の妖精殺人事件・鮮やかなフィナーレ」 (1983年)  パトリック・クェンティン 『女郎蜘蛛』

category - 土曜ワイド劇場
2009/ 01/ 15
                 
●「愛の妖精殺人事件・鮮やかなフィナーレ」  1983年1月15日
原作: パトリック・クェンティン  『女郎蜘蛛
脚本: 福田善之
音楽: いずみたく
監督: 斎藤武市
制作: 東宝映像
出演: 古谷一行、森下愛子、岸田今日子、
新藤恵美、森本レオ、穂積隆信ほか


愛の妖精殺人事件

演劇プロデューサー朝永亮(古谷一行)と女優の愛子(新藤恵美)は
芸能界のオシドリ夫婦として知られていた。

愛子が海外ロケに出発した夜、あるパーティーに出席した朝永は
作家志望の娘奈美(森下愛子)にあった。

朝永は愛子がいないのをいいことに妖精のような奈美に
昼間だけ部屋を貸した。


だが、妻が帰国した日に、奈美は彼の部屋で
赤いスカーフで吊るされて殺されていた。

朝永は容疑者として連行される。










演劇プロデューサーのピーター・ダルースの妻で女優のアイリスが
母の静養に付き添ってジャマイカへ行くことになった。
アイリスがいなくなってしまうと、ピーターは寂しさを感じた。



上の階に住む女優のロッティ・マリンからパーティーに誘われて
あまり気分がのらないながらも参加することにした。
ロッティは現在の夫、ブライアンと二人暮らし。




そこでピーターはナニー・オードウェイという作家志望の娘とであった。
誰が連れてきたのかわからないが20歳そこそこの若い女だ。
パーティーにはピーターの知り合いが沢山いたが
業界の狭さに窮屈さを感じていたし
ロッティの無神経な発言もあってナニーと話をした。



ナニーはピーターが、プロデューサーのピーター・ダルースだとわかると
妻のアイリスを愛していると書いてあったコラムを読んだといってきた。
ピーターはそのとおりだといい、ナニーと一緒に部屋から出ると
食事をすることにした。
アイリスを愛していたし、ナニーに女性として興味をもったわけではなかったので
そのまま送ってやりアパートへ帰った。




翌日、ロッティからナニーのことを聞かれた。
やましいことがないので正直に答えると
危うい局面になっても自分の気持ちが揺るがないことを
確かめたくなってナニーの手紙に書かれていた番号に指が動いていた。


ナニーはクレア・アンバリーというルームメイトがいたが
ピーターが行ったときは不在だった。
ナニーと二人で過ごしても何も起こらずナニーも
女と男が友達になれることを喜んでいた。




ある日、ピーターの秘書のミス・ミルズがグロリア・オドリームと言う女が
昨日ピーターから地方巡業にいれてやるといわれたのでオフィスに
来ていると告げた。
ピーターにはまったく心当たりがなかった。
それはナニーのジョークで、彼女は原稿がボツになったといい
また電話してというと帰っていった。



ミス・ミルズは「何者なの?クリスマスツリーのてっぺんから舞い降りた
ヘリオトロープの妖精?」と茶化してきた。




アイリスには毎日手紙を書いていてナニーのことも知らせていた。
ピーターは酔いも手伝って夜遅くにナニーに電話すると明日の夕食に誘った。




翌日ナニーを自分の家へ招き入れるとナニーは部屋をみて羨ましがった。
ルームメイトと一部屋をシェアして狭苦しいところで一生懸命原稿を書いている
そんな姿がピーターの頭の中に浮かんだ。
彼女もこんなところで原稿を書けたら、勝手に入って数時間借りて
ピーターが仕事で使う前に帰っていく、そんなことをつぶやいた。




ピーターはこの部屋を寝る意外ほとんど使っていない。
大作家を目指す若い女にふと父親のような親切心が出て
午前中ここを使ったらいいと合鍵を渡した。
嬉しさで溢れてくる涙で言葉が続かないナニー。




こうしてしばらくの間、ピーターが不在の間に少しの時間だけ
ナニーがその部屋で執筆活動を行うことになった。
その間出入りするのはロッティの部屋を掃除し終わった
家政婦のルシア・コレッティくらいで彼女にもこのことを伝えた。



ある日、ピーターは早めに仕事が終わり六時頃家に帰った。
そこには午前中だけ部屋を貸していたナニーがいて
時間が経つのが早くてとバツが悪そうだった。
しかし、持ち込んだ古いタイプライターでせっせとなにやら書いている。



ピーターは余っていたチケットがあったので芝居に誘った。
ナニーが着ていく服がないというので、アイリスの服を貸してやった。
ナニーはピーターに絵を描いてくれそれが慰めにもなっていた。




この夜男女関係における話題のながれから
アイリスが二年前にメキシコでマーティンという男性と
不倫関係があったことを話してしまった。

ピーターはアイリスを愛しているのでそれが揺るがないというと
奥さんが帰ってきたら自分のことを忘れてしまうでしょうねといわれ
そんなことはないと頬にキスをした。
でもそれは嘘で、アイリスが帰ってきたらナニーのことは忘れるだろうと思った。




いよいよアイリスが戻ってくる日がやってきた。
ナニーのことも話してあったので、アイリスも彼女に会いたがった。



部屋に入ると蓄音機がなっていてナニーがいるのだと思った。
そして、少女がロープで首を吊っている絵が描かれ
その下に「愛の秘密は死の秘密より大きい?」という言葉があった。
蓄音機を切り戸口で足を止めると、目に飛び込んできたのは
シフォンのスカーフで首をくくりシャンデリアにぶら下がったナニーの姿だった。



ピーターはアイリスに主治医のドクター・ノリスに電話するようにいい
ノックの音にノリスが来たのかと思い玄関へ行くと
ロッティとブライアンが部屋の中に入ってきた。
のにーを見たロッティは悲鳴があげた。
彼女はあんたのせいでノニーは自殺したんだと責めた。
ノリスが来た後、トラント警部補もやってきた。



ピーターはノニーとのこれまでのことを正直に話した。
彼女が書いた絵とメッセージから誰しもがピーターが自殺に追いやったと思うだろう。
「タイムズ」でもプロデューサーピーターと、女優アイリスの部屋で
若い女が死亡したということで大々的に記事がかかれていた。


ナニーがピーターに恋をしていたことはないので
彼はなんとしても真実を証明したかった。
だが、その後はピーターが思いもよらない方向へ進んでいった。




ナニーの同居人クレア・アンバリーはピーターとアイリスは
愛し合っており離婚すると約束されていて
プラトニックな仲ではなく、亡くなる前夜も様子がおかしかったと
警察に証言した。



さらに家政婦のルシア・コレッティの妹もルシアから聞いたとして
ナニーがアイリスのパジャマを着てベッドで寝ていたと話し出した。



女と男が友達になれるって素敵な事だと思う、といっていたナニーが
だんだん恐ろしくなっていった。
彼女は異常だったんだとピーターは思った。



しかもナニーからジャマイカの住所にアイリス宛てに送られてきた
タイプライターで打たれた手紙が転送されてきて
自分とピーターが恋に落ちたが、自分から身を引いたこと。
アイリスとマーティンの不倫の恋についても書かれていた。
ショックを受けたアイリスのしばらくの間家から出ていく事になった。




検視の結果、自殺だと思っていたナニーの死因は
他殺だということがわかった。
ナニーはピーターから妻を奪っただけでなく
殺人犯に仕立て上げようとしたのか。



ピーターは彼女を蜘蛛だと思った。
灰色の目立たない小さな蜘蛛が繊細で巧妙な巣を張り
暗い隅に隠れて犠牲者に襲い掛かろうとしている。



トラント警部補はアリバイの裏付けが大事だと言ったが
その頃ひとりで映画を見てたピーターのアリバイ証言をしてくれるものはいない。
彼はピーターをナニー殺しの犯人だと思っている。
自分で身の証を立てるしかなくなったピーターは無実を証明するために
真犯人を探す決意を固めた。



ナニーの過去を追うために、彼女のアパートに行くことにした。
そこにはクレアの他に兄のジョンが居て
彼がナニーに結婚を申し込んでいたことを知る。



ミス・ミルズからナニーが書いたと思われていた絵とメッセージが
筆跡鑑定の結果から偽造だったことがわかった。



そして、ナニーのナイトクラブ時代の同僚アンに会うことが出来た。
その頃から、ナニーが人に近づき取り入って、居場所を見つける能力に長けていた。
クレアとジョンのアンバリー兄妹にもこうやって取り入っていた。
彼らはボストンの名家で、お金持ちで未婚の兄がいるんじゃないかと狙っていたのだ。
すぐにナニーは目的を果たし、クレアのアパートに引っ越していった。



彼女がピーターに近づいたのも大物プロデューサーで有名人だったからだ。
ピーターが女優のアイリスと結婚してもひるむ女ではなかった。
ただ、ナニーの予想に反して、ピーターを落とすことはできなかった。
そこで、自分が妊娠したことを知ったナニーはゆすりに目的を変更した。




ナニーはクレアの前にもルームシェアをしていた。
その相手は女ではなく男であり、
一度そこへ行ったアンから住所を聞いたピーターはそこへ向かった。



その部屋は俳優のゴードン・リングが住んでいた。
ゴードンはさっきまでトラント警部補が来ていたと言った。
そして思惑は外れゴードンはナニーの叔父だった。
ゴードン不在の間に男を連れてきていた様子があり
ナニーが妊娠していたことも知っていた。
彼女はゴードンに相手がピーターだと話していたことも分かった。



クレアはナニーがジョンに結婚を申し込まれる以前から
好きな男性がいたと思っている。
ピーターはクレアの家へ行き、ジョンが結婚を申し込んだ時期が
自分とパーティーで出会う以前かどうかを確かめるために
もう一度クレアに会うことにした。



そこである重要な事実をつかむ----。




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リチャード・ウィルスン・ウェッブとヒュー・キャリンガム・ホイーラーの
パトリック・クェンティン名義の「女郎蜘蛛」(1952年)の新訳版を読みました。


あいまいな記憶ですが、土ワイでは旧約版のタイトル
「女郎ぐも」でクレジットされていたはず。



2014年のものなので、さすがに読みやすかったです。



パトリック・クェンティンの代表作に”パズルシリーズ”があります。



心理療養所を舞台とした「迷走パズル」で始まり、
ブロードウェイで「俳優パズル」、
サンフランシスコのサーカス「人形パズル」
ネバタ州タホ湖畔の大富豪tの邸宅「悪女パズル」、
西海岸の一課「悪魔パズル」、メキシコの「巡礼者パズル」など
舞台を変えて全八話の長編がかかれ
演劇界を舞台とした最終話がこちらです。



「わが子は殺人者」や「二人の妻をもつ男」に出てきた
ニューヨーク市警のティモシー・トラント警部補が初登場しています。



パトリック・クェンティンはイギリスからアメリカに帰化した
リチャード・ウィルスン・ウェッブとヒュー・キャリンガム・ホイーラーの
共作ペンネームです。

1963年にコンビを結成後、「迷走パズル」などを発表し
「女郎蜘蛛」を最後にウェッブは小説を書くのをやめてしまったそうです。


一部「女郎蜘蛛」はホイラーの単独作品と紹介されているようで
このあたりは正確にはわからないようですね。






                         
                                  
        

「悪女の仮面・扉の陰に誰かが・・・・」 (1980年)シャーロット・アームストロング「悪の仮面」のドラマ化

category - 土曜ワイド劇場
2009/ 01/ 12
                 
アメリカの女流作家シャーロット・アームストロングの
「あほうどり」(『悪の仮面』より改題)を土曜ワイド劇場で
豪華キャストによりドラマ化。


中でも美人姉妹を演じた
酒井和歌子と浅野温子の演技が見もの。

ロマンポルノ出身の神代辰巳監督が
メガホンをとり、にっかつが制作した。


●「悪女の仮面・扉の陰に誰かが・・・・」  1980年1月12日
原作: シャーロット アームストロング  『悪の仮面』 
脚本: 田中陽造、伊藤秀裕
音楽: スペース・サーカス
監督: 神代辰巳
制作: にっかつ
出演: いしだあゆみ、酒井和歌子、浅野温子、
山本圭、河原崎長一郎、中尾彬、宮井えりな、
石橋蓮司、絵沢萌子、坂本長利、玉井謙介ほか



悪女の仮面・扉の陰に誰かが・・・


インテリアデザイナーの鳴海(山本圭)は、
妻の涼子(いしだあゆみ)と箱根に旅行に来ていた。

涼子は具合が悪くなったのだが、それは妊娠していたからだった。


涼子が、ホテルの部屋で休んでいたところ
元ボクサーの黒川(石橋蓮司)に襲われた。

戻って来た鳴海が黒川を殴り倒して事なきを得たが、
翌日黒川が急死する。

鳴海は自分のせいではないかと考えた。

黒川の葬儀後、黒川の美貌の妻アキ(酒井和歌子)と
半身不随で車いす生活の妹ユキ(浅野温子)を
鳴海はしばらく自宅に住まわせてやることになるが
姉妹の仕掛ける恐怖の罠にはまってしまう・・・


こちらは2015年3月にシネマヴェーラ渋谷で
「神代辰巳の世界没後20年メモリアル特集」
としても上映された。

2006年頃にもミステリーチャンネル(現・AXNミステリー)でも
放送をされていたようなので見た人も多いんじゃないかな。



夫に先立たれた美貌の未亡人酒井和歌子と
わがままで屈折した性格の妹浅野温子。
山本圭のせいで死んだと思われた石橋蓮司だったが
やがて事件の真相があきらかになると
最後に酒井和歌子の仮面がはがされ
本性がむき出しになる・・

保身のため酒井和歌子は全ての罪をきせようと
浅野温子を火だるまにしてしまい
車いすのまま坂を転げ落ちていくシーンがすごかったとか。


酒井と浅野は1984年の「女の銃」でも
後妻と先妻の娘という関係で共演しています。


映画「青春の蹉跌」や「もどり川」が有名な神代辰巳監督ですが、
土曜ワイド劇場ではこの他にも監督をつとめ
中には脚本のみで参加した作品もあります。





原作はアメリカの女性推理作家
シャーロット・アームストロングの『悪の仮面』
後に『あほうどり』と邦題が改められている。


これは「あなたならどうしますか?」という
短編集の中に収録されている。



あなたならどうしますか? (創元推理文庫)


海外ミステリーによくある侵入者モノ。

穏やかだった日常に、これまで知らなかった
人物が侵入して、恐怖に陥れ生活を破壊していく。
1982年に土ワイで放送された「銀の仮面」もそんな感じでしたね。



『悪の仮面(あほうどり)』は日本で映画化と
数度にわたりドラマ化されています。


土曜ワイドの「悪女の仮面」も大変評判がいいのですが
それに匹敵するくらい評価が高いのが
1971年に日本テレビの”火曜日の女”という枠で
放送された「喪服の訪問者」です。


10数年前にCSのチャンネルnecoで放送されたようで
その時見ていた人たちの感想が興味深かった。

原作や土ワイとはちょっとだけ設定が異なっており
夫婦は関口宏と丘みつ子が、未亡人役は団令子で
車いすの姉に大塚道子という配役でした。

銀行員の関口宏が自動車事故を起こし、その時の男が死んだことで
関口、丘みつ子夫婦は自分たちのせいかと思い
男の妻団令子とその姉大塚道子を自宅でしばらく預かるというもの。

姉妹は家を見つけて出ていってくれるものと思っていたが
そんな気配はなく、団令子は関口宏を誘惑するし、
大塚道子は丘みつ子を心理的に追い詰めていく・・・



某サイトでちらっとだけ見たのですが
大塚道子のメイクと表情が怖すぎ。
おまけに昆虫好きなのか、カマキリに注射したりして、
少ししか見れなかったけど不気味さが伝わってきます。


『喪服の訪問者』はDVD化されています。




喪服の訪問者 DVD-BOX [ 丘みつ子 ]


『火曜日の女』シリーズも面白い作品が
沢山あるのでのちの『土曜日の女』と合わせて
再放送をお願いしたい。


                         
                                  
        

良いこと続きでブログの更新が滞っています

category - 雑記
2009/ 01/ 11
                 
早いもので1月も半分が終わりそうですね。

私は毎年、年末近くなると「今年はホント良い年だった、来年はどんな年になるんだろう」とワクワクしながら新年を迎えるんですが、去年から今年の流れはスゴイ。


正月休みも充実してて、昨日より今日!というかんじで一日ごとにステップアップしていきましたが、その後の3連休も、2日間はお出かけをして昨日はおうちでゆっくり過ごしたんですが、お出かけした2日間驚くほどいいこと続き。


3年越しで探していた高級シャンデリアに出会えたり、他にも行く先々で待ち受けるように良いことが!


歴史あるブランド品が持つ迫力はすごくて圧倒されました。




今朝は起きたとき冷たい空気の中に満月(思いっきり欠けてました!)が見えました。
なんか良いことが起きそうな予感がして、目標へ向かって決意を新たに。



街がまだ眠っているこの時間帯をどううまく使うかによって一日が決まります。
この時間帯に良いアイデアが浮かんだり、良質な情報をゲットすることができます。


そして無事一日を終えると、またまた良いお知らせがふたつほど。

どちらも私にとって嬉しい出来事で静かに興奮してるわけですが、気がつくとこちらのブログが少しご無沙汰気味に。


本当はダイナマイト、新日ドームいずれも会場まで見に行ってよかったというような記事を書こうかと思っていたんですが、今更現地で感じた会場の熱気とかの情報要らないんじゃないかと思ってみたりも。


ひとついえることは家でテレビ観戦したり、ネットで情報漁るよりも、生観戦にこだわっていきたいなということ。


といってもむやみやたらに見に行くことは避けようと思ってますがね。


これと思ったところにはわずかながらでもお金を落として、時間も使って楽しみたいと思っています。


                         
                                  
        

新日本プロレス レッスルキングダムIII in 東京ドーム

category - 格闘技・プロレス
2009/ 01/ 05
                 
■新日本プロレス 「レッスルキングダムIII in 東京ドーム」
2009年1月4日(日) 16:00開演
東京ドーム 観衆: 40,000人








第0試合
平澤光秀&岡田かずちか&×吉橋伸雄 (6分24秒  エビ固め) ○ミラノコレクションA.T.&稔&石狩太一



去年の両国かなんかでも思ったが、以前より石狩よくなっている?
何気にミラノとのコンビがいいかんじにみえた。


第1試合
○ミスティコ&田口隆祐&プリンス・デビッド (9分50秒 ラ・ミスティカ)  ×アベルノ&外道&邪道



ミスティコの入場シーン。


ミスティコ劇場だった第1試合。
彼の動きが素晴らしすぎてこのひと言につきる。

みなさん前情報仕入れているってこともあるんでしょうが、ミスティコの動きにお客さんも声援で、本当に動きがトリッキーで魅せまくってくれました!


また、Sアリに後藤洋央紀がゲストで出たときにいってたが、入場曲がすごくイイ!!

次はもうちょっと見やすい会場で見たい。


第2試合
○獣神サンダー・ライガー&佐野巧真  (8分47秒 体固め)  井上亘&×金本浩二


ライガー人気すごい!
また佐野がソバットやりすぎ(苦笑)

金本の顔面ウォッシュで歪んだ佐野の表情がなんともいえず・・・

ライガーの入場時、その歴史を振り返るような映像に感動でした。





第3試合 IWGP Jr.タッグ選手権試合
王者組・裕次郎&×内藤哲也  (13分21秒 エビ固め)  挑戦者組・アレックス・シェリー&○クリス・セイビン
防衛失敗



これは自分的に全く予想外の結末でした。
てっきり内藤がきめようとしたとき、今回は内藤に勝たすのかと思ったのだが、逆にやられてしまうとは。

しかし、裕次郎はパワー負けしてなくいいですな。
個人的にはもうちょっとNo Limitにベルト持たせてやりたかったが・・・



でもタッグとしては相手のほうが上だった、そんな印象でした。
裕次郎&内藤ははつらつとしててハジける感じがとてもいいので、これからもっといいチームになると思うので是非奪還してほしいところだ。



第4試合 IWGP Jr.ヘビー級選手権試合
×王者・ロウ・キー  (8分48秒 変型タイガースープレックスホールド)  挑戦者・タイガーマスク○
防衛失敗



なんとなくタイガーが挑戦ということで、流れ的に王座が移動するだろうなとは思っていたが、個人的にはロウ・キーが好きなのでこの結果はショックでした。

試合内容もちょっとイマイチ。
会場がひろいとはいえ、なんか伝わってくるものがなかった試合に思えました。

ロウ・キーは新日に継続参戦しないんですかね?
気になります。



第5試合
長州力&蝶野正洋&○カート・アングル&ケビン・ナッシュ (7分09秒 アンクルロック)  ジャイアント・バーナード&飯塚高史&石井智宏&×カール・アンダーソン



長州さん人気もすごい。
地方だとやっぱり長州とか蝶野なんかは人気があるだろうってわかるんですが、東京でもなんですね。



全選手がリングにあがると、長州と石井の小ささが目立ったよ。

これは発表されたとき非常にガッカリしたカードだったんですが、そのガッカリ感を埋め切れなかった内容。

ケビン・ナッシュとジャイアント・バーナードのド付き合いは迫力があってよかったのだが、それだけに終わってしまった。

ただこざかしいマシンガンが、彼の持ち味を発揮したときは笑わせてもらったが。

せっかくアングルとナッシュを呼んだのだから、もっとうまいマッチメークをしてほしかった。
何も8人タッグで使うことはないだろうよ。




飯塚もアイアンフィンガーも出さず、印象に残らなかった試合です。



決着がついたあと、勝ったアングルをバーナードなどが痛めつけて、ちょっとした因縁が生じたかんじになってましたがだから何?といった感じです。





第6試合 世界ヘビー級選手権試合
○王者・永田裕志  (11分41秒 バックドロップホールド) 挑戦者・田中将斗×
防衛成功



ボケボケですいませんが、一応永田さんの白目をおさえた映像ですw


なんだか開始早々からやりあうふたりで、得意の場外戦へ持ち込んだ田中はパイプ椅子を持ち出し、ひとふりすると椅子がぶっ壊れてしまう。

その後、鉄柱にぶつけられると永田は早くも額から流血。

なんか早くもキラー永田登場といったかんじ。

ここからが永田さんの本領発揮だよね!

永田も負けずにやり返したので、結局両者ともに流血。田中のほうが出血量が多いかんじか?
まあ、あれだけ額がギザギザしてりゃそうなるわね。

ドームということもあって、両国ほどの熱さはかんじられなかったが、それでも広い会場に響く永田さんの声。

そういや永田さんの入場のとき、スクリーンに「ZERO1 敗れたり!」の文字が躍っていて、粋な演出するなと思った。


最後はバックドロップホールドで防衛成功。
両国と同じくフラフラになりながらそれを喰らってしまった田中。

リング上では大谷が出てきてたので、次の相手は大谷かな?


両国に比べたらあっけなさが否めないのだが、それでもゼロワンとの対抗戦はヒリヒリするのでいいね。ただ、そろそろ終わりでいいんでないの?と思ってしまうわけだが。




自分の周りには熱心なゼロワンファンがいて「まさとー!」とでかい声で叫んでる人がいたが、永田さんを田中あたりに負けさすわけにはいきません。


赤コーナーの選手退場口のわりと近くにいたので、退場する暗闇の永田さんをパチリと撮影してみた。


とりあえず無事防衛して(自分的にはこのベルト要らないような気がするが)、休憩へ。




第7試合
×中西学  (10分27秒 体固め)  ○秋山準


大凡戦でした。



今回NOAH絡みの試合がふたつあって、こちらのシングルは中西の使われ方からしても、秋山の現在のNOAHでの状況からみても負けるであろうことは想像がついたのですが。

それにしても内容がショボすぎですよ。

中西見せ場がつくれず。




第8試合 IWGPタッグ選手権試合 ハードコアルール
×王者組・真壁刀義&矢野通 (15分34秒 片エビ固め)  ○挑戦者組・ブラザー・レイ&ブラザー・ディーボン



これって天コジが出てたらどういう結果だったのかな?

内容は特に良かったわけでも悪かったわけでもなくといったかんじ。

そうそうテーブルは出てきましたよ。
最初はエプロン下から矢野がトレイやらスチールのゴミ箱?らしきものを出して3Dをぶっ叩いてましたが。3Dもテーブルに突っ込んでたし。


それでも真壁矢野が防衛するかなと思ったんですが、こちらもタイトル移動しちゃいましたね。
今日は結構移動が多かった。



ハードコアルールだが、結構キレイに終わった印象をもったのですが。
ただこのチームが王者となると、次の防衛戦の相手は誰なんだろ?
体格的にはビッグマウンテンズか?吉江が継続参戦するならばですが。



第9試合 
○中邑真輔&後藤洋央紀(15分17秒 飛びつき腕ひしぎ逆十字固め)  三沢光晴&×杉浦貴



このカードが決まったとき、今更NOAHかよ!って思ったのですが、ごめんなさい訂正します。






この試合すっごい良かったです!

NOAH中継は見送るときもあるんですが、結構見ているんですけど、NOAHでは三沢が精彩欠いてるかんじで、動きがもたついたり、コーナーで休んでいるイメージがあったんですが、今日は違いました。

三沢のエルボーはすごいなと改めてかんじさせられました。
それだけじゃなく、入場の時の三沢人気も衰えを知らずといったかんじで、格の違いを見せ付けられた。

別にNOAHは嫌いじゃないし、彼らが全日本にいたときは、会場にも見に行ってたし、四天王プロレスには熱くさせられたしね。

それと、三沢だけでなく相方の杉浦も光ってました。

杉浦がすっごくふてぶてしくて、パワーがあったし、三沢&杉浦の攻撃ひとつひとつの重さを見せ付けられた。


負けはしましたが、NOAH勢頑張ってましたし、だからこそ最後一瞬のスキを見逃さず真輔が狙いすました腕十字にいったとき盛り上がったわけだし。

非常に面白い試合で、このカードを組んだ意味は充分すぎるほどありましたね。



第10試合 IWGPヘビー級選手権試合
×王者・武藤敬司  (30分22秒 片エビ固め)  ○挑戦者・棚橋弘至
防衛失敗



久しぶりにIWGPのベルトが新日本に帰ってきました。





試合は非情なまでの両者のひざへの攻撃がメイン。

互いにドラゴンスクリューを何度やられたのか。

派手さはない地味な試合内容でしたが、武藤の嫌らしい攻めがなんとも良かったり。
個人的にはドームでの武藤の足4の字が嬉しかったり。
またドームでこの姿が見れるとは!


自分が思い描いた試合とはだいぶ違って、見ていて正直戸惑いを感じましたが、苦しいながらも両者よくやりました。

武藤にはお疲れ様といったところです。






試合後チャラけたキャラではなく素でインタビューに応じたタナ。

が、しかし


退場するところで忘れていたと、最後の最後で御馴染みの


「東京ドームのみなさん、愛してまーす!」



といつもの棚橋で去っていった。





今日はドームという大きな会場なので、華やかな雰囲気を味わいにいったというかんじですかね。


お客さんも結構入ってました。


ビッグマッチでは動員数が上がっているものの、それ以外では苦戦している部分もあるので、今年はこのあたりも頑張って欲しいところ。

                         
                                  
        

「名探偵雅楽再び登場!」(1980年)  中村雅楽シリーズ第2作

category - 土曜ワイド劇場
2009/ 01/ 05
                 
戸板康二の中村雅楽シリーズドラマ化の第2弾です。


※出演者名などは全て1980年放送当時のものです。

●「名探偵雅楽再び登場!お染宙吊り殺人事件
つづいて奈落殺人事件」  1980年1月5日
原作: 戸板康二  『奈落殺人事件』   團十郎切腹事件(1) 中村雅楽探偵全集 創元推理文庫 収録
脚本: 吉田剛
音楽: 木下忠司
監督: 斎藤武市
制作: 松竹
出演: 中村勘三郎、近藤正臣、淡島千景、
山城新伍、中村勘九郎、早乙女愛、入川保則、
中村雀右衛門、古手川祐子、八木孝子ほか


名探偵雅楽再び登場!


歌舞伎の名門芳沢露紅(中村雀右衛門)一座の
紫紅(中村小山三)が、舞台でお染の吹き替えを
演じている最中に細いひもが首にかかり
そのまま天井へつるし上げられ死亡した。

お染宙吊り殺人事件つづいて奈落殺人事件


警視庁の江川刑事(山城新伍)は、事故ではなく
殺人として捜査をする。



舞台の上には紫紅と相手役の久松を演じていた
嵐芙蓉(中村勘九郎)のふたりしかいなかった。


芙蓉は小道具や衣装を隠されたりと嫌がらせをされていて、
それが紫紅だと疑っていた。
そのことでふたりは度々口論しており仲が悪かった。



芙蓉は露紅の娘今日子(古手川祐子)と交際していたが
露紅は家柄の違いを理由に反対していた。



露紅には今日子の他に養子の  *紅雀(入川保則)がいる。
芙蓉に芳沢家に入られると立場が悪くなり
芙蓉をうとましく思っていた。

芙蓉と今日子の交際に関しては他にも
マネージャー田村(穂積隆信)をはじめ
芳沢一座の弟子たちも芙蓉に自分たちの
上に立たれることに拒否反応を示していた。


動機があることから、容疑は芙蓉にかかってしまう。
露紅は芙蓉に吹き替えから外すと言い渡す。


ショックを受けた芙蓉のもとへ、かつて勢いで1度だけ関係した
銀座のクラブのママ山瀬たみ子(八木孝子)が結婚を迫って来た。
たみ子は芙蓉と紫紅が争っていたのを見ていて
芙蓉に脅しをかけてきた。

たみ子の店に紅雀と田村が訪れた
3人は芙蓉と今日子の仲を裂きたいという思いが一致していた。


歌舞伎楽屋

芙蓉の友人でもある、東都新聞の演劇担当・竹野伸夫(近藤正臣)は、
芙蓉を救いたいと名優で推理マニアの中村雅楽(中村勘三郎)楽屋を訪れ
この事件の謎解きを依頼する。


その時、舞台を終えた紅雀が奈落に来ると
紅雀の前に舞台から下りていた芙蓉がしゃがんでいた。
そばには、たみ子の刺殺死体が横たわっていた。
芙蓉は「自分はやっていない」と言うが・・・


この騒動に近くの理髪店から、理容師の深川イネ(淡島千景)や
散髪していた田村が店を飛び出して現場にやってきた。



奈落へ抜けられる理髪店にいたのはイネと田村、
田村の髪を切っていた理髪師の林だ。
田村と林は鏡越しに映るテレビの野球中継を見ており
店主のイネはテレビの下にある戸棚の整理をしていて
1回だけ奈落とは反対側にあるロビーへ出ただけだ。

奈落へは他の出入り口からも
人の出入りはなく密室状態だった。
従って芙蓉と紅雀しか奈落へ行っていない。


江川が雅楽と竹野と馴染みの料理店で
飲んでいて事件の状況を二人に説明する。
たみ子は細い刃物のようなもので刺し殺されていて
凶器はみつかっていないが犯人は左利きで
あることがわかった。



芙蓉の楽屋から彫刻刀が1本紛失していること
芙蓉が左利きということからも
たみ子殺しの容疑も動機があり
状況証拠がある芙蓉にかかってしまう。



露紅は芙蓉に今日子との交際をやめろといい
続けるなら芝居の世界から葬るという。

芙蓉の舞台にはいつも紫の着物を着た
サングラスの女が芝居見物に訪れていて
芙蓉の活躍ぶりを陰から見守っていた。

その女はイネで芙蓉はイネが芸者時代に
嵐の家へ手放した息子だったのだ。
そのやりとりを紅雀がみていて田村に知らせる。


淡島千景

芙蓉はイネに芝居をやめるという。
それを阻止したいイネは自宅に軟禁されている
今日子に電話をして芙蓉に芝居を止めないようにさせてくれと頼む。


中村勘九郎



今日子は早速家を抜け出して、後でかけつけた竹野も交え
芙蓉と3人、もう一度事件を洗いなおしてみる。

芳沢一座は踊りも経理面も亡くなった紫紅と
紅雀と、田村の3人が全て仕切っていた。
露紅は今日子が結婚したら芳沢家を継がせると宣言していた。

竹野は紫紅たちが経理面で不正を働いていたのではないかと言った。
芙蓉は以前、田村が鎌倉山の別荘を売ろうとしていた
電話を偶然聞いてしまい田村に盗み聞きがバレていた。
芙蓉と今日子は事務所に戻って帳簿を見直すことにした。




一方、雅楽は馴染みの料理店の娘(早乙女愛)と一緒に
劇場に行き、現場検証をする。

紫紅が舞台上で芙蓉を殺そうとして誤って
自分の首に紐をかけてしまい死んだのではないかと推理する。
雅楽の動きを察知していた紅雀と田村により
二人はエレベーターに閉じ込められてしまうが
江川たちが駆けつけ救出する。

劇場から戻って来た紅雀と田村は
事務所で芙蓉たちが帳簿を持ち出そうとしているところへ出くわし
芙蓉と今日子を車で別荘へ連れ出し殺そうとする。

芙蓉と今日子が心中して、
その恨みからイネが露紅を殺したと見せかけて
最後はイネも殺し紅雀と田村で芳沢家を乗っ取ろうとたくらむ。


雅楽は江川と竹野に紫紅事件の謎解きを話す。
竹野は紫紅たちの不正の話しをして
芙蓉たちが証拠を押さえようとしていることを報告する。


翌日、芙蓉と今日子が駆け落ちしたと騒ぎになった。
雅楽、竹野、江川は別荘に拉致されたのではないかと
話し、車で別荘へ向かい芙蓉たちを殺そうとした
田村を発見するが、田村は逃亡する際に
崖から転落してしまいうわごとで
「子供たちは命拾いをした」といっていたことから
紅雀が何かたくらんでいるとわかり引き返す。

江川から知らせを受けた警察は紅雀を
逮捕しようとしたところ階段から転げ舌をかむ。



戻る途中、雅楽はバスがくるりと回転するのを見て
たみ子殺しのトリックを見破る。
イネはロビーではなく反対の奈落へ行ったのだ。

証言した田村と理髪師の林はテレビの野球中継を
鏡越しに見ていた。

しかし、夢中になっていたふたりは
あるとき田村が座っていた椅子をくるりと回し
直接テレビを見ていたのだ。

その時にイネが奈落へ向かった。
鏡越しと勘違いしていたが、そうではなかった。
雅楽はイネが以前芸者をしている時から知っており
芙蓉がイネの息子であると推理する。


イネは奈落へ行き、そこにいたたみ子を
見つけ芙蓉から手を引いてほしいと懇願したが
逆になじられ手にしていた理髪用はさみで
たみ子を刺殺した。
イネもまた息子の芙蓉と同じく左利きだった。


そして雅楽は、イネが露紅が交際に反対したのが原因で
芙蓉と今日子が駆け落ちして心中しようとしていると
考えその恨みから露紅を殺そうとするんじゃないかと
思いそれを阻止しようとする。



舞台から戻って来た露紅をイネが殺そうとしたところ
雅楽が間に合いこれをとめる。
しかし、イネははさみで自分をついて死んでしまう。

露紅は芙蓉を迎え入れた。
芙蓉はその晩の舞台に立った。



*紅雀(こうじゃく)は漢字が不明のため
便宜上、紅雀と書いています。



中村勘三郎

中村雅楽(がらく)を演じた中村屋、中村勘三郎(十七代目)と

中村雀右衛門

芳沢露紅を演じた京屋、中村雀右衛門(四代目)は
ともに人間国宝。
(雀右衛門は放送後、1991年に認定)


雀右衛門は放送当時59歳だが、すごく若く見える。
これはドラマの中でも山城新伍が触れてましたね。



芙蓉を演じた中村勘九郎(五代目)は勘三郎の息子だ。
現代劇は父よりもうまかった。



ちなみに雅楽第1弾「車引殺人事件」(1979.5.5放送)では
勘三郎の娘で、勘九郎の姉の波乃久里子が出演している。


勘三郎の弟子の中村小山三(二代目)は
紫紅役で舞台上ですぐ殺されてしまうので
出演時間は短い。


余談ですが、雀右衛門、小山三のふたりはすごく長生きしましたね。


さて、最初の紫紅は自ら誤って死んでしまったものでしたが
次のたみ子殺しはイネが犯人だったのだが
これについては真犯人がイネだとすぐにわかる。

ドラマのはじめに竹野が劇場へやってくると
争う声が聞こえ芙蓉と紫紅が口論している。
それを、心配そうに遠くから見守るイネ。
淡島千景が単なる理髪店のおかみで
終わるわけではないだろうし
表情からもなんらかの深いかかわりがあることが推察される。

芙蓉の舞台を頻繁に見に来る紫の着物のサングラスの女。
これは淡島千景のイネだとモロというわかりやすさ。

たみ子殺しも凶器は細い刃物で見つからない。
これも理髪店のイネなら商売道具のはさみがあるし
すぐに隠せるポジションにいる。


そういう意味では見る人によってはつまらないかもしれません。
しかし、単なる推理ドラマという視点だけで
見ていない私には十分楽しめる内容でした。




今回はふたつの殺人だが、原作は『奈落殺人事件』
という短編小説のみ。

紫紅殺しの”お染宙吊り殺人”は
ドラマのオリジナルみたいですね。

『奈落殺人事件』はのちに短編集として
『團十郎切腹事件』というタイトルの
<中村雅楽探偵全集1>に収録されており、
ドラマ化された『車引殺人事件』も入っています。




團十郎切腹事件―中村雅楽探偵全集〈1〉 (創元推理文庫)


戸板康二の原作も興味があったので
この機会に読んでみました。


20ページほどの短い話なので
ドラマのような複雑なものにはなってません。

芙蓉とイネ、たみ子の関係もドラマとは微妙に違う。

ドラマでも芝居の説明は竹野の近藤正臣がやっていたが
小説でも私、竹野の語りで綴られている。

もとが歌舞伎評論家で随筆家の戸板康二が書いているので
より詳しく歌舞伎の周辺事情が書かれいるのがいい。

「奈落」についても、劇場の地下室で、舞台や客席の真下に
当たる部分をそういうと説明されている。

怪談狂言でよく幽霊が「ともに奈落につれいかん」という
地獄の底というような意味合いをもっているようだ。

観客の目が届かない奈落は、設備費用節減のためか
表舞台と違って装飾がされておらず
コンクリートむき出しの殺風景さにもふれられている。

歌舞伎 奈落

配管もむき出しで、表舞台と
裏舞台のコントラストがわかりやすい。


その他の歌舞伎界の事情にも筆が及んでいて
歌舞伎を深く知らない人にも楽しめる内容だ。


こちらの探偵集には18話のお話が収録されています。


短編とはいえ、さすがに18話あると食傷気味です。
殺人事件だけではなく、ちょっとした出来事の謎解きもある。


興味深かったのは歌舞伎評論家で随筆家の
戸板康二を推理小説の世界にひっぱってきた
江戸川乱歩の話でした。



乱歩がなぜ戸板に推理小説を書かせてみようと思ったのか
また各話のどの辺りに著者の特性が出ているのかなど
ふんふんと納得しながら読ませてもらった。



その後に続く、戸板の作品ノートでは
デビュー作「車引殺人事件」について
なぜ「車引」が選ばれたのかが書かれている。


舞台で行われる殺人ということで、すさまじい形相をさせたいと
殺害される役者を青い隈どりの藤原時平という悪人を演じさせることにした。
そのため「車引」になったということでした。


登場人物の設定やモデルについての話しもありました。

探偵・中村雅楽の雅楽は、中村歌右衛門の歌を酒井雅楽頭の”雅楽”に代えて使ったそうで
もともとシリーズ化するつもりはなかったので、気軽に決めたそうだ。


ワトソン役の竹野記者については同級生の姓を借り
江川刑事については映画俳優の江川宇礼雄の姓を借りた。


江川宇礼雄は徳川夢声が探偵局長役のNHKの「私だけが知っている」で
探偵役をしており、戸板自身ものちにこの番組のレギュラーになった。


江川宇礼雄は円谷プロダクションの”ウルトラシリーズ第1弾”の
「ウルトラQ」で一の谷博士を演じていたのを覚えています。
容姿が独特だったのが印象的でした。


徳川夢声
徳川夢声も映画「女性に関する十二章」で出演していたので
「私だけが知っている」という探偵ドラマの映像も
見たことがないけどイメージがつくかんじだ。




また「尊像紛失事件」(團十郎切腹事件に収録)のテレビドラマ化で
当時はまだ録画ではなく、役者がナマで演じており
演技の途中でハプニングがあり筋書きがメチャクチャになって
混乱してしまったというエピソードも書かれていた。



「立女形失踪事件」(團十郎切腹事件に収録)に出てくる
”浜木綿(はまゆう)”という芸名の役者が出てくるが
これは戸板の考えた好きな名前であったが
その後”浜木綿子(はま ゆうこ)”が出てきたことによって
ふりがなをふらないで済むようになったとか。


その他、昭和56年に書かれた「團十郎切腹事件」の後記では
こんなことが書かれていた。

「車引殺人事件」でデビューした、雅楽、竹野、江川も
初登場から24年が経過しているが”役者に年齢なし”として
24年過ぎても登場人物たちは年をとっていない。

土ワイの「雅楽シリーズ」が松竹で3本制作され
竹野役が近藤正臣になっていて、
こちらも若返ったようで嬉しかったと感想を述べている。


小説本編以外でも楽しめる内容でした。





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中村勘三郎の名探偵雅楽シリーズ 記事一覧

◆ 名探偵雅楽登場! 

◆ 名探偵雅楽再び登場!

◆ 名探偵雅楽三度登場








                         
                                  
        

東京ドームに来ています

category - 格闘技・プロレス
2009/ 01/ 04
                 
第0試合ミラノの勝利で終わりました。

結構人が入ってますね。





                         
                                  
        

Dynamite!! ~勇気のチカラ 2008~ Part3

category - 格闘技・プロレス
2009/ 01/ 01
                 
■Dynamite!! ~勇気のチカラ 2008~
2008年12月31日(水) 15:00開演
さいたまスーパーアリーナ 観衆: 25,634人

第1試合~第7試合まではPart1




ということで1回目の休憩が長めだったので、2回目の休憩余裕こいてたらもう始まっている!?


ミノワマンの勝利の後甲子園と佐藤vsキシェンコでクールダウンして所vs中村を楽しんで、1回目の休憩を挟んだあとのブロックでは川尻、アリスターの番狂わせ(?)的勝利で総合ファンとして再び盛り上がりという、アップダウンを何回か繰り返しての2度目の休憩明け。


ここからファイナルまではどういう風景を目にするのか、長丁場でも予想に反して観戦疲れがなく割と余裕でその後の試合にも臨める状況でした。


それと入院しててD.6は欠席だったケイ・グラントさんが復帰されてて安心しました。
やはりやせていて、何故かサングラスはなしでしたね。


第13試合(DREAMルール)
winner
ミルコ・クロコップ     vs    チェ・ホンマン
MIRKO CROCOP     vs.    CHOI HONG MAN
1R  6分32秒 KO

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20081231_47.jpg
ミルコもホンマンもなんか精彩を欠いて見えたなあ。
あとホンマンは改めて見ると別人のように見えた。ホンマンもいろいろあるようだし大変なんだろうな。

身長差があるホンマン相手にちょっとやりづらそうでしたね。
最後のローでの終わりにはあっけなさも感じたが、手術を控えた身でよくやったというところでしょうか。

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第14試合(K-1ルール)
               winner
武蔵       vs    ゲガール・ムサシ
MUSASHI    vs.    GEGARD MOUSASI
1R 2分32秒 KO

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ゲガールさんが二重あごっぽくなっていてビックリ。
また、こちらも選手紹介の映像が良かったですね。

フジのすぽるとの時かなんかのイラストだして「倒せるほうのムサシ」で煽っていたのは面白かった。
でも武蔵の方はそんなことがあったの知らなかったのね(笑)。



しかし武蔵は人気ないな、ってか総合のファンが多かったからか?
パンチのラッシュを浴びた武蔵がクリンチすると、すぐさまブーイングだし。
ムサシのアグレッシブさと比べると武蔵さんは・・・


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殴ってるときのムサシの表情が鬼のようで、あんな表情初めて見たわ。
試合終了後にムサシの拳に顔を歪ませる武蔵の顔がスクリーンに映ったときは会場失笑だった。



第15試合(DREAMルール)
winner
メルヴィン・マヌーフ       vs    マーク・ハント
MELVIN MANHOEF    vs.    MARK HUNT
1R  18秒 KO

今日は勝負タイムが短いのが多いなあと思ってましたが、これにはホントびっくりですわ。
突っ込んできたハントにドンピシャで合わせてのKO勝利とは。


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バンナの欠場を受け、直前で対戦を受諾したマヌーフ。


こういった経緯に弱い日本人の私にとってはその男気だけで結構ホロッときてしまったが、鮮やかな秒殺劇と試合後のジョークを交えたお茶目なマイクでちょっとマヌーフ贔屓となってしまった。


第16試合(DREAMルール)
winner
青木真也       vs    エディ・アルバレス
SHINYA AOKI    vs.    EDDIE ALVAREZ
1R  1分32秒 踵固め


DREAMになってしばらくしてからそれまでは気にせずにいられた、カミプロ含めた青木プッシュが少々嫌味にかんじてた2008年後半。

だから秋山への対戦要求とかも自分的には全然響いてこなかったのだが、やっぱり青木はすごいわ。

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青木が勝つとしても、さすがにアルバレスの打撃に苦しむ時間帯はあるだろうし、ここまでアルバレスに何もさせずにサックリときめてしまうとは。


サックリ勝ちすぎて淡白なかんじは否めないが、アルバレスの実力を認めてるからこそ勝負に徹してのあの展開だったんだろうね。


本当はもう少し二人の試合を見たかったのが、これが真剣勝負というもの。


お見事な勝利でした。


また試合前に流れた映像では最後DREAMの対戦カードの画になっていて、細部へのこだわりに脱帽。

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川尻の試合から、途中グダッとした試合もいくつかありましたが、いい感じの流れが出来てきましたね。



第17試合(DREAMルール)
ヨアキム・ハンセン       vs    J.Z.カルバン
JOACHIM HANSEN    vs.    J.Z.CALVAN
※ハンセンの体調不良により中止



第18試合(DREAMルール)
winner
田村潔司       vs    桜庭和志
KIYOSHI TAMURA    vs.     KAZUSHI SAKURABA
2R 判定3-0


これも試合前の映像が良かったです。
いきなりエンドロール流れたのには?でしたが。

VTRの時間は9分とかで、あまり長いものはいかがなものかという気持ちもあったので、昔ほど無限大の期待感というものは抱えてなかったんですが。


それでもBGMとふたりのドラマがマッチして、長編ということを意識せずに見終えることができた。


またこのVTRに見入ってしまったからか、一つ前の試合でカードのあの絵、他のカードと異なっていたことなんてすっかり忘れていたら・・・


この力作では


対戦カードの部分で、なんとPRIDE時代(2005年頃のバックか?記憶が不確かですが・・・)のキュルルルル、チャンチャンチャンという御馴染みの音楽とバックになっていて興奮しまくりました!


ヤラレタ!!!


作り手は本当にファンの気持ちを理解してるよね。


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試合の方はなんというか複雑な思いが支配したよね。

同い年なのにサクの衰えとか、現実とか、歳月とか、移り行く格闘技の世界とか、時代とか、ひとことでは言い表せない、いろんなものが交錯したした。

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もっと非情なものが見たかったような気もするし、あれしか出来なかったのかもしれないという気もするし・・


この辺はいつからふたりの闘いを見始めたかによって、意見は全く異なるのではないかと思う。

いづれにしてもすっきりしたものではなかったかな。

もうちょっと時間が経たないと、といいますか、試合が終わった直後と、時間が経過してからでは自分の中の思いに変化があるかもしれないし。


今はなんともいえない。


それでもPRIDE最後の大会でのサプライズ。
榊原氏の遺言が実行されたので、やって正解だとは思っている。


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大会を終え、出場した選手やリングサイドに観戦に訪れていた選手たちがリング上へ。

ウィッキー聡生がいたのがなんか新鮮でした。
DREAMへ参戦とかあるのでしょうか?

またメイヘムも来場してましたね。
彼の試合が見たかったなぁ。

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大会が始まる前、いろんな雑音が聞こえてきましたが、見に行ってよかった。


やっぱり会場は本当に格闘技が好きな人たちが集まるので、非常に良い雰囲気の中で見ることができましたし、見たいカードがなかったわりにはいい試合が多くてとても楽しめました。


本当にそういう意味で、やってみないとわからないですね。


事前にヘンに頭でっかちになってあれこれ考えるよりは、行って楽しんだ者の勝ちみたいな。

もちろん結果期待はずれに終わることもあるでしょうが、この間はなんだか人のあたたかさを感じたような空間だった。

2009年もこの流れを切らずに、いい流れのままいってほしいね。