2017/05/25
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2017/05/18
2017/05/17
2017/05/14
2017/05/13
展覧会レポート昭和のドラマ昔の土曜ワイド劇場懐かし邦画

2017年05月

        

「息子殺し・エジプト短剣の謎」(1981年)の原作ロイ・ウインザーの『息子殺し』

category - 土曜ワイド劇場
2017/ 05/ 25
                 
土曜ワイド劇場で1981年に放送された
「息子殺し・エジプト短剣の謎」の原作を読了。





息子殺し—長編推理小説 (1980年) (カッパ・ノベルス)



著者のロイ・ウインザーは1912年生まれのアメリカ人。
ハーバード大学を卒業後、CBS放送などに勤めていた。

自作・演出の連続ドラマ『明日を探せ』が大ヒットして人気作家となる。

処女作『死体が歩いた』で1975年に
米国探偵作家クラブ最優秀賞を受賞している。

ちなみに『死体が歩いた』は、土ワイの「殺しシリーズ」の
3作目「女優殺し・霧の湖畔を死体が歩いた」でドラマ化されている。


『息子殺し』は、1976年7月に出版された探偵小説
『三つの殺人動機』(Three Motives for Murder)の全訳。
19章からなる構成を6章に大別し、
原作者了解の上で『息子殺し』という邦題に改められている。





さて、土曜ワイド劇場では「息子殺し」を
以下の内容でドラマ化しました。



●「息子殺し・エジプト短剣の謎」  1981年10月31日
原作: ロイ・ウィンザー  『息子殺し
脚本: 新藤兼人
音楽: 津島利章
監督: 斎藤武市
制作: 近代映画協会
出演: 愛川欽也、黒沢年男、名高達郎、蜷川有紀、
久保菜穂子、仲谷昇、丘さとみ、滝田裕介、
殿山泰司、根岸明美、井上昭文、諏訪圭一ほか


相田博士(愛川欽也)は考古学者で推理マニア。

息子殺し・エジプト短剣の謎


その相田が所用で歴史学者辺見(滝田裕介)の家を訪れ、
思いがけない出来事に遭遇した。

辺見の息子夏人(諏訪圭一)が父の収集品の
エジプト短剣で殺され、夏人の妹の婚約者
反津(名高達郎)に容疑が掛かる。

反津の師である相田が真相を探り出そうとするが、
第二、第三の殺人事件が起きる・・・。




■ロイ・ウインザー  『息子殺し』

☆おもな登場人物

スティーヴ・バーンズ・・・この物語の語り手。
30歳の大学の英文学助教授。


アイラ・コブ・・・バーンズの恩師で、作家であり私立探偵。

クウェンティン・ペンローズ・・・エジプト学者の大学教授。

ヴィヴィアン・ペンローズ・・・クウェンティンの妻。

サラ・ペンローズ・・・ペンローズ夫妻の娘で、バーンズの婚約者。

ネッド・ペンローズ・・・サラの兄。麻薬、賭博常習者。

ジョー・ラベラ・・・医師。

ミセス・アイクラー・・・ペンローズ家の家政婦。

エルザ・アイクラー・・・家政婦の娘。

フランク・アマト・・・ペンローズ家の庭師。

テレサ・アマト・・・フランクの妻。

エディー・スノー・・・警察署長。




バーンズはエジプト学者のペンローズ教授の娘サラと婚約した。
ペンローズ夫妻がお祝いに夕食に招待してくれたので
バーンズが夕方ペンローズ邸を訪れると
無人の居間でサラの兄・ネッドの死体を発見した。


バーンズは警察に通報し
警察署長のスノーが駆けつけた。


椅子に座っていたネッドの胸には
部屋にあったエジプト短剣が刺されていて、
そばのテーブルにはワイングラスが3つ残っていた。


その後の捜査で、ネッドは薬で眠らされてから
エジプト短剣で刺殺されたことが判明した。
ネッドは殺される前にペンローズ夫妻と
医師のラベラと4人でワインを飲んでいた。
グラスは4つなくてはならないのに、
現場には3つしか残されていなかった。
どうやら誰かがネッドが飲んだグラスを持ち帰ったようだ。


バーンズは恩師で私立探偵のアイラ・コブとともに
事件解明に乗り出す。



ネッドは、酒、女、麻薬・賭博で身を持ち崩していて
賭博のために多額の借金を負い
暗黒街で賭博場を経営しているチャンドラーから
追い回されていたり

アビーという娘を麻薬中毒にしてしまい
兄のベンからもひどく恨まれているなどの
トラブルもありペンローズ夫妻にとっては
悩みのたねだった。



素行の悪さから多くの人の恨みを買っていた。
それは、外部だけではなかった。



ネッドは家政婦のミセス・アイクラーの娘・エルザとも
いい仲になっていたがその後アビーと出会い
エルザを捨てるような形になってしまった。

ネッドたちとエルザは一緒に育ってきたようなもので
自然と二人が結ばれるならと周りも
歓迎していないわけではなかった。


この家政婦もまたネッドには良い感情を持っていなかった。
ネッドの葬儀の際にも冷酷な表情を浮かべていた。


また庭師のフランク・アマトも息子のトニーの
車の爆破事件のことで良い感情を持ってなさそうだった。

フランクは気が荒い性格なのか妻のテレサに
暴力をふるっていて夫婦仲は良くなかった。
テレサがフランクの大事にしていた母の形見の
指輪をネッドに鑑定してくれと渡してしまったからだった。

ネッドはその指輪を鑑定にはまわさず
質入れをしてしまっていたのだった。


テレサはフランクと結婚前に付き合っていた
男にひどい目にあわされて
その男の子どもを妊娠してしまい死産していた。
フランクはふとしたきっかけでそのことを知ってしまった。

そんなテレサを、ネッドは「美しい」といい
これまで夫からさんざんな扱いを受けてきた
テレサは年甲斐もなくネッドに惹かれていたのだ。


ペンローズ夫妻の友人で産科医のラベラ。
ネッドとサラを取り上げただけでなく
テレサの死産の際も面倒をみたりと
いろんな場面で善意の行為が明らかになる。

バーンズとコブが事件の謎を解こうとすると
ことごとくラベラにぶち当たるのだ。

ラベラはその昔、ヴィヴィアンに惚れていた。
ヴィヴィアンはペンローズ教授と結婚してしまったが
今でもヴィヴィアンを忘れられないようだ。

ネッドは金を工面するためならば
母のヴィヴィアンが死んでも構わないと
思っていたようだ。



果たして、ネッドを殺したのは誰なのか?

素行が悪い、根っからの悪党
ネッドにはたくさんの敵がいる。

直接的な恨みを持つものなのか
間接的な恨みをもつものなのか。


タイトルは「息子殺し」
これがなるほど、こういうことだったのか
そう思える内容になっている。

題名の直訳は「三つの殺人動機」だ。
この辺りも意識してみるとより面白くなる。


ネッドの悪党ぶりもルーツは
そこにあったのかという納得させられる終わり方だった。




さて、土曜ワイド劇場では

アイラ・コブを愛川欽也(相田古志郎)

スノー警察署長を黒沢年男(須田警部補)

バーンズを名高達郎(反津)

ペンローズ教授を滝田裕介(辺見)

妻のヴィヴィアンを久保菜穂子

ネッドを諏訪圭一(夏人)

という配役でドラマ化しました。



おそらく

娘のサラを蜷川有紀

医師のラベラを仲谷昇

庭師アマトが井上昭文じゃないかな?


原作では殺されたのはネッド・ペンローズだけだが
ドラマでは連続殺人となっていたようで
もしかしたら犯人も原作とは違っていたのかもしれない。



原作にない2つの殺人が加わることで
話がどう膨らんでいったのかとても気にかかる。



それと、ドラマでは相田と須田のコンビだが
原作ではバーンズとコブのコンビで
バーンズがワトソン役を担当しているので
須田のモデルとなったスノー署長はあまり登場しない。


必ずしも原作を忠実にドラマ化しているのかどうか
わからないのでドラマの方ももう一度見てみたい。
もう少ししか内容を覚えていないので。

エジプト短剣という独特な響きと、死体に突き刺さっていた短剣、
昭和のサスペンスでおなじみのフィルム撮影がもたらす
陰影に富んだちょっと湿った質感と雰囲気。
久保菜穂子が醸し出していた怪しさ位しか覚えていない。


辺見夫婦の滝田裕介も久保菜穂子も
仲谷昇も疑わしさ満載なメンツなので
原作通りの犯人なのか、オリジナルの
殺人も加えて意外な人物が犯人なのか
非常に気になるところです。


            
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2017 ACL ラウンド16 第1戦 広州恒大戦 

category - 鹿島アントラーズ
2017/ 05/ 24
                 
■ACL ラウンド16 第1戦
鹿島アントラーズ 0-1 広州恒大
2017年5月23日(火) 広州天河体育中⼼ 21:00キックオフ/39,863人


【スタメン】
GK クォン スンテ
DF 昌子 源、山本 脩斗、伊東 幸敏
MF 永木 亮太、土居 聖真、レアンドロ、三竿 健斗、小笠原 満男、金崎 夢生
FW 金森 健志


【控え】
GK 曽ケ端 準
DF 三竿 雄斗
MF 中村 充孝、久保田 和音、梅鉢 貴秀
FW ペドロ ジュニオール、鈴木 優磨



【交  代】 49分 金森 → ペドロ、83分 伊東 → 梅鉢、86分 レアンドロ → 鈴木


正直相手も良くはなかったので、前半0-0だったときに
悪くても引き分けで終わるかと思ったのですが。
後半おされてしまいヤバイなぁと思っていたらやられちゃいました。


金森が前半足を痛めたときはヒヤッとしましたが
後半もいけるのかなと思ったら
ハンパな時間でペドロと交代。
これは足の怪我のせいでしょうか。
そうでないとしたら、あれほどフィットしてないペドロに交代ってわけがわからない。

しかも、解説の城も言ってたけど、体が重くなってきたレアンドロをあれだけひっぱったのも謎です。
そして、優磨も86分になってから投入するって・・・
失点しているのになんででしょう。


スンテが頑張ってセーブ連発してただけに申し訳なく感じてしまいます。


とりあえず次、ホームでの試合が残されているのであきらめちゃいませんが、ストレスが溜まる采配が続きますね。

あと、セットプレーからも点が入るようにしてほしいなぁ。
どうも永木だと期待感がもてなくて・・・


次こそは絶対に勝たないといけないですね。
そして相手のアウェーゴールに気をつけなくては。


                         
                                  
        

「悪女の仮面・扉の陰に誰かが・・・・」 (1980年)シャーロット・アームストロング「悪の仮面」のドラマ化

category - 土曜ワイド劇場
2017/ 05/ 22
                 
アメリカの女流作家シャーロット・アームストロングの
「あほうどり」(『悪の仮面』より改題)を土曜ワイド劇場で
豪華キャストによりドラマ化。


中でも美人姉妹を演じた
酒井和歌子と浅野温子の演技が見もの。

ロマンポルノ出身の神代辰巳監督が
メガホンをとり、にっかつが制作した。


●「悪女の仮面・扉の陰に誰かが・・・・」  1980年1月12日
原作: シャーロット アームストロング  『悪の仮面』 
脚本: 田中陽造、伊藤秀裕
音楽: スペース・サーカス
監督: 神代辰巳
制作: にっかつ
出演: いしだあゆみ、酒井和歌子、浅野温子、
山本圭、河原崎長一郎、中尾彬、宮井えりな、
石橋蓮司、絵沢萌子、坂本長利、玉井謙介ほか



悪女の仮面・扉の陰に誰かが・・・


インテリアデザイナーの鳴海(山本圭)は、
妻の涼子(いしだあゆみ)と箱根に旅行に来ていた。

涼子は具合が悪くなったのだが、それは妊娠していたからだった。


涼子が、ホテルの部屋で休んでいたところ
元ボクサーの黒川(石橋蓮司)に襲われた。

戻って来た鳴海が黒川を殴り倒して事なきを得たが、
翌日黒川が急死する。

鳴海は自分のせいではないかと考えた。

黒川の葬儀後、黒川の美貌の妻アキ(酒井和歌子)と
半身不随で車いす生活の妹ユキ(浅野温子)を
鳴海はしばらく自宅に住まわせてやることになるが
姉妹の仕掛ける恐怖の罠にはまってしまう・・・


こちらは2015年3月にシネマヴェーラ渋谷で
「神代辰巳の世界没後20年メモリアル特集」
としても上映された。

2006年頃にもミステリーチャンネル(現・AXNミステリー)でも
放送をされていたようなので見た人も多いんじゃないかな。



夫に先立たれた美貌の未亡人酒井和歌子と
わがままで屈折した性格の妹浅野温子。
山本圭のせいで死んだと思われた石橋蓮司だったが
やがて事件の真相があきらかになると
最後に酒井和歌子の仮面がはがされ
本性がむき出しになる・・

保身のため酒井和歌子は全ての罪をきせようと
浅野温子を火だるまにしてしまい
車いすのまま坂を転げ落ちていくシーンがすごかったとか。


酒井と浅野は1984年の「女の銃」でも
後妻と先妻の娘という関係で共演しています。


映画「青春の蹉跌」や「もどり川」が有名な神代辰巳監督ですが、
土曜ワイド劇場ではこの他にも監督をつとめ
中には脚本のみで参加した作品もあります。





原作はアメリカの女性推理作家
シャーロット・アームストロングの『悪の仮面』
後に『あほうどり』と邦題が改められている。


これは「あなたならどうしますか?」という
短編集の中に収録されている。



あなたならどうしますか? (創元推理文庫)


海外ミステリーによくある侵入者モノ。

穏やかだった日常に、これまで知らなかった
人物が侵入して、恐怖に陥れ生活を破壊していく。
1982年に土ワイで放送された「銀の仮面」もそんな感じでしたね。



『悪の仮面(あほうどり)』は日本で映画化と
数度にわたりドラマ化されています。


土曜ワイドの「悪女の仮面」も大変評判がいいのですが
それに匹敵するくらい評価が高いのが
1971年に日本テレビの”火曜日の女”という枠で
放送された「喪服の訪問者」です。


10数年前にCSのチャンネルnecoで放送されたようで
その時見ていた人たちの感想が興味深かった。

原作や土ワイとはちょっとだけ設定が異なっており
夫婦は関口宏と丘みつ子が、未亡人役は団令子で
車いすの姉に大塚道子という配役でした。

銀行員の関口宏が自動車事故を起こし、その時の男が死んだことで
関口、丘みつ子夫婦は自分たちのせいかと思い
男の妻団令子とその姉大塚道子を自宅でしばらく預かるというもの。

姉妹は家を見つけて出ていってくれるものと思っていたが
そんな気配はなく、団令子は関口宏を誘惑するし、
大塚道子は丘みつ子を心理的に追い詰めていく・・・



某サイトでちらっとだけ見たのですが
大塚道子のメイクと表情が怖すぎ。
おまけに昆虫好きなのか、カマキリに注射したりして、
少ししか見れなかったけど不気味さが伝わってきます。


『喪服の訪問者』はDVD化されています。




喪服の訪問者 DVD-BOX [ 丘みつ子 ]


『火曜日の女』シリーズも面白い作品が
沢山あるのでのちの『土曜日の女』と合わせて
再放送をお願いしたい。


                         
                                  
        

「混浴露天風呂連続殺人」の前身『ピンク ハンター』(1979年、1980年)シリーズが見たい

category - 土曜ワイド劇場
2017/ 05/ 19
                 
今日は5月19日ということで
1979年5月19日に放送されたこちらの作品を。


愛川欽也の相田博士シリーズ同様
「混浴露天風呂(連続殺人)シリーズ」も
最初の2作は海外の小説をドラマ化したものでした。



●「ピンクハンター・日本に1人しかいない刑事」  1979年5月19日
原作: カーター・ブラウン  『変死体
脚本: 窪田篤人
音楽: 井上忠夫
監督: 福本義人
制作: テレパック
出演: 古谷一行、木の実ナナ、沢たまき、樹れい子、
高橋昌也、金田竜之介、横山エミーほか


ナイトクラブ「ミッドナイト」で左近警部(古谷一行)が
警部補の山口かおり(木の実ナナ)をくどいていた時、
店内で殺人事件が起こった。


ピンクハンター・日本に1人しかいない刑事




二人はライバル意識に燃えて捜査を開始。

被害者は、かなり重度のマリファナ中毒患者だったことがわかった。

数日後、被害者は、財政界に絶大な力をもつ
有田(高橋昌也)の息子と判明する。


ダンディな左近警部が活躍する、スリルとお色気を盛り込んだ
コミカルタッチの刑事ドラマ。




●「ピンクハンターⅡ・殺人ゆき新婚旅行」  1980年11月22日
原作: カーター・ブラウン  『ストリッパー
脚本: 窪田篤人
音楽: 井上忠夫
監督: 福本義人
制作: テレパック
出演: 古谷一行、木の実ナナ、朝丘雪路、岡田真澄、
金田竜之介、石橋蓮司、常田富士男、尾藤イサオ、森あいほか


ピンクハンター カーター・ブラウン


”右手にピストル、左手に美女を”という左近警部(古谷一行)と
脚線美が自慢の山口かおり警部(木の実ナナ)の
『ピンクハンター』が結婚紹介所を舞台に仕組まれた
保険金詐欺事件を追う。
前回から約1年半ぶりのシリーズ第二弾!


洋裁店に勤めるナツ子(松岡明美)が飛び降り自殺した。

偶然現場を通りかかった左近は、その自殺に不審なものを感じ、
ナツ子の身辺を調査する。

ナツ子が、結婚相談所「ハピネス」を通して知り合った
清(沼田爆)と結婚する予定だったことを知った左近は
かおりにも捜査の協力を依頼する。




カーター・ブラウンは左近警部のもととなった
アル・ウィーラー警部シリーズと
女探偵のメイヴィス・セドリッツシリーズがある。

アル・ウィーラー警部の作品に関しては
多数あるのでそのまま『ピンクハンターシリーズ』として継続して欲しかった。
原作もお色気ありのコミカルなハードボイルドといった感じなので
ピンクハンターの2作品も見てみたい。


ピンクハンターの後はご存知長寿シリーズの
「混浴露天風呂シリーズ」として
左近とかおりのコンビ等設定はそのままで
”露天風呂”と”混浴ギャル”といった
モロわかりなアプローチでシリーズが継続される。


その後はどんどん長くなるタイトルにも
”秘湯”や”ヌードギャル”の文字が入ってくるわかりやすさ。


ダンディな左近警部から女に鼻の下を伸ばしっぱなしな
左近警部になってしまった。
都会的でオシャレで、それでいてコメディタッチの
ピンクハンターコンビの方が良かったなぁ。
混浴露天風呂になってからどんどんユルくなっていってしまう・・・


”右手にピストル、左手に美女を”
という左近はどこへ行ってしまったのか。



古谷一行がヨボッとするまではダンディな左近の
ピンクハンターでいってほしかったが
1982年に強敵「ザ・サスペンス」が始まったので
裸と温泉で何としても視聴率競争で勝ちたかったのでしょうね。
老舗土ワイの意地か。



ただ混浴になってから良かったのは
井上大輔の軽快なテーマソングが良かったこと。
ピンクハンター時代の井上忠夫の音楽が
どんなだったのかはわかりませんが
ピンクハンターのイメージからすると
大野雄二のジャズっぽい雰囲気が似合いそう。



初期の土曜ワイドには海外小説のドラマ化で
良い作品が多数あるので
カーター・ブラウンのピンクハンターを含め
こうした作品もまた放送して欲しいところだ。


                         
                                  
        

サイゼリアの人気メニュー「ミラノ風ドリア」は美味しかった

category - ライフスタイル
2017/ 05/ 18
                 
先日、近所のサイゼリアに行ってきました。
初めて食べたものがあったので書いてみます。

500円のランチメニューにもなっている
「彩り野菜のミラノ風ドリア」は食べたことがありますが
単品の「ミラノ風ドリア」は物足りないかと思い食べたことがありませんでした。



サイゼリア ミラノ風ドリア

しかし、これが美味しいと人気のようだったので
初めて注文してみました。


サイゼリア ミラノ風ドリア

「ミラノ風ドリア」は299円という安さ!
多分価格も人気である理由のひとつかもしれませんね。

メニューの写真で見たときは物足りなさを感じましたが
実際に中を割ってみると結構ご飯も入っていて
思ったよりもボリュームがあった。


サイゼリア ミラノ風ドリア

お味もなかなかで、私はこれに粉チーズ、
オリーブオイルと唐辛子フレークをかけながら食べた。

299円でこのお味ならリピートする価値ありですね。


サイゼリア 野菜ときのこのピザ

もうひとつピザは前に書いた
野菜ときのこにしました。




サイゼリア 野菜ときのこのピザ

本当は新しいのに挑戦しようかと思いましたが
これがすっごくおいしかったので
再び注文してしまった。


サイゼリア 野菜ときのこのピザ

今回、ブラックペッパーがなかったので
オリーブオイルに唐辛子フレークをプラス。

これはすっごくおいしいのでやみつきになりますね。

                         
                                  
        

豚バラの赤ワイン煮込みとササミチーズカツのランチ

category - ライフスタイル
2017/ 05/ 17
                 
先日、久しぶりに新宿のパンビュッフェの
ランチを食べてきました。


20170508_1.jpg

定番以外の4つが毎月変わります。


豚バラの赤ワイン煮込み

今回は「豚バラの赤ワイン煮込み」を注文。


豚バラの赤ワイン煮込み

豚バラが美味しかったです。
じゃがいもと、ニンジン、ブロッコリーが入っています。


ササミチーズカツ~デミグラスソース~

こちらは「ササミチーズカツ」

ササミチーズカツ~デミグラスソース~

カツの中にはいんげん、人参が入っている。
デミグラスソースもなかなか良かった。


パンビュッフェ

こちらはパンが食べ放題。
本当は全種類食べたいのですが
いつも好きな数種類に偏ってしまいます。


ムシドリのわさび風ペペロンチーノも気になったのですが
このところスパゲティが続いていたので
パンを食べることもあり小麦系はパスしました。

                         
                                  
        

2017リーグ 第11節 ヴィッセル神戸戦 レアンドロのゴールが収穫だが・・・ケガ人続出

category - 鹿島アントラーズ
2017/ 05/ 16
                 
■Jリーグ第11節 鹿島アントラーズ 1-2 ヴィッセル神戸
2017年5月14日(日) カシマサッカースタジアム 14:03キックオフ/18,626人


【スタメン】
GK クォン スンテ
DF 西 大伍、昌子 源、町田 浩樹、三竿 雄斗
MF 小笠原 満男、レオ シルバ、遠藤 康、土居 聖真
FW ペドロ ジュニオール、 鈴木 優磨


【控え】
GK 曽ケ端 準
DF 山本 脩斗、伊東 幸敏
MF 永木 亮太、レアンドロ
FW 金森 健志、金崎 夢生

【得  点】 89分 レアンドロ

【交  代】 35分 遠藤 →金崎、46分 ペドロ → レアンドロ、62分 レオ → 永木




またもやホームで負けてしまった。
しかも、遠藤、レオと負傷者が出てしまうし
なんかさんざんですな。

救いはレアンドロのリーグ初ゴールが見れたこと。
ゴールに関しては、その前にもチャンスはあったんだが
なんか点が入らない日でしたね。

石井さんって、セレッソ戦みたいに
中盤をごっそり入れ替えたりするくせに
交代がやたら遅い試合があったりと
結構極端な人だって印象があります。


この日は太ももにハリがあった
植田に代えてマチがスタメンへ。
最終ライン、マチと雄斗ってところが不安でしたが・・・


去年のCWCのせいか、リーグよりも
ACLを重視しているような感じがします。



試合は用事を済ませながらでさらっと見ただけですが
結果もけが人も起きてしまったことを
今更あれこれ書いてもしょうがない。

これまで出場機会に恵まれなかった選手は
逆にチャンスです。

今後も厳しい戦いが予想されますが
こういう時こそ底力を見せて欲しい。

                         
                                  
        

牟田刑事官事件ファイル「女たちの殺人パーティ」「見合い旅行殺人事件」

category - 土曜ワイド劇場
2017/ 05/ 14
                 
牟田刑事官シリーズ、妻の津島恵子はそのままだが、
一人娘の君恵が1作目では山咲千里だったが
2作目以降は丸山秀美に変更になります。


音楽も三枝成章から田辺信一に変わり
1作目のしっとり、じめっとした雰囲気から
明るい感じに変わってましたね。


●「女たちの殺人パーティ・青年社長をめぐる6人の女・
牟田刑事官事件ファイル」  1985年5月11日
原作: 石沢英太郎
脚本: 下飯坂菊馬
音楽: 田辺信一
監督: 降旗康男
制作: C.A.L
出演: 小林桂樹、平叔恵、竹井みどり、三浦真弓、谷隼人、
津島恵子、丸山秀美、織本順吉、菅野菜保之、五代高之ほか


牟田(小林桂樹)の娘・君恵(丸山秀美)が
勤める旅行会社の青年社長幡谷(谷隼人)が
銀行副頭取の娘咲子(鹿取容子)と婚約した。


牟田刑事官 女たちの殺人パーティ


祝賀パーティーの晩、乾杯のカクテルを飲んだ
君恵が毒殺されそうになった。


幡谷はプレーボーイで、多くの女性とうわさがあった。
咲子の前に付き合っていた女(竹井みどり)を妊娠させていて恨みをかっていた。
そして、その女が殺されてしまう・・・




今回は娘役が変わったお披露目もあるのか
前作同様君恵が絡んでくる。

舞台も君恵の会社だし社長や同僚たちも登場する。
そして、今回も君恵の恋愛もちょこっと。

君恵が同じ営業の設楽(五代高之)と付き合っているようで
牟田と妻の明子(津島恵子)は心配している。
牟田は設楽に君恵との仲について首を突っ込んだりして
設楽から煙たがられてしまう。

遊び人の設楽は二次会の舞台となった
バーの女(三浦真弓)と男女関係にあり
結局、君恵と設楽の付き合いが恋愛関係に
発展することなく終わる。



牟田刑事官 女たちの殺人パーティ

正直よくある2時間サスペンスといった感じで
特に面白いと思える内容ではなかったのだが
逆にこういう方がシリーズ化させやすかったのかも。


1作目で出てた久野刑事は織本順吉のままだが
署長が西沢利明から根上淳に、
梶原課長は峰岸徹から菅野菜保之に変わっていた。



さて、牟田刑事官シリーズは
1作目から2作目は1年半程間隔があいているが
2作目以降はコンスタントに放送されています。
3作目はなんと2作目の翌月という早さ!


2作目は明日CSで放送予定。

3,4作目はおそらく来月に
放送されるのかなと思っています。


●「見合い旅行殺人事件・愛人は西伊豆で二度殺される!
牟田刑事官事件ファイル」  1985年6月8日
原作: 石沢英太郎
脚本: 下飯坂菊馬
音楽: 田辺信一
監督: 斎藤武市
制作: C.A.L
出演: 小林桂樹、小林千登勢、津島恵子、丸山秀美、
沢田和美、高松英郎ほか



見合い旅行殺人事件


牟田の少年時代からの友人が管理人をしている
マンションの6階から初老の男が墜落死した。

2階に住む歌手の麻子(沢田和美)は
その直後、6階で人影を見たと証言した。

そして、麻子も殺されてしまう。



個人的にはこの前の週に放送された
森村誠一原作の「魔少年」の方が見たいです。
これも結構人気が高い作品なんですよね。



●「財布を拾った女・裏磐悌殺人逃避行・・・
牟田刑事官事件ファイル」  1985年12月14日
原作: 石沢英太郎
脚本: 下飯坂菊馬
音楽: 田辺信一
監督: 永野靖忠
制作: C.A.L
出演: 小林桂樹、岡江久美子、並木史郎、
津島恵子、丸山秀美、白木万理ほか



尾石(草薙良一)という男が水死体で発見され
一億円の保険に入っていることがわかった。

牟田は尾石の妻ユキ(岡江久美子)をマークする。


牟田刑事官 財布を拾った女


だがユキは、死亡推定時刻に
現場から遠く離れたところで財布を拾い、
派出所に届けていた。

応対したのは、牟田が目をかけている
柴田巡査(並木史郎)だった。


3,4作目もこの紹介から、どんなストーリーなのか
先が読めてしまう感じですが
放送されるのなら見てみようと思っています。


まだ80年代半ばなので、そこそこ面白いんじゃないかと
ちょっと期待している部分もあるので。


                         
                                  
        

「殺しの連鎖反応・努力しないで出世した男」(1983年)フランスのブラックユーモアサスペンスのドラマ化

category - 土曜ワイド劇場
2017/ 05/ 13
                 
今では司会、ニュースキャスターのイメージが強い
関口宏だが、昔はしっかり俳優業もやっていた。


土曜ワイド劇場にも何作か出演していて
評価が高いのが主演した「殺しの連鎖反応」です。



●「社内結婚・殺しの連鎖反応
”上司の女房はいい女”」  1983年1月29日
原作: フレッド・カサック  『連鎖反応』
脚本: 窪田篤人
音楽: 田辺信一
監督: 降旗康男
制作: C.A.L
出演: 関口宏、新井春美、高沢順子、江原真二郎、
岸田森、小倉一郎、藤村有弘、弓恵子、野口元夫ほか



ワンマン社長高砂大造(野口元夫)が率いる
中堅商社の高砂商事は、上司が死ぬと直属の部下が
そのまま昇格するというユニークな社則で有名。


社内はアメリカの商社との提携をめぐり、
寺沢専務(江原真二郎)派と
村松常務(藤村有弘)派が対立していた。


石丸秀夫(関口宏)は、高砂商事の第一営業係長。
派閥争いには関心はないのだが
所属部課の関係から否応なしに
常務派に組み込まれていた。

石丸は、社内で美人と評判の
総務課の田島美和(新井春美)と婚約していたが
美和が独断で寺沢に仲人を頼んだことから
平凡なサラリーマン生活を送っていた
石丸の人生の歯車が狂い出してくる。


殺しの連鎖反応 関口宏




課内では裏切者呼ばわりをされ村八分状態になるし、
なんとなく関係を続けてきた愛人のホステス
由香(高沢順子)からは妊娠を告げられる。

殺しの連鎖反応 フレッド・カサック

そんな中、石丸は寺沢の妻道子(弓恵子)と部長の情事を目撃してしまう。

人生に行き詰った石丸の胸に
部下の小野和彦(小倉一郎)が言った
「今までにだれか人を殺したいと思ったことはありませんか?」
という言葉が重い響きを持ってきた。

ふと芽生えた殺意は、やがて会社をゆるがす殺人事件へと発展していく。




このドラマ前の年の1982年の春頃に放送予定だったが
1982年3月に藤村有弘が亡くなったことにより
放送を見送っていた。

しかし、1982年12月に岸田森も亡くなり、
二人への哀悼の意を込めて
翌月の1983年1月に敢えて放送に踏み切った。

劇中でも常務の藤村と、常務派の岸田がからむシーンもある。


原作はフレッド・カサックの『連鎖反応』



殺人交叉点 (創元推理文庫)の中に収録されています。


ブラックユーモアが冴えるサラリーマン・ミステリーで
そのあたりがいかにもフランス人らしい。

土曜ワイドではキャスティングこそ地味ですが
だからこそ余計に奇をてらった
上司が死ぬと部下がそのまま昇進する
ところてん方式のへんな社則がある設定も
違和感なくすんなりと受け入れられる。


美女シリーズでもセットのチープ感や
現実離れした奇抜なストーリーも
天知茂はじめ俳優陣や井上梅次の力量で
見事に何度見ても飽きない作品に仕上げている。


今回も私的にはシリアスコミカルなイメージがある
藤村有弘や、独特な不気味さを持ち
小柄ながらも存在感がある岸田森が
しっかりと脇を固めている。


現在のドラマなんかでみる
演技してますってな芝居じみた演技ではなく
設定がどうであれ自然と溶け込んで見える
演技をする昔の俳優陣は安心してみることができる。


藤村有弘は美女シリーズの
「黄金仮面」での執事役も良かったですね。
藤村有弘、岸田森も好きな役者です。


そして、ドラマも万事うまくいくかと思いきや
ラストはそうくるかという皮肉な終わり方だったと記憶してます。
意外性がありみどころ十分です。


「殺しの連鎖反応」は昔の土曜ワイド劇場が
好きなファンの間でもとても評価が高い作品です。

私も一度見ましたが、もう一度見たいです。



                         
                                  
        

「昭和7年の姦通殺人鬼」(1980年)の原作 浜尾四郎の『殺人鬼』を読んでみた

category - 土曜ワイド劇場
2017/ 05/ 12
                 
先日書いた土曜ワイド劇場の
「昭和7年の姦通殺人鬼」と「昭和7年の血縁殺人鬼」のうち
1作目の「昭和7年の姦通殺人鬼」の原作
浜尾四郎の『殺人鬼』を読んでみました。

長年見たい作品だったので、やはり書いているうちに
ストーリーが気になってしまいました。





濱尾四郎(1896年4月24日~1935年10月29日)は
東京生まれの検事、弁護士で子爵でもある。
横溝正史の誘いから探偵小説も書くようになった。

若くして亡くなったこともあり
作家としての活動期間も短い。

さて、土曜ワイド劇場では「殺人鬼」を
以下の内容でドラマ化しました。



●「昭和7年の姦通殺人鬼・血に染まった函館」  1980年12月20日
原作: 浜尾四郎  『殺人鬼』
脚本: 山浦弘靖
音楽: 小川よしあき
監督: 国原俊明
制作: 大映テレビ
出演: 片岡孝夫、酒井和歌子、仲谷昇、中島ゆたか、
岡本信人、根上淳、文野朋子、八木昌子ほか


昭和7年、秋川産業の社長秋川駿三(根上淳)は、
軍部の戦争拡大方針に便乗して
造船や海運部門に手を広げつつあった。

駿三は病弱な妻徳子(文野朋子)と
4人の子どもと広大な邸宅に暮らしていたが
家庭内にはいつもいざこざが絶えなかった。

秋川家に、不吉な手紙が届いたため長女(酒井和歌子)は
東京の私立探偵、藤枝真太郎(片岡孝夫)に調査を依頼する。

その後、病床の母が毒殺され、続いて末の弟とお手伝いの娘が
何者かに殴り殺された。
事件を調べた藤枝は、秋川家に親子二代にわたる
忌まわしい人間関係があることを知る。



■浜尾四郎  『殺人鬼』

☆おもな登場人物

藤枝真太郎・・・元検事の私立探偵。
5年程前に検事をやめて2年後に銀座に探偵事務所を開く。
女嫌いの独身で母親と二人暮らし。

小川雅夫・・・藤枝の高校時代からの友人。
雑誌社に勤めている。
3年前に妻を亡くし、以後独身で母親と二人暮らし。
藤枝と違って女性に惚れやすい。


秋川駿三・・・45歳。旧姓山田。
23歳の時に秋川長次郎の娘徳子と結婚して婿養子となる。
秋川製紙などの社長を務めている。

秋川徳子・・・駿三の妻。45歳。

長女・ひろ子・・・駿三の長女で藤枝の依頼人。
美貌の持ち主で小川に恋心を抱かれる。
21歳でミステリー好き。

次女・さだ子・・・19歳。姉のひろ子とは趣の違う美しさを持った娘。


三女・初江・・・18歳。長姉のひろ子と似ている。

長男・駿太郎・・・15歳。

伊達正男・・・さだ子の婚約者。
駿三が昔世話になった男のひとり息子。
両親は既に死亡している。

笹田仁蔵・・・秋川家の執事。白髪頭の老人。

佐田やす子・・・20歳位。秋川家の女中のひとり。

木沢・・・駿三のかかりつけの医者。

林田英三・・・駿三が今回の事件を依頼した名探偵。
藤枝と事件解決へ向け腕を競い合うことになる。


名探偵・藤枝真太郎と友人の小川雅夫のコンビが
事件の謎を解く。

どこか、コナン・ドイルのシャーロック・ホームズとワトソンを思わせる関係。
「殺人鬼」も一人称は小川雅夫で書かれていた。



小川雅夫は銀座でばったり高校時代からの友人
藤枝真太郎に遭遇する。

藤枝に誘われてそのまま事務所へ行き
若くて美しい依頼人秋川ひろ子からの
相談の席に一緒につくことになる。
小川はひと目ひろ子を見た時から
あまりの美しさに心を奪われてしまう。


ひろ子の相談は父駿三のことだった。
去年の夏ごろから駿三に赤い三角形の印が押された
手紙が届くようになった。
その手紙はさだ子のところにも届いていた。


駿三は秋川製紙の社長をしていたが
その年の末に急に会社を辞めてしまった。
駿三は神経も病み木沢医師の世話になるようになった。


駿三は1代で大きな資産を築き
笹田仁蔵という執事の他にも
何人もの女中を邸内に抱えていた。


ひろ子が藤枝の事務所に来ることは誰も知らないはずなのに
事務所にいるひろ子宛てに赤い三角形の印が押された
タイプライターの手紙が届く。
そして、ひろ子の帰りのタクシーを手配しようと
電話をかけると混線して「秋川家の問題に手を出すな」と
藤枝を脅迫する声が聞こえる。


その夜、秋川の妻徳子がさだ子の薬をもらい
飲んだことで死んでしまう。
お手伝いの佐田やす子がさだ子のために
薬局から持ち帰った薬がいつの間にか
毒薬にすり替わっていた。


ひろ子と初江は似ているのだが
さだ子だけは駿三と似ているものの
他の姉妹とは似ていない。

実はさだ子は伊達と結婚した場合
秋川の財産の1/3を譲られることとなっており
これに徳子は強く反対していたのだ。
この日も結婚を巡り徳子と伊達は口論をしていた。


藤枝と小川も秋川邸へ向かうが
到着すると駿三が事件の依頼をしていた
名探偵の林田英三がいた。

以降は藤枝と林田が我先に事件を解決せんと
相手を出し抜こうとしたり、時には協力しながら
事件の謎を解いていく事となる。


その後すぐに息子の駿太郎が殴られた上絞め殺され
無残な全裸死体となり、同時にその近くで絞め殺された
やす子の死体が発見される。


事件の裏に見えてくる姦通劇。

そして、初江も体調を崩し木沢からもらった
薬を飲んだ後に風呂場で死体となって発見される。

初江は死の前になぞの女から電話がかかり
「危険だから、木沢からもらった薬を飲むな」と
警告を受けていた。


名探偵の藤枝と林田がいるにもかかわらず
次々に殺されていく秋川家の人々。


ひろ子はさだ子と伊達を疑い
高橋警部はひろ子を疑う。

そんな中、またしても秋川家の人間が死体で発見された。


徳子がさだ子からもらった薬はいつ毒薬にすり替えられたのか

駿太郎とやす子はどうやって短い時間で素早く殺されたのか

初江は入浴中悲鳴もあげずに死体となっていた
全裸の無防備な女性をどうやって
誰にも悟られずに殺すことが出来たのか

そして、犯人の動機は何なのか

謎は深まるばかりなのだが、消去法でいけば
犯人はおのずとわかってくる。

浜尾四郎は海外のミステリー好きでもあったらしく
『殺人鬼』にもヴァン・ダインの長編推理小説
『グリーン家殺人事件』が登場する。


他にもショパンの「葬送行進曲」がトリックのひとつに
使われたりと読んでいて面白さを感じました。




土曜ワイドのタイトルにもなった「姦通劇」
これは読んでいるうちにすぐにわかるのだが
姦通は二重仕掛けとなっており
これが犯人の動機となってくる。


土曜ワイドでは、
藤枝探偵を片岡孝夫
相棒の小川を岡本信人
好敵手林田探偵を仲谷昇
駿三を根上淳
妻徳子を文野朋子
ひろ子を酒井和歌子ということだが

ひろ子と違う美貌のさだ子がおそらく
中島ゆたかなのだろう。




次の「昭和7年の血縁殺人鬼・呪われた流水」でも
原作の『鉄鎖殺人事件』の弱い部分が
見事にカバーされていたようなので
今回の殺人鬼もごちゃっとしているあたり
うまくすっきりと脚色されていたことだと思われる。


どちらも仲谷昇、松尾嘉代の演技が素晴らしかったらしいので
原作を読んでストーリーがわかってはいても
やはりドラマの方も見てみたい。

今回浜尾四郎の評価も高かったのも
後押しとなって原作を読んでみたが
原作を読んでいた推理マニアたちからも
ドラマの評価が非常に高いことからも
ますます見たい度がアップします。



「鉄鎖殺人事件」も読んでみたいと思っています。