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2017/06/27
2017/06/26
2017/06/25
展覧会レポート昭和のドラマ昔の土曜ワイド劇場懐かし邦画

2017年06月

        

「女が階段を上る時」 (1960年 東宝) 高峰秀子の夜の銀座を舞台にしたスタイリッシュな映画

category - 昭和の日本映画
2017/ 06/ 27
                 
「女が階段を上る時」という1960年の東宝映画を見ました。
主演は高峰秀子で衣装も彼女が担当しています。



女が階段を上る時


ちょうどこれを見る前にBSフジで仲代達矢のドキュメンタリーをやっていて
菊島隆三や先輩女優高峰秀子や原節子の話題もあって
共演している映画を見たいなと思っていたところでした。


脚本は菊島隆三、監督は成瀬巳喜男で音楽は黛敏郎でした。
この音楽がまた銀座の女を描く映画にピッタリでした。

オープニングの映像もこれまた味があってシャレた雰囲気だった。


女が階段を上る時・・・
毎回上る時は嫌な気持ちになるが、上ったあとは今日の風が吹く。





矢代圭子は夫を亡くして、今は銀座で雇われママをしている。
圭子は身持ちがかたくて、そういうママ目当てで来ている客もいる。
オーナーから売り上げのことでうるさくいわれても
圭子は性格的に、今晩店に来てという営業の電話も掛けるのが嫌な性格だった。
オーナーは常連客だった美濃部(小沢栄太郎)の足が遠のいているのが原因だと言う。
美濃部は店から独立していった女が始めた新しい店へ、足しげく通っているらしい。


女が階段を上る時


マネージャーの小松からももっと営業活動に力を入れるように言われるが
圭子は自分の気持ちを変えることはしたくない。





店のみゆきが松井(藤木悠)と結婚することになり
みんなでお店に集まってお祝いした。

団令子

純子(団令子)は結婚よりも銀座で生きていく事を決めているようだ。


愛する人に連れられ銀座を去っていくみゆき。





圭子ももともとは幸せな奥さんだった。
銀座の雇われママは性に合ってないように思える。
今でも死んだ夫の話しはよくしている。
まだ圭子の中では、夫を超える存在は現れていない。




久しぶりに美濃部がやってきた。


女が階段を上る時 高峰秀子

圭子の元で働いていたユリ(淡路恵子)の店が繁盛してるとのことなので
美濃部に連れていってもらった。



小沢栄太郎

いつみてもおじさんな小沢栄太郎。
もっと若い時はどんなだったんだろう。




淡路恵子

一見、経営がうまくいってるようにみえたユリだったが、実はそうではなくて
最後の方では、自殺未遂で借金取りから逃れるつもりが、そのまま死んでしまった。



女が階段を上る時

ユリの母親役の(沢村貞子)。
ユリの葬儀の日まで無情にも借金の取り立てが来て
母親が泣きながら撃退しようとするが。


女が階段を上る時

女ひとり悩みも多い。
怪しい女占い師(千石規子)に占ってもらうこともある。


女が階段を上る時

圭子はひとり暮らしをしているが、実家には母(賀原夏子)と
兄と障害をかかえた兄の子どもがいる。

兄は経済力がなく、妻にも逃げられて
自分の弁護士費用なんかを圭子に工面させている。

店の経営で頭を悩ますだけでなく、こうやって
実家の面倒までみなければならずキツイ立場に置かれていた。


女が階段を上る時

圭子の母親役の賀原夏子。
この人もいつみても誰かのおかあさんとかおばあさん役。
娘時代はどんなだったのか。

女が階段を上る時

いつみてもおばさんといえば、菅井きんも出演していました。


女が階段を上る時

闇屋をやっている役では多々良純も。


女が階段を上る時

圭子の店の客郷田(中村鴈治郎)は圭子の面倒も見ようとするが。
中村玉緒の父、中村鴈治郎も出ているが
娘の玉緒に顔がソックリ。


銀座のママに徹せられず、客あしらいもうまくない圭子。
店には自分を慕ってくれ厳しいことも言ってくれる同士のような
小松もいるが経営の事やら何やらで頭がいっぱい。
そこへもってきて実家には母と兄と甥が自分の仕送りを待っている。


普通の主婦だった圭子は、だんだん疲労がたまって
実家で療養をしてしまう。


そんな時に、客の関根(加東大介)は実家まで見舞いに来たり
圭子に銀座のママは合ってないから結婚をした方がいいと
親身にアドバイスをしてくれる。

圭子の家へ兄がやって来た。
息子の手術費用について圭子に工面を頼みに来たのだ。
圭子は泣きたくなってきた。
でも、自分が用意するしかないのだ。



女が階段を上る時


そこへ関根が訪問してきた。
ついに関根は圭子にプロポーズをする。
心身共に疲れていた圭子は関根に泣いて縋りついた。
工場を経営している関根は見た目こそいい男ではないが
その真面目な思いが伝わってくるようだった。



ところが、関根には妻がいた。
圭子は女房に会うがその貧しい身なりから経済状態も伺われる。
女房は圭子に関根は外見とは違い女たらしでいつもうまいことをいい
見栄っ張りなのだと教えてくれた。



女が階段を上る時

関根に裏切られて傷ついた圭子は
銀行支店長をしている客の藤崎(森雅之)と飲んでいて
荒れた精神状態からベロンベロンに酔ってしまう。


正体がなくなった高峰秀子はかわいらしい。




圭子を自宅に送り届けた藤崎は、圭子に迫り
あれほど身持ちが堅かった圭子だったが
藤崎と1夜をともにしてしまった。


しかし、それもつかの間。
藤崎は転勤が決まり別れのあいさつに来ただけだったのだ。


仲代達矢

小松は店に純子がいたときに割り切った関係を持っていたが
実はずーっと圭子のことが好きだった。



圭子がとうとう藤崎と肉体関係を持ってしまって怒りが湧いてきた。


小松は圭子が亡夫のことを話せるのはなんとも思わなくても
今存在している妻子持ちの藤崎との関係は許せなかった。



そして、これまで言葉にはしてなかった自分が圭子を好きなのだということを
はっきりと伝えて、圭子にプロポーズした。

だが、圭子は身内同士でうまくやっていけるわけがないと
小松のプロポーズを断ってしまう。

傷心の小松は圭子の店を辞め
純子の店へ自分を雇ってくれないかと訪ねていった。



女が階段を上る時

あれほど、この階段を上るのを嫌がっていた圭子だったが
これまでと変わることなくいつもの通り階段を上って
銀座での1日が始まるのである。



1960年頃の銀座

この頃の銀座の風景。
昔の映画やドラマを見ると、高い建物が少なくて
歩道も整備されていなくて東京都は思えない姿に驚きます。







ちょうどいいタイミングで見れて面白かった。

最後プロポーズを拒否して、銀座の女を選ぶラストには
うーんそれでいいのって感じでしたが。


さて、この後どうなったんでしょうね~。







                         
                                  
        

「善人たちの夜・ニセ花嫁作戦!初夜にドッキリ、危機一髪」 (1982年)  天藤真 『善人たちの夜』

category - 土曜ワイド劇場
2017/ 06/ 26
                 
親の決めた縁談を嫌う旧家の息子は父の危篤を知らされて
友人の恋人を婚約者に仕立てて帰京する。

そこで起こる大騒動をコメディタッチで描く。



●「善人たちの夜・ニセ花嫁作戦!初夜にドッキリ、危機一髪」  1982年6月26日
原作: 天藤真  『善人たちの夜
脚本: 吉田剛
音楽: 福井峻
監督: 井上芳夫
制作: 松竹
出演: 田中裕子、風間杜夫、山形勲、森本レオ、
服部まこ、南美江、下条正巳、高原駿雄ほか



善人たちの夜・ニセ花嫁作戦!初夜にドッキリ、危機一髪



西伊豆の旧家大羽家の跡取り息子・弥太郎(風間杜夫)は、ある事情から家出をして、
東京でサラリーマンになっていた。


ところが当主・弥左衛門(山形勲)が病気で余命いくばくもなく、
周囲の者は弥太郎にすぐ戻るように説得し
さらに弥左衛門を安心させるためにすぐ結婚してほしいという。


弥太郎は先輩・早川(森本レオ)の恋人みどり(田中裕子)を
恋人を婚約者と偽って帰郷する。








これはかなり面白くて良かったです。



タイトルにもあるように登場人物が善人ばかり。


出演者は大げさな演技はしてないけど、どこか滑稽でまじめコミカルといった感じで
単純に楽しめるドラマとなっていた。


確か記憶では風間杜夫が森本レオの恋人を借りて
田中裕子とニセのカップルとなり帰郷するが
初夜の日に、きちんと結ばれたことを周りにわからせて安心させるため
ベッドの中で起きながら「うー」とか「アー」みたいなやっている演技をしていたような。


バカバカしいのだけど、それがくだらなく感じず
素直に笑えた覚えがあります。



                         
                                  
        

牟田刑事官事件ファイル3 「見合い旅行殺人事件」 銀水荘が気になります

category - 土曜ワイド劇場
2017/ 06/ 25
                 
以前もちょろっと書きましたが牟田刑事官の3作目です。
特に好きなシリーズではないのにこんなに書くのは
いろいろとビックリしたことがあったから。


ここまで2作を改めて見てみて
今回もタイトルが「見合い旅行殺人事件」とあって
また娘の結婚話だなとピンときました。
そしてキャストと簡単な紹介文を読んですぐに犯人もわかってしまったという。


●「見合い旅行殺人事件・愛人は西伊豆で二度殺される!
牟田刑事官事件ファイル」  1985年6月8日
原作: 石沢英太郎
脚本: 下飯坂菊馬
音楽: 田辺信一
監督: 斎藤武市
制作: C.A.L
出演: 小林桂樹、小林千登勢、津島恵子、丸山秀美、
沢田和美、高松英郎ほか


牟田刑事官


牟田の友人井上(高松英郎)が管理人をしているマンションで
妻から離婚を告げられて一人暮らしをしている男が墜落死した。
マンションに住む歌手の麻子(沢田和美)はその部屋のベランダで
人影を見たと証言した。


それから月日は流れ釣り好きな牟田(小林桂樹)は
井上たちと釣りのツアーに出かけた。
そこに参加している青年を牟田の娘の君恵(丸山秀美)の
結婚相手にどうかという話が持ち上がり君恵もツアーに同行した。


宿泊先の銀水荘ではおかみのマキコ(小林千登勢)が迎えてくれた。
10年前牟田はある事件でマキコを知っていて再会に驚いた。


牟田刑事官


ツアーには銀水荘の大株主でもあり、荒磯会の会長でもある
大貫(土屋嘉男)も参加していた。
大貫の若い愛人は麻子で、ひそかに大貫の元を訪れて
ふたりは逢瀬を楽しんでいた。
さらに大貫とマキコも以前関係があった。


ある夜、浴場で麻子の全裸死体が発見された。
続いて大貫までもが死体で発見された。
大貫は死の直前マキコに解雇を言い渡していた。

麻子殺しは以前のマンションでの墜落死と関係があるのか?
大貫の死にはマキコが関係あるのか?

犯人は思った通りで、アリバイもこんなことだろうなぁという
想像がつきその通りだったので特に記事にするほどではないのだが。



牟田刑事官というと地味なイメージがあるのだが
1作目では森下愛子の裸こそないが生々しいレイプシーンで
いきなり始まり度肝を抜かされた。

2作目は普通の2サスと言った感じで油断してたのだが
今回はいきなり沢田和美のヌードでスタート!
しかも、土屋嘉男とのねっとりベッドシーンでの絡みでウゲッと思ってしまった。
殺された時も風呂場で沢田和美が全裸だったし・・・
美女シリーズかよ!と思うほど裸が出てきた。


以前、「見合い旅行殺人事件」についてちょこっと書いたんだけど
沢田和美の名前を入力したときに「牟田刑事官だしさすがに脱いでないよな」と思ったらコレですから。


最初の出演者紹介でもおもいっきり裸で紹介されていましたし。



最初のマンション墜落死では死んだ冴えない男が
のぞき趣味で若い女の部屋を覗き見してて裸が出てくるし。



牟田刑事官
意外なことに裸祭りでビックリ。



さて、君恵の見合いだが、君恵は長谷川初範にはなびいたが
うるさい母親付きの青年には興味がなく今回もひとりのまま。
長谷川初範は沢田和美と以前関係があり
今回のツアーでも寝てしまったくらいだからね。


伊豆堂ヶ島銀水荘


今回のロケ地は西伊豆堂ヶ島の銀水荘。
こちらはまだ営業しているホテルのようです。

西伊豆堂ヶ島銀水荘





1か月くらい前?、テレビを見ていたら牟田刑事官の2007年の
シリーズ最終回がやっていました。
そこで驚いたのは、刑事官が老人になっていたこと。




牟田刑事官 小林桂樹




そりゃそうだ。
だってシリーズ1作目が1983年で
この時すでに定年後の話しが出てたはず。



そっから20年以上ですから、さすがに働かせすぎだろ。




3作目では小林桂樹が宿の女将小林千登勢に

「おれだって刑事の前にひとりの男だよ」

なんてセリフを吐く余裕がまだ残されてるんですが
さすがに33作目では・・・ねぇ。






もう小林桂樹を見ているだけで辛くなってきました。
演技云々どころではないという感じだった。


ちなみにドラマはつまらなくて、小林桂樹の姿に驚いて
1,2分見ただけで消してしまいました。


このシリーズ1でレイプからスタート
3で沢田和美の裸からスタート
33では牟田さんがすっかり老人になっていて
奇数回ではなぜか驚かされることが多い。



************ 牟田刑事官シリーズ ************



1. 「事件の眼・信濃路にいた女」

2. 「女たちの殺人パーティ」

3. 「見合い旅行殺人事件」

4. 「財布を拾った女」

5. 「露天風呂撮影会ツアー殺人事件」

6. 「奥鬼怒川湯けむり渓谷の殺意」

7. 「奥浜名湖女たちの危険なプレイ」

8. 「湯けむり伊豆半島、女たちの殺人スポーツツアー」

9. 「岸辺に立つ女」