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2017/06/22
2017/06/21
展覧会レポート昭和のドラマ昔の土曜ワイド劇場懐かし邦画

2017年06月

        

ファミリー劇場で大都会放送開始

category - 昭和のテレビドラマ
2017/ 06/ 30
                 
CSのファミリー劇場で「大都会-闘いの日々-」の放送が
7月3日から始まるようです。
時間は、月曜から金曜日の11時~12時です。



大都会 闘いの日々




大都会シリーズは、かなり前に日テレプラスや
チャンネル銀河で放送した時に
パートⅢまで全話とってあるのですが
日テレプラスよりもファミ劇の画面サイズの方が好みなので
一応とりなおしてみようかなと思っています。

「闘いの日々」は結構渋くてまだ黒岩と丸さんの関係が
年齢通りなんですよね、確かパートⅡから逆転してきたような。

この中ではやはりパートⅡが一番好きかな。


しかし、ファミ劇は裕次郎系が好きですよね。

「太陽にほえろ!」「西部警察は」リピートしまくっているし
さらに今度は「大都会」ですか。
「太陽にほえろ!」は前に殉職シリーズをやったかと思えば
今度は着任シリーズを一挙放送するようです。



大都会もこれまでの流れだとパートⅢまで全話放送するんでしょうね。


ファミ劇では、そろそろ特捜最前線の全話放送もして欲しいところだ。
と、思っていたら7月3日の夜10時からはBS朝日で
特捜最前線の59話「制服のテロリスト達!」が放送されるようだ。



制服のテロリスト達


すでにもっているので見るかどうかはわかりませんが。
前回ナーンチャッテおじさんで終わっていたので
セレクションの続きですね。



今後BS朝日で継続して放送されるのかは不明です。





            
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「はらぺこあおむし」  エリック・カール展@世田谷美術館

category - 美術・展覧会レポート
2017/ 06/ 29
                 
『はらぺこあおむし』で有名なエリックカール。

「エリック・カール展」が世田谷美術館で行われているので
遅まきながら行ってきました。
チケットは会期前から用意してたんですが、気が付いてみたら終了間際・・・。



エリック・カール展 世田谷美術館



世田谷美術館は初めていったのですが
こういう区の美術館はちょうど6年前の今頃に
「ラファエル前派からウィリアム・モリスへ展」を
目黒区美術館へ見に行って以来ですね。

あの時はラファエル前派といいながらも
ウィリアム・モリスというやや地味目なチョイスから
平日の昼間行ったけどガラガラだったことを覚えています。


エリック・カール展の方は平日の昼間でしたが
そこそこ混雑していました。



エリック・カールは1929年生まれのアメリカの絵本作家。
アメリカで生まれたんですが、その後ドイツに移住したことで、
ナチス党政権下で少年時代を過ごすことになりました。


その時のエピソードもあり、がんじがらめのドイツを離れ
アメリカへ戻ってからはグラフィックデザイナーを経て
絵本作家として世界的に知られることとなります。


作品だけ見ていると、戦争とは結びつきませんが
つらい体験をしているのにそれを感じさせない人間性に魅力を感じます。








展示物は最終原画とともに、全て手作りのエンドペーパーや
絵本作成のもととなる下書きなどが展示されていました。

気になったのはアンデルセン童話の「7つのお話」で
白鳥に変えられた王子たちとその妹とあり
私が子供の頃に好きだったあの話しかなと懐かしくなりました。







他にもイソップの「さるとキツネ」がありました。







お月様をとるために、パパのはしごもどんどん長くなっていく。
こういう枠のない可能性を感じられる発想はとても好きです。




エリック・カールは2002年にアメリカではじめての
絵本美術館を開いたとのことで
それは日本の絵本美術館に影響を受けたからのようです。


最後の方では日本とエリック・カールとの関わりが紹介されていました。


アメリカでは絵本に穴を開けたりする絵本は採算が取れないということで
日本の出版社の協力があって、絵本が世に出されたそうです。


「カールと日本」という最終章では、カールが見た日本のキモノを
押し紙で作った「キモノⅠ&Ⅱ」も展示されていた。




世田谷美術館

世田谷美術館は砧公園の中にあります。
公式ホームページのアクセスによると、用賀駅から徒歩約17分程だとか。
駅から、砧公園までは程よい距離感で案内板が出ているために
特に地図を見なくてもスムーズにたどり着けます。




エリック・カール展

だけど、公園内から美術館まではちっとわかりづらかったかな。
方向はわかっていたんだけど、どこで曲がればいいのかが見えづらかった。



砧公園
 

公園内はこんな感じなので、駅から公園までのように
途中で「世田谷美術館→」みたいな看板が出てると良かったかな。



お天気もあの暑さが和らいでいる時で
雨にも降られず、ちょうど良い時期に行くことが出来ました。


砧公園はとても広くて、緑の中美術館までの道のりも
気持ちよく歩いて行けた。


来年のスケジュールを見るとファッション系の展覧会があるようなので
もしかしたら再訪するかもしれません。



                         
                                  
        

「昭和7年の血縁殺人鬼」 (1981年) 浜尾四郎 『鉄鎖殺人事件』   

category - 土曜ワイド劇場
2017/ 06/ 28
                 
以前書いた土曜ワイド劇場の
「昭和7年の姦通殺人鬼」と「昭和7年の血縁殺人鬼」のうち
2作目の「昭和7年の血縁殺人鬼」の原作
浜尾四郎の『鉄鎖殺人事件』も読んでみました。



さて、土曜ワイド劇場では「鉄鎖殺人事件」を
以下の内容でドラマ化しました。


●「昭和7年の血縁殺人鬼・呪われた流水」  1981年10月24日
原作: 浜尾四郎  『鉄鎖殺人事件
脚本: 山浦弘靖
音楽: 小川よしあき
監督: 国原俊明
制作: 大映テレビ
出演: 片岡孝夫、松尾嘉代、岡本信人、片平なぎさ、内藤武敏、
西崎みどり、佐藤佑介、近藤宏、河原崎長一郎、大鹿次代ほか



探偵の藤枝真太郎(片岡孝夫)は、
小樽一の海運会社、若宮海運の社長貞代(松尾嘉代)の
娘・玲子(西崎みどり)の依頼で小樽にやって来た。

昭和7年の血縁殺人鬼

最近鎖で縛られ、剃刀を腹にさした気味の悪い人形が
貞代のもとに届けられ、母のおびえたようすから何か
恐ろしいたくらみがあるのではないかというのだ。

昭和7年の血縁殺人鬼


その後、貞代の前夫が人形と同じ方法で殺され、
続いて現在の夫(河原崎長一郎)も殺される・・・。





浜尾四郎全集(2) [ 浜尾四郎 ]



■浜尾四郎  『鉄鎖殺人事件』

☆おもな登場人物

藤枝真太郎・・・元検事の私立探偵。
5年程前に検事をやめて2年後に銀座に探偵事務所を開く。
女嫌いの独身で母親と二人暮らし。

小川雅夫・・・藤枝の高校時代からの友人。
雑誌社に勤めている。
3年前に妻を亡くし、以後独身で母親と二人暮らし。
藤枝と違って女性に惚れやすい。

大木玲子・・・小川の母方のいとこ。

関山鉄三・・・玲子の婚約者。

日野勘平衛・・・質屋薩摩屋の店主。

金沢佐助・・・薩摩屋の番頭、28歳。

谷口くま・・・日野家の通い女中、52歳。

若宮貞代・・・美貌の富豪。

若宮静雄・・・貞代の年下の夫。

黒井明光・・・貞代の顧問弁護士。

峰岸澄江・・・黒井の秘書。

奥田とめ・・・貞代の養女の乳母。




前回の「殺人鬼」から半年・・・
小川雅夫はまだ失恋の痛手が消えてなかった。


小川は藤枝真太郎の事務所にいた。
小川のいとこの大木玲子が
婚約者関山鉄三の様子がここのところおかしく
悩んでいるように見えたので藤枝を紹介していたのだ。
そこへ玲子から電話が入り事務所へやってきた。


玲子は明日日付の新聞で角の質屋で恐ろしい殺人事件が起こったと
要領の得ないことを話し去っていった。
不審に思ったふたりがその質屋薩摩屋へ行ってみると
裏口が空いていて店の中で店主の日野勘平衛が胸を刺され
鉄の鎖で高手小手に縛られて殺されていた。



床には壁に掛けてあったと思われる西郷隆盛の肖像画が破り捨ててあり
日野の肖像画だけが1枚残されているだけだった。
床にはもうひとつ原宿に住む若宮貞代あての封筒が落ちていた。
二階へ通じる階段には蝋で描かれた
「西郷の肖像画の下」という速記のメッセージがあり
ほこりが溜まっているところに丸い型が残されている。
藤枝はこれをシルクハットの跡だという。
この日は、現場をそのままにして一旦帰った。



翌日、女中の谷口くまが日野の死体を発見し、
高橋警部たちが現場に到着していた。
薩摩屋質店にはくまの他に番頭の金沢佐助がいるだけだった。
金沢の話しでは、日野は金には渋い癖に
西郷隆盛の肖像画だけは目がなく金に糸目をつけず買いあさっていた。


質屋の隣のアパートの3階に住む斉藤謙という会社員が
藤枝に隣の部屋に住む柿崎正雄という不審人物の存在を教えてくれた。
柿崎の部屋の下には北田友次郎という男がいて
二人とも事件があった夜柿崎の部屋で足を音を聞いたというのだが
30分のずれがあった。



タクシー運転手の坂本初太郎により玲子が
事件が発生した日に日野の店を訪れていたことがわかる。
さらに、関山と日野との間にはトラブルがあった。
玲子が言っていた関山の様子がおかしいのは
このことが原因かもしれない。
玲子は小川の母にしばらく旅行に行くと手紙を残し
行方がわからなくなってしまった。



殺害現場に落ちていた手紙の宛先の若宮貞代は富豪で、
この事件後は体調が悪いと顧問弁護士の黒井明光に対応を任せていた。


若宮貞代は20以上も年の離れた
日野勘平衛と若い頃に結婚させられていた。
まだ大人になりきれていなく、わがままな貞代は
おままごと遊びをするような気分で女の子どもを欲しがった。
ふたりの間には一時期女の幼児が来て、
子供の面倒は奥田とめという乳母が全て見ていた。


貞代の父の万之助が20年ほど前に死ぬと、
貞代は日野と離婚をして、養女はとめとともに家を出てしまった。
その後貞代は、年下の静雄と結婚したのだった。



藤枝と小川が日野事件にとりかかっているときに
タイピストをクビになり、デパートで万引き事件を起こした
峰岸澄江という女と出会う。


半年前の失恋の傷が癒えないのに
小川は性懲りもなく澄江に一目ぼれをしてしまうのだ。


澄江はその後犯罪者の更生を手伝いたいという
黒井弁護士の意向もあって黒井の秘書となるが
素行の悪さもかわらず、小川に不可解な行動をとったりと
謎が多い正体不明の女だった。



日野殺しが未解決のままだったが
貞代の現在の夫・若宮静雄が邸内で日野と同じように
胸を刺された上に、鉄鎖で縛られて殺されていた。
しかも、現場には開封された関山から玲子へ宛てた手紙が落ちていた。



小川の母に玲子から再び手紙が届いた。
玲子はお金の管理を黒井弁護士に任せてあると言い
自分のことは心配しないでくれと書いてあった。



小川が黒井弁護士の事務所にいる時に番頭の金沢が
藤枝がここにいると聞いたと藤枝を訪ねてきた。
藤枝は事務所にはいなかったが、小川が対応したところ
金沢は日野の古い日記を見てしまいそのことで藤枝に話したいことがあるのだという。


金沢が明日、藤枝のもとを訪れたときに詳しく話すということになり
二人は別れるが、その日金沢も殺されてしまう。






藤枝たちは貞代が籍は入れないまでも一時期養女にしていた少女が気になる。
今なら年の頃21,2歳くらいだろうか。
玲子なのか、澄江なのか。
小川の母によると玲子は幼い頃、少しの間両親のもとを離れて
どこかの家で過ごしていたようだ。


そんな時、藤枝は奥田とめの内縁の夫大西と接触することが出来た。
大西の案内で藤枝がとめの家へいったところ一瞬の隙をついて
とめが何者かに殺されてしまった。
藤枝はとめが最後に「甥が・・・」と一言残したのを聞いた。
とめの甥は関山だった。


関山はアパートの不審人物柿崎と同一人物だった。
変装をして柿崎という別人物になりすまし
最初の被害者日野の隣のアパートに部屋を借りていたのだ。


そして、関山に腹違いの弟がいたことがわかる。
それは、北田友次郎だった。
関山はこのことを知っていたが、北田は知らなかった。
関山は柿崎に扮して、北田のアパートの上の部屋を借りていた。


藤枝は玲子の居場所の見当がついたので
小川に鎌倉にある材木屋へ行かせることにした。
しかし、夜だったので人通りもなく小川は道に迷ってしまった。
そこへ、同じように玲子の居場所を記した手紙を受け取ったという
黒井弁護士とバッタリ出会う。
二人は何者かのいたずらだということで東京へ引き上げる。



立て続けに起こる連続殺人。
その後、黒井弁護士までもが何者かに刺され危うく命を落としそうになった。
この事件を知った玲子は鎌倉の隠れ先から出てきて
小川が不在の時に母のところへやってきたようだ。
玲子は拘束された関山を心配して小川の家を後にしたのだ。
関山は父の秘密が日野に握られていたらしく
これが関山と日野の確執となったらしい。




そんな中、今度は貞代が日野、静雄と同じ形で殺される。
3人目の鉄鎖殺人。
生前は美人だった貞代が、恐怖に顔をゆがめて醜く死んでいた。
貞代は遺言状も作成していた。
それは意外な配分が記されてあった。


また日野勘平衛が一時期西郷という苗字を名乗っていたことを知る。


最後に、ある人物に見えてきたジキル博士とハイド。
だんだん、犯人が姿を現しはじめる・・・!



西郷隆盛の肖像画というメッセージの意味は何なのか。
貞代の養女は玲子か澄江なのか?
澄江が養女じゃないとしたら正体は?
関山はなぜ日野とあんなに仲が悪かったのか?



人間関係が複雑かつ、一部で同一人物だったりと
ちょっとややこしく、頭がぐにゃっとなりながら読了しました。


「殺人鬼」を読んでいたので、真犯人はこの人かしらっていうのは
なんとなく察しはついていました。
まぁ50%当たっていたかんじですかね。
動機は意外に単純だったなぁと。


貞代の養女の正体も
藤枝の最後の方の一言で見当がつきます。




ドラマでは原作をアレンジしていたようなので
原作とドラマの登場人物が必ずしも一致するとは限りませんが
松尾嘉代が演じた若宮貞代の前夫静雄が近藤宏
黒井弁護士が内藤武敏、関山が佐藤佑介なのかな。


舞台も原作は原宿だけど、ドラマは小樽のようだし。
原作にはなかった、貞代に鉄鎖の人形が送られてくるというのも
面白そうですし、どう脚色されたのかが気になります。



小説では前作「殺人鬼」の方がシンプルで引き込まれました。
「鉄鎖殺人事件」は登場人物が一部同一人物になっていて
その分広がりがあるというか複雑なかんじでややこしかったけど
一度消化してしまえばなるほど面白いといった感じです。

私が読んだのは「浜尾四郎全集<2>殺人鬼」で

・殺人鬼
・博士邸の怪事件
・鉄鎖殺人事件
・平家殺人事件

と、4つのお話がありました。

「博士邸の怪事件」はNHKのラジオドラマでやったものを
小説にしたらしく「殺人鬼」「鉄鎖殺人事件」と比べると
かなり短いお話です。
藤枝真太郎探偵は登場しますが、相方の小川雅夫は出てきません。


「鉄鎖殺人事件」を読み終わって、
最後のところからもうこのコンビは封印してしまうのか
それとも最後のところを残して新たにスタートするのかしらと
とても気になっていました。

小説では物語の語り手の小川は
『藤枝の功績は今後も紹介することは忘れないつもりである。
では、いずれ。』と締めくくっているが
ならばあの終わり方から、次はどうスタートするのか
予測しづらいなと思ってました。




この後著者は、議員当選のため政治家活動が忙しくなってきたからか
1年半程小説は書かなかったそうです。


そしてようやく書き始めた、「平家殺人事件」にも藤枝・小川コンビが登場します。
ただ掲載していた雑誌が半年ほどで廃刊になってしまったため
「平家殺人事件」自体も中絶してしまったのです。
その後は短い随筆があるだけで、39歳の若さで死んでしまいます。

といっても、若い時から髪が薄く30代では禿ていたので
写真を見てもとても老けて見えます。
パッと見、容貌は江戸川乱歩に似てますね。





「鉄鎖殺人事件」は前作「殺人鬼」の余韻を残したままスタートしましたが
「平家殺人事件」はプロローグとして、藤枝・小川の紹介からスタートしています。
前の2作とはちょっと入り方が違うなと感じました。

これまでのように藤枝と小川の会話が始まるということはなく
紹介後、小川は小説の間隔が空いたことの言い訳をしてます。

小川いわく、「殺人鬼」「鉄鎖殺人事件」とふたつの事件の記録係を務めたが
藤枝に雇われているわけではなく、呑気ながらも勤め人であること
その他の友人との付き合いがあったこと、藤枝もある事件のしくじりで
くさっていることなどを挙げている。

そして、小川は服部という友人の招待で信州旅行へ行く。
列車の中で平圭次郎という陰気な若い男と出会う。
ふたりの目的地は同じで、平は小川に恋人の亡霊に悩まされているのだと話す。

平は列車の中で名刺を交換したことから、
小川があの藤枝の相方でないかと思っていた。


と、藤枝が登場する前に小説は中絶している。






「平家殺人事件」が完成していたら
土ワイでシリーズ3弾として制作されていたでしょうね。
浜尾四郎の原作も1980年、1981年にドラマ化し終わって
片岡孝夫は1982年には笹沢佐保の画家探偵をやってましたが
おそらく1982年に片岡孝夫と岡本信人のコンビで
「昭和7年のナントカ殺人鬼」で「平家殺人事件」をドラマ化したのではないかと。


そう考えると3作目が完成されなかったことが本当に惜しい。
片岡&岡本のコンビは見たことがないけど相性が良さそう。


ドラマの方は見る目が厳しい原作ファンも高く評価しているので
是非とも再放送してほしいところだ。
原作で良くても映像化した時に満足がいかないというのもあるはずだが
小説のやや弱い部分を補いドラマ独自の演出を加えながら
見事に映像化したようですし、かなりエグい内容になっているとの
コメントをいくつも見たので期待度が高まっています。



************ 関連記事 ************


◆ 「昭和7年の姦通殺人鬼」、「昭和7年の血縁殺人鬼」 浜尾四郎の藤枝探偵シリーズがみたい

◆ 「昭和7年の姦通殺人鬼」 (1980年) 浜尾四郎 『殺人鬼』

◆ 「昭和7年の血縁殺人鬼」 (1981年) 浜尾四郎 『鉄鎖殺人事件』 

◆ 「昭和7年の血縁殺人鬼・呪われた流水」 (1981年) ドラマ版

◆ 「十和田湖に消えた女」「狙われた婚約者」千草検事シリーズ2作品

◆ 「青いカラス連続殺人」 (1986年)  土屋隆夫 『盲目の鴉』


                         
                                  
        

「女が階段を上る時」 (1960年 東宝) 高峰秀子の夜の銀座を舞台にしたスタイリッシュな映画

category - 昭和の日本映画
2017/ 06/ 27
                 
「女が階段を上る時」という1960年の東宝映画を見ました。
主演は高峰秀子で衣装も彼女が担当しています。



女が階段を上る時


ちょうどこれを見る前にBSフジで仲代達矢のドキュメンタリーをやっていて
菊島隆三や先輩女優高峰秀子や原節子の話題もあって
共演している映画を見たいなと思っていたところでした。


脚本は菊島隆三、監督は成瀬巳喜男で音楽は黛敏郎でした。
この音楽がまた銀座の女を描く映画にピッタリでした。

オープニングの映像もこれまた味があってシャレた雰囲気だった。


女が階段を上る時・・・
毎回上る時は嫌な気持ちになるが、上ったあとは今日の風が吹く。





矢代圭子は夫を亡くして、今は銀座で雇われママをしている。
圭子は身持ちがかたくて、そういうママ目当てで来ている客もいる。
オーナーから売り上げのことでうるさくいわれても
圭子は性格的に、今晩店に来てという営業の電話も掛けるのが嫌な性格だった。
オーナーは常連客だった美濃部(小沢栄太郎)の足が遠のいているのが原因だと言う。
美濃部は店から独立していった女が始めた新しい店へ、足しげく通っているらしい。


女が階段を上る時


マネージャーの小松からももっと営業活動に力を入れるように言われるが
圭子は自分の気持ちを変えることはしたくない。





店のみゆきが松井(藤木悠)と結婚することになり
みんなでお店に集まってお祝いした。

団令子

純子(団令子)は結婚よりも銀座で生きていく事を決めているようだ。


愛する人に連れられ銀座を去っていくみゆき。





圭子ももともとは幸せな奥さんだった。
銀座の雇われママは性に合ってないように思える。
今でも死んだ夫の話しはよくしている。
まだ圭子の中では、夫を超える存在は現れていない。




久しぶりに美濃部がやってきた。


女が階段を上る時 高峰秀子

圭子の元で働いていたユリ(淡路恵子)の店が繁盛してるとのことなので
美濃部に連れていってもらった。



小沢栄太郎

いつみてもおじさんな小沢栄太郎。
もっと若い時はどんなだったんだろう。




淡路恵子

一見、経営がうまくいってるようにみえたユリだったが、実はそうではなくて
最後の方では、自殺未遂で借金取りから逃れるつもりが、そのまま死んでしまった。



女が階段を上る時

ユリの母親役の(沢村貞子)。
ユリの葬儀の日まで無情にも借金の取り立てが来て
母親が泣きながら撃退しようとするが。


女が階段を上る時

女ひとり悩みも多い。
怪しい女占い師(千石規子)に占ってもらうこともある。


女が階段を上る時

圭子はひとり暮らしをしているが、実家には母(賀原夏子)と
兄と障害をかかえた兄の子どもがいる。

兄は経済力がなく、妻にも逃げられて
自分の弁護士費用なんかを圭子に工面させている。

店の経営で頭を悩ますだけでなく、こうやって
実家の面倒までみなければならずキツイ立場に置かれていた。


女が階段を上る時

圭子の母親役の賀原夏子。
この人もいつみても誰かのおかあさんとかおばあさん役。
娘時代はどんなだったのか。

女が階段を上る時

いつみてもおばさんといえば、菅井きんも出演していました。


女が階段を上る時

闇屋をやっている役では多々良純も。


女が階段を上る時

圭子の店の客郷田(中村鴈治郎)は圭子の面倒も見ようとするが。
中村玉緒の父、中村鴈治郎も出ているが
娘の玉緒に顔がソックリ。


銀座のママに徹せられず、客あしらいもうまくない圭子。
店には自分を慕ってくれ厳しいことも言ってくれる同士のような
小松もいるが経営の事やら何やらで頭がいっぱい。
そこへもってきて実家には母と兄と甥が自分の仕送りを待っている。


普通の主婦だった圭子は、だんだん疲労がたまって
実家で療養をしてしまう。


そんな時に、客の関根(加東大介)は実家まで見舞いに来たり
圭子に銀座のママは合ってないから結婚をした方がいいと
親身にアドバイスをしてくれる。

圭子の家へ兄がやって来た。
息子の手術費用について圭子に工面を頼みに来たのだ。
圭子は泣きたくなってきた。
でも、自分が用意するしかないのだ。



女が階段を上る時


そこへ関根が訪問してきた。
ついに関根は圭子にプロポーズをする。
心身共に疲れていた圭子は関根に泣いて縋りついた。
工場を経営している関根は見た目こそいい男ではないが
その真面目な思いが伝わってくるようだった。



ところが、関根には妻がいた。
圭子は女房に会うがその貧しい身なりから経済状態も伺われる。
女房は圭子に関根は外見とは違い女たらしでいつもうまいことをいい
見栄っ張りなのだと教えてくれた。



女が階段を上る時

関根に裏切られて傷ついた圭子は
銀行支店長をしている客の藤崎(森雅之)と飲んでいて
荒れた精神状態からベロンベロンに酔ってしまう。


正体がなくなった高峰秀子はかわいらしい。




圭子を自宅に送り届けた藤崎は、圭子に迫り
あれほど身持ちが堅かった圭子だったが
藤崎と1夜をともにしてしまった。


しかし、それもつかの間。
藤崎は転勤が決まり別れのあいさつに来ただけだったのだ。


仲代達矢

小松は店に純子がいたときに割り切った関係を持っていたが
実はずーっと圭子のことが好きだった。



圭子がとうとう藤崎と肉体関係を持ってしまって怒りが湧いてきた。


小松は圭子が亡夫のことを話せるのはなんとも思わなくても
今存在している妻子持ちの藤崎との関係は許せなかった。



そして、これまで言葉にはしてなかった自分が圭子を好きなのだということを
はっきりと伝えて、圭子にプロポーズした。

だが、圭子は身内同士でうまくやっていけるわけがないと
小松のプロポーズを断ってしまう。

傷心の小松は圭子の店を辞め
純子の店へ自分を雇ってくれないかと訪ねていった。



女が階段を上る時

あれほど、この階段を上るのを嫌がっていた圭子だったが
これまでと変わることなくいつもの通り階段を上って
銀座での1日が始まるのである。



1960年頃の銀座

この頃の銀座の風景。
昔の映画やドラマを見ると、高い建物が少なくて
歩道も整備されていなくて東京都は思えない姿に驚きます。







ちょうどいいタイミングで見れて面白かった。

最後プロポーズを拒否して、銀座の女を選ぶラストには
うーんそれでいいのって感じでしたが。


さて、この後どうなったんでしょうね~。







                         
                                  
        

牟田刑事官事件ファイル3 「見合い旅行殺人事件」 銀水荘が気になります

category - 土曜ワイド劇場
2017/ 06/ 25
                 
以前もちょろっと書きましたが牟田刑事官の3作目です。
特に好きなシリーズではないのにこんなに書くのは
いろいろとビックリしたことがあったから。


ここまで2作を改めて見てみて
今回もタイトルが「見合い旅行殺人事件」とあって
また娘の結婚話だなとピンときました。
そしてキャストと簡単な紹介文を読んですぐに犯人もわかってしまったという。


●「見合い旅行殺人事件・愛人は西伊豆で二度殺される!
牟田刑事官事件ファイル」  1985年6月8日
原作: 石沢英太郎
脚本: 下飯坂菊馬
音楽: 田辺信一
監督: 斎藤武市
制作: C.A.L
出演: 小林桂樹、小林千登勢、津島恵子、丸山秀美、
沢田和美、高松英郎ほか


牟田刑事官


牟田の友人井上(高松英郎)が管理人をしているマンションで
妻から離婚を告げられて一人暮らしをしている男が墜落死した。
マンションに住む歌手の麻子(沢田和美)はその部屋のベランダで
人影を見たと証言した。


それから月日は流れ釣り好きな牟田(小林桂樹)は
井上たちと釣りのツアーに出かけた。
そこに参加している青年を牟田の娘の君恵(丸山秀美)の
結婚相手にどうかという話が持ち上がり君恵もツアーに同行した。


宿泊先の銀水荘ではおかみのマキコ(小林千登勢)が迎えてくれた。
10年前牟田はある事件でマキコを知っていて再会に驚いた。


牟田刑事官


ツアーには銀水荘の大株主でもあり、荒磯会の会長でもある
大貫(土屋嘉男)も参加していた。
大貫の若い愛人は麻子で、ひそかに大貫の元を訪れて
ふたりは逢瀬を楽しんでいた。
さらに大貫とマキコも以前関係があった。


ある夜、浴場で麻子の全裸死体が発見された。
続いて大貫までもが死体で発見された。
大貫は死の直前マキコに解雇を言い渡していた。

麻子殺しは以前のマンションでの墜落死と関係があるのか?
大貫の死にはマキコが関係あるのか?

犯人は思った通りで、アリバイもこんなことだろうなぁという
想像がつきその通りだったので特に記事にするほどではないのだが。



牟田刑事官というと地味なイメージがあるのだが
1作目では森下愛子の裸こそないが生々しいレイプシーンで
いきなり始まり度肝を抜かされた。

2作目は普通の2サスと言った感じで油断してたのだが
今回はいきなり沢田和美のヌードでスタート!
しかも、土屋嘉男とのねっとりベッドシーンでの絡みでウゲッと思ってしまった。
殺された時も風呂場で沢田和美が全裸だったし・・・
美女シリーズかよ!と思うほど裸が出てきた。


以前、「見合い旅行殺人事件」についてちょこっと書いたんだけど
沢田和美の名前を入力したときに「牟田刑事官だしさすがに脱いでないよな」と思ったらコレですから。


最初の出演者紹介でもおもいっきり裸で紹介されていましたし。



最初のマンション墜落死では死んだ冴えない男が
のぞき趣味で若い女の部屋を覗き見してて裸が出てくるし。



牟田刑事官
意外なことに裸祭りでビックリ。



さて、君恵の見合いだが、君恵は長谷川初範にはなびいたが
うるさい母親付きの青年には興味がなく今回もひとりのまま。
長谷川初範は沢田和美と以前関係があり
今回のツアーでも寝てしまったくらいだからね。


伊豆堂ヶ島銀水荘


今回のロケ地は西伊豆堂ヶ島の銀水荘。
こちらはまだ営業しているホテルのようです。

西伊豆堂ヶ島銀水荘





1か月くらい前?、テレビを見ていたら牟田刑事官の2007年の
シリーズ最終回がやっていました。
そこで驚いたのは、刑事官が老人になっていたこと。




牟田刑事官 小林桂樹




そりゃそうだ。
だってシリーズ1作目が1983年で
この時すでに定年後の話しが出てたはず。



そっから20年以上ですから、さすがに働かせすぎだろ。




3作目では小林桂樹が宿の女将小林千登勢に

「おれだって刑事の前にひとりの男だよ」

なんてセリフを吐く余裕がまだ残されてるんですが
さすがに33作目では・・・ねぇ。






もう小林桂樹を見ているだけで辛くなってきました。
演技云々どころではないという感じだった。


ちなみにドラマはつまらなくて、小林桂樹の姿に驚いて
1,2分見ただけで消してしまいました。


このシリーズ1でレイプからスタート
3で沢田和美の裸からスタート
33では牟田さんがすっかり老人になっていて
奇数回ではなぜか驚かされることが多い。




                         
                                  
        

「女弁護士朝吹里矢子・黒白の暗示」(1978年)  シリーズ第1弾

category - 土曜ワイド劇場
2017/ 06/ 24
                 
十朱幸代の女弁護士朝吹里矢子シリーズ第1弾。
まだ90分時代の作品で、混血の新進女性弁護士と紹介されています。



●「女弁護士朝吹里矢子・黒白の暗示」  1978年6月3日
原作: 夏樹静子  『黒白の暗示』  星の証言 弁護士朝吹里矢子 収録
脚本: 野上竜雄
音楽: 大野雄二
監督: 中平康
制作: 東映
出演: 十朱幸代、鶴田浩二、小倉一郎、
坂本スミ子、近藤洋介、永島暎子ほか



女弁護士朝吹里矢子・黒白の暗示




朝吹里矢子(十朱幸代)は、アメリカ人の父・ヘンリー・ヴィンスと
日本人の母寿敏江(丹阿弥谷津子)との間に生まれた混血児。
既婚者だった父は敏江との結婚を約束し
妻と離婚をするためアメリカへ帰国する際に飛行機事故で死亡していた。



女弁護士朝吹里矢子・黒白の暗示


里矢子は弁護士になり薮原法律事務所でイソベンをしていて
翻訳の仕事をしている敏江と二人暮らしだ。



事務所には薮原勇之進(鶴田浩二)と事務員の吉村サキ(坂本スミ子)がいて
藪原の甥で検事を目指し浪人中の風見志郎(小倉一郎)がよく遊びに来ている。


女弁護士朝吹里矢子・黒白の暗示



ある日、国選弁護人を引き受けようと弁護士会館へやって来た。
そこで、司法修習生の時の同期だった宮下(西田健)とバッタリ会った。


女弁護士朝吹里矢子・黒白の暗示



宮下は国選弁護人は金にならないから簡単な道路交通法違反をすすめてくれたが
里矢子がいざ記録を見てみると、宮下がてこずるといっていた窃盗が多い。
里矢子は目をつぶってその中のひとつをおみくじのように引いた。



それは殺人事件であった。


被告人は大館路子(永島暎子)という23歳の女性で、被害者は彼女と
結婚の約束をしていたゴルフクラブのレッスンプロ・辻井広文(磯部勉)だ。


辻井の部屋を訪れた路子は泥酔して熟睡中の辻井を見て
最近の不誠実な態度を思い出し腹が立ち
衝動的にスカーフで首を絞めたというもので
その現場をゴルフクラブの支配人・岩田(守屋俊志)に目撃されていた。



里矢子は拘置所の面会室で被告人の大館路子(永島暎子)と会った。




女弁護士朝吹里矢子・黒白の暗示



路子は里矢子の読み上げた起訴状の内容を事実と認め
辻井を殺したのは自分だというと何も話すことはないといい
それ以上口を開かなかった。



里矢子は路子知る友人を訪ねていき、
路子が税理士の資格を取ると張り切っていたことや
辻井との馴れ初めを聞いた。


見た目はいいが活動的な辻井は、路子の他にも女がいたのか
最近はうまくいっていない様子だったことがわかった。


目撃者の岩田にも会い倒れている辻井の上に馬乗りになって
辻井の首をグイグイとスカーフで締め上げていた路子の姿を見たことを確認した。



事務所へ帰ってきた里矢子から薮原は事件の詳細を聞き出した。
里矢子は本人が犯行を認めて目撃者もいることから
情状酌量を求めて弁護をするつもりだと言った。



薮原はそれなら弁護をするなといった。

女弁護士朝吹里矢子・黒白の暗示



里矢子は路子がたとえどんな仕打ちをされたとしても
衝動的に人を殺すような人間に見えないと言った。
それを十分に調査をして納得してからならいいが
始めから情状酌量を狙うなら辞めてしまえという事だった。



里矢子は藪原の気持ちを感じ、徹底的に調べてみようと思い
路子の義父大舘栄吉(近藤洋介)に会いに行く。



女弁護士朝吹里矢子・黒白の暗示


路子の母は栄吉と結婚したが、路子は二人の間の子供ではなく
死んだ母の連れ子で、栄吉の本当の娘ではなかった。


路子が3歳の時に母親が死に、その後は高校を卒業するまで
二人で三崎の家に住んでいた。
卒業後、東京で働くことになった路子は一人暮らしをするようになった。



路子に会いたがっている栄吉を連れて路子に面会に行くことにする。



女弁護士朝吹里矢子・黒白の暗示


だが、路子は栄吉の姿を見ると二度とこないでと叫び面会室を出ていき
栄吉は里矢子に娘を助けてくれと頼むばかりだった。




里矢子は辻井にホステスをしているアケミ(鶴間エリ)という女がいることを知り
志郎を連れて店へ行った。



そこはヌードダンサーがいる店で、女性の里矢子は戸惑う。
志郎は自分が辻井のいとこだという事にして、里矢子をアケミに紹介した。


女弁護士朝吹里矢子・黒白の暗示


アケミの話では辻井は堅気の女をひっかけたが遊びだから
心配するなと路子のことを話していた。


だが、その後辻井の先輩と名乗る男が店へやってきた。
男はアケミに、まだ辻井が路子と付き合っていると教え
嫉妬したアケミは路子と辻井が会っている部屋に乗り込んでいった。



女弁護士朝吹里矢子・黒白の暗示



アケミに自分をとるのか路子をとるのか迫られた辻井は
アケミにキスをすると路子に帰れと言い路子は部屋を出ていった。
その翌日に、辻井は殺害されたのだ。





公判まであとわずか・・・。



いきづまっている里矢子を志郎が心配していたが
サキは藪原がきっといい知恵を授けてくれるといい安心させようとする。



女弁護士朝吹里矢子・黒白の暗示

すると薮原は志郎に三崎の地図を買ってくるように命じた。




帰宅した里矢子がモヤモヤしていると敏江のところへある知らせが入った。


女弁護士朝吹里矢子・黒白の暗示

それは事故死したヘンリーに関する知らせだった。


女弁護士朝吹里矢子・黒白の暗示




志郎からレストランへ呼び出しを受けた里矢子は
三崎の地図を出され、路子と辻井が昔近所に住んでいたことを知らされた。
それは里矢子を心配した、薮原からのサポートであった。



その足ですぐに三崎に向かった里矢子は、辻井の実家の釣具店の場所を確認すると
近所の老婆(原泉)から路子一家の事情を聞くことにした。




女弁護士朝吹里矢子・黒白の暗示

路子の母が亡くなってからも、二人は実の親子以上に仲が良かった。
そんな二人の間に飲み屋の女キミが割って入ってきた。
だが、キミは泥酔して階段から転落死して、路子はいずらくなったのか
東京へ働きに出ていった。





里矢子は当時の転落死を担当した刑事から話を聞いた。


女弁護士朝吹里矢子・黒白の暗示


はじめは他殺の線も疑われたが、栄吉にはアリバイもあり
キミも泥酔していたことから事故死として処理されていた。


だが、里矢子は刑事が聞き込みに行ったときに辻井の家も訪ねていって、
当時受験生だった辻井が浪人中の身で自宅に一日引きこもっていて
何も知らないという証言をしていた事実を得た。




里矢子は面会に行き路子に三崎まで行ったことを告げると
路子の顔色が変わった。



里矢子がキミの転落死を調べたとわかると
路子はキミは自分が誤って突き落として殺してしまったと告白した。



女弁護士朝吹里矢子・黒白の暗示


里矢子はその事件と辻井が関係しているのではないかと核心に触れると
路子は辻井がキミ殺しを目撃していて、時効まで路子を縛り付けようとしたことも話した。



事務所に帰ると里矢子はこのことをサキと志郎に話した。
志郎はそんな事情なら過失致死罪で7年前ならそれも時効だと言い
サキは真相が分かったから弁護がしやすくなって良かったじゃないかといった。



女弁護士朝吹里矢子・黒白の暗示

だが、里矢子はまだ路子が何かを隠しているのではないかと考えていた。
するとサキは大きな秘密を隠すために小さな秘密を打ち明けたのではないかと同調した。



そこへ、薮原から里矢子にホテルに来てほしいという呼び出しの電話がかかってきた。


里矢子と会った薮原は、里矢子の父・ヘンリー・ヴィンスは帰国する際の
飛行機事故で亡くなったわけではなく、去年死亡したことを話した。


敏江に嘘の手紙を送ったのは、ヴィンスの娘メアリーが書いたものだった。
その時メアリーが16歳だったことを知った里矢子は
キミを突き落としてしまった高校生の路子の姿と重なるものを感じた。


薮原はメアリーがそのことを謝罪しようとして日本へ来ているので
会ってほしいと里矢子に言う。
薮原は里矢子が来るまで、別室にいる敏江とメアリーに会っていた。



女弁護士朝吹里矢子・黒白の暗示



里矢子は今は母と二人幸せな生活を送っているので
メアリーを許すも許さないもないというが、
路子の事件で確かめたいことが出来たために
メアリーに会わずにホテルから引き揚げた。



志郎とアケミを連れて里矢子が向かった先は栄吉のいる寮だった。
栄吉の姿を確認したアケミは辻井の先輩と称して
店へやってきた男であることを認めた。



里矢子はひとりで中へ入ると栄吉に路子に会いに行こうというが
栄吉はそれを拒否すると、里矢子に路子を助けてくれというと
包丁を手にして里矢子に向かっていった。


その時、薮原が入ってきて栄吉から包丁を取り上げた。


女弁護士朝吹里矢子・黒白の暗示




無鉄砲なことはするなと薮原に諭されながら里矢子は帰って行った。



路子は面会に来た里矢子から栄吉が辻井殺しを自首したと知らされた。
今朝栄吉は事務所へ来て、里矢子が付き添って警察へ行ったのだ。



里矢子は栄吉が持っていた一枚の写真を見せて
恋人同士みたいだと言った。


路子は二人の仲が里矢子に分かったと知り全てを告白した。


女弁護士朝吹里矢子・黒白の暗示


キミが死んだ晩、帰ってきた栄吉にキミを殺したのは自分だと打ち明けた。
そして二人はその時異性として愛し合っているとわかり初めて結ばれた。



女弁護士朝吹里矢子・黒白の暗示




しかし、30も年が離れているうえに事件のこともあり
関係が出来てからも幸せにはなれなかった。
路子は決心して東京へ飛び出した。


ところが東京のアパートに栄吉が来て再会した。


路子は辻井と付き合っていたが愛し合っていると思っていたのは
路子だけで辻井の本心を知りながらも、事件のことで脅迫されていた路子は
辻井と別れることも出来ずにいた。


路子はこのことを栄吉に隠していたが、栄吉はそれを見破ってしまった。
栄吉は今まで黙っていた路子を殴ると部屋を飛び出していった。


行き先が分かっていた路子が辻井の部屋に行くと
すでに辻井は死体になっていた。
憎しみがわいた路子は辻井の死体をスカーフで締め上げていたところを
岩田に見られてしまったのだ。


女弁護士朝吹里矢子・黒白の暗示



路子は自分が罪をかぶることで、この秘密を守り通そうと思っていたが
里矢子がすべてを調べてしまい、路子は恨んでやると泣きながら
里矢子をののしった。



女弁護士朝吹里矢子・黒白の暗示

栄吉と路子の共謀による殺害とみられ、路子の公判は執り行われることとなった。


路子は栄吉との関係だけは絶対に公表したくないという意思があった。


女弁護士朝吹里矢子・黒白の暗示

里矢子もその意思を汲み、ふたりの関係を明かさずに
無罪を勝ち取ろうとある戦略を立てた。



女弁護士朝吹里矢子・黒白の暗示

公判で里矢子はすでに死体であった辻井の首を絞めた
路子は不能犯であるとし路子は無罪になった。












珍しい映画監督中平康の作品。
土ワイでは中平康は海外作家の「涙シリーズ」も監督していて
制作も中平康事務所です。
朝吹里矢子シリーズは東映が制作しています。



************ 関連記事 ************


1. 「女弁護士朝吹里矢子・黒白の暗示」

◆ 「女弁護士朝吹里矢子・黒白の暗示」 (原作)

2. 「天使の証言・女弁護士朝吹里矢子」

3. 「囁く手首の謎・女弁護士朝吹里矢子」

4. 「三重逆転!完全犯罪・女弁護士朝吹里矢子」

5. 「華やかな狙撃者・女弁護士朝吹里矢子」

6. 「女弁護士朝吹里矢子・レイプされた恋人」

◆ 「女弁護士朝吹里矢子・レイプされた恋人」 (原作)

7. 「女弁護士朝吹里矢子・モーテルの女が消えた!」

8. 「女弁護士朝吹里矢子・夫の愛人を二度殺した人妻」

9. 「女弁護士朝吹里矢子・相続欠格の秘密」

10. 「女弁護士朝吹里矢子・軽井沢、白と黒の同窓会!」

11. 「女弁護士朝吹里矢子・小さな目撃者」

12. 「女弁護士朝吹里矢子・相続放棄の謎」

13. 「女弁護士朝吹里矢子・選ばれた”衝動殺人”」




                         
                                  
        

「片道切符の花嫁・パリ発ー監獄行き!? 5千億に魅せられて・・・」 (1989年)

category - 土曜ワイド劇場
2017/ 06/ 24
                 
五千億円の玉の輿を狙う女の犯罪計画。



●「片道切符の花嫁・パリ発ー監獄行き!?
5千億に魅せられて・・・」  1989年6月24日
脚本: 須川栄三
音楽: 鏑木創
監督: 藤井克彦
制作: にっかつ撮影所
出演: 黒木瞳、ハナ肇、村井国夫、広岡瞬、
長門裕之、奈美悦子、風祭ゆき、浅利香津代ほか



片道切符の花嫁・パリ発ー監獄行き!?




ヘアデザイナーを志してパリに留学した桂木杏子(黒木瞳)は、
友人の逢沢薫(余貴美子)が運転する車で交通事故に遭った。
杏子は助かったものの、薫は死亡してしまう。


病室で意識を取り戻した杏子は、自分と薫が間違われているのを知りった。
事故の直前に薫からもらった「TO KAORU FROM K」と刻印のある
指輪を杏子がはめていたからだった。
人生に絶望して自殺を図ったことがある杏子は、
薫が持っていたチケットを使って彼女に成りすまして帰国することにした。


薫の父は逢沢完という画家で既に死亡していたが
最近逢沢の絵が再評価され始めていた。
逢沢の遺作で一儲けを企む画商の長谷英夫(村井国夫)は、
従業員の三上ひかる(風祭ゆき)に薫の居所を調べさせると、
彼女に東京行の航空券を送っていたのだった。



杏子は薫の詳しいことを調べるために長谷の元から姿を消し
工藤エリ(奈美悦子)が経営するヘアサロンで働いた。
しかし、わかったのは逢沢完はほぼ無名の絵かきで、
ひとり娘の薫と山中湖のアトリエで暮らしていたという事だけだった。


片道切符の花嫁・パリ発ー監獄行き!?



逢沢完の絵で儲けることに執着する長谷は杏子を
山中湖のアトリエに連れ出した。
そこへ逢沢完の生前から付き合いがあった
中村というキクエ(桜むつ子)が息子のリョウキチ(ビートきよし)とアトリエを訪ねてきた。


片道切符の花嫁・パリ発ー監獄行き!?



リョウキチは薫の顔を知らなかったが、キクエは薫の顔を知っていた。
彼女は杏子を薫じゃないといい、杏子は一瞬ヒヤッとするが、
キクエはボケが進行していて事なきを得た。



逢沢完の絵は長谷を通じて東亜コンツェルンの為永壮一(ハナ肇)が
全て引き受けるという段取りになっている。
だが、長谷は評価が高まるであろう逢沢完の絵を全部渡すつもりはなく、
オークションにして価格を吊り上げる計画を練っていた。


壮一はエリのパトロンだったが、杏子を一目見て惚れてしまい
建設中のホテルで美容院を開くといいと提案してきた。
エリはそこに支店を設けるつもりで、壮一の心変わりに焦りを感じ始める。
壮一には売れないカメラマンをしている甥の為永玄(広岡瞬)がいて、
エリと密かに通じていた。


片道切符の花嫁・パリ発ー監獄行き!?


逢沢完の個展が開かれマスコミでもその評価が高まり大成功に終わった。
しかし、その頃杏子のところへ「あなたの秘密を知っている」という脅迫状が舞い込んだ。
そんな杏子を玄は車で連れ出し、壮一からの車のプレゼントを渡すと、
壮一の部屋に杏子を案内した。
そこで、壮一からプロポーズを受け、二人の婚約はマスコミでも報道された。



片道切符の花嫁・パリ発ー監獄行き!?






困ったのはこれまで愛人関係を続けてきたエリと、
叔父の莫大な財産を相続できなくなる玄と、
逢沢完の絵を壮一にタダで持っていかれる長谷とひかるだった。


片道切符の花嫁・パリ発ー監獄行き!?

そんな中、薫あてに「片岡教授は誰が殺した」という
差出人不明の手紙が届いた。
薫には何か秘密がある・・・そう感じた杏子は
調査会社に依頼し、逢沢完と親交があった
美術評論家の片岡二郎が刺殺され迷宮入りしていることを知った。


そんな中、壮一が脳出血で倒れ意識が戻らない状態になった。
弁護士の話では壮一の資産総額は約五千億円で、
杏子が入籍すれば全ての財産を相続出来るが、
そうでない場合玄に渡るということである。
壮一の意識が戻らない今、婚姻届けを提出するのは不可能だった。


片道切符の花嫁・パリ発ー監獄行き!?




玄はエリにそそのかされたこともあり、壮一の病室に入り殺害を試みるが、
直後に杏子が入ってきてしまい失敗に終わる。

その後、壮一は強靭な生命力をみせ意識を取り戻してしまう。
玄は自分と杏子が結婚すれば二人とも壮一の財産を相続出来ると提案するが、
彼女は首を縦に振らなかった。


杏子のもとに片岡が殺された時に録音されたテープが届いた。
聞いてみると妻子持ちの片岡は妻とは別れるつもりはなく、
自分は結婚出来ないと知った薫の罵る声が入っていた。
どうやらその日に片岡からプレゼントされたのが、薫から杏子が受け取った
「TO KAORU FROM K」の刻印がされた指輪のようだった。



片道切符の花嫁・パリ発ー監獄行き!?



このやり取りから、薫が片岡を殺したと知って杏子は焦る。
また、片岡には他にも結婚をちらつかせて交際していた女子学生がいるようだった。



一方、長谷は杏子が片岡の殺人事件を尋ねてきたことに疑問を持ち、
女関係の派手な片岡と不倫関係にあったのではないかと推測した。
そこへ杏子から電話がかかり片岡と交流があったらしい女子学生について尋ねられた。
長谷はひかるも片岡の授業を受けていたことを思い出し、
女子学生についての心当たりを聞くが手掛かりは何もつかめなかった。


片道切符の花嫁・パリ発ー監獄行き!?




壮一は順調に回復し、弁護士立会いのもとで婚姻届けが作成された。
杏子はその前に邪魔者である長谷を始末する決意を固めて、
壮一に父の絵を整理するために山中湖のアトリエへ行くと告げた。


片道切符の花嫁・パリ発ー監獄行き!?




杏子はアリバイをつくるために、長谷の部屋で喧嘩が行われていると通報し、
警官に生きている長谷の姿を確認させた。
自分は山中湖へ行くと、片岡が殺害した日、父の完とともに
薫のアリバイを証言していたキクエに当時のことを聞き出した。



やはり完が薫は山中湖にいたと言い張っていただけで、
キクエは当日、薫はアトリエにはいなかったと話す。
だがリョウキチはまたボケが始まったとキクエのいう事をまともに取り合わなかった。


片道切符の花嫁・パリ発ー監獄行き!?



杏子から逢沢完の絵を壮一に内緒で何点か譲るという電話を受けた長谷は、
言われた通り誰にも知られずにこっそりと車を飛ばしてアトリエへやって来た。


キクエたちを帰した杏子は、長谷の車に乗ると背後からロープで絞めて殺した。
急いで東京の自宅に長谷の遺体を置くと、テーブルにグラスを置いて
何者かが部屋で長谷を殺したように偽装した。



工作が終わりホッとした杏子だが、薫からもらった指輪を失くしてしまったことに気づく。
周囲を探すが結局、指輪は見つからないまま長谷の死体は発見された。


杏子のところへ村上刑事(長門裕之)が訪ねてきて事情を聴かれるが、
キクエたちの証言もあり容疑者圏外におかれたようだった。
ところが、失くしていた指輪が山中湖で見つかったことから杏子の転落が始まる。


片道切符の花嫁・パリ発ー監獄行き!?



村上から渡された指輪を見た杏子は、とっさに父親の完から贈られたものだと嘘をつくが、
片岡が殺された日にその指輪は片岡の家へ届けられ、以来発見されていなかったという。
つまりは片岡が殺された日に、薫が片岡の部屋に居て指輪を持ち帰ったことが証明される
大事な証拠の品となったわけだ。


村上は長谷殺しの容疑ではなく、片岡殺しの容疑者として署に連行する。
杏子は片岡は殺してないと言い張るが、
村上は薫に成りすました杏子を犯人であると確信していた。



片道切符の花嫁・パリ発ー監獄行き!?


取調室で杏子は、ついに自分は逢沢薫ではなく桂木杏子だと叫ぶ。





長谷画廊では、ひかるがワープロを打っていた。


片道切符の花嫁・パリ発ー監獄行き!?




ひかるは薫が憎かった。
何故なら、片岡を愛していた女子学生はかおるで、
薫は自分から片岡を奪っていった女だったからだ。




                         
                                  
        

「妻と愛人の決闘」 (1982年)  パトリック・クェンティン

category - 土曜ワイド劇場
2017/ 06/ 22
                 
パトリック・クェンティンの「二人の妻をもつ男」に続いて
江守徹と大空真弓でドラマ化をされたこちら。
制作会社やスタッフは違うのですが
なんとなく姉妹作品というイメージがあります。






●「妻と愛人の決闘・アリバイ証明」  1982年5月1日
原作: パトリック・クェンティン    
脚本: 松田寛夫
音楽: 田辺信一
監督: 富本壮吉
制作: 国際放映
出演: 松尾嘉代、大空真弓、江守徹、山田吾一、
初井言栄、宮内洋、井上博一、小瀬格ほか


妻と愛人の決闘


建設会社社長小谷(江守徹)は憲子(松尾嘉代)という妻がいる。


小谷は憲子の級友の光枝(大空真弓)を秘書にしている。

妻と愛人の決闘 松尾嘉代


光枝は松井(井上博一)というやくざにだまされて結婚をし
身も心もずたずたにされた過去があった。

麻薬売買で服役していた松井が六年ぶりに出所した。
やがて松井が何者かに殺される。



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「妻と愛人の決闘」は原作者がパトリック・クェンティンなのは確かなんですが
作品の方は不確かです。
おそらく愚かものの失楽園 (創元推理文庫 147-4)だと思いますので
「愚かものの失楽園」を以下にネタバレありで書いています。



土曜ワイドで先に放送された「二人の妻をもつ男・殺人証明」を書いたときに
デ・ファブリティスさん(http://ameblo.jp/otto-e-mezzo/)からも
同様に「愚かものの失楽園」が原作ではないかとコメントをいただきましたので
こちらで間違いはないのだろうと思っています。


ちょうどコメントいただいたときに「愚かものの失楽園」を読むところでした。



教えていただいてありがとうございました!

このような情報大変助かりますし、嬉しいです。



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ジョージ・ハドリーは妻のコニー、養女のアラと暮らしている。
アラは亡くなったジョージの兄夫婦の子どもだった。
コニーの兄マル・ライソンとビビエン夫婦の先妻の息子チャックと
アラを結婚させることをコニーは強く望んでいて
二人の結婚はもう間もなくだった。



ジョージには会社で秘書を務めているイーブ・ローズという愛人がいた。
コニーはお金持ちで自分の家系の律儀性を重んじる性格で
ジョージにはそれが窮屈で重荷に感じていた。


イーブは元夫のオリバー・ロードの二万五千ドルの保険金を得て
働きながらつつましやかに暮らしている。
住居も質素だったが、ジョージはアラが結婚したら
コニーと離婚をしてイーブと一緒になるつもりでいた。


イーブとのささやかな逢瀬は木曜日の午後だった。
しかし、ある木曜日コニーからメトロポリタン劇場で行われるイベントに
兄夫婦を招待したのでジョージにも来てほしいと電話が入った。


そこのバーでジョージたちのもとへ若くてかっこよい男がやってきた。
男はドン・サクスビーといって、コニーと顔見知りの様子だった。
コニーはケラーがやっている画廊にサクスビーの就職の世話をしてやったが
そんなに親しい間柄ではないという。


そこへ、アラとチャックもやって来た。
チャックは月曜から二週間ほどシカゴへ出張へ行くことになり
結婚間近の身で出張が入ったことをグチっていた。

サクスビーはアラを火曜日に有名なジャズパーティーに誘った。
コニーはこれに難色をしめしたが、最終的には了承し
アラはパーティーへ出かけていった。

しかし、アラは翌日の三時過ぎに酔っぱらって帰ってきたことで
コニーはアラとサクスビーが外出するのは今後やめさせるという。



ジョージはようやっとイーブと逢えた。
これまでは、秘められた関係ゆえ
食事も彼女のみすぼらしいアパートで
ありあわせのもので済ますのだが、
この日はふたりとも羽目を外したい欲望にかられて、
イーブが近くのフランス料理店で夕食をとることを提案してきた。


二人の新婚旅行先について話しているうちに
浮かれた気分になりジョージはイーブにキスをした。


ちょうどその時、サクスビーがジョージを見つけて声をかけてきた。
一瞬ジョージは凍り付いて、イーブから体を引き離した。
そして、慌ててイーブをサクスビーに紹介した。
そこへサクスビーと約束をしていたアラが店に入ってきた。
ジョージはアラにもイーブを紹介した。



家に帰るとアラはまたサクスビーと外出したいと言い出した。
チャックという婚約者がありながらも、サクスビーに夢中になりだしていた。
アラはジョージと同じく、もともとコニーに窮屈さを感じていたのだ。
コニーが寵愛するチャックと結婚することで、
家を出てコニーから自由になれると思っていた。
アラはチャックを愛してはいないとジョージに言う。
ジョージはアラとサクスビーが会うことに協力する羽目になってしまった。


アラはコニーが良い印象を抱いている
ローズメリー・クラークのうちへ行くという
名目で週末出かけていった。



アラはチャックのいない間にサクスビーに心が移っていく。
シカゴから帰ってきたチャックはアラから結婚しないと言われ
すっかり取り乱していた。




ひょんなことから、実は好青年だと思っていたサクスビーが、
ある若い女に近づきその家族から金をせしめるという
ゆすりのようなことを働いていたことを知った。


さらにサクスビーはイーブにも近づいていて
ジョージはイーブとの不倫をネタに自分がアラと結婚するのに
協力をさせようとしているのではないかと思った。
そうでなくても自分とイーブとの仲が公になったり
婚約者がいるアラが他の男とモーテルにいることが知れるだけでも
スキャンダルとなることを恐れはじめる。



ある日、ジョージは仕事を終えるとイーブの家へ行った。
イーブは手紙を出しに行くところでコートを着ていた。
二人がイーブの家にいる時、サクスビーのアパートにいる
アラから電話がかかりサクスビーが銃で撃たれて死んでいると言った。




ジョージが急いでサクスビーのアパートへ向かうと
死体の傍らには凶器と思われる銃が転がっていて
飲み物が衣服についたようでシャツが少し湿っていて
暖炉には何かを燃やしたような跡があった。
二人はそのまま警察には言わずに帰宅した。



この後、銃がマル・ライアン夫婦の寝室にあったもので
チャックがサクスビーを殺そうと持ち出して
アパートに向かったのだが、殺せないまま銃だけ置いて
逃げ帰ってきたことがわかる。
一旦はチャックに容疑がかかったものの
その後、容疑者のリストからは外れる。


サクスビーは例のゆすりの他にも仲間と組んで
様々な悪事を働いていたことがわかった。


一時はサクスビーに心変わりしたアラも
彼の本性がわかると改心して
予定通りチャックと結婚することにした。


コニーは自分たちを守るためにアリバイ工作をするが
担当のトラント警部補にことごとく見破られてしまう。
そしてトラントは最後にジョージを容疑者としてマークした。





トラントは、サクスビーの死体発見者の女が
彼の部屋で見つけてもらったという腕輪を持っていた。


それは、ジョージがコニーに結婚記念でプレゼントした
カルティエのバロック風の真珠の腕輪だった。
彼女はサクスビーに誘惑されていて、彼のアパートへ行った時に
忘れていったものだった。
彼女も結婚の倦怠期からか、楽しみたかったし羽目をはずしたかった
だけど最後は不貞することは出来なかったことを告白した。



ジョージにはアリバイがあるが、自分がアラに呼び出されて
仕事を終えイーブの家からサクスビーのアパートに
向かったことがわかれば、家にいたとされているアラが疑われてしまう。


ジョージがイーブの家にいたとき、トラントがやって来た。
彼女に言われてジョージはハドリー家の
当日の本当のアリバイを打ち明けようとした。
だが、それより前にトラントが事件の真相を語り始める。


サクスビーはかつて仲間のクライマーとその妹ルースと共に悪事を働いていた。
ルースはサクスビーのガールフレンドでもあった。
彼女はニューヨークで金づるを得た、カナダからやって来た
サクスビーにある母娘をあてがった。
まずは母に近づき、それを通して娘を誘惑してモーテルに連れ込んだ。
母親に腕輪をちらつかせて、娘との結婚に成功する。
だが、その時、カナダに逃げ込んだ時の保釈違反で
逮捕される可能性が出てきて慌てて逃げようとしていたのだ。


サクスビーはルースから金をせしめてから逃亡しようとした。
ルースは彼のアパートへ行って小切手を渡すのと引き替えに
ルースの素性がわかる書類を暖炉で焼却させた。
その時、チャックが置いていった銃があったので殺したのだ。



実はルースは兄が逮捕時に射殺され、サクスビーが捕まったあと
保険金つきの余命いくばくもない男と結婚した。
その男がオリバー・ロードだった。
彼が死亡して保険金を得た女、ルースはイーブ・ローズだったのだ。


オリバー・ロードが死んで、次に見つけた金づるがハドリー一家だった。
最初は母娘から金をせしめようとしたが、
夫のジョージとイーブのロマンスも始まった。
しかも、彼は離婚して自分との結婚まで考えてくれている。


イーブはサクスビーが今後も金を要求してくることがわかっていた
だから始末したのだった。
そして、サクスビー殺しは、コニーかアラに容疑をきせるつもりでいた。



トラントはサクスビーのアパートの暖炉の燃えカスから
証拠の品も持参していた。




「いったん、愚かものの楽園から蹴りだされたとなると、
せめて、なぜ蹴りだされたか、理解するということは
ひとつの慰めだわ。」


というコニーが言った言葉がジョージの頭の中で響いた。


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私が読んだのが1970年代のもので
初版は1967年です。
したがって訳がかなり古くて非常に読みづらいものがありました。


古い翻訳本を読んでいるので、訳の古さはなれているんですが
それでもこちらはすごくわかりにくかった。
直訳みたいなかんじで、いらない単語も多数あって
全体的な流れをくみ取るのに難を要しました。


なので、細かい部分とかすっとばしていて簡単に書いてます。



ドラマではイーブ・ローズ(ルース)役の大空真弓は
ドン・サクスビ役の井上博一の元妻ということが明かされていて
かなり設定は違っているのかなと予想しています。


見たことがあるとはいえ、それはかなり昔の話しで
ストーリーなどは覚えていません。


妻と愛人・・・松尾嘉代と大空真弓の決闘ってどんなだったんでしょ。
タイトルにもってくるくらいですから、原作よりも江守徹を巡って
二人の関係がもっとドロドロしていたのかもしれませんね。


原作では妻のコニーは融通が気かなそうで、
ジョージは妻が金持ちなのも家柄を重んじるのも
窮屈に感じているんですが
でもそれはジョージが一人勝手に感じていたことでしたが
ドラマだともっとギラギラとした嫉妬深い女に描かれているんですかね?

気の強そうな女二人の対決
どういう妻と愛人像を演じたのかもう一度確かめてみたいです。



                         
                                  
        

「密会の宿殺人事件Ⅱ・消し忘れたビデオの女」(1986年)土曜ワイド劇場 松尾嘉代&森本レオ版

category - 土曜ワイド劇場
2017/ 06/ 22
                 
1984年から約10年間に渡り8本制作された「密会の宿」シリーズ。
その第2作目「消し忘れたビデオの女」



●「密会の宿殺人事件・消し忘れたビデオの女」  1986年3月29日
原作: 佐野洋   『高すぎた代償
脚本: 猪又憲吾
音楽: 羽田健太郎
監督: 吉川一義
制作: 東映
出演: 松尾嘉代、森本レオ、佳那晃子、
中山仁、友里千賀子、野村昭子ほか


密会の宿 松尾嘉代



桑野厚子(松尾嘉代)は和風連れ込み旅館”くわの”を経営している。
くわのには従業員ののり子(野村昭子)がいて
厚子の亡夫の部下だった久保隆(森本レオ)は作家志望で
厚子とは公にしてないが愛人関係にありくわのに居候をしている。
隆はのぞき趣味があり、隣室の情事をビデオカメラで隠し撮りをしては悦に入っていた。



ある夜、くわのに婦人服メーカー・ロリエの部長
大曽根健次(中山仁)の妻(三浦真弓)が
大曽根の秘書若槻(星正人)に、くわのが割烹料理屋だとだまされて連れ込まれた。
若槻は部長の命令でそうしたといい、大曽根夫人はすぐにくわのを飛び出した。


大曽根は夫人と若槻がくわのから出てくる写真が
何者かから送られてきたと言い妻に離婚を言い渡す。
夫人はロリエの社長赤羽与一(清水章吾)の妹で
ロリエではクーデター計画があり社長が失脚しそうになっていて
社長の妹と結婚している大曽根は社長派から離脱したがっていたのだ。


一方、くわのでは隆の盗撮がが続いていた。
そんなある日、若槻がグリーンのコートを着た女を同伴してやって来た。
隆はすぐに男が若槻であることがわかるが、
女の顔は見えなかったものの前回とは別人であることはわかった。
女は若槻に缶コーヒーを渡し部屋を出ると、それを飲んだ若槻が死亡した。
慌てた隆は厚子にこのことを話し、ビデオの盗撮がばれてしまった。


その直後、若槻の恋人キミコがビルから飛び降り自殺をした。
キミコはビデオで見た女と同じグリーンのコートを着ていた。

若槻の通夜で厚子はロリエの社員野瀬フミコ(佳那晃子)と
高見左知子(友里千賀子)が若槻と夫人との噂があり
キミコが無理心中を図ったのではないかと話しているのを立ち聞きした。



厚子と隆は探偵事務所の名刺を作り事件の真相を突き止めようとする。
隆はロリエの前で野瀬フミコを捕まえて詳しい事情を聞き出そうとするが
左知子が野瀬と名乗ったことにより人違いをしたまま
喫茶店に連れ出して話を聞くことに成功した。


左知子も若槻とキミコが無理心中したということには疑問を持っていた。
以前若槻と大曽根夫人に噂があることをキミコにはなしたが動揺してなかったからだ。


厚子と隆はその後夫人や大曽根に直接あい
調査を進めていく。
その過程で隆は左知子を野瀬フミコと人違いしてたことに気が付き
隆と左知子はお互いに本当のことを話そうと
ざっくばらんに話をし若槻が殺害された日のビデオテープに
映っている女を左知子に見てもらうことにした。

ラブホテルで左知子はそのテープを見たが
やはり誰だかわからないという。
実は、左知子は以前若槻と付き合っていたのだが
キミコに奪われてしまっていたのだ。
左知子は若槻と夫人がくわのへ行った日も
後をつけていてくわのの前にいたが
あの写真を撮影したのは自分ではないと話す。

そのまま、成り行きで隆は左知子と関係してしまい
厚子は隆が浮気したのではないかと疑う。
厚子は隆の最初の話しで、左知子を野瀬フミコと勘違いしたまま
ロリエの社員寮へ行き野瀬の表札がかかった部屋を訪ねる。


密会の宿

そこにいたのは、地味でいかにも不器用そうな女だった。
厚子は隆の義理の姉を装いふたりの関係を確かめようとするが
心当たりのないフミコがオロオロしていると
隣の部屋でこの会話を聞いていた左知子が本当のことを話しにやって来た。

厚子がフミコの家を後にしたとき雨が降ってきた。
フミコが傘を貸してやろうとドアも閉めないまま
厚子のあとを追ってきて傘を貸しバス停まで送ってやる。


戻ってきた厚子は義理の姉に扮して左知子のところへ
行ったことを隆に話したため隆の浮気がばれる。

その後、くわのにフミコから左知子が酔って
川に落ちて死んだという電話が入った。
左知子の通夜の晩、隆宛に左知子から1通の手紙が届いた。
中には荷物預かりの時の半券が入っていた。


厚子と隆はニセの委任状を作り代理人を装って
預けてあった荷物を引き上げる。
中に入っていたのはグリーンのコートだった。


預けていたのはフミコだった。



フミコは10年前、大曽根と付き合っていたが
大曽根に社長の妹の縁談が持ち上がり身を引いていた。
フミコは大曽根に結婚を迫り、極秘に教会で式を挙げようとしていた。
そこへ真相を知った厚子と隆がやって来た。

密会の宿

全てはフミコの犯行だった。
だが、大曽根もそれを知りながらも自分に利益がもたらされるために黙認していた。


若槻をつかって夫人をくわのに連れ込み
それをフミコが写真にとった。
若槻とキミコはフミコを恐喝してきた。
フミコはキミコがグリーンのコートが好きでよく着ていることに目をつけ
キミコと同じ髪型のカツラをつくり、若槻をくわのに呼び出して殺害し
グリーンのコートを荷物預かり所に預けた後
ビルの屋上に呼び出していたキミコを突き落とした。

左知子は隆からビデオテープを見せられて
グリーンのコートを着た女の正体がフミコではないかと思い始めた。
厚子がフミコの部屋にやって来た日、
傘を貸そうとドアを開けたまま厚子を追いかけていったので
その隙には左知子はフミコの部屋からコートを探そうとした。
コートは見つからなかったが例の半券を手にした。
左知子はその半券の解明をして欲しいと隆に託し
半券はフミコの部屋にあったことを記した。


それに気が付いたフミコは半券を返してくれた
左知子に迫ったとき、酔っていた左知子は川に転落してしまったというのが真相だった。





ドラマの内容自体はありがちな内容で
佳那晃子がやたらと地味なOLを演じていて
不自然な事から犯人の見当はついてしまう。


しかし、このシリーズの見どころはそんなものではない。


「密会の宿」というと、土ワイのうんと後に他局でやった
岡江久美子と東幹久のものがやたらとCSで再放送されているが
松尾嘉代と森本レオペアに比べると話にならないくらいだ。


「密会の宿」といいながら岡江&東コンビは
連れ込み宿じゃなく普通の旅館みたいだし
愛人関係でもなく、東も宿のれっきとした従業員で
きれいにまとめられていて少し見たことはあるが
全くそそられるものがなかった。
なんつーか、道徳的な感じなのよね。



密会の宿 森本レオ

松尾&森本では亡き夫の元部下で小説家志望、
わずかな宿代はもらいながら部屋を貸しているだけの仲といいながら
実際には愛人関係でヒモのような状態でくわのに居候している。




密会の宿 野村昭子



従業員ののり子も二人の間柄をわかっているので
うっかりそれをにおわすような発言をしてしまい
厚子から弁解されるという、経営している宿と同様に、
そこにいる人物もうさん臭さがある。


野村昭子の
「ハイハイ、アタシは全てお見通しなのよ。
ごまかそうってもダメなんだから!」
みたいな目で生返事してるのがいいんだわぁ。


岡江&東はちかよってクンクンしても無臭だけど
嘉代&レオは離れていても陰湿な匂いを放っていそう。




また、松尾嘉代の大映テレビ制作のテレビドラマのような
オーバーな演技もうまい味付けとなりシリーズの魅力となっている。

大映テレビというと松尾嘉代は「赤いシリーズ」にも何本か出演しているが
「赤い激突」の植物人間が忘れられないわ~。




松尾嘉代と森本レオの、いつか終わりが来る関係でありながら
どこか腐れ縁を感じさせる、危うい関係性が良い。


ストーリー自体にさほど魅せるモノがなくても
レギュラー陣の演技だけで楽しめるシリーズとなっている。


今回は、レオが相手の勢いに押されて
ズルズルと浮気してしまい
それを知った嘉代さんがキーっとなったりして
そのズルズルさが感じられるのもレオだからこそだと思う。


嘉代さんがあのババくさい声で、
身もだえしながらの「ん~、たかしぃ~」って言うのがいいわ。


ババくさい声っていけば、土ワイの常連金沢碧もそうだけど
「俺たちの旅」で若い頃の金沢碧が出てたけど
声が中年だからちっとも若いって感じがしなかった。




くわのに漂うどこかジメッとした陰湿な感じがいい。
宿のさびれ具合といい、久しぶりに見たが楽しめた。


今回、松尾嘉代と佳那晃子の2ショットでは
脱ぎっぷりの良いふたりの組み合わせも見もの。
二人のお得意の裸芸は今回はナシだけどね。




佳那晃子って美人なんだけど薄幸な感じで
今回もそんな設定だったから良さが活かされてました。
ただ、その後実生活でもそうなっちゃったのがなんか悲しく感じます。



佳那さんも大関優子時代からよく脱いでましたね。
横溝正史シリーズの「三つ首塔」も印象深いです。
あれもドラマ自体が面白くて私のお気に入り!


「三つ首塔は」TBSのシリーズの1時間モノ
黒沢年男と真野響子はすんごく良かったけど
続く2時間モノの大谷直子が出てたやつは
1作目とは内容も変わっていてつまんなかった。


横溝正史シリーズも書きたいなと思ってますが
まだまだ先になりそうだわ。。。



************ 関連記事 ************


■ 「密会の宿⑥スポーツクラブで消された女」


■ 「密会の宿・女たちの殺人慰安旅行」







                         
                                  
        

「雑居時代」 第16話「舞い込んだ京女」とBSプレミアムで「西部警察」

category - 昭和のテレビドラマ
2017/ 06/ 21
                 
■第16話「舞い込んだ京女」


十一のもとへ母の友達の大河原から手紙が来て
京都から出てきて家へやってくるという。
十一はこのおばさんがとても苦手だ。

逃げようとする十一を栗山家の娘たちが止める。



雑居時代

家にいるふりをして十一は登山道具を使い逃げようとすると
阿万理が同じことを考えていてロープを持ってきてくれて
十一の逃亡を助けてくれた。



その後、栗山家にひとりの来客が訪問してきた。
それは大河原のおばさんではなくて、娘の真弓(望月真理子)だった。

雑居時代

十一が帰ってくるまで真弓の相手をしていると
夏代からチビが風邪をひいたと嘘の知らせを受けた十一が心配して家に帰ってきた。

大河原のおばさんが来なくて安心する十一。


栗山家ではおばさんが来るものだとばかり思っていて
若い真弓が来たことに戸惑いが隠せない。

真弓は子供のころから知っていたよしみで
十一に対して馴れ馴れしいし。

チビながらも十一を慕っていた阿万理は
自分からとられたようで拗ねっぱなしだし
夏代も思わぬライバル出現に穏やかでなかった。


栗山家では大河原のおばさんがこなかったのはわざとで
年頃の真弓と十一をくっつけようとしているのではないかと噂しあった。


客室がないので秋枝が不在なのをいいことに
夏代の部屋に泊まることになった。


夏代もフーコも真弓の存在が気になって寝付けない。

夜、真弓が十一と一緒にいた。
やはり真弓が来たのは十一と結婚させようという
おばさんのたくらみだった。

その話をフーコが立ち聞きしてしまう。
やっぱりと思ったフーコだったが…

この話には続きがあり・・・。


だが、真弓は妊娠していて結婚できないという。
十一が相手を聞くとまだ若く生活力に不安があり
相手は真弓と一緒になりたがっているが
そんな状況から悩んでいたのだった。

もう死んでしまいたいともらす真弓を
十一が怒鳴りつけたことで真弓は結婚の意思を固めた。


翌日、この気持ちが変わらないうちにと
真弓は出発の準備を済ませていると
阿万理が来て「お兄ちゃんと結婚するの」と聞いてきたので
別の人のお嫁さんになるのと答えると安心した阿万理は笑顔を見せる。

真弓は寝ている十一に会わずに栗山家を去る。

方向音痴の真弓を夏代が送っていく事になった。


雑居時代

歩きながら真弓は自分に赤ちゃんが出来たことなどを夏代に話す。
夏代はなんで自分だけに言うのかと聞くと
それはあなたが十一を愛しているからだと言った。


照れながら思いっきり否定する夏代だった。














本日夜8時から、NHKのBSプレミアムの石原裕次郎特集で
「西部警察の舞台裏紀行」とその後つづいて
西部警察の最終話「大門死す!~男達よ永遠に…」を放送するようだ。


西部警察 大門死す!男達よ永遠に


NHKで「西部警察」が見れるとは思っても見なかった。

といっても、「西部警察」はパートⅢまで全話ファミ劇の放送を収録してあるし
「大都会」も同じく全て持っている。


ただどういう風に放送されるのか気になるので
一応録画する予定です。



24日土曜日の夜も同局で石原裕次郎の特集をやります。