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2017-07

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「火の坂道」(1983年) 小林久三 『火の坂道』 - 2017.07.30 Sun

私の好きな近藤正臣主演の「火の坂道」です。

近藤正臣は初年度から頻繁に出演してましたね。
よく主演ながら犯人というのもやっていました。
野望をもつ青年役というイメージがあります。



●「火の坂道・未亡人の肉体は悪魔!
乳母車はいつも5分前に通る」  1983年7月30日
原作: 小林久三  『火の坂道』  火の鈴 (1980年) (角川文庫) 収録
脚本: 猪又憲吾
音楽: 福井崚
監督: 須川栄三
制作: 松竹
出演: 近藤正臣、岡江久美子、中村れい子、仲谷昇、
横山道代、塩谷智章、菅野忠彦、浜田寅彦ほか



火の坂道


二流不動産会社に勤める真下勝一(近藤正臣)は、
弁護士になる夢が破れて以来すさんだ生活を送っていた。

妻の千江子(岡江久美子)は弁護士夫人の座が目的で
結婚しただけにもう愛情は抱いておらず
破局寸前の毎日を過ごしていた。


ある日、千江子は勤務先の山田医師(菅野忠彦)から
誘いを受けた。
一旦は拒否したものの、折をみて誘いに応じるつもりだった。


こんな妻を勝一は気にも留めなかった。


火の坂道

それは、毎朝通勤の途中で会う人妻美也子(中村れい子)の存在があったからだ。

しかし、美也子の夫で著名な弁護士の東田(仲谷昇)が殺された。
美也子に容疑がかかる中、勝一はアリバイ証言で助けてやった。

だが、その後、次第に美也子への疑惑が出てき始める。







不動産会社に勤める真下勝一は元バーに勤めていた妻の千江子がいた。
その前は看護婦をしていて、今はパート看護婦として働いている。
弁護士を目指して司法試験に挑戦したものの落ち続け
もうこの日当たりの悪い陰気なアパートから出られないのではないかと思っていた。


ある日通勤で駅まで行く道のりにある急な坂道を上る時に
いつも決まった時間に、乳母車を押した若い女に合うようになった。
美しい女だがどことなく暗い影を落としている。
乳母車には白い幌がついた古風的な作りで
その間からおしゃぶりを加えた赤ん坊が見えた。
おしゃぶりと上着のすそは赤い糸で結ばれていた。


雨の日以外は見かけるようになったこの女に
真下は興味を持ちどんな女なのか妄想するようになっていた頃
霧雨が降る朝に、女は陰気な初老の男と乳母車でやって来た。
年齢差もあり、会話もない二人の様子に夫婦というには違和感を感じた。

だがすれ違ったあと男は、女に「美也子、幌をもっと深くしなさい。
勉が濡れるじゃないか」としわがれた声で威圧的に話しかけた。


その後、街中で真下は美也子が長身の男と会ているところを目撃した。

次の日、何事もなかったかのように女は乳母車を押して坂道にいた。
いつもは白い幌がこの日は淡青色だった。

真下の美也子への興味は深くなり、不動産のセールスをしているのを
いいことに美也子の家を探し出し不動産の販売に行こうと計画する。
最初は難航したもののついに真下は美也子の住まいを探し出した。
古い二階建ての木造家屋で、東田という家だった。
偶然近所の主婦と話をしているところを通りかかったのだ。
その前の晩、美也子の子どもは熱を出し救急車で運ばれて入院していた
ということも分かった。


その翌日真下は美也子の家へ行きホテルマンションの
会員権のセールスに行った。
だが、毎日のように会っていて真下の顔を知っているはずなのに
まるで初対面みたいな対応で収穫はなく引き上げることになった。



私立松園高校教諭の東田文夫が自宅で死んだのは
真下が美也子の家を突き止めたい週間後のことだった。
東田は前妻を五年前に病気で失っていて
二年前に美也子と再婚した。
先妻との間に出来た一人娘は結婚して博多に住んでいる。
美也子は独身時代は渋谷の電機メーカーに勤めていた。


東田は学校でもうまくいかず、ノイローゼによるガス自殺とみられていた。
美也子が子供を連れて散歩に出た隙に自殺をはかったようで
帰ってきた美也子が警察に通報した。


だが、おかしい。
勉が入院していた次の朝も、美也子はいつもと同じように
乳母車を押して坂道を降りてきた。
子供は他にはいないので、勉が入院しているとなれば
あの乳母車には誰も乗せていなかったということになる。
それに美也子には、街で見かけた若い男がいるようだった。

乳母車の幌はほとんどの日が白だったが
たまに淡青色になることがあった。
洗濯で二枚を交換しながら使っているのではなく
ピンポイントで淡青色を使ってくる。
乳母車は勉を散歩させる目的ではなく
幌の色を使って誰かにサインを送っていたのではないか。


東田文夫は本当にガス自殺をしたのだろうか。


ある雨の朝、通勤途中にいつものように坂を上ると
志賀という刑事が真下を待っていた。

美也子が自分のアリバイ証明に、あの朝坂道で
真下に会ったことを刑事に話していて
その裏を取りにやって来たのだった。

刑事は真下の証言で美也子のアリバイは成立したと言ったが
東田の家の寝室のガスの元栓のところに赤い古糸が
わずかに絡んでいたことに引っ掛かりを感じていた。


東田は事件の朝、校長から電話を受けて
ロレツが回らなく受け答えがおかしい様子が確認されている。
東田は睡眠薬を常用していたらしい。


真下は赤い糸の事がひっかかり
刑事になりすますと美也子が結婚前に勤めていた
電機メーカーの人事に電話した。

そこで美也子が営業の斎田栄一という若い社員と親しく
斎田は売り上げの八百三十万を持ち逃げして行方が分からなくなっていた。
前に街でみかけたサングラスの若い男は斎田栄一だろう。




真下は複雑な家庭環境で育っていて、父は若くして心臓発作でなくなり
その後は母と二人で暮らしていたが、時折源叔父さんが家に出入りしていた。
幼心にも源叔父さんが真下たちの生活の援助をしていたのではないかと思っていた。


その夜夢を見た。

ひとりの男が布団で苦しげにうめき声をあげていて、
枕元にいた女は衣桁をよせて赤い布のようなものをかけた。
女は畳の上を這いまわる赤ん坊をそのままにするとすっと消えた。

男はもがき続けるが動きがだんだん止まってくる。
無心に這いまわっていた赤ん坊の目は、衣桁に近寄ると赤い布をひきずる。
それは次第にずり落ちていき、やがては男の顔にかかる。
男はそれを払いのけようとするがその力がもうない。
しばらくして、女が戻ってきて布を衣桁にかけなおして
赤ん坊を抱くとその場を飛び出していった。


真下は全死人びっしょりと汗をかいてうなされていた。
千江子が不機嫌そうな声でどうかしたのかと聞いた。


真下はその夢で見た映像が、自分の父が死んだ時のものだったと思っていた。
心臓発作で苦しむ父の姿を見たときに、母の胸に不意に殺意が芽生えたのだろう。
男っぽい父の弟に惹かれていたか、すでに関係があったのかもしれない。


真下はふとこれが美也子たちにもあてはまるのではないかと思った。
会社の金を持ち逃げした斎田栄一は美也子の近所に引っ越してきていた。
乳母車の幌は斎田へのサインだったのだろう。


真下が出勤途中しばらくぶりに美也子の姿を見た。
乳母車の幌が淡青色であることに気づいたとき
真下は怒りが出てきて思わず声をかける---
.



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原作は短編集の中のひとつなので、
妻の浮気だとかドラマで肉付けされていた部分はなく
真下も毎朝決まった時刻に弥生坂と呼ばれる
勾配のきつい坂道をわざわざ乳母車で子供を散歩させる
暗い影のある若い女に興味をもっただけで
とくに強い恋愛感情があるわけではない。



しかし、ドラマでは夫婦仲が冷えていて
妻が勤め先で不倫をしてしまったりと
夫婦の破たんしている状態をより強く打ち出しています。


真下の方も、美也子と関係をもってしまう。


火の坂道

近藤正臣と中村れい子の濃厚なベッドシーンでは
撮影前に緊張をほぐすために中村れい子はワインをあおったそうで
そのおかげで顔もほんのり桜色になり
酔いの勢いもあってか下着もスパッととって迫力があり
近藤正臣の方がタジタジとなっていたそうだ。



私は昔見た土ワイで再放送があったとき
自分の記憶に残っている映像やストーリーがどれくらい確かなのか
それを確かめるということも再放送を見る楽しみとなっています。


昔は女優だけでなく、男優もかなり体を張った演技を披露していて
中でも近藤正臣はよく脱いでいたイメージがあります。

わかりやすいハンサムではないんだけど、雰囲気美人というか
彼が醸し出す色気がそう見せていたのかなと思ってますが。





前に書いた松本清張の「書道教授」で風吹ジュンとの情事の前か後で
近藤正臣がパンツ姿になりお尻も晒していた記憶があったのだけど
パンツの形状と素材、色は記憶通りでしたが尻は見せてなかった。


土ワイでの尻見せは「火の坂道」かどうか
それを確かめたくて再放送を待ち続けていますが
なかなかやってくれないですね。


果たして、私の記憶はどれくらい正しいのか。

こんなことが気になっています。



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幽霊シリーズ7 「迷探偵コンビの危険旅行!幽霊結婚」(1982年) 『青ひげよ、我に帰れ』 - 2017.07.27 Thu

浅茅陽子と田中邦衛の幽霊シリーズ第7弾!

永井夕子役を浅茅陽子が演じたのはこちらで最後になります。



●「迷探偵コンビの危険旅行!幽霊結婚」  1982年5月8日
原作: 赤川次郎  『青ひげよ、我に帰れ』  幽霊愛好会 収録
脚本: 窪田篤人
音楽: 桜庭伸幸
監督: 日高武治
制作: 俳優座映画放送、大映映像
出演: 田中邦衛、浅茅陽子、荻島真一、
結城しのぶ、小沢栄太郎、大塚道子ほか


幽霊結婚

警視庁捜査一課の宇野喬一(田中邦衛)は
恋人の永井夕子(浅茅陽子)と三ヶ月も会っていなくて
課長(小沢栄太郎)から男のヒステリーなどといわれていた。


幽霊結婚

そんなとき同僚が持っていた週刊誌を見て驚いた。


若き実業家で青ひげと言われる大谷進二(荻島真一)が
近く夕子婚約するというのだ。
大谷にとって夕子は三人目の婚約者で
すでに前の二人はナゾの死を遂げていた。


幽霊結婚

そこへ夕子から電話が入り、大谷が殺人鬼かどうかを
身をもって調べたいので二人で千葉県の福之江村へ旅行に行くという。



幽霊結婚

村では村長選が行われることになっていて
現村長魚住清造(嵯峨善兵)たちが祈願に来ていた。
魚住派は村会議長村松とみ(大塚道子)と組合長本田(浜田寅彦)
建設会社の社長田所がいる。





大谷の婚約者だった安藤紀子は大谷と二人で部屋にいたときに
テレビの郷土芸能で太鼓の音を聞くと
フラフラとベランダへ向かい飛び降り自殺をした。




夕子はもともと紀子とは知り合いで
今回は彼女の墓参りをする目的だが
大谷は現地に着くと村長選に立候補していたのだ。


紀子の故郷福之江村が良くなるように立候補したのだった。


大谷派には村の青年片倉みちお(山本紀彦)ら若手がいた。

 
魚住には後妻の奈美子(結城しのぶ)と先妻の娘の浩子(高橋恵子)が
いて二人の折り合いが悪いのが悩みのタネだった。





宇野もそわそわして落ち着かない様子から課長に行って来いといわれ
福之江村にやってきたが、選挙カーに乗る夕子をみかけて驚く。
大谷の選挙事務所に来た宇野を、夕子は東京の私立探偵で
大谷が紀子を殺したのではないかとしつこく調べていると話す。



幽霊結婚

大谷事務所から追い出された宇野を社長が手引きして
魚住の家に招いて、大谷のことを探ろうとする。
浩子は宇野に紀子が東京へ行く前におんだし太鼓の
巫女をやっていて、巫女は催眠にかかりやすくないと
出来ないことを話す。


村松が山道を車で走っていて事故を起こし
「ぴかっと光った」と言い残して死んでしまった。


夕子は宇野とふたりきりで会うことが出来た。
宇野は大谷の最初の婚約者は妊娠していて自殺するというのは不自然だし
大谷の本籍は東京だが、亡くなった父の本籍はこの村であり
旧姓が草間であることを夕子に教えた。
夕子は宇野を小屋に誘い出したがそこには先客がいて
女が小屋を飛び出すと、後から本田が出てきた。


金の入ったトランクを運ぶために車を運転していた本田が
事故を起こしぴかっと光って目がくらんだと言い残してて死んでしまった。



幽霊結婚

駐在所の大崎(三角八朗)が呼んだ千葉県警の坂本(平泉征)もやってきて
課長からの電話で宇野が探偵ではなく警視庁の警部であることがバレた。

奈美子が道を歩いているときに大谷を見かけ
大谷が草間進二であることを思い出して
魚住たちのもとへそのことを告げに行った。

幽霊結婚

村の収入役をやっていた草間進作の息子だとわかると
大谷が来て村の公金の遣い込みをしたと汚名を着せられて
鬼岩から身を投げて父が死んだあとは母と二人東京へ逃げたことを話した。


魚住たちは紀子を殺したと決め付けられるが
大谷は誰も殺していないし、村が良くなって欲しいと
その気持ちからだけで立候補したのだと言い張る。


幽霊結婚

夕子と宇野が現場を調べていると駐在が来て
本田の検視の結果も薬を飲まされなどの
不審な点はなく、車に関してもそういう痕跡はみられなく
事故だというが、ふたりは殺人であると言い切った。

幽霊結婚

太鼓の音が聞こえふたりがいってみると
浩子がおんだし太鼓の巫女となって踊っていた。
終わるとその場に気を失った。
ふたりが駆け寄ろうとしたところみちおが止めた。

自然に起きるまで手を触れたり
この村の美しい娘は巫女となることで一人前の女になるのだという。
紀子がテレビでみたおんだし太鼓の巫女は
奈美子がやっていたことがわかった。


ここは御神体が鬼鏡であるといい、ふたりはそれを見ようとしたが
社長が来て奈美子に魚住が鬼岩で突き落とされそうになったと呼びにきた。
魚住は鬼岩で大谷の父に済まない事をしたことを侘びにきていた。
そこへ大谷がきて許さないといい迫ってきたので足を踏み外した。
夕子はみんなは大谷が魚住を殺そうとしたといい
村松や本田を事故に見せかけて殺したのも大谷だと思っていると言うが
魚住が落ちたとき知らせに行ったのは自分なのでそんなはずはないという。

幽霊結婚

そして、この村へ来た目的は村長に立候補することと
紀子がなぜベランダから落ちて死んだのか真相を知りたいためだと話す。
しかし、駐在は大谷に事情を聞きたいと連れ出してしまう。

夕子は鬼鏡を見に行こうとした。
すると太鼓の音が鳴り響き、巫女が出てきた。
催眠にかかった夕子は、入ってきた宇野をナイフで刺し殺そうとする。
正気に戻った夕子は、宇野と一緒に鬼鏡を現場に持って行き
鬼鏡を使って運転席に光を送りまぶしさから操作を誤らせて
村松と本田を事故にみせかけて殺したのだ。


魚住はみちおをとりこもうとして浩子との結婚をちらつかせた。
それを知った浩子はみちおに結婚しても良いという。
浩子はみちおと奈美子が愛し合っていたことを知っていた。
それを遠くから奈美子が聞いていた。


宇野も駐在に酒を飲ませて、紀子が本当に愛していたのはみちおで
奈美子の許婚がみちおだったことも聞き出していた。
紀子にテレビの芸能番組を見るように電話した声は女だった。
ふたりが小屋へ入ると浩子が手にボタンを握って殺されていた。


宇野は大谷が全てを知ったら危ないと思い
夕子には駐在へこのことを電話するように言った。


釈放された大谷が歩いていたところにみちおがやってきた。
大谷はみちおと奈美子がグルになって紀子を殺したのではないかと思い
それを探ろうとしてみちおに近づいていたのだが
逆に大谷はみちおに腹を殴られて気絶してしまい神社に運ばれてしまった。


夕子と宇野が歩いているところへ車で帰ろうとしたみちおが通りかかり
浩子の死を知らせるため警察に行くという宇野に車を貸してやった。

みちおとふたりになった夕子はさっきみつけたボタンを見せたが
みちおのシャツのボタンが取れているのを見つけたところで
殴られて大谷がいる鬼面神社に連れて行かれた。

幽霊結婚

大谷を見張っていた村の青年達に
片岡みちおは大谷が村松たちを殺したのだといった。
車で通りかかる宇野をみちおは鬼鏡を使って事故を起こさせ
大谷と夕子を鬼岩で心中に見せかけて殺そうとする。

そこへ車の中で真相に気がついて向こうからぴかっと光った時に
車からとっさに飛び降りていた宇野が助けにやってきた。


幽霊結婚

宇野は夕子たちと魚住のところへ行き、犯人が奈美子とみちおであることを言った。

紀子の死は東京でみちおと再会した彼女が
やけぼっくいに火がついて、嫉妬から
テレビで巫女になりおんだし太鼓で
元巫女の紀子に自殺をするように催眠をかけ
ベランダから墜落させていた。



父の借金の肩代わりに魚住と結婚させられていた。
それに加担した村松たちを許せなかった。
奈美子は許婚のみちおが未だに好きだった。
それをネタに本田は奈美子の体をむさぼっていた。



みちおと奈美子は逮捕された。

幽霊結婚

大谷はあんなことが会っても紀子を愛していて
彼女のために作ったウェディングドレスを墓に入れようと思ったが
夕子にプレゼントした。
夕子とは友達のままで、彼女が愛しているのは宇野だという。


幽霊結婚

夕子はドレスを着たまま宇野と東京へ帰る。







シリーズはじめの方は、宿で一夜過ごした後に、
宇野が起きると夕子は一足早く宿を出ているのに
終盤になるとふたりで一緒に東京へ帰ると変化しているんですよね。



幽霊結婚

このシリーズで毎回顔を見ていたような印象がある
殿山泰司は出ていなくて、三谷昇が出演していました。

ちなみに原作では大谷進二は役者で、村長選などの話もありません。
原作とは登場人物なども違っています。
ただ最初の週刊誌の記事で、大谷の三人の婚約者が事故死していて
夕子を大学生の恋人とスクープしている記事は書かれています。




今回で浅茅陽子がシリーズ卒業となるわけですが
これってはじめから決まっていたんですかね。
ラストのウエディングドレスを着て登場したところで
セリフ言うときに言葉に詰まったようにも見えたんですが。


荻島真一が珍しくいい人で終わりました。
これまで曲者的な役どころが多かったんですが
今回は最後に清々しい(?)笑顔をみせて
自分と婚約しながらも山本紀彦と再会したことで
愛が再燃してしまった紀子に対して
あんなことがあっても僕は紀子を愛してました
といいながら彼女のために作ったドレスを
村にある墓に埋めてやろうとしていて
ムダに善人ぶりを発揮させてました。



一癖ある役が多かったから、今回も何かたくらんでいる表情をみせて
コイツが怪しいと思わせるようなシーンが多かった。


婚約者の不可解な死が続いている実業家荻島真一が
突然村長選に立候補しそれを支援する村の青年
山本紀彦から最後に腹に一撃を喰らい気を失う場面はウケました。


悪者対悪者の表情で荻島真一がやられちゃう。
今回はコッチがワルだったか~みたいな。


荻島真一の善人ぷりに違和感といえば
山本紀彦がモテモテなのもしっくりこない感じありまくり。


浅茅陽子がシリーズを卒業してしばらくしてから
永井夕子を藤谷美和子が演じる
「新迷探偵コンビ」として突然幽霊シリーズが復活します。

だけど2作だけ放送され、こちらはあっけなく終了。


藤谷美和子の「幽霊半島」も持っているので
気が向いたらブログに書くかもしれません。


幽霊シリーズの記事は以下の通り。

「幽霊列車」

「迷探偵コンビ危機一髪!善人村の幽霊まつり」 

「迷探偵コンビは死なず!幽霊湖の花嫁」

「幽霊温泉・迷探偵コンビ死の旅へ!」

「迷探偵コンビの危険旅行!幽霊結婚」

「幽霊半島」


「三毛猫ホームズの駆落ち・相続人連続殺し!」 (1984年)  シリーズ第6弾 - 2017.07.26 Wed

土曜ワイド劇場の三毛猫ホームズシリーズの最終話です。



1.「三毛猫ホームズの推理」

2.「三毛猫ホームズの追跡」

3.「三毛猫ホームズの怪談」

4.「三毛猫ホームズの狂死曲」

5.「三毛猫ホームズの運動会」


以上が、これまでの5作品です。





●「三毛猫ホームズの駆落ち・相続人連続殺し!」  1984年12月22日
原作: 赤川次郎   三毛猫ホームズの駈落ち (角川文庫 (5946))
脚本: 窪田篤人
音楽: 羽田健太郎
監督: 小山幹夫
制作: 東映
出演: 石立鉄男、坂口良子、山本紀彦、
高沢順子、あべ静江、浅野真弓ほか



三毛猫ホームズの駆落ち

片山義太郎(石立鉄男)と婚約者の雪子(坂口良子)が
映画を見た帰り映画館からずっとつけてくる男に気づいた。



その後、新聞に「義太郎、雪子へ父危篤、至急連絡せよ」という
広告が掲載されているのを見た。
片山は出勤途中車に撥ねられそうになり
もしかしたら雪子が危ないと思い見に行くことにした。


雪子の部屋に秀二郎(堀内正美)という男が上がりこんできて
お姉さんと呼び抱きついてきた。
秀次郎は元警察官で私立探偵の杉田(梅津栄)から
亡くなったと思った義太郎と雪子を見つけたと聞きやってきたのだ。
引き返してきた片山を秀二郎は兄さんと呼ぶ。
だが、心臓の悪い秀二郎は発作を起こしてしまい
そこへ医者の倉持(鈴木瑞穂)が来て、
秀二郎に探していた義太郎と雪子に間違いないと太鼓判を押した。


秀二郎が帰ると、倉持はさっきは嘘をついたといい
探している義太郎と雪子について二人に説明をしてくれた。



片岡義太郎(山本紀彦)と山波雪子(あべ静江)は
12年前駆け落ちをして崖から海に飛び込み生死がわからなくなっていた。
両家は新潟の資産家だったが、犬猿の仲でふたりの交際を反対されていた。
倉持は両家の主治医だが、この度両方の父親がそろって
癌で余命3ヶ月ほどになり、駆け落ちした二人の行方を捜していた。
倉持はふたりの居所を知っているのだといい会わせてもらう事になった。



三毛猫ホームズの駆落ち

雪子の方は2年前に三浦と言う男と結婚して、「青空」という喫茶店を営んでいた。
義太郎は3年前に令子(浅野真弓)と結婚していた。
義太郎も雪子も家を出た人間なので、遺産を受け取るつもりはないという。
そちらに仕事でいけなくなったと義太郎から電話が入った。



片山は自分を兄と間違えて秀二郎がひき殺そうとしたのではないかと思い
マンションにいってみると、ウォーターベッドの上で秀二郎が心臓発作を起こし死んでいた。


三毛猫ホームズの駆落ち

そこへ秀二郎の婚約者の田所久子(高沢順子)や杉田が来て
片山を犯人だと勘違いしたところへ、野島課長(内藤武敏)、根本刑事(井上博一)が到着した。


倉持が義太郎と会っていると、近所の主婦が令子の様子がおかしいといった。
家へ戻ってみると、令子が誰かに襲われてガス栓をひねられてあわや死ぬところだった。
しかし、鍵もかかっていて戸口には
ガムテープも貼ってあり密室だった。
義太郎は片山に倉持も両家の遠い親戚にあたり
財産を継ぐ権利があると話す。


雪子が喫茶店「青空」へ行くと、倉持から呼び出しの電話がかかり
雪子は出かけていったが、倉持は現れず後ろから頭を殴られて気絶した。
その間に店ではひとりでいた三浦の首に縄がかかっていて
それに絞められて殺されていた。


雪子は気がついてみると遠くに放置されていて
戻るまでにだいぶ時間がかかったことを野島たちに説明した。



野島たちも容疑者を絞りきれずにいた。



三毛猫ホームズの駆落ち

雪子の家では義太郎がやってきて、身の安全のために
自分達としばらく一緒に住もうといってきた。
かつては駆け落ちした仲だったが、兄妹のような関係になり
令子も雪子が家に来ることには抵抗がないという話で
一度は断った雪子も厚意を受けることにした。
そこへ三浦が死んだことを知り新潟から倉持がやってきた。
やはりあの晩、電話はかけていないと言う。


雪子が義太郎・令子夫婦の家へ息子と二人で住むようになり
片山と雪子も彼女の様子を見に行った。
義太郎の話しでは雪子の同居は令子も望んでいるという話だったが
令子は話している最中でも神経がいら立ったように敏感に反応する。
片山達が帰ろうとしてエレベーターを待っている時に
5Fの石井宅へ借りていた砂糖を返しに行くと令子もやって来た。


5Fで令子がおりて1Fに着くと、11Fのベランダに雪子がやってきて
何者かが侵入してきた様子に、片山達は慌てて引き返す。
だがエレベーターは遅く、片山は階段を駆け上がって11Fに着くと
エレベーターの中に雪子がいて、ナイフを持っているもう一人の人物が見えた。


追いかけようとする片山だが、そのまま階段から1階まで落ちてしまう。
1Fにいた雪子がエレベーターを見たときは
腹を刺された雪子の姿があっただけで他に人はいなかった。
結局、雪子は病院で亡くなった。


片山と雪子がエレベーターに乗っているとホームズが5Fに着くと歩いていった。
そこで片山はあの晩、令子が石井宅へ訪れたかどうかを確認することにした。
彼女は翌日に砂糖を返しにいってたことがわかった。


三毛猫ホームズの駆落ち

それを伝えにいくと、観念した令子は三浦と雪子の赤ん坊を抱いたまま
ベランダへ向かうと全てを自白した。

令子は義太郎の中にかつて駆け落ちした雪子への消えない思いを感じていて
それがたまらなく辛かった。
あの日、5Fでエレベーターを降りると11Fに引き返して
雪子をエレベーターに追い詰めると刺してエレベーターを降りた。
令子は赤ん坊を義太郎に預けるとそのまま飛び降りて死んだ。


雪子は令子と雪子の通夜にホームズと行ったが
片山は姿を現さなかった。
帰ろうとするとホームズが歩き出し、雪子は後を追った。
祭壇の前にいる義太郎が見えて気を落としている感じが伝わる。
雪子がかわいそうにと思っていると、なぜか久子と杉田がやって来て
3人で嬉しそうに酒盛りを始めた。
彼らこそが一連の連続殺人の犯人だったのだ。


三毛猫ホームズの駆落ち

だが、一口酒を飲んだ杉田が死んだ。
邪魔になった杉田を義太郎と久子が始末してしまうと
窓から雪子がこの様子を見ていたことに気がついて
逃げる雪子を義太郎が追いかけていく。


三毛猫ホームズの駆落ち

すると棺の蓋が開いて、身代わりに入っていた片山が起き出す。


雪子はホームズとエレベーターに逃げ込むが
階段から義太郎が追いかけてきたので
ホームズを義太郎に投げてそのすきに逃げ出すが
追ってきた久子と義太郎に階段に追い詰められてしまう。


そこへ拳銃を手にした片山が雪子を救出しにきて、ふたりは逮捕された。




義太郎はやはり財産が欲しくて名乗り出るつもりだと秀二郎に話しに行ったが
今更おめおめと帰ることに対して非難をされた。
だが心臓病を抱えていた秀二郎が発作を起こし薬を取ってくれといったときに
殺意がわいてきてそばにあったナイフでウォーターベッドを切り裂くと
心臓発作を起こして死んでしまった。



そこへ久子が来て、自分と組もうと誘い、邪魔になった令子を
久子がガス自殺に見せかけて殺そうとした。
ドアにガムテープがはってあったのは、ポストを使ったトリックだった。



そして、倉持の声を真似て雪子を呼び出し久子が襲って
店のカウンターで寝ていた三浦の首に紐をかけて
もう一方の端に輪を作り業務用の氷を紐に撒きつけて
冷蔵庫の上へ置いて氷が滑り押したところで首がしまり
その後氷も溶けてなくなった。


雪子殺しは、令子を精神的に追い詰めたことで
雪子への嫉妬から自分の手を汚さなくても済んだ。

片岡家の遺産だけでなく、三浦と雪子を殺し
赤ん坊を引き取ることで山波家の財産も手に入れられる。


最初に片山をひき殺そうとしたのは杉田だった。


義太郎は雪子ほど財産を固辞する意思が堅くない
あいつはバカだから殺されたんだという。


三毛猫ホームズの駆落ち


そこへ子供を抱えた雪子と倉持が姿を現した。
雪子は死んでおらずに生きていたのだった。











石立鉄男(大場十一)と山本紀彦(池田玄也)と浅野真弓(秀子)の
雑居トリオが共演。
雑居時代の10年後ですか。


山本紀彦は石立ユニオンのドラマでは
石立鉄男のドジな子分(弟)的存在でしたが
「赤い迷路」とか土ワイなんかではいい人に見えて実は・・・
みたいなひと癖ある役や犯人役もやっていますね。
今回もそんな感じでしたし。


三毛猫ホームズの駆落ち

この背景の白い扉、「呪いのマネキン人形」で
最後に使われていた場所にあるやつと同じみたい。



これで、土ワイの三毛猫ホームズシリーズ石立版は終わりです。


幽霊シリーズ6 「幽霊温泉・迷探偵コンビ死の旅へ!」 (1981年)  『眠れる棺の美女』 - 2017.07.25 Tue

浅茅陽子と田中邦衛の幽霊シリーズ第6弾!





●「幽霊温泉・迷探偵コンビ死の旅へ!」  1981年11月7日
原作: 赤川次郎  『眠れる棺の美女』  幽霊候補生 文春文庫 (262‐3) 収録
脚本: 窪田篤人
音楽: 桜庭伸幸
監督: 田中重雄
制作: 大映映像、俳優座映画放送
出演: 田中邦衛、浅茅陽子、小沢栄太郎、原悦子、
岡本富士太、花沢徳衛、下元勉、夏桂子ほか


永井夕子(浅茅陽子)は買い物から帰える途中、
何者かがあとをつけてくる気配を感じた。
男は夕子を襲うが、逃げる時にライターを落としていった。
夕子は男を追いかけていき、人が近づいてくると
持っていた缶詰で殴りつけたが襲った男ではなく
それは恋人の宇野喬一(田中邦衛)だった。



幽霊温泉

頭の傷の手当てを終えた宇野に、夕子は温泉旅行のチャンスだといい誘う。
宇野は静養をかねて温泉へ行きたいと、課長(小沢栄太郎)に申し出ると
宇野の保護者として夕子と一緒にいくことを提案された。


こうして二人は、新潟県の棺山温泉に行くことになった。


幽霊温泉

夕子の父の旧友で富豪の今泉仙一(花沢徳衛)から招待されたもので
駅へ着くと今泉が寄越した霊柩車で屋敷へ向かう。
二人は霊柩車の中に入ると、そこには棺が置いてあって
それが動くと中から幽霊に扮した今泉が出てきた。


家へついた今泉がいうには、あの霊柩車は村にやったもので
棺に入る日も遠くはないので感触を味わってみたく
今日は試運転だったということだった。


今泉には主治医の吉田(下元勉)紹介で看護婦兼
身の回りの世話をしてくれている会田良子(原悦子)がいた。
吉田からこの土地の言い伝えである亡くなった女房の
命日10月10日になると女房と同じ23歳の女が
死んで火葬場で焼かれるという話を聞かされた。
夕子も23歳だった。

家政婦(牧よし子)は、良子にお前も23歳だから気を付けろという。


今回の旅行で宇野と夕子は今泉の家に宿泊することになった。
そこで今回の旅の目的を説明した。


幽霊温泉

今泉には同居はしていないが、三人の子どもがいる。
長女の石浜由紀子(夏桂子)は結婚してブティックを経営しているが
経営状態がよくなくすぐにでも金が欲しい状態だ。
長男の晴之(伊東達広)は銀行勤めで結婚しているが
ギャンブル好きで女と金にだらしがない。
末っ子の誠(佐藤佑介)は、大学卒業後も就職せずに
ブラブラしているというかんじで全員信用ならない。


夕子は今泉からここへ来る前に彼らの素行を調査を依頼されていた。
東京で夕子を襲ってきた犯人は、彼らの中にいるのだという。


翌日、今泉が急死してしまう。
村長(井上昭文)がやって来たが、今泉の遺言状の存在が気になるようだ。
吉田は自分が死んだ後のことは、吉田と夕子に任せると言っていたと話した。



今泉の訃報を聞いて、遺族たちが次々に屋敷に戻ってきた。
由紀子と晴之は大げさに父が亡くなったことを
悲しんでいる姿を演じていたが、誠はそうではなく裏表がないようにみえた。
祭壇前で親族だけになると、由紀子も晴之も本性を現した。


夕子は村長が遺言状にこだわるのはなんかわけがあるんだと言うが
宇野は子供たちの調査をしても報告する人は仏さまだから意味がないという。
だが、夕子は霊界とコンタクトがとれるからちゃんと遺族の様子を報告すると言った。
村長は温泉の権利を巡る不正にかかわっていた可能性が出てきた。


夜、寝ていた宇野が目を覚ますと、夕子の姿がなかった。
さがしに行くと夕子は今泉の祭壇の前に座っていた。


幽霊温泉

ふすまから覗いてみると、棺桶の蓋があいて
幽霊となった今泉がむっくりと起きだしてきた。


幽霊温泉

今泉の幽霊に驚いた風もなく、夕子は話しかけながら
そばにあった酒をついでわたしてやった。


ギョッとしたのは、のぞいてしまった宇野の方だった。
そこへ暗闇から猫が宇野のところへ飛び降りてきて
動転した宇野は近くのものを倒し、大きな物音を立ててしまった。
背後には猫を可愛がっている家政婦がいた。


騒ぎが収まり宇野が棺のある部屋へ入っていくと
棺の蓋は閉じられていて、夕子は見た通り
今泉と話していただけだという。
そこへ物音を聞いた由紀子たちがやってきて
明日葬儀が終わったら東京へ帰ってくれと言われて
ふたりは部屋を出ていった。


良子は誠に、今泉はいい人なのにどうしてそれがわからないのかという。
彼女は父を早くに亡くし、今泉を父のように思っていた。
誠が家に戻ると、由紀子たちが本音を話していた。


幽霊温泉

うっかり財産を寄付したりするまえに
子供たちに遺産を残して死んでくれたことを喜んでいて
本音と建前の違う姉兄に呆れていた。
棺の中で今泉は、そのやりとりを聞いていた。


夕子はその後、宇野に本当のことを打ち明ける。
今泉は子供たちの本心を知るために死んだふりをしていて
出棺の時に生きていたことを明かすという計画だった。
これを知っていたのは、夕子の他に吉田医師、良子、
火葬場の担当者松本だけだった。


幽霊温泉

そして、いよいよ火葬をする日。
屋敷から棺を運び出すときに、中から大量の血が流れ出ていることに気が付く。
慌てて棺を開けてみると、今泉はナイフで刺されていて
本当に死亡していた。


夕子たちが着いたときと、今回のニセの死亡に続き
三度目の正直で本当に死んでしまった。
吉田は先代の時から今泉家に世話になっていて
学費も出してもらい医者になったことから
今回の計画に加わったことを悔やんで泣いていた。


県警の若山刑事(岡本富士太)がやってきた。
若山は警視庁警部の宇野をライバル視した。
警察で誠が以前東京で麻薬所持の逮捕歴があることを知ると
宇野と若山は吉田に会いに行った。
吉田は誠の事件を知ったら今泉が傷つくだろうと
今泉の耳には入れないで内密にしていた。
二人が医院をあとにすると、入れ違いに誠がやって来た。
吉田は麻薬の事は今泉も知らないことだから安心しろという。


由紀子夫婦が今泉の荷物を漁っていた。
夕子がやってきて、そこには遺言状はないというと
痛くもない腹を探られちゃかなわないと部屋を出ていった。
そこへ、村長が来たので、温泉権利の不正について
証拠があるので宇野に相談するつもりだと話すと
村長は夕子宛にこんなものが入っていたと言い
棺山神社への呼び出しの手紙を渡す。

夕子が神社へ行くとひょっとこの面をつけた男が
襲ってきたので抵抗する際に男の腕にかみついた。
倒れていた夕子を若山が発見して人工呼吸を施した。
それまで宇野と夕子を敵視してた若山だったが
唇を合わせたことで夕子を好きになってしまった。


今泉家には子供たちの他、吉田、村長も来ていた。
夕子は自分を襲った犯人がわかったと言い
村長の衣服をまくり腕の噛み跡をさらす。
村長は抵抗するがその場でとらえられた。
彼は不正を働いていて、それを知った夕子の口封じをしようとしたのだ。



素行の良くない誠が車の事故を起こして負傷した。
薬物を使用したのか、蛇行運転だったということだ。
重傷で悦子がつきっきりで看病することになった。
若山はすっかり誠が犯人だと思っていた。

夕子と若山が姿が見えなくなった宇野を探していると
棺の中に入っていた。
宇野と今泉は同じくらいの体格だったので
中で身動きがとれるスペースがあるかどうか実験していた。
その結果、自分一人ではうつぶせになることはできないことがわかった。
何者かが今泉をうつぶせにして、背中からナイフを刺したのだろう。

自分の子どもたちの本心を知るために
葬式の真似事までする男である。
今泉が警戒せずに、いわれるままうつぶせにされる相手。
それは、医師の吉田しかいない。



解剖を終えた今泉の遺体が屋敷に戻ってきた。
いよいよ、本当に出棺の日がきた。
真犯人がわかった夕子が棺の今泉に話しかけていると
自分の正体がわかったと思った吉田がやってきた。


「今日は何の日か知っているかい?」

「あたしが死ぬ日だとでもいいたいの?」


幽霊温泉

「そうだ。」



宇野は火葬場へ行く前に行方がわからない夕子を待つ。
部屋にネコが入ってきたので追っ払おうと座布団を蹴ったところ
周りの布が落ちて下に今泉の遺体があるのを見つけた。
すると、棺の中に入っているのが夕子ではないか?
すでに霊柩車は火葬場に向かって出発しており
今まさに棺が炎の中へ入っていこうとしていた。



幽霊温泉

追いついた宇野が急いで棺の蓋を開けると
気を失った夕子が入っていた。


吉田は病院を作りたがっていたが
金をどぶに捨てるようなもんだと断られていた。
子供のときから恩を売りつけてきて
長年の恨みがつのった結果だった。
吉田は捕まるくらいなら死ぬと
火葬場の火の中へ飛び込んだ。


由紀子の夫がたばこを吸おうとしたところ
夕子がライターで火をつけたやった。
それは、東京で夕子が襲われたときに拾ったものだった。


誠はもう薬には手をだしていなくて
吉田が栄養剤と偽って与えていたものだった。
同じ年頃で今泉を父のように思っていた
悦子とも心が通い合うようになっていた。


夕子に思いを寄せていた若山だが
宇野と夕子の関係を知り身を引いた。
宇野につっかかっていた若山だが
最後は気持ちが変化したようだった。










最初から浅茅陽子女子大生というイメージはなかったけど
この頃はさすがにキツイなという感じになってきましたね。


今回はあの軽快なテーマ曲がオープニングと
エンディングに流れます。
私は幽霊シリーズというと、この曲を思い出しますが
後半になってから使われ始めたようで
私は未見なのですが、この前の「幽霊学園祭」から
テーマ曲が変更になっていたようです。

またキャストも浅茅陽子、田中邦衛の順だったのが
田中邦衛、浅茅陽子へと変わっていますね。


また土ワイでたまにあることですが


幽霊温泉

「棺の中の美女」となっていますが


眠れる棺の美女


うちにある小説では「眠れる棺の美女」となっています。


幽霊シリーズの記事は以下の通り。

「幽霊列車」

「迷探偵コンビ危機一髪!善人村の幽霊まつり」 

「迷探偵コンビは死なず!幽霊湖の花嫁」

「幽霊温泉・迷探偵コンビ死の旅へ!」

「迷探偵コンビの危険旅行!幽霊結婚」

「幽霊半島」





「追いかけろ!カージャック!恐怖の人妻24時間」「消えた私」 (1977年)  - 2017.07.23 Sun

どちらも見たことがないのですが気になる2作品。
土曜ワイドの第4、5回目の放送でした。


●「追いかけろ!カージャック!恐怖の人妻24時間」  1977年7月23日
原案: 岡田裕
脚本: 佐治乾
音楽: コスモス・ファクトリー
監督: 小沢啓一
制作: 日活
出演: 倍賞美津子、原田芳雄、村野武範、
舟久保信之、阿藤海、飯田誠ほか


農協を襲いガードマンを殺して八千万円を奪った柏木(原田芳雄)ら
三人組は、静子(倍賞美津子)の運転する乗用車を乗っ取った。
静子は息子悟(飯田誠)を連れて、エリート商社員の夫
本田(村野武範)のもとへ行くところだった。

到着が遅れると夫が心配して警察に告げると訴える静子に
柏木は本田との連絡を命じた。

事情を知った本田は妻の車を単身で追跡する。




妻子を救うため車を追いかけてとめようとする
夫の追跡劇を描いたものでスリリングな展開が見どころなんでしょうか。

見たこともない上に情報もないので
これ以上の詳しい内容がわからないのですが。







●「消えた私」  1977年7月30日
脚本: 国広威雄
音楽: 池野成
監督: 貞永方久
制作: 松竹
出演: 岩下志麻、井上孝雄、森本レオ、
南美江、三宅くにこ、小野恵子、宮井えりなほか



消えた私



モーテルのフロント係利江子(岩下志麻)は、
スポーツカーで乗り付けたアベックを見て驚いた。

女は妹の美佐子(岩下・二役)で相手は
宝石商の桑山(森本レオ)だったからだ。

美佐子はかつて利江子の恋人だった俊介(井上孝雄)を奪い結婚したが、
それにはあきたらず他の男との情事を重ねていたのだ。

美佐子への復讐を考えた利江子は、俊介の勤め先に電話をする。


珍しく岩下志麻が出ていて、原作もないことから
同じく詳しい内容がわからないとても気になる作品のひとつ。



土曜ワイドで岩下志麻というと
メナードのCMのイメージしかありません。




ドラマではどうやらこの後、妹の方は殺されてしまい
姉が愛した男の妻の座を狙いにいくようです。




こちらも原作ありきの作品ではないので
いったいどういう内容なのか詳しいところがわかりません。





「三毛猫ホームズの怪談・赤猫は死を招く」 (1981年)  シリーズ第3弾 - 2017.07.22 Sat

三毛猫ホームズシリーズ第3弾!



三毛猫ホームズの怪談




●「三毛猫ホームズの怪談・赤猫は死を招く」  1981年5月16日
原作: 赤川次郎   『三毛猫ホームズの怪談
脚本: 窪田篤人
音楽: 羽田健太郎
監督: 小山幹夫
制作: 東映
出演: 石立鉄男、坂口良子、丘みつ子、岡田奈々、
赤塚真人、川地民夫、弓恵子、内藤武敏ほか


三毛猫ホームズの怪談


片山義太郎(石立鉄男)はフィアンセの吉塚雪子(坂口良子)と共に
車で後輩の石津(赤塚真人)の新居へ向かっていた。
途中白い猫をひき殺したように感じて、
車を降りて調べたが猫は姿も形もなかった。
そこへ刈谷立子(丘みつ子)が途中まで乗せて欲しいと言い
同乗することになった。



目的地付近で人だかりがして車を降りてみた。
子供が川で溺れていて石津が助けて引き上げていた。
元警察官の森田(浜村純)はあいつがやったんだと騒いでいて
娘で保母をしている絹子(岡田奈々)に止められていた。
車に戻ると立子は姿を消していた。


石津の家へ着くと、一連の騒動について片山達に説明した。



この辺りの地主で北沢常代(村田知栄子) という老婆がいて
息子の保夫(川地民夫)と妻の真紀子(弓恵子)の3人で暮らしているが
保夫は40半ばでも定職も持たず、一家は人付き合いが悪かった。

三毛猫ホームズの怪談

猫屋敷と呼ばれていて常代が大切にしている猫が
1年前団地の子供達にいじめられて池に突き落とされて死んでいて常代は恨んでいた。
常代のところにはもう一匹白い猫がいる。
森田がいうあいつとは保夫の事だった。



石津は同じ棟に住んでいる絹子に真剣に惚れていた。
そこへ絹子がやってきて、森田が常代のところへ乗り込んで言ったという。
片山たちが北沢宅へ行くと、常代の姪の立子が出迎えた。
石津が離れへ行こうとするとコンクリートを塗っているところで
石津の靴跡がついてしまい職人から怒鳴られて引き返す。

三毛猫ホームズの怪談

すると庭から雪子の叫び声が聞こえ、森田と保夫が争っていて
なんとか二人をわけた。



森田は子供たちに嫌がらせをしているのは保夫だと信じて疑わない。
保夫夫婦が結婚式に招かれて不在だったある夜
森田はそっと家を抜け出して常代の家へ行った。
常代がいる離れの前はコンクリートを塗ってまだ乾いておらず
靴跡が残る状態だった。
風呂から上がった絹子は父が出かけていることを知る。
その晩、離れで常代が殺されていて、
障子には大量の常代の血液が飛び散っていて
常代が可愛がっている白猫が赤く染まっていた。
見つけたのは具合が悪くて途中で帰ってきた保夫だった。


野島課長(内藤武敏)は早速片山らを現地へ行かせた。
そこでいつか車に乗せてやった立子がいて、常代の姪だと知った。
離れのコンクリートは乾いていて、3種類の足跡があり
石津、保夫、森田のものであるはずだった。


鍵は常代と、保夫と真紀子しか持っておらず
外部から離れへ行くにはコンクリートが乾いていなかった
道を通るしかなかった。



三毛猫ホームズの怪談

森田と常代は日ごろから激しく敵対していた。
片山と石津は森田の家へ行き、前夜のアリバイを聞くと
絹子が父は自分と一緒に自宅でテレビを見ていたというが
片山は彼女が嘘をついていると感じた。
片山が靴箱を除くとコンクリートが着いた靴は見当たらなかった。


片山と雪子は石津の家へ泊まった。
翌朝、いなくなったホームズを探しに林に出かけると
森田が捨てた靴が見つかり
森田が首を吊って死んでいるのが発見された。
首の絞め後からも他殺の可能性はなかった。
常代殺しを苦に自殺したのだろうという見解になった。


片山と石津が絹子の家へ行くと、彼女は初めて
父のアリバイで嘘をついていたことを告白した。
だが、父が犯人ではないと話す。


絹子を愛している石津も辞職覚悟で雪子とホームズと一緒に
洗いなおすことにした。


三毛猫ホームズの怪談

片山は立子に会い、北沢家の内情を聞きだした。
レストランを出るときに冷凍食品会社の高木と立子が話をしていた。

その後北沢家へ行くと保夫に鍵のことなどを聞くが
疑っているのかと激怒され慌てて引き上げる。




三毛猫ホームズの怪談

片山も石津と雪子に協力することになり
みんなで絹子の職場の保育園へ行った。
そこでホームズがシーソーのコケについて教えてくれ片山はピンときた。
森田が死んでいた現場のコケと同じではないだろうか。
早速森田が死んでいた現場へシーソーを移動させた。

木の下にシーソーを設置して、木に縄をかける。
ジョギングの習慣があった森田が、シーソーを見つけて立ち止まる。
犯人が来て森田に話しかけて、長話の末疲れたからシーソーに座る。
共犯者が現れて、森田の背後から縄を首にかけ
犯人がシーソーから立ち上がると、森田の首にかかった縄は締まり
まるで自殺したように見せかけた。


そのことを片山が野島たちに報告した。
その時アリバイがあったと思われる真紀子も怪しくなってきた。
保夫は川で殺されていて死体の上には赤い猫が乗っていた。
死因は凍死だった。
真紀子は高木とホテルで浮気していたので保夫は殺せない。


雪子は絹子の荷造りを手伝っていた。
落ち着いたらここから引っ越すつもりらしい。
雑誌を束ねているとホームズがそれを蹴散らした。
何気なく雑誌を取るとそれはバレエに関するものだった。
絹子は子供の頃バレエをやっていて公演の雑誌を持っていたのだ。
そこにはバレリーナだった立子の写真が載っていた。
立子は主役に抜擢されたこともあるが
父親の病気でその後バレエ界から消えてしまった。


雪子は北沢邸へ行き、立子のあとを追っていった。
すると冷凍車をみつけ、保夫のパイプが落ちていて
なぜ凍死したのかに気づいた。


その時、冷凍車の扉がしまり雪子は閉じ込められてしまい。
高木と、立子が車を運転してどこかへ逃げていく。
真犯人に気がついた片山と石津も車を捕まえ後を追った。
立子たちは冷凍車から降りるとクレーンで錘を吊り上げて
落下させて車を潰して中にいた雪子を殺そうとした。
しかし、追いついた片山たちがなんとか阻止した。

8年前立子の父は、常代によってアルコール中毒と偽装させられて
病院に入れられたまま死亡していた。
そのショックで立子の足は動かなくなり、バレエをあきらめた。
そして莫大な財産のほんの一部を立子にやりレストランを開業させていた。
常代が生きていると財産が自由にならないという理由から
立子と保夫は組んで常代を殺した。



三毛猫ホームズの怪談

立子がバレリーナだったことから、離れへ行くときにトゥシューズをはいて
つま先立ちでいき、常代を殺す。
足跡はその後に結婚式から帰ってきた保夫が
その上を歩きシューズの跡を消してしまった。



常代殺しを森田にきせるために、シーソーを持ち出して
ジョギングしにきた森田に立子が話しかけて
ふたりはシーソーに腰をおろし
その背後から保夫が首にロープをかけて
立子がシーソーを離れると首に縄が締まり
そのままふたりで吊るし上げて自殺とみせかけた。


財産が手に入った保夫が独り占めしようとしたので
最後は保夫も殺した。


三毛猫ホームズの怪談

立子は自供すると、その場から飛び降りて死んだ。



三毛猫ホームズの怪談

絹子は前に話したとおり団地から引っ越すことになった。
片山たちも見送りにいった。
人望のあつい絹子のために子供達もやってきた。
車が発車すると石津は絹子の後を追ったが・・・。



片山は雪子に子供達を池に突き飛ばした犯人は
近所の変質者で逮捕されたことを報告した。












2作目「追跡」で初登場した石津も今回でサヨナラです。
同じ団地に住む保母の岡田奈々に結婚を考えるまでの
強い恋心を持ちますが、彼女は団地から引っ越していってしまう。


ごうつくばりのバアさんが殺されたときの、血しぶきが怖すぎ。


ネコちゃんもこれをかぶり、赤猫に変身してしまいます。


ユーモラスな中にもエグイ演出があり
だからこそそれが結構効いている感じなんですよね。


1.「三毛猫ホームズの推理」

2.「三毛猫ホームズの追跡」

3.「三毛猫ホームズの怪談」

4.「三毛猫ホームズの狂死曲」

5.「三毛猫ホームズの運動会」

6.「三毛猫ホームズの駆落ち」



幽霊シリーズ4 「迷探偵コンビは死なず!幽霊湖の花嫁」 (1979年) 『幽霊候補生』 - 2017.07.21 Fri

浅茅陽子と田中邦衛の幽霊シリーズ第4弾!

前作に続いてシリーズの中でも好きな作品のひとつです。



●「迷探偵コンビは死なず!幽霊湖の花嫁」  1979年10月27日
原作: 赤川次郎  『幽霊候補生
脚本: 窪田篤人、渡辺祐介
音楽: 渡辺岳夫
監督: 渡辺祐介
制作: 俳優座映画放送
出演: 浅茅陽子、田中邦衛、池上季実子、加藤嘉、
香野百合子、殿山泰司、小沢栄太郎、千石規子、
草薙幸二郎、森下哲夫、玉川良一、梅津栄ほか


幽霊湖の花嫁


探偵マニアの女子大生永井夕子(浅茅陽子)と
警視庁警部の宇野(田中邦衛)は1週間の休暇を
どこで過ごすかで対立していた。
心霊写真に凝っていて幽霊が見たいという夕子は
幽霊が出ると噂される福島県の盤霊湖へ1人で旅行することにした。



夕子は列車の中で、強引に行き先を決めてしまい
宇野がいない寂しさを感じていたところ
友人の平松浩二郎が乗り込んできて
目的地が同じことから一緒に行動することにした。


着くと浩二郎は内藤という屋敷へ入っていき夕子は外で待つことにした。
浩二郎は父が死ぬ間際に、出生の秘密を内藤という家へ行って聞くようにと言われていた。
浩二郎が行ったとき、家主の内藤雄造(加藤嘉)は不在で
息子の雄一郎(森下哲夫)が応対した。
浩二郎が自分は内藤の息子で、雄一郎の弟ではないか確認したいと言うと
雄一郎はいいがかりだといい、雄造が戻ってくるまで内藤家の車を借りることになった。
戻ってきた浩二郎は夕子と時間つぶしにドライブへいく。
山道を走っている時に木の間から鏡の反射のような光が差し込んできて
ハンドル操作を誤って車はそのまま転落してしまった。




幽霊湖の花嫁

1週間後、宇野が流しで洗濯板で服を洗っていると、
テレビのニュースが流れて、盤霊湖から内藤家の車が引き上げられて
夕子と浩二郎が乗っていたものとみられているが
水深が深いことから、もし死んでいても死体は上がらないという報道を見た。



幽霊湖の花嫁

宇野は上司の本間課長(小沢栄太郎)に事情を話し休暇を延ばしてほしいと言った。
グチグチ言われたが、最終的には土産を買ってくることでOKをもらい
宇野は早速盤霊湖へ向かった。

列車とバスの中で、平松百合(香野百合子)と一緒になった。
盤霊湖入口で下車すると、百合を女子学生たちが出迎えてくれ
自転車でどこかへ消えてしまった。


宇野は事故が起きた盤霊湖へ行ってみると
満月の晩、全裸で泳ぐひとりの女性を見つけた。
それは、死んだと思った夕子だった。
宇野を見ると夕子は再び湖に入りどこかへ泳いでいくので
慌てた宇野も湖に飛び込み後をつけていこうとするが
溺れてしまい地元の江口(草薙幸二郎)に救出されて
旅館で意識を取り戻した。

幽霊湖の花嫁

宇野は旅館の主人(梅津栄)や、女将(ひろみどり)に
自分が刑事で姪の夕子を探しに来たことを打ち明けた。
女将は盤霊湖で見た女は内藤家の嫁だった
たず子のユーレイだという。

内藤家は300年も続く旧家で、20年前に雄造の妻の
たず子が幼い娘と息子を連れて湖に身を投げた。
満月の晩になると女のユーレイが出ると言ううわさがあった。


しかし、宇野は夕子だと思い、内藤家へ行ってみることにした。
すると、浴室で夕子が入浴中で、そこを使用人(姿鉄太郎)にみつかり
殴られて気絶をしてしまった。


屋敷の中で意識を取り戻し、雄一郎と巡査部長の木戸(玉川良一)がいた。
宇野が事情を説明すると、内藤の遠縁の娘で
階段から落ちて記憶を失っていたアキヅキ キヌエがやって来た。
その女こそ夕子なのだが、宇野は知らない男だといった。
だが、部屋から去る時に宇野にウインクをしていった。


彼女は盤霊湖に車が落ちたとき内藤家に助けられていた。
雄造は雄一郎が仕組んで車を転落させたと考えていて
夕子が記憶を無くしているのをいいことに口封じのためにかくまっていた。


幽霊湖の花嫁


雄造の妻は平松という男と子供二人を連れて駆け落ちしており
雄造が妻を刺殺して、女中のトク(千石規子)も協力して
盤霊湖へ重しをつけて沈めていたのだった。
この辺り一帯の土地を持っている雄造は
雄一郎や親戚関係にある江口が村長の西田伍一(殿山泰司)たちと協力して
東北電鉄という開発業者に土地を売ろうとしていることを阻止したかった。


その後、宇野は百合と学生の悦子(池上季実子)たちが
キャンプファイアーをやっているところに出くわした。
宇野が正体を明かし、内藤家について知っていることがないか尋ねると
百合が話があるといいふたりだけで話すことにした。
それを陰から悦子が聞いていて、悦子は宇野の助手になって
サポートしてあげるという。

幽霊湖の花嫁

内藤家の勝手口に、卵売りに扮した悦子がやって来た。
トクに卵を売ろうとしたところ、夕子がやって来たので
トクに隠れてサインを送ると宇野からの手紙を屑籠へいれた。
悦子が帰って行き、トクの目を盗んで夕子はそれを盗み出した。
これで悦子を介して宇野と夕子は連絡が取れるようになった。
夕子は今夜8時湖のボート乗り場に来てくれと
宇野に手紙を渡してもらった。



夕子は1階の部屋をあてがってもらったが
2階には開かずの間がありそれが気になっていた。
そこへ入ってみようとしたところ鍵がかかっていて
グズグズしているうちにトクに見つかり失敗に終わった。

夕子は宇野に会うために具合の悪いふりをして、早めに部屋にひきあげた。
トクが薬を持ってきた、眠り薬だと悟った夕子は飲んだと装って
部屋の窓からそっと外へ抜け出し無事に宇野と会えた。

幽霊湖の花嫁

雄一郎は車転落の細工を雄造から疑われていたが
あれはあんたがやったんだろうと江口を呼び出し問い詰めた。
江口は浩二郎の出現で遺産の分け前が減ることなど
雄一郎の意思を組んでやったことだと言う。



百合は内藤家にいき雄造に会い、出生の秘密を直接確認しようとした。
百合たちの母は幼い頃に蒸発してしまい、父が死ぬ間際に
ここへ行って話を聞くように言い残していたからだ。
だが、雄三は浩二郎は来てないし、内藤家の車も無断で使ったの1点張りだった。



帰ってきた百合を宇野が待っていて、内藤家の人間がカナヅチであることを聞いた。
百合は雄一郎にあなたの母は自殺ではなく、真相をしりたければ
夜の10時に湖のボート乗り場へ来てくれと手紙をだした。


一方、雄三のもとには雄一郎、江口をはじめ村長ら村の人間が来て
土地の売買について合意してくれないか掛け合うが
雄三はその前に宇野を東京へ返せとつっぱねる。
村長たちは木戸に宇野をなんとか逮捕してくれというが
そんなことはできないと断られる。

幽霊湖の花嫁

百合と雄一郎がボートで会っていると、江口が陰からその様子を見張っていた。
百合は自分が母に似ているので驚いたのだろうといい
浩二郎が湖の底に沈んでいるので、自分たちがここで死ねば
兄妹3人が一緒になれるといい、ボートから雄一郎を突き落とす。
カナヅチの雄一郎は溺れそうになり、浩二郎の車の事故の細工をしたのは
江口であることを叫んだ。

湖に来ていた宇野も雄一郎の言葉を聞いて、
そばにいた江口を捕まえようとするが、村人たちもやってきて
宇野は木戸のところまでつれていかれると
隣の仮拘置所に閉じ込められてしまったものの
宇野を探しに来た悦子たちによって拘置所から助け出された。



一方、屋敷では雄三のもとを江口が訪れていた。
部屋から抜け出した雄一郎の行方を知っているといい
知りたかったら土地売買の契約書に判を押せと迫ってきた。
雄三はトクにハンコを押すようにいい、目配せをした。



その間に夕子が開かずの間の鍵を開けて
とうとう中に入ることに成功した。
部屋には百合そっくりなたず子の肖像画があった。
サインから平松が描いたものだとわかった。
引き出しには内藤一家五人の写真があり
裏に記載されている名前から
雄三、たず子、雄一郎、百合、浩二郎だとわかる。
そこにはナイフも入っていた。

幽霊湖の花嫁

すると、いつの間にか夕子の背後には雄三がいた。
すべて見てしまったんだね、というと
これまでのことを語った。
雄三はたず子と平松との不貞を疑っていて
百合と浩二郎が平松の子どもだと思い
たず子を刺殺し、トクとふたりで湖に沈めた。
その後に、百合も浩二郎も自分の子どもだと知ったが
後の祭りで、雄一郎だけを息子と思い生活してきた。



殺人の真相を知ってしまった夕子を雄三はナイフをもって追いかけまわす。
そこへ、ずぶ濡れになった雄一郎と百合たちが戻ってきて
雄三が殺人をおかそうとするのを制止した。
雄三はその場で自分を刺して死んでしまった。
江口の方も、トクに毒入りの飲み物を飲まされて死んでいた。


幽霊湖の花嫁

事件が解決し、宇野と夕子はゆっくりと温泉につかり一晩過ごすと、
宇野が起きた時には夕子は既に東京へ帰っていた。
慌てて夕子を追いかける宇野は、
課長と約束した土産のまんじゅうを買い忘れたことに気づく。









幽霊湖の花嫁

今回は私が好きな加藤嘉が出ていますが、
その旧家に長年使える家政婦を千石規子が演じています。


いるだけで怪しそうなイメージがあるのに
夕子が屋敷の中で探偵ごっこしているところに
暗闇からすっと姿を現したりして、すごく怖かったです。

すっとぼけた婆さん役もうまい人ですね。

幽霊湖の花嫁

幽霊シリーズでレギュラーの次に登場回数多いんじゃないかという
殿山泰司がまたまた出演。
確かに、このシリーズが持つ雰囲気に合っています。



幽霊シリーズの記事は以下の通り。

「幽霊列車」

「迷探偵コンビ危機一髪!善人村の幽霊まつり」 

「迷探偵コンビは死なず!幽霊湖の花嫁」

「幽霊温泉・迷探偵コンビ死の旅へ!」

「迷探偵コンビの危険旅行!幽霊結婚」

「幽霊半島」

「三毛猫ホームズの追跡・女性専科連続殺人の謎」 (1980年) シリーズ第2弾 - 2017.07.19 Wed

三毛猫ホームズシリーズ第2弾!



●「三毛猫ホームズの追跡・女性専科連続殺人の謎」  1980年6月14日
原作: 赤川次郎   『三毛猫ホームズの追跡
脚本: 窪田篤人
音楽: 羽田健太郎
監督: 小山幹夫
制作: 東映
出演: 石立鉄男、坂口良子、市毛良枝、奈美悦子、
赤塚真人、内藤武敏、根上淳ほか


三毛猫ホームズの追跡

女子大生の吉塚雪子(坂口良子)は新都心教養センターという
女性向けカルチャーセンターでアルバイトをしていた。



そこの講師で、映画評論家山室がマンションの屋上から
「おれが一人でやったんじゃない」と言い残し投身自殺をした。
山室は妻が亡くなって娘も結婚して独立していた。


三毛猫ホームズの追跡

捜査一課長の野島(内藤武敏)は半年前、
このマンションで会計事務所のOLが
遺書を残して自殺をしていたといい
片山に捜査を命じた。



片山は早速雪子がバイトしている新都心教養センターへ
新人の石津(赤塚真人)を同伴して聞き込みへ行った。


三毛猫ホームズの追跡

所長竹森幸子(奈美悦子)と職員の相良みどり(市毛良枝)
に話を聞くことが出来た。




受付に黒い帽子とコートに、黒めがねとマスクで顔を隠した
金崎沢子と名乗る女が、全部のクラスを受講したいと
申し込みにやってきた。



美容体操教室の泉田(倉石功)は自分が担当する
生徒の名簿にある金崎沢子の名前を見て驚いた。
その夜泉田は車にひき逃げされて死んでしまう。



三毛猫ホームズの追跡

その事を晴美(千野弘美)の手料理を食べていた
片山に報告すると泉田と同じく驚いた。
金崎沢子こそ、あのマンションから投身自殺をした女だったからだ。




片山と石津が、沢子の勤務先だった谷会計事務所へ行くと
彼女は仕事で料理教室の講師大町(根上淳)の家へ行った翌日に
飛び降り自殺していたことがわかった。


沢子が大町のところへ仕事で行っていたことは
彼女の恋人で劇団の俳優生駒も沢子の死後に
谷事務所を訪ねてきていて話を聞いていて知っていた。
片山と石津が生駒のアパートへ行くが
動きを読んでいた生駒は逃げてしまった。



三毛猫ホームズの追跡

その夜、ふたりは大町の家へ行った。
さっきは沢子を知らないといったシラを切った大町だったが
あれこれ聞こうとするときに女が下着姿でやってきて
詳しく聞く間もなく帰らざるを得なくなった。



雪子が事務所から名簿を持ち出そうとしたが
経理の曽根(谷村昌彦)とみどりに見つかってしまい
持ち出しに失敗してしまった。
雪子が事務所を出るとみどりは曽根に
「すべて、わかっているのよ」といい
曽根は落ち着かない様子をみせた。


片山と石津は大町の身辺警護をしているとき
ナイフをもった生駒が大町を襲うとしていて
取り押さえたが生駒はあいつが沢子を殺したんだと騒いだ。
沢子は大町に結婚できない体にされたと生駒に言っていたのだった。



大町にに熱をあげている一流会社の重役婦人
吉田(八木昌子)が押しかけてきた。
どうやら男女関係のトラブルのようで
幸子は話し合いの場に応接室を提供し
雪子は部屋に紅茶を運んだ。


三毛猫ホームズの追跡

しばらくすると吉田夫人と話し合っていた大町が紅茶を飲んで死んだ。

紅茶のカップを雪子に渡したのは幸子で
吉田夫人は幸子が大町の愛人だったことをバラした。


雪子が片山の部屋にいて、殺された山室と泉田と大町の共通点は
同じ時期の火曜日の2時に講座を持っていたことがあると話した。
そこへ幸子がやってきて、大町が時々麻薬のパーティーをやっていて
自宅からも麻薬が見つかったことを打ち明けた。





三毛猫ホームズの追跡

みどりはギター教室の講師戸村(藤木敬士)と付き合っていた。
戸村は寝物語で半年前ヨーロッパ旅行を早く切り上げて
大町の家にしばらくいたことをみどりに話した。



雪子は大町殺しのティーバックのトリックがわかり
センターへ行きゴミ箱からあのときのティーバックを見つけたところ
何者かに後ろから殴られて意識を失った。


戸村が細い紐が巻きつけられて教室で死んでいるのを
生徒を案内したみどりが発見した。
みどりは戸村と結婚の約束をしていたといって泣き出した。
生徒が部屋を出たわずか4分間の出来事だった。
しかし、ホームズが建物内をうろついたことで
片山は犯行現場と全く同じ造りの部屋があること見つけた。


一旦は部屋の向きの違いから日の光で
このトリックは使えないとあきらめたが
やはりホームズの行動がヒントとなり
部屋のすり替えのトリックがわかった。
犯行現場で戸村を殺しておいて
全く同じ作りの部屋に生徒を案内し
そこから現場へ行って死体を見つけたというわけだ。
生徒は二つの部屋が同一だと思っていたが
別の部屋であるために4分間の時間の謎が解ける。



三毛猫ホームズの追跡

あの日雪子を殴って気絶させたのは曽根だった。
襲われたときに曽根の腕をホームズが引っかいていて
その傷跡があったのを片山が見つけると
曽根は不正を働いていて大町殺しを自供した。
しかし、後の犯行はやっていないという。




金崎沢子が亡くなったマンションの屋上に相良みどりが
黒ずくめの格好でいるのを片山が発見した。
金崎沢子はみどりの妹だった。


三毛猫ホームズの追跡

沢子が亡くなる前日、大町の家へ行くと
講師たちが集まって麻薬パーティーをしていた。
沢子は男達に輪姦されてそれを苦に自殺したのだった。
みどりは輪姦したメンバーに山室がいたのは
沢子から聞いていて知っていたが
山室以外の男が誰かを探るために
金崎沢子を名乗り全講座に申し込んで
講師たちの反応を見ていたのだった。


山室も自殺ではなくみどりが殺した。
戸村については愛していたが
彼がパーティーにも同席してたことを知り
許せなくなって殺してしまった。


みどりは自供をすると妹が死んだのと同じように
屋上から身を投げて死んでしまった。










1作目の犯人が原作とは違い、吉塚雪子が片山の恋人になったことで
片山&雪子のカップルをメインに、片山の妹晴美を絡ませながら
お話しが進んでいきます。


今回は石津刑事役の赤塚真人が初登場。
といっても、すぐ姿を消してしまいますが。


そして、音楽も羽田健太郎が担当し、あのテーマ曲が使われます。



1.「三毛猫ホームズの推理」

2.「三毛猫ホームズの追跡」

3.「三毛猫ホームズの怪談」

4.「三毛猫ホームズの狂死曲」

5.「三毛猫ホームズの運動会」

6.「三毛猫ホームズの駆落ち」



「女相続人の華やかな斗い!」(1985年) カトリーヌ・アルレー 『二千万ドルと鰯一匹』 - 2017.07.17 Mon

悪女を書かせたら絶品なカトリーヌ・アルレーの
『二千万ドルと鰯一匹』のドラマ化。


すでに同作を土ワイで、1978年に「黒衣の天使・殺しは女の商売」という
タイトルで放送しているので、本作はリメイク版です。


「黒衣の天使」では看護婦を山本陽子、後妻を夏純子が演じた。
夏純子は悪女役にピッタリだが、最後は力負けしてしまうイメージがある。



こちらは夏木マリがやっていて、夏純子よりは手ごわそうな感じだ。



●「女相続人の華やかな斗い!看護婦が仕組んだ注射殺人・
”婚姻届は知っている…”」  1985年2月23日
(紙媒体では”斗い”を”闘い”と表記)
原作: カトリーヌ・アルレー 『二千万ドルと鰯一匹
脚本: 岡田正代
音楽: 田辺信一
監督: 富本壮吉
制作: C.A.L
出演: 松尾嘉代、夏木マリ、高岡健二、峰岸徹、岡田英次、神山繁ほか



女相続人の華やかな斗い



会社の社長高尾(岡田英次)はすい臓がんで死期が迫っていた。
ひとり息子の政之(高岡健二)をロスから呼び戻し後継者にすることにした。
高尾は先妻を亡くし、年の離れた加奈子(夏木マリ)という後妻がいたが
二人は折り合いが悪かった。

女相続人の華やかな斗い

道楽息子の政之が女遊びをした帰り、
車の事故に遭って両足を複雑骨折した上に糖尿病まで患っている。


加奈子は以前入院した病院で看護婦の村木夏江(松尾嘉代)が
自分の立場を利用して安楽死の手伝いをしていたことを知っていて
夏江に政之の付き添い看護婦を頼み一千万円の謝礼で殺人を依頼する。
そして、自分が本気であることを示すために高価な指輪を手渡した。


加奈子は夫の財産を独り占めしたかったために
政之に死んでほしかったのだ。



女相続人の華やかな斗い



はじめは断った夏江だがヒモの勇一(草薙良一)に
苦しめられ続けこれを請け負う。


女相続人の華やかな斗い

夏江は政之の療養先である高尾家の別荘へ行った。
この日から付き添い看護婦として、政之の命を狙う。

女相続人の華やかな斗い

夏江は、加奈子が銀座のバーの雇われマダムの前に
秋田の場末でストリッパーであったことも調べ上げ
報酬額を遺産30億の15%に釣り上げることに成功した。


女相続人の華やかな斗い

政之には加奈子が仕掛けていた、
下半身まひの可能性を匂わせながら
精神的な揺さぶりをかけていく。


女相続人の華やかな斗い

加奈子は高尾を見舞いに行き、献身的な妻を演じて見せる。
彼女は会社の副社長沢田(峰岸徹)と愛人関係にあった。
高尾が遺言書を書き換えるために弁護士の河上(神山繁)に
電話をしていたのを聞いて沢田にもそのことを知らせる。




女相続人の華やかな斗い

加奈子はなかなか政之を殺さない夏江に業を煮やし
催促をかける。
夏江は政之が下半身不随に脅えていて
うまくやれば自殺の可能性もあるとほのめかすが
急ぎたい加奈子はこれを却下する。


勇一が夏江の居場所をつきとめ別荘にやって来た。
対応した加奈子は夏江なんて知らないとしらを切るが
勇一はそばにいた夏江の姿を見つけてしまった。
加奈子は勇一が夏江を訪ねてきたことを知らせて
政之の処理をせかせるが、政之が興奮したところでも
インシュリンの量を調節して始末をしなかったことから
自分を裏切って政之と手を組むつもりじゃないかと詰め寄ってきた。



別荘には通いの家政婦林タカ(中村たつ)がいる。
タカは夏江と加奈子が親しげだったり
言い争いをしてたりと二人の間の不穏な空気を感じ取っていた。


女相続人の華やかな斗い

加奈子は睡眠薬を使っていた。
タカは睡眠薬の使用を心配しているフリをして
薬の中身を栄養剤か何かに変えちゃえばという。


そこへ高尾が危篤であるとの知らせを受けて
加奈子が病院へ向かうが容態は急変してあっけなく死んでしまう。


初七日を終えたところに、別荘へ河上がやってきて
遺言状の内容を公表する。

女相続人の華やかな斗い

内容は5年間遺産分割禁止だった。
さらに加奈子については5年間再婚しないことと
スキャンダルがあった場合も相続権を失い
政之については5年後役員会満場一致の承認を取り付ける
社長に不適格とみなされた場合は社長にもなれず
相続権も失うという条件があった。



副社長の沢田も政之が社長に就任したら
会長になるが公私ともに失点が一切ない場合に限るというものだった。




加奈子、政之どちらかが死んだ場合は残った方が全額引継ぎ
どちらも相続できない場合は高尾化学に全て行く。

高尾は生前から、加奈子、政之ともに信用していなかった。
そして、加奈子と沢田の関係についても気づいていた。


女相続人の華やかな斗い

政之を早く始末したい加奈子はボートで夏江を連れ出した。
夏江はこれまでインシュリンの量を減らすことを言っていたが
逆に大量に打つことでも生命の危険があることを教える。
明日東京の病院で1週間分のインシュリンを受け取るので
2,3日中に必ずと約束した。



夏江がインシュリンをもらって帰ってくると
タカから加奈子と夏江の動きを聞いていた政之は
夏江に報酬額をアップするから自分と組めと言った。



女相続人の華やかな斗い 松尾嘉代

夏江はそれを予測しており、報酬額を上げるのではなく
自分と結婚してくれと政之に迫った。


予想もしなかったいきなりの要求に政之も抵抗をみせるが
体の不自由さと夏江のしたたかな誘惑に負けてしまう。

女相続人の華やかな斗い 松尾嘉代


もう半身がマヒしっぱなしだと思っていた政之に
乗りかかるように激しくキスをして
下半身までも刺激しようとしていく夏江。
加奈子の睡眠薬を毒薬にすりかえてやるといい
ついいに婚姻届けに政之のサインをもらうことに成功した。


夏江は政之にさっそく薬を手に入れに行くといい
別荘を出ようとするが帰ってきた加奈子にバッタリ会う。
加奈子は夏江が時間稼ぎをしていることを理由に
夏江をこの計画から降ろそうとするが
逆に政之と婚約したことを聞かされた。

加奈子はとっさに東京へ行く夏江に
自宅へ忘れ物を取りに行くように命令した。
そして、タカに暇を取らせた。


別荘に邪魔者はいなくなり政之と二人っきりになった加奈子は
注射器に大量のインシュリンを注入して準備をする。

女相続人の華やかな斗い 夏木マリ

そして、睡眠薬をアルコールに混ぜて政之に飲ませる。
睡魔に襲われた政之は抵抗もできないまま
加奈子からインシュリン入りの注射を何本も打たれる。


東京から帰ってきた夏江は政之が昏睡状態にあることを確認した。
このままなら明日には死ぬだろう。
全ては夏江の計画通りだった。



夏江は加奈子に全てを話してやった
加奈子はこれまでのことをみんなばらしてやると言うが
夏江は証拠がないと動じない。



夏江は東京に到着するとその足で世田谷区役所に
婚姻届けを提出し、結婚式の準備をするため
ウェディングドレスを選んだり式場へ行って
確実なアリバイを作り、加奈子の自宅へは行かなかった。


女相続人の華やかな斗い 


夏江の方が一枚上手だった。
自分の手を汚さずに政之を死なせることに成功した。



女相続人の華やかな斗い 松尾嘉代

敗北した加奈子が酔って寝てしまうと
使っていた睡眠薬を大量に飲ませて
政之との無理心中に見せかけて殺してしまった。




二人の死はタカが加奈子と政之の不仲で
夏江はこのことを知らなかったという
証言をしたこともあり心中事件として終わった。


タカは夏江に有益な証言をしたことで
そのまま別荘に残ることになった。

女相続人の華やかな斗い 松尾嘉代

全てを知っていそうなタカを残さざるを得なくなったことは
夏江の計算外だったが、タカをこのまま置いておけば
夏江にとって不利益な事も起こさないだろう。


夏江は高尾の財産を手にして悠々自適に暮らしていた。

女相続人の華やかな斗い 松尾嘉代

しかし、そこへ勇一がやってきた。









アルレーの原作に松尾嘉代と夏木マリで
期待が持てる分、盛り過ぎな感じを心配したが
それは無用で面白かった。





土ワイのリメイクも年代によっては
前作の良さが吹っ飛ばされるくらい別物で
ガッカリということも少なくはないのだが
こちらはリメイクでも充分に楽しめる内容です。



テレビ画面からはみ出そうな二人の演技は
脂ぎっていて胃もたれしそうな感じだが
それを含めて堪能できる作品に仕上がってます。



田辺信一のオシャレなんだけどイヤれしくて、
妖しさが感じられる音楽もマッチしている。




悪女を演じた松尾嘉代と夏木マリのこぼれ話も聞きたいところ。
ふたりともこの役にノッてる雰囲気がすっごく伝わってきたし
収録中のエピソードが気になります。


松尾嘉代もヒモに金も体も吸い付くされている看護婦時代に
抵抗しながらも犯されるシーンでお得意のバスト披露。
峰岸徹も「北海道婚約旅行」で樋口可南子との激しい絡みがあったが
今回も夏木マリの胸を揉んでいて役得が多い。


特に松尾嘉代は体の自由がきかない高岡健二を
ねっとりと誘惑しながら、激しいキスと本領発揮しっぱなし。




これを見たらなおさら「黒衣の天使」ももっともっと見たくなった。
多分こちらは過激なシーンは抑え目だと予想してますが
山本陽子と夏純子ですからね、期待感が高まります。




個人的には抑え目な山本陽子&夏純子の方が
気に入りそうな感じがしています。




「新幹線殺人事件」(1977年) 土曜ワイド劇場3作目 - 2017.07.16 Sun

土ワイは第1作目「時間よとまれ」、2作目「野菊の墓」を放送し終わり
3回目に放送したのが森村誠一原作の「新幹線殺人事件」です。






●「新幹線殺人事件」  1977年7月16日
原作: 森村誠一  『新幹線殺人事件
脚本: 猪又憲吾
音楽: 鏑木創
監督: 舛田利雄
制作: 東映
出演: 天知茂、大空真弓、本郷功次郎、早川保、
桑山正一、八並映子、佐々木孝丸ほか



新幹線殺人事件


東京へ向かう新幹線の中で男が殺されていた。
被害者は芸能プロダクションの事務局長(小笠原博)だった。
担当の警部(本郷功次郎)らの捜査で
有力な容疑者として競争相手のプロダクションの
やり手専務(天知茂)が浮かぶが
彼にはアリバイがあった。

被害者が乗っていた「ひかり」の後を発車した
「こだま」に乗っていたのだ。

容疑者の背後にはプロダクションの女社長(大空真弓)の存在があった。








万博プロデューサーの椅子を巡って二人の女が激しい火花を燃やしていた。

美村紀久子率いるキクプロと、緑川明美率いる新星プロダクションは
芸能界における関西の二大巨頭だった。
二人はともにその椅子を策を講じて何としても奪わなければいけない
切迫した気持ちで手中におさめようとしている。


キクプロには冬本信一というやり手の片腕がいる。
冬本は独身で捨て子だったことから過去を語らない男だったが、
紀久子へ秘めた愛を抱いていた。
彼のおかげで新星プロを一歩出し抜く形で優位に立っていたが
ジャズ評論家の笹江浩一の安定工作を怠ったことで
新星プロに寝返ってしまい立場が逆転してしまう。


新星プロには冬本と同じような立場の山口友彦がいた。
山口は万博戦争で有利な立場に逆転させただけではなく
冬本の失態を許さなかった紀久子が近づいて
肉体関係さえも結んでしまった。

冬本は万博企画をめちゃくちゃにされた上に
長年愛してきた紀久子も奪われてしまい
山口に激しい殺意を抱いていた。


山口が仕事で東京へ向かう日、ひかり66号の中で
何者かに刺殺されてしまう。

有力な容疑者冬本はひかり66号から約10分遅れて発車した
こだま166号に乗車していて鉄壁なアリバイがあった。
冬本は関西と関東エリアで二回にわたって
東洋テレビの山村プロデューサーに新幹線の中から電話をかけていて
その記録が残っていたのだ。

状況はクロなのに、確固たるアリバイが崩せないもどかしさ。
警察は必死で冬本のアリバイ崩そうとする。


冬本が警察にマークされたことで、彼が邪魔になった紀久子は
二番手の風見東吾を使って冬本を失脚させようとする。
妻子もちの風見に美貌の紀久子は体も遣って誘惑し
冬本の落ち度を作らせることを依頼する。

風見は四つ葉みどりという売れるためには何でもやる女を抱き込んだ。
冬本が最近泊っているホテルの部屋の鍵をみどりに渡し
睡眠薬を飲まされたようにぐっすり眠る冬本の服を脱がして
自分も全裸になると行為におよんだ。

その時突然週刊誌のカメラマンが部屋に侵入してきて現場の写真を撮らせた。
写真を撮られることまでは知らなかったみどりに泣きつかれると
冬本に強姦させられたと証言させた。
週刊誌はキクプロが100%出資した子会社だった。

こうして、冬本は制作部長の椅子からおろされた。


一方、警察も新幹線の電話のトリックを見破り
最初の電話の替え玉を探し出した。

それはキクプロの星村俊弥だった。
だが、冬本がキクプロでの力を無くしたことで
星村も警察でそのことを素直に認めた。


そんな中、新星プロダクション所属の赤羽三郎が紀尾井町の
自宅マンションで絞殺死体となって発見された。
赤羽は存在自体はさほどでもないのにかかわらず
社長の緑川明美と肉体関係があるようだった。
明美は関係を認め赤羽を愛しているから交際したと話し
犯行時刻のアリバイもあった。


明美はその日、ある男と会っていた、それが星村だった。
さして魅力があるともいえない星村を
ライバルキクプロから引き抜こうとアプローチしていたところだったという。
不自然なものを感じたが、星村は確かにその日は
明美とともに新宿の飲み屋を何件か梯子したあとに
明美が住む高円寺のマンションへ行きずっと一緒に過ごした。
そこには明美と同居している若江ルミもいた。


星村の証言が嘘ではないとすると、明美のアリバイは確実なものになるが
明美は赤羽を愛しているのではなく、ゆすられていた形跡があるのだ。


山口殺害容疑で警察はクロと断定した冬本を引っ張った。
だが、冬本は山口への殺意を認めて
刑事たちが推察した通りのアリバイトリックを使ったことまで自白したが
殺人だけは頑として認めなかった。

冬本が殺そうと山口の席へ向かったときには、もう彼は殺されていたというのだ。
山口の席の隣と、通路を挟んだ同じ列の二つの席も
予約が入っていたが乗客は現れなかった。
冬本は山口がひかり66号に乗ることは知っていたが
どこに席をとったかまでは知らないという。
どうやらそれは嘘ではないようだ。


となると山口殺しは冬本の供述通り他の者の仕業なのか。
そして、赤羽殺しの動機と犯人は?


//////////////////////////////////////////////////////////////////





カリスマ的魅力を持つ二人のプロダクション社長と
売れるなら手段を択ばないタレントたち。
華やかに見える芸能界の裏側をグサリとえぐり
そこにアリバイトリックも絡めていく。


また芸能界で起こる、ホモ、レズ関係
そして冬本の哀しい末路。
最後の冬本のところはとても良かった。
それまでが己の野望のためにはどんな手を使っても
のし上がっていく人間たちばかりだったので
冬本がみせた本当の姿に救いを感じた。




トリックだけではなく、人間、組織というところも
描き出そうとしているところが森村誠一らしいと思いました。

この時代から見えてくる、他人への無関心さ
煩わしい事には巻き込まれたくない心理描写など
丁寧に記されています。


「新幹線殺人事件」は森村誠一の書き下ろしの長編推理小説。
ダイヤは昭和44年のものが使われていて、翌年1970に小説は発表された。


当初は鉄壁のアリバイ崩しに、芸能界の裏舞台を絡ませたのかとおもいきや
アリバイ崩しを軸としながらも、芸能界に棲む人間たちの実情が
思ったよりも細かく描かれていた。


ドラマ自体も1977年放送と古いのだが、その当時でさえドラマ紹介の資料で
原作の古さについて言及されている。


当然これだけの内容をそれぞれのパーツを詳細に描くのは
時間の関係上無理なので、ドラマではかなり話を整理して
推理劇に徹して作られたようだ。
それゆえテンポがあるが、弱さも目立つ内容らしい。
プロダクションの女社長の孤独で壮絶な闘いというものは
希薄になっているようだ。


推理劇に徹しているということで、犯人を追う刑事役の
本郷功次郎が効いていて、刑事ものとしての迫力は出ているらしい。


3回目の放送ということで貴重な作品だが
5年位前(?)に少しだけ映像を見ることが出来た。

本当にさわりの部分だけだったんですが、それでも見れて良かった。
どこまで原作通りなのかわかりませんが
天知茂が冬本役なのできちんと見てみたいです。



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