展覧会レポート昭和のドラマ昔の土曜ワイド劇場懐かし邦画

2017年09月01日

        

万引夫人のとんでもない誤解

category - 土曜ワイド劇場
2017/ 09/ 01
                 
●「万引夫人のとんでもない誤解・ダイヤの指輪が誘惑する
”曲げた指!?”」  1984年9月1日
原作: 日下圭介 
脚本: 吉田剛
音楽: 佐藤允彦
監督: 池広一夫
制作: 松竹
出演: 梶芽衣子、近藤正臣、中村晃子、
森本レオ、桜むつ子、今福将雄ほか



デパートの貴金属売り場からあやまって指輪を持って帰ってしまった
人妻(梶芽衣子)が、万引の容疑を恐れ、脅迫者の手中に落ちていく--。


万引を見られたと思い込んだ人妻は、
口封じのために男に体を許してしまう。
それを愛と誤解した男は結婚を迫ってきた。


追い詰められた人妻は、男に殺意を抱く。




            
スポンサーサイト
            
                                  
        

「復顔・整形美女の復讐」 (1979年)

category - 土曜ワイド劇場
2017/ 09/ 01
                 
身元不明の頭蓋骨に肉付けをしていって
もとの顔がどういうものだったか、
被害者の顔を復元し、捜査に役立てるという復顔シリーズ。




●「復顔・整形美女の復讐」  1979年9月1日
原作: 草野唯雄  『復顔』  「日本傑作推理12選」 エラリー・クイーン編 収録
脚本: 藤森明
音楽: 橋場清
監督: 国原俊明
制作: 大映テレビ
出演: 市毛良枝、田村亮、中島ゆたか、横内正、
名古屋章、根上淳、中村竹弥、江藤純一、
白川和子、梅津栄、チャーリー湯谷ほか


三浦半島の洞窟で、若い女の白骨死体が発見された。
その同時刻、横浜は突然の雷雨に見舞われ
三崎観光に勤める太田(横内正)が稲妻をあびて倒れ
心臓発作を起こしていた。

太田は雑誌記者時代、取材が縁で三崎観光社長
三崎(中村竹弥)の娘君子(中島ゆたか)に気に入られ
付き合っていた恋人の由江(市毛良枝)を殺していた。

一方、警察では死体の身元を割り出そうと医大の
助手(田村亮)に死体のどくろの復顔を依頼する。






頭蓋骨研究の権威である小池五郎は、
宮脇刑事から身元不明の頭蓋骨をもとに
復顔してほしいという依頼を受けた。


事件のことは新聞にかなりのスペースを割き報道されていて
小池に復顔の依頼をしたといういきさつまで書かれていた。


ゴミ置き場にビニール袋に入れられていた
その頭蓋骨に小池は肉付けをしていく。
しかし、七割ほど作業が進んだ時に
小池は突然スランプに陥った。

性格や健康状態など無機質な頭蓋骨から
わかりえない部分がある。
数日復顔する手が止まっていた小池の家に
「科学警察部法医研究室助手」の須藤由江という女性がやってきて
しばらくここに通って復顔法の基礎を教わるように命令を受けたのだという。


こうして思わぬ形で助手が出来た小池は復顔作業を再開した。

由江に基礎をレクチャーしながらも若い女性のむっと来るような
なまめかしい匂いに欲望を抑えながら講義をすすめた。
由江は夕暮れには帰って行くが、翌日昼過ぎにはやってきた。


由江からスーパーインポーズという手法について説明してくれと言われた。
それは、身元不明のどくろの性別や年齢などを割り出して
それと大体の情報が一致する失踪人などの顔写真を拡大しドクロとだぶらせてみる。
由江は実験と称して、このドクロに自分の顔をダブらせてみて欲しいのだという。


その日、由江は小池の家へ来るときだけ香水をつけてきて
夜、バーのホステスのバイトをやっている秘密を教えてくれ
店のマッチを渡された。
科警研は昼だけで、ジキルとハイドなのだという。


三日目、スーパーインポーズはまだかと催促され
小池は由江の顔を触ってみると不思議なくらい頭蓋骨に似ていると感じた。
すると、彼女に触れたことで小池は抑えていた欲望が抑えられなくなり
ふたりは情交を交わした。

その翌日、毎日来ていた由江は待っても来なかった。
しばらく待ってから小池は親しくしている
科学警察研究所の川又に由江が突然来なくなってしまったと連絡を取った。


川又は自分のところには男性の助手しかいないし
須藤由江なんて知らないという。


小池は由江からもらったマッチにかいてあるバーへ
行ってみることにした。
だがマダムは由江は行方不明でもうここにはいないと言った。


彼女の話しでは前に一度だけ来たことがあるような
中年の客が由江相手に飲んだが帰る時になって
財布を会社に忘れてきたと言い出した。


家には金があるので払うという。
仕方なくその男のアパートに由江を付き添わした。
以来、由江は店に出勤せず、男も来なくなった。


自宅に帰った小池は由江の写真を頭蓋骨に
スーパーインポーズしてみた。
それはまさにぴったりとダブった。
信じられないことではあるがこの頭蓋骨は須藤由江のものであるという
結果が導きだされた。


催促が入っていた頭蓋骨の復顔がついに完成した。
宮脇刑事に渡すときに、水商売風な印象があるので
大田区内のバーのホステスなどで四、五か月以前から
行方不明になっている若い女性を調べるといい。
身元が割れれば彼女と最後に一緒にいた男が犯人だ
という情報も与えた。


一週間後、小池の予想はズバリ的中して
事件は解決したというのだが---。


//////////////////////////////////////////////////////////////////


原作は「日本傑作推理12選」 エラリー・クイーン編の第1集の中に収められている
草野唯雄の短編の同名タイトル。


今と同じくドラマが見たくてどんな内容か知りたくなり
原作本を購入し見ているうちに再放送が無事に見れたってやつです。


小説の中の面白い部分をすっと抜き出して
それにオリジナルの設定を盛り込んで広がりをもたせて
2時間ドラマにしたものです。


ドラマの方はずいぶん前に見たので結末は覚えてませんが
小説では怪奇っぽい内容ですが終わりは
非科学的なものではありません。



原作の方に話を戻すと、推理小説が盛んなのは
アメリカ、ヨーロッパ、そして日本なのだが
米欧間は作品の交流が行われているが
日本はそれから除外されているために
日本作家の厳選した作品をエラリー・クイーンの手によって
世界的に紹介していこうという試みです。


その第1集十二作品の中のひとつが「復顔」です。

他に土ワイでドラマ化された
森村誠一の「魔少年」、西村京太郎の「優しい脅迫者」も
こちらに収録されています。




****** 関連記事 *****



◆ 「復顔・整形美女の復讐」

◆ 「整形復顔の花嫁」

◆ 「整形花嫁の復讐」

◆ 「整形復顔未亡人」

◆ 「整形復顔女流デザイナー殺人事件」