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2017/10/01
展覧会レポート昭和のドラマ昔の土曜ワイド劇場懐かし邦画

2017年10月

        

「運慶」@東京国立博物館平成館は平日でも大混雑!

category - 美術・展覧会レポート
2017/ 10/ 28
                 
「怖い絵展」を見た後に、東京国立博物館の平成館で行われている
「運慶展」にも行ってきました。


運慶展


食事をした後だったので13時頃だったでしょうか。


「怖い絵展」が混雑が予想されるために、それを避ける意味で午前中に行き
比較的空いているのではないかと予想した「運慶」を午後にまわしたのですが、
見事にあては外れました。


”史上最大規模の運慶展”ということで、見立てが甘かったようです。





運慶展


平成館に到着すると、まず目に飛び込んできたのが
こちらの入場規制のお知らせ。


しかし、運がいいことに目にした直後
”20分”から”10分”待ちに変更になりました。


見終わって出てくる人の話し声が聞こえ
「さっきよりも列が短くなったね」ということで
混雑はしていましたがいいタイミングで行ったようです。



中へ入ると想像以上の混雑具合となっていました。
さっき見た「怖い絵展」よりもこっちの方が混んでいる。




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親子三代が仏師 運慶
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運慶は平安時代末期から、鎌倉時代にかけて活躍した仏師です。

まるで生きているかのような写実性が特徴で
仏像の目玉には水晶が使われていることもあり
こちらが見られていると思ってしまうくらいリアルに作られています。


父の康慶、運慶の息子たちも仏師であり、
親子三代に渡る作品が展示されています。



◆第1章 運慶を生んだ系譜ー康慶から運慶へ



まず初めにどデカく展示されていたのは、
奈良・円成寺にある運慶のデビュー作
「大日如来坐像」です。




大日如来坐像 運慶


≪大日如来坐像≫ (国宝)   運慶  平安時代 


全方向から鑑賞できるように展示されていて
その足の柔らかさはまるで生きている人間のもののようでした。


天才仏師・運慶誕生。
のちの運慶の活躍を予感させるような
重量感のある作品に仕上がっていました。






運慶 仏頭


≪仏頭≫ (重要文化財)   運慶  鎌倉時代 


焼き討ちされてしまった奈良・興福寺の復興活動をしていた運慶。
その興福寺におさめられた「仏頭」は、現在頭部しか残っていませんが
頭の部分だけで高さがおよそ1メートルほどと大きく
仏像が大作であったことを想像させませす。


これは運慶がリーダーとなって制作されたという記録が残っています。



◆第2章 運慶の彫刻ーその独創性



一番上の看板の写真では運慶作の3点が写っていますが
その中のひとつ「毘沙門天立像」がありました。





毘沙門天立像

≪毘沙門天立像≫ (国宝)   運慶  鎌倉時代 


凛々しい顔つきと、はち切れんばかりの緊張感あふれる肉体を持ち、
左足に重心を置いて、腰のあたりの動きをつけていることで
自然なポーズとなっています。


また腰と腕の間にスペースを作り出すことで
ダイナミックな印象が持たれます。



看板の中のもうひとつの作品「無著菩薩立像」も目をひいた。




無著菩薩立像 運慶

≪無著菩薩立像≫  (国宝)   運慶  鎌倉時代




今にも歩きだしそうな菩薩像。
その顔は、本当に老人にいそうな顔立ちで、程よく枯れた表情がすごくいい。
多くの経験を積んできた悟りのようなものが現されている。










世親菩薩立像

≪世親菩薩立像≫  (国宝)   運慶  鎌倉時代

こちらは「無著菩薩立像」と対になっているもの。



制多伽童子 運慶

≪制多伽童子≫ 八大童子立像 (国宝)   運慶  鎌倉時代

私が見たかった作品のひとつ、制多伽童子もありました。



八大童子立像は現在残っているのは6体だけ。
その中でも、制多伽童子は際立って印象に残る。


3年前に六本木のサントリー美術館でも見た作品ですが
いつみても本当にいいですね。



制多伽童子 運慶


目は大きめで、目頭の切れ込み、目尻の切りあがりの中にある
力強い瞳から逞しさと賢さが感じられる。


逆に鼻と口元は控えめで小さく、ハリのある頬と
丸みを帯びた輪郭が幼さを現しています。


この像から発せられる若々しさとみずみずしさは
先ほどの無著菩薩立像の表情と比べてみるとわかりやすい。




無著菩薩立像 運慶


加齢によるものか、目は小さく、顔のハリは失せていている。



運慶は目玉に水晶を用いていて、
二つと同じ目は作らないと言われていますが
それがよくわかります。

まぶたに工夫が凝らされていて
左右が対象でない人間そのものの特徴を出すことで
生きている人間のリアルさが表現されています。




矜羯羅童子 運慶

≪矜羯羅童子≫ 八大童子立像 (国宝)   運慶  鎌倉時代


顔にかかる前髪やサイドの髪に特徴があるなと思った。
童子の中でも親しみやすさが感じられるやわらかい表情がいい。




恵光童子 運慶

≪恵光童子≫ 八大童子立像 (国宝)   運慶  鎌倉時代

瞳は赤く、右手に三鈷杵、左手に月輪を握っている。




烏倶婆誐童子童子 運慶

≪烏倶婆誐童子≫ 八大童子立像 (国宝)   運慶  鎌倉時代

こちらは表情が険しいだけでなく、逆立った髪の毛からも激しさが感じられる。
今にも動き出しそうだ。



運慶は全く異なった作風のカラフルな仏像も制作しています。



聖観音菩薩立像 運慶

≪聖観音菩薩立像≫  (重要文化財)   運慶  鎌倉時代



聖観音菩薩立像は、源頼朝の死後にそのいとこの依頼で作られました。


聖観音菩薩立像 運慶


陶器のようで艶やかな白い肌と、衣の柔らかさが素晴らしい。


自然でゆるやかな曲線は、まるで本物の布をまとっているようだ。



運慶は仏像の体内にいろんなものを残している。
中には巻物のようなものなど、少ないものから体内をぎっしり埋め尽くすくらい
大量なものまで詰めたうえで仏像を完成させているのだ。


これには運慶のどういうメッセージがあったのだろうか。





展覧会を見終えて出口を出ると、ソファや通路にも人があふれていて
私が入場した時よりも、大混雑となっていました。


会場でも人の熱気によるものか、見ているうちにだんだん暑くなってきた。


時間的なものもあるかもしれないが、午前中に行った「怖い絵展」も混んでいたが
「運慶」の方が大混雑という印象を持った。




どちらも平日開館と同時くらいに行くのがいいのではないでしょうか。






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上野公園を通り、道路を渡ると東京国立博物館の群れがある。
平成館は奥の方にあり駅から遠いと言うイメージ。


その平成館へ向かう途中「にっぽん文楽」が行われていました。




上野公園

午前中は雨が降っていましたが、午後からはあがり始めていた。
小屋は天井部分がなく、お客さんはレインコートを着て鑑賞してた。



上野公園 文楽

これは私が行った10月17日が最終日でした。
興味があったので外からちょっとのぞいてみた。



時間があれば入ってみたいところだったが
運慶展へ行くためそのまま通り過ぎた。



表慶館

平成館手前左手にある表慶館。
こちらはフランスの展覧会があるようで外国人客も結構来ていました。



快慶展


運慶と同じく鎌倉時代の仏師「快慶」展は、春に奈良で展覧会が開かれていたようです。




            
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YUMMY PASTAの480円スパゲティーが美味しかった

category - グルメ
2017/ 10/ 25
                 
渋谷Bunkamuraのザ・ミュージアムへ「ベルギー奇想の系譜展」を見に行ったときに
近くにあるYUMMY PASTAでランチをしてきました。



YUMMY PASTA

本当は別のお店でランチをとる予定だったが、手作りパスタが480円~と安く
歩いていてこの看板が目に留まったので入ってみることにした。




YUMMY PASTA

メニューの量もそこそこあり、ハズレはないだろうと思い中へ。

お店は地下にあり、店員さんがやたらと丁寧に迎えてくれて好印象。




YUMMY PASTA シチリアンマフィアのお夜食

選んだのは、シチリアンマフィアのお夜食で480円。

オリーブオイルを使っているスパゲティは大好きなので
迷うことなくこちらに決定した。



YUMMY PASTA  シチリアンマフィアのお夜食

ツナと南欧野菜の塩レモン風味です。
480円という安さですが、味もしっかりしててすごく美味しかった。


平日だからかお店もそんなに混んではいなくて落ち着ける雰囲気です。



私はこの後別の場所でお茶をする予定となっていたので
頼んだのはスパゲティだけだったが、店員の応対も良いので
また文化村に来たときは寄ってみようかなと思っています。




大北海道展


この頃、新宿のデパートでは「秋の大北海道展」が行われていました。

行こうかな~なんて思いましたが、今回はパスした。






                         
                                  
        

「昭和7年の血縁殺人鬼・呪われた流水」 (1981年) 藤枝真太郎シリーズ第2弾

category - 土曜ワイド劇場
2017/ 10/ 24
                 
片岡孝夫演じる、藤枝真太郎探偵シリーズの2作目。






●「昭和7年の血縁殺人鬼・呪われた流水」  1981年10月24日
原作: 浜尾四郎  『鉄鎖殺人事件
脚本: 山浦弘靖
音楽: 小川よしあき
監督: 国原俊明
制作: 大映テレビ
出演: 片岡孝夫、松尾嘉代、岡本信人、片平なぎさ、内藤武敏、
西崎みどり、佐藤佑介、近藤宏、河原崎長一郎、大鹿次代ほか




昭和7年、探偵の藤枝真太郎(片岡孝夫)と、助手の小川(岡本信人)は、
小樽一の海運会社、若宮海運の社長若宮貞代(松尾嘉代)の
娘・玲子(西崎みどり)の依頼で小樽にやって来た。




貞代は音楽の分野でも歌手を招聘し公演をしていて
玲子も東京の音楽学校へ通わせ歌手にしようとしていた。
本業の若宮海運も20年前に父が死ぬと、一人娘の貞代が継ぎ、
見事な経営手腕を振り発展させてきた。




その2か月前、網走刑務所から足に鉄鎖をつけたまま囚人ゼンジが脱獄した。
ゼンジが向かった先は妻ミツエ(黒田福美)がいる飲み屋だった。
ゼンジが脱走した目的はただひとつ、若宮貞代を殺すことだったが
店から出た二人を警察が追ってきてゼンジは目的を遂げることができないまま
ミツヨと抱き合い足の鉄鎖で二人の体を巻き付けると冷たい流水に身を投げて心中していた。



藤枝たちが小樽に到着する三日前、貞代あてに鎖で縛られ、
剃刀を腹にさした気味の悪い人形が送られてきたというのだ。
玲子の案内で貞代に会うが、ただの商売上の嫌がらせだといい
北海道ではベテランの岡林弁護士(内藤武敏)に任せてあるといい
藤枝は若宮邸から引き返してきた。




貞代の失礼を謝ろうと藤枝たちのあとを追いかけてきた伶子は
貞代が前夫日野勘平衛と会っているところに遭遇し、
貞代が勘平衛から金をせびられており
マリ子という女の事で勘平衛に弱みを握られていることを知った。



貞代のことが心配になった伶子は夜、勘平衛の店へ行くと
帽子をかぶった洋装の女が出てきた。
店の中へ入ると勘平衛が死んでいるのを発見し
藤枝たちが宿泊しているホテルへ伝えに行った。



藤枝と小川が勘平衛の店へ行くと、鉄鎖で体を縛られ剃刀を腹に刺された
勘平衛が死んでいて、机の上のアルバムから写真が一枚亡くなっていた。



岡林は犯罪者の更生にも力を入れていて事務所には沢山の表彰状が飾られていた。




藤枝たちは、貞代が勘平衛と15年前に離婚していて、
愛人だった静雄(河原崎長一郎)と再婚したが
夫婦の仲はうまくいっておらず
玲子が15年前に養女として迎えられていることを知った。



静雄は結婚後覇気がなくなり、若宮海運は貞代が手腕をふるっていた。
そんな状況が耐えられず、静雄は貞代に絡んでくる。
夫婦げんかの仲裁で玲子が割り込んでくると
静雄の口からもマリ子という名前が発せられ
貞代に何か暗い過去があることを感じた。


そこへまたしても同じ状態の気味の悪い人形が送られてきた。



酔った上に夫婦喧嘩をした静雄は屋敷を出て夜の街へ繰り出した。
その静雄がカフェのトイレで、鉄鎖で縛られ腹に剃刀をさされて
殺されているのが発見され、勘兵衛の時と同じ洋装姿の女が
店を出ていく姿が目撃されていた。




貞代はマリ子の行方を岡林に捜索させていて、
玲子はその話を立ち聞きしてしまう。
勘兵衛が殺された日に見た洋装の女とマリ子をだぶらせていた。




藤枝は玲子に貞代は勘兵衛と静雄しか知らない弱みを握られていて
ふたつの殺人は貞代の容疑が濃くなることを話した。
実際、事件を担当した警部(近藤宏)は貞代を疑いアリバイを聞こうとしていた。
玲子は藤枝に”マリ子”の存在を知らせる。




藤枝は勘兵衛のアルバムから写真が消えていたことを思い出し
小川に写真館へいき聞き込みを行うように命じた。




若宮家の写真は、色内写真館がとり続けていて
一枚だけあった原板を焼いてみるとマリ子の七五三の写真だった。




藤枝はそのことを聞きに貞代のところへ行き
20年前、まだ赤ん坊のマリ子を養子縁組していたが
勘兵衛と離婚したと同時に解消しており理由を尋ねた。
貞代はマリ子のことは乳母の奥田とめに託しているといい
藤枝に小切手を渡し東京へ帰そうとするが藤枝はそれを拒んだ。
時期を改めようとする藤枝に、貞代は数日後には東京へ行くことを告げた。



藤枝はとめを探し出そうとするが、とめは15年前に貞代から暇を言い渡され
その後は行方がわからなくなっていた。
藤枝は新聞広告を使ってとめの行方をつきとめようとする。




東京の音楽学校へ通っている玲子は、学校へ戻る時期が来て
恋人で美術学校の学生北田(佐藤佑介)に別れを告げようとする。
ワンマンの貞代のいいなりになっている玲子に、北田は苛立ちを感じていたが、
玲子も本当は東京へは行きたくはなかった。



玲子は東京へは行かないと言い、初めて貞代に歯向かった。
自分の意のままに玲子を操ろうとする貞代は岡林に言って
北田の所在をつかもうとしていた。


玲子は北田のところへ行き、一緒に逃げて欲しいと懇願するが
北田はやりかけている大きな仕事があるといい玲子の要求をはねのけた。



藤枝が宿泊しているホテルでは、峰澄子(片平なぎさ)は見知らぬ男が
部屋に入ってきたといい言い争いになっていた。
その男は新聞広告をみて謝礼金目当てに藤枝を尋ねてきた大西という人物で
最近まで奥田とめと内縁関係にあったのだ。
藤枝は大西からとめが積丹で宿を経営していることを聞き会いに行った。



だが、とめの口は重く、マリ子が捨て子だったこと
貞代は人形をかわいがるような扱いでしかマリ子に接してなく
世話はとめがすべてやっていたことくらいしかわからなかった。


するととめが誰かの気配を感じたようなしぐさをしたので
気になった藤枝が不審な人物がいないか探しに行くと
そのすきにとめは逃げ去っていってしまった。


後を追いかけた藤枝だが、とめの姿を見つけた時には
何者かに頭部を殴られた後で、「おい」にやられたという言葉を残して死んでしまった。
直後とめを殺しに来たものがいると駐在所に通報があり
警察がやってきて現場にいた藤枝を逮捕した。


その後、藤枝は釈放され小川にとめの周辺を洗うように命じた。
小川はとめに年の離れたミツエという芸者の妹がいて、
ミツエが出産するととめは嫌がるミツエから赤ん坊を奪ってしまった。
おそらくその赤ん坊がマリ子であろうことを藤枝に報告した。


だがその5年後、マリ子が誘拐されるという事件が起こった。
犯人はアサイゼンジという男で、ミツエと愛し合った仲で
二人の間に生まれたのがマリ子だったのだ。
そして、今年になって網走刑務所を脱獄したゼンジとミツエは心中していた。


藤枝は無駄を承知で網走へ行こうとしたところ、ホテル代を払わずに出ていこうとした
澄子が入ってきて藤枝は彼女の宿泊代を払ってやった。
小川に岡林弁護士は犯罪者の更生に尽力しているので
小川に澄子を岡林の事務所へ連れていくように命じた。



藤枝はミツエが勤めていた店で一緒に働いていた
キクエを訪ねていくが、二人はピストルで襲撃され殺されそうになった。


それを機に、ミツエのことで若宮家に恨みを抱いていて
藤枝を受け付けなかったキクエは藤枝に心を開いてくれ
ミツエたちのことを話してくれた。


貞代が人形のような女の子を欲しがっているのに目をつけた
とめが金目当てにミツエから奪ったマリ子を貞代に売った。
ゼンジはその時兵隊にとられていて、戻ってきてすぐに自分の子どもを取り返そうとした。


裁判ではゼンジに不利な証言がつくりだされ、弁護士も岡林だったことから
ゼンジは刑務所に送られることになった。
だが、その後、なぜかマリ子は若宮家から追い出されてしまい
ミツエは貞代の事をあの女は鬼だと言って激しく憎んでいた。


マリ子は絵の勉強をしに行くと網走を出てしまい行方がわからない。



網走での用が済んだ藤枝は、小樽のホテルにいる小川に
帰ると電話をし、犯人は藤枝が死んだと思って貞代を狙うかもしれないと話した。
小川が早速若宮邸へ行くと、そこには何故か澄子の姿があった。


だが、貞代は屋敷には岡林の忠告を受けて岡林が別荘代わりに使っている
家へ身を隠していた。
岡林のところにも、貞代に送られてきたものと同じ人形が二体送られていて
二人は二年前から愛人関係にあったのだ。


岡林が案内してくれた家で貞代が一人で寝ていると
帽子をかぶった洋装の女が鉄鎖を手にして現れた。



翌日、鉄鎖で体を縛られ腹に剃刀を刺された貞代の遺体が発見された。
藤枝は岡林の事務所で玲子立ち合いの元に貞代の遺言書を見せてもらうことになった。
そこには全財産を玲子に譲ること、その管理を岡林に一任することが書かれてあった。



帰り際、藤枝は玲子に北田の事を聞いた。
玲子と北田が知り合ったのは、今年の春休みで
北田の出身地も知らなかった。
何か暗い過去があるようで、描く絵は流氷テーマにしたものが多かった。



藤枝に言われて北田の家を張っていた小川は夜、北田が家を出ていくところを見て
つけていこうとしたが何者かに後ろから殴られて気絶した。
その直後、澄子が来て小川を叩き起こすと待たせてあった車に乗せて
若宮邸の前で降ろした。


わけがわからない小川が門の前でうろついていると、藤枝がやってきて
今夜玲子が殺されるのだと言い門を潜り抜けて中へ連れていった。


玲子の部屋に帽子をかぶった洋装の女が鉄鎖を持って現れた。
だがベッドで寝ていたのは藤枝で、洋装の女は女装した北田だった。
マリ子の正体は北田だった。


奥田とめがミツエから奪った赤ん坊は男の子だった。
女の子を欲しがっていた貞代は、子供の世話をとめに任せっきりで
はじめは男の子と気が付かなかった。


だがある日、貞代は自分が欲しくて手に入れた女の子が
本当は男の子であったことに気が付くと、彼女は激しい怒りをあらわにし、
それに恐れを抱いて泣き叫ぶ幼女の北田を追いかけた。


貞代は女の子の格好をした北田の着物の前をはだけると
局部を剃刀で切りつけ、北田は心と体に消えない傷を追ってしまった。


北田は絵を描くことでそれを紛らわそうとしたが、両親が心中して
復讐心に火がついてしまった。
鉄の鎖には両親の恨みが、剃刀には北田の恨みが込められていた。


北田は復讐の機会を得るために玲子に近づいたが
いつの間にか愛するようになってしまった。
藤枝は北田を利用している男がいることを知った。
北田は自分が利用されていることを知りその男に会いに行くため
屋敷を飛び出していった。



その頃、岡林の悪事を知っていた澄子が岡林を強請って金をせしめていた。
岡林は若宮家の全財産をせしめようと、北田が若宮家に恨みを持っていることを
利用して貞代たちを殺させたのだ。
だが、岡林が秘密を知ってしまった澄子を生かしておくわけがない。



澄子を殺そうと岡林が首を絞めていると、北田が部屋へ踏み込んできた。
そこへ藤枝と刑事たちも入ってきて、事件は解決した。



澄子は岡林を調べるために、藤枝が事務所に送り込んでいたのだ。


藤枝と小川は若宮貞代とはいったい何だったのだろうかと思いめぐらす。


ワンマンな性格で、人形のように扱える女の子を欲しがり裏切られたとわかると
ナイフで一生消えない傷を負わせ家から追い払う。
だが、今度こそ自分のいいなりになると思った玲子は好きな男が出来て
自分にそむくようになってしまった。


たとえ夫でも不要になればあっさりと切り捨てる女の強さを見せつけながらも
女として弱い部分も持ち合わせていて、岡林という男と関係を持ち殺されてしまう。


強さと弱さ、この振れ幅が大きい貞代の本当の姿とはいったいなんだったのだろうか。













藤枝探偵役の片岡孝夫がカッコイイ!
昔見たらこうは思わなかっただろうが、今の年齢で見てみると
片岡孝夫の色気がわかりそのあたりも楽しめた。





原作ではワトソン役の小川の語りで文章がつづられていて
藤枝と小川は学生時代からの友人ということもあり
サポート役でありながらも、どこか対等な関係でもあった。


しかし、ドラマでは藤枝を片岡孝夫、小川を岡本信人が演じていて
このふたりが対等な関係にあり、小川が「藤枝--。」と
呼び捨てにするイメージに違和感があった。



やはりその通りで、ドラマでは岡本信人は片岡孝夫を「先生」と呼んでいて
上下関係があきらかな演出がされている。


ちょっと間が抜けていて、ドジな小川が藤枝の引き立て役にもなっていて
藤枝探偵がよりスマートで知的に見える。




また若宮貞代を演じた松尾嘉代も良かった。
強い部分と、男なしではいられない女の弱さも見せ
ストイックな探偵藤枝と対峙するシーンも見せどころのひとつとなっていた。



ナレーターは奈良岡朋子と土曜ワイド劇場のイメージがなかったので新鮮でした。





************ 関連記事 ************


◆ 「昭和7年の姦通殺人鬼」、「昭和7年の血縁殺人鬼」 浜尾四郎の藤枝探偵シリーズがみたい

◆ 「昭和7年の姦通殺人鬼」 (1980年) 浜尾四郎 『殺人鬼』

◆ 「昭和7年の血縁殺人鬼」 (1981年) 浜尾四郎 『鉄鎖殺人事件』 

◆ 「昭和7年の血縁殺人鬼・呪われた流水」 (1981年) ドラマ版

◆ 「十和田湖に消えた女」「狙われた婚約者」千草検事シリーズ2作品




                         
                                  
        

平日朝イチでも混雑!「怖い絵展」@上野の森美術館

category - 美術・展覧会レポート
2017/ 10/ 21
                 
上野の森美術館で行われている「怖い絵展」に行ってきました。
土日では混雑が予想されるため、少しでもそれが抑えられそうな
平日のオープンを目指していくことにした。




怖い絵展


このところずっと雨続きで、この日も雨が降り続いていました。
私が到着したのは9:40頃でしたが、悪天候の中でもすでに列が出来ており
開館してもすぐに入れずに第2便でようやく美術館に入ることが出来ました。





怖い絵展




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中野京子のベストセラー「怖い絵」が展覧会に!
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ドイツ文学者・中野京子の西洋絵画の裏に秘められた
恐ろしい一面を紹介する「怖い絵」は大ヒットとなり
ベストセラーを記録し、シリーズ化されています。



興味深い切り口でわかりやすく書かれているので
美術に詳しくな人でも親しみやすい内容となっています。
敷居が高いと思われがちな絵画ですが
テーマとなっている裏にある背景を知ることで
グンと身近に感じることが出来ます。


色彩やタッチといった専門的な部分よりも
この絵は一体何を表しているのかというのを
興味をひきやすい”恐怖”にフォーカスして
時代背景やエピソードの知識を読者に与え
ストーリー化することで絵画を読み解きやすくしています。


「怖い絵」が出版されてから10周年ということで
特別監修に著者を迎えて”恐怖”をテーマに
約80点ほどが展示されています。




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「怖い絵展」 概要
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会期: 2017年10月7日(土)~12月17日(日)

会場: 上野の森美術館
(JR上野駅 公園口より3分)

開館時間: 10時~17時

好評につき土曜日9時~20時、日曜日9時から18時に延長。


料金: 一般 1600円、大学生・高校生 1200円、中・小学生 600円




私はよく上野駅(不忍口?)を出たところすぐにある信号を渡り
正面にあるサクラテラスの階段を上って行ってます。
着くとすぐに上野の森美術館なので。

JRから近くとても行きやすい美術館です。



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さて、展覧会の方ですが、今回チラシや看板で使用された
「レディ・ジェーン・グレイの処刑」に加えて
英国のヴィクトリアン絵画好きな私好みの作品もあることから、
とても楽しみにしていました。




私が見たいヴィクトリアン系というと、
有名なラファエル前派を中心に
その周辺の作品という紹介のされ方が多く
長年見たくても見れない作品が多々あります。


ですので、ひとつでも見れるというのは
私にとって貴重な機会となっています。
また同じ作品を何回見ても嬉しいものです。





目玉の「レディ・ジェーン・グレイの処刑」は
ロンドンのナショナル・ギャラリーからの貸し出しですが
以前にも書きましたが、ロンドン・ナショナル・ギャラリー展を
どこかでやってほしいなぁと思い続けています。



見たい作品、盛沢山ですし、あんまり日本への貸し出しもされてないイメージがあるので。




ジェイン・グレイの処刑


≪レディ・ジェーン・グレイの処刑≫   ポール・ドラローシュ  1833年


 
エドワード6世の死後、義父の政治的野望によって、
英国最初の女王の座についたジェーン・グレイだが
わずか9日間でその座を追われてしまう。

ジェーンはロンドン塔で幽閉された後に
1554年夫とともに16歳という若さで斬首された。



その処刑の様子を描いた作品だが、実際の風景とは異なり
ジェーンは身の潔白を証明するような白い衣装を着て
指には真新しい結婚指輪がはめられている。


目隠しされたジェーンの手の置きどころを求めるような動きが痛々しい。
台の下には大量の血を吸うためのわらが敷かれていて
処刑人は斧を手にしてその様子をみており
しくじったときのために首を切り落とすためのナイフを腰に巻き
確実に首を切り落とす準備がされている。




年若い女が首を切り落とされて生涯を終えるという残酷さが
随所に表現されていて、これから起こる出来事を嫌でも想像させられてしまうのだ。
左わきには処刑を前にして絶望する侍女たちがいる。



英国の女王ジェーンの悲劇を描いたドラローシュはフランス人で、
フランス、斬首というと王妃マリー・アントワネットが連想されますね。




オデュッセウスに杯を差し出すキルケー

≪オデュッセウスに杯を差し出すキルケー≫  ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス 1891年



アイアイエー島の女王キルケーは、男を動物に変えてしまう魔女だった。
やって来たオデュッセウスにキルケーは薬が入った飲み物を差し出す。

彼女の足元には、すでに動物に変えられた男が転がっている。



ヴィクトリアン絵画でもウォーターハウスは好きなので、こちらもお目当ての作品のひとつでした。





また、これも好きな画家のひとりホガースの作品が見れたのもよかったです。


ホガース ジン横丁


≪ジン横丁≫ (ビール街とジン横丁)  ウィリアム・ホガース  1750~51年


ホガースというと連作のイメージが強いが、
これ以外にも「娼婦一代記」が展示されていました。






オデュッセウスとセイレーン


≪オデュッセウスとセイレーン≫   ハーバート・ジェイムズ・ドレイパー 1909年



またまたオデュッセウスの受難を描いたもの。


オデュッセウスの乗った船が海の魔女セイレーンがいる海域に来た。
水中にいるときは下半身が魚だが、
陸に上がってくるとなまめかしい人間の姿に変わる。









飽食のセイレーン


≪飽食のセイレーン≫   ギュスターヴ=アドルフ・モッサ  1905年


こちらのセイレーンは、下半身が魚ではなく鳥として表現されている。
鳥の足は巨大化して、羽はまるで毛皮のコートのようだ。



モッサは他にマンイーターを描いた「彼女」も展示されていました。




ポール・セザンヌ 殺人


≪殺人≫   ポール・セザンヌ  1867年


私がイメージするセザンヌの作品とは異なる
殺人の現場を描いたもの。


ターゲットを押さえつけ、今まさにその息の根を止めようとする
その瞬間をとらえたもので、これまで生きていた人間が
動かない物体と化す様が妙に生々しい。





切り裂きジャックの寝室


≪切り裂きジャックの寝室≫   ウォルター・リチャード・シッカート  1906~07年


切り裂きジャックその人ではないかとうわさされるシッカート。


寝室にジャックの姿はないが、売春婦たちを次々にバラバラにしていった
男の狂気がこの部屋に宿っているような気がして不気味さが伝わってくる。





今回見たかった作品が見れて嬉しかったのだが
あまり日の当たらないヴィクトリアン絵画の中には
まだまだ恐ろしい作品がある。



女性が働くことを良しとしなかったこの時代
様々な事情で働かざるを得なかった女たちの末路を想像させ
悲しい人生の裏に見え隠れする怖さを表現した作品が見てみたいですね。



「怖い絵展」では他に印象に残ったのは、ムンク、ルドン、シムズでした。


特にルドンの「仮面は弔いの鐘を鳴らす」が強烈でした。


仮面は弔いの鐘を鳴らす

≪仮面は弔いの鐘を鳴らす≫ (エドガー・ポーに)  オディロン・ルドン  1882年




日本の美術館にある絵も結構ありましたね。
すでに他の展覧会で展示されていた作品でも
”怖い絵”という切り口で見てみるとまた違った見方が出来たりします。



西洋絵画って結構怖いものが多いですよね。
殺人とか命を脅かされるものだけでなく、例えば麻酔がない時代、
そのまま抜歯や手術をしている場面を描いたものは
ジェーンの処刑同様、絵から当事者の痛みを想像すると
恐ろしいものがあります。










怖い絵展

こちらは撮影スペース。
鏡になっていて、映った自分がこの酒を飲むと
獣に変えられてしまうかも!?



私はグッズ売り場で、この絵が表紙になったノートを購入しました。


図録にもひかれましたが、美術関係だけでもかなりの資料が家にあるので
今回もかさばる図録はパスしました。





北斎とジャポニスム看板

近くの国立西洋美術館では、21日土曜日から「北斎とジャポニスム」が始まります。



                         
                                  
        

「無人霊柩車」 (1998年)

category - 土曜ワイド劇場
2017/ 10/ 17
                 
●「無人霊柩車・美人女将の死体を乗せて函館の夜を走る!
エリート検事の妻の万引きが連続殺人を呼んだ・・・・」 1998年10月17日
原作: 小林久三 『走る無人霊柩車 (双葉文庫)
脚本: 安本莞二
監督: 山本迪夫
出演: 神田正輝、高橋恵子、篠田三郎、
柳川慶子、景山仁美ほか






函館の外人墓地や倉庫街を無人の霊柩車が走るという
怪談騒ぎが発生した。



所轄の松田刑事(神田正輝)は不信感を抱きつつも捜査をしていた。



無人霊柩車


そんな折、彼の先輩にあたる倉森検事(篠田三郎)が
函館に次席検事として帰ってきた。


倉森は札幌高検の検事長だった父・哲造の屋敷の敷地内に
邸宅を構え、妻・律子(高橋恵子)と由香と住むことになった。



無人霊柩車


ところが、姑正子(柳川慶子)は何かと律子に厳しく接し、
律子はストレスから出来心を起こし万引きをしてしまう。
その現場を料亭の女将珠江(景山仁美)に目撃されてしまった。



倉森は律子の話しに驚き、不祥事発覚を恐れて珠江と会うことにした。
だが、珠江が口止め料として五千万円を要求したために
口論となり、その末に珠江を殺害してしまう--。














こちらは1980年9月6日同枠で放送された「無人霊柩車殺人事件・二度死んだ女」のリメイクです。


1998年の作品なので、初期の土ワイのフォーマットは完全に崩れてますし
本放送で見た可能性も高く正直あまり興味はないのですが、
キャスティングが高橋恵子と篠田三郎でやる機会があるのならば
見てみたいと思っています。



1980年の坂上二郎主演の作品では、どんでん返しの連続と
カーアクションや、爆発がみどころとなっていたので
そのあたりも変化があるのか見比べてみたいですね。






                         
                                  
        

サイゼリアの新メニュー・ノッチョーラがメリンガータに代わって登場!

category - グルメ
2017/ 10/ 14
                 
先日より、私の好物だったサイゼリアのスイーツ、メリンガータがメニュから消えていました。
変わって登場したのが「ノッチョーラ」という新しいもの。




ノッチョーラ

サイゼリアの新メニュー『ノッチョーラ』



ノッチョーラ

メニュー表には「香ばしいヘーゼルナッツとさっくりメレンゲ」と書いてある。
この間から気にはなっていたのですが、本日ようやっと食べました。



ちなみに『メリンガータ』と同時期に出てきた『アマレーナ』はしっかり生き残っていました。




うーん、まさかアマレーナの方がしっかりと定着するとは・・・。
私はメリンガータの方が好きだったので、ちとショックですが
ノッチョーラがメリンガータに似ているので、どちらを残すといったら
やはりアマレーナなんでしょうね。




ノッチョーラ

メリンガータもメレンゲのまろやかさが好きでしたが
ノッチョーラはそれに比べ甘さがある分メリハリが効いている感じがした。




ノッチョーラ

ヘーゼルナッツは底の方にこんな感じであります。
香ばしさは正直あまりしなかったのですが、
程よい甘みはメレンゲ部分とあわさって美味しかったです。




ミラノサラミのピザ

ピザの方にも『ミラノサラミのピザ』という新しいメニューが追加されていました。
ピザは食べていないのがいろいろあるので、気が向いたときに挑戦するかもしれません。



サイゼリア

ピザはよくブログで登場する『真イカとアンチョビのピザ』と


サイゼリア

『野菜ときのこのピザ』


が旨すぎて、なかなか浮気することができません。

しかしながら、ピザの中で人気NO.1になっている
マルゲリータは気になっているので今度こそ!とは思っています。




サイゼリア

肉料理は、家ではハンバーグが好きで作ったものをよく食べますが
外食でハンバーグはあまり食べないので、『若鶏のグリル』か



サイゼリア


『柔らかチキンのチーズ焼き』ばっかり頼んでしまいますね。


以前は、500円ランチもよく注文していましたが
個人的には単品の方が好きです。


スパゲティは専門店では食べますが、サイゼリアでは食べないなぁ。






                         
                                  
        

「東郷青児展-抒情と美のひみつ-」@損保ジャパン日本興亜美術館

category - 美術・展覧会レポート
2017/ 10/ 08
                 
新宿にある損保ジャパン日本興亜美術館へ
「生誕120年 東郷青児展 抒情と美のひみつ」を見に行ってきました。



東郷青児展





東郷青児(本名鉄春)は1897年(明治30年)に鹿児島に生まれ
まもなく東京へ引っ越します。
確か母親の姓が東郷で父親の姓は違っていたようだったので
どういう家庭環境で育ったんでしょうか。
(この辺記憶が曖昧なので正確さは保証できません。)




そういう家庭環境の影響なのか、芸術家の性分なのか・・・



二科展に初出品した『パラソルさせる女』で二科賞を受賞した後は
永野明代(はるよ)と結婚すると、その後フランスへ渡って
美術学校へ入り、子供も生まれます。


ですが、32歳の時に愛人の盈子と心中未遂事件を起こしたり
34歳の時には作家の宇野千代と同棲生活を送ったりと
恋多き男だったようです。


宇野千代自体も恋多き女だったので
恋愛体質バッチリの二人が出会い恋に落ちたのは
自然な流れだったのでしょうね。


二人が住んでいた住居の写真もあり
「白いアトリエ」も見ることが出来ました。



東郷は最初の妻明代と離婚をし、宇野千代とも別れると
心中未遂の相手盈子と再婚をします。


確かに横顔のスナップ写真を見ると男っぷりが良さそうな
雰囲気があらわれているので納得です。




パラソルさせる女

≪パラソルさせる女≫ 東郷青児 1916年


こちらが二科展受賞作で、若い頃は配色も暗めで
幾何学的、立体的な絵という印象を持ちました。



はじめの頃はこんな作風で年を重ねてくると
ロマンがあるモダンで可憐な女性像を描くように変化します。
私は前に東郷青児の絵を見たときに、この変化にとても興味を抱きました。



望郷

≪望郷≫ 東郷青児 1959年


ちょっとボケてますが(笑)淡いタッチのモノトーンで
女性の肉体を緩やかな曲線で表現し、物憂げで女らしい瞳は
わかりやすいかわいらしさと親しみやすさを感じさせてくれます。



若い日の思い出

≪若い日の思い出≫ 東郷青児 1968年



画像ではわかりにくいのですが、女性が着ている服の光沢が素敵で
暗い背景に衣服と、女性のなめらかで、艶やかで、白い肌の質感が映え
とても気に入った作品のひとつ。


丸みを帯びた太ももと、それに合わせるように
動きをつけた女性のポーズが良かったです。




裸婦

≪裸婦≫ 東郷青児 1952年


こちらはタイルを使ったモザイクタイル絵。
やはりウエストは絞りつつ、腰から下は丸みをもたせ
ボリューム感を出しています。





このほかは18歳で初個展を開いたときの出品作や
最初の妻明代を書いた「明代像」や
ピカソや後に丸物百貨店の壁画を一緒に手掛けることになった
藤田嗣治にも見せた自信作「サルタンバンク」などが
初めの章に展示されています。



油彩画が多い中、「つまくれ」という水彩画が非常に繊細で美しく目に留まりました。



モダンなイメージのある東郷の作品は、
損保ジャパン日本興亜の前身会社が二科展出品作品を
毎年のように買い上げていて顧客に配るためのカレンダーにも使用されていました。


東京火災の保険パンフレットで使用された「黒い手袋」も見ることができます。
この頃になると、もう優雅な女性像が多かったですね。


一番上の画像にある看板やチラシで使われている
「バイオレット」という作品もおしゃれで素敵です。
女性の瞳は大きめですがはっきりとは描かれてなく
それだけに唇の赤さがパッと目に着く。
髪の毛はシルバーで、手袋の色と合わせているのもポイント。


こちらは気品高い大人の女性というイメージ。



多くの女性と恋愛を重ねてきた画家だけあって
女性が一目みて憧れる絵を沢山描いており
「さすが!女の好みがわかっている」と思いました。



男性目線も感じますが、自然と女性目線でも
女性像を描いている、そんなことを作品を見て感じた。





私が展覧会を見に行ったのは10月1日の日曜日で、
この日は”お客様感謝デー”のため無料で入ることができました。
ありがたいですね。



東郷青児展


約1年ほど前に、ここで「カリエール展」を見て
その時からこの日が無料であることを知っており
「来年は絶対行くゾ!」と心に決めていたんですね。





東郷青児展

当日はエレベーター前にも列ができていて
一基待ってから乗ることが出来ました。


それは無料ということだけではなく、どうやら前日にテレビ番組
「美の巨人たち」でも紹介されたようで、その影響も大きいのかなと思った。




新宿駅西口には柱や壁にこのような広告が多数見られました。




東郷青児展

まず入ったところすぐに撮影可能エリアがあります。







東郷青児展

来年の春にはこの美術館でターナー展をやるということで
こちらも見に行こうかと候補のひとつに入れました。




東郷青児展

美術館があるフロアから新宿を一望したところ。
この日は穏やかなお天気だったので、見晴らしもよく良い一日を過ごせました。










                         
                                  
        

上野「肉の街」の和牛3種類焼肉ランチ

category - グルメ
2017/ 10/ 01
                 
いよいよ10月、今年も残すところ3か月となりました。
昨日は収穫のある一日で、今日はそれを自分の中に落とし込み
明日からの一週間に備えようと張り切っています。





さて、先月国立西洋美術館でアルチンボルド展を見る前に
上野で焼肉ランチをしました。


行ったのは駅近くにある「肉の街」です。


この日は日曜日だったので、前に書いた「大昌園」のパワーランチはお休みのはず。
周辺をぶらついていると「肉の街」を見つけて
惹かれるメニューがあったので入ってみました。





上野焼肉 肉の街

私が頼んだのは「和牛3種類焼肉ランチ」で
お値段は1,100円(税込)です。


最初は安い「3種類焼肉ランチ」に目が行ったのですが
すぐに”和牛”に目が留まりこちらに決定。



上野焼肉 肉の街

ご飯とスープ。


上野焼肉 肉の街

サラダは葉物がちょろっと。



和牛三種類焼肉ランチ

お肉は3種類でレバーがあるのが決め手となりました。








上野焼肉肉の街


タレは通常のやつと、隣にあるレモン味のやつを
ミックスしたり単独でつけて食べたりと自分なりに
アレンジしながら食べてみた。



上野焼肉肉の街

こちらはメニュー。
一番安いのは880円からありますが、ドリンクはついていません。

そう考えるとお肉の内容は違うけど、大昌園のパワーランチはお得なんだなと感じた。


でも、今回はレバーが入っていたので満足。



上野焼肉肉の街

食べ放題のメニューもあります。
記憶頼りで不確かですが、食べ放題の中にはラーメンなんかもあったような。


注意書きには料理を残した場合は別料金が発生するようですね。

まぁバンバン料理を頼んでおいて、ムダに残されたら
お店もたまったものじゃないし、料理にも失礼だから当たり前ですが。



上の方にある数量限定の煮込み定食が600円とは安い。



上野焼肉肉の街


アルコールが出てきたみたいですが、こちらはタダの水。



今年はもう1回以上は上野に行く予定なので、次はどんなお店と出会えるかしら?

今から楽しみです。