FC2ブログ
2018/02/27
2018/02/26
2018/02/21
2018/02/20
2018/02/19
2018/02/16
2018/02/08
2018/02/05
2018/02/03
2018/02/02
展覧会レポート昭和のドラマ昔の土曜ワイド劇場懐かし邦画

2018年02月

        

京都殺人案内シリーズ第6作 「男女の水死体はどこから来たか」 (1982年)

category - 土曜ワイド劇場
2018/ 02/ 27
                 
藤田まことの京都殺人案内シリーズ第6弾!


●「京都殺人案内・男女の水死体はどこから来たか!?」  1982年2月27日
原作: 和久峻三  血の償い 
脚本: 保利吉紀
音楽: クロード・チアリ
監督: 工藤栄一
制作: 松竹
出演: 藤田まこと、荒木由美子、遠藤太津朗、
根上淳、鮎川いずみほか



京都殺人案内・男女の水死体はどこから来たか



京都府警の音川音次郎(藤田まこと)が友人で
京都セントラル物産の社長・松尾孝次(根上淳)らと飲んだ夜、
帰宅してみると、娘の洋子(荒木由美子)が口のきけない少年がひとりぼっちで
岡崎動物園の前にしゃがみこんでいたのを発見し家に連れて帰っていた。



音川は行方がわからなくなっている少年の届け出がないか調べるが、
何のてがかりもないまま一夜が明けた。


その日、淀川の河川敷で身元不明の男の水死体が発見される。
現場は桂川、宇治川、木津川の三つの川と淀川が交わるところで、
死体が三つのどこから流れてきたのか不明だった。


秋山課長(遠藤太津朗)は三つを調べることは捜査費がかかると渋い顔。
そして、三本の川から人形を投げ入れた結果、
淀川にたどり着いたのは宇治川だけでそこを捜査の対象とする。



被害者は15日の16時から17時の間に溺死したようで、
左足の靴が脱げて無くなっていた。
3800と書かれた紙がポケットに入っていただけで身元がわかるようなものはない。



京都殺人案内・男女の水死体はどこから来たか



その紙がピンサロかキャバレーの請求書だとあたりをつけ聞き込んだ結果、
ひと月前まで小山紀夫(泉祐介)という名前で働いていたキャバレーを割り出した。
小山はみどり(松村康世)というホステスを店に紹介したが、彼女もここ数日出勤していない。


そんな中、洋子が少年がさらわれかけたと音川に電話をしてきた。
幸い洋子がいち早く気がついたことで犯人の男から少年を保護した。


一方、音川はみどりを指名してた前科持ち横山仙三(原哲男)から
みどりの夫が小山という名前で二人の間には息子がいたと聞かされる。
先日、夫婦喧嘩のあと子供とともに
家を飛び出して行ったまま帰ってこないということがわかった。




音川は帰宅途中、偶然に銀行から出てきた松尾と会い飲むことになった。
松尾は会社の経営苦しく融資を頼みに行って断られたところだったという。
これまでそんな話は聞いたことがなかったが
松尾は酔っぱらって店にいた客に絡み気持ちは荒れていた様子だった。
結婚を間近に控えた娘を持つ松尾のことを音川は案じた。




音川はふと小山とみどりの息子が洋子が保護した少年と
同じくらいの年頃であることから同一人物ではないかと考えた。


横山に少年を会わせると、やはり音川の考えた通りだった。
少年はみどりが働いている間動物園で母の帰りを待っていたということで、
あの日も、みどりの帰りをひとりで待ち続けていたのであろう。
横山の話では以前は少年は口がきけたということで、
少年の身に何か深刻なことが起こったと考えられる。



京都殺人案内・男女の水死体はどこから来たか



その後の捜査で、小山の服に付着していた植物が
琵琶湖にしか生殖してないものだと判明し、
殺害現場は琵琶湖であるとみられた。



その後も音川は小山一家と交流があった横山をマークした。
ある日、横山のアパートで帰りを待っていると大金を手にした横山が帰宅した。
見知らぬ男に車に連れ込まれ音川に何を話したか聞かれ金を渡されたのだという。


京都殺人案内・男女の水死体はどこから来たか



音川が横山の部屋で見つけたみどりからもらったという封筒を開けてみると、
中には新聞が入っていて、京都セントラル物産の求人広告が赤ペンで囲われていた。


横山が車のナンバーを途中まで覚えていたことから、
該当する車の所有者のアリバイを捜査陣は洗い出した。
そのリストの中には松尾の名前もあったが、犯行時刻頃、
松尾は伏見の沖縄料理屋にいて女将菜穂(絵沢萌子)がアリバイを証言しており、
琵琶湖で小山を殺すことは不可能だった。




しかし、京都セントラル物産へ聞き込みへ行き、
小山がドライバーとして勤務していた事実が明らかになる。
これで松尾と小山、みどりが繋がった。


従業員の話しから小山の出身地がどうやら北海道であるらしいことがわかり
音川はさっそく少年を連れて北海道の苫小牧へ飛んだ。



現地に到着した音川に、馴染みの喫茶店のママ菊子(鮎川いずみ)が会いに来た。
彼女は雪祭りを見に北海道へ来るついでに、
課長から預かった少年の診断書を渡しに来たのだった。


京都殺人案内・男女の水死体はどこから来たか



それによると、少年はショックによる記憶喪失で
何か心を痛めるような出来事か大きな環境の変化が
あったことが予想された。



音川が小山の実家を探し出そうと歩き回っていると、
目を離したスキに少年の姿が消えてしまった。
目撃者の証言から、支笏湖を歩き自宅へ帰って行く少年の姿を発見し、
彼の祖母から話を聞くことが出来た。


小山一家は、去年突然北海道を出ていったきりだった。
家業の材木屋が倒産したのだという。
祖母の話しから、小山の父親が戦後まもなく殺害され、
小山が犯人の顔を見ていたことが明らかになった。


犯人はもと海軍の男で木村という偽名を使っていたが、
男は木村の特徴から松尾であることを確信した。



京都殺人案内・男女の水死体はどこから来たか


京都に戻った音川は課長にそのことを報告し、
おそらくみどりも殺されているのだろうと推測する。


音川は琵琶湖と宇治川を捜査し、行方がわからなくなっていた
小山の靴の片方を発見し、近くのドラム缶から琵琶湖の水が検出された。
松尾は宇治川に小山を呼び出し、ドラム缶につけて殺害したのだ。
犯行現場は琵琶湖ではなく宇治川だった。



しかし、まだ松尾が犯人だという決定的な証拠はない。


音川は松尾に会いこのことを確かめるが、今は地位も名誉もある松尾は
犯行を認めなかった。


京都殺人案内・男女の水死体はどこから来たか


松尾と海軍の予科練の同期生であった音川は松尾を説得し、
ついに犯行をみとめ小山だけでなくみどりを殺したことも自供した。


みどりは小山から三十五年前に父を殺した犯人が松尾であることを聞かされていて、
小山を殺したのは松尾だとわかり金を強請っていた。


店を出したいために五、六千万円の金を要求するみどりに
もう少し猶予をくれるようにいうが彼女は聞かない。
そのうちにみどりは小山の父を殺した時のことをネチネチと話して来て、
自宅を売れば五千万円位なんでもないと言い始め溜まらず首を絞めてしまったのだ。



松尾は明日、娘の結婚式があることから午後三時まで待ってくれと頼む。
音川は署へ帰ると明日の三時までに松尾の逮捕状を用意してくれと課長に報告。



翌日、松尾の娘の結婚式は無事に終了した。


京都殺人案内・男女の水死体はどこから来たか


それを見届けた松尾は約束通り、ひとり音川が待つ京都府警へ向かう。
ちょうどこの日、柳川でみどりの水死体が発見されたところでもあった。











血の償い



************ 京都殺人案内シリーズ 記事一覧 ************


1. 「花の棺」

2. 「呪われた婚約」

3. 「嫁ぎ先の謎」

4. 「亡き妻に捧げる犯人」

5. 「母恋桜が散った」

6. 「男女の水死体はどこから来たか」

7. 「麻薬にけがされた修学旅行女子高生」









            
スポンサーサイト



            
                                  
        

「寺内貫太郎一家」(1974年) 小林亜星のデブっぷりに驚き!しかし演技はなかなか、そして伝説の悠木千帆の”ジュリ~❤”が見れた

category - 昭和のテレビドラマ
2018/ 02/ 26
                 
見る番組が溜まっていたりでたまにしか見ていなかった
昭和の人気ドラマ「寺内貫太郎一家」がなかなか面白い。


もう終盤に来ていてアレですが、この時代のホームドラマは
気楽に楽しめるものが多くていいですね。



今回見てびっくりしたのは、小林亜星のデブっぷり。


太っているのは前から知っていたけど
改めて見ると本当にすごい太っている。



寺内貫太郎一家


ズボンがズリ落ちないように、紐で止めてあるのを見て
それを嫌でも感じさせられる。


健康状態が気遣われるが、まだご健在なんですね。



これがドラマ初出演だそうですが、演技はなかなか。
「明日でござる」の馬場のぼるや「肝っ玉かあさん」の関口守(佐野守)に比べたら
このメンバーに囲まれて違和感を感じないのがスゴイ。



そして、西城秀樹や浅田美代子のアイドルコンビが出ているのも
昭和って感じがしますね。


「寺内貫太郎一家」では、ばあさん役の悠木千帆(樹木希林)が
ジュリーのポスターに向かって「ジュリーィィ!」って身もだえるのが有名ですが
今回初めて見れた。



これヒデキが出ているし、もしかしたらジュリーも・・・なんて思ってたら
先週の放送でゲスト出演してました。




貫太郎がやっている石屋に通りすがりの青年(沢田研二)がやって来て
道を聞くついでにトイレを借りるのですが・・・



たまたまきん(悠木千帆)がトイレを使っていて、戸を隔てて
きんとジュリーがやり取りする。



寺内貫太郎一家


まるでコントのようで、志村けんの婆さんみたい。



その後も、部屋の中できんとジュリーはすれ違い
憧れのジュリーとは対面することなくジュリーは
トイレを借りた礼をいい石屋を去って行く。



ところが、ジュリーはその後に墓へ行き


寺内貫太郎一家


そこでついにきんはジュリーと対面する!


寺内貫太郎一家


恋焦がれていたジュリーを目の前にしてきんのこの表情。


この頃のジュリーは目に星が入ってそうなイイ男ですね。
きんの部屋に飾ってあるジュリーのポスターがまさにそんな感じ。
現在の姿と比べると唖然としてしまいますが・・・。




悠木千帆といえば、昔から老け役で有名ですが
このドラマが放送されたのが1974年で
悠木さんが1943年生まれだから、この時31歳くらい!!


31歳で婆役とは、ビックリです!!!



昔はこういう老け役専門の役者さんって結構いましたよね。



またこのドラマ脇を固める役者さんたちも芸達者で面白い。


伴淳三郎、由利徹、先日残念ながらお亡くなりになったけど左とん平。
このトリオのやり取りがコミカルでイイ。


かと思おうと、藤竜也も出演していたり。
まあ、この方「時間ですよ」にも出ていましたが。
こういうのを見るまでホームドラマのイメージは自分の中にはなかったので
とても新鮮に感じました。


ストーリーとしてはなんてことはないホームドラマなんですが
それを自然と楽しめて見られるというのは、質の高さを感じます。


あと少しで放送が終わるようですが、どっかの時間帯で再放送するでしょうから
録画して夕食時にでも気楽に見ようと思っています。




                         
                                  
        

「三毛猫ホームズの黄昏ホテル」 (1998年)  陣内孝則版

category - 土曜ワイド劇場
2018/ 02/ 21
                 
土曜ワイド劇場で放送された陣内孝則版の三毛猫ホームズシリーズ。
監督は大林宣彦。



●20周年特別企画
「三毛猫ホームズの黄昏ホテル・豪華リゾート連続殺人事件!
パーティー招待客7人の中に真犯人がいる・・・・
ピアノに殺人トリック」 1998年2月21日
原作: 赤川次郎 『三毛猫ホームズの黄昏ホテル
脚本: 内藤忠司、南桂根、大林宣彦
音楽: 學草太郎、山下康介
監督: 大林宣彦
制作: CUC、PSC
出演: 陣内孝則、宮沢りえ、竹内力、南野陽子、
宝田明、津島恵子、佐藤允、嶋田久作ほか




三毛猫ホームズの黄昏ホテル




師走の夜の街を歩いていた刑事の片山義太郎(陣内孝則)と部下の石津(竹内力)は
深夜の路上で背中をナイフで刺された女性カメラマン・津山信代(明日香七穂)の死体を発見した。
血痕をたどって着いたところは若い男のポートレートが壁一面に貼られたアパートの部屋だった。
二人が捜索していると、突然男が飛び出し逃走し、信代の死体も消えてしまう。


警察は情報提供するために部屋にあった男の写真を公開する。


片山は両親が亡くなってから妹・晴美(宮沢りえ)と長い間二人暮らしだったが
晴はが引っ越すことになった。

引っ越し当日、片山と石津が手伝いをし引っ越し先に晴美を車で運ぶと
マンションの管理人・梶井加代(津島恵子)から水道管が故障してしまい
その間ここへ泊ってほしいと、彼女に送られて来た信州のホテルの招待状を託される。


三毛猫ホームズの黄昏ホテル



加代は片山が刑事であることを知っていて、新聞記事に出ていた
信代の部屋にあった男の写真は、自分の息子・努(池内万作)だといい
彼を逮捕するために片山と石津もホテルに泊まれるようにメッセージを作成した。



三人は汽車に乗り、ホテル金倉へ向かうが、車中で席を立った片山はナイフを持った努に襲われる。
努はなぜ刑事の片山がホテルへ行くのかと問い、それが母・加代の依頼であると知ると
十年前の時には刑事がいたなんて話は聞かなかったと過去に何か事件があったようなことをにおわす。



三毛猫ホームズの黄昏ホテル


そして、努は信代を殺したのは自分ではなく、これからホテル金倉に行くと言い残すと
走る列車から飛び降りて消えてしまう。



ようやく駅に到着すると、招待客の相沢肇(石橋蓮司)と若妻・弓子(南野陽子)がいて
ホテル金倉の使用人・風間(嶋田久作)の車で一同はホテルへ向かう。
片山は相沢との会話で十年前ホテルで何か事件が起こったことを知る。


三毛猫ホームズの黄昏ホテル

ホテルに到着した片山らを金倉正三郎(宝田明)が出迎えてくれた。


ホームズを抱いた晴美は家族連れの客・船田(峰岸徹)の妻・明美(根岸季衣)から
十年前に、金倉の一人娘・可愛がピアノの演奏中鍵盤に仕掛けられた針の先の猛毒によって
殺されていたことを聞いた。


三毛猫ホームズの黄昏ホテル

どうやら今回の招待客は、その時の事件があったときに居合わせた客ばかりで
その時立ち去った一人の若い女がいるらしい。
明美ははじめ、晴美をその女と勘違いしていた。



片山がホテルに着いた時、金倉は今度は自分が殺されると言っていた。
果たして十年前可愛を殺した犯人が、金倉を殺しにやってくるのだろうか?

三毛猫ホームズの黄昏ホテル


その後、片山達に招待状を渡していた加代もホテルに到着した。


ホームズを連れて晴美は嶋田から金倉の妻・エリ子(緑魔子)はホテルの泊り客と
駆け落ちをしていたことを聞き出した。
梶井(天本英世)が弟子のいちのせなつみを伴ってホテルへやってきた。



三毛猫ホームズの黄昏ホテル


その頃、夫婦でサイクリングに出ていた弓子たちの自転車を
船田夫婦の息子が乗り回すがブレーキがきかなくなっていて
息子は池に落ちてしまうが、これを予測した弓子の助言によって
相沢が息子を助け出し大事には至らずに済む。



いよいよ、夜の十時になりサロンで年越しパーティーが始まる。
ところが晴美は入浴中に何者かに扉を塞がれて浴室に閉じ込められてしまう。
ナツミがピアノを演奏しだすと、突然停電になった。

三毛猫ホームズの黄昏ホテル

明かりが戻ったときにはナツミがピアノの前で倒れていた。
十年前の可愛の事件の再現かと思われたが、ナツミは気を失っていただけで
ナイフを胸に刺されて椅子に座り死んでいたのは金倉だった。


三毛猫ホームズの黄昏ホテル

血に弱い片山が石津に介抱されていると、二人が出した休暇願を見て
金倉の名前がひっかかった上司の栗原(佐藤允)がホテルに入ってきた。
栗原はあれから資料を調べ十年前の惨劇を知ったのだ。



石津は池に落ちた自転車をすくい上げるために沼をさらっていたが
自転車の他にも骸骨をすくいあげ仰天する。



三毛猫ホームズの黄昏ホテル


それをそばで見ていた風間は、片山に十六年前に行方不明になっていた
エリ子のものだとつぶやく。
そして、川底から彼女がはめていた指輪がみつかるはずだと
予告するとその場から去って行った。


三毛猫ホームズの黄昏ホテル

その通り、指輪が見つかり、どくろはエリ子の可能性が高くなってきたが
見つかったのはひとつだけで男と心中したのではなさそうだ。


晴美たちと夕食をとっていると、片山に努から呼び出し電話がかかり
こっそりと雨の中を会いに出かけていく。


三毛猫ホームズの黄昏ホテル




金倉のホテルはもともと努たちの家だった。
彼は懐かしさから時々ホテルを訪れるうちに金倉の妻エリ子と親しくなった。
エリ子は金倉を愛していたので、男と駆け落ちしたとするならば
金倉が彼女を裏切ったからだという。
努は金倉を殺したいほど憎んでいたが、
努が手を下す前に誰かが先に金倉を殺してしまった。


そこへ何者かがふたりへ銃を放ってきた。


沼から見つかった骸骨は失踪したエリ子のものなのか?

信代は誰になぜ殺されたのか?

それらの事件は、金倉親子の殺害とどう結びつくのか?



この後エリ子の生死がわかり、金倉親子の隠された秘密が明るみになり
ついに真犯人が明らかになる。









テレビドラマというよりは、スクリーンを意識した演出になっていて
大林ワールドの摩訶不思議な世界が存分に発揮されていた。


残念なのは最後に、土曜ワイド劇場の共通のタイアップエンディングが
流れたことでいい雰囲気がぶち壊され余韻が楽しめなかったこと。


土曜ワイドの三毛猫ホームズは石立鉄男と坂口良子版が良くて
面白さという点ではかなり劣るが、たまにはこういうのもアリかと思った。








土曜ワイド劇場枠ではないのだが、この放送の1年半ほど前に
テレビ朝日で陣内孝則主演で「三毛猫ホームズの推理」が放送されている。



そのため、当時の資料では”大好評シリーズ第2弾”と書かれています。



陣内孝則の「三毛猫ホームズの推理」も持っているので気が向いたら書くかもしれません。




                         
                                  
        

「画家一族150年の系譜 ブリューゲル展」@東京都美術館は混雑もなく前期は一部の作品が撮影可能

category - 美術・展覧会レポート
2018/ 02/ 20
                 
国立博物館で「仁和寺と御室派のみほとけ」を見に行った日に
東京都美術館で行われている「画家一族150年の系譜 ブリューゲル展」も見てきました。



ブリューゲル展




ということで、私が行ったのは金曜日の午後1時頃。
午前中の仁和寺展とうって変わり空いていたので、
落ち着いて鑑賞することが出来ました。




ヒエロニムス・ボスの影響が強いピーテル・ブリューゲル1世にはじまり、
その息子、ピーテル・ブリューゲル2世、ヤン・ブリューゲル1世、
孫のヤン・ブリューゲル2世とひ孫たちの作品が展示されています。



こちら会期の前半は、なんと一部の作品が撮影可能となっていました。


・・・ということで、撮影した作品の一部をご紹介。




ブリューゲル展 野外での婚礼の踊り

≪野外での婚礼の踊り≫ ピーテル・ブリューゲル2世   1610年頃


父ピーテル1世の数多く模写していたピーテル2世の作品。
ピーテル1世は農民の婚礼の場面を何点か描いており、
彼の死後、これらの作品は人気を博した。





ブリューゲル展 バグパイプ奏者と旅人のいる村


≪バグパイプ奏者と旅人のいる村≫ ピーテル・ブリューゲル2世 1580~1590年頃





ブリューゲル展 ガラスの花瓶に入った花束


≪ガラスの花瓶に入った花束≫ ヤン・ブリューゲル2世   1637~1640年頃

ピーテル・ブリューゲル1世の孫、ヤン・ブリューゲル2世。
彼は父ヤン1世と同じ作風を描いていた。





籠と陶器の花瓶に入った花束


≪籠と陶器の花瓶に入った花束≫ ヤン・ブリューゲル2世   1640~1645年頃







ブリューゲル展 彫刻と鍍金の施された花瓶に入った花束


≪彫刻と鍍金の施された花瓶に入った花束≫ ヤン・ブリューゲル2世、フランス・フランケン2世 
1625~1630年頃


ブリューゲル一族と同じく、画家一家のフランケン家の中でも最も著名な画家
フランス・フランケン2世との共作。
ヤンが花を描き、フランケン2世が彫刻の施された花瓶を担当している。





ブリューゲル展 果物と東洋風の鳥

≪果物と東洋風の鳥≫ アブラハム・ブリューゲル 1670年

ピーテル1世のひ孫、アブラハムはイタリアへ渡りローマとナポリで活躍しました。
こちらもローマで描かれた作品である。











ブリューゲル展 習作

≪蝶、カブトムシ、コウモリの習作≫ ヤン・ファン・ケッセル1世 1659年







全て見終わったところにある記念写真を撮影するスペース。


ブリューゲル展


こちらはチラシにもなっていた、ピーテル2世の「野外での婚礼の踊り」




ということで、一部の作品が撮影可能な前期でも平日の午後の入りは落ち着いていたので
おそらく土日でも混雑なしでゆっくり鑑賞できるのではないでしょうか。






近くの西洋美術館では、2月24日より「プラド美術館展が始まります。

プラド美術館展


以前の記事に書きましたが、チケットは購入済なので
なるべく早めに見に行きたいなと考えています。




                         
                                  
        

「仁和寺と御室派のみほとけ」は平日の開館時から混雑、葛井寺の千手観音像がついに公開へ、今秋から「京都大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」が開催予定

category - 美術・展覧会レポート
2018/ 02/ 19
                 
東京国立博物館の平成館で行われている
「仁和寺と御室派のみほとけ-天平と真言密教の名宝-」に行ってきました。


仁和寺と御室派のみほとけ




会期は1月16日から3月11日までで、もう会期後半に突入してしまいました。
本来は1月23日「ブリューゲル展」と合わせてみようと考えていたのですが、
お目当ての葛井寺の国宝”千手観音菩薩坐像”(上の画像の右側のやつ)が
後半の2月14日~3月11日に公開されるということでそれまで待つことにしました。






江戸時代の出開帳以来、初めて東京に来るとあって
さすがに混んでいました(°_°)
千本以上の手を持つ千手観音像はこれしか確認されてないそうで
こちら1041本の手を持った菩薩坐像となっています。



私が行ったのは2月16日金曜日の開館時刻頃でしたが
すでに入り口付近は黒山の人だかりが出来ていました。
ようやっと中へ入ると案の定入り口付近はかなりの混雑っぷり。




構成は第1章から第5章までで、葛井寺の千手観音像は第5章にあります。





まず初めに展示されていたのは、仁和寺を建立した宇多天皇像です。
今回の展覧会の名前”御室派”とは、この宇多天皇のために設けられた室のことで
宇多天皇は息子の醍醐天皇に天皇の位を譲った後は、出家して法皇となりました。






圧巻なのはある一部のエリアに所狭しとズラっと並べられた仏像が撮影可能なことでした。



仁和寺と御室派のみほとけ


神々しい仏像たちがこのように配置されている。


仁和寺と御室派のみほとけ


仁和寺と御室派のみほとけ


仁和寺と御室派のみほとけ


なかなか画像ではあの迫力は伝えきれませんが
「すんげぇ、太っ腹!」と現地で感心しきりだった。



仁和寺と御室派のみほとけ

現地では人の熱気もありますが、やはり仏像たちから発せられる
気迫のようなものがガンガン伝わってきます。


あの場の雰囲気を感じるだけでも行く価値は大いにありです。








フラッシュ撮影は厳禁なので、スマホやカメラの操作がわからない方には
係員の方が設定方法を教えてあげていました。




この他、普段はお目にかかれない秘仏も見れて疲れたけど大満足な一日でした。


私と同様に千手観音像目当ての方は多いと思いますので
やはり土日はかなりの混雑が予想されます。


最初からガッツリ力を入れて見てしまうと疲れてしまうので
しっかりと見るところとそうでないところをメリハリつけて鑑賞することをおススメします。



さて、去年ここ平成館では”運慶展”が開かれ話題を呼びましたが、
今年は10月2日~12月9日に「京都大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」が開催されます。



京都大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ



”快慶晩年の名品。10体そろって寺外初公開。”だそうです。
これはいかなくては。








                         
                                  
        

「こちら名探偵出血奉仕・消えたエリート医師」 (1991年)

category - 土曜ワイド劇場
2018/ 02/ 16
                 
副業で探偵業を営んでいる税務署員が人探しを依頼されたことから、
殺人事件に巻き込まれてしまう。



●「こちら名探偵出血奉仕 消えたエリート医師・
黒い手術の謎 ハードボイルド危機一髪」  1991年2月16日
脚本: 高橋正康
音楽: 田辺信一
監督: 山根成之
制作: 松竹
出演: 高田純次、松原千明、甲斐智枝美、岡本麗、
高橋ひとみ、根上淳、山内としおほか




北多摩税務署に勤める西条一郎は(高田純次)は
大川課長(渡辺篤史)から怒鳴られ、大家の金田みどり(岡本麗)から
家賃の督促を受ける公務員としては冴えないいい加減な男だ。


そんな西条は税務署勤務の傍ら、密かに探偵業も営んでいる。



ある日、以前から世話になっている弁護士の乾百合子(松原千明)から
行方不明になっている東北医大の医師・沢井和行(山内としお)を
捜し出してほしいと頼まれた。



こちら名探偵出血奉仕・消えたエリート医師



依頼人は同病院で看護婦をしている相川友代(甲斐智枝美)で
沢井の婚約者でもある。
彼女はこのために仙台から出てきて東京には五日間しか居れないという。





友代は宿泊していたビジネスホテルを引き上げ
金を浮かすために西条の家へ転がり込み、
みどりの店を手伝いながら東京にいる間を過ごすことになった。


こちら名探偵出血奉仕・消えたエリート医師






西条は友代から沢井が持っていたというマッチを受け取った。
そこにはホステスらしき女の名前が書いてあり、
西条はその女・麻美(森永奈緒美)と会った。


はじめは口を割らない麻美だったが、金を掴ませて口を割らせた。
麻美は総合病院の院長・西脇(根上淳)から頼まれて
沢井と仙台で一夜を過ごしたというのだ。
大きな病院の院長がなぜ若い医師の沢井にそんなことをしたのか不審に思った。



西条はさっそく西脇に会い、その夜の約束を取り付けた。
ところが夜、病院を訪れると西脇が院長室で殺されていて
窓から出ていく男の姿を目撃してしまう。
だが直後、看護婦の神崎礼子(高橋ひとみ)に見つかり
西条は容疑者として警察の取り調べを受けることとなってしまった。


しかし、百合子の一押しで西条は無事に釈放された。


こちら名探偵出血奉仕・消えたエリート医師




西条は窓から逃げていった男が写真で見た沢井のような気がして
警察にはそのことを黙っていた。
しかも院長室の金庫の扉は開いていて
中に入っていた約二億円の金は盗まれていた。



友代は行方をくらます数日前に会った時に、やけに金回りが良くなっていて
学会の用事で急きょ出張すると話していたが、それは嘘だったということを
西条に話し彼の行動に不可解なものを感じる。


麻美には青木達也(片岡五郎)という愛人がいて、西脇のところにも
頻繁に出入りをしていた。
その後、現場からは青木の指紋が発見され、
警察の手が迫るのを恐れた青木は姿をくらましてしまう。



その青木から麻美に三浦半島の別荘にいると電話が入った。
青木は西脇を殺したのは自分ではなく、真犯人も知っていると言った。
警察は青木の愛人である麻美の動きを張っており
西条に別荘に行き青木の様子を見てきてほしいと依頼した。


西条は別荘に着くと駐車場に停めてあった車の中から
ガス自殺を図ったとみられる青木の死体を発見してしまう。
タイヤのそばには沢井和幸のイニシャルである、
KSの文字が入ったハンカチが落ちていた。



西条はそのまま東京へ引き返すと
麻美の部屋へ行き青木が死んでいたことを伝えた。
青木は麻美の部屋に大切な荷物を託していた。
中から外国人と日本人の名前が書かれたメモが見つかり
西脇の病院で不法な腎臓移植が行われていた可能性が大きくなってきた。




こちら名探偵出血奉仕・消えたエリート医師




西条は青木の荷物から見つかったメモに書かれていた日本人の中に
現職の浜岡代議士の名前を見つけて事務所を訪れた。
対応したのは秘書で西条が腎臓移植についてつっこむと
チンピラが部屋に入ってきて西条は事務所を追い出された。


帰る途中、青木から分け前をもらい損ねた子分が
西条が青木が院長室から盗んだ金を手に入れたと思い込み
ナイフを突きつけていきなり襲い掛かってきた。



それをかわした西条は、西脇が外国人から安く腎臓を買い
日本人に移植をしていた事実を突き止めた。


こちら名探偵出血奉仕・消えたエリート医師




その男が去った後、西条は浜岡の事務所にいたチンピラたちに襲われ
腎臓移植の証拠となるメモが入っていた青木のカバンを奪われてしまう。



沢井は以前アメリカの臓器センターへ研修医として行っていたことがある。
おそらく執刀したのは沢井だろう。


負傷した西条は、礼子の家へ行き、怪我の手当てを受けながら
腎臓移植について尋ねるが彼女は何も知らないらしい。
西条は玄関先で包帯を巻いてもらいトイレを借りてから帰った。


こちら名探偵出血奉仕・消えたエリート医師





西条は西脇と青木を殺したのは沢井ではないかと見た。
純粋に沢井を探している友代を思うと西条は心が痛んだ。



しかし、友代が仙台へ帰る日が翌日に迫ってきた。
西条はその夜、真相を暴くためにある場所を調べに出かけた。


ついた先は先ほど訪れたばかりの礼子の部屋だった。
礼子は不在で、探偵お得意の針でカギを開けると
暗い部屋の中へあがりこむ。


すると男の唸り声が聞こえ、押入れを開けてみると
中に猿ぐつわをされ縛り上げられた沢井がいた。


彼は、西脇が腎臓移植の報酬としてくれる大金に目がくらみ
アメリカで学んだ技術も試せるということで腎臓移植をしてしまった。
だが、すぐに後悔をし西脇のところへもうやらないと断りに行った。
帰り道西脇の差し金でやってきた青木に襲われ拘束されてしまった。



西条が沢井からこれまでのことについて打ち明けられたとき
部屋に礼子が帰ってきた。



西条ははじめ、沢井と礼子が共犯で、西脇と青木を殺したと思っていた。
手当てを受けに来た時、看護婦の彼女がひどい怪我だといいながらも
西条を部屋にあげずに玄関で手当てをしたことにひっかかりをかんじた。


トイレを借りたときに洗濯カゴの中に沢井の名前が入ったワイシャツを見つけ
夜、忍び込んだのだ。



西脇病院ではひそかに腎臓移植が行われていたが執刀していた医師が
交通事故で死んでしまい、代わりに連れてこられたのが沢井だった。


ところが沢井は一回手術しただけで降りたいと言ってきた。


礼子はこれを機に西脇病院をやめようと思い、
以前暗証番号を盗み見していた院長室の金庫を開け
金を奪い逃亡しようとした。


そこへ、西脇が帰ってきてしまい、礼子は襲われそうになったところ
近くにあった花瓶を振り上げて西脇を殺してしまった。


こちら名探偵出血奉仕 消えたエリート医師



死体の始末をどうするか思いあぐねていると、青木と西条が次々と入ってきたので
礼子は第一発見者を装うことにしたのだ。


その後青木の指紋が見つかったこともあり警察は青木を疑いだした。
礼子は西脇殺しの罪を青木に着せようと考えた。


だが、青木は西脇殺しが礼子の犯行と分かり三浦半島の別荘に
礼子を呼び出して盗みだした金の半分を要求してきた。


青木は捕らえていた沢井を自殺に見せかけて殺し
西脇殺しの犯人に仕立て上げようとしていた。




だが、青木の性格を知っている礼子は別荘で
青木をガス自殺に見せかけて車の中で殺した。
万が一他殺とわかった場合は、沢井を二人を殺した犯人にするつもりだった。


こちら名探偵出血奉仕 消えたエリート医師




礼子の部屋は逃亡の準備が完了しており、
もう少しで沢井は全ての罪を着せられて殺されるところだった。


翌日、予定通りに友代が仙台に帰ることになり
百合子がホームへ見送りに行った。
沢井は自首したことで二、三日は動きが取れないだろうと話す。



と、そこへ刑事たち同行のもとで沢井が西条に連れられてホームに姿を現した。


こちら名探偵出血奉仕・消えたエリート医師




西条は約束通り、友代が仙台に帰る前に沢井に会わせることに成功した。




///////////////////////////////////////////





はじめ、沢井和行役の俳優が写真で登場するのですが、
V6の坂本昌行クンにててビックリ。

土曜ワイドの「新・赤かぶ検事奮戦記」ではV6の長野博クンも出演してましたからね。

でも映像で見たら坂本クンとは全然別人とわかりましたが・・・。





この頃の土曜ワイドなんで軽い気持ちで、本放送以来久しぶりに見ましたが
なかなかゆるくて面白かった。

もう一度見たいとは思いませんが。


制作はABCと松竹なんですね、高田純次のダジャレも盛り込んでいて
彼のキャラクターは活かせているかなという感じ。


最近80年代の再放送をやってくれるようになったので
初年度から80年代初期にやっていた
海外作家のやつをAXNミステリーあたりで特集してくれるといいんだけどな。






                         
                                  
        

クリスピードーナツのクリーミーチーズが美味しくておすすめ!

category - グルメ
2018/ 02/ 08
                 
渋谷で牛角ランチを食べた後は、スペースがあり
落ち着いて過ごすことが出来る
TOHOシネマズのところにあるクリスピードーナツへ入った。




クリスピードーナツ クリーミーチーズ

コンボにしてコーヒーと、クリーミーチーズを注文。



クリスピードーナツ クリーミーチーズ

このクリーミーチーズがめちゃめちゃ美味しい。
多分次回入ったときもこれを頼むと思うくらい気に入りました。



クリスピードーナツ ストロベリーチョコスクリンプル


ストロベリーチョコスクリンプルも半分食べた。


私が好きなストロベリーですが比較すると
断然クリーミーチーズに軍配があがります。





                         
                                  
        

「火車・カード破産の女」 (1994年)  宮部みゆきの山本周五郎賞受賞作品ドラマ化

category - 土曜ワイド劇場
2018/ 02/ 05
                 
宮部みゆきの山本周五郎賞受賞作「火車」のドラマ化。


●開局35周年特別企画
「火車・カード破産の女」  1994年2月5日
原作: 宮部みゆき  『火車
脚本: 吉田剛
音楽: 小六禮次郎
監督: 池広一夫
制作: 東映
出演: 三田村邦彦、財前直見、沢向要士、山口果林、
船越栄一郎、森口瑤子、角野卓造ほか



休職中の本庁捜査一課の刑事・本間俊介(三田村邦彦)のもとへ
亡くなった妻の親戚で銀行の係長・栗坂和也(山下規介)が訪れた。



栗坂の婚約者に自己破産歴がありカードが作れなかったことを
彼女に話したその日から突然、姿を消してしまい行方を探し出してほしいと
相談をしにきたのだ。
栗坂は銀行で融資担当をしていて、婚約者が自己破産を起こしたような
人物には見えず何かの間違いだと考えているようだった。



婚約者は関根彰子(財前直見)といい、本間は新宿にある彼女の勤務先
今井事務機へ行くが、彼女の過去の勤め先はいずれも実態がない
嘘の経歴で固められていた。


火車・カード破産の女



本間は彰子が自己破産を申し立てたときの担当弁護士・溝口治子(山口果林)に会いに行く。
彰子は宇都宮出身で、川口に住んでおり、借金返済のために新橋のスナックで働いていた。
去年母が亡くなり簡易保険が二百万円入ることから、
自己破産した身でそれを受け取っていいのかを相談しに
今年の1月15日に再び事務所を訪れている。



彰子は清楚な美人だったが、治子の印象は男好きがするちょっとだらしない女だという。
関根彰子という女の印象が大きく違うことに疑問を持った本間が彰子の写真を見せると
治子は自分が知っている彰子とは別人だという。


火車・カード破産の女

本間は栗坂と一緒に、彰子が住んでいた部屋へ行ってみる。
そこはきちんと片付けられていて、彼女の人となりがうかがわれる。
栗坂に婚約者が関根彰子になりすましているらしいということを話すと
栗坂はそれが信じられず彰子と本間が組んで嘘をいっているのではないかと疑い
捨てセリフを吐いて部屋を出ていってしまう。



本間は治子がいう関根彰子が住んでいたコーポ川口へ行く。
3月18日に彰子は、大家の酒屋に手紙を残して突然姿を消していることがわかった。
そこへ、本間の来訪を受け彰子のことが心配になった治子が来た。


本間と治子はこれまでわかったことを整理した。


本物の彰子は1月15日に母の保険金の相談をしに治子の事務所へやってきて
3月18日に大家に辛いことばかりで東京を離れるから荷物を処分してほしいと
手紙を残して消えてしまった。
大家は勤め先の新橋のスナックに電話したが、彰子は給料も受け取らないまま
店からも姿をけしている。
そして、4月1日に杉並の方南町に、栗坂の婚約者・偽者の彰子が住みついた。


本間は大家から預かっている本物の彰子の荷物を見せた。
封筒の中には母の墓を買おうとしたのだろう、故郷宇都宮にあるみどり霊園のパンフレットが、
さらに女性のおしゃれグッズなどを扱う訪問販売のローズラインのカタログが入っていた。




本間は、彰子の故郷宇都宮に謎を解くカギがあるかもしれないと考え
宇都宮へ向かい、彰子の幼なじみ本多保(沢向要士)と会う。
そこで、本物の関根彰子(森口瑤子)の写真を見せてもらった。



火車・カード破産の女

現在は経営者となり妻・郁美(菅原あき)がいる保だが
初恋の相手彰子の行方が気にかかり、本間と一緒へ東京へ行き
調査の協力をすると申し出てきた。





さらに本間が偽者の彰子の写真を保に見せると、
撮影現場が大阪球場の住宅博であることも教えてくれた。


本間はさっそく単身新大阪へ向かい、展示場の女子スタッフに写真を見せ
偽者の彰子が来ていた制服から三西エージェンシーという会社を割り出した。
行ってみると同じビルには、彰子が残していたカタログの会社・ローズラインが入っている。



本間はローズラインへ行き、ついに偽者の彰子の正体がわかる。


ニセの彰子は新城喬子といい、片瀬秀樹(畠山久)と社内恋愛をしていた。
喬子は準社員として総務部で片瀬の部下として働いていたのだ。
片瀬は喬子から頼まれて、関東甲信越の顧客データを喬子に渡していた。


火車・カード破産の女

おそらく喬子は何らかの事情で、別人になるためにデータの中から彰子を
選び彼女になりすましたのだろう。
でも、一体どんな事情からそんなことをしなければいけなかったのか?


本間は片瀬から喬子に渡した全データをくれるようにいうと、
同僚刑事・碇貞夫(角野卓造)に新城喬子の身元を調査するように協力を依頼した。
碇の報告によると、喬子に離婚歴があることが分かった。


火車・カード破産の女

本間は三重県伊勢市へ行き、喬子の元夫・倉田康司(船越栄一郎)に会い、
喬子が福島の出身で両親と三人暮らしだったが、住宅ローンの負担から
父が闇金に手を出し、厳しい取り立てから一家は離散したという過去があることを知った。



倉田が喬子と知り合った時彼女は仲居をしていて
厳しい取り立てもおさまってきたところで
結婚に反対する倉田の親も説得し結婚した。


ところが、喬子がいいところの若妻におさまったことで
再び厳しい取り立てが始まる。
倉田と喬子は催促から逃れるために法的な手段を考えるが
喬子の父は行方不明でこれから手続きするとしても
身元不明で決着がつくのは七年後になる。


父が死亡したかどうかの確認もとれず、打つ手がなくなった喬子は
倉田のもとから姿を消し離婚届だけが送られてきた。
その後、名古屋の友人宅を数度にわたって訪れた喬子だが
喬子の行方はわからないままだった。


そのうちローズラインを辞めた後に、やってきた時には
喬子は片手に火傷をしたといい包帯を巻いていたらしい。


火車・カード破産の女

その頃、治子から本間に呼び出しの電話がかかった。



治子も彰子の消息をつかもうと、宇都宮のみどり霊園へ行き
そこで彰子が見学ツアーに参加した時の写真を手に入れた。
彰子の隣には喬子が写っている。


喬子は彰子に狙いを絞り、虎視眈々と接触する機会をうかがっていたのだ。
治子の話では彰子は、何者かに狙われているように怯えていたという。
本間は見学ツアーで過去を断ち切り、生まれ変わりたかった若い二人の女が
交わした会話を想像していた。



火車・カード破産の女



そんな時碇から山梨県警から得た身元不明の変死体があるという報告を受ける。
死体はバラバラにされ、韮崎市内の墓地の山林に各部を丁寧に袋詰めした上で
捨てられていたのを5月5日に発見されていた。
本間は片瀬へ電話をかけ、喬子を合わせたという片瀬の姉が
山梨に嫁いでおり、喬子は山梨に土地勘があることを確認した。



片瀬に頼んでおいた、喬子に渡した顧客データ160名分が到着した。
彰子の名前があるのは7月で、その前にはすりかわる候補者がいなかったのか?


本間は名古屋の友人宅を訪れたときに、喬子が手に火傷を負っていた
という話を思い出した。
おそらく、その人物が第一の候補者で、焼き殺そうとして失敗したのだろう。



火車・カード破産の女

そして、第二の候補者彰子を殺害して、すり替わることは出来たが
彼女がカード破産をしていた過去があることを知らずこれも途中で失敗に終わる。


となると、喬子は今、第三の候補者にすり替わろうとしているのではないか?


本間は碇、保と手分けしてリストの人物に電話を掛け
独身か?身寄りはあるか?
条件にあてはまるなら、最近近づいてきた若い女がいないかを調べ
第三の候補者をあぶりだそうとする。

火車・カード破産の女

そしてついに有力な人物を探し当てた。


彼女は木村こずえ(吉野真弓)という23歳の女性で身寄りは姉だけ。
去年の11月に放火があり、こずえは助かったが、姉はその後亡くなってしまった。
その頃、新城喬子が姉妹に接近してきたことを聞き出した。



喬子が名古屋の友人宅を訪れたときに火傷したのは
木村姉妹の家に火を放った時に負った傷だったのだ。
彼女はその時、ターゲットを殺し損ねたからだろう
そうとうに荒れていて浴室の壁に頭を激しく打ち続けていた。



火事の後、姉妹の前から消えた喬子から久しぶりに連絡が入り
姉がその後に死んだことを話すと墓参りがしたいといい
明日の土曜日の午後銀座で会うことになっているというのだ。



翌日、待ち合わせ場所のレストランへ本間、碇、保も同行した。


そして、いよいよこずえの待つテーブルに喬子がやってきた。



火車・カード破産の女


初めてその姿を見る新城喬子は何も知らずに、こずえのテーブルにつくと
恐ろしい犯罪者とは思えないくらい、明るい表情でこずえと会話を楽しんでいる。



本間は彼女の不幸な過去を断ち切り、幸せになりたいというひとりの女としての気持ちが
痛いほどわかり、目の前の犯人を捕まえたいのか逃がしてやりたいのか葛藤する。


だが、本間は刑事だ。


どんな事情があれど、これまで起こした罪は償わせなければならないし
次の犯行も阻止せねばならない。


複雑な思いを抱えたまま、本間は椅子から立ち上がり
負傷した足を引きずり一歩一歩彼女に近づいていく。


保も碇も、本間と同じく椅子から立ち上がり
喬子へ向かって歩みを進めていく。



三方向から堅い表情をしながら近づいてくる三人の男の気配に
談笑していた喬子も異様な空気を感じて表情がかわる・・・。









「火車」というのは、仏教用語で、罪人を地獄に運ぶ
火が燃えている車の事だという。




脚本の吉田剛が「原作を渡されたときは五時間ドラマだと思った。」
と、語っているように複雑なストーリー展開らしい。
池広一夫監督も、「ヒロインの気持ちをどう表現するのかがポイントで、
松本清張の”砂の器”の雰囲気を出したかった。」と語り
ヒロインの悲しみや苦しさを表現する演出には苦心したようだ。



確かに90年代半ばの作品であるが、しっかりとしたつくりで
思わず引き込まれてしまう演出がされていてとても良かった。
作り手の意気込み、原作への敬意や愛情を感じて
良い作品を作り出そうとする熱意は伝わってくる。




犯人となる女性と、身代わりにされた女性、
二人の若いが不幸な過去を背負った二女性の心理を
事件を追う刑事の目を通して描かれている。

喬子はラストシーン以外では全て回想シーンでしか登場しない。



刑事は妻の親戚の婚約者とはいえ、犯人の喬子には
会ったこともなく、写真の中でその姿を見て
周囲の人の話の中でしか喬子の人となりがわからない。



だからこそ主人公たちの前に喬子本人が登場した時の
ようやく実物を目の当たりにした彼らの心境が
まるで自分事のようにリアルに感じて臨場感があった。




ラストも犯人に刑事たちが迫ってきて、それに彼女が気が付いたところで
終わっている。
よって、喬子が刑事に逮捕され長々と自白することなく
それまでも彼女の心境などは刑事の口を通して語られていた。



いったい刑事たちはどういう言葉を喬子にかけて逮捕し、
彼女の口からはどのような言葉でこれまでのことが語られたのか。
それは視聴者の想像にゆだねられていて
だからこそ印象に残るラストシーンとなった。



ただ、難を言えば、十代の頃から激しい取り立てに追われて
そのためにようやっと掴んだ妻の座も手放さざるを得なく
生きるためにはもう別人になるより他手段がなかった
新城喬子を演じた財前直見にどうしても健康さが見え隠れしてしまい
若いながらも運命に弄ばれたやつれや不幸感が薄かったこと


カードの借金が膨れ上がり、水商売に身を落としたが
それでも最終的には自己破産するしか逃げ道がなく
挙句の果てに自分と同じ借金に苦しむ女に殺されてしまう
被害者・関根彰子を演じた森口瑤子の優等生感が隠し切れず
派手なメークとファッションをしても、男好きでちょっとだらしない女という
感じがしなかったことが残念。





そして、今回何より驚いたのは



最後の銀座のレストランでのシーン。



店内に流れていたのがサイゼリヤで流れている曲だった。
今回、記事を書くために改めてドラマを見なおしてみて初めて気が付いた。



しかも、ラストの印象的な場面で流れているのだ。


当初は今年記事を書く予定でなかった「火車」だが
なんとなく書いてみようと思い久しぶりに見ることになったが
そんな新たな発見もあり記憶に残る作品となってしまった。




                         
                                  
        

牛角の牛バラトロカルビランチ

category - グルメ
2018/ 02/ 03
                 
12月に渋谷にある松涛美術館へ行った後に以前から目をつけていた
牛角に入りました。

確かオープンが11:30のはずなのだが、時刻を過ぎても外にいつもの
看板が出てこない。


ようやっと11:45近くに店のお兄ちゃんが看板持ってスタコラとやってきて
入店することが出来ました。


すんげぇいい加減。



牛角 牛バラトロカルビランチ

注文したのは食べてみたかった「牛バラトロカルビランチ」 590円です。






牛角 牛バラトロカルビランチ

肉の量が少なそうに見えますが、食べ終わるとなかなか満腹感がありました。
そして、お値段の割にはなかなかおいしかったです。



牛角メニュー


その他のメニューはこんな感じでした。



                         
                                  
        

「ヘレンド展」@パナソニック汐留ミュージアム

category - 美術・展覧会レポート
2018/ 02/ 02
                 
今日は寒いですね~(*_*;


先月ほどではないですが、またしても雪が降っていて少し積もっています。
こんな日は、どこへも行く気にならず、終日引き籠ることにしています。



さて、先日パナソニック汐留ミュージアムで行われている「ヘレンド展」へ行ってきました。


ヘレンド展 パナソニック汐留ミュージアム

まずは入口の前で映像コーナーがありヘレンドの紹介がされています。
1999年に制作された映像で職人たちの制作風景が見れました。


ハンガリーにの磁器製作所ヘレンドの作品を紹介する展覧会で
バロックやネオロココ調だけでなく中国の影響を受けた作品も多数ありました。


会期は3月21日までですが、この間「0」の付く日はお皿の日となり
先着250名に塗り絵がプレゼントされます。
前回、ここを訪れた時もプレゼント企画があり当日の午後には配布が終わっていたので
ほしい方は午前中行った方がいいと思います。




こちらは展示場の最後にある撮影スペースです。

ヘレンド展 パナソニック汐留ミュージアム


私が行ったのが土曜日の午後三時頃だったのでちょっと混みあう時間帯でした。
といっても激混みではないので、土日でも混雑はあまり気にしなくて大丈夫です。


ここを抜けるとこのミュージアムが収集しているルオーの作品が
展示されている小さな部屋があります。


次々回の展覧会のチラシが置いてあったのですが
興味をひかれるテーマだったので行ってみようかなと考えています。



あと、あまり頻繁に行く機会がない三井記念美術館でも
今年は行ってみたいと思える展覧会が続いています。


ということで、本年はそういった美術館に足を運ぶ機会が増えそうです。