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展覧会レポート昭和のドラマ昔の土曜ワイド劇場懐かし邦画

2018年05月

        

「白い悪魔」 (1958年) @シネマヴェーラ渋谷 

category - 昭和の日本映画
2018/ 05/ 25
                 
シネマヴェーラ渋谷で森雅之が出演している「白い悪魔」と「挽歌」という映画を見てきました。



シネマヴェーラ渋谷



”キネマ洋装店”コラボ企画『美しい女優・美しい衣装』ということで
5月19日(土)から6月15日(金)まで1950~60年代の作品が上映されています。
私が行ったのは初日の5月19日でした。



シネマヴェーラ渋谷は二本立て入れ替えなしですが、
この日は特別上映『街頭』が11時からあり
こちらは入れ替え制で1本立てとなっていました。



私は通常上映の12:45~「白い悪魔」、14:35~「挽歌」の二つだけを見た。
ふたつとも森雅之が出ていて、どちらも原田康子原作の映画化だった。




「白い悪魔」(1958年/日活)は、
森雅之演じる牟田口克介がかつて思いを寄せていた女性の
娘・白戸朝子(野添ひとみ)を養女に迎えたことから話が始まる。


牟田口とその女性は相思相愛でありながらも牟田口が煮え切らないことから
別の男性と結婚し朝子が生まれた。
ところが夫婦は娘を残して死んでしまい朝子は祖父の白戸宗太郎(清水将夫)と
牧場で暮らしていた。


牟田口が久しぶりに友人・木谷(大森義雄)と宗太郎たちのところを訪れたあとまもなく宗太郎は
朝子を育てて欲しいという遺書を残して病死してしまうというもの。


洋装店を経営している牟田口の暮らし向きはよく
朝子は質素な牧場生活から華美な装飾を施す牟田口邸で
お嬢様のような暮らしへと環境が一変した。


牧場でのびやかに育てられた朝子はすぐに牟田口になつき、
血のつながらない親子関係は良好に見えた。


朝子は牟田口家に亡き母の肖像画が飾られていることから、
かつて牟田口が母に思いを寄せていたことがわかる。



一緒に暮らしているうちに二人の間には父と娘ではなく
異性としてへの思いが芽生え始める。
中でも若い朝子の牟田口への態度はあからさまで、
牟田口だけでなく周囲のものも父としてではなく、
男として牟田口を慕っているというのがわかるものだった。


独身の牟田口だが父と娘の関係が脅かされる悩みを木谷に相談する。
木谷は牟田口に親子の関係を続けたいならば
牟田口が結婚するしかないという。
そして、牟田口の洋装店に勤める小沢邦子(渡辺美佐子)との仲を取り持った。


クリスマスの日、朝子は二人で過ごそうと部屋の飾りつけをし
料理を作って牟田口の帰りを待っていた。
だが、帰ってきた牟田口は邦子と結婚することを決めたと言い、
これから邦子と木谷が家に来るという。




いつかこういう日が訪れると思いながらも、失意の朝子は家を飛び出すと、
かねてから自分に思いを寄せていた岡本(小林旭)たちと踊り明かし、
自分も岡本と結婚することを決めてしまう。


牟田口と朝子は互いに異性として惚れ合っているのがわかりながらも、
それぞれが愛のない結婚を決断した。
本当にこれで良かったのか?悩む牟田口は初めて惚れた相手と
結婚をする決断を下す。
岡本と旅行に旅立つために船へ乗った朝子に思いを伝えにいく牟田口。



客で溢れる船に乗り込むとひとりでいた朝子をついに見つけ出しプロポーズをする。
朝子は声を出して泣きながらそれを受け入れ、牟田口は朝子を抱きかかえて帰って行く。
戻ってきた岡本はそれを見てあっけにとられる。




森雅之の養女になってからの野添ひとみがすごく魅力的だ。
大きな瞳で華奢な肉体を包むワンピースが素敵。
白黒映画なんだけど、抜群のスタイルでの着こなしっぷりが充分に伝わってくるのだ。


彼女が養父への恋愛感情を隠すこともなくぶつけてくる姿も実に健気でいて大胆。
洋装の勉強のために朝子がひとりで東京へ勉強しにいくことになり
一時同居生活が解消されるのだが、仕事で東京を訪れた牟田口と会うシーンがある。



二人は遊び歩いた後にホテルの同じ部屋に泊まるのだが、歌を歌いながら
天真爛漫そうに洋服を脱いでバスを使う。
その姿をうっかり鏡越しに見てしまった牟田口はもだえ苦しむ。


そして、ホテルのボーイに協力させ仕事で突然出かけなくてはならなくなったと
一芝居打ってその夜、朝子と同じ部屋で休むことから逃げた。


牟田口を養父としてでなくひとりの男として愛してしまった朝子が、
その思いを隠すどころかどんどん大胆にさらけ出していく。
それがまっすぐなだけに、なんとか成就させてやりたいと思った。
最後はハッピーエンドで良い映画でした。


共演は岡田眞澄、稲垣美穂子、草薙幸二郎、下元勉、松下達夫ら。
岡田眞澄、稲垣美穂子、草薙幸二郎はどこに出ていたかわかりませんでした。
下元勉、松下達夫はかろうじてわかった感じ。
さすがに皆さん若い。








シネマヴェーラ渋谷

館内に展示されている映画ポスター。


渡哲也、松原智恵子出演の「燃える大陸」と、
川口浩主演の「セクシー・サイン 好き好き好き」も
今回のコラボで上映予定されている作品です。




シネマヴェーラ渋谷



ひとつの記事に「挽歌」も書こうと思ったのだが長くなってきたので別エントリーで。



                         
                                  
        

「ジョルジュ・ブラック展」@パナソニック汐留ミュージアム

category - 美術・展覧会レポート
2018/ 05/ 19
                 
パナソニック汐留ミュージアムで行われている「ジョルジュ・ブラック展 
絵画から立体への変容-メタモルフォーシス-」へ行ってきました。


「ジョルジュ・ブラック展」@パナソニック汐留ミュージアム



私が行った日は5月18日(金)国際博物館の日ということで
無料で入館することが出来ました。
平日でしたが無料ということもあり小さな美術館は
開館からコンスタントにお客さんが来ていました。



パブロ・ピカソとともにキュビスムの創始者として知られる
ジョルジュ・ブラックが晩年に取り組んだ
”メタモルフォーシス”シリーズを本格的に紹介するという展覧会。



そのため、彼の絵画よりもジュエリーなどに目を奪われました。



展示室にはいるとまず初めにあるのが絵画のコーナー。
現存する最も初期の作品「モンソー公演」と、
幾何学的な静物画が二点ほど。


油彩画、リトグラフ、陶器が終わるといよいよジュエリーへ。

中でもイエローゴールドにホワイトゴールド、ルビーをあしらった
ブローチの美しさと輝きが素敵で心が躍りました。



薄暗い室内には天井からの光線で床に
鳥が飛び去っていく様子が映し出されるという粋な演出もされてました。




「ジョルジュ・ブラック展」@パナソニック汐留ミュージアム


こちらは撮影コーナーです。


鑑賞に要した時間はおよそ30分程、展示室を出た後は
表のロビーにある映像コーナーを見て休んでから帰りました。



この日も暑い1日となりましたが、午前中からお昼過ぎにかけてはまだ過ごしやすい。





汐留

このあたりは空間も広くて過ごしやすく気に入っています。



お昼を食べたあとはそばの広場でくつろぎましたが、
強い日差しが出るまではとても心地よくてリラックスできました。





                         
                                  
        

「銀座クラブママ殺人事件・未亡人探偵みちのく推理旅行」 (1991年) 未亡人探偵シリーズ

category - 土曜ワイド劇場
2018/ 05/ 18
                 
山城新伍が監督を務めた作品。


高級クラブのママの座をめぐって愛憎うずまくホステスたちの人間模様を描く。
夜の銀座を舞台に、クラブのママとなった未亡人が
親友の死の謎を解きをすることでサスペンス仕立てのドラマとなっている。
アリバイ崩しがみどころのひとつ。




●「銀座クラブママ殺人事件・未亡人探偵みちのく推理旅行・
秋保温泉濡れた死体の謎!?」 1991年5月18日
脚本: 岡田正代
監督: 山城新伍
制作: 沢井プロダクション
出演: 山本陽子、地井武男、結城しのぶ、
稲川淳二、内田あかり、根上淳ほか



銀座クラブママ殺人事件



美保(山本陽子)は、亡夫の友人の画廊を手伝っている。


ある日、美保は親友で銀座のクラブのママをしている
芳枝(内田あかり)から店を預かってほしいと頼まれる。


芳枝は妊娠していて、店の客で製鉄会社社長・浜中(根上淳)らに
知られずに出産したいからだという。



芳枝の頼みを受け入れて美保は店を預かることにした。
ところが、それから間もなくして芳枝の死体が仙台市郊外の温泉で発見された。


警察は自殺と見ていたが、彼女の死に疑問を感じた美保は、
芳枝の身辺を調べ始める。




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こちら”未亡人探偵第2弾”となっており、そんなシリーズあったかと
資料をひっくり返してみたらありました。




どうやら3作品(?)作られているようですね。
おそらく全て見たと思われますが、全く覚えていませんでした。





第1弾が



●「若き未亡人の推理旅行・若狭路レイプ殺人の謎!
好奇心があばいた不倫妻の濡れたアリバイ」 1989年5月20日
脚本: 岡田正代
監督: 山城新伍
制作: 沢井プロダクション
出演: 山本陽子、松尾嘉代、地井武男、
成瀬正孝、伊佐山ひろ子、根上淳ほか




美保の家の向かいに住む二宮(根上淳)が自宅で殺害された。
二宮の妻・夏江(松尾嘉代)は獣医の林(成瀬正孝)と浮気をしていて、
彼女の高慢さが気に入らない美保はその現場を盗み撮りしていた。


夏江からそのことを聞いた刑事は、撮影した写真の中から、
林の犯行を示す写真を見つけだした。



そして、第3弾が


●「熱海芸者連続殺人事件!未亡人探偵・悪徳マスコミへの復しゅう
阿部定の墓前で謎の心中?」 1992年5月16日
脚本: 岡田正代
監督: 山城新伍
制作: 沢井プロダクション
出演: 山本陽子、芦川よしみ、地井武男、
富士真奈美、鹿内孝、花園ひろみほか



社員旅行で熱海を訪れた美保は、旅館の板前・佐野(鹿内孝)に一目ぼれ。

その夜、美保は宿泊客の出版社社員・戸田(上田耕一)に言い寄られていた
芸者の姫奴(芦川よしみ)を助けた。


翌日、戸田の水死体が発見された。