FC2ブログ
2018/05/31
2018/05/30
2018/05/28
2018/05/25
2018/05/19
2018/05/18
2018/05/16
2018/05/15
2018/05/14
2018/05/09
展覧会レポート昭和のドラマ昔の土曜ワイド劇場懐かし邦画

2018年05月

        

イギリス風景画の巨匠「ターナー展」@損保ジャパン日本興亜美術館

category - 美術・展覧会レポート
2018/ 05/ 31
                 
昨日は新宿にある損保ジャパン日本興亜美術館で
「イギリス風景画の巨匠 ターナー 風景の詩」という
展覧会を見てきました。



ターナー展 損保ジャパン日本興亜美術館



会期は4月24日~7月1日までで、本来は4月に行く予定でしたが、
結局1か月ほど遅れてようやく行くことが出来ました。




ターナー展 損保ジャパン日本興亜美術館

入り口には『コールトン・ヒルから見たエディンバラ』(1819年頃)の
でっかいスクリーンが掛けられていました。


ターナーといえば”風景画”ですが、
今回は色彩に特徴がある挿絵も色使いが素敵で印象に残りました。

これまでの自分の中にあったターナーの風景画だけでなく、
イメージになかった絵をたくさん見れたのが良かったです。


5月26日(土)には、何年か前に渋谷Bunkamuraにあるル・シネマで見た
映画「ターナー、光に愛を求めて」もこのビルの大会議室で上映されたようです。
上映後は学会員の方などによるトークショーもあり面白い試みだなと思いました。


今回は”100%ターナー”ということで
油彩、水彩、版画約120点が展示されていたとのこと。


ここは小さな美術館というイメージだったのでサクッと見れるかと思ったんですが、
意外にボリュームがありました。





ターナー展 損保ジャパン日本興亜美術館

展示されていた展覧会のポスター。
この中で気になるのは「人体」ですが
スケジュール的に行くのは厳しそう。




損保ジャパン日本興亜美術館


この日も天気が良くて気持ちが良かった。
新宿西口あたりを撮影して見た。



昨日は11時半頃から12時半頃まで展覧会を見てました。
終わって帰る時はこのビルで働く方たちが
お昼ご飯を食べに出かけるところに遭遇。


改めて平日なんだなぁとしみじみ感じてしまった。





            
スポンサーサイト



            
                                  
        

「密会の宿・女たちの殺人慰安旅行」 (1992年) 土曜ワイド劇場 松尾嘉代&森本レオ版

category - 土曜ワイド劇場
2018/ 05/ 30
                 
松尾嘉代&森本レオ版の「密会の宿シリーズ」の7作目。



●「密会の宿・女たちの殺人慰安旅行
忘れられた結婚指輪の秘密」  1992年5月30日
原作: 佐野洋  『似ているひげ』  密会の宿〈3〉似ているひげ (徳間文庫) 収録
脚本: 猪又憲吾
音楽: 羽田健太郎
監督: 松島稔
制作: 東映
出演: 松尾嘉代、森本レオ、岩崎加根子、岡本舞、
野村昭子、日下由美、久富惟晴ほか



千駄ヶ谷で和風連れ込み旅館”くわの”を経営する桑野厚子(松尾嘉代)は、
亡夫の元部下・久保隆(森本レオ)と愛人関係になり同居させていた。
現在はフリーライターをしている隆だが些細なことで厚子と喧嘩になり、
ついにくわのを飛び出してしまう。


密会の宿・女たちの殺人慰安旅行



その数日後、くわのにヒゲをはやした隆が人妻風の女を伴ってやって来た。
応対した従業員・のり子(野村昭子)はそれを見て驚く。
しかも隆は人妻の弱みにつけこんで無理やり関係を持っている様子である。
帰り際、女は部屋に結婚指輪を忘れたのにも気づかずに急いで帰って行った。
後日このことを知った厚子は隆があてつけにした行為だと思い荒れ狂う。


密会の宿・女たちの殺人慰安旅行



厚子の様子が気になってくわのに戻った隆に厚子はこの怒りをぶちまける。
だが隆には身に覚えがないことで全くの誤解だった。
隆は自分そっくりの男がいるのではないかと考えた。


以前、ボーリング大会でつけヒゲを付けた隆を見て
そっくりな男がいると言われたことを思い出し、
その男のことを聞き出し探し出すことにした。



そしてついに、自分そっくりな男がスーパー・バードに野菜を卸している
牧田静夫(森本=二役)であり、連れの女性はスーパー・バード新宿店で
パートをしている人妻・岡崎美紀(日下由美)だとわかった。


密会の宿・女たちの殺人慰安旅行



スーパー・バードは孝則が亡くなり、現在はその未亡人・
三宅友恵(岡本舞)が社長の座を継いでいた。
孝則の母・トキ(岩崎加根子)は会長職にあり
現在は千葉県の小湊に住んでいる。




隆は濡れ衣を晴らすため厚子を連れて牧田のマンションへ行った。
部屋は鍵がかかっておらず二人が中へ入ると牧田はソファで
すでに死体となっていた。




厚子たちは病身の夫を抱えた美紀が出来心で万引をしてしまい、
それをネタに牧田が美紀と関係を持っていたことを知った。
その牧田が殺害され警察の目は美紀へと向けられる。





美紀が犯人でないと信じる厚子は真相を探るために
くわのをのり子に任せるとスーパー・バードにパートタイマーとして潜り込み、
年一回行われる小港への慰安旅行にも参加をした。
厚子はそのことを隆に報告すると、彼も遅れて小湊へやってくる。


密会の宿・女たちの殺人慰安旅行


専務の川岸哲司(久富惟晴)は牧田からリベートを受け取っていた。
それを知った厚子と隆は川岸が口封じに牧田を殺したのではと疑うが、
川岸には事件当日の完ぺきなアリバイがあった。


事件後美紀はパートを辞め姿をくらましていたが、
宿泊先のホテルで厚子と隆は彼女の姿を目撃する。
そして、川岸が旅行中に何者かに刺殺されるという事件が発生。




美紀は偽名でホテルに宿泊しており、川岸が美紀を追いかけていく姿を
見たものが出て、川岸殺しの容疑も彼女にかかる。
その後、美紀を見つけた厚子たちは、彼女が牧田からだけでなく、
川岸からも脅されていたことを知った。
だが、彼女は川岸に殺意を抱いたが殺していないと告白するが
警察が厚子たちをつけていて美紀は二人の目の前で連行されてしまう。


密会の宿・女たちの殺人慰安旅行



厚子は川岸と愛人関係にあった社長秘書から
川岸が牧田が自分の切り札というべき重要な人物だと話していたことを知った。
厚子と隆は牧田の身辺を探り始める。
隆は牧田が「自分も三宅一族だ。」と周囲に漏らしていたことを掴み
スーパーバードの創業者一族の秘密を暴いた。



密会の宿・女たちの殺人慰安旅行



それは、牧田がトキの実の息子だということだった。
厚子はさっそくトキにそのことを確かめるがトキはそれを認めない。
しかし、つけヒゲをつけた隆が姿を現すと、観念して牧田が息子であることを認めた。


牧田は自分の本当の母がトキであることを知り認知を迫っていた。
トキは亡き夫・広介と築き上げたスーパー・バードを守りたかった。
牧田を認知してスーパー・バードの要職につけることはできない。
認知を断られた牧田は、今度は川岸に取り入って乗っ取りを企んだ。
それによりトキは牧田を殺害したことを告白する。



密会の宿・女たちの殺人慰安旅行


しかし、それはトキが友恵をかばってのものだった。
真犯人はトキではなく、友恵だったのだ。


孝則の余命宣告を受けた友恵は心のスキを突かれ、
川岸と関係を持ってしまった。




その後、孝則は病死し友恵は社長の座に就いた。
スーパー・バードは命に代えても守らねばいけない。
そう思った友恵はトキに脅しをかけていた牧田を殺害した。



川岸は友恵の犯行だと気が付き、友恵に社長を退任するように迫ってきた。
慰安旅行先に美紀を呼び出していた川岸は彼女に襲われ、
部屋から飛び出す美紀を追って海岸に来たもののそのまま美紀に逃げられてしまう。



友恵は美紀が用意したナイフが落ちているのを拾い上げ、
川岸がひとりになったところそれで刺殺した。


密会の宿・女たちの殺人慰安旅行



もともと社長の座は重いと拒否していた友恵は、
乞われるままに社長に就任せざるを得なくなっていた。
その重責による心のすきが今回の事件を起させた。



厚子と隆は自然の流れに寄り添うことにして、
もう少し一緒に過ごそうとくわのへ帰って行った。





************ 密会の宿シリーズ ************

1. 「密会の宿殺人事件・義姉の白い肌が夫を誘う…女美容師の完全犯罪!」

2. 「密会の宿殺人事件Ⅱ・消し忘れたビデオの女」

3. 「湯けむり旅館連続殺人 喪服の男と仮面の美女が…」

4. 「謎の美少女と白い帽子の女 置き忘れた免許証が…」

5. 「密会の宿・家元争いの陰に女たちの艶やかな陰謀が舞う・殺人は月明かりの稽古場で・・・」

6. 「密会の宿⑥スポーツクラブで消された女」

7. 「密会の宿・女たちの殺人慰安旅行・忘れられた結婚指輪の秘密」 

8. 「密会の宿⑧・女と男の殺人ドライブ・夕闇に匂う哀しみの殺意」





                         
                                  
        

「挽歌」 (1957年) @シネマヴェーラ渋谷 

category - 昭和の日本映画
2018/ 05/ 28
                 
シネマヴェーラ渋谷の”キネマ洋装店”コラボ企画『美しい女優・美しい衣装』へ
行ったときの続きです。

二本立て上映で前回は「白い悪魔」 (1958年)を書きました。



今回は二本目の「挽歌」 (1957年/歌舞伎座)です。
こちらも原田康子原作で北海道が舞台となっている。



挽歌 


兵藤怜子(久我美子)は子どもの頃の病気がもとで左肘が痛み、
かたわな身の上からかどこか屈折した思いを抱えている。


怜子の母は亡くなり父(斎藤達雄)はそんな娘を不憫に思い
縁談をすすめるが彼女はそれを受け入れない。
一家の身の回りの世話はばあや(浦辺粂子)がやっている。


その怜子はある日、幼い娘を連れて犬を散歩中の設計技師・柏木(森雅之)と出会った。
犬が怜子の手を噛んで怪我を負わせたことから柏木は連絡先を怜子に渡す。
後日、柏木の家を訪れる怜子だが柏木は不在中で姪が応対した。
その時に怜子は柏木の妻・あき子(高峰三枝子)の姿を見る。




劇団みみずく座に所属する怜子は劇団の仲間で
彼女に好意をもつ久田幹夫(石浜朗)と馴染みの飲食店ダフネにいた。
その時に偶然あき子が不倫相手の古瀬達巳(渡辺文雄)と会うところを目撃してしまう。




あき子は達巳と過ちを犯したもののすぐに改心し、達巳と別れようとするが
達巳のあき子への思いは強く別れ話は進まない。
柏木も妻の不貞を知りながらも娘がいることから表だって責めてこない。



自分が体が不自由なことにコンプレックスを抱えていた怜子は、
満たされない結婚生活を送っている柏木に自分と似たようなものを感じた。


やがて、怜子は柏木と一夜をともにする。



怜子の屈折した思いは理解できないもので、
柏木が知らない間にあき子に近づくと、
幹夫の絵のモデルになってほしいと頼み
柏木の不在中に幹夫とともに家へ出入りするようになった。



柏木を愛しながらも、あき子も慕い始める怜子。
複雑な胸中に苦悩する怜子だが、
柏木はあき子と離婚しようと考えていることを告げる。


だが、怜子は喜ぶのではなく、罪の意識からか
今のままでいいのと夫婦の離婚を回避させようとする。
まだあき子は二人の関係に気づいていない。


しかし、あき子が怜子の家へやって来たとき
ばあやが柏木から怜子のところへ何度も電話をかけてきていることを漏らし、
ついに二人の関係があき子にバレてしまう。


自分の不倫関係がもとで夫婦関係が破たんしたと思っているあき子は、
怜子のことを責めないまま帰って行った。
その後を追った怜子は涙ながらにあき子のことも
好きだという気持ちに偽りがないことを訴える。



達巳の人生を狂わし、柏木と怜子を不幸に陥れたと考えたあき子は
自殺を遂げることで全てを清算した。


柏木は怜子と一緒になることを望むが、
怜子は柏木への愛情とあき子への罪悪感に悩んだ末、
柏木のもとから去る決断を下す。



「白い悪魔」とは正反対にやりきれない結末の「挽歌」。



中年期の上品で物静かな女性という印象だった久我美子が、
不倫の恋に苦悩する若い女性を演じているのが意外だった。
今回は不具者ということもあり、どこか捨て鉢な感じで、
不倫相手への感情も激情的な演出がされていた。



愛人関係にある男の妻の不倫現場を目撃したからか、
わざわざ妻に近づいていったにもかかわらず、
その妻を憎みながらも好意を抱いていくという相反する感情を持つ。


そのくせ、男との関係もすっぱり切るのではなく、
逢瀬を続けながらもその妻への歪んだ感情に苦悩する。
結局夫婦関係を壊したかったのかなんなのか・・・。



しかもさんざんかたわといいながらも
妻が自殺してから家主が不在中に忍び込んだ
柏木邸のキッチンで料理を作る時に
普通に左手が使えていたのが笑えた。



1958年の作品ということで石浜朗が若くてびっくり。
おじさんの時しか知らなかったのでその好青年っぷりな
見た目は新鮮でした。



また渡辺文雄は面影はあるもののクレジットがなければ
彼だとは気づかなかったかも。


今回は「美しい女優と美しい衣装」がテーマだが、
ヒロインの久我美子はパンツ姿でちょっと男勝りな感じ。
それだけに女としての感情を森雅之にぶつける時のギャップが感じられた。


反対に貞淑で上品な風貌の高峰三枝子のエレガントさは
貫禄が伝わってきた。



さて、今回もまたまた気になる映画チラシがいくつも見つかった。



芹明香パラダイス 新文芸座

池袋の新文芸座で5月24日~5月31日まで行われる「芹明香パラダイス」



日活や東映のエロ作品が多数上映されるようだが、
最終日の5月31日は日本初の本番作品「愛のコリーダ」と、
神代辰巳監督の「青春の蹉跌」をやる。


このうち「青春の蹉跌」は見たことがあるが、
芹明香という女優が出ていたのには全く気が付かなかった。




小津4K 巨匠が見つめた7つの家族


監督小津安二郎の作品は結構見ているので行くことはないと思うが、
今回は4Kデジタルの修復版が上映されるらしい。
それが、新宿ピカデリーと角川シネマ新宿でやるというのが意外だった。



七〇年代の憂鬱 神保町シアター

こちらはすでに劇場ホームページで知っていたのだが、
神保町シアターの「七〇年代の憂鬱-退廃と情熱の映画史」


以前なんかの記事でちょろっと書いた「青春の殺人者」だが、
水谷豊が親を殺すときの描写や、母親役の市原悦子との
近親相姦っぽい関係が気味悪く狂気を感じ怖くなったのを覚えている。


これを劇場でやるのね。
私は一度見たら沢山だったので行かないが、
今の水谷豊しか知らない世代は一度見てみるといい。


またここでは沢田研二の「太陽を盗んだ男」も上映予定。

それ以外で目を惹かれたのは、東京12チャンネルでやっていた
「江戸川乱歩シリーズ」で明智の助手・小林を演じていた
岡田裕介が主演の「赤頭巾ちゃん気をつけて」だ。


彼は江戸川乱歩シリーズでしか見たことがなかったけど、
映画の主演をやっていたこともあるんですねぇ。




古いドラマや映画を見始めるといろんな俳優さんの存在を知るので楽しいです。


実際、古い映画といっても若い世代の方も結構見に来ていますからね。
若い女性がひとりで見に来ているのはいつも感心させられます。



久しぶりに映画を二本見て、渋谷駅の方へ歩いていく途中
すぐそばにあるBunkamuraを通りかかりました。



ル・シネマ ダリダ


この日(5月19日)からはBunkamuraにあるル・シネマでは、
映画「ダリダ」の上映がスタートしていた。
こちらも見たいなと気になっている作品のひとつです。


                         
                                  
        

「白い悪魔」 (1958年) @シネマヴェーラ渋谷 

category - 昭和の日本映画
2018/ 05/ 25
                 
シネマヴェーラ渋谷で森雅之が出演している「白い悪魔」と「挽歌」という映画を見てきました。



シネマヴェーラ渋谷



”キネマ洋装店”コラボ企画『美しい女優・美しい衣装』ということで
5月19日(土)から6月15日(金)まで1950~60年代の作品が上映されています。
私が行ったのは初日の5月19日でした。



シネマヴェーラ渋谷は二本立て入れ替えなしですが、
この日は特別上映『街頭』が11時からあり
こちらは入れ替え制で1本立てとなっていました。



私は通常上映の12:45~「白い悪魔」、14:35~「挽歌」の二つだけを見た。
ふたつとも森雅之が出ていて、どちらも原田康子原作の映画化だった。




「白い悪魔」(1958年/日活)は、
森雅之演じる牟田口克介がかつて思いを寄せていた女性の
娘・白戸朝子(野添ひとみ)を養女に迎えたことから話が始まる。


牟田口とその女性は相思相愛でありながらも牟田口が煮え切らないことから
別の男性と結婚し朝子が生まれた。
ところが夫婦は娘を残して死んでしまい朝子は祖父の白戸宗太郎(清水将夫)と
牧場で暮らしていた。


牟田口が久しぶりに友人・木谷(大森義雄)と宗太郎たちのところを訪れたあとまもなく宗太郎は
朝子を育てて欲しいという遺書を残して病死してしまうというもの。


洋装店を経営している牟田口の暮らし向きはよく
朝子は質素な牧場生活から華美な装飾を施す牟田口邸で
お嬢様のような暮らしへと環境が一変した。


牧場でのびやかに育てられた朝子はすぐに牟田口になつき、
血のつながらない親子関係は良好に見えた。


朝子は牟田口家に亡き母の肖像画が飾られていることから、
かつて牟田口が母に思いを寄せていたことがわかる。



一緒に暮らしているうちに二人の間には父と娘ではなく
異性としてへの思いが芽生え始める。
中でも若い朝子の牟田口への態度はあからさまで、
牟田口だけでなく周囲のものも父としてではなく、
男として牟田口を慕っているというのがわかるものだった。


独身の牟田口だが父と娘の関係が脅かされる悩みを木谷に相談する。
木谷は牟田口に親子の関係を続けたいならば
牟田口が結婚するしかないという。
そして、牟田口の洋装店に勤める小沢邦子(渡辺美佐子)との仲を取り持った。


クリスマスの日、朝子は二人で過ごそうと部屋の飾りつけをし
料理を作って牟田口の帰りを待っていた。
だが、帰ってきた牟田口は邦子と結婚することを決めたと言い、
これから邦子と木谷が家に来るという。




いつかこういう日が訪れると思いながらも、失意の朝子は家を飛び出すと、
かねてから自分に思いを寄せていた岡本(小林旭)たちと踊り明かし、
自分も岡本と結婚することを決めてしまう。


牟田口と朝子は互いに異性として惚れ合っているのがわかりながらも、
それぞれが愛のない結婚を決断した。
本当にこれで良かったのか?悩む牟田口は初めて惚れた相手と
結婚をする決断を下す。
岡本と旅行に旅立つために船へ乗った朝子に思いを伝えにいく牟田口。



客で溢れる船に乗り込むとひとりでいた朝子をついに見つけ出しプロポーズをする。
朝子は声を出して泣きながらそれを受け入れ、牟田口は朝子を抱きかかえて帰って行く。
戻ってきた岡本はそれを見てあっけにとられる。




森雅之の養女になってからの野添ひとみがすごく魅力的だ。
大きな瞳で華奢な肉体を包むワンピースが素敵。
白黒映画なんだけど、抜群のスタイルでの着こなしっぷりが充分に伝わってくるのだ。


彼女が養父への恋愛感情を隠すこともなくぶつけてくる姿も実に健気でいて大胆。
洋装の勉強のために朝子がひとりで東京へ勉強しにいくことになり
一時同居生活が解消されるのだが、仕事で東京を訪れた牟田口と会うシーンがある。



二人は遊び歩いた後にホテルの同じ部屋に泊まるのだが、歌を歌いながら
天真爛漫そうに洋服を脱いでバスを使う。
その姿をうっかり鏡越しに見てしまった牟田口はもだえ苦しむ。


そして、ホテルのボーイに協力させ仕事で突然出かけなくてはならなくなったと
一芝居打ってその夜、朝子と同じ部屋で休むことから逃げた。


牟田口を養父としてでなくひとりの男として愛してしまった朝子が、
その思いを隠すどころかどんどん大胆にさらけ出していく。
それがまっすぐなだけに、なんとか成就させてやりたいと思った。
最後はハッピーエンドで良い映画でした。


共演は岡田眞澄、稲垣美穂子、草薙幸二郎、下元勉、松下達夫ら。
岡田眞澄、稲垣美穂子、草薙幸二郎はどこに出ていたかわかりませんでした。
下元勉、松下達夫はかろうじてわかった感じ。
さすがに皆さん若い。








シネマヴェーラ渋谷

館内に展示されている映画ポスター。


渡哲也、松原智恵子出演の「燃える大陸」と、
川口浩主演の「セクシー・サイン 好き好き好き」も
今回のコラボで上映予定されている作品です。




シネマヴェーラ渋谷



ひとつの記事に「挽歌」も書こうと思ったのだが長くなってきたので別エントリーで。



                         
                                  
        

「ジョルジュ・ブラック展」@パナソニック汐留ミュージアム

category - 美術・展覧会レポート
2018/ 05/ 19
                 
パナソニック汐留ミュージアムで行われている「ジョルジュ・ブラック展 
絵画から立体への変容-メタモルフォーシス-」へ行ってきました。


「ジョルジュ・ブラック展」@パナソニック汐留ミュージアム



私が行った日は5月18日(金)国際博物館の日ということで
無料で入館することが出来ました。
平日でしたが無料ということもあり小さな美術館は
開館からコンスタントにお客さんが来ていました。



パブロ・ピカソとともにキュビスムの創始者として知られる
ジョルジュ・ブラックが晩年に取り組んだ
”メタモルフォーシス”シリーズを本格的に紹介するという展覧会。



そのため、彼の絵画よりもジュエリーなどに目を奪われました。



展示室にはいるとまず初めにあるのが絵画のコーナー。
現存する最も初期の作品「モンソー公演」と、
幾何学的な静物画が二点ほど。


油彩画、リトグラフ、陶器が終わるといよいよジュエリーへ。

中でもイエローゴールドにホワイトゴールド、ルビーをあしらった
ブローチの美しさと輝きが素敵で心が躍りました。



薄暗い室内には天井からの光線で床に
鳥が飛び去っていく様子が映し出されるという粋な演出もされてました。




「ジョルジュ・ブラック展」@パナソニック汐留ミュージアム


こちらは撮影コーナーです。


鑑賞に要した時間はおよそ30分程、展示室を出た後は
表のロビーにある映像コーナーを見て休んでから帰りました。



この日も暑い1日となりましたが、午前中からお昼過ぎにかけてはまだ過ごしやすい。





汐留

このあたりは空間も広くて過ごしやすく気に入っています。



お昼を食べたあとはそばの広場でくつろぎましたが、
強い日差しが出るまではとても心地よくてリラックスできました。





                         
                                  
        

「銀座クラブママ殺人事件・未亡人探偵みちのく推理旅行」 (1991年) 未亡人探偵シリーズ

category - 土曜ワイド劇場
2018/ 05/ 18
                 
山城新伍が監督を務めた作品。


高級クラブのママの座をめぐって愛憎うずまくホステスたちの人間模様を描く。
夜の銀座を舞台に、クラブのママとなった未亡人が
親友の死の謎を解きをすることでサスペンス仕立てのドラマとなっている。
アリバイ崩しがみどころのひとつ。




●「銀座クラブママ殺人事件・未亡人探偵みちのく推理旅行・
秋保温泉濡れた死体の謎!?」 1991年5月18日
脚本: 岡田正代
監督: 山城新伍
制作: 沢井プロダクション
出演: 山本陽子、地井武男、結城しのぶ、
稲川淳二、内田あかり、根上淳ほか



銀座クラブママ殺人事件



美保(山本陽子)は、亡夫の友人の画廊を手伝っている。


ある日、美保は親友で銀座のクラブのママをしている
芳枝(内田あかり)から店を預かってほしいと頼まれる。


芳枝は妊娠していて、店の客で製鉄会社社長・浜中(根上淳)らに
知られずに出産したいからだという。



芳枝の頼みを受け入れて美保は店を預かることにした。
ところが、それから間もなくして芳枝の死体が仙台市郊外の温泉で発見された。


警察は自殺と見ていたが、彼女の死に疑問を感じた美保は、
芳枝の身辺を調べ始める。




//////////////////////////////////////////////////



こちら”未亡人探偵第2弾”となっており、そんなシリーズあったかと
資料をひっくり返してみたらありました。




どうやら3作品(?)作られているようですね。
おそらく全て見たと思われますが、全く覚えていませんでした。





第1弾が



●「若き未亡人の推理旅行・若狭路レイプ殺人の謎!
好奇心があばいた不倫妻の濡れたアリバイ」 1989年5月20日
脚本: 岡田正代
監督: 山城新伍
制作: 沢井プロダクション
出演: 山本陽子、松尾嘉代、地井武男、
成瀬正孝、伊佐山ひろ子、根上淳ほか




美保の家の向かいに住む二宮(根上淳)が自宅で殺害された。
二宮の妻・夏江(松尾嘉代)は獣医の林(成瀬正孝)と浮気をしていて、
彼女の高慢さが気に入らない美保はその現場を盗み撮りしていた。


夏江からそのことを聞いた刑事は、撮影した写真の中から、
林の犯行を示す写真を見つけだした。



そして、第3弾が


●「熱海芸者連続殺人事件!未亡人探偵・悪徳マスコミへの復しゅう
阿部定の墓前で謎の心中?」 1992年5月16日
脚本: 岡田正代
監督: 山城新伍
制作: 沢井プロダクション
出演: 山本陽子、芦川よしみ、地井武男、
富士真奈美、鹿内孝、花園ひろみほか



社員旅行で熱海を訪れた美保は、旅館の板前・佐野(鹿内孝)に一目ぼれ。

その夜、美保は宿泊客の出版社社員・戸田(上田耕一)に言い寄られていた
芸者の姫奴(芦川よしみ)を助けた。


翌日、戸田の水死体が発見された。





                         
                                  
        

サイゼリヤの新メニュー「フレッシュトマトのスパゲッティ」を食べてみた

category - グルメ
2018/ 05/ 16
                 
なんと二日続けてサイゼリヤの記事ですっ(爆)


先日、近所のサイゼリヤに作業をしに行ったら
新しいメニューが追加されていた。


サイゼリヤ フレッシュトマトのスパゲッティ


「フレッシュトマトのスパゲッティ」だそうです。

夏前に季節を先取りで”トマト”ってことなんでしょうが、
この日はとても暑く外はまるで夏のような日差しが出ていました。


新メニューといえば、新じゃがのやつがあったはず・・


サイゼリヤ 皮つき新じゃがのオーブン焼き

てっきりなくなって入れ替えでトマトスパなのかと思いきや、
ちゃんと新じゃがも残っていました。


といっても私は新じゃがの方は食べる機会がないまま終わってしまいそうです。




さて、フレッシュトマトのスパゲッティを早速頼んでみました。



サイゼリヤ フレッシュトマトのスパゲッティ

紹介文にある通り、トマト1個分をそのまま入れてあるとのことで
満足出来るボリュームとなっています。



サイゼリヤ フレッシュトマトのスパゲッティ


トマトソースにパンチェッタも加わっていて相性が良かった。




サイゼリヤ フレッシュトマトのスパゲッティ

小皿にとりわけるとこんな感じ。


さっぱりとした味でとてもおいしい。


あとはお好みで粉チーズやらオリーブオイルやらをかけながらいただく。


トマトは丸ごとザクッと入っていてしっかりとしていて歯ごたえがあります。
外食でのトマトソースのスパゲッティは久しぶりだったのでとてもおいしかった。



【追記】


翌年、またこのメニューが出たときに何度か食べてみました。


あれからサイゼリヤの売上高が落ちてきているという記事をネットで何度となく目にしましたが
前回は”トマト丸ごと1個分”をデカデカとアピールしてましたが
今回はトマトを1個ではなく3/4だけ使用と少なくなっています。


サイゼリヤ フレッシュトマトのスパゲティ


そして、注文して出てきたのがコチラ。


サイゼリヤ フレッシュトマトのスパゲティ

トマトのぶつ切り具合が小さめとなっています。


前回と比較するとわかるものの食べている時はボリュームダウンはあまり感じられず。


(2019年7月15日 追記)






                         
                                  
        

サイゼリヤの日替わりランチ スパゲッティがパン付に変更!

category - グルメ
2018/ 05/ 15
                 
先日、サイゼリヤに行った時に平日お昼の定番、
500円ランチのスパゲティーメニューが
プチフォッカチオ(二つ)付きに変更になっていました。



サイゼリヤ ランチ新メニュー


早速大好きなドリアとスパゲティを頼んでみました。



サイゼリヤ タラコとエビのドリア


ランチのドリアは三種類どれもが好きなんですが、
なかでも気に入っているのは「タラコとエビのドリア」です。



サイゼリヤ タラコとエビのドリア


ホワイトソースとタラコの混ぜ合わせ具合がおいしくて、
他のドリアよりもこちらを注文する比率が高い。
とはいえ、ドリアは全種類おススメです。



そして、スパゲッティは最近よく頼んでいる
「ほうれん草のスパゲッティ」を食べました。



サイゼリヤ ほうれん草のスパゲッティ


500円ランチながら、ほうれん草とベーコンがある程度入っていて
オリーブオイルと粉チーズをかけるとさらにおいしくなります。


こちら先日神保町でも食べたのだが、スープが多くて水っぽい感じだった。


サイゼリヤ ほうれん草のスパゲッティ


神保町ではなぜか粉チーズが置いてなかった。
いつも好きでかけているので残念っ。



サイゼリヤ フォッカチオ

そして、スパゲティーメニューについてくるパン二つ。


これまでもフォッカチオは好きでよく「シナモンフォッカチオ」を
おやつ代わりに注文していました。


しかし、これからはランチのスパゲティメニューには
もれなくついてくるので別途オーダーすることはなくなりそう。



サイゼリヤ 日替わりランチスープとサラダ


こちらはおなじみ500円ランチにつくスープとサラダ。
サラダはポテトが入っているのが私的にはポイントが高い!



                         
                                  
        

「ボロ家の春秋」 (1958年) @神保町シアター

category - 昭和の日本映画
2018/ 05/ 14
                 
神保町シアターで『ボロ家の春秋』 (1958年/松竹)を見てきました。



タイトルと映画チラシが凄まじく、「いったいどんな映画なんだろう?」と
興味を持ち足を運ぶ気になったんです。



ボロ家の春秋


梅崎春生の直木賞受賞作「ボロ家の春秋」の映画化だそうです。





ボロ家の春秋 (講談社文芸文庫)



梅崎春生という作家の存在もそんな映画があることも
今回はじめて知りました。



出演しているのは中井貴恵と中井貴一のお父さん佐田啓二です。
以前他の記事でもちらっと書いたと思いますが、
中井貴一は目がキツくて苦手な顔だけど
佐田啓二はかなりの二枚目で見とれてしまいます。




そんな佐田啓二の相手役が有馬稲子。
自分の中では”地味なおばさん”という印象しかないんですが、
若い頃の彼女はチャキチャキした現代美人。


今回はブラウスと長めのスカートを一張羅として着てました。


どちらも地味な色とシンプルなデザインなんですが
不思議なことにブラウスの胸元が大きめに開いていて
それを大きな安全ピン(風?)のもので止めていて
嫌でも谷間に目が行くようにしむけているあざとさがなんとも言えない。
かなりグラマーなのか、やたらと胸が強調されています。



さて、映画のあらすじはというと・・・



しがないバイオリン弾きの五味(佐田啓二)は電車の中で
スリの被害にあった不破(多々良純)を助けた。



不破はその礼に五味を飲みに連れていくが、
酔っぱらって自分の話しを一方的にしただけで、
最後は酔いつぶれたふりをして勘定は五味に払わせる。


五味はそんな不破を自宅まで送るが
その車代も負担させられるというお人よしぶり。


タヌキじじい不破は飲み代車代を支払わせたことを
悪いと思う素振りもみせず帰りたがる五味を強引に
自分のボロ家に泊まらせた。



不破は一間しかない自分の家に入ると、
中には子供たちと古女房(三好栄子)がいた。
家を持っているとはいえ貧乏所帯に客が来たことで
カミさんの機嫌はすこぶる悪い。




五味が家を探していることを知った不破は
権利金四万円でこの家の一室を貸すことにした。
金が入ってくるとわかったカミさんは五味に対する態度を一変させるというわかりやすさ。



五味は恋人のナミちゃん(有馬稲子)からヴァイオリンをカタにして
四万円を借りる。
五味に金を貸したナミちゃんは学校の事務の仕事をしているが、
給料の遅延が発生していて金に余裕がある身ではない。




権利金を手にした五味はさっそくボロ家に引っ越す。
そこにはすでに間借り人の団長(日守新一)と妻がいた。
五味から金を手に入れた不破は選挙絡みの事情から
地方に出張に行くと理由をつけて家族を残してボロ家から出ていった。



その後、ナミちゃんの学校で教師をしている野呂旅人(三井弘次)が
不破からこの家を買う約束をしたといい引っ越してきた。
五味と野呂がこの家の権利を巡って対立するなか、
今度は中華料理屋をやっている中国人チン(益田キートン)がやってきて、
権利の話しがどんどんややこしくなっていく・・・。



不破はチンから金を借りて返していなかったのだ。




チンが経営している料理店へ招かれ酔っぱらった五味と野呂は、
チンから怪しい書類を差し出され拇印を押すように言われた。
ナミちゃんはいぶかる二人の手を取ると強引に拇印を押させた。
それにより五味と野呂はチンに部屋代の二千円を支払わざるを得なくなってしまう。


ボロ家を巡りすったもんだの騒ぎが展開される中、
今度はナミちゃんの校長の2号(小山明子)がボロ家に乗り込んできた。




こうして今にも壊れそうなおんぼろ邸宅を巡り
家主である不破のカミさん、五味らが騒動を繰り広げる。



話が進んでいくにつれあやしさ全開の不破の詐欺師っぷりが浮き彫りになってくる。
五味とナミちゃん、チンの子分(桂小金治)はそれぞれ地方にいる不破を追いかけていくのだが、
不破は別の詐欺容疑でその場で警察に逮捕されてしまう。



結局、騒動の元となったボロ家だがすでに家も土地も都に権利が移っていた。
都の職員は老朽化を理由にこの家を取り壊すと言い、五味ら間借り人だけでなく、
家主だと思っていた不破のカミさんにも立ち退きを要求してきた。


五味たちはボロ家が都の持ち物だとは知らず、
ペテン師不破にいいように振り回されていただけだった。



この大騒動の最中、五味の恋人だったナミちゃんは野呂に乗り換えていた。
しかし、最後に来て野呂は校長の元2号と結婚することを決意し
ボロ家から引っ越していった。


残されたナミちゃんは、五味と別れて今度は貧乏じゃない男を捕まえようとするが、
それまではまだ五味と一緒にいるといいヨリを戻す。





はじめは電車の中でスリの被害にあう間抜けな中年男かと思われた多々良純だが、
ところがどっこい見事な詐欺師っぷりで周囲の人間を混乱に陥れる。


そんな多々良純に引っかかり、恋人有馬稲子からキスの度に
金を要求される情けない男を佐田啓二が演じている。
しかも、有馬の学校にいた三井弘次から虫下し入りのチョコレートをもらい、
食事中に腹を下して肛門を気遣いながらトイレへ行くという無様さ。


佐田啓二というと二枚目俳優の正統派というイメージしかなかったので、
こういう役柄は意外で新鮮に感じた。



また、以前書いた「カルメン純情す」にも出演していた三好栄子が
今回はおんぼろ屋敷のカミさんを演じているのだが、
貧乏暮らしで所帯やつれしていてボロ屋敷に溶け込んでいる。


勝手に広間でヴァイオリン教室を開いた五味に文句を言った時、
ブラウスを脱ぎ去って下着を見せるという誰得???な展開もあった。





ボロ家の春秋 神保町シアター


私が見に行った日は、かなり激しい雨が降っていた日でした。



4月からの暑さが嘘のようで肌寒さが戻ってきていた。
正直行こうかどうしようかな?と迷いながらも行って良かった。



ただこの日の映画は12時からの上映だったので
お昼は10:30から開いているサイゼリヤになってしまったことがチト残念。
やはり11時以降から営業を始めるお店がおおいですからね。




本当は新たに見つけた店でランチしたかったのだが
開店までまだ時間があり入ることが出来なかった。
こちらは今後機会があったときに入ってみようと考えている。





                         
                                  
        

「殺人化粧の女・山が動いた!?タクシードライバーの推理日誌」 (1992年)  シリーズ第1作

category - 土曜ワイド劇場
2018/ 05/ 09
                 
渡瀬恒彦が刑事あがりのタクシー運転手になり、
自分の身の回りで起こる殺人事件を解決する
探偵役を演じた長寿シリーズ”タクシードライバーの推理日誌”の第1弾。




殺人化粧の女・山が動いた!? タクシードライバーの推理日誌




●「殺人化粧の女・山が動いた!?
タクシードライバーの推理日誌」 1992年5月9日
原作: 笹沢左保   夜明け―夜明日出夫の事件簿 (日文文庫)
脚本: 岡本克己
音楽: 長谷部徹
監督: 吉田啓一郎
制作: 総合ビジョン
出演: 渡瀬恒彦、七瀬なつみ、風見しんご、
平田満、横須賀昌美、矢沢美樹ほか



夜明日出夫(渡瀬恒彦)は、元警視庁警部補で現在はタクシードライバーをしている。
いわれのない中傷から刑事をやめ妻とも離婚してしまった。
ひとり娘のあゆみ(林美穂)と時々会えることだけを楽しみにいて生きている。


殺人化粧の女・山が動いた!? タクシードライバーの推理日誌



金曜日の夜、六本木でクラブ”CROSS”のホステスの小百合(七瀬なつみ)と
あき(高島礼子)を乗せた。
小百合は嫌な客からチップをもらいその金を使いたいので
どこかへ車を走らせてくれといいそのまま横浜までドライブした。



その後、CROSSのママ・平松妙子(横須賀昌美)が勝浦の別荘で死体となっているのを
パトロンの大場真一郎(頭師孝雄)が発見した。


東山刑事(風見しんご)はクラブの従業員から事情聴取を行い、
小百合とあきが妙子が殺された日に夜明のタクシーに乗車していたことを知り驚いた。
夜明はかつての東山の上司であった。



さっそく小百合たちのアリバイの裏を取るために久しぶりに夜明と会う。


殺人化粧の女・山が動いた!? タクシードライバーの推理日誌


再会した東山は神谷(平田満)が警部となり、
一緒に七係に配属され今回が初仕事であることを夜明に報告した。
夜明は金曜日の夜十時から翌四時まで二人を乗せたことを証言すると、
東山と一緒に現場である勝浦の別荘へタクシーを走らせた。


対応した所轄の宇山刑事(でんでん)は、夜明をすっかり本庁の警部補と勘違いし
部外者である夜明も一緒に現場検証に加わることとなった。
犯人は玄関のガラスを破り侵入したらしく、
妙子は下着姿でベッドに括り付けられた状態で発見されていた。


殺人化粧の女・山が動いた!? タクシードライバーの推理日誌



夜明は妙子の身辺を探ろうとCROSSへ行くとあきに話しを聞こうとするが、
あきは妙子のことはよく知らず、かわいがっている小百合から話を聞くことにした。
彼女は縫製の仕事をしていて、クラブへは週三日だけアルバイトをしていた。


殺人化粧の女・山が動いた!? タクシードライバーの推理日誌


夜明は小百合の自宅を訪れると妙子の過去を聞き出そうとするが、
彼女は何も知らないと言い昔話をすることを極端に嫌った。


刑事時代への未練か事件に首をつっこむ夜明に
神谷は東山をサポートしてくれるよう依頼をする。
夜明はさっそく東山をタクシーに乗せ河口湖へ向かった。
東山は十年前に起きたボートの人身事故に妙子が関わっていることを話す。



その日、水木という五人家族がここを訪れていた。
水木良平(森下哲夫)は妻と長女を残して
次女と長男をボートに乗せて湖に出た。


そこへ遊びに来ていた妙子と友人の小山田光児(趙方豪)と
星野直司(遠藤憲一)が乗ったモーターボートが来て水木たちのボートの周りを
暴走し水木たちのボートは転落してしまった。


殺人化粧の女・山が動いた!? タクシードライバーの推理日誌




水木は助かったものの幼い二人の子供は死んでしまい、
ボートを運転していた星野はその場で逮捕された。




夜明はこの事故が妙子の死に深く関係していると考え、
CROSSへいくとあきに水木たちの写真を見せた。
その結果、水木と星野は店には来ていないが、
小山田は店に来たことがありつい最近妙子と喧嘩していたことを知った。
夜明は帰り際にホステスのえみ(矢沢美樹)から
二人がもめていたのはどうやら金らしいことを聞き出す。



東山が夜明のもとを訪れ、河口湖での事件後のことを話した。
逮捕された星野は実刑を食らい仮釈放となったところ、
彼を迎えた水木によって刺殺された。
水木はその後刑務所内で病死してしまう。
それを知った水木の妻タミ子も後追い自殺を遂げる。


殺人化粧の女・山が動いた!? タクシードライバーの推理日誌



二人は水木一家でたった一人の生き残りとなった長女・
水木令子の復讐とみるが、所在がつかめないままだった。


そんな中、小山田が病院の窓から転落死してしまう。
所轄の刑事の話では小山田は交通事故を起こし、
被害者の福原富三郎(木田三千雄)の見舞いに行っていた。


病院の看護婦が小山田が落下する現場を目撃しており
自殺の可能性が高いと見ていた。
小山田には同伴者の女性がいてその女性の証言からも
自殺であると確信を深めている様子だった。


夜明と東山はその女性が小百合であることを知り驚いた。


殺人化粧の女・山が動いた!? タクシードライバーの推理日誌




小山田が飛び降りたときには福原老人も病室にいたのだが、
痴ほうがすすみ証言することが出来ない。



ところが福原の付添婦(絵沢萌子)がベッドを移動させようとすると
老人は「山が動いた」とだけ呟いた。
実際には自分が寝ているベッドが回転したのだが、
老人には窓から見える山が動いているようにうつったのだろう。


殺人化粧の女・山が動いた!? タクシードライバーの推理日誌




夜明は小百合が見舞いに来たのが二度目であり、
それ以来「山が動いた」と口走るようになったことに疑問を持った。
夜明が最初に小百合をタクシーに乗せたときに、
眠った小百合が「山が動いた」と寝言を言ったことを思い出す。






夜明は小百合こそが水木令子であることを見破り、
小百合を連れ出すとそのことを問いただす。
彼女は水木令子であることは認めたものの、
妙子と小山田殺しについては否定して去って行った。


殺人化粧の女・山が動いた!? タクシードライバーの推理日誌



だが、小百合が真犯人であることに確信を持っていた夜明は、
あきから妙子が低血圧で毎晩造血剤の薬を服用していて、
小百合に薬を買いに行かせていたこと、
あの晩、タクシーを降りてからあきの部屋に泊まる予定が
急に気が変わったと帰って行ったことを聞き出した。


夜明は小百合に会いたいと電話をかけて
最初にあったときと同じ服を着て欲しいと言った。


夜明は小百合の服にガムテープを擦り付けると、
妙子を縛り付けていたテープを取り出し
二つが同じものであることを説明した。


殺人化粧の女・山が動いた!? タクシードライバーの推理日誌




小百合は妙子の造血剤があとひとつであることを知っていて、
青酸性毒物入りのものとすり替えていた。
小百合がアリバイをつくるために夜明のタクシーに乗っているとき、
勝浦の別荘にいた妙子はそれを飲んで死んだ。


小百合はあきの部屋から出てすぐに別荘に向かうと、
造血剤などを処分し、妙子の死体をベッドに縛り付けて、
彼女が縛られたうえで無理やり毒物を飲まされたように偽装した。


小山田の時は、あらかじめ福原老人のベッドを移動して
殺すところを見られないよう死角に追いやった上で、
口実を設けて小山田を窓のところに呼び出すと
小山田の足を跳ね上げて転落死させた。


小百合は夜明に事件の真相を話し、夜明は翌朝、
小百合を警察の前まで送り届けた。


殺人化粧の女・山が動いた!? タクシードライバーの推理日誌



小百合はタクシーを降りると、二人の到着を待っていた東山のところへ歩いて行った。






夜明け―夜明日出夫の事件簿 (日文文庫)


このシリーズ軽快なテーマ曲が好きで結構見ていましたが、
音楽担当の長谷部徹のルックスが特徴ありすぎでこちらも気になっていました。



長谷部徹

シリーズ序盤で紹介されていた時の映像はこんな感じ。
独特な雰囲気を醸し出しています・笑


その後は別人のような容姿に変化していきました。


長谷部徹

長髪になり、パッと見女性のようにも見える。

この中性的な変化もあり、てっきり同性愛者かと思いきや
なんと女優の風祭ゆきさんのダンナ様だったんですね。

最近知ってビックリしました。


風祭ゆき


どうやら風祭ゆきさんは男っぽい性格のようで、
互いに自分にない部分に惹かれていったのかしら??


渡瀬恒彦と風祭ゆきというと、先日80年代の大ヒット映画
「セーラー服と機関銃」で共演していたが
その時に二人のベッドシーンがあったような。


まぁいずれにしても、お色気のイメージが強い風祭さんと、
中性的な長谷部さんの組み合わせには意外性がありますね。



************ タクシードライバーの推理日誌 記事一覧 ************


1. 「殺人化粧の女」

2. 「昼下がりの危険な乗客」

3. 「春を呼ぶ殺人」

4. 「幸福の代償」