FC2ブログ
2018/05/31
2018/05/30
2018/05/28
展覧会レポート昭和のドラマ昔の土曜ワイド劇場懐かし邦画

2018年05月

        

イギリス風景画の巨匠「ターナー展」@損保ジャパン日本興亜美術館

category - 美術・展覧会レポート
2018/ 05/ 31
                 
昨日は新宿にある損保ジャパン日本興亜美術館で
「イギリス風景画の巨匠 ターナー 風景の詩」という
展覧会を見てきました。



ターナー展 損保ジャパン日本興亜美術館



会期は4月24日~7月1日までで、本来は4月に行く予定でしたが、
結局1か月ほど遅れてようやく行くことが出来ました。




ターナー展 損保ジャパン日本興亜美術館

入り口には『コールトン・ヒルから見たエディンバラ』(1819年頃)の
でっかいスクリーンが掛けられていました。


ターナーといえば”風景画”ですが、
今回は色彩に特徴がある挿絵も色使いが素敵で印象に残りました。

これまでの自分の中にあったターナーの風景画だけでなく、
イメージになかった絵をたくさん見れたのが良かったです。


5月26日(土)には、何年か前に渋谷Bunkamuraにあるル・シネマで見た
映画「ターナー、光に愛を求めて」もこのビルの大会議室で上映されたようです。
上映後は学会員の方などによるトークショーもあり面白い試みだなと思いました。


今回は”100%ターナー”ということで
油彩、水彩、版画約120点が展示されていたとのこと。


ここは小さな美術館というイメージだったのでサクッと見れるかと思ったんですが、
意外にボリュームがありました。





ターナー展 損保ジャパン日本興亜美術館

展示されていた展覧会のポスター。
この中で気になるのは「人体」ですが
スケジュール的に行くのは厳しそう。




損保ジャパン日本興亜美術館


この日も天気が良くて気持ちが良かった。
新宿西口あたりを撮影して見た。



昨日は11時半頃から12時半頃まで展覧会を見てました。
終わって帰る時はこのビルで働く方たちが
お昼ご飯を食べに出かけるところに遭遇。


改めて平日なんだなぁとしみじみ感じてしまった。





            
スポンサーサイト



            
                                  
        

「密会の宿・女たちの殺人慰安旅行」 (1992年) 土曜ワイド劇場 松尾嘉代&森本レオ版

category - 土曜ワイド劇場
2018/ 05/ 30
                 
松尾嘉代&森本レオ版の「密会の宿シリーズ」の7作目。



●「密会の宿・女たちの殺人慰安旅行
忘れられた結婚指輪の秘密」  1992年5月30日
原作: 佐野洋  『似ているひげ』  密会の宿〈3〉似ているひげ (徳間文庫) 収録
脚本: 猪又憲吾
音楽: 羽田健太郎
監督: 松島稔
制作: 東映
出演: 松尾嘉代、森本レオ、岩崎加根子、岡本舞、
野村昭子、日下由美、久富惟晴ほか



千駄ヶ谷で和風連れ込み旅館”くわの”を経営する桑野厚子(松尾嘉代)は、
亡夫の元部下・久保隆(森本レオ)と愛人関係になり同居させていた。
現在はフリーライターをしている隆だが些細なことで厚子と喧嘩になり、
ついにくわのを飛び出してしまう。


密会の宿・女たちの殺人慰安旅行



その数日後、くわのにヒゲをはやした隆が人妻風の女を伴ってやって来た。
応対した従業員・のり子(野村昭子)はそれを見て驚く。
しかも隆は人妻の弱みにつけこんで無理やり関係を持っている様子である。
帰り際、女は部屋に結婚指輪を忘れたのにも気づかずに急いで帰って行った。
後日このことを知った厚子は隆があてつけにした行為だと思い荒れ狂う。


密会の宿・女たちの殺人慰安旅行



厚子の様子が気になってくわのに戻った隆に厚子はこの怒りをぶちまける。
だが隆には身に覚えがないことで全くの誤解だった。
隆は自分そっくりの男がいるのではないかと考えた。


以前、ボーリング大会でつけヒゲを付けた隆を見て
そっくりな男がいると言われたことを思い出し、
その男のことを聞き出し探し出すことにした。



そしてついに、自分そっくりな男がスーパー・バードに野菜を卸している
牧田静夫(森本=二役)であり、連れの女性はスーパー・バード新宿店で
パートをしている人妻・岡崎美紀(日下由美)だとわかった。


密会の宿・女たちの殺人慰安旅行



スーパー・バードは孝則が亡くなり、現在はその未亡人・
三宅友恵(岡本舞)が社長の座を継いでいた。
孝則の母・トキ(岩崎加根子)は会長職にあり
現在は千葉県の小湊に住んでいる。




隆は濡れ衣を晴らすため厚子を連れて牧田のマンションへ行った。
部屋は鍵がかかっておらず二人が中へ入ると牧田はソファで
すでに死体となっていた。




厚子たちは病身の夫を抱えた美紀が出来心で万引をしてしまい、
それをネタに牧田が美紀と関係を持っていたことを知った。
その牧田が殺害され警察の目は美紀へと向けられる。





美紀が犯人でないと信じる厚子は真相を探るために
くわのをのり子に任せるとスーパー・バードにパートタイマーとして潜り込み、
年一回行われる小港への慰安旅行にも参加をした。
厚子はそのことを隆に報告すると、彼も遅れて小湊へやってくる。


密会の宿・女たちの殺人慰安旅行


専務の川岸哲司(久富惟晴)は牧田からリベートを受け取っていた。
それを知った厚子と隆は川岸が口封じに牧田を殺したのではと疑うが、
川岸には事件当日の完ぺきなアリバイがあった。


事件後美紀はパートを辞め姿をくらましていたが、
宿泊先のホテルで厚子と隆は彼女の姿を目撃する。
そして、川岸が旅行中に何者かに刺殺されるという事件が発生。




美紀は偽名でホテルに宿泊しており、川岸が美紀を追いかけていく姿を
見たものが出て、川岸殺しの容疑も彼女にかかる。
その後、美紀を見つけた厚子たちは、彼女が牧田からだけでなく、
川岸からも脅されていたことを知った。
だが、彼女は川岸に殺意を抱いたが殺していないと告白するが
警察が厚子たちをつけていて美紀は二人の目の前で連行されてしまう。


密会の宿・女たちの殺人慰安旅行



厚子は川岸と愛人関係にあった社長秘書から
川岸が牧田が自分の切り札というべき重要な人物だと話していたことを知った。
厚子と隆は牧田の身辺を探り始める。
隆は牧田が「自分も三宅一族だ。」と周囲に漏らしていたことを掴み
スーパーバードの創業者一族の秘密を暴いた。



密会の宿・女たちの殺人慰安旅行



それは、牧田がトキの実の息子だということだった。
厚子はさっそくトキにそのことを確かめるがトキはそれを認めない。
しかし、つけヒゲをつけた隆が姿を現すと、観念して牧田が息子であることを認めた。


牧田は自分の本当の母がトキであることを知り認知を迫っていた。
トキは亡き夫・広介と築き上げたスーパー・バードを守りたかった。
牧田を認知してスーパー・バードの要職につけることはできない。
認知を断られた牧田は、今度は川岸に取り入って乗っ取りを企んだ。
それによりトキは牧田を殺害したことを告白する。



密会の宿・女たちの殺人慰安旅行


しかし、それはトキが友恵をかばってのものだった。
真犯人はトキではなく、友恵だったのだ。


孝則の余命宣告を受けた友恵は心のスキを突かれ、
川岸と関係を持ってしまった。




その後、孝則は病死し友恵は社長の座に就いた。
スーパー・バードは命に代えても守らねばいけない。
そう思った友恵はトキに脅しをかけていた牧田を殺害した。



川岸は友恵の犯行だと気が付き、友恵に社長を退任するように迫ってきた。
慰安旅行先に美紀を呼び出していた川岸は彼女に襲われ、
部屋から飛び出す美紀を追って海岸に来たもののそのまま美紀に逃げられてしまう。



友恵は美紀が用意したナイフが落ちているのを拾い上げ、
川岸がひとりになったところそれで刺殺した。


密会の宿・女たちの殺人慰安旅行



もともと社長の座は重いと拒否していた友恵は、
乞われるままに社長に就任せざるを得なくなっていた。
その重責による心のすきが今回の事件を起させた。



厚子と隆は自然の流れに寄り添うことにして、
もう少し一緒に過ごそうとくわのへ帰って行った。





************ 密会の宿シリーズ ************

1. 「密会の宿殺人事件・義姉の白い肌が夫を誘う…女美容師の完全犯罪!」

2. 「密会の宿殺人事件Ⅱ・消し忘れたビデオの女」

3. 「湯けむり旅館連続殺人 喪服の男と仮面の美女が…」

4. 「謎の美少女と白い帽子の女 置き忘れた免許証が…」

5. 「密会の宿・家元争いの陰に女たちの艶やかな陰謀が舞う・殺人は月明かりの稽古場で・・・」

6. 「密会の宿⑥スポーツクラブで消された女」

7. 「密会の宿・女たちの殺人慰安旅行・忘れられた結婚指輪の秘密」 

8. 「密会の宿⑧・女と男の殺人ドライブ・夕闇に匂う哀しみの殺意」





                         
                                  
        

「挽歌」 (1957年) @シネマヴェーラ渋谷 

category - 昭和の日本映画
2018/ 05/ 28
                 
シネマヴェーラ渋谷の”キネマ洋装店”コラボ企画『美しい女優・美しい衣装』へ
行ったときの続きです。

二本立て上映で前回は「白い悪魔」 (1958年)を書きました。



今回は二本目の「挽歌」 (1957年/歌舞伎座)です。
こちらも原田康子原作で北海道が舞台となっている。



挽歌 


兵藤怜子(久我美子)は子どもの頃の病気がもとで左肘が痛み、
かたわな身の上からかどこか屈折した思いを抱えている。


怜子の母は亡くなり父(斎藤達雄)はそんな娘を不憫に思い
縁談をすすめるが彼女はそれを受け入れない。
一家の身の回りの世話はばあや(浦辺粂子)がやっている。


その怜子はある日、幼い娘を連れて犬を散歩中の設計技師・柏木(森雅之)と出会った。
犬が怜子の手を噛んで怪我を負わせたことから柏木は連絡先を怜子に渡す。
後日、柏木の家を訪れる怜子だが柏木は不在中で姪が応対した。
その時に怜子は柏木の妻・あき子(高峰三枝子)の姿を見る。




劇団みみずく座に所属する怜子は劇団の仲間で
彼女に好意をもつ久田幹夫(石浜朗)と馴染みの飲食店ダフネにいた。
その時に偶然あき子が不倫相手の古瀬達巳(渡辺文雄)と会うところを目撃してしまう。




あき子は達巳と過ちを犯したもののすぐに改心し、達巳と別れようとするが
達巳のあき子への思いは強く別れ話は進まない。
柏木も妻の不貞を知りながらも娘がいることから表だって責めてこない。



自分が体が不自由なことにコンプレックスを抱えていた怜子は、
満たされない結婚生活を送っている柏木に自分と似たようなものを感じた。


やがて、怜子は柏木と一夜をともにする。



怜子の屈折した思いは理解できないもので、
柏木が知らない間にあき子に近づくと、
幹夫の絵のモデルになってほしいと頼み
柏木の不在中に幹夫とともに家へ出入りするようになった。



柏木を愛しながらも、あき子も慕い始める怜子。
複雑な胸中に苦悩する怜子だが、
柏木はあき子と離婚しようと考えていることを告げる。


だが、怜子は喜ぶのではなく、罪の意識からか
今のままでいいのと夫婦の離婚を回避させようとする。
まだあき子は二人の関係に気づいていない。


しかし、あき子が怜子の家へやって来たとき
ばあやが柏木から怜子のところへ何度も電話をかけてきていることを漏らし、
ついに二人の関係があき子にバレてしまう。


自分の不倫関係がもとで夫婦関係が破たんしたと思っているあき子は、
怜子のことを責めないまま帰って行った。
その後を追った怜子は涙ながらにあき子のことも
好きだという気持ちに偽りがないことを訴える。



達巳の人生を狂わし、柏木と怜子を不幸に陥れたと考えたあき子は
自殺を遂げることで全てを清算した。


柏木は怜子と一緒になることを望むが、
怜子は柏木への愛情とあき子への罪悪感に悩んだ末、
柏木のもとから去る決断を下す。



「白い悪魔」とは正反対にやりきれない結末の「挽歌」。



中年期の上品で物静かな女性という印象だった久我美子が、
不倫の恋に苦悩する若い女性を演じているのが意外だった。
今回は不具者ということもあり、どこか捨て鉢な感じで、
不倫相手への感情も激情的な演出がされていた。



愛人関係にある男の妻の不倫現場を目撃したからか、
わざわざ妻に近づいていったにもかかわらず、
その妻を憎みながらも好意を抱いていくという相反する感情を持つ。


そのくせ、男との関係もすっぱり切るのではなく、
逢瀬を続けながらもその妻への歪んだ感情に苦悩する。
結局夫婦関係を壊したかったのかなんなのか・・・。



しかもさんざんかたわといいながらも
妻が自殺してから家主が不在中に忍び込んだ
柏木邸のキッチンで料理を作る時に
普通に左手が使えていたのが笑えた。



1958年の作品ということで石浜朗が若くてびっくり。
おじさんの時しか知らなかったのでその好青年っぷりな
見た目は新鮮でした。



また渡辺文雄は面影はあるもののクレジットがなければ
彼だとは気づかなかったかも。


今回は「美しい女優と美しい衣装」がテーマだが、
ヒロインの久我美子はパンツ姿でちょっと男勝りな感じ。
それだけに女としての感情を森雅之にぶつける時のギャップが感じられた。


反対に貞淑で上品な風貌の高峰三枝子のエレガントさは
貫禄が伝わってきた。



さて、今回もまたまた気になる映画チラシがいくつも見つかった。



芹明香パラダイス 新文芸座

池袋の新文芸座で5月24日~5月31日まで行われる「芹明香パラダイス」



日活や東映のエロ作品が多数上映されるようだが、
最終日の5月31日は日本初の本番作品「愛のコリーダ」と、
神代辰巳監督の「青春の蹉跌」をやる。


このうち「青春の蹉跌」は見たことがあるが、
芹明香という女優が出ていたのには全く気が付かなかった。




小津4K 巨匠が見つめた7つの家族


監督小津安二郎の作品は結構見ているので行くことはないと思うが、
今回は4Kデジタルの修復版が上映されるらしい。
それが、新宿ピカデリーと角川シネマ新宿でやるというのが意外だった。



七〇年代の憂鬱 神保町シアター

こちらはすでに劇場ホームページで知っていたのだが、
神保町シアターの「七〇年代の憂鬱-退廃と情熱の映画史」


以前なんかの記事でちょろっと書いた「青春の殺人者」だが、
水谷豊が親を殺すときの描写や、母親役の市原悦子との
近親相姦っぽい関係が気味悪く狂気を感じ怖くなったのを覚えている。


これを劇場でやるのね。
私は一度見たら沢山だったので行かないが、
今の水谷豊しか知らない世代は一度見てみるといい。


またここでは沢田研二の「太陽を盗んだ男」も上映予定。

それ以外で目を惹かれたのは、東京12チャンネルでやっていた
「江戸川乱歩シリーズ」で明智の助手・小林を演じていた
岡田裕介が主演の「赤頭巾ちゃん気をつけて」だ。


彼は江戸川乱歩シリーズでしか見たことがなかったけど、
映画の主演をやっていたこともあるんですねぇ。




古いドラマや映画を見始めるといろんな俳優さんの存在を知るので楽しいです。


実際、古い映画といっても若い世代の方も結構見に来ていますからね。
若い女性がひとりで見に来ているのはいつも感心させられます。



久しぶりに映画を二本見て、渋谷駅の方へ歩いていく途中
すぐそばにあるBunkamuraを通りかかりました。



ル・シネマ ダリダ


この日(5月19日)からはBunkamuraにあるル・シネマでは、
映画「ダリダ」の上映がスタートしていた。
こちらも見たいなと気になっている作品のひとつです。