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展覧会レポート昭和のドラマ昔の土曜ワイド劇場懐かし邦画

2018年07月

        

2018リーグ 第13節 浦和レッズ戦  今季初の連勝!、第14節 セレッソ大阪戦

category - 鹿島アントラーズ
2018/ 07/ 27
                 
■Jリーグ第13節 鹿島アントラーズ 1-0 浦和レッズ
2018年5月5日(土) カシマサッカースタジアム 17:03キックオフ/33,647人


【スタメン】
GK 曽ケ端 準
DF 西 大伍、植田 直通、昌子 源、安西 幸輝
MF 三竿 健斗、レオ シルバ、遠藤 康 、永木 亮太
FW 金崎 夢生 、土居 聖真


【控え】
GK クォン スンテ
DF 伊東 幸敏、犬飼 智也
MF 小笠原 満男
FW ペドロ ジュニオール、鈴木 優磨、山口 一真

【得  点】 25分 金崎 夢生
【交  代】 62分 土居 → 鈴木、72分 遠藤 → ペドロ、88分 レオ → 小笠原




今年はじめての鹿島記事です。


一応テレビ放送されたものは全て見ていたのですが、
今年はバタバタしていてじっくりと試合を見れたわけではなく
ブログにきちんと書けるような感想を持ち合わせていなかったこともあり
これが1発目の投稿となりました。



去年、ブログには書きませんでしたが柏戦を現地観戦していろいろ思うところあり、
その後大岩監督続投やFWの補強がないことは理解に苦しみましたね。
監督、コーチと身内で固めているのに、なぜか失われていく鹿島らしさ。
そして、今季はまさかの「降格」という二文字も脳裏に浮かび辛かったです。




6節の湘南戦の時に記事を書きかけたのですがネガティブワードが多くなりそうで、
途中まで書いたのに削除してしまいました。



また鹿島の監督をやってくれたらいいなと思っていたオリヴェイラが
浦和の監督に就任してしまいショックでしたね。
だから見る前は楽しみといいうよりちょっと悔しい気持ちを抱えテレビ観戦していました。


それだけに内容は良いとは言えないながらも勝ったことはとても嬉しかった。
お互いに負けられない相手とあって、緊張感のあるいいムードの試合だったと思います。
この試合からは勝ちたい!という気持ちが充分に伝わってきました。



明日はACLですね。
夜の試合ということでこちらもテレビ観戦できそうなので、
テレビの前で応援します。



(2018年5月8日  投稿)



■Jリーグ第14節 鹿島アントラーズ 2-0 セレッソ大阪
2018年7月25日(水) ヤンマースタジアム長居 19:03キックオフ/16,631人

【スタメン】
GK クォン スンテ
DF 西 大伍、犬飼 智也、昌子 源、安西 幸輝
MF 三竿 健斗、レオ シルバ、中村 充孝 、安部 裕葵
FW 土居 聖真、 鈴木 優磨


【控え】
GK 曽ケ端 準
DF 町田 浩樹、内田 篤人
MF 小笠原 満男、永木 亮太、田中 稔也
FW 山口 一真


【得  点】 57分 鈴木 優磨、60分 土居 聖真

【交  代】 41分 昌子 → 町田、82分 中村 → 永木、90分 土居 → 山口



今週は夏風邪をこじらせてしまい寝込んでいましたが、そんな中セレッソ戦をテレビ観戦しましたのでサクッと簡単に。
その前の柏戦はダイジェスト映像を見たのですが、中断前の点とれない病が嘘のような大量得点。
コーチがヤナギから黒崎さんに代わったおかげなのか、セレッソ戦でもスムーズな攻撃の流れが見れて久々に鹿島の試合を見てワクワク感が戻ってきたかんじでした。



W杯終了後に昌子よりも早く植田が海外のクラブに移籍、そしてセレッソ戦前日には今季より10番を背負ったエース金崎までもがまさかの鳥栖に電撃移籍と、いささか不安を抱えながらの観戦でしたがそんなことを忘れさせてくれるくらい。



いいにつけ悪いにつけ何かと話題にあがりやすい金崎ですが、個人的には好きな選手のひとりでした。
ここ数年のタイトル獲得に大きく貢献してくれた選手でもありましたので、移籍が発表された時はショックでしたが、本人のコメントを読むと快く送り出したいと気持ちが変わってきました。



さて、セレッソ戦ですが、前半で守備の要の昌子が負傷による交代という嫌な展開に。
正直、代わって入った町田にはまだ怖いなぁという印象しかなかったんですが、まさか得点をアシストするとは!
結局犬飼とのコンビで完封したので、二人にとっては自信がついた試合になったのではないでしょうか。
私もとても嬉しかったです。


それに、優磨や土居、安部が生き生きとプレーしている姿をみてなんだかウルウルしてしまいました。
最後ちょこっとだけ入った山口も、自身のアピールよりも、無失点で試合を終わらせるという使命を全うしていて、チーム全体がまとまっている雰囲気が感じられたのも良かった。


また、スンテも途中で足を痛めながらも、交代枠を負傷で使わせないように頑張っていましたね。
本当にこの人にはいつも助けられているイメージがあります。


早いもので明日はもうガンバとの試合が控えている。
選手たちにとっては厳しい日程だと思いますが、ぜひ勝ち続けて順位をあげていきたいですね。



            
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「地底から生きかえった男・ホステス殺しは転落した現職刑事か!?」 (1990年)  生き返った男シリーズ第三作

category - 土曜ワイド劇場
2018/ 07/ 21
                 
『生き返った男』シリーズの最終作。



●「地底から生きかえった男・ホステス殺しは転落した現職刑事か!?」  
1990年7月21日
脚本: 柏原寛司
監督: 黒沢直輔
制作: 松竹芸能
出演: 三浦友和、石野陽子、佐藤浩市、結城しのぶ、本田博太郎、
戸浦六宏、水原ゆう紀、出光元、片桐竜次ほか



地底から生きかえった男





巨額の脱税容疑で内偵中の会社社長・前島猛(船渡伸二)が死体で発見された。
前島は一般投資家から多額の資金を集め派手な仕手戦を演じており、
兜町でも話題に上っていた人物だった。


前島は三億円を入れたアタッシュケースを持ち、
取引先に行くといい自分で車を運転してひとりでどこかへ向かった。
その夜、愛人のホステス脇坂えりか(柳綾稀子)がいる青山のバー「クリフサイド」へ飲みに行き、
店を出た後から消息を絶っていた。




城西署の刑事・飯岡(三浦友和)は、資金面でつながりのあった総会屋で東亜商事社長の
黒岩(戸浦六宏)の犯行とにらむ。
前島には黒岩からの融資があったはずで裏帳簿を抑えればそれが証明できると考えていた。
だが、捜査課長・浅井(出光元)は確かな証拠もなく政財界に顔がきく黒岩を
捜査対象にしようとする飯岡をけん制した。



飯岡は浅井から言われた通り、引き続きえりかの張り込みを続けながらも、
黒岩の身辺を探ろうとする。
そんな飯岡に対し学生時代からの友人で同僚刑事の大川純一(本田博太郎)は、
前にも黒岩に目をつけたカネコ(佐藤浩市)刑事が退職せざるを得なかったことにふれ、
二の舞にならないためにも飯岡にやめるよう忠告する。




地底から生きかえった男



飯岡のことは黒岩にも伝わっており危険人物としてマークされていた。
黒岩は前島が持っている裏帳簿を手に入れ始末したいと考えていた。



黒岩の尻尾を捕まえたい飯岡はえりかに直接全てを話してくれるよう頼み、
揉めているところをマンションの管理人に見られてしまう。
その後張り込み場所へ戻った飯岡を黒岩の手下(片桐竜次)が襲ってきて
気絶している間にえりかが何者かに殺されるという不祥事を起こしてしまった。



その上、えりかが殺された部屋に飯岡のライターが落ちていたこと、
前日の夜えりかと揉めていたのを見た管理人の証言もあり容疑は飯岡にかけられた。
浅井は飯岡を襲った男は自分たちが洗い出すと言い捜査から外して休暇を命じる。




地底から生きかえった男




飯岡は大学の探検部の後輩から誘われて大川と後輩の順子(石野陽子)と一緒に
福島県の洞窟に探検に出かける。
地底深く潜っていると突然土砂崩れが起こり飯岡は行方不明となってしまう。
生き埋めになった飯岡が出口を求めて洞窟内をさまよっている時、
張り込み中に大川がくれた缶詰の破片を発見し火薬の匂いを感じた。
そして、土砂崩れは事故ではなく仕組まれたものではないかと考え始めた。



飯岡が救出できる可能性は絶望的だと伝えられ、
えりか殺し容疑の汚名を着せられたまま遭難死と報じられていた。



執念で出口を見つけ脱出した飯岡も新聞でそのことを知り、
別れた妻の礼子(結城しのぶ)を訪ねていく。
礼子は店の客でもあった順子に飯岡の生還を伝え再会を果たすことが出来た。


地底から生きかえった男




飯岡が出てくるまでの間に順子は黒岩の周辺を調査していて、
さっそくその報告を受けた。
礼子は大川にも協力を頼むよう助言するが、
洞窟で自分を殺そうとしたのが大川ではないかという疑惑がある飯岡は
大川にはこのことを口外しないように口止めした。


飯岡は退職したカネコに会いに行き、黒岩から署長に圧力がかかっていて
部下を平気で切り捨てることや、甘い罠に身動きがとれなくなっている刑事が
いるらしいことを聞き出した。



地底から生きかえった男




ずっとえりかを張り込んでいた飯岡は、彼女が殺される前にクリフサイドのママ(水原ゆう紀)の
タクシーに同乗して帰ったことを知っていた。
ママのマンションの部屋をガサ入れして前島がえりかに託していた裏帳簿を見つけ出した。
えりかは執拗な飯岡の尾行から帳簿を守るためにタクシーの中でママに預けていたのだ。



そうとは知らないママは自分が預かったものが黒岩が欲しがっている裏帳簿だとわかると、
黒岩から二千万円を強請り取っていた。
しかし、帰宅してみると帳簿を手に入れた飯岡がいてそのまま帳簿を持ち去られてしまった。
入れ替わりにさっきママと取引した黒岩の手下が部屋に押し入ってきた。
ママは死んだはずの黒岩が生きていて帳簿を盗まれたと伝える。




礼子の家に戻った飯岡がこれまでのことを報告すると、
部屋にいた順子は黒岩が飯岡の命を狙っているのはわかるが、
洞窟で起きた土砂崩れを事故に見せかけて誰が仕組んだのかがわからず
謎が残っている様子だった。


地底から生きかえった男




飯岡と別れてから礼子には新しい男が出来たようで、
呼び出しの電話がかかり出かけてしまった。
その後飯岡も裏帳簿をコインロッカーに預けるために外出し、
順子ひとりが部屋に残された。




帳簿を預けたその足で、飯岡は大川に会いに行く。
死んだと思っていた飯岡が生きていても大川は驚いた様子がない。
黒岩と密通していると確信を深めながらも、裏帳簿が手に入りそうなことを告げ
飯岡は頼れるのはお前だけだと協力を求めるそぶりをみせた。



地底から生きかえった男



飯岡が礼子の部屋に帰ってみると留守番をしていたはずの順子がいない。
黒岩サイドは裏帳簿と引き換えに順子を返すと要求してきた。



飯岡は帰宅した礼子を問いただすと、大川と肉体関係があることを認め、
飯岡が生きて帰ってきたことを知らせたことがわかった。
黒岩たちはそこで留守の間に順子を誘拐して裏帳簿を手にしようとしたのだろう。




地底から生きかえった男




飯岡は待ち合わせ場所へ行くと、偽の裏帳簿を渡し順子を救出した。



黒岩の会社に乗り込んでいった飯岡を、金などをちらつかせて言いなりにしようとするが、
要求に応じないとわかると、浅井を呼び説得させようとした。
黒岩サイドについていたのは大川だけでなく、浅井課長も同様だったのだ。





飯岡はスキを見て浅井の銃を盗み撃とうとした手下を始末すると、
浅井に黒岩を逮捕させた。


地底から生きかえった男



部屋を出ると大川がいて飯岡に銃を向けてくるが、
それは浅井の銃を持っている飯岡に自分を射殺させたいだけの芝居だった。



地底から生きかえった男



全てが終わり礼子とも別れた飯岡は、自分を真剣に愛してくれる
順子の気持ちを素直に受け入れようとしていた。










************ 関連記事 ************


◆ 「白の処刑・絞首台から生き返った男」

「墓場から生きかえった男」

「地底から生き返った男」









                         
                                  
        

「兄弟」 (1969年)  木下恵介アワー

category - 昭和のテレビドラマ
2018/ 07/ 17
                 
「三人家族」と「二人の世界」が面白くて、
同じ”木下恵介アワー”の「兄弟」も軽い気持ちで見てみた。


出演者が地味という事もあって期待せずにいたのだが、
見ているうちにどんどんハマってしまいいつしか放送日を楽しみにするようになってしまった。


おとぼけな秋野太作が本名の津坂匡章で出演していて
珍しく一流会社に勤める繊細な二枚目を演じているのが意外!
しかも、津坂さんが劇中にギターを弾いていて、
これもイメージになくて弾けることにビックリした。



年頃の息子二人を持つ、志沢一家の平凡な生活を描いているのだが、
特にドラマティックな出来事があるわけでないのだが面白かった。
その他の感想などは文末に。




■ 「兄弟」  
放送期間: 1969年10月21日~1970年4月14日 (全26話)
脚本: 山田太一
音楽: 木下忠司
主題歌: 「どうして声がとどかない」  ジャン・グラーズ
ナレーション: 矢島正明
演出: 木下恵介ほか
制作: 松竹、木下恵介プロダクション、TBS




兄弟 木下恵介



志沢静男(津坂匡章)は大学卒業後、一流会社の総務部で働いている。
代わり映えのしない毎日を送っていたが、静男には密かな楽しみがあった。


それは11階にある秘書課にいる森本紀子(秋山ゆり)の存在だった。
総務課の一社員静男とは仕事上のかかわりもなく
ただただひっそりと彼女を思うだけであった。



静男は、サラリーマンの父・修太郎(北村和夫)と母・厚子(津島恵子)、
大学生の弟・順二(あおい輝彦)と四人で一軒家に暮らしている。



ある雨の日、傘を持たなかった順二に通りがかりの若い女性が傘を貸してくれた。
それをキッカケに順二は彼女に激しく恋をしてしまい
名もわからぬ彼女をついに捜し出すことに成功した。



彼女は栗山京子(沢田雅美)といい、山梨から集団就職で東京へ出て来て
現在はデパートでウェイトレスをしている。
順二は彼女への熱い思いを告げるが、高卒ウェイトレスの自分に
大学生が恋をしているという出来すぎた話が受け入れがたかった。


京子の同郷で同じ店でウェイトレスをしている智恵子(菅本列子)も
順二が京子を弄ぼうとしているのではないかと心配し順二を京子に寄せ付けないように邪魔をする。
だが、智恵子はそのうちに順二に惚れてしまい、京子も熱烈にアタックしてくる順二を愛すようになり、
二人はいつしか順二をめぐってライバル同士となる。

兄弟 木下恵介




はじめこそ京子と智恵子から邪険に扱われていた順二だが、
二人が自分に愛情を抱いていると知ってからも、
順二は智恵子には目もくれず京子だけを愛していた。
智恵子という邪魔者がいながらも二人の心はしっかりと結びつき、
恋人同士となり最終的には両親にも紹介するまでの仲となった。




一方、静男が恋する相手紀子だが、昼休み偶然あるレストランで鉢合わせたことから、
だんだんに距離が縮まっていく。
会社で顔を合わせても他人のフリをする二人だが、
レストランで顔を合わせたときは仲良く一緒に食べることを約束する。



兄弟 木下恵介



こうして、同じ会社の社員同士という以上の感情が紀子の中でも育っていく。


紀子は母を亡くし大工をしている父・辰造(菅原謙次)と二人暮らし。
辰造のもとで働いている浅川信吾(島津元)は紀子を激しく愛していている。



兄弟 木下恵介



紀子は静男に惹かれていきながらも、猛烈に求愛してくる信吾との間で気持ちが揺れた。
静男の存在に気がついた信吾は紀子を諦めてくれと直談判するが、
これまで穏やかだった静男も紀子を愛する気持ちは誰にも負けない。
信吾の要求を一蹴した。



紀子は自分が嫁に行ってしまえば父がひとりになってしまう。
だんだん静男のことを愛し始めていた紀子は心の葛藤を抱えていて、
静男のプロポーズにも煮え切らない態度をとっていた。



紀子から求婚のOKを正式にもらう前に静男は彼女を家族に紹介することにした。
そして、ついに紀子も静男との結婚を決断し辰造に静男を紹介した。


兄弟 木下恵介




そんな中、修太郎の様子がおかしくなってきた。
これまで仕事一筋に打ち込んできた修太郎だが左遷にあっていた。
修太郎は誰にも内緒で就職活動をしていて、会社を辞めて友人の事業を手伝う事を
厚子たちに打ち明けた。





これまで亭主関白で厚子の内職も快く思っていなかった修太郎だが、
これを機に角が取れて丸くなってきた。
厚子も修太郎が左遷されたまま会社にしがみつくことへの抵抗があり、
修太郎の決断を喜んで受け入れた。


兄弟 木下恵介




志沢・森本両家の顔合わせも終わり、結婚が身近に迫ってくると、
今度は静男の方に迷う気持ちが生まれてきた。
静男はそんな感情を修太郎に打ち明けるが、それは誰にでもある、
結婚という責任を負う事、平凡な人生を送ることへの一時の迷いだった。



兄弟 木下恵介




こうして静男は紀子との結婚へ、修太郎も新しい人生の第一歩を踏み出した。




「俺たちの旅」と同じく、北村和夫と津島恵子が夫婦役。
あの時二人の一人娘・紀子と交際していたのが津坂匡章。
二人はいい加減な津坂との交際を反対していた。
「俺たちの旅」の方を最初に見たので、そちらの印象が強く、
今回は親子という設定も最初はシックリときませんでした。


シックリこないといえば、三人家族ではチャキチャキ娘の沢田雅美が
あおい輝彦に熱を上げて一方的に追うのだが、今回はその反対。
沢田はちょっと影がある感じで、大学生のあおいが一目ぼれをして
猛烈にアタックをするというもの。




また、菅井きんが京子たちが住む女子寮の管理人として登場。
はじめこそ、あおいに敵対心を燃やすが徐々に彼を受け入れていく。



今回は私にとって初めて知る役者さんがふたりいた。



一人目は、志沢家の長男・静男のフィアンセとなる森本紀子役の秋山ゆり。


サラリーマンと大学生の兄妹の恋愛を描くという事で、
ドラマで展開されるのはごくごくありふれた日常生活。

設定や出演者も地味だなぁと思っていたら、
相手役の女性も地味な見た目。
はじめは物足りなさを感じていたのだが
見続けていくうちに、結構きれいな人だなぁという風に印象が変化してきた。


秋山ゆりという女優さんの情報が少ないのであまり詳しいことはわからないのだが、
なんでもデビュー前にはスチュワーデスをしていた方だとか。



兄弟 秋山ゆり



確かに言葉遣いや立ち振る舞いから気品さが感じられ、奥ゆかしくて美しい。
派手さはないが接していくうちに魅力がわかってくる。



どうやら早々に女優は引退なさっているようで、私は今回のドラマで初めて存在を認識しました。


この秋山ゆりの父・辰造役には菅原謙次。
二枚目でインテリな印象があるが、今回は大工の棟梁。
一人娘を嫁がせる寂しさはあるものの、昔からの得意先の娘、南風洋子にどうやら惚れているよう。
相手の娘もまんざらではない様子。



その辰造のところで働いている若い大工で、紀子に激しい愛情を抱く浅川信吾に島津元。


こちらも初めて存在を認識した役者さん。



兄弟 島津元



大工の娘でありながら大きな会社の秘書をしている紀子と自分とは釣り合わないと思いながらも、
その愛情を隠すこともなく、静男の存在を知ってからは激しい嫉妬心を抱く。
辰造も紀子と信吾が結ばれて、信吾に跡を継がせたいと考えながらも、
紀子が静男を愛していると知り、辰造も一時期辛い感情を持っていた。


最初はその様子にウザイと思いながらも、最後の方は見事にフラれてかわいそうになってしまった。



なんとなく見始めた「兄弟」だが、オープニングで流れる主題歌がまた独特で、
聞き続けているうちに自然と口ずさんでしまうようになってしまった。








関連記事


■ 「三人家族」 

■ 「二人の世界」 

■ 「兄弟」 




                         
                                  
        

「瀬戸内ミステリー海流・無人島の首なし死体」 (1990年)  藤原宰太郎 『無人島の首なし死体』

category - 土曜ワイド劇場
2018/ 07/ 14
                 
探偵役・久我京介を植木等、助手の西川明夫を川崎麻世が演じた
シリーズ第1作目。




●「瀬戸内ミステリー海流・無人島の首なし死体・
尾道フェリーの女」  1990年7月14日
原作: 藤原宰太郎  無人島の首なし死体 (光文社文庫)  
脚本: 篠崎好
音楽: 津島利章
監督: 野田幸男
制作: 松竹
出演: 植木等、川崎麻世、岡安由美子、太川陽介、
清水ひとみ、鹿取洋子、桜金造、堀内正美ほか




瀬戸内ミステリー海流




演出家志望の西川明夫(川崎麻世)は、恋人の山下洋子(岡安由美子)、
ミステリー研究家の久我京介(植木等)とともに
明夫の父の別荘がある瀬戸内海の向島に旅行に行くことになった。




尾道に着くと向島に住む洋子の大学の先輩・小杉美奈子(鹿取洋子)が三人を出迎えてくれた。




瀬戸内ミステリー海流


久我たちは地元の美奈子を案内人に、尾道からフェリーで向島へと向かう。
美奈子の家は向島の近くにある、「双子島」という名の小さな無人島を所有していると説明した。






向島に到着した明夫は心臓まひで倒れた警官が、
短銃を奪われるという事件現場を偶然通りかかった。
そこへやって来た美奈子の婚約者で毎朝新聞記者の九十九幸雄(太川陽介)とともに
片平巡査(桜金造)から拳銃を盗んだ疑いをもたれるというとばっちりを食らう。




その夜、久我、明夫、洋子は美奈子の実家に招待された。
大広間には美奈子の父・章太郎(加島潤)と母(星野晶子)、九十九をはじめ、
章太郎の弟で画家の章治(高峰圭二)も来ていた。
章治は離れに住んでいたが、今は双子島で生活しているのだと話す。




ところが、章太郎は双子島を売却したがっており、
章治はそのことを嫌味っぽくチクリと久我たちに明かした。





瀬戸内ミステリー海流



夕食会には郷土史家の石田(堀内正美)とその妻・静代(清水ひとみ)も参加している。



石田は村上水軍の末裔だと自称しており、
章治が住む双子島に村上水軍の埋蔵金が隠されていると言い、
本格的に島で発掘作業をやらせてほしいと頼み込むが
章治はキッパリと断っていた。






章治は女グセが悪いらしく、人目がないところで敵対する石田の妻・静代に言い寄っている。
その様子を石田がコッソリ盗み見しているところを、久我が遠目から目撃してしまった。
章治に関してはそれだけでなく、交通事故死した章治の妻の死が
章治に責任があると思い込んでいる妻の兄・後藤が殴りこんできて騒動となる。





翌朝、双子島の海へ遊びに行った久我たちは章治と思われる首なし死体を発見した。
そばには「IC」と書かれた文字があり、どうやら章治が死ぬ間際に残したダイイングメッセージらしい。
もし章治を殺した凶器が殺された巡査が携帯していた銃ならば、
そのライフルマークは警察に記録されている。



瀬戸内ミステリー海流



久我は犯人は巡査の拳銃で章治の頭を撃ったが、
弾は貫通せずに頭部にとどまり仕方なく首を切り落として持ち帰ったのではないかと推理した。




郷土史家の石田は、章治に双子島の発掘調査を拒否されていたが、
彼が死に、章太郎からは調査の了承をもらったと
ウキウキした表情で洋子たちにそのことを話した。




瀬戸内ミステリー海流



果たして村上水軍の末裔を名乗る、石田があると見込んだ
埋蔵金は双子島に隠されているのか?


石田はさっそく調査に出かけるための身支度をはじめた。
生前章治との肉体関係を疑っていたため、
静代との仲もギクシャクしだしていた。



だが、今は発掘調査のことで頭がいっぱいで、
事実関係を深く追求することはしなかった。




その後、偶然通りかかった明夫と洋子に片平が石田家の離れの様子がおかしいと漏らす。
片平の案内で離れへ向かったが、中からは返事がない。
仕方なく窓ガラスを破って部屋に侵入すると石田の服毒死体があり、
部屋の中にはワープロで書かれた石田の遺書も見つかった。


瀬戸内ミステリー海流


そこには、巡査の拳銃を盗んだのは自分で双子島で試射したのを章治に怪しまれ、
章治を射殺し弾丸が入ったままの頭部とピストルは海底に沈めたと書かれている。



石田は離れに幼い息子意外に妻の静代さえも入れさせず、
死体が発見されたときには完全な密室状態だった。
静代は石田が殺されたころ、何者かに呼び出しを受けていてアリバイが証明出来ないが、
いずれにしても離れの合いカギを持っていない静代には犯行は不可能に見えた。



九十九を連れて章治の墓参りに行った美奈子が、鉢合わせた静代と口論になる。


瀬戸内ミステリー海流




その様子を遠巻きに見ていた明夫は、美奈子が学生時代美術の教師だった
章治に犯された過去があり、結婚後も章治からそれをネタに関係を迫られていたことや、
美奈子も学生時代に章治にレイプされかかった事実があることを知った。



静代だけでなく、美奈子でさえも章治を憎んでいることがわかり
二人とも章治を殺す動機は充分にある。


瀬戸内ミステリー海流



そんな中、ついに久我が石田殺しの密室のトリックを解明した。
久我は現場の玄関に画版が置いてあったのが気になっていたのだ。
犯人は石田を服毒自殺に見せかけて殺した後に、離れにカギをかけた。


玄関にはタタキと上がり口の段差に画板を立てかけて
そばには石田の息子のおもちゃであるラジコンカーが置いてある。
犯人は玄関の扉にある郵便入れの口から、ラジコンカーの荷台にカギを落とすと、
操作をしてラジコンカーを画板の上を走らせ部屋に誘導した。


瀬戸内ミステリー海流



荷台からカギを部屋に落とすと、ラジコンカーをベッドの下に置いた。
その後、立てかけてあった画板を落とし、密室のトリックを完成させた。
そとには蚊の死骸があり、久我はそこから犯人の血液型がわかるだろうと言い残すと
小杉邸へ向かった。



久我は部屋の書棚から「IC」の記述がある本を見つけた。
「IC」がローマ数字であると解いた久我は、
「IC」が100-1を意味するもので100-1=99、
すなわちダイイングメッセージは犯人の名である九十九を意味すると断定した。


瀬戸内ミステリー海流




だが、九十九には双子島で章治が殺された夜は、
尾道の友人宅にいたというアリバイがある。
久我は九十九がハンググライダーが得意なことに目をつけ、
それを使って往復したのだろうと見破った。


その頃、九十九は洋子にかつて自分の姉が章治に弄ばれたうえ、
妊娠し中絶手術の最中死亡したことを告白していた。



瀬戸内ミステリー海流



そこへ久我たちがやって来た。
九十九は章治殺しの時のハンググライダーのアリバイトリックを暴かれるが、
証拠はないと犯行は認めなかったが、章治の頭部が見つかり、
石田の離れに遭った蚊の死骸から、
九十九と同じRH-AB型の血液が採取されたと言われとうとう犯行を認めた。



九十九は偶然、巡査が心臓発作で死んでいる現場に遭遇し、
彼の拳銃を盗むところを通りかかった章治に見られてしまった。
章治はそれをネタに500万円を強請ってきた。


九十九は友人宅からハンググライダーで章治がいる双子島へ行き章治を射殺した。
だが弾は章治の頭部に残ったままだ。
九十九は章治の頭を切り落とし双子島に埋めた。



ところが今度は、埋蔵金目当てに石田が双子島の発掘調査をやると言い出した。
九十九は静代をニセ電話で外におびき出した上で、
離れにいた石田を自殺に見せかけて殺害し、ワープロで遺書を作り章治殺しの容疑を着せた。



九十九はバッグから拳銃を取り出し、明夫たちへ向けた。
それを見た美奈子は銃口を自分に向けさせる。


瀬戸内ミステリー海流



九十九はあと1発弾が残っているというが、洋子たちは警官の銃は1発が空砲のため、
銃にはもう弾は残っていないと宣言する。


みんなの気がそれた一瞬の隙に、九十九は自分の胸を銃で撃ちぬいた。
彼はこれまで撃った弾の数を嘘をついていたため、1発だけ弾が残っていたのだ。



事件は久我の活躍により無事に解決をし、3人は東京へと帰って行った。







無人島の首なし死体 (光文社文庫)





ベテラン植木等に太川陽介、川崎麻世、鹿取洋子という昭和のアイドルという組み合わせ。
放送は1990年で、この頃には初期の土ワイの雰囲気もなくなり、
明るく軽快なタッチで演出がされている。




高峰圭二、加島潤、星野晶子が出演しているのだが、
美女シリーズでよく目にする役者さんたち。



また岡安由美子も懐かしい。
めちゃくちゃ細くってビックリでしたが、このころからずいぶん月日が経ちましたが、
どうやら現在でもスタイルの良さ?(さすがに細すぎだが・・・)は維持したまま、
年齢を重ねられているようですね。




※※※ ミステリー研究会シリーズ ※※※


■ 「密室の死重奏(カルテット)」

■ 「瀬戸内ミステリー海流・無人島の首なし死体」

■ 「キャンパス迷路殺人事件・受験疑惑!密室殺人!!車の中に温かい死体が…」

■ 「千曲川旅情殺人事件・二つの密室トリック」

■ 「湖畔の別荘、殺しのパズル・3つの死体に3つのトリック!」








                         
                                  
        

「京都新婚旅行殺人事件・豪華遊覧船に仕組まれた密室トリック・・・・」 (1986年)  山村美紗 『京都新婚旅行殺人事件』

category - 土曜ワイド劇場
2018/ 07/ 12
                 
同僚カップルと京都へ新婚旅行に旅立った花嫁が
その夫婦が相次いで変死したことからやがて夫の行動に疑惑を抱く。



●「京都新婚旅行殺人事件・豪華遊覧船に仕組まれた密室トリック・・・・」  
1986年7月12日
原作: 山村美沙  京都新婚旅行殺人事件 (光文社文庫)
脚本: 長野洋
監督: 永野靖忠
制作: 東京映画新社
出演: 岡田茉莉子、かとうかずこ、荻島真一、
山本耕一、内藤武敏、高沢順子ほか



南田物産の秘書課に勤める田中美知子(かとうかずこ)は、
同社のホープ、営業部長の朱雀修一郎(荻島真一)と結婚した。


京都新婚旅行殺人事件




朱雀は再婚で、前妻の昌子(藍とも子)は新婚三か月に北海道でひき逃げ事故により死亡している。
彼女は元南田物産の秘書課に勤務していて、三年前まで美知子と同僚だった。
もともと朱雀に好意を抱いていた美知子は、
二人の結婚が決まったとき会社を休んだという噂が立っていた。


昌子の死後、南田社長(内藤武敏)と夫人・麗子(岡田茉莉子)から、
美知子に朱雀との縁談が持ち込まれ再婚する運びとなったのだ。



美知子と朱雀の結婚式は社長令嬢・南田千津(高沢順子)と
営業課長・森田一男(下塚誠)のカップルと同じ日に行われ
二組は京都へ二泊三日の新婚旅行に旅立った。



千津は朱雀を好きだという噂があり、森田の方にも社内のOL
川口アケミと付き合っていたという複雑な人間関係がある。
それに美知子たちの式には祝電でなく新婦の死をお悔やみ申し上げるという
何者かからの嫌がらせの電報が届いていた。




京都のホテルに着いた夜、美知子たちの部屋に
成田のホテルで専務の佐山(土屋嘉男)と
一緒に飲んでるという麗子から電話が入った。



京都新婚旅行殺人事件


その夜、憧れの朱雀との初夜を終え眠れずにいる美知子に
朱雀は睡眠薬を渡し彼女はそのまま寝入ってしまう。
だが、目が覚めた時には隣のベッドに寝ているはずの朱雀の姿がない。



一方、千津は森田との初夜を口実を設けてことわり一人でベッドに入った。
気持ちがおさまらない森田はそのまま部屋を出ていってしまう。





翌朝、千津の転落死体がホテルで発見された。
彼女はわざわざ洋服に着替えていて、ホテルの非常階段には靴が残されていて、
そこから転落したようだが、まだ自殺とも他殺ともわからない状況だった。



京都府警の刑事(山本耕一)が到着し、事件関係者に事情聴取を行った。


夕べ森田は追ってきたアケミと会ったがすぐに別れた。
アケミはその後行きずりの男と一夜を過ごし確かなアリバイがあり、
森田を取られた嫉妬にかられ千津を突き落としたという可能性は消えた。



京都新婚旅行殺人事件




千津は思い込みの激しい性格で一度自殺未遂を起こしたことがある。
初夜に森田がアケミと会っているのを見てしまい自殺したという疑いも出てきた。
森田は結婚前にアケミときれいに別れたと説明したが、
千津の父から反対をくらい葬儀にも出ることが出来ず
会社を辞めるのではと見られていた。



京都新婚旅行殺人事件



そこへ京都から捜査のために東京へ来ていた京都府警の刑事が
美知子に声をかけてきた。
千津の死はまだ他殺の疑いもある、何か気づいたことはないかと聞かれ、
初夜の日、目が覚めたときに朱雀がいなかったことが脳裏をよぎり、
夫に疑惑の目を向け始めた。



そんな美知子のもとに見知らぬ女性から朱雀を愛した昌子、千津が殺され
次はあなたの番だという怪電話がかかってきた。



その後、青酸カリを飲んだ森田の死体が自宅で発見された。
部屋にはワープロで千津を殺したことを匂わせる遺書が発見された。
だが、森田が大のワープロ苦手だったことを知っていた美知子は疑問を持った。



遺書の字体と森田の部屋にあったワープロの字体が違うことがわかり
彼の死は自殺ではなく他殺の線が濃厚になってきた。



そんななか、千津の件で新婚旅行を台無しにしてしまったという
社長夫婦の気遣いから美知子と朱雀が琵琶湖旅行に招待をされた。
この旅には美知子夫婦と社長夫妻の他に佐山も参加していた。



5人は遊覧船ミシガンで食事をすることになった。
ショーが始まると、なぜか南田社長の機嫌が悪い。
彼はショーをみていた朱雀を呼び出すとどこかへ消えていった。


京都新婚旅行殺人事件



残った美知子のテーブルに麗子と佐山が同席したが、
ただならぬ南田の様子に美知子は胸騒ぎを感じ
ショーを楽しむどころではなかった。



南田と話を終えた朱雀はなんでもないといい
二人の間でどんな会話が交わされたのかわからないままだった。



南田のいる船室へ美知子たち4人が行ってみるとカギがかかっており
通りかかった係員に鍵を開けてもらい中へ入ると
首にロープの紐が巻き付いたままの南田の死体があった。



最後に南田に会ったのが朱雀であり、部屋の中から激しく
怒鳴りつける声が聞こえたこともあって朱雀に容疑がかかる。


麗子は警察に以前から朱雀に言い寄られていたことを、
南田に打ち明けたことを話した。
美知子はそれを嘘だと否定しながらも、
琵琶湖に着いたときにふたりがなにやら話しているところを
のぞき見していて気持ちが動揺する。



他殺の線で捜査が進められたが船室は密室状態で、
部屋の窓も上下に開くだけで隙間は20センチほどしかなく
外から人が出入りすることは不可能だ。
警察から帰ってきた朱雀は機嫌がわるく、
夫婦の仲に亀裂が入り始めてきた。



昌子の事故死が気になった美知子は彼女の姉(高畑 淳子)を訪ねた。
そこで式に不吉な電報を送ったり、怪電話をかけてきた人物が
この姉であることを知った。
昌子は結婚前に朱雀が美知子に思いを寄せていることを知っていて
朱雀たちが昌子を事故死に見せて殺したと思い込んでいたのだ。



事件の真相を解明するため美知子は単身北海道へ向かった。
昌子が死んだ日は朱雀は出社していてアリバイがあった。
その日は、佐山も来ていて東京にいる麗子に電話をかけていたということを
社員から聞きだした。



東京へ帰った美知子はさっそくそのことを昌子の姉に伝え、
自分も朱雀もアリバイがあり彼女を殺していないと言った。
疑いがはれてふたりは掴んでいる情報を交換し合う。


京都新婚旅行殺人事件



美知子は寿退社した昌子に会ったとき会社を辞めて良かったと言っていた。
昌子は佐山専務の秘書をしていて、彼が社長の座を狙っているのを知り、
社長派の朱雀と結婚したことで居心地が悪かった。



それを聞いた昌子の姉は、彼女がそのことで殺されたのだと美知子に言う。
だが、佐山は事故が会った時、会社にいて東京の麗子と話したという
確かなアリバイがある。


佐山に昌子を殺す動機があっても殺害することは出来ないし、
麗子と佐山のつながりもわからず、麗子が東京にいて
佐山からの電話を受けたことは確かであり、麗子に北海道にいる
昌子を殺すことができないことも明らかだ。


家に帰った美知子に行方がわからなくなっていた朱雀から
自分は殺してないので信じてほしいという電話が入った。
濡れ衣を晴らすために琵琶湖へ行く途中の浜松からで
受話器の向こうから車が走る音が聞こえてくる。



電話を切った美知子は、京都での初日に
麗子からかかってきた電話も似たような状況だったことから
あることを思いつき麗子が泊ったという成田のホテルへ調べに行った。


帰り道美知子は転んで手にけがをしてしまう。
病院で薬をもらう時、調剤室の窓が船室の窓と同じように
上下に開くのをみて密室のトリックを見破った。


美知子は麗子にトリックがわかったと呼び出すと、
麗子は佐山を伴って船室にやって来た。


南田が殺された時と同じように佐山に船室へ入ってもらい、
南田がいたソファに腰かけてもらった。
外にいた美知子は佐山の背後にある窓から手を入れると
佐山の首にロープをかけて締め上げようとした。



京都新婚旅行殺人事件



これでトリックはわかった。
そこへ朱雀が姿を現し犯人は麗子だという。
はじめは否定する麗子だが、刑事もやって来て
麗子と佐山が組んで一連の殺人を犯したことを認めた。



森田が殺されてから朱雀も麗子を疑いはじめ接近していた。
それを逆手に取られて朱雀に言い寄られたと嘘をいい
事件の容疑の目を朱雀に向けようとした。



昌子が佐山の会社乗っ取りの計画に気づき、
アリバイを作るために北海道の会社から
東京の麗子に電話をかけるふりをして自動車電話に電話をかけた。
03の次に0を押して自動車電話の030を悟られないように回した。
麗子はアリバイをつくると、通りに歩いてきた昌子を事故に見せかけてはね殺した。




それから三年後、森田との結婚が決まった千津は南田が不在の日に
麗子に佐山が乗っ取り計画を企てていることを森田から聞かされ、
二人の悪事を暴くために森田との結婚を了承したと脅される。


焦った麗子は京都に泊まっている千津に森田が
アケミと会っているから非常階段の踊り場へ来いと呼び出し、
やって来た千津を突き落とした。



現場から走り去る麗子の車を、眠れなくて部屋を抜け出し散歩していた
朱雀が見てしまうが、その時はやり過ごしていた。


またしても麗子は自動車電話から美知子に電話をかけて
成田にいるようにアリバイをつくる。
成田のホテルには麗子の替え玉を仕込み佐山と同席させた。
だが彼女はグラスを割って手を怪我してしまい、
その事を聞いてなかった麗子は細工をしわすれ別人であることがわかった。


その後、森田の部屋へ行き青酸カリ入りの飲みものを与え殺し、
ワープロで遺書をかいた。


京都新婚旅行殺人事件



そして、船室のソファでくつろいでいた南田に背中にゴミがついているので
後ろを向いてと言い開いていた窓から南田の首にロープをかけて締め上げた。
南田は体が弱っていたため麗子でも殺すことが出来た。







佐山の会社乗っ取りと、麗子の南田家の財産独り占めという
二人の利害のために行われた殺人と見られていたが
動機は麗子の南田への復讐だった。


かつて南田物産で秘書をしていた麗子は病身の妻を持つ
佐山と密かに愛し合っていた。
そこへ南田が割り込み麗子を強引に犯して後妻になった。




一時は夫への疑惑が生まれながらも、無実を信じたいという
美知子の朱雀に対する愛情が事件を解決した。

そんな美知子を朱雀は新婚旅行のやり直しに京都に誘う。










                         
                                  
        

「ルーブル美術館展」@国立新美術館へ行ってきた 週末の混雑状況など

category - 美術・展覧会レポート
2018/ 07/ 11
                 
世間は6月から始まったワールドカップで盛り上がっているようですね。
私も日本戦を含め、いくつかの試合を途中からテレビで見ていました。
今回は番狂わせがいくつもあり、なかなか面白い大会になっていますね。




さて、先週の日曜日は六本木にある国立新美術館で行われている
「ルーブル美術館展 肖像芸術―人は人をどう表現してきたか」へ
行ってきました。



週末に美術館を訪れたこともあり混雑が気になるところでしたが、
ついてみると美術館の外は人もまばらで心配することはなさそう。




ルーブル美術館展 国立新美術館




私が行ったのは7月8日の午前10時半頃。
入り口付近はやや混んでいたものの、ストレスを感じる混みっぷりではなかったです。




今回は古代から19世紀までの”肖像”にテーマを絞って、
彫刻や絵画などが112点展示されていました。





チラシや看板に使われているのはヴェロネーゼ。
(見開きチラシの裏面はグロの「アルコレ橋のボナパルト」)



美しきナーニ ヴェロネーゼ


≪女性の肖像≫  通称 美しきナーニ
ヴェロネーゼ 1560年頃


今回の展示室は1階の「1E」でした。



まずは古代エジプトの棺用のマスクからスタートします。



ルーブル美術館展 国立新美術館



亡くなった人の顔立ちを再現するのではなく、
理想の顔が表現されています。






はじめは小さな展示物も多く、人だかりでやや鑑賞のしにくさがありました。
人物の全体像の彫刻では迫力があり、衣装の襞の自然なカーブや、
緩やかな曲線の感じを見事に表現しています。


「肖像」という視点では、モデルが男性の場合は”威厳”を、
女性の場合は”気品”が感じ取れました。




フランス王妃マリー・アントワネットの胸像

≪フランス王妃マリー・アントワネットの胸像≫  
ルイ=シモン・ボワゾに基づく 1782年


セーブル磁器というと、今年の1月に六本木にあるサントリー美術館で行われた
セーヴルの展覧会へ行った時のことを思い出しました。
今回もビスキュイの作品があり目を楽しませてくれます。




また個人的には中盤にあった”かぎ煙草入れ”が美しくて目を奪われました。




絵画部門で気になるところは、ナポレオンの肖像画とコチラ。



エカチェリーナ・ヴァシリエヴナ・スカヴロンスキー伯爵夫人の肖像

≪エカチェリーナ・ヴァシリエヴナ・スカヴロンスキー伯爵夫人の肖像≫  
エリザベート・ルイーズ・ヴィジェ・ル・ブラン 1796年


丸みを帯びた瞳と口角の上がった唇。
とても可愛らしい表情のスカヴロンスカヤ伯爵夫人は、
この時30代の半ばで早くも未亡人の身となっていた。


どうみても未亡人というよりは少女に近い愛くるしい顔の持ち主。
生活面での苦労がないのか実際の年よりも若く見えますね。



有名どころではレンブラントも1点ありました。



ヴィーナスとキューピッド レンブラント

≪ヴィーナスとキューピッド≫  
レンブラントハルメンスゾーン・ファン・レイン 1657年頃



そして、終盤へ来て何と言ってもインパクト大だったのはコチラ。



フランツ・クサファー・メッサーシュミット


≪性格表現の頭像≫  
フランツ・クサファー・メッサーシュミット 1771~1783年の間



彫刻よりも美術品や絵画に目が留まりがちな私ですが、
こちらの彫刻はさすがに足を止めてしっかりと見てしまいました。


モデルは作者自身で、心の病に悩んでいたメッサーシュミットは
自身をモデルにしてなんとかそれを克服しようと戦っていたようです。


しかし口をテープを止てのこの表情、病に苦しむ彼は
どのようなことを表現したかったのだろうか?



最後は、アルチンボルドの2作品がありそれで終わりでした。



今回の撮影スペースは展示室外に設けられていました。


ルーブル美術館展 国立新美術館


左右、各パネルの真ん中にあるところに自分の顔を入れて撮影するようです。


今回は約1時間ほどで鑑賞を終えることが出来て
11時半前には美術館を出ることが出来ましたが、
このあたりからそろそろ人の出入りも多くなってきた印象がありました。


今後は夏休みが始まるという事もあり、週末に訪れる予定の方は、
なるべく早い時間帯に行くことをおすすめします。

会期が9月3日(月)までなので、7月の後半から8月にかけては、
今よりも混むのではないかと予想しています。
私もそれを少しでも避けるためにこのタイミングで行ってきました。




                         
                                  
        

「黒の切り札」 (1964年) ラピュタ阿佐ヶ谷 大映の”黒シリーズ”第10作

category - 昭和の日本映画
2018/ 07/ 03
                 
先日、ラピュタ阿佐ヶ谷で1960年初期に大映で制作された
『黒シリーズ』 の10作品目 「黒の切り札」 を見てきました。

6月も最終日の午前、とても暑い日だった。




ラピュタ阿佐ヶ谷



ラピュタではこの日まで、映画監督・岡本喜八の特集も行われていました。
最終日の12時50分の回は、「殺人狂時代」(1967年)の上映後に
主演の仲代達矢を迎えてのトークショーが行われるとあって
「殺人狂時代」のみ早々と完売になっていました。



ラピュタ阿佐ヶ谷


どうやら遠くから「殺人狂時代」を見に映画館を訪れたお客さんもいたようですが、
9:30位の時点ですでに完売とあってチケット購入できず無念そうでした・・・。
ちょっと気の毒だが、仲代達矢が来場するとあっては早い段階でチケットが完売するというのは
ある程度予想ができるところなので仕方がないですね。





さて、『黒シリーズ』ですが、私はラピュタのチラシを見て初めてその存在を知りました。


11作品作られたようで、ラインナップを見ると
主演は田宮二郎と宇津井健の二人がほとんどを占めています。


今回見た「黒の切り札」は、その田宮と宇津井二人が競演しています。



黒の切り札


根来(田宮二郎)は将来弁護士か検事になろうと大学で法律を学んでいた。
大学では大崎稔(宇津井健)という友人がいて、
根来はサックス、大崎はピアノでバンドを組んでいた。
二人は、知子(藤由紀子)という一人の女性をめぐってライバル同士でもあった。


知子は根来に心が傾いていて、音楽と学業でも根来は大崎を上回っていた。
長身でハンサムな根来は順調に人生を歩んでいたかに見えたが、
深沢義則(内田朝雄)という男が根来一家のもとに現れてから歯車が狂いだす。



根来の母は深沢と不倫関係に陥ったのちに自殺、
父は深沢に財産を奪われた上に廃人同様になり脳病院に入院中となってしまう。


法を学んでいた根来は、それをもって深沢に戦いを挑んでいくが、
力のある弁護士を雇った深沢に対し太刀打ちできないまま敗れ去る。
この時、法律が完全でないことを痛いほど知った根来は、
大学を辞め愛する知子の前から姿を消すと個人で深沢に復讐をしようと誓う。


根来は深沢の息がかかった難波多組に親分を殺されたやくざ者の多田(待田京介)、
多額の借金を背負い父が焼身自殺してしまった林(山下洵一郎)という
深沢の周辺にいるものに強い恨みをもつ二人を仲間に迎えた。


根来自身は難波多組がやっているナイトクラブ「シルクロード」にサックス奏者として潜入し、
多田と林に難波多(北城寿太郎)を襲わせ自分がそれを助けるという茶番劇を演じて、
難波多の信頼を勝ち取っていく。


根来たちは極東信用金庫を襲い不正の証拠となる隠し帳簿を盗みだし、
それを大崎に送り付けるが理事長の宇部(村上不二夫)は、
難波多の機転により早々に香港に脱出してしまう。


ところが宇部は入院している息子の容態が危ないという知らせを受け秘密裏に帰国する。
だがそれはバレてしまい宇部は空港で捕らえられるのだが、
取り調べ中に息子の命があとわずかというニセ電話により、
大崎が帯同し宇部を病院に送り届けたところで難波多たちに射殺されてしまった。



この間、大崎は内偵もかねてシルクロードを知子と訪れていた。
根来が知子らの前から姿を消してから、知子は大崎と婚約していたのだ。
久しぶりに知子と再会した根来だが、今の自分は父の復讐を果たすことが最大の使命。
あの頃の関係には戻れない。
大崎はこの時の根来との会話から、根来が事件にかかわっていることを察知した。



大学時代、根来は大崎にも知子にも何も告げずに去って行った。
しかし、今回の事件を調べていくと、根来がなぜ学校を辞めざるを得なかったのか、
その辛い事情を知ることになった。



根来たちは、深沢に電話をかけると葬送行進曲を流し続けて
身に危険が迫っているという脅迫を繰り返した。



難波多たちは小山(小山内淳)という小役人にダンサーのミミイ(十和田翠)を抱かせ
賄賂を使っていた。
店内でその様子を見ていた根来はミミイとベッドを共にし詳細を聞き出す。
そして、多田と林の三人で小山を拉致すると、これまでの全てを告白させて
テープに録音した。


難波多は身柄を釈放された小山からこの報告を受け、犯人は三人組だったと聞き出した。
三人のうち多田、林は見当がつくが、残る主犯格がわからず深沢は
見えない大物の存在に怯える。
難波多は小山から事の次第を聞き出すと、自分たちに危機が迫る前に小山を殺害し口封じをしてしまった。



またしてもあと一歩のところで、父の仇・深沢を破滅させることが出来ない。



根来はこうなったら最後の手段、直接ぶつかるしかないと思い深沢に電話をかけると、
殺された小山の告白テープを聞かせ、自分が根来夫婦の息子であると正体を明かした。
ついに深沢はあの時の息子が両親の復讐のために仕組んだことだと知った。



根来は多田と林に深沢を張らしていたが深沢の行方がわからなくなってしまった。
多田の連絡で根来は深沢が別荘にいるしかないとあたりをつけて、
三人でそこへ乗り込むことにした。



出発前、根来は知子を連れて、精神を侵された父が入院している脳病院へ連れていった。
廃人となった根来の父の姿を見た知子は、根来のいいよいうのない憎しみを理解しつつも、
法律で悪人を裁くべきだと根来にいうが、法の網を潜り抜ける深沢には自分が直接手を下すしかない。
心配する知子の気持ちを感じながらも、根来は方針を変えるつもりはなかった。





シルクロードではミミイの他に別の女(万理昌代)ともデキていた根来は、
難波多たちの姿が消えたという知らせを受け、深沢の別荘に集まっていると予測を立てた。



根来たちが別荘へ到着すると、案の定深沢と難波多の姿があった。
部屋に乗り込んだ三人は、いよいよ復讐を完成させようとするが、
それは根来たちの動きを察知した難波多たちの罠だった。



根来たちはロープで縛られ身動きが取れないようにされ、ダイナマイトを仕掛けた部屋に置き去りにされる。
だが、間一髪三人は部屋から脱出しロープウェイに乗り難波多たちを追いかける。
その途中、深沢を乗せた車を発見、根来たちは持っていたダイナマイトに火をつけて
車めがけて上から落としまくる。


とうとう深沢を乗せた車は炎上し、谷底へ転落。
ついに深沢の息の根を止めることに成功した。



すると、向かいからこちらにロープウェイがやってくる。
それは三人を始末しようと難波多が沢山のダイナマイト積んだ凶器だった。
何も知らない根来たちが深沢を始末したことを喜んでいるとふいにロープウェイの動きが止まった。
近くにはダイナマイト入りのロープウェイが停車している。



根来たちが異変を感じたときには時すでに遅し。
難波多は、向かいのロープウェイにダイナマイトが積んであるというと、
導火線に火をつけてしまう。



空の上で身動きが取れなくなった根来たちは必死にそれから逃れようと試みるがなすすべがない。



その頃、大崎は深沢の別荘へ向かう前に根来が送っていた小山のテープなど
深沢たちの悪事を暴く証拠の品を郵送で受け取っていた。
そして、深沢の別荘へ向かおうと大崎はヘリに乗り込んで空中での捜査をしていた。


大崎は上空から、下にあるロープウェイで必死に助けを求める根来、多田、林の存在を確認。
すぐにロープを下ろすと、三人はロープをよじ登ってヘリに到着。
爆発まであと少しのところで、無事に保護された。



こうして逮捕された根来は、かつて学んだ法律によって裁かれて罪を償うことになる。



JALのスチュワーデスをしている知子は現在香港に行っており、
気持ちの整理を完全につけ大崎と結婚する運びになるようだ。






映画 黒の切り札



『黒シリーズ』で主役をはっていた二大スタア、田宮二郎と宇津井健のシリーズ初共演作品だが、
”ダブル主演”というよりは田宮主演作という印象が強い。


また、二人が劇中争うスチュワーデス・知子を演じているのは、
後に田宮二郎と結婚することになる藤由紀子。
やはり善人役の宇津井健よりも過去に暗い影があり復讐に燃える
田宮二郎とのツーショットの方がサマになっていました。



今回は刑事役で中条静夫も出演していて、宇津井&中条の組み合わせが
「ザ・ガードマン」っぽい。



監督は石原裕次郎主演「嵐を呼ぶ男」の井上梅次。
私にとっては土曜ワイド劇場の”美女シリーズ”の印象が強い監督さん。


最後のロープウェイでの脱出劇なんか、美女シリーズの
「黄金仮面」を思い出してしまった。


美女シリーズと言えば、「魅せられた美女」くらいでしか見たことがなかった
待田京介が角刈りやくざで、やたら二重が強調されていて
美女シリーズで見た時の容姿と全然違っていたのにビックリ。
若い時は結構武闘派っぽい見た目をしていたんですね。



また内田朝雄が田宮二郎一家を破滅に追い込む大悪人という
らしい役柄で出演している。
法を網をかいくぐり悪事を働きながらものうのうと生き続けるというふてぶてしさ。


何より若かりし田宮二郎のハンサムさがたまらない。
ナイトクラブでサックスを吹く姿もしびれるし、
親の敵に復讐するために女を利用する冷酷さもまた良い。


それでいながら、学生時代の意中の人、知子に対しては
複雑な心境ながら検事という立派な職業をもった友人と
幸せになってくれることを願う純粋さは安易に女に体を使って
情報を得る男とは相反するピュアさを感じさせてくれる。