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展覧会レポート昭和のドラマ昔の土曜ワイド劇場懐かし邦画

2019年06月

        

「美しい女相続人のさけび・危険な結婚契約」 (1987年)  新章文子 『女の顔』

category - 土曜ワイド劇場
2019/ 06/ 27
                 
莫大な財産を継いだ美貌のピアニストの周辺で起こる殺人事件。


●「美しい女相続人のさけび・危険な結婚契約
白い肌が狙われる!」  1987年6月27日
原作: 新章文子  女の顔 (講談社文庫)
脚本: 須川栄三
監督: 斎藤武市
制作: 東宝
出演: 真野あずさ、田中健、佐々木愛、蜷川有紀、
藤堂新二、横内正、日高澄子、大塚国夫ほか




美しい女相続人のさけび・危険な結婚契約 白い肌が狙われる!




著名なピアニスト・夏川薔子(真野あずさ)は大病院・夏川医院の一人娘。
指揮者の倉敷保樹(藤堂新二)という恋人がいながらも
病院の後継者を自認する医師・杉原卓二(横内正)からも求愛されていた。



院長でもある母・兼子(日高澄子)はなぜか杉原には強く出れないでいる。


ある日、倉敷との仲を写真週刊誌に激写され
財産を狙らたヤラセだと疑った杉原と倉敷が激しくやり合った。


また異母姉の相川葉子(佐々木愛)と妹の夏紀(蜷川有紀)の存在にも
薔子は苦悩していた。




そんなことが重なり人間関係に嫌気がさした薔子は家を飛び出し
能登半島の断崖で葉山努(田中健)という青年医師と出逢う。


薔子は家出をした理由を努に語り、感情の高ぶりのまま一夜を共にした。



努のすすめで帰宅した薔子は兼子が事故死したことを知らされると
事故の原因である庭の踏石に細工した様子があることを発見し
殺人の可能性を疑いはじめ犯人探しの決意を固めた。



その矢先、薔子は兼子が病床の父を安楽死させ
それを知った杉原に病院後継者の地位を約束していたことがわかった。



偶然、努と再会した薔子は夏川医院で働き相談相手になってくれるよう依頼する。



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今回、真野あずさは旅先で出会った医師の田中健とラブシーンを演じるのだが
田中健はこの撮影の前に姉の真野響子ともラブシーンを演じたばかり。
それを知ったあずさは、姉と張り合うかのように熱が入り本番も一発OKとなったとか。



またあずさは整形手術をしたと見せかけるために顔中を包帯でグルグル巻きにするが
撮影が長引いて途中で何度も包帯を解いて食事をすることになる。





巻き方を忘れないようにその都度ポラロイド写真に撮っていたのだが
その写真が見つからなくなりスタッフは大慌て。


しかし、あずさが覚えていた肌の感じで巻いたところ
あとで発見された写真と同じだったことがわかりスタッフはその感覚の鋭さに脱帽した。




                         
                                  
        

「キスリング展 エコール・ド・パリの夢」@東京都庭園美術館

category - 美術・展覧会レポート
2019/ 06/ 24
                 
東京都庭園美術館で行われている「キスリング展」へ行ってきました。



キスリング展@東京都庭園美術館



東京都庭園美術館は目黒駅、白金台駅より徒歩で7~8分弱のところにあります。
今回はランチの関係で目黒駅から行ってみることに。
あまり訪れる機会の少ない美術館で、およそ3年ぶりとなりました。
なぜかいつも行くのは夏ごろなんですよね。


庭園美術館という名前の通り前方には三つの庭園があります。



東京都庭園美術館


建物は朝香宮夫妻の邸宅だったもので、フランスに留学していた夫妻の要望で
フランス人に設計を依頼しアール・デコが取り入れられた優雅な造りとなっています。

展覧会は旧朝香宮邸(本館)の1~2階と、新館を使って展開されている。

本館の方は各部屋に細々と展示されていてちょっと順路がわかりづらい部分がある。
しかし、アールデコを感じながら美術に触れられる環境は素晴らしいです。

途中には何か所か撮影可能なスペースが設けられていた。


東京都庭園美術館 次室


こちらは入り口そばにあった「次室(つぎのま)」を紹介したもの。


小客室から大客室へ、大広間から庭へとつなぐ空間で
モザイクの床、黒漆の柱、朱色の人造石の壁が使われており
中央には白磁の噴水が設置されていたということ。


朝香宮妃が香水の香りを漂わせたことから『香水塔』と呼ばれていた。
実際に使われていた時には噴水があったんですね。



新館の方は美術館らしく本館とはうって変わって広々としたスペースに
作品が展示されていました。


本館を見終わって新館へ移動するときの通路も外の眺めが良くて
自然を感じながらなので実に気持ちがいいです。



さて、そんな庭園美術館で開催されているのが
エコール・ド・パリを代表する画家・キスリング展。


キスリング展@東京都庭園美術館


ポーランド人のキスリングは美術学校を卒業するとすぐにフランスへ出ます。

そこで、ピカソやジョルジュ・ブラックなど多くの美術家たちと交流を持ちはじめる。
この二人と関係があったということで当然キュビスムの影響も受けるのですが
ピカソとは違うキュビスムの表現方法が用いられていた。



キスリング ミモザの花束

キスリング  ≪ミモザの花束≫  1946年



画像ではわからないがミモザの細かさがすごく丁寧に描かれていて
実に完成まで気の遠くなりそうな緻密さ。


花の絵では作品番号58番の「花」そして「カーテンの前の花束」が気に入りました。
色使いが鮮やかですっごくキレイなんですよね。

その他風景では77番の「マルセイユ」が心に染みわたるような
落ち着きを感じさせてくれてよかったです。



キスリングは妻やキキをモデルとした絵も多いのですが
女性たちのヌードを描く時にはひと際悦びを感じていたようです。




キスリング 赤い長椅子の裸婦

キスリング  ≪赤い長椅子の裸婦≫  1937年



思わせぶりな表情とポーズで横たわる裸婦のまろやかな曲線と
白い肌の美しさを艶やかな長椅子が強調しています。



私は個人的に裸婦の絵よりも、「スカーフを巻いた金髪の少女」や
「ジプシーの女」の方が、女性の美を感じられて気に入りました。



キスリング サン=トロペでの昼寝(キスリングとルネ)

キスリング  ≪サン=トロペでの昼寝(キスリングとルネ)≫  1916年


自分と妻のルネをモデルにしたもの。
ビビッドな手前の緑と、二人の服の濃い配色が日差しが強めであることを感じさせるが
うたた寝するルネの様子から穏やかさが伝わってくる。




キスリング ベル=ガズー(コレット・ド・ジュヴネル)

キスリング  ≪ベル=ガズー(コレット・ド・ジュヴネル)≫  1932-33年


ポスターや看板にも使用されていたインパクトのある絵。

モデルはジュール=ジョゼフ・コレットの娘で母親からは”ベル=ガズー”という
あだ名で呼ばれていた。

彼女が20歳頃のもので新緑をバックにタータンチェックのワンピースが映えて
金髪に憂いを含んだアーモンド形の瞳が印象に刻まれる。


純潔を意味する白の百合を手にしている彼女がみずみずしく描かれていた。


ベル=ガズーはのちに踊り子や作家としても活躍し
結婚しながらも恋愛遍歴を重ねていったということで自由奔放な生涯を送った女性。


そういう意味では前述したモデルのキキ(アリス・プラン)も興味を掻き立てられます。
キキは日本人画家・藤田嗣治のモデルもつとめていますが
おかっぱ頭の藤田と、一時同じようにおかっぱ頭だったキスリング。


交流があった二人ですが、このあたりのエピソードがとても気になります。



「キスリング展」は7月7日までと終了まであとわずか。
行こうか迷った展覧会でしたが、やはり行って良かったです。






                         
                                  
        

「殺意のめぐり逢い・グアム島ツアー殺人事件」 (1984年)  笹沢左保 『さよならの値打ちもない』

category - 土曜ワイド劇場
2019/ 06/ 23
                 
自殺と見られた妻の死に疑惑を抱いた夫が思いがけない真相を探りだすまでを
美しい人妻との恋を絡めて描く。



●「殺意のめぐり逢い・グアム島ツアー殺人事件
人妻に魅せられた私」  1984年6月23日
原作: 笹沢左保  さよならの値打ちもない (角川文庫 緑 306-5)
脚本: 長谷川公之
音楽: 三枝成章
監督: 松尾昭典
制作: 東映
出演: 高橋英樹、篠ひろ子、真木洋子、
川地民夫、若林瞳、御木本伸介ほか



殺意のめぐり逢い・グアム島ツアー殺人事件



貿易会社の営業部長・五味川大作(高橋英樹)は、
社長(山内明)の娘・澄江(真木洋子)と結婚し
異例の速さで現在の地位を得て次期社長と目されていた。



交通事故で怪我をした大作は、得意先のグアム島ツアーの
接待責任者を澄江に任せることにした。


ところが、澄江がグアムで謎の死を遂げ警察では自殺として処理する。
大作は死に至るまでの澄江の行動を調べるうちに彼女の死因に疑惑を抱く。



そんな中、大作は美貌の人妻・井石麻衣子(篠ひろ子)と出逢い
彼女の助けを借りながら澄江の死の真相を追求し始める。





さよならの値打ちもない (角川文庫 緑 306-5)