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2014/07/27
展覧会レポート昭和のドラマ昔の土曜ワイド劇場懐かし邦画

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「北海道婚約旅行殺人事件・幽霊列車に紅い血が散る」 (1985年)  辻真先 『ローカル線に紅い血が散る』

category - 土曜ワイド劇場
2014/ 07/ 27
                 
探偵好きのトラベルライターとそのパートナーが難事件を解決する
婚約旅行シリーズの第1作目。

今回は林隆三と石川ひとみのコンビとなっている。


●「北海道婚約旅行殺人事件・幽霊列車に紅い血が散る」  1985年7月27日
原作: 辻真先  ローカル線に紅い血が散る (徳間文庫)
脚本: 長野洋
音楽: 田辺信一
監督: 斎藤武市
制作: C.A.L
出演: 林隆三、石川ひとみ、平淑恵、
丸山秀美、宅麻伸、藤岡重慶ほか




三ツ江財閥の令嬢・真由子(石川ひとみ)は
フリーのトラベルライター・瓜生慎(林隆三)と同棲中。
父・義春に交際を反対され家を飛び出してきたのだ。


早く結婚したい真由子だが慎の稼ぎが少ないために
それが叶わないのが悩みの種。


北海道婚約旅行殺人事件・幽霊列車に紅い血が散る




そんなある日、真由子は友人の祖父江毬子(丸山秀美)から
彼女の実家がある北海道の積丹への招待旅行を受けた。


毬子の父は婿養子で彼女が生まれた次の年に病死すると
母は重吉(藤岡重慶)を婿に迎え祖父江家は発展。
その母も去年死亡している。


毬子には地元の高校教師・太刀川清(森田順平)という恋人がいるが
重吉は二人の交際に反対しているという。



北海道婚約旅行殺人事件・幽霊列車に紅い血が散る




というのも、赤字を抱えるローカル線の石別線の廃止を巡って
賛成派の重吉にとって反対派のリーダー清は目障りな存在だ。
重吉は毬子を賛成派のボスである有力代議士の甥・ハルユキ(江木俊夫)と
強引に結婚させようとしている。



毬子はそんな重吉を説得して欲しいと真由子に頼み込む。



真由子たちが祖父江家に到着すると、家を飛び出していた兄の寿太郎(宅麻伸)がいた。
寿太郎は湊ヨウスケという芸名で大劇魔団で役者をやっていて
公演のために仲間たちと積丹に来たという。



北海道婚約旅行殺人事件・幽霊列車に紅い血が散る




その夜、真由子は毬子と二人で大劇魔団の舞台を鑑賞。
翌日は、真由子を追いかけて積丹まで来た慎と二人で
廃線が決定した石別線に乗った。


重吉はハルユキと一緒に賛成派の宴会に出席した。


そのあとは、毬子の母の死後に屋敷に同居させた
愛人の脇田絹江(平淑恵)と外泊することになっている。
毬子の計らいで慎も真由子と一緒に祖父江家に泊まることになった。
深夜、慎と真由子は鳴り続ける不審な音が気になる。


翌朝、重吉が線路上で轢断死体となって発見される。
重吉は頭部に傷を負い脳出血で死んだ後に首を切断されたたものとみられた。




北海道婚約旅行殺人事件・幽霊列車に紅い血が散る




警察の調べでは前夜の夜十時過ぎまで重吉の生存が確認されているという。
石別線は午後九時半に最後の運行が終わり、幽霊列車が重吉の首を刎ねたとしか
考えられない状況だった。



容疑は重吉と敵対する清にかかるが警察も決め手がなく動きようがない。



葬儀が終わると絹江が祖父江家を出ていくと言い出した。
これまで母が寝込んでから重吉と関係が出来て死後すぐに屋敷に入り込んできた絹江を
毬子は嫌っていたが財産目当てでなかったとわかり複雑な気持ちで見送った。



北海道婚約旅行殺人事件・幽霊列車に紅い血が散る




その後、大劇魔団が舞台で使うセットを庭で燃やして処分しているとき
寿太郎と穴山鎌之助が仲間の女を巡って激しい喧嘩となり
穴山は大劇魔団を辞めていった。


芝居にしか興味がない寿太郎は財産にも未練はなく再び家を出ていく。


一人になった毬子はハルユキから
「毬子の大事な人の秘密を握っている。それがバレたら逮捕される。」と脅迫された。


それを知った真由子はハルユキの呼び出しに応じて会いに行こうとする毬子に同行。

毬子は指定された洞窟に着くとハルユキに会いに行くが突然悲鳴を上げる。
車で待機していた真由子が急いで行ってみるとナイフで刺されて死んでいるハルユキを発見し
その場で何者かに頭部を殴られ気絶した。


翌朝、真由子が意識を取り戻すと毬子が倒れているがハルユキの死体がない。
二人が洞窟から出ると海から岩に打ち上げられたハルユキの死体を見つけた。



北海道婚約旅行殺人事件・幽霊列車に紅い血が散る



やがて、真由子は気絶した時にいた洞窟と意識を取り戻した時にいた洞窟が違うと気が付く。
犯人は意識を失った真由子をわざわざ隣の洞窟まで運んだらしい。


真由子はハルユキの死体を海に投げ捨てて死体が上がってこなかったら
殺人現場は発見されずに済むと思ったのだと刑事に説明する。
そこから、犯人は土地の事情に詳しいものと推察された。



探偵好きの慎は自分で事件の真相を解明しようとした。


重吉の首と胴体が発見された石別線の線路には花がたむけられていた。
そして、札幌公演をしていた大劇魔団に辞めたはずの穴山が出演して
劇団の車に凹みがあるのを見つける。



北海道婚約旅行殺人事件・幽霊列車に紅い血が散る



犯人がわかった慎は真由子、毬子、絹江、寿太郎ら関係者を
重吉の死体が発見された現場に集めた。


重吉とハルユキを殺したのは寿太郎で
劇団員たちも犯行に加担していると暴いた。



寿太郎と絹江は愛し合っていたが、重吉が暴力で絹江を奪う。
一時は自殺も考えた絹江だが結局は家計を助けるために
重吉の世話になることになり寿太郎は屋敷を出ていった。



その後、大劇魔団は資金難に陥り寿太郎は資金を工面するために実家に戻る。
絹江と再会した寿太郎は彼女への思いが抑えられなくなり
重吉の目を盗んで二人だけで会った。



それをかぎつけた重吉が寿太郎に殴りかかってくる。
寿太郎がそれを振り払ったところ倒れた重吉は線路に頭をぶつけて即死。

北海道婚約旅行殺人事件・幽霊列車に紅い血が散る




自首しようとする寿太郎を劇団員たちは説得した。
この日を持って全ての運行が終わった石別線に目をつけて
全員で車輪に乗せる貨車のボディを制作。


慎と真由子が聞いた不審な音はそれを作っている時のものだった。
寿太郎たちは重吉の遺体をその滑車で轢断する。
これにより警察も石別線廃止を巡ってのトラブルが犯行の動機だと考えてしまい
寿太郎から捜査の目を外させることが出来た。



そして、重吉の首を刎ねた滑車は用がなくなった舞台セットだとして
解体され燃やすことによって証拠を消した。


しかし、このトリックに推理好きのハルユキが気が付き毬子を脅し
彼女を手に入れようと動き出す。
ハルユキが「毬子の大切な人の秘密を知っている」といった
大切な人とは清でなく寿太郎のことだったのだ。



北海道婚約旅行殺人事件・幽霊列車に紅い血が散る



毬子はハルユキが待つ洞窟へ行き襲われたところ
二人が会うことを知っていた寿太郎がハルユキを刺し殺した。


この時、毬子は初めて寿太郎が重吉殺しの犯人だと知った。
毬子の悲鳴を聞いた真由子が来たために寿太郎は
頭部を殴って気絶させる。


そのすきに、寿太郎と毬子はハルユキの死体を海に投げると
意識がない真由子を隣の洞窟に運んだ。


しかし、運悪くハルユキの死体が打ち上げられ殺人があったとバレてしまう。


ハルユキが殺されたとき、寿太郎は釧路で舞台に立っていたというアリバイがあった。
だが、これは劇団を辞めたと思われていた穴山が寿太郎の替え玉になって
舞台に立っていただけだった。


北海道婚約旅行殺人事件・幽霊列車に紅い血が散る




芝居では顔がわからないくらいの濃いメークをしていたために
背格好が似ている穴山は寿太郎の代役を難なくこなせてしまう。


二人が祖父江家の庭でわざわざ派手な喧嘩をしてみせたのも
穴山が劇団を辞めたことを印象づけるためだった。


刑事ではない慎はあとは寿太郎たちの良心に任せて
真由子と二人でその場を立ち去った。



慎と真由子は帰りのフェリーに乗っていた。
慎は真由子がサインをすればいいだけの婚姻届けを渡す。






ローカル線に紅い血が散る (徳間文庫)



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