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2015-01-10 (Sat)

美女シリーズ14 五重塔の美女・江戸川乱歩の「幽鬼の塔」 (1981年)

土曜ワイド劇場の美女シリーズ第14弾!




●「五重塔の美女・江戸川乱歩の幽鬼の塔」  1981年1月10日
原作: 江戸川乱歩  『幽鬼の塔』  「江戸川乱歩長編全集17 幽鬼の塔・恐怖王」 収録
脚本: 櫻井康裕
音楽: 鏑木創
監督: 井上梅次
制作: 松竹
出演: 天知茂、片平なぎさ、入川保則、生田悦子、
五十嵐めぐみ、荒井注、森次晃嗣、宮井えりなほか




五重塔の美女・江戸川乱歩の幽鬼の塔






文代(五十嵐めぐみ)は霊媒を見学していて、
中年の男が昔の恋人の霊をおろしてもらっていた。


男は「シズエ、罪の償いはする、許してくれ!」と叫ぶと、突然立ち上がり
慌てて部屋を出ようとしてカバンを落とし中身が散らかった。


そこには大量の札束と、ロープと滑車がありそれをカバンに入れると
そそくさと外へ出ていった。
文代は男が忘れていったハンカチに包まれた小指のミイラを拾い
男のあとを追いかけていった。



男がタクシーを拾ったので文代もそれに続き、男が降りたところで後をつけた。
男は清沢森林公園へ入るとカバンから札束を取り出して火をつけて
燃やしながら狂ったように笑い歩いて消えていった。


五重塔の美女・江戸川乱歩の幽鬼の塔





文代は燃えた札の火を消しながら歩いていると躓いてヒールが取れてしまった。
暗がりの中で文代は男の姿を捜して歩き続けた。
途中、そこを去る人影を見ると、小説家の青木昌作(勝部演之)とぶつかり、
ファッションデザイナー進藤健三(石浜朗)も見かけた。




ようやく文代が男を見つけた時には、滑車にロープをかけて木にぶら下がって死んでいた。
文代の背後から画家の三田村啓介(森次晃嗣)が持っている懐中電灯の明かりがさし、
三田村は男の首吊り死体を確認すると警察へ知らせに行った。



死体には五重塔の写真が挟まっていて、持っていたカバンが無くなっていた。
被害者の両手には小指があり、小指のミイラは被害者のものでないことが確認できた。
草むらには川井奈津子(片平なぎさ)の身分証明書が落ちていた。
明智は小指のミイラや五重塔の写真から他殺の線が濃厚だとみていた。


五重塔の美女・江戸川乱歩の幽鬼の塔



波越は奈津子が看護婦として勤める東都大学病院へ行き
昨夜のアリバイを確かめると寮にいたと言い
そこへ奈津子の恋人の医師榊(南條豊)が来て
奈津子と研究室に一緒にいたとアリバイを証明した。


だが、それは嘘で榊が奈津子のところへ電話した時不在だった。
奈津子は友人と外出をしていたというが。




文代は現場で格子柄のワンピースの女の姿を見ていて
小林の調査からもサングラスの格子柄のワンピースの女が
付近からタクシーを拾いクレゾールの匂いをさせていたことがわかり
奈津子が格子柄のワンピースのを来て外出したという目撃者もいて
看護婦である奈津子に容疑がかかる。



死んだ男の身元が判明しタクシー運転手の鶴田正雄(草薙幸二郎)
39歳であることがわかった。
現場で文代が見た青木、進藤、三田村と鶴田は39才であった。



明智は札束を燃やすという異様な行動を鶴田がとったことから
死期が迫っているのではないかと推理する。
波越は鶴田がガンで余命一か月程度であることを話した。
明智は波越から小指のミイラを預かることにした。



五重塔の美女・江戸川乱歩の幽鬼の塔



明智は、五重塔の写真と現場にいた青木たちの年齢の一致と
ミイラが引っかかっていた。




その後、明智の事務所に進藤の婚約者でモデルのクサカレイコ(宮井えりな)が
進藤のもとに三度五重塔の写真が舞い込み
「今度は俺の番だ。あいつにかけやってやる。」と、
言い残し行方がわからなくなったと相談に来た。



レイコは五重塔の写真は送られてくるたびごとに大きくなり
いつも決まって猫の泣き声がしたという。
レイコは五重塔の写真には全く心当たりがなかった。



波越から明智に連絡が来て、鶴田の会社にいったところ
鶴田は富士北市の出身で女房に逃げられていて現在は独り身で賭け事が好きだった。
どうやら金づるがいるらしく、事件当日も今夜は金が入ると言っていたということを聞いた。



遊園地のおばけ屋敷の中から進藤の首吊り死体が発見された。
小屋の中には五重塔の模型があり、進藤の上着には五重塔の写真が貼られていた。
明智が現場に到着すると、奈津子の姿を見かけた。





進藤、青木、三田村は全員鶴田と同じ、
富士北市の出身であることがわかり
小指のミイラが20年前のものであることから
富士北市の遠い昔に秘密があると明智は感じた。




現地へ行き彼らの同級生(岡部正純)から死亡した
鶴田、進藤と、青木、三田村と他に
東都大学病院に勤める医師大沢祐司(入川保則)、
杉村、岩崎三郎の7人のエリートグループが
写真にあった寺の前で待ち合わせていた話を聞いた。


その後、7人の中である女性を巡って殺人事件が起こっていたのだ。




五重塔の美女・江戸川乱歩の幽鬼の塔

明智と波越が事務所へ帰ると大沢が事件の調査を依頼しに来ていた。
大沢のもとにも何者かから五重塔の写真が送られてきたのだという。
それは鶴田のところにあったものと全く同じであった。




明智が富士北市から帰ってきたと告げると
大沢はもう事件の事もしっていると悟った。



3人は青木と三田村が待っている大沢の自宅へ行った。
大沢には妻のカズエ(生田悦子)がいた。


大沢は当時の詳しい話を明智にした。
7人には共通の女神南志津江という女がいて
亡くなった母親が霊媒をやっていたことから
大沢たち7人は志津江に先祖の霊を下してもらい
将来がどうなるか予言をしてもらっていた。
志津江は黒い猫を飼っていた。


五重塔の美女・江戸川乱歩の幽鬼の塔




7人には志津江に恋愛感情をいだかないという協定があったが
ある日、岩崎がこれを破り彼らにとって神聖な場所の土蔵の中で
志津江を犯し、それを見た杉村に殺されてしまった。




殺害後、杉村は自分がやったという遺書を持って
土蔵に滑車にロープをかけて首を吊って自殺した。
志津江は父親と二人暮らしだったが、その後行方がわからなくなっていた。



学生時代の鶴田は秀才だったので
今はタクシーの運転手をやっているとは知らなかった。
大沢、三田村、青木と殺された進藤はいずれも
その道で将来を嘱望されている身で
タクシー運転手の鶴田とは置かれている環境が違っていた。





明智は通報者三田村にどうしてあそこへ行ったのかを尋ねたが
散歩をしていて偶然通りかかったと言い、文代はそこで青木も見て
もう一人みた男の後姿は大沢ではないかと聞いた。




大沢は南志津江と名乗る女から電話があって岩崎の霊を
呼び出すので来てほしいという電話で公園へ行ったいう。
鑑識の結果では小指が20年以上前のものであることから
鶴田が小指のミイラと滑車、ロープで大沢達を強請っていたのだと推理した。


五重塔の美女・江戸川乱歩の幽鬼の塔



大沢たちは、鶴田から強請られていたことを白状した。
岩崎殺しは杉村の単独犯だったが、出世してきた大沢たちは
やましいことはなくても事件の事が明るみに出るのは防ぎたかった。




鶴田はわざわざ杉村の母から滑車とロープを譲り受けたので
小指も岩崎が杉村の小指を食いちぎりその時にもらったのではないかと話した。


するとカズエの悲鳴が聞こえてきて明智たちは席を立った。
黒猫の泣き声が聞こえ、五重塔の写真があり
大沢は今度は自分の番だと脅えた。

明智が家の外に出てみるとそこには奈津子がいて逃げていく。
そこへカズエが出てきて、明智に奈津子がまた来たといい
大沢と奈津子がいい仲であり大沢に向かっていつでも別れてあげると吐き捨てた。



明智はその後奈津子と会い大沢宅から逃げ出したことを尋ねるが
奈津子は逃げたのではなく取り込んでる様子だったから帰っただけだという。
明智は奈津子の出身地が富士北市であると当てると
大沢と特別な関係にあるかを尋ねるがそれには答えたくないと逃げていった。



翌日、明智はもう一度富士北市へ向かった。
土葬されている杉村の墓を掘り出したが
両手には小指がついていた。




南志津江の父、彦次郎(今福将雄)に会いに行った。
そこで志津江は岩崎には犯されたのではなく
愛し合っていて子どもを身ごもったことを知った。

その子どもが川井奈津子だった。
志津江は難産で奈津子を出産した後に死んでいた。


五重塔の美女・江戸川乱歩の幽鬼の塔


彦次郎は奈津子を養子に出していたが
奈津子が高校に上がる頃ここへきて
両親の哀しい過去を彦次郎から聞くことになった。

彦次郎は志津江が岩崎は杉村一人に殺されたのではないじゃないかと
言っていたことを明智に伝えた。




レイコは大沢の病院へ進藤のアドレスブックを見せ
この中に犯人と思われる怪しい人物がいないかを尋ねていた。


その後自宅でレイコは何者かにロープで首を絞められて殺された。
現場から格子柄のワンピースを着た女の姿が目撃されていた。
レイコは犯人のものと思われる髪の毛を何本か握りしめていた。


明智は鶴田が入院していた病院の看護婦に聞き込みをした。
若い女が鶴田の見舞いに来て、専門用語を使っていたことから
その女は看護婦だという証言を得た。




明智が事務所に帰るとカズエが待っていた。
大沢との夫婦仲がうまくいっておらず、今も大沢は奈津子とあっているという。
大沢と奈津子の関係を調査してほしいというと明智に身を任せてきた。




大沢の家に奈津子がやって来た。
奈津子が初恋の人に似ているというと嫌がる彼女をソファに押し倒した。

五重塔の美女・江戸川乱歩の幽鬼の塔



奈津子は思わずそばにあったナイフを握りしめていた。
カズエからこのことを聞いた明智が大沢の家へ着くと
奈津子が玄関から飛び出してきた。


波越と文代も来て大沢の家の中に入ると
大沢が滑車にロープをかけて首を吊るされていて
服には五重塔の写真があった。


五重塔の美女・江戸川乱歩の幽鬼の塔


吊るされてすぐに波越たちが踏み込んだので
大沢は命を取り留めることが出来た。



入院した大沢は麻酔薬をかがされたので
犯人は誰だかわからないという。
そこへ三田村と青木もやってきて二人のところにも
五重塔の写真が送られたことがわかった。



奈津子が帰宅すると心配した榊が待っていた。
奈津子はもう全てを榊に話すことにしたが
波越と明智がやってきて明智から彦次郎に会い、
奈津子が志津江の子どもであることを知ったと聞かされると
奈津子は誰が父を殺したか本当のことを知りたかっただけだといい
明智は榊に奈津子を任せて波越とその場を去った。




五重塔の美女・江戸川乱歩の幽鬼の塔




状況証拠から奈津子が犯人と思っている波越は納得がいかなかったが
明智は犯人は奈津子が好きな格子柄を来て目撃されていて
奈津子は犯人ではないといい、波越は明智に任せるしかなかった。



翌日事務所に奈津子から11時に清沢森林公園の中央広場に
来てくれという呼び出しの電話がかかりそれを受けた文代は
録音しながら対応しやって来た明智にそのことを伝えた。
明智は清沢森林公園へひとりで向かっていった。


到着すると奈津子もきたが、奈津子もまた男の声で
父の事件で話があると呼び出しを受けていた。
奈津子は昨夜榊に何もかも話し、二人で午後事務所へ行く予定だったのだという。


奈津子は一か月前に大沢のところへ鶴田がやってきて
二人の会話の内容から父の事件に絡む鶴田だとわかった。
2週間前、大沢のところへ鶴田から電話がかかってきて
鶴田の存在が気になっていた奈津子は鶴田のいる病院へ面会にいったことを話した。




五重塔の美女・江戸川乱歩の幽鬼の塔


奈津子が全てを打ち明けて、犯人に墓の前で詫びて欲しいだけなのだというと
鶴田は事件の真相を話すよりも岩崎を殺した奴に奈津子を会わせてやり
犯人に土下座させても謝らせてやると言った。
鶴田は21年間このことでビクビクしていたのだ。



鶴田から連絡があり奈津子が清沢森林公園へ行ってみると鶴田はもう死んでいた。
驚いた奈津子は立ち去る時にバッグを落としてしまい、身分証明書を拾い忘れていた。
その後公園の東口からタクシーに乗って帰宅した。
明智は文代が西口からタクシーに乗る格子柄の女を見たというが
奈津子は東口から乗っていて別人であることがわかる。
その後進藤から奈津子は呼び出されていただけだった。
大沢に襲われた時そばにあったナイフで復讐しようとしたが出来なかった。


明智は車に奈津子を乗せて帰ることにしたが
そこには時限爆弾がしかけられていた---。





明智が出ていった後の事務所には文代と小林の他に波越も来ていた。
そこへ榊がやって来て、奈津子と事務所で待ち合わせをして何もかも話す予定だという。
文代が奈津子からの呼び出し電話の録音テープを聞かせると
榊は奈津子の声ではないという。


罠だと思った波越たちは急いで清沢森林公園へ向かったが
到着するとすでに明智の車が炎上していて
そばには奈津子のバッグと、明智の靴だけが残されていた---。


五重塔の美女・江戸川乱歩の幽鬼の塔


明智の遺影が飾られた事務所に大沢と青木と三田村がやって来た。
波越が彦次郎から土蔵で志津江の霊を降ろすので来てほしいという
手紙が読まれると3人のもとにもそれが届いていた。



当日、大沢らが到着すると霊媒が始まった。
その女は亡くなった若き日の志津江にソックリで三人は驚く。
波越と文代、小林、榊もそこへやって来た。


五重塔の美女・江戸川乱歩の幽鬼の塔


霊媒師のところへ志津江の霊が降りてきて21年前のことを語りだした。



志津江と岩崎は仲間の目を盗んで秘かに愛し合っていた。
それを知った6人が志津江を汚したと勘違いをして
岩崎を呼び出すと全員で殴り殺した。
その時に岩崎は誰かの小指をかみ切った。


岩崎を殺した6人はそれぞれが遺書を書き一緒に死のうと話し合ったが
約束を果たしたのは杉村だけだった。
杉村が自分がやったという遺書を持って死んでいたことから
事件は杉村の単独犯ということで処理をされた。


21年後、大沢、青木、三田村、進藤の4人は出世していたが
電機会社に就職したものの競輪競馬にうつつを抜かし
転落していった鶴田は4人をねたんでいた。
鶴田は小指、滑車、ロープを使い彼らを何度も強請った。



大金をせしめていた鶴田だが、胃がんにかかりあとわずかの命と知った。
入院している時奈津子が面会に来て、鶴田は奈津子に本当のことを言おうと
青木たちに連絡をして呼び出した。



だが、先回りしていた犯人が鶴田を殺すと、五重塔の写真とネコを利用して奈津子の復讐にみせかけた。
仲間の中で進藤だけが真犯人がわかっていたので、殺すとおばけ屋敷に死体を運んだ。
進藤の婚約者レイコも真相解明に動き出したことから、殺害されたのだ。



霊媒師が正体を明かした。


五重塔の美女・江戸川乱歩の幽鬼の塔

それは奈津子で真犯人が誰だかわかったというと大沢だと言った。
奈津子は進藤が殺された前の日に大沢を尋ね
あの写真はお前の仕業だと言っていたことを知っていた。
大沢は奈津子の口を封じようと襲ったが失敗に終わり
自分で写真を用意して首を吊って奈津子の仕業と見せかけた。


土蔵の中に大沢の妻カズエが入ってきた。
カズエは大沢から来るように電話があったというが大沢はかけていないという。


五重塔の美女・江戸川乱歩の幽鬼の塔



明智はカズエも共犯だといい、レイコ殺しはカズエの犯行だという。
事務所にカズエが来て明智に縋りついてきたときに
明智はカズエの髪の毛を手に入れて
レイコ殺害現場に残されていた毛髪と一致することを確認していた。
二人は夫婦仲が悪いように装い、大沢と奈津子が特別な関係にあるように見せかけていた。
そして、格子柄のワンピースを来て、クレゾールの匂いをさせて
奈津子に容疑がかかるようにしていた。



自分の髪の毛がとられていたと知り、彦次郎の正体を疑うと
向こうからもうひとりの彦次郎が現れた。

五重塔の美女・江戸川乱歩の幽鬼の塔



最初の彦次郎は明智の変装だった。




明智は大沢の手を取ると小指をもいだ。


五重塔の美女・江戸川乱歩の幽鬼の塔


小指のミイラは大沢の指だったのだ。


明智は車で爆発寸前に奈津子と間一髪逃げ出していた。
その後21年前、大沢が小指の治療をした老医師を探し出していた。
カズエが猫を預けていたペットホテルも割り出していた。


青木と三田村は今度の事件には関係がなく
岩崎殺しは時効だといった。
明智は時効は成立したが、心の中に罪の意識を抱えたまま
生きていく事になると念を押す。


五重塔の美女・江戸川乱歩の幽鬼の塔

明智と、奈津子、彦次郎たちは五重塔の前に来た。
明智は奈津子に過去のことを忘れて榊と幸せに暮らすように言った。











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