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2015-02-02 (Mon)

「影なき女・密室で真犯人を・・・」 (1985年) 探偵神津恭介の殺人推理第2弾

探偵神津恭介の殺人推理シリーズ第2作目。



●「影なき女・密室で真犯人を・・・・」  1985年2月2日
原作: 高木彬光  影なき女 神津恭介シリーズ
脚本: 下飯坂菊馬
音楽: 津島利章
監督: 野田幸男
制作: 松竹
出演: 近藤正臣、MIE、大和田獏、
金沢碧、原田大二郎、比企理恵ほか



松下研三(大和田獏)は神津恭介(近藤正臣)の妹信子(飯干恵子)と
デート中に立ち寄った宝石店で裏社会の大物キングスローンの社長
森島信太朗(滝田裕介)が秘書の浜田主計(村井国夫)と一緒にいるのを見かけた。


これまで何度も森島に取材を申し入れていたが相手にされていなく
直談判したところ、夜の九時に自宅へ来てくれと快諾された。


研三は指定時間に森島の自宅へ行くと、妻の世津子(金沢碧)が応対してくれた。
その頃、森島は別室で浜田と山崎宝石店の久原諒一(袋正)、香港の宝石商
清村マキ(MIE)と2億円の宝石アレッポの星の商談をしていた。



影なき女・密室で真犯人を・・・・




だが、価格交渉がうまくいかず、森島とマキの二人で話し合うことになった。




その後、浜田が世津子のところへ部屋の合いカギを貸してくれといいに来た。


カギを開けて部屋に入ると、森島がソファで死んでいて
テーブルにあったアレッポの星がなくなりマキの姿も消えていた。
ソファの下からはクロロフォルムを浸した布がおちていて
部屋にはカギがかかっており完全な密室状態だった。
だが、外へ通じる窓の外にはヒールらしき足跡が残っていたが
マキが履いてきた靴は玄関にそのまま残されている。


死因はニコチンによる中毒死で、注射でそれを打たれたようだった。
森島邸へ来たマキは金のストライプのコートを着ていたが、
マキらしき女を乗せたタクシー運転手の証言では
黒いコートで三田の伊皿子で降ろしたということだった。


影なき女・密室で真犯人を・・・・


世津子は森島の後妻で、先妻の娘有子(比企理恵)とは折り合いが悪く、
有子は浜田と婚約しているが二人の仲は最近うまくいってなかった。


研三は神津に事件の事を相談した。
神津は女のコートはリバーシブルになっていて、裏返しでタクシーに乗ったのだという。


影なき女・密室で真犯人を・・・・


そして、再三研三の取材を無視していた森島があの日に限って時間と場所を指定して
すんなりと取材をOKしたのは何かの証人にしようとしたのではないかと推測した。
神津はもう一度事件の場面を再現すればいいとアドバイスした。


影なき女・密室で真犯人を・・・・

事件を担当している研三の兄警視庁捜査一課長の松下(原田大二郎)の手配の元に
事件現場であの時の模様を再現することになり、森島の役を浜田が
マキの役を有子がすることになった。
部屋の様子はカメラを設置し、別の部屋でモニター越しで確認する。



影なき女・密室で真犯人を・・・・



クロロフォルムが浸されていたガーゼは水が浸してあり
ニコチン入りの注射器にはビタミン剤が入っている。
マキ役の有子はドアに鍵をかけ、浜田にクロロフォルムをかがせて
ニコチンを手に注射すると宝石を奪って外へ通じる窓から出て
用意してあった靴を履いて逃げていった。
次に浜田に呼ばれた世津子が合鍵でドアを開け部屋に入る。




これでお芝居は終わりなのだが、ソファにいた浜田の様子がおかしく
見てみると意識がなく苦しんでいてすぐに病院へ運ばれていった。

影なき女・密室で真犯人を・・・・


浜田はビタミン剤ではなく、森島と同じようにニコチンが打たれていて
重体だったもののなんとか一命はとりとめた。
松下は注射をした有子を取り調べるが言われた通り演じただけで
何も知らないといい罠にはめられたというばかりだった。



ある日、研三と一緒に友人モデルが出ている毛皮のファッションショーへ行こうとした
信子だが研三は寝たままで起きる気配がなく神津と一緒に出掛けることになった。


影なき女・密室で真犯人を・・・・


信子の友人矢野レイコ(MIE二役)は、ショーで着ていた毛皮を裏返し
それがリバーシブルだったことに神津たちは気が付いた。





神津はレイコを車で送っていく事にしたが、今日は姉の家に寄りたいといい
伊皿子で降ろした。
マンションへ向かうレイコを刑事たちが帰宅するのを待ち構えていた。


結局信子が当日のアリバイを証明したことでレイコの容疑は消え
三人はレイコの姉のマンションへ合鍵を借りて入った。


影なき女・密室で真犯人を・・・・


レイコの姉は矢野文枝と言って、最後に会ったときに
旅行へ行くと言ったきり行方がわからなくなっているのだという。




神津が文枝のクローゼットを見せてもらうとそこには
金のストライプのコートが入っていた。


影なき女・密室で真犯人を・・・・

他にダイヤの鑑定に使う透明度を示す記号のメモや、電話番号のメモを見つけた。
文枝はパリへ絵を習いにいく資金を得たとレイコに話していたが
金の出所がわけありげで気になっていた。


神津と研三は、このことを松下に知らせた。
電話番号は複数あり、1か月ごとに変わっていることから
秘密のデートクラブでないかと見当をつけかけてみると予感は的中し
さっそくそこへ踏み込むことにした。





行ってみるとデートクラブ、ベロナの経営者
山岸久美(ひし美ゆり子)がいて
文枝がそこの女で、森島も会員だったことが判明した。


その後、文枝の絞殺死体が発見され、胃袋の中から
アレッポの星が見つかった。
これで清村マキと名乗った女が矢野文枝であり
森島邸から宝石を盗み出し、共犯者と分け前か何かでモメて
殺されたのだろうということがわかった。
おそらく森島と文枝は宝石を盗むためにグルだったのだろう。




影なき女・密室で真犯人を・・・・





松下らは共犯者が久原であるとにらんだが
神津はそれにしっくりこない様子だった。
神津はもう一度現場検証をやることを提案した。



1か月近く拘留されていた有子が釈放され帰宅した。


影なき女・密室で真犯人を・・・・


世津子は明日の夜、自宅での現場検証が終わり
その翌日に香港へたち、帰国後もこの家へ戻らないことを有子に告げた。


そして、二度目の現場検証が行われた。
今度は森島の役を神津が、文枝の役をレイコがやることになった。
神津から妹の友人と紹介を受けたレイコをみて
文枝ソックリなことに、世津子たちが驚いた。


前回同様、カメラが設置されているので、部屋には神津とレイコだけになった。
レイコは金のストライプのコートを裏返し、黒のコートに早変わりした。
アレッポの星を盗み出すと部屋を出て、神津がカギを締めた。
神津は自分でクロロフォルムを嗅ぎ気を失うと
注射を打つ前に世津子は合鍵で部屋へ入るよう言われた。


部屋へ入ると神津がソファで失神している。
そこへ浜田が近づき神津の脈を調べようとしたときに
神津は浜田の腕をつかみ、森島の手にニコチンを打ったのは
浜田だと言った。


影なき女・密室で真犯人を・・・・




森島が経営するキングスローンは破産寸前だった。
アレッポの星を詐取しようとこの計画を思いついた。
文枝が勤めていたベロナの久美は
浜田の元愛人で彼女を通じて文枝を紹介してもらい
香港の宝石商に仕立て上げて森島、浜田、文枝は
宝石を盗む予定だった。
だが、浜田が森島を裏切り殺してしまった。



アレッポの星を盗んだ文枝は、分け前を巡って浜田と口論になり
秘かに文枝は宝石を飲み込み浜田に絞殺され山中に埋められた。



また世津子は浜田と1年ほど前から関係があった。
最初の現場検証の時文枝役の有子がクロロフォルムを浸した
布を取り出すためにバッグを開けたすきに
マジックのテクニックがあった浜田はビタミン剤入りの注射器を
ニコチン入りの注射器にすり替えた。



影なき女・密室で真犯人を・・・・

共犯者の世津子が部屋へ入って来たときに
その注射器を始末し、混乱に紛れてドアのカギを締めて密室にした。
浜田を殺す動機があった有子に容疑をかけて
浜田は命がけで捜査陣の目をそらすことに成功した。


神津は文枝の胃袋からアレッポの星が見つかったときに
公表しないように松下にアドバイスしていた。
アレッポの星が死体から見つかったという報道がなかったため
浜田は文枝の遺体を埋めたそばに落ちているのではないかと思い
世津子とふたりで深夜現場に行き、神津が仕掛けた偽物を見つけ
アレッポの星を手にいれたものと思っていた。


だが、本物のアレッポの星は文枝の遺体から見つかり
警察が持っていたそれを久原が鑑定すると確かに本物だった。


世津子は、自分たちが偽物を持っているという証拠がないといい
香港へ出発する荷物を警察が調べた。


影なき女・密室で真犯人を・・・・


そして、友人に渡す土産だという人形に神津は目をつけると
人形の首をへし折ると中に偽物のアレッポの星が入っていた。









原作はドラマとはだいぶストーリーが違っています。







ドラマでは1作目の「刺青殺人事件」で神津が躁うつ病の気難し屋に描かれていたが
今回は人当たりがいい神津にキャラが変わっている。
個人的には親しみやすい神津の方が好みだ。



また神津の妹役が飯干恵子に、松下警部も原田大二郎に変更になっている。
松下役はどういうわけか最初の頃はコロコロと変わっています。


原田大二郎と金沢碧が出演していてふたりは美女シリーズの
「影男」コンビですね。


1作目では音楽が羽田健太郎でしたが、ここから津島利章に変わり
お馴染みのテーマ曲が使用されています。
やはり神津恭介しとシリーズいうと、この曲がしっくりきます。



人気シリーズだったのか、美女シリーズ同様DVD化されているし
CSでも結構放送されていますね。


個人的には初期の雰囲気が好きです。



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