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2015-02-07 (Sat)

映画 みんなのアムステルダム国立美術館へ

今年見た最初の映画は
「みんなのアムステルダム国立美術館へ」という
美術館がテーマのドキュメンタリー映画でした。


みんなのアムステルダム国立美術館へ@渋谷ユーロスペース



2月の映画の日は、先日書いた「ナショナル・ギャラリー英国の至宝」だけを
観に行く予定だったんですが、調べたらル・シネマから近くの映画館
渋谷ユーロスペースというところで、去年予告編を見てから気になっていた
「みんなのアムステルダム国立美術館へ」もやっている事を知りました。



そこで、ナショナル・ギャラリーを見る前にこちらを観に行く事になったんですね。


ユーロスペースは小さな映画館でしたが、この日は映画の日で日曜日ということもあり
私が見た回も立ち見が出ていました。


渋谷の文化村近辺って結構マニアックで良質な映画を上映する
小さな映画館がいくつかあり好きなエリアです。


以前、この近くのアップリンク渋谷で「未来の食卓」という
学校給食と高齢者の宅配給食をオーガニックにするというフランス映画を見ました。


大きな映画館では上映することがないタイプの映画ですが
だけど好きな人には見たくてたまらない映画。

こういうタイプの映画を見れる場所があるというのは
本当にありがたいです。


さて、「みんなのアムステルダム国立美術館へ」ですが


この後にみた「ナショナル・ギャラリー」と同様
美術館の裏舞台を描いた映画であるが
こちらは「重いテーマ」を取り上げた映画でもある。




オランダはアムステルダムにある国立美術館の改修を巡って
工事計画が地元民の反対などに逢いようやっと開館するまでの過程を描く。


ここは、レンブラントの「夜警」やフェルメールの「牛乳を注ぐ女」などを
所蔵する国立美術館美術館である。


2004年に改修工事に入るが4年後の2008年に再オープンの予定が
ズレにズレまくり、結局は2013年4月になんとか開館することができたというもの。


再オープンがここまで遅れた理由は美術館を通る公道の設計に
自転車道の確保にこだわる地元市民の反対を受けたからである。


オランダには自転車専用道路があり、市民は美術館のエントランスに
ある程度の通行量が確保できる自転車専用通路を求めており
美術館の美観にこだわる館長とは意見が対立していた。


最終的にはこの館長は退職をし新しい館長を迎えてから
再スタートにこぎつける事になる。


改修後の美術館にはしっかりとした自転車専用通路があり
市民は美術館を突っ切って自転車で通ることができるようになっていた。


この映画はこうした工事計画における
美術館側と市民の意見の食い違いを中心としながらも
建築家・内装担当スタッフや美術品の修復部門のスタッフ、
広報、学芸員など、普段はお目にかかることがない
美術館の裏舞台を支える人々の仕事ぶりを見れるのも
見どころのひとつでした。





みんなのアムステルダム国立美術館へ [DVD]




アジア館の部長は自らこだわりを持つ日本の仏像を直々に出迎える。


内装担当者にも同様のこだわりがあり
自分の提案した内装こそが素晴らしいと思い
壁の色ひとつにしても意見が分かれたりする。


そうした、美術館側vs市民というストーリーに加え
美術館側のスタッフの間における
意見の対立などもあり
次第に苛立ちや疲れが見えるようになる。


それでも、新たなスタートを切り
改修により生まれ変わった美術館を見ると
それぞれの心に表現しようのない感動が生まれ
これで良かったとこれまでの苦労が報われた気がするのである。


この後に見た「ナショナル・ギャラリー英国の至宝」の
半分くらいの上映時間だし、テーマも重かったが
見て良かったです。


同じ「美術館の裏側」をテーマにした映画でしたが
メインにするテーマによって
こんなにも違うのかと感心させられました。


アート好きな人には
どちらも見ていただきたい映画です。


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