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2015-04-16 (Thu)

美女シリーズ21 白い素肌の美女・江戸川乱歩の「盲獣」 (1983年)

土曜ワイド劇場の美女シリーズ第21弾!




●「白い素肌の美女・江戸川乱歩の盲獣」  1983年4月16日
原作: 江戸川乱歩  『盲獣
脚本: 篠崎好
音楽: 鏑木創
監督: 長谷和夫
制作: 松竹
出演: 天知茂、叶和貴子、高見知佳、
中条きよし、五代高之、荒井注ほか



明智小五郎(天知茂)は、助手の文代(高見知佳)に連れられて
ディスコで踊った帰り道、噴水近くで切断された女の片腕を持った尼僧を見かけた。


尼僧は明智に気が付くと逃げ出し、そのあとを追った明智は
尼僧が養源寺へ逃げ込んだのを見た。
明智は養源寺へ入り住職に尼僧のことを聞くが
住職は尼僧はいないと言われ引き上げるしかなかった。


だが、翌日風船に繋がれた包みの中から切断された女の両脚が発見された。




ある日、明智は名門の山野文化学院を経営している
山野五郎(田中明夫)の家で開かれる茶会に呼ばれた。


白い素肌の美女・江戸川乱歩の盲獣






だが、招かれたのは明智だけで、山野の妻百合枝(叶和貴子)が応対してくれた。
百合枝は明智を庭に案内すると、少し前から行方不明になっている
娘のミチ子(三池真理子)を探し出してほしいと依頼した。


百合枝は山野の後妻で、前妻との間の娘であるミチ子は
百合枝とあまり歳のかわらず、百合枝に反抗的な態度を示し
二人の仲はうまくいってなかった。



明智は百合枝にミチ子の部屋を見たいといい中へ入ると
エメラルドの指輪をしたミチ子のポートレートがあった。
明智は手伝いのキミから失踪当時の状況を聞いた。


白い素肌の美女・江戸川乱歩の盲獣




それは5日程前の出来事だった。
夜、山野が秘書の小松ひとみを伴って帰宅した。
ひとみは打ち合わせが済むと、百合枝の部屋に入り話こんでいた。
キミがお茶を持って入ろうとすると、ひとみが帰るところだった。





その1時間後に百合枝が外出先から帰宅し
ミチ子の部屋を訪ねたがノックしても返事がなく
寝たと思ってそのまま引き上げていった。


だが、翌日ミチ子の部屋に置く新しいピアノが運ばれてきて
百合枝がミチ子を呼びに行くと部屋にはおらず
そのまま行方が分からなくなってしまった。

白い素肌の美女・江戸川乱歩の盲獣




ミチ子の部屋は中から施錠してあり、ミチ子の赤い靴と
赤いポシェットがなくなっていた。



明智はミチ子がまだこの部屋にいるのかもしれないといい
届いたばかりの新しいピアノを開くと
百合枝はその中にミチ子の死体があるような錯覚を覚え失神してしまう。



山野家には20年前の事故で片目が見えなくなったマッサージ師の
テッシン(中条きよし)がいる。


明智がミチ子のことをたずねても、事故以来世捨て人となり
人のことには関心がなく何も知らないという。
だが、テッシンがいる場所からは2階の奥にある百合枝の部屋がよく見え
テッシンが百合枝を慕っていることに気づいていることをにおわせた。


白い素肌の美女・江戸川乱歩の盲獣





明智はミチ子に最後にあった人物ひとみに話を聞きに行こうとマンションを訪れた。
ひとみは風邪をひいていて学院を休んでいて、明智が部屋へ入った直後
学院のピアノ講師蕗谷(五代高之)が来てひとみと少し言葉を交わすと
そのまま帰って行ってしまった。


白い素肌の美女・江戸川乱歩の盲獣




ひとみはミチ子の失踪については心当たりがないといい収穫は得られないままだった。



深夜、デパートの警備員が走り去る尼僧を見た。
その翌日、訪れた客がマネキンの腕が人間の腕にすり替えられているのを
発見し大騒ぎとなり波越警部(荒井注)らが現場にやってきた。


その片腕はエメラルドの指輪をはめていて
ミチ子の部屋にあったヘアブラシについていた指紋と一致し
ミチ子は殺害されバラバラにされた疑いが濃厚となった。


そこへ、キミが速達小包を受け取ったと知らせに来た。
中を開けると女の片腕が入っていた。


明智が山野邸から帰ろうとしたところすれ違いでやってきた蕗谷を見つけた。
蕗谷を待ち伏せしていた明智は、山野から留学費用という名目で渡された
一千万円の小切手を持っていることを知った。


明智は小林(小野田真之)らに蕗谷の身辺を洗わせ、自分は山野のところへいった。


百合枝に山野に会いたいというと、ミチ子のことでショックを受けた山野は
倒れてしまい今は会わせることは出来ないと言った。




明智が山野から渡された小切手を蕗谷が持っていることを知っているとわかり
百合枝は優秀な人材なので留学をサポートするのは当然だと言ったが
明智は百合枝が何かを隠している様子を感じた。




文代たちの調査で、蕗谷はひとみの恋人だったがそれをミチ子が奪い
三角関係でもつれていることを知った。



小林はミチ子と最後に一緒にいたのはひとみで蕗谷のこともあり
ひとみがミチ子を殺したのではないかという。
文代は、ミチ子が死んで一番得をするのは百合枝だといい
波越は山野が怪しいと言い意見が分かれた。


明智はミチ子の死体は古いピアノの中におさめられて運び出されたのではないかと推理した。
波越と同様に山野犯行説を思ったが、明智はそれよりも尼僧が気になっていて
それが事件を解くカギになると思った。



ある夜、ミチ子の部屋からピアノの音色が聞こえてきた。
それに気が付いた百合枝が部屋を開けると誰もいなかった。
百合枝が階段をみるとミチ子の姿を見て驚いた。


だが、やってきたのはテッシンだった。


怯える百合枝にテッシンはミチ子がいなくなった今
この家でピアノを弾けるのは百合枝だけだといい
幻覚を見たりするのは心にやましいことがあるからで
悩みがあるなら打ち明けてほしいと言った。



尼僧がひっかかった明智はあの日の寺をたずねていったが
近所の人の話では先代の娘が死んでから誰もいないということだった。
明智が会った住職と尼僧は何だったのか?


さらに、ひとみのマンションへ行くと、今朝早く引っ越したようでもぬけの殻だった。
しかも、風邪で休んでいたあと学院にも来ておらず、
速達で退職願が出されていて行方が分からなくなってしまった。



ひとみの実家は松本だとわかり、小林が調べに行くことになった。
波越はひとみは郷へは帰っていなく、彼女の両親もいないといい
松本へ行ってもムダだと明智に行った。



だが、松本から戻った小林は、ひとみがミチ子が生まれる前に
山野が芸者に産ませた私生児であると報告した。
明智はふたりがどことなく似ていて、そうではないかと考えていた。


明智は姉妹と関係があった蕗谷がこのことを知っていたのではないかと思った。



山野邸では新しい手伝いに化けた文代が潜入していた。


百合枝の外出中に部屋を物色すると、紙袋に入った赤いポシェットを発見した。
そこへ百合枝が帰ってきて、慌ててその場を取り繕うと部屋を出た。


白い素肌の美女・江戸川乱歩の盲獣



百合枝が一人になると電話が鳴った。
それは蕗谷からのもので、もう一千万円よこせという脅迫電話だった。
倒れている山野を気遣い電話を受けた百合枝は指定の場所へ車を走らせる。


着くと蕗谷に会いに行き、トランクの中に隠れていた文代が出てきた。
だが、しばらくすると百合枝は慌てて戻ってきて帰って行った。


文代が百合枝が歩いて行った場所の方へ向かうと
そこには蕗谷の刺殺死体があった。


事件の知らせを受け駆けつけた波越は状況から
百合枝が殺したものと決めつけるが
明智は百合枝が誰かをかばっているのではないかと推測した。


一足先に帰宅していた百合枝は、山野がキミたちに抱えられ
帰ってくると床に伏してしまった様子を見て
脳裏に山野が蕗谷を刺殺した映像が浮かび心が痛む。


白い素肌の美女・江戸川乱歩の盲獣



そこへ尼僧が手紙を持ってきた。
百合枝はその気配を感じ玄関に行くと手紙だけが残され
尼僧の姿は消えていた。


そこにはすべての秘密を知っているので今夜9時に水門に来い
という脅迫状だった。


百合枝がそこへ着くと、尼僧が姿を現して養源寺へ案内された。

地下へ降りていくとおびただしい人間の胴体や手足のオブジェで
ぎっしりと埋め尽くされていた。


百合枝が異様な光景にとまどっていると、テッシンが入ってきた。


白い素肌の美女・江戸川乱歩の盲獣





これは百合枝を愛するテッシンが、百合枝の体そっくりに作り上げた作品だった。
テッシンは一目見たときから百合枝に惚れていたが
その後山野の後妻になり、百合枝の体をマッサージしながら
無数のオブジェを作りいつしか百合枝を抱く機会をうかがっていた。



テッシンが百合枝を抱こうとしたところ、百合枝はそれから逃れようとして
テッシンの仮面を剥いでしまった。

その下から現れたのは、事故で焼けただれた醜い素顔だった。
百合枝は初めてテッシンの本当の顔を見て気絶してしまう・・・。



蕗谷殺しで百合枝が誰かをかばっていると考えた明智は
事件の翌日、百合枝に会いに行った。
百合枝は昨夜は一人で夜桜を見に行っていたといい
はかなく散っていく花の命に自分の人生を重ね合わせていた。
その様子を扉の陰からテッシンが見ていた。



白い素肌の美女・江戸川乱歩の盲獣



年齢差のある結婚だったが、百合枝は本当に山野を愛していた。
そこへ蕗谷殺しの容疑者として百合枝を連行しに波越たちがやってきた。


その騒動を聞き、寝ていた山野も起きてきた。
百合枝はさっきとは一転、蕗谷やミチ子を殺したのは自分だと言った。


それを聞いた明智は、百合枝は山野が二人を殺したと悩んでいて
その罪をかぶろうとしている。
だから本当のことを話すように山野を説得した。



沈黙を貫いてきた山野がついに事件の真相を話した。



あの夜、部屋の前を通りかかるとミチ子とひとみが言い争っていた。
腹違いとはいえ姉妹がひとりの男を巡ってトラブルを起こしているという
スキャンダルを隠したかった山野はその場を取り繕いひとみを帰した。


山野はひとみを不憫に思っていて、そのひとみから蕗谷を奪った
ミチ子を衝動的に殺してしまった。
死体はピアノの中に隠し翌日ピアノを運ばせたというが
どこへ運んだかは言わず、すべては自分一人の罪だというと
そのまま発作を起こして倒れた。


白い素肌の美女・江戸川乱歩の盲獣



山野が救急車で病院に運ばれ波越は事件は無事に解決したというが
明智はまだ事件は解決していないという。



山野が入院した病院に張り付いていた波越宛に明智から電話がかかってきたが
それは病室の前から波越をおびき出すための罠だった。


波越が戻ってみると、病室で寝ていた山野は何者かに刃物で刺され死んでいた。



その夜、山野邸ではミチ子の部屋からピアノをひく音が聞こえてきた。


ランプをつけた百合枝が部屋へ入ってみると、ピアノをひいていたのは尼僧だった。
百合枝はひとみだと思い声をかける。


だが、振り向いたその顔は尼僧の姿をしたテッシンだった。


白い素肌の美女・江戸川乱歩の盲獣


恐怖のあまり百合枝は気を失ってしまい
テッシンは百合枝を担いで養源寺の中へ連れていってしまった。


翌日、明智は養源寺をたずねていくが、それを予知していたテッシンが仕掛けた
細工にかかり床板が外れると地下へ落ちてしまう。




テッシンは例の部屋で百合枝と二人だけになった。
すると誰かがミチ子の部屋から運び出された白いピアノをひいていた。



テッシンがその正体を暴きに行くと、そこにいたのは死んだはずの山野だった。


山野はピアノに死体を入れてそれの処理とミチ子の保護をテッシンに頼んでいた。


ところが、かねてより百合枝を愛していたテッシンは
百合枝が山野を疑っていることを利用して
死体の手足を切断してバラマキ百合枝を怯えさせ
自分の思いを遂げようとした。



テッシンは百合枝を愛していただけでなく山野を憎んでいた。


20年前山野が運転する車が事故を起こし同乗していたテッシンは
大けがを負ってしまった。
テッシンはウサミテツヤという若くて美しいバイオリニストだった。
ウサミは事故で死んだと処理され、山野はウサミの一生を台無しにした償いに
マッサージ師にして生活の面倒をみていた。



テッシンは山野は確かに自分が病室で殺したはずで
今目の前にいる山野は違う人物だと気がいついた。




それは、明智の変装だった。





白い素肌の美女・江戸川乱歩の盲獣






最初に明智が目撃した尼僧も住職もテッシンの変装だった。
テッシンは百合枝が山野を犯人だと思い込んでいるのを利用して
ミチ子になりすまして部屋でピアノを弾いたりして百合枝を
精神的に追い詰めていった。







文代と小林は明智が養源寺に行くと聞きやってきて
地下に通じる道を見つけて明智と合流していた。
そして保護していたひとみを連れて降りてきた。


しかし、ひとみの正体は変装したミチ子で
ミチ子がひとみを殺害したのだった。





それを知った山野は一計を案じてミチ子がひとみに変装して山野邸から出ると
テッシンに全てを打ち明けて協力させた。
死体はピアノに入れて運ばせ、ミチ子の部屋の指紋はすべて拭かせ
ひとみの部屋からテッシンが持ち出したヘアブラシを置いた。


明智はひとみの部屋を訪ねたとき寝ていたはずのひとみが
眼鏡をかけたままだったのを怪しく思っていた。
その時部屋を訪ねて来た蕗谷もひとみに変装したミチ子の正体を見破っていた。


蕗谷はそのからくりを知ると山野を脅迫し留学費用を出させていた。


ひとみは息を吹き返したのでテッシンが首を絞めて殺した。
ミチ子はひとみを殴っただけで首を絞めてはいなかった。
蕗谷を殺したのもテッシンだ。



百合枝は例の部屋へ入るとテッシンも後を追った。
百合枝は自分さえいなければ皆殺されずに済んだかもしれないと
自責の念に駆られ火を放ち自殺をしようとする。



燃え上がる炎の中、明智が百合枝を救出し
テッシンはそのまま焼け死んだ。


白い素肌の美女・江戸川乱歩の盲獣

これまで百合枝に反抗的だったミチ子は
百合枝をお母さんと初めて呼びようやく親子になることが出来た。






以前は「非情のライセンスの会田刑事よ。」と言われていたのが
この頃には「明智小五郎が歩いている。」の一点張りになっていた天知茂。


明智小五郎を劇場用超大作として海外で制作し
日本へ逆輸入することが夢だと語っている。









江戸川乱歩の「盲獣」となっているが「一寸法師」とミックスされた内容になっている。




パノラマ島奇談では真犯人だった叶和貴子。
あの時は財産目当ての愛のない結婚生活を送り
命を狙われる若妻とみせかけて実は悪女だったのだが
今回も財産持ちの年の離れた夫がいて
てっきり犯人かと思いきやそうではなかったというオチでした。






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