「京都妖怪地図・嵯峨野に生きる900歳の新妻」(1980年) 宇津宮雅代版

長~~い間見たくてたまらなかった
土曜ワイド劇場の「京都妖怪地図」シリーズを
ようやっと見ることが出来た。


『京都妖怪地図』は土曜ワイド劇場で
1980年から6作品放送された怪奇シリーズで
1997年にも似たような作品があるがこちらは別物だと認識している。


5,6年前だろうか?
ホームドラマチャンネルでも放送されたのだが
情報を知ってみた時は既に5作目で
見たかった1~4を見ることはできませんでした。



今回はしっかりファミリー劇場の放送日程をチェックしていたので
第一作目の宇津宮雅代版から録画することができた。


京都妖怪地図1

第1作目と2作目の主演は宇津宮雅代だ。
彼女の妖しい美しさが随所で表現されており
京都の風景と溶け合いとても魅力的な作品だった。
妖しく儚げな美しさで、独特の世界観が光ってました。


●「京都妖怪地図・嵯峨野に生きる900歳の新妻」  1980年8月23日
原作: 上田秋成 『浅茅が宿』
脚本: 保利吉紀
音楽: 渡辺兵夫
監督: 田中徳三
制作協力: 京都映画
制作: 松竹

出演: 宇津宮雅代、三田村邦彦、長谷直美、
月丘夢路、中条きよし、遠藤太津朗ほか


京都妖怪地図2

第1作目は「京都妖怪地図・嵯峨野に生きる900歳の新妻」 1980.8.23放送

原作は上田秋成の「雨月物語」から「浅茅が宿」の
舞台を現代の京都に置き換えたもの。
脚本は保利吉紀、監督は田中徳三。


テレビドラマというよりは映画のような世界観で味わい深い。

また夫を待ち続ける女の情念を
物悲しく表現した渡辺岳夫の音楽も秀逸である。


録画はだいぶ前にしたのだが、いざ手に入れると
見てしまうのがもったいなく本放送と同じ夏まで待ってしまった・笑



京都妖怪地図3


平安時代、結婚早々に行方不明になった夫を待つ妻。
若い男の生き血を吸って生き続け、とうとう現代の京都で
夫と瓜二つの男と出会う。



京都妖怪地図6



京都の嵯峨野でひな人形の髪つけ師をしている香織(宇津宮雅代)は、
平安時代から900年間に渡り若い男の生き血を吸い続けてくることで
若さを保ちながら生き続けてきた。


香織はある店で扇子を購入したことから
この店の黒津譲(中条きよし)と出会い恋人同士となる


譲には一緒に店をやっている母(月丘夢路)と妹の玲奈(長谷直美)がいる。


玲奈には城崎四朗(三田村邦彦)という恋人がいて
ある日香織、譲、玲奈、四朗の4人で別荘に遊びに行くことになった。


この時玲奈の恋人として紹介されたのが四郎なのだが
この四郎は平安時代の香織の夫と瓜二つだったのだ。


別荘へ向かう車中で玲奈は長い白髪を発見する。


香織は老化が進むと生き血などを飲むことで
若さを保ち続けてきたのだ。


もうこの時点では譲は香織から血を吸われており
ひどい貧血状態にあってフラフラだ。


香織は愛する夫にそっくりな四郎と現代でも結ばれるべく
四郎に玲奈と付き合うのをやめて一緒になる宿命の自分と結ばれるよう諭すが
四郎はもちろん香織の馬鹿げた要求は一蹴した。


900歳に戻った香織は玲奈の寝ているところに現れ
玲奈は恐怖で錯乱してしまう。


生き血を吸われ続けてきた譲はその後病院へ入院するのだが
ある日電話で香織に家に呼び出されたため夜そっと病院を抜け出し
香織のもとへ向かいその晩から行方知れずになってしまう。



京都妖怪地図7


病院から譲が忽然と姿を消したことで
母とともに警察へ向かう玲奈。


京都妖怪地図5


(1~4作目までで刑事を演じたのは遠藤太津朗。
同じく土ワイの「京都殺人案内」にも出てましたね。
京都出身なのでこういう雰囲気にホント合います。)


京都では1年に1回くらいこういう行方不明者がいるということだった。



その後、香織は邪魔者の玲奈も排除しようとして
結局、玲奈も記憶を失い入院生活を送ることとなってしまう。




京都妖怪地図4



四郎は譲が姿を消したことや玲奈が入院したことで
次第に香織に容疑の目を向け始め真相究明のため
香織の意を組んだようにみせかけ香織に近づいていく。



四郎の生き血さえも吸う香織。

この時のシーンがとてもエロチックだ。



京都妖怪地図8


最後は四郎は香織の正体を暴き
行方不明になっていた譲も既に死んでいたことを知ってしまう。


香織は自分の長い生涯を四郎に語り
四郎のもとで息絶える。


その時、病院で玲奈が記憶を取り戻す。



話の内容としてはこの手にあるひな形から外れることなく
単純なストーリーなのだが京都を舞台にした独特の世界観が
芸術的で美しい。



昔の土曜ワイドは夏にこうした怪奇モノをよくやっていた。


このドラマの本放送された8月のラインナップもまた素晴らしいのだ。


7月26日から怪奇シリーズが始まり。

7月26日 「悪魔の花嫁・呪われた百物語」

わがままな社長令嬢がでっち上げた作り話の殺人事件が現実化。
三角関係のもつれに会社乗っ取りの陰謀がからむ怪奇ミステリー。



8月2日 「怨霊!あざ笑う人形 危険な未亡人」

海外出張中の商社マンの謎の死によって明るみに出た商社間の汚職事件を
遺族をめぐる怪奇ミステリーとして描く。



8月9日 「鱶女(ふかおんな)恐怖の人喰い鱶」

石原慎太郎原作。
都会の青年と野性的な海の女の甘美な恋を描く怪奇幻想ロマン。



8月16日 「幽霊に抱かれた女・死者からの贈りもの」

愛する妻のもとに夜ごと現れる殺された夫の幽霊。
古瀬戸の名器をめぐる怨念ミステリー。



8月23日 「京都妖怪地図」


8月30日 「海底の死美人・ヒット曲は殺しのテープ」

落ち目の作詞家が深夜、ひき逃げをしたうえにこれを知る愛人を殺害。
華やかな歌謡界を背景に描く怪奇ミステリー。



以上、6作が「怪奇シリーズ」として放送された。

タイトルだけでもセンスが良くて、私は見たくてうずうずしてしまう。


京都妖怪地図だが7作目とされている作品はタイトルが
「京都セクシー妖怪殺人案内〜嵯峨野に棲む吸血美女の復讐!」で
タイトルだけであの世界観がぶち壊されている感じがして見る気が全くしない。


江戸川乱歩の美女シリーズも北大路欣也版まではまだいいが
西郷輝彦版の2作でぶち壊されて終わったことと重なって見える。


『京都妖怪地図』はこの後の2作目

「京都妖怪地図・きらら坂に住む400歳の氷女」
宇津宮雅代/名高達郎/芦屋小鴈

までは見た。

3作目「京都妖怪地図・鳥辺山に棲む八百歳の女子大生」1985年8月17日放送
三ツ矢歌子/斉藤林子/遠藤太津朗


4作目「京都妖怪地図・河原町に棲む四百歳の不倫女医」1986年8月16日放送
三ツ矢歌子/中山仁/遠藤太津朗


このふたつはまだ見ていないので楽しみだ。


5,6作目は見たのだが、1~4作目までの期待感の高まりもなかったので
また見たいとは思わないが一応録画だけはしておいた。


他にも土曜ワイド劇場は「死美人シリーズ」や円谷怪奇モノなどがあるので
是非放送してほしい。



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