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展覧会レポート昭和のドラマ昔の土曜ワイド劇場懐かし邦画


原節子の格調高き美しさ 木下恵介の「お嬢さん乾杯」

ようやっとDVDを借りることが出来、木下恵介監督の
「お嬢さん乾杯」を見ました。


お嬢さん乾杯13

原節子が元華族の令嬢を好演。



お嬢さん乾杯1

「お嬢さん乾杯」1949年(昭和24年)松竹映画
脚本:新藤兼人、音楽:木下忠司
オープニングと劇中に流れるテーマ曲がとてもいい。


お嬢さん乾杯2

石津圭三は34歳で自動車修理工場を経営している。
圭三は人はいいが金儲けもうまい青年だ。
圭三には弟の五郎(佐田啓二)がいて、修理工場を手伝ってくれている。


お嬢さん乾杯3

五郎にはダンサーあがりの恋人がいて結婚をしたがっているが
圭三は二人の仲を認めていない。


まだ独身の圭三のもとにある日縁談が舞い込んだ。

相手はかなり年下の元華族の令嬢で
見せられた写真は女学生時代のもので
もともと結婚に興味がなかった圭三は乗り気になれなかったが
一応会うことにした。

お嬢さん乾杯10

馴染みのバーで見合い相手の池田泰子(原節子)を
一目見た圭三はその美しさに一目ぼれしてしまう。

泰子も圭三との結婚を承諾してくれたが・・・



お嬢さん乾杯4

後日、泰子の家へあいさつに行くと
泰子の母や姉夫婦、祖母などが次々と紹介される。
商売がうまくいって今でこそ金を持っている圭三だが
もとは田舎の貧乏人で身分の差に少々恐縮している。


圭三に「工場が儲かってるんだろね」と意味ありげにいってみたり
祖母も「うちも昔は自動車があったんだけどね」と暗い表情でつぶやいたりと
なんだか雲行きが怪しい。


終始笑顔を見せることもない祖母が泰子に「ピアノを弾いておあげ」というが
ピアノの影も形もない。
いくら広いサロンと言えどピアノがおいてある様子は一切ないのだ。


泰子とふたりにしてあげようと引き上げる池田家の面々。


お嬢さん乾杯5

泰子と二人っきりになると室内のだだっ広さだけが強調され
室内のさびれた様子が浮き彫りとなる。

部屋の装飾はごくごく最小限でソファのひじ掛けの布は破れていて
ドアノブが取れたまんま、シャンデリアも欠けがあり豪華さは一切ない。


泰子は池田家の実情を圭三に打ち明ける。
家は没落しており、父親は詐欺事件に巻き込まれ服役中。
売れるものは売り尽くし、既に屋敷も抵当に入っている状態だったのだ。

そして、泰子にはかつて恋仲だった男もいた。
その人の死をもってその恋は終わったのだった。

圭三は既に泰子を愛しており、泰子が金のためではなく結婚してくれるなら
それでもいいと思っていた。
圭三は金儲けは上手かったのでこうした経済事情は負担にはならない。





まずは3か月交際期間を設けようということになった。




お嬢さん乾杯6

圭三と泰子はバレエ鑑賞に出かけた。
見ている圭三は何故か泣いている。

お嬢さん乾杯7

泣いたことを照れながら話す圭三に
圭三の人柄を感じたのか泰子も思わず笑ってしまう。


お嬢さん乾杯8

拳闘好きな圭三について拳闘初観戦する泰子。


お嬢さん乾杯9

試合が進むにつれ泰子も思わず応援に力が入ってしまう。


お嬢さん乾杯11

泰子の誕生日が来ると圭三は大きな贈り物を邸内に運び込んだ。
それはピアノだった。
さっそくピアノを弾く泰子。


お嬢さん乾杯12

そして、友人たちも演奏と歌を披露するのだがここでまた透け乳首なのだ。
歌っている女性のワンピース越しの透け乳首。
まだブラジャーが高級品だったのだろうか?


お嬢さん乾杯14

小菅にある東京拘置所へ圭三の送迎で父(永田靖)に面会しに行く泰子。
父は泰子が本当に幸せになれるならと、金のためではなく
泰子が本当に心配になれるかどうかを気遣っている。



圭三は交際期間を楽しみながらも身に降りかかった不幸からか
情熱を持って接してくれない泰子に思いをぶつけた。

泰子は愛しておりますというのだが・・

泰子はかつての恋人を失ったことで心に穴が開いていた。
家の事情もあって圭三の望む今の圭三との愛に
純粋に浸れなかっただけなのだ。


圭三は泰子に正式に圭三の婚約者として紹介して良いか
問い泰子がこれを受け入れ泰子を自宅まで送り届ける。

自宅前で別れ際、泰子も思い切って圭三の手に
手袋越しに不器用な接吻をした。

慣れない行為に自宅に走り去る泰子は入り口で
思わずけつまづいて転んでしまった。


いよいよ正式に発表する日、圭三が早くに泰子を迎えに行くと
泰子は不在で家人が招き入れてくれた。


おめでたい日なのだが、相変わらず泰子の婆さんは
笑顔もなくいちいち暗いことばかりを言い水を差す。


だんだん不安になってきた圭三はある決心をする。

急いで工場へ帰ると五郎に合い五郎に車をプレゼントして
二人の結婚を認めると言った。
飛び上がって喜ぶ五郎は車で恋人に会いに行く。


一方、帰宅した泰子は圭三からの手紙を受け取った。
それは、別れの手紙だったのだ。
圭三は泰子の抵当に入っている家の始末もつけてくれていた。


圭三を失ってみると泰子は圭三の存在がいかに自分にとって大きいものか
それを無くしたことの重大さに気づく。



馴染みのバーではマダム(村瀬幸子)が祝いの
テーブルデコレーションをしてくれていた。
訪れた圭三はマダムに結婚をやめたことを報告し
自分は郷里にしばらく旅行へ行くと告げる。


マダムと飲む圭三は、そこに姿のない泰子に
「お嬢さん乾杯」といい3時の電車に乗るからと店を後にする。


圭三が去った後五郎と恋人、泰子がバーへやってきた。
マダムから事の次第を聞いた泰子は
3時までまだ時間があると急いで会いに行こうとする。

五郎たちも車で泰子と一緒に圭三の元へ向かうところで話は終わる。


不幸な身の上の令嬢とはいえ、もうちょっと明るい原節子が見たかった。
最後も圭三と会うところまでやってほしかった。
ハッピーエンドなのは良かったが。


でも佐野周二のユーモラスな演技はすごく楽しめた。


お嬢さん乾杯15

弟五郎の交際に反対して意見がぶつかり合った時には
五郎を殴り鼻血まで出させちゃったりして
活動的な佐野周二の芝居は初めて見たかも。


佐野周二の息子が関口宏なら
佐田啓二は中井貴恵と中井貴一のお父さん。
二人とも子供が活躍しているんですよね。


私、中井貴一の顔は苦手なんだが
父親の佐田啓二はハンサムで結構好きだ。
親子は顔が似てるところもあるんだけど目が違うんだな。

中井貴一はきつくてやだけど
佐田啓二はすんごく素敵な目を持っている。


そして、原節子がきれいだった。
単に顔の造作が美しいだけでなく
とても気品があるんですよね。


全体的には面白くて、何度でも見たい映画でした。




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