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ウルトラシリーズ第1作 ウルトラQ 最終話「あけてくれ!」異次元列車で並行世界へ迷い込む - 2016.09.20 Tue

ファミリー劇場で円谷特撮の「ウルトラQ」を見てみました。

ウルトラQ_0


もともと特撮にもウルトラシリーズにも興味はなかったのですが
告知の写真に映っている怪獣があまりにも
変な物体だったので興味をそそられたのと
最高視聴率36.8%という宣伝文句が決め手となり
先週末録画したものを2作品ほど見てみた次第です。


円谷プロ制作のテレビドラマは「恐怖劇場アンバランス」や「怪奇大作戦」を
DVDやCSで見ていて面白かったのでその後押しもあったかも。
「恐怖劇場アンバランス」はこのブログに書こうとしてたことがあるので
機会を設けて書くかもしれない。


ウルトラQは1966年1月2日~7月3日までの28回に渡って
TBSで放送されたものでウルトラシリーズの第1作だそうだ。

私が録画した9/17は22話「変身」と28話の「あけてくれ!」の2話が放送された。

「変身」については気が向いたときに書くかもしれないが
今回は意外と面白かった「あけてくれ!」について書いてみます。

この「あけてくれ!」は実質最終話ながらも
初回放送では放送されずに再放送で初めて放送されることになったとか。


「あけてくれ!」のあらすじと感想を書いてみたいと思います。


ウルトラQ 28話 「あけてくれ!」
再放送1回目で放送  (1967年12月14日) 
脚本:小山内美江子

自称SF作家で星川航空のパイロット万城目淳(佐原健二)は
毎日新報のカメラマンかつ記者の江戸川由利子(桜井浩子)と
パイロット助手の戸川一平(西條康彦)と一緒に
休日を利用してドライブへ行こうとしていた。


一平の支度が遅れたことで由利子は一平を置いて万城目と
ふたりきりでドライブに出かけてしまう。
一平は沢山の荷物を持ちながら走り去る車を追いかけるも
追いつかないでおいてけぼりを食らい悔しがるが後の祭りだ。

ウルトラQ_1

脱力する一平が空を見上げると電車が空を走っていくというありえない世界に遭遇する。
まるで銀河鉄道999みたい。

ここでオープニング。


ウルトラQ_2

お荷物(?)の一平がおらず、万城目とふたりきりのドライブを楽しむ由利子。
由利子は永久に帰らないわよという。

「あなたとあたしだけの二人の世界へ。
電話のないところ、締め切りのないところ、交通地獄のないところ。
要するにこの息の詰まりそうな世の中よ、さようなら~!」
なんて、すっかり万城目とのドライブデートを楽しんでいる様子。

しかし、路上に沢村正吉(柳谷寛)が倒れているのを発見し車に乗せる。
二人っきりのドライブも思わぬところで邪魔者が入ってしまった。


踏切で信号待ちをしていると、電車の音で沢村は意識を取り戻し
「電車、電車、あけてくれ!降ろしてくれ!!」とわめきだし
車を飛び出し走る電車めがけて走り出した。

悲鳴を上げる由利子。

・・・・・・・

沢村は無人の電車に乗っていた。
ドアを叩いて「あけてくれ!降ろしてくれ!」と叫んでいた。
そこへ車掌がやってきて切符を見せてくれという。
定期しか持ち合わせていない沢村は無札乗車だと言われ
車内にいたあるグループへ案内される。

無人と思われていた電車には男3人女1人の先客がいた。

車掌はグループの長らしき友野(天本英世)に沢村を引き渡す。


ウルトラQ_3

どうやら残る男2人女1人も自分と同じ無札乗車のようだ。

友野はこれから我々はみなさんがいつも行きたいと言っていた世界へ行くところで
この電車はそこへ行くためのジャンプ台のようなものだという。
3人はここへ迷い込んできたのだと説明した。

先客の年配の男が別の世界とは何かと問うと

「あなたがたはいつも言っていたじゃないですか。
忙しい忙しいとどこか別の世界へ行ってしまいたい」と
友野は笑いながら答える。

そして友野が沢村に向かって
最近仕事や妻や娘と上手くいってないことなど
沢村の現実をわかっているようでこの世界から
逃げたがっていることを指摘した。

するとこれまで黙っていた若い男が友野が
SF作家の友野健二であることに気づいた。

沢村は現実逃避の願望がありながらも友野がいう
別の世界があるということに対しては子供だましだと憤慨する。

友野は外を御覧なさいという。
時間と空間を超越した世界にこの電車は入り込んでいるのだ。

そこで沢村が見たものは。。。


ウルトラQ_4

自分の会社や上司、妻や幼い時の娘が
歪んで車外の風景として現れた。
過去がどんどん消えていく。
異次元とも思える空間にこの電車は入っていっているのだ。

沢村はたまらず「友野さん、あけてくれ!」と叫ぶ。


・・・・・・・

沢村はベッドで寝ていた。

沢村の異様な光景に万城目たちは一の谷博士(江川宇礼雄)のところへ
沢村を連れていき催眠術によって彼の記憶を呼び出していたのだ。

信じられない出来事だが、沢村以外にも彼と一緒の電車に乗っていた
あの女が収容され同じように「あけて!」と部屋で叫んでいた。

万城目と由利子はふたりを一の谷博士に託し友野を調べることにした。

ウルトラQ_5

友野健二の家を訪ねるとお手伝いが出てきた。
由利子が新聞社の者だというと原稿を取りに来たと勘違いした
お手伝いは友野の原稿を由利子に渡す。

友野は1年半前から不在で、原稿を送って来たり、電話でお手伝いに
指示をしていたりで日常生活には困っていない様子だった。

万城目が友野邸での出来事を一の谷博士に電話で報告すると
警視庁から呼び出されているので万城目たちも来ないかと誘う。
そして、沢村は奥さんと連絡が付き娘と迎えに来て引き渡したという。

ウルトラQ_6

沢村は妻と娘が迎えに来てタクシーで帰宅しようとする。
妻は沢村が酔って一の谷博士のところに世話になったと思い
酔った夫を迎えに行く妻の恥を永遠と沢村になじる。
この夫婦の様子に娘も怒りだす。


異次元列車に乗る前に沢村の家族は既に破たん状態だったのだ。
ガミガミうるさい妻に頭が上がらない亭主。
娘はふたりとも嫌いだという。


沢村は突然降ろしてくれと叫ぶ。
会社に行くのだというが、妻はもう4時だと不審がるが。

会社についても、退社時刻近くに出社してきた沢村に
上司はこっぴどく叱り続ける。
沢村は「お世話になりました。」と告げ会社を辞める。

一方、警視庁では万城目たちがいた。
あるアマチュアカメラマンが撮影した空飛ぶ電車、
そして今年職員の目の前で一車両が忽然として姿を消した
事件があったことを報告受ける。

あの二人が遭遇した出来事とこれらは何か関係があるのかもしれない。

万城目と由利子が帰ろうと車に乗っていると突然車が故障した。
由利子が振り返ると後部座席に友野健二の原稿があった。

ウルトラQ_7

「見ちゃいましょうよ」と由利子が言うと
「どうぞ、どうぞかまいませんよ」と友野の声がした。


万城目の事務所で友野の原稿を読む二人
それは友野自身の物語だった。


ウルトラQ_8

友野もまた沢村たちのように現実に嫌気がさしていたのだ。
作家としてスランプ状態にあった友野は疲れ切っていた。
友野自身が日ごろ自分が書いていた非現実への逃避を夢見ていたのだ。

エレベーターに乗る友野はこのエレベーターが途方もなく下降して入ったら
どうなるだろうかと考えていた。

ウルトラQ_9

その思いが現実となったのかどんどん下がり続けるエレベーター。


ウルトラQ_10

エレベーターが行きついた先はこれまで全く見たこともないような世界。

しかし、この世界に行きついたのは友野だけではなかった。
多くの先住民がいて子供も作りここで暮らしているのだ。

ウルトラQ_11

こうして、友野は自分の理想とする世界へ行き、原稿を書いては
元の世界へ送ったり、特殊な短波を使って電話などをしていたのだ。


元の世界に帰っては見たものの、再び嫌気がさした沢村は

ウルトラQ_12

「連れて行ってくれ。俺も連れて行ってくれ」

と、叫びながら夜空に浮かぶ異次元列車を追い求める。


----------終----------

やりたいことではなく、やらなくてはいけないことに忙殺される。
いや、やりたいことが何かすらわからない。

あるいは、なんとなく生きているけど生きている実感がない。
楽しいと思えるようなことはあるけどどこか虚しい。

現状、あるいは未来に対してぼんやりある不安。

多くの人が人には言えないけど抱えている
お金があれば、時間があれば、家族に理解があれば
上司がもっと評価してくれたら、あるいは部下がもう少し
出来る奴だったら・・・という
なかなか叶えられないと思っている願望。

今の目に見えている現実ではなく
こうなったらいいなと思える別世界。


誰しもが思うこうなったらいいのになという
それぞれの理想の世界。

沢村はそんなバカげた世界は嫌だと一度は元の世界へ戻ってみたものの
再び理想郷を求めてさまよった。

友野は理想の世界へ飛び込み、元の世界とも調和していたようだ。


人は現実とは違う理想を追い求めながらも潜在意識は変化を恐れるので
強い現状維持機能を持つのだ。
変わりたいと思いながらもなかなか変われない自分がいることに
気づいている人も少なくはないだろう。


そして面白いことに疲れすぎてどうしようもならなくて
顕在意識の思考すら働かなくなって
何もかも手放したとき願いは突然叶ったりするのである。


私は元の世界も理想の世界もその境界線はないのだと思う。
自らがどう自分の世界を認識するか。

詳しく書くと1記事では収まりがつかないので見送りますが
それが全てなんだと思う。

全く面白いタイミングで見るはずもなかった昭和のドラマを見てしまった。
昭和のドラマや映画を見ていると、こういう部分で深く考えさせられることが多く
なぜ古いものに惹かれるのかそれがよくわかるのだ。


怪獣好きでもないのになぜか見てしまったウルトラQですが、
今回の変身(大きな雪男がでてくる)、あけてくれ!も怪獣はでてこないのです。

ファミ劇では放送順ではなく制作順で放送されていくとのこと。

どうやらウルトラQは最初はアンバランスゾーンを描こうとしてたが
途中から怪獣ものに変更になったとか。
だから制作順でいくと最初は怪獣はでないのですね。

タイトルも「UNBALANCE」から「ウルトラQ」に変更になったとのことで
同じ円谷プロの「恐怖劇場アンバランス」はここからきていたのか。


「恐怖劇場アンバランス」は土曜ワイド劇場の「白い手、美しい手、呪いの手」の
基になった作品があるとのことでレンタルDVDで全話みました。
その後チャンネルNecoでもやって全てDVDにおとしてあります。

「恐怖劇場アンバランス」もわかりにくく難しい作品も多かったけど
今回の「あけてくれ!」も子供向けではないし
初回放送が見送られたのもうなずけます。

「あけてくれ!」の代わりは「ウルトラマン前夜祭」だったとか。

でも、かつての子どもたちも成長した今では「あけてくれ!」は
いろいろと考えさせてくれる分楽しめるとおもいますね。



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