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「カリエール展」とゴッホの「ひまわり」@損保ジャパン日本興亜美術館 - 2016.11.07 Mon

土曜日は新宿にある東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館で
「カリエール展」を見てきました。

カリエール展

新宿駅から近い損保ジャパン日本興亜本社ビルの42階にある美術館。
アクセスの良さが本当に嬉しい!


展示されている作品は90点弱。
その作品の全てはカリエールのものだけで構成されていた。
(油彩、水彩の他にカリエールや家族の写真も展示)

今回は1906年に亡くなったカリエールの没後110年ということで
カリエールのひ孫でカリエールの全作品集の編集者であり
美術史家のヴェロニク・ノラ=ミランの全面的協力により
個人蔵とカリエールの作品を多く収蔵している
新潟市美術館からの作品が集められていました。


ウジェーヌ・カリエールは19世紀のフランスの画家です。
19世紀のフランスというと”印象派”というイメージがありますが
カリエールは”象徴主義”の画家です。


本展はカリエールの油彩画が中心でしたが
カリエールは絵画だけでなく彫刻もてがけている。
そのため同時代に活躍した彫刻家ロダンとの親交も深かったのです。

国立西洋美術館では彫刻家ロダンとの「ロダンとカリエール」が開催されたこともあり
これはフランスのオルセー美術館にも巡回されいる。
知られざる巨匠なのである。



セピア色の背景に人物が浮かび上がる作風は
非常に穏やかで優しく親しみやすい感じがしました。

カリエールは6歳下のソフィー・デムーソーとパリで結婚し
7人の子どもに恵まれます。

男子は2人で長男のレオンは幼い時に亡くなってしまいますが
女の子が5人ということもあり妻や子供たちの作品も多く
そのあたりの家族愛や母性の表現ということも
作品からぬくもりを感じることが出来る要因かと思われます。


宴会の自画像

≪宴会の自画像≫  1898年頃  個人蔵

カリエールのための宴会の献立表にこの絵があったことから
「宴会の自画像」と呼ばれています。
49歳頃のカリエールだそうです。


羊飼いと羊の群れ

≪羊飼いと羊の群れ≫  1877~80年頃  新潟市美術館

初期はベラスケスなどに影響を受けたようですが
その後ターナーからの影響もあったのでしょうか。

カリエールは結婚後半年ほどイギリスに滞在しており
イギリスの風景画家ターナーに感心を持っていたと言われています。

この「羊飼いと羊の群れ」はターナーの世界観を感じることもできますし
どことなくミレー(ジャン=フランソワ・ミレー)を思い出させる絵でした。


20161105_9.jpg

≪ポール・ガリマール夫人の肖像≫  1889年  個人蔵

セピア色に輪郭もぼんやりした作品が多かったのですが
こちらはその中でも色彩が豊かで華やかな印象でした。

限られた色で描かれた作品がほとんど中
輪郭もくっきりしていて生き生きとした肌や
明るくはっきりとした色が使われたこの絵は
大きさもありひと際目立っていました。


その他「ピエタ」ではゴーギャンへのオマージュで
キリストの顔のモデルはゴーギャンらしい。

またベルギーやオランダ、スペインを一緒に旅した
彫刻家アンリ・ドゥヴィエの娘マドレーヌの肖像画もありました。


損保ジャパン日本興亜美術館

さて、損保ジャパン日本興亜美術館ではゴッホの『ひまわり』を収蔵しており
こちらの作品もあわせてみることができます。

今回は東京都美術館で開催されている「ゴッホとゴーギャン展」に
ゴーギャンの「アリスカンの並木路、アルル」を貸し出しており
収蔵品コーナーから姿を消していました。

「ゴッホとゴーギャン展」は観に行くので
その時にお目にかかれるでしょう。

他にルノワール、セザンヌや美術館の名前にもなっている
東郷青児の絵も見ることができます。

東郷青児は晩年の作品群がすごく良かったです。

彼の若い時の絵はピンとこなかったのですが
60代も終わりに書かれた作品は構図が洗練されていて
色彩も力強くとても鮮やかで描かれている女性も魅力的。

すごくモード系でオシャレなのです。
一目で気に入ってしまいました。

来年の秋にこちらで展覧会があるようなので
早速行く候補に追加しました。




20161105_3.jpg

晴れの日の土曜日。
高層ビルの中に暖かい秋の日差しが入り込んできます。


20161105_4.jpg

42階からの眺望も素晴らしい。
近くにあるコクーンタワーのてっぺんもすぐそばにあります。

20161105_5.jpg

新宿西口を見下ろしたところ。

20161105_6.jpg

小田急百貨店、京王百貨店のあたりを撮影。


私が一番好きな街、新宿。

軽い気持ちで行った美術展でしたが
良い意味で予想を裏切り満足度が高い週末となりました。




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