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2016-11-20 (Sun)

日本で最大規模のスペインの奇才ダリの回顧展『ダリ展』は大混雑

昨日は「ダリ展」へ行ってきました。

ダリ展



20世紀を代表する画家のひとり、サルバドール・ダリの
約10年ぶりの回顧展は7月から9月に京都市美術館での開催後
9月から12月まで東京の新美術館へと巡回されています。


ガラ=サルバドール・ダリ財団、サルバドール・ダリ美術館、
国立ソフィア王妃芸術センターのコレクションをはじめ
国内からも主要作品が集められた大規模な展覧会です。

9月に行く予定だったのですが、あれこれ予定が入ったりで
結局11月の後半になっていく事になってしまいました。



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「森の中の美術館」六本木の国立新美術館
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国立新美術館

東京六本木にある国立新美術館。

2007年1月に開館したばかりでまだ歴史が浅い美術館である。
六本木という立地でありながらもとても広いスペースが確保されており
このような大きな美術展もふたつ開催できる余裕がある。

今回のダリ展は1階にある企画展示室1Eで行われていた。

各階にはカフェもありお茶や食事、スイーツを楽しむことができます。

20160827cafe_6.jpg

そして「森の中の美術館」というコンセプト通り
緑がたくさんあり開放感を感じられる建物なのだ。

設計は黒川紀章が担当している。

アクセスは千代田線の乃木坂駅から直結しており
日比谷線・大江戸線の六本木駅からも徒歩4~5分位。

近隣には六本木ヒルズにある森アーツセンターギャラリー、
ミッドタウンにあるサントリー美術館があるので
地方からくる場合これらを周遊してみるのもいいのではないでしょうか。


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スペインが生んだ奇才 サルバドール・ダリ
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サルバドール・ダリ(1904年5月11日 - 1989年1月23日)は
スペインのシュルレアリスム(超現実主義)を代表する画家。

活躍の場は絵画だけにとどまらず映像の世界など幅広く
自らのパフォーマンスでマスメディアにアピールしていく過程が
アーティストとしてだけでなくそのプロデュース力にもとても興味が湧く芸術家です。

裕福な家庭の出身で容姿端麗にも関わらず女性恐怖症だったことや
その後当時人妻だった10歳年上のガラとの出会いや結婚。
ガラとのエピソードも含めユニークなエピソードの数々が
作品以上に私の興味を駆り立てるのです。

またダリと同じ位気になるのが妻のガラ。
結婚していても公認の愛人が複数いたりと
非常に男性関係が豊富な女性。

女性恐怖症だったダリもガラを一目見て恋に落ちてしまいます。
ガラも若いダリの才能に惚れダリを世界的なアーティストにするため
二人が一体となって活動していく事となるのです。

ガラはダリの作品にも多く登場しています。

ポルト・リガトの聖母

≪ポルト・リガトの聖母≫  サルバドール・ダリ  1950年


聖母が妻のガラになっているこの作品は大作。
作品の緻密さと遠近法で迫力満点でした。


大回顧展ということでダリの初期作品から晩年まで
ダリの作品の変化を楽しむことが出来ます。

特に初期は若いころに描いた寒色の印象派風の絵もありました。
個人的には「父の肖像画」も見たかったなぁ。
「父の肖像画」からもダリが当時印象派の影響を受けていたことが伺える作品なので
じっくりと生で見てみたかった。


後はダリの性的コンプレックスが随所にみられる時期の作品も見たかったですね。
そういう意味ではお目当ての作品がいくつかなくやや不満要素はありました。
まぁ辛口で贅沢な感想ですが・・・


ルイス・ブニュエルの肖像

≪ルイス・ブニュエルの肖像≫  サルバドール・ダリ  1924年

スペイン出身の映画監督ルイス・ブニュエルとダリが製作した
映画「アンダルシアの犬」も見れるコーナーがありました。

約16分程のショートフィルムは冒頭で女性が剃刀で眼球を切り裂かれ
男女のもつれや、意味不明の手のひらに群がる蟻など
脈略のない場面が展開されるだけの不思議なサイレント映画。

映像コーナーは他にディズニーとダリの「デスティーの」もあり
こちらはすごく面白かったです。


では、ダリ展で展示されていた作品を簡単にご紹介。


奇妙なものたち

≪奇妙なものたち≫  サルバドール・ダリ  1935年頃

ダークで幻想的な背景に鮮やかな赤が印象的。

謎めいた要素のある風景

≪謎めいた要素のある風景≫  サルバドール・ダリ  1934年

中央にいる画家はフェルメールをモデルにしていると言われています。



ラファエロの聖母の最高速度

≪ラファエロの聖母の最高速度≫  サルバドール・ダリ  1954年


素早く動いている静物

≪素早く動いている静物≫  サルバドール・ダリ  1956年頃

一見、無秩序にいろんなものが飛び回っているように見えて
緻密に計算されてそれぞれが配置されているのが印象的。

  
狂えるトリスタン

≪狂えるトリスタン≫  サルバドール・ダリ  1938年

子ども、女への壮大な記念碑

≪子ども、女への壮大な記念碑≫  サルバドール・ダリ  1929年


ウラニウムと原資による憂鬱な牧歌

≪ウラニウムと原資による憂鬱な牧歌≫  サルバドール・ダリ  1945年

日本に原爆が落とされたことに衝撃を受け描かれた作品。



引き出しのあるミロのヴィーナス

≪引き出しのあるミロのヴィーナス≫  サルバドール・ダリ  1936(1964年に再鋳造)


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ダリ展の混雑状況
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幅広い世代に人気があるダリ。

とくに週末や祝日は大混雑が予想されます。

20161119dali_1.jpg

当日は予定が押してしまい、美術館到着は13時40分頃。
入場規制はなく、すぐに展示室へ入ることが出来ました。

しかし、大盛況の本展はすでに館内は人で溢れており、
美術館へ来慣れてないない人は見るだけでぐったりだったと思われます。

多分14時位から鑑賞を始めたと思うが、今回は見終わるまでに
2時間費やし16時頃出口へ向かいました。
混雑の割には思ったほど時間を取らなかったです。

メイ・ウエストの唇
20161119dali_3.jpg

ただし撮影可能なメイ・ウエストの唇のコーナーでは
約25分待ちとなっていて私は並ぶのがいやだったので
正面からの撮影は断念しました。

それ以外は、美術館賞に慣れている人であればこの時間帯は
そんなにストレスなく見れるはずです。

見るべきポイントや見方をわかっている方には
週末や休日でも余裕をもって作品を楽しむことが出来ます。

私は映像コーナーもかなり余裕をもって鑑賞したので
2時間程度で見終えたことはちょっと驚きでした。

しかし、展示室を出た16時頃には長蛇の列が出来ており
入場まで約40分という入場規制がかかっている状態でした。


土曜日だったら午前中に来ていれば
結構余裕で見れると思います。


ダリ展は12月12日の月曜まで。
通常、終わり近くになってくると寄り混雑が予想されるため
少しでも早めに見ておくのが良いでしょう。


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Comments







非公開コメント
dezireさん

コメントありがとうございます。
今回のダリ展良かったですね。

ダリの初期から晩年への作品の移り変わりは興味深かったです。
妻ガラに出会ったことによるその後の作品の影響も楽しめました。

おっしゃる通りダリ語録でも知られるように、心理学的な部分でも強く惹かれる画家のひとりです。

またアーティストとしてだけではなく、自身のプロデュース力にも関心が持てる画家ですよね。

2016-11-30-07:45 サチ@管理人
[ 返信 ]
ダリ展
こんにちは、
私も「ダリ展」を見てきましたので、美しい画像と鑑賞レポートを読ませていただき、ダリの作品みたときの感動を追体験することができました。人画や約手大変でしたね。
今回のダリ展では初期から晩年までと多くの傑作も含む幅広く多様な作品群で構成されたていて、ダリ芸術の全貌を見ることができました。ダリの作品を見て、一つの物を二つに見立てるダブル・イメージのような心理学から、原子物理学に至るまで幅広い知識の知見を絵画に導入していくダリのエネルギーとパワーは凄いと思いました。

私も「ダリ展」を見た感想とダリが作品を制作した意図とダリの芸術の魅力等について考察してみました。読んでいただけると嬉しいです。ご意見・ご感想などコメントをいただけると感謝いたします。

2016-11-27-15:14 dezire
[ 返信 * 編集 ]