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海外の有名美術館の裏側が見えるドキュメンタリー映画

ヒューマントラストシネマ有楽町という映画館で
「グレート・ミュージアム ハプスブルク家からの招待状」という映画を見てきました。

グレート・ミュージアム ハプスブルク家からの招待状


これはウィーン美術史美術館のドキュメンタリー映画で
改装のため閉鎖して2013年の再オープンへ向けて
撮影されたウィーン美術史美術館のドキュメンタリー映画である。


オーストリアのウィーンにある美術館は19世紀の終わりに
都市改造計画の一環として長い年月をかけて建設されてきた。
この時は金銭面や時間的な制約はなかったようで、
ルネサンスやバロックなど様々な様式を織り交ぜた
贅沢で美しい美術館だ。


ウィーンということで、オーストリアハプスブルク家の膨大なコレクションを収蔵しており
ベラスケスの作品をはじめ、フェルメールの 『絵画芸術』や
来春日本で行われるピーテル・ブリューゲルの『バベルの塔』などがある。


ブリューゲルの作品は世界で最多を誇っている。


現在、国立西洋美術館で行われている「クラーナハ展」の
ひときわ目を引くチラシ『ホロフェルネスの首を持つユディト』も
ウィーン美術史美術館が収蔵している作品だ。


斬首繋がりで言えばカラヴァッジョの 『ゴリアテの首をもつダビデ』も
ここにある。



ルーブル美術館などに比べるとその知名度はやや地味だが
私が観に行っている美術展でもウィーン美術史美術館が持っている作品を
いろんなところで目にする機会があった。


さて、そんなウィーン美術史美術館だが伝統を守りつつも
美術館のブランディングのため革新していく事も求められている。

改装にあたっては建物と収蔵作品は古いものの
館内を照らし出すシャンデリアはそれと対比するような
斬新で現代的なデザインであったりと
古いものと新しいものが融合した内装となったようだ。


また美術館が持っていないタイプの美術品獲得へ向け
オークション会場に出向くのだが、限られた予算の中で
落札できるものはなくお目当ての美術品を見て
「何かひとつ落札したかった・・・」と
落胆しながら帰るスタッフの様子も描かれていた。

この時はある人物が強気に出てスタッフの目当ての品を
次々と獲得していくのだが、この落札者からは最初から勝ちの姿勢が見え
こういった精神面の強さが運をものにするんだと考えさせられた。


ミーティングでは普段来場するお客様に直に接するスタッフたちが
集められたのだが、この場面も印象的だった。

一般の来場者に接するということで美術館のスタッフの中では
ピラミッドの下の階層のスタッフたち。

しかし、ある女性スタッフは言う。
パーティで私たちも紹介されると思っていなかったのに
そうはならなかった。

私たちは最下位のスタッフではない
私たちもこの美術館の一員であるとプライドを示すのだ。


普段私たちは美術館を訪れて表の顔だけ見ている。
当然その裏側には館内の清掃や、美術品の修復、
改装したことで入場料を引き上げなければならないため
予算の縛りがありながらも客を増やしていくための戦略が求められる。


表からは見えない裏側の泥臭い日常と現実。
目指す理想に向かってこれらの現実とどう向き合っていくのか。


果たして入場料値上げ前の旧価格ラストチャンスで
駆け込み需要は見込み通り増えたのだろうか?

チラシデザインと煽りの宣伝コピーが
最終的にどう落ち着いて、どういう結果に結びついたのかが
わからないまま終わってしまったのが残念だった。


一方、面白かったのはこの美術館が作品提供したかかわりをもつ
外国の企画展が振るわなかったという話があったのだが


「でも、日本では成功したわ」という一言があった。

これは時期的に国立新美術館で開催された
「ハプスブルク展」のことだと思う。
(こちらもウィーン美術史美術館とブタペスト国立西洋美術館が
作品提供をしてたはずなので。)
確かに大盛況だったし。

まぁ、日本の企画展は世界的に見ても上位に入る位の
入場者数だし、ハプスブルクや現在行われている
ヴェルサイユものなんて日本女性に人気が高いわけだから。



ウィーン美術史美術館

約100分弱の映画でしたが、個人的にはもう少し
深く掘り下げた人間模様と、収蔵している美術品の修復映像などが
欲しかったなぁと思いました。


でも、ルーベンスの絵画がスケッチを基に何者かの手も加わり
仕上がっている分析場面などはとても興味深く見ることが出来た。

最後にブリューゲルの『バベルの塔』のドアップ。
大きなスクリーンを通してバベルの塔の細部を舐めるように
ゆっくりと映していく。

来年の実物を見る前にバベルの塔がじっくりと堪能できたので
最後は本当に満足でした。


去年イギリスのナショナルギャラリーと
オランダのアムステルダム国立美術館の映画を
梯子してみたのだがそれと被る内容だった。

特にナショナルギャラリーは3時間ほどあり
2本見たのに3本見たくらいの疲労感だった。

先述した人間模様という点ではアムステルダム美術館の方が
よく描けていた印象だったし、作品修復や分析なども
ナショナルギャラリーの方がまさっていた。





20161201_10.jpg

ヒューマントラストシネマ有楽町は駅からすぐという
アクセスの良さもいいし、この映画館が選ぶ作品も私好みだ。


20161201_11.jpg

先日観に行った「ティファニーニューヨーク五番街の秘密」は
新宿で見ましたがこちらでも上映中です。

ここ結構いいラインナップで、来年以降も気になる映画が
予告編で流れていました。

また置いてある映画チラシのチョイスもいいかんじ!

10月に新宿で見たビートルズの映画のチラシもあり
年末から年始にかけて下高井戸シネマで公開されるようだ。
ここも地味だけど私が好きな作品をやる映画館だ。

ビートルズの映画は日本仕様のモノクロ版しかもっていなかったが
公式仕様のカラー版があったのでもらってきた。


今回の映画では登場しなかったがウィーン美術史美術館の
「ホロフェルネスの首を持つユディト」が見れるクラーナハ展も楽しみ。

12月もまた充実した1か月になりそうです。



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