2017/01/06
展覧会レポート昭和のドラマ昔の土曜ワイド劇場懐かし邦画

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大人も子供も楽しめる エドハクの常設展がすごく面白くてオススメ!

category - 美術・展覧会レポート
2017/ 01/ 06
                 
江戸東京博物館で「戦国時代展」を見た後は
常設展へ足を運びました。

江戸東京博物館常設展

私は特別展と常設展が見れるチケットを持っていたのですが
1月2日と3日は常設展が無料入場できました。

もちろん常設展も見れるチケットの方が入場料が高い。

最初「チッ!」と思ったのですが
常設展の充実ぶりに感動してこんなことはどうでもよくなってしまった。

常設展は5階と6階にあり、入り口は6階で
5階が出口となっています。
エレベーターで6階の入り口に向かいます。

常設展に足を踏み入れすぐにある、江戸時代に架けられた
「日本橋」を復元した橋を渡りながら5階を見おろすと。

エドハク正月イベント

お正月ということで獅子舞を見ることが出来ました。


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おかめとひょっとこのお面をつけた人も踊っています。


江戸東京博物館常設展中村座

5階には歌舞伎小屋を再現した中村座もあります。
寄席がある日にはここで楽しむことが出来ます。


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この日はお人形を使った劇をやっていました。


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この日は2017年の初日、無料とあってどこを見ても人、人、人。
ただすんごく広いので思ったよりも混雑が気になりません。


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寛永の大名屋敷。
江戸城の前に建てられた松平伊予丸忠昌の上屋敷。
桃山風の屋敷は明暦の大火により焼失してしまい
以後はこのような豪華な大名屋敷は姿を消してしまった。

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ライトアップされてすごく神々しく見えます。

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いかに広大な土地に建てられたかが
この模型を通じて知ることが出来ますね。


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酒井家の女性の乗り物だと言われており
内部には花鳥画が描かれているそうです。


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個人的には西洋の美術装飾品が好きなのですが
和の物もとてもいいですね。


私の生家は祖父が旅行をはじめ多趣味な人で
伝統芸能や美術・民芸品も大好きで
沢山の日本の美術品の数々に囲まれながら育ってきました。

私の美術好きもそうした環境があったからだと思います。


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江戸初期の日本橋北詰付近の町の様子が再現されたジオラマ模型。
小さいながらも秩序よく配置された家屋や
広い通りを行きかうたくさんの人々が緻密に作られており
その壮大さに圧倒されます。

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江戸の庶民の日常風景が伝わってきますね。

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まさに江戸の賑わいといった言葉がぴったりの風景。


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まるで子どもの頃に帰ったような気分になりました。

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橋の上にもたくさんの人が。
精巧に出来ておりまさに芸術品!


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反対側から見るとこんな感じ。


このジオラマに大感動したのだが
これは常設展の入り口付近であり
まだまだ始まったばかりなのです。


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江戸城本丸御殿の大広間、松の廊下、白書院の復元模型。

縮小版の小さな模型とはいえ非常に大きいので
当然ながらそのすべては画像には写っておりません。



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大名が将軍を拝謁するための大広間と、それに続く松の廊下。
勅使たちと対面する際に使われた白書院。
能舞台も復元されていました。


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徳川家康の坐像(複製)
家康の等身大と思われる木像である。

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1844年に作られた偕楽園と呼ばれた庭園図。


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「一石橋迷子標」といい町人たちが資金を出し合って
迷子救済のため建てられた。

迷子や捨て子は親が見つかるまで町が養育することを
義務付けられていたために子供の特徴などを書いて
張り出されていたのだ。


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江戸時代は版本も多く出版されたため
その出来上がるまでの工程の紹介とともに
道具も展示されていました。


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江戸城内の大奥での女性たちの様子を描いたもの。
江戸時代には知ることのなかった大奥の生活だが
明治時代に入り当時の女中たちの話をもとに
女性たちの様子が表現されるようになった。


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二枚胴具足は徳川家11代将軍の徳川家斉のものとみられている。


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今回行くのは絶対お正月でしょ!ということで
エドハクに行きましたがイベントを含め本当に
この日を選んでよかったと思いました。


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手柄山正繁が作刀したもの。


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棟割長屋の再現。
入ると土間があり、狭い空間に生活用品が置かれている。
当時の質素な生活の様子が伺われる部屋だ。

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気を抜いて歩いていると中で仕事をしている人物にハッとさせられた。
一瞬本当の人かと思ってドキッとしました。

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決して大げさに言っているわけではなく
結構リアリティがあるんですよ、この人。



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その他の部屋の様子も。
左奥のほうきとはたき。
60,70年代位のドラマや映画などでは
アパート住まいなんかではこのように
ほうきが掛けてあったりするけど
今はこのような光景は見なくなりましたねぇ。

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寺子屋も再現されていました。
まるで教科書を見ているかのようで
常設展だけでもすっごく楽しめます。



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庶民の食生活もご紹介。

主食の目刺鰯と八杯豆腐、たくあん少々とごはんという
質素な食事。

江戸時代は1日3食という現代の食生活の基礎が作られたのですが
今の我々の食事を考えるとよくまあこれだけでエネルギーが出たもんだと。

さすがに単身男性が多かった江戸の町では
そば、すし、てんぷらなどの屋台が賑わったそうです。


江戸の人々が旬の食生活を大切にした
江戸の(食物の)初物暦の情報もあり
今よりもうんと旬の食材を大切に過ごしただろう
江戸の食生活について私自身も参考にさせてもらおうと思いました。



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三井越後屋江戸本店。
江戸時代の代表的な呉服店で駿河町にありました。

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この画像ではわかりにくいのですが
鴨居には手代の名を記した紙が吊り下げられ
その下に反物を出している。


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客は反物を手に取ることが出来るので
実際に物を見ながら購入できる対面売りの様子
「店前売(たなさきうり)」が再現されています。


それまでは、商人が客の元へ出向き
商品を渡し後で利息と代金を受け取る後払いだったのが
対面売りをすることで客は利息不要の現金払いで
商品を購入できるようになったのだ。




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店先では子供たちが湯茶をふるまっています。


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日本橋周辺の人々の賑わい程大きくはないのですが
神輿を中心に大勢の男たちがいる様子が
地味に迫力があるのです。

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本当に小さいながらも緻密に一人一人が作られており
完成するまでにどれくらいの時間がかかったのでしょうか。

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すごくデカい。
私も乗ってみたくなりました。

会場内では実際に籠車に入れるなど
参加型のコーナーもあります。



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江戸の絵草紙屋の店先を再現。
もとになったのは「東海道名所図会」に描かれた
地本問屋であり書物問屋であった
泉屋市兵衛の「甘泉堂」である。


芝明神前三島町(現在の港区芝大門1丁目付近)は
東海道の脇にあたり問屋が集中する区域だった。




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絵草紙、錦絵をはじめ地図や往来物も扱っていた
店内が見事に作られている。


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獅子舞の他にお人形を使った講演など催しが至る所にある。


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こちらはからくり人形のミニ公演。


画像はありませんが、「四谷怪談」の歌舞伎舞台を
再現したミニチュアコーナーもあり
小さなお人形が舞台セットで仏壇返しなど
いくつかの仕掛けを実際に演じて見せてくれました。


その仕掛けについて解説が入るので
より楽しむことが出来る仕組みとなっています。


2分程の公演で結構こまめに行われていました。


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江戸歌舞伎の代表的な演目「助六」の舞台。
7代目市川團十郎が自身の十八番としてまとめ
今日まで受け継がれている。


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こちらは現在の歌舞伎の舞台で使われている衣装や道具をもとに作られたもの。



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歌川国直の大黒屋の遊女である豊花の絵。

遊郭と言えば吉原だが、当時の遊女たちの生活と
実態像がわかるデータもあり江戸風俗を知ることができます。

1660年頃から1850年頃までに遊女の数は増えていきます。

家康が江戸に入国し、江戸城下に武士や商人が集まり
新しい都市づくりが始まります。

同時に遊郭も京都などから移転して現在の中央区日本橋人形町に
店が集められ幕府が統制したのが吉原遊郭です。


吉原では1日に昼見世と夜見世の2回の営業があり
客の相手をしたり見送ったり、風呂や化粧などの身支度をすると
ほとんど食事と睡眠の時間が取れませんでした。

過酷な状況に身を置かざるを得なかった女性たちの
日常がわかります。



エドハクの常設展では「江戸ゾーン」の他に
「東京ゾーン」があり東京の移り変わりも楽しむことが出来る。


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江戸から東京へ。

関東大震災から戦争と終戦、復興を遂げた東京は
高度成長期へと移行する。


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懐かしい家具調テレビや炊飯ジャー、
魔法瓶などなど見ているだけでも面白い。

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現在の沸かすポットではなく熱いお湯を入れて
持って注ぐ魔法瓶。

ペコちゃんなどのキャラクターグッズ。



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パンダブームや、インベーダーゲーム。

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学校給食の移り変わりも興味深い。
1960年代の給食。

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1970年代の給食の後ろにはウォークマンが。
懐かしいラジカセも置いてありました。

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1980年代の給食の横には「ボディコン」についての
説明書きがあった。

他に竹の子族など過ぎ去っていった昭和を
振り返ることが出来ます。



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2000年代の給食の後ろにはコスプレの説明書きがあり
横にコスプレ衣装も展示されていました。


今回「戦国時代展」で見たいものが1月ということで
1月2日行こうと早くから決めていました。

常設展も見る予定ではあったのですが
まさかこんなに面白いとは!

1月2日に行ったことでお正月モード全開で
とても楽しいイベントが盛りだくさん。

人が多いけど混雑ぶりがあまり気にならず
いい意味で人の熱気を会場内で感じることが出来た。


本当にこの日に行って良かった!

常設展では企画展「徳川将軍家の婚礼」もあり
こちらも無料で入場することが出来ます。

とても1日ではじっくりとは見切れない広さでしたので
また機会を設けて再訪したいと思っています。



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