「白い手 美しい手 呪いの手」(1979年) 恐怖劇場アンバランス『墓場から呪いの手』のリメイクを見た

日曜日ようやっと「白い手・美しい手・呪いの手」を見ることが出来ました。

●「白い手・美しい手・呪いの手」  1979年8月4日
原案: 若槻文三
脚本: 武末勝、若槻文三
音楽: 津島利章
監督: 富本壮吉
制作: 円谷プロダクション

出演: 荻島真一、堀越陽子、長門裕之、木村理恵、山田吾一
渥美国泰、長谷直美、岸田森、原良子、桶浦勉ほか


東西通商の事務員・白川雪子(堀越陽子)は妹のいずみ(木村理恵)と街へ繰り出していた。
ふとあるネクタイが気に入り手に取る雪子。
いずみは夜コンサートへ行く予定があるため雪子と別れた。
ひとりになった雪子は先ほどの店へ引き返しネクタイを買う。

白い手 美しい手 呪いの手

雪子は同じ会社で働く課長・南条信(荻島真一)と付き合っていた。



ある日、勤務中の南条に電話がかかってきた。
雪子はいずみと一緒にお昼を食べようとしていたところで
南条も一緒にと思い呼び出してきたのだ。
晴れた青空の下、オープンテラスでくつろいでいた
雪子といずみのもとへ向かう南条。


白い手 美しい手 呪いの手

やり手の南条の忙しさを気遣う雪子だが
いずみは「いいじゃないの、ねっ。」と無邪気に笑う。
そして、南条がこの間のネクタイをしていて
雪子がプレゼントしていたことを知る。


いずみの前では南条と雪子の仲は公然となっていて
二人の結婚についても大賛成していた。

笑顔のいずみとは対照的にどこか翳りのある表情の雪子。

二人は両親を早く亡くしていて、いずみの学費は雪子がまかなっていたが
来年はもう卒業だから心配しないでくれと言う。
いずみはピアニストを目指していた。
母の形見の翡翠のイヤリングを二人はおそろいの指輪にアレンジして
それぞれが嵌めていた。


南条に仕事の電話がかかり自分は昼食に同席できないが
馴染みの店で二人でとるようにいい先に帰る南条。

妹の前で結婚の話題も出たにもかかわらず
表情が冴えない雪子。


実は、雪子は南条に好きな女性が出来たのではないかと懸念していた。
南条を愛していた雪子は、南条のためならどんなことでもやってきた。
その中には、背任横領を隠すためにやった会社の帳簿操作も含まれていたのだ。
雪子は南条が自分と別れたいのだが、
このことがあるので別れられないんじゃないかと疑っていたのだった。


南条は野田部長(渥美国泰)に呼び出されて会計監査が終わってから日が浅いのに
再び監査が入ると知らされた。

東西通商の3億円横領については野田、南条の他に
産業庁の宮崎課長(岸田森)とハナヤマ食品の花山社長(山田吾一)も共犯だった。

南条が雪子を事件に巻き込んだのも
野田の指示によるものだった。
野田は南条に雪子を何とかしろという。

渡辺専務の娘かおり(長谷直美)が南条に好意をもっているのをいい事に
かおりとの縁談をまとめてやろうと言った。
そうなれば南条の将来は約束されたも同然で
目の前にエサをぶらさげて南条を誘惑する。


野田には横領した会社の金の一部で店を買い与えてやった愛人のチエ(原良子)がいた。
チエは横領については全て知っており、野田から再度会計検査が入ることを聞かされ
帳簿操作した雪子の始末についてひとつしか方法がないと確認しあう。


南条から話があるから今晩ここへ来てくれと紙を渡された雪子。

白い手 美しい手 呪いの手 山田吾一

雪子が呼び出された部屋で彼女を待っていたのは
南条だけではなかった。
野田の他に、宮崎と花山もいた。
野田は東西通商の会計に検査が入ることを話し
雪子を殺すしかないと言った。


雪子が3億を横領した上失踪したことにしようと言う。
野田の冷酷な提案にもらった金は全て返すと
殺人は拒む花山だったが野田は相手にしない。

白い手 美しい手 呪いの手 岸田森

この中で一番小心者の宮崎はカップを持つ手の震えが止まらない。
この件からおりるというが、当然宮崎だけおろすわけがない。


一方、タクシーで指定場所のマンションへ向かう雪子は嫌な予感を感じる。
不安感を持ちながらマンションへ入ると南条の他に野田の姿を見つけた。


野田は雪子に「おめでとう。ふたりの結婚の仲人を頼まれたよ。」と雪子を安心させる。


思いもしなかった出来事にようやっと嬉しそうに笑みを浮かべた雪子。


白い手 美しい手 呪いの手 荻島真一 堀越陽子

野田が雪子を安心させたところで、雪子の背後にいた
南条は震える手でプレゼントされたネクタイで雪子の首を絞めた。

雪子の殺害が終わったとき、チエが荷物を抱えてやってきた。
中には電動のこぎりが入っていた。



白い手 美しい手 呪いの手

チエは宮崎とのこぎりをもって雪子の死体が置かれたバスルームへ向かう。
しかし、宮崎は浴室の隅に泣きながら逃げたため
チエがのこぎりで死体を切断する。
シャワーの水が雪子の体から溢れ出した血を洗い流していく。



バラバラになった雪子の体は
南条たちが分担で捨てに行った。
5人が共同で互いのアリバイを証明しあうことになった。

野田とチエはアリバイ作りのためチエの店で待機し
役割を終えた宮崎や野田も店にやってきた。
だが、南条はバラバラにした死体のひとつが行方不明になり
到着が遅くなっていた。
拭い去れない不安感を持ちながらもようやっと帰ってきた南条。



南条が足りないと思っていた切断死体の残りは
それこそが翡翠の指輪を嵌めた手で
現場の浴室の湯船の陰にへばりついており
この後自由に飛び回ることとなる・・・





死体は捨てアリバイの工作もしていたが
気が小さい宮崎は精神的に追い詰められ
周りから見ても危険な状態にあった。

先ほど死体を掴んだ手を洗面台で必死に洗う宮崎。
すると扉の下から、翡翠の指輪をした
女の手がのぞいていることに気づく。



悲鳴をあげ錯乱する宮崎。


一旦は動揺が収まったものの
野田らは宮崎が精神的に
とても危ない状態であることを確認する。



店を出た宮崎は車で帰宅する途中
フロントガラスに女の手が這いつくばり
逃れるように車を出て遮断機が下りた線路に立ち入り
電車に轢かれて死んでしまう。



大塚刑事(長門裕之)は宮崎の死が自殺と片付けられたものの
激しい恐怖にゆがんでいた死に顔にどうも腑に落ちないものを感じていた。
管轄違いで手が出せないのだが気になってしょうがない。


管轄違いにもかかわらず仏を追って行動してしまったことで上司から注意を受けた。

刑事部屋を出たところで、雪子が失踪し
保護願を出していたいずみと出会う。
いずみは早く捜査をしてくれというが
受付では依頼が所轄に届くまで時間がかかり
すぐに捜査できないという。

らちがあかないと思ったいずみは
通りかかった大塚に姉の雪子は単なる家出ではなく
なにかあったんだという。

いずみの深刻な訴えに大塚はいずみとともに
雪子の住んでいた部屋に同行する。

そこで、雪子が東西通商の南条と婚約していたことを知る。
大塚は宮崎が死の直前まで東西通商の連中とマージャンを
していたことを知っており興味をひかれる。


バラバラにされた女の胴体が発見された。
胸元の特徴から雪子だと判明した。

殺害現場となったマンションに住んでいたチエは
野田が買ったホテル代わりに使用している部屋へ移りたいという。
今の部屋を人手に渡すわけにもいかず
南条を住まわせることになった。

宮崎の不可解な自殺と東西通商に興味をもっていた
大塚刑事は夜、南条に聞き込みをする。
南条は刑事たちを連れてチエの店へやってきた。
南条のアリバイを証言するチエだったが
大塚はねちっこく南条たちに絡みつき
やっかいな刑事という印象を彼らに与えた。



新しく住み始めたマンションにチエが帰宅したとき
翡翠の指輪を嵌めた女の手がチエを襲ってきた。

なんとか部屋にたどり着いたチエだが
手は執拗にチエを追い回してくる。

恐怖におびえたチエは再び部屋を出て
屋上へあがってきたところ
手に突き落とされるようにマンションから
身を投げ出し死んでしまう。

一方、警察にあった雪子の胴体は
何者かに盗まれていた。
雪子の手は自分のバラバラになっていた
体の部分を少しずつ集め始めていたのだ。




野田の取り持ちもあり、専務の令嬢かおりとの
婚約も着々と進んでいた。

白い手 美しい手 呪いの手 長門裕之

野田邸へ招かれた南条とかおり。
そこへ大塚が南条を訪ねてやってきた。

わがままなかおりは南条のもとへ
刑事がやってきたことで機嫌をそこね
南条を乗せて車で湖へ向かう。


ガソリンが足りないはずもないのに
二人が乗ったボートは急に動かなくなる。

故障の原因を探ろうと南条が立ち上がったところ
水面に女の手が浮かんだ。


恐怖におののく南条だがなんとかボートは動いた。


白い手 美しい手 呪いの手 堀越陽子

愛する人に裏切られた雪子は
妹のもとに姿を現した。
いずみは雪子が南条に殺されたのだと悟った。



白い手 美しい手 呪いの手

花山が自室にいると、ベッドの上に雪子の首が現れた。
家には妻もいる。
悟られないように振る舞いながらも
雪子の首が自分を追ってきたことで
心理面が揺さぶられうまくは隠し切れない。


動揺を隠せないながらも花山はなんとか首を外へ出し車で捨てに行った。
さすがに花山の妻も夫の異様な様子に
何かが起こっていることを気づいたようだった。


白い手 美しい手 呪いの手

布で覆った雪子の首を、自分の会社の倉庫にある大型冷凍庫へ
隠そうとした花山だったが、女の手が電源装置を操作して
花山を冷凍庫へ閉じ込めてしまい花山は凍死してしまう。




いよいよ、残ったのは南条と野田のふたりだけだ。
追い詰められていく南条だが、野田からかおりとの婚約だけは
しくじるんじゃないときつく言われる。

野田に言われてかおりを食事に連れ出す。
南条が精神的に異常をきたしていることは
かおりも気づいており、病院へ行くようにすすめる。


南条の脳裏にあの日湖で見た女の手がちらつく。

ステーキを切っているかおりの手が
血がついた包丁を握っているように見え
南条は常軌を逸した行動に出た。


自分を苦しめている雪子の忌まわしい手と重なって見え
南条は持っていたフォークでかおりの手を刺してしまう。




白い手 美しい手 呪いの手 長谷直美

悲鳴をあげるかおり。


やつれはてた形相のまま南条が向かったのは
妻が外出中の野田邸だった。

野田は会社の監査が無事に終わったという。
雪子のおかげで何事もなく終えることが出来たのだ。

冷静に報告する野田とは裏腹に南条は
「それじゃ、殺すことはなかったんですよ。
みんな殺されたんですよ。
雪子の手に殺されたんですよ」とつぶやく。

そして、かおりの手を刺してしまったと告白する。

野田は激怒して、何があっても自分の名前だけは出してくれるなと念を押す。

正気を失っていた南条だが、あることに気がつく。

妹のいずみは、雪子から何もかも聞いていて
全てを知っているんじゃないかと。

野田の制止を振り切り、野田邸を後にした南条。
ひとりになった野田を、女の手が襲う。


白い手 美しい手 呪いの手

狂った野田は日本刀を持ち出し
見えない相手と格闘するのだが
手が襲ってきて自らの刀で死んでしまう。


いずみが何か握っていると考えた南条は電話でマンションへ呼び出す。
南条が自分を殺そうとしていると知っていたいずみは
大塚に電話するが生憎不在だった。
殺されるかもしれないと思いながらも
真相を暴くためマンションへ向かういずみ。


南条はいずみに、雪子を殺した相手は死んでいるというが
いずみはあなたが殺したんだと南条に迫る。

やはりバレていたかと、南条はいずみを失神させる。

その時、女の手が南条に襲い掛かる。

南条は殺害現場のバスルームへ
命からがら逃げ込む。

そこに待っていたのは雪子の手が集めていた
自分のバラバラになった体だった。


白い手 美しい手 呪いの手

集まった雪子のバラバラ死体は
全てが揃いひとつの体となって起き上がる。

やがてベッドに追い詰められた南条は
甦った雪子に絞め殺される。

気を失っていたいずみが意識を取り戻すと
姉の霊が南条の首を絞めていた。


白い手 美しい手 呪いの手 荻島真一

全ての復讐を終えた雪子は消えてなくなり
南条は自らの手で首を絞めて死んでいた。


いずみからの電話でかけつけた大塚が到着したときには
全てが終わっていた。


白い手 美しい手 呪いの手 木村理恵


悲しみにくれるいずみ。
大塚はいずみを気遣いながらマンションを後にして
雨の中いずみとともに歩き出す。





///////////////////////////////////////////

今回はEXまにあっくすという番組でこれをみたのだが
「白い手・美しい手・呪いの手」の元となった
「墓場から呪いの手」を放送した”恐怖劇場アンバランス”を
思い出させるようなつくりだった。


アンバランスでは本編の前後に青島幸男が出てきて
ドラマについての解説を行うのだが

恐怖劇場アンバランス青島幸男

EXまにあっくすでもドラマが始まる前に
ドラングドラゴン塚地と番組のマスコット(?)兼
案内人の怪獣ザザーンが出演しており
ドラマの紹介やエピソードなどを語る。


(話されたエピソードの数々はファンは知ってるものばかり。
もっと突っ込んだエピソードを披露して欲しかったところだが
当時を知るスタッフも在籍してないだろうし無理なお願いかもしれないが)





今回は「白い手・美しい手・呪いの手」ということで
以前にも記事で書きましたが3年ほど前に
渋谷にある名画座「シネマヴェーラ渋谷」の
岸田森特集で上映されており
その時の映画チラシなども紹介してました。


ここでも話していたのですが
今回の役柄は岸田森らしくない、小心者の役人。
うちでもテレビを見ながら
「岸田森のイメージじゃないよねー。」
「やっぱり傷だらけの天使の辰巳さんってかんじ」
といいながら見てました。

だから、意外性がある役でしたし
カップをやたらカチカチさせて震え上がる姿は
笑いを誘うものがありました。


やたらと怯えて恐怖におののく姿・・・


これは何も岸田森だけじゃなく
山田吾一や渥美国泰、クラブのママをやった
原良子も作り物の手や頭部に
ひとり芝居しまくりで笑いながら見てました。


昔の役者はすごいですねー。
一人芝居がうまいうまい!

外の月明りだけが差し込んでくる
電気の消えた和室で日本刀を振り回して
暴れ続けていた渥美国泰の影はサイコーでした。


ブログに掲載した写真ではうまく撮影できなかったんですが
家具の少ない広い和室。
障子には月明りに照らされた庭の植栽の枝や葉が風で
揺られて映像が美しく、製作側のこだわりが感じられて
ひじょうに良かったです。


岸田森の意外性とはちと違うが
長谷直美の令嬢というのも違和感が。
わがままな令嬢役があってない。

どう見ても令嬢ってかんじではないんですよね。
でも、土ワイでもこういった使われ方を
他でもしてた印象があります。


今回はバラバラに切断された遺体の中でも
手が活躍したんですが、手は作業できちゃいますもんね。

足や胴体だったら何もできないし。

首が活躍するっていうのは、直接悪さは出来なくても
とっても怖いですが・・・。


白い手 美しい手 呪いの手

手が自分の首を持ってくる。


白い手 美しい手 呪いの手

顔はやっぱりパッと見、怖いですね。




このEXまにあっくすは、円谷プロがらみですが
制作が円谷じゃない初期の土曜ワイド劇場の
作品の放送もぜひお願いしたいです。



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