2017/05/06
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「出雲3号0713の殺意・ブルートレインから消えた乗客?」 (1989年) 

category - 土曜ワイド劇場
2017/ 05/ 06
                 
●「出雲3号0713の殺意・ブルートレインから消えた乗客?
婚約者を追って日本海へ」  1989年5月6日
原作: 池田雄一   出雲3号 0713の殺意 (トクマノベルズ)
脚本: 長野洋
音楽: 藤野浩一
監督: 山本迪夫
制作: 大映映像
出演: 賀来千香子、田中健、平淑恵、
田中隆三、岩本多代、横光克彦ほか





富士証券に勤める小林みさき(賀来千香子)は、
交際相手のカメラマン・片岡信一(田中隆三)からプロポーズされた。
信一がみさきの両親に挨拶をしに来る日、
彼はとうとう家には来なく連絡もないまま約束をすっぽかされてしまう。




翌日、みさきが信一のアパートへ行くとそこには
城南署捜査一課の伊夫枝刑事(田中健)がいた。



みさきはカレンダー制作をしているアダチアート社長・安達治男(木村元)が殺され、
ギャラの支払いでもめていた信一(田中隆三)に容疑がかかっていることを知った。
凶器のナイフは信一が愛用していたものだった。




出雲3号0713の殺意


その後、出社したみさきのもとに、姿をくらました信一から
「しばらく連絡出来ないが自分を信じてくれ。」と電話がかかってきた。
みさきは電話越しに聞こえた駅のアナウンスから、
そこが出雲3号が停車する松江とわかった。




その夜、みさきは出雲3号に乗って信一のあとを追うことにした。
途中、静岡についた時ホームから電車に乗り込む信一らしき後ろ姿を見かけた。
検札を済ませた係員からその人物の寝台の番号が2号車だとわかり行ってみたが誰もいない。
その時近くの寝台から出てきた女の後姿を目撃する。



出雲3号0713の殺意



翌朝、鳥取駅に着いた時に2号車に乗っていた
南青山で美容院を経営する楠葉由美の絞殺体が発見される。
由美は首を縄で一気に締め上げられており腕力のある男性の犯行とみられた。




信一は静岡から松江までの切符を買って電車に乗り込んでいたが
寝台には彼の帽子が残されていただけで姿は消えてしまった。
係員は静岡から乗り込んだ男のことを尋ねたみさきの存在を思い出し、
彼女は倉吉西署から取り調べを受けたが探していた人物とは人違いだとごまかす。


だが、信一を追ってみさきが出雲3号に乗ったことを知った伊夫枝がやって来て、
渋谷で起きた安達殺しと、出雲3号の由美殺しに繋がりが出てきたことを知った。









松江に着いたみさきは、公衆電話の付近で信一を目撃したものがいないか
売店の店員に尋ねるが彼の姿を見たものはいない。
すると近くの伝言板に朝子という女から「ホテル玉泉で待っている」という
信一宛のメッセージを見つけた。




みさきがさっそくホテルへ行ってみると、信一はまだ来ていなかったが、
すでにチェックインしていた朝子(平淑恵)に会うことが出来た。


出雲3号0713の殺意




驚いたことに彼女は信一の妻だと言い、みさきの家に正式にプロポーズしに来る日に、
信一と二人で東京を発ち出雲で結婚式を挙げたのだと説明した。



ところが、結婚式を挙げた翌朝、信一はホテルをたってしまい、
朝子は宿泊する予定だったホテル玉泉にひとりで向かい
駅の伝言板にメッセージを残したというものだった。

出雲3号0713の殺意





安達殺しの容疑者として信一が指名手配されたというニュースを見たみさきに、
朝子はふたりで一緒に信一を探そうと誘う。



松江駅の駐車場へ行ってみると、朝子は信一の車が無くなっているという。
彼女は信一が愛用していたカメラで、捜し出すまでを写真に撮り
記録を残すのだという。
そして、現像するために預けていたフィルムを受け取るために
朝子についてみさきも写真屋へ行った。


写真を受け取って店を出ようとした朝子を主人が電話がかかってきたと呼び止めた。
朝子が受話器を取ると「二人とも東京へ帰れ」という信一からのもので
二人が一緒にいることを知っているということは彼は近くにいると思ったみさきが
通りに出ると、電話ボックスからはホテルで見かけた女性が出てきただけだった。


そのあとみさきを追って通りに出てきた朝子は信一の姿を見たという。
しかし、みさきにはその姿を確かめることが出来ずにいると、
そばには見覚えのある信一の車が停車していた。



車の中には誰もいなく、座席に「10日11時灯台S.Y」と書かれたメモだけが残されていた。
信一はS.Yのイニシャルの人物とどこかで会おうとしているらしい。
10日というと今日だが11時までにはまだ時間がある。


朝子は喫茶店で信一が車に戻ってくるのを待とうといい、
自分は地図を買ってくるから先に店へ行ってくれとみさきに指示した。
朝子も合流し地図を見ながらふたりで信一が行こうとしている灯台が
日御碕か美保関であるという見当をつけた。
その間も朝子は信一のカメラを手放さず、バシバシ写真を撮りまくって記録を残している。



ふと窓から通りにある信一の車に目を向けると、どうやら警察がかぎつけたようで
みさきを追って来ていた伊夫枝までもが車のところへやって来たのを見た。


出雲3号0713の殺意




朝子は自分は美保関灯台へ行くので、みさきは日御碕灯台へ行くよういい、
ふたりはそれぞれの灯台へ先回りし信一を待つことにした。



日御碕灯台に着いたみさきが灯台を上ると、
クラブゆめのママ吉田佐知子が墜落死を遂げた。
彼女のバッグの中から、安達と由美殺しの新聞の切り抜きと、
S.Yのイニシャルの縫い取りがあるハンカチが見つかった。


現場にいたみさきは伊夫枝から、あなたの行く先々で事件が起こると皮肉を言われた。
それはすなわちみさきの追っている信一の姿が見え隠れするという意味である。
展望台には宝塚のような優男がいたという目撃証人があり信一の容疑は濃厚だった。
みさきは信一がみなしごでありながらも、生まれたことに感謝している強い人間であり、
罠に嵌められただけだと彼の無実を信じていることを切実に伊夫枝に訴えた。




出雲3号0713の殺意


みさきは伊夫枝に朝子の存在とこれまでのことを話し、日御碕灯台にも
朝子に言われて来たことを告げると、伊夫枝は朝子がみさきを利用し、
いかにも信一が犯人であるという証人に仕立てようとしていると感じた。



二人はそれを確認するためにみさきが日御碕灯台に来る前に
朝子が先回りして佐知子を殺害し美保関へ行ったのではないかと疑問を投げると、
彼女は持っていたフィルムを現像させちゃんと美保関にまっすぐと向かったことが証明された。
容疑が晴れた朝子は、自分に疑いを持ったみさきに捨てゼリフを吐き
信一を探すコンビは解消された。






東京へ帰るとみさきは信一のアパートへ行き、部屋の中から松江のホテルや
電話ボックスにいた女の古い写真を発見した。
その背景から撮影された場所が萩だと割り出し、行ってみるとそこには
安達と表札がある立派な屋敷が建っていた。
すると、車に乗ってきた伊夫枝から声を掛けられ合流した。




伊夫枝は楠葉由美が安達治男の妹だったことや
津和野にある吉田佐知子の実家へ行き、
彼女の母が昔安達家で働いていたことなどをみさきに説明した。



安達家は現在の当主が高齢で余命いくばくもないが、
彼のひとり息子は昔に死んでおり血縁関係は
甥の安達治男、妹・楠葉由美とふたりの間にいる
安達徹也(横光克彦)だけだった。


徹也は萩にある安達産業で専務をしていて、
安達家の財産を独り占めにするため兄と妹を殺したのではないかと思われたが、
動機を持つものは徹也の他にもいる。



亡くなった安達の息子エイキチには好きな女性がいた。
それは名取ヒサエ(岩本多代)という女で、エイキチの子供を身ごもっていたヒサエは、
彼の死後安達家に迎えられた。



治男たち3人は、それを受け入れず3人でヒサエをいじめると、
耐えきれなくなったヒサエは臨月のお腹を抱えたまま屋敷から出ていった。
伊夫枝はみさきから信一がみなしごだと聞き、エイキチとヒサエの間に
生まれた子が信一で復讐のために殺害したのではないかという。


信一の部屋にあった写真の女、松江で何度か見かけたあの女が、
名取ヒサエであると判明しますますその可能性は高くなってきた。




出雲3号0713の殺意



名神池からフラフラになって助けを求めた朝子が発見され警察に保護された。
みさきと伊夫枝も所へ行くと、朝子は信一から呼び出しの電話を受けて会い、
最後のひとりを殺しに行くと言っていたという。



その後、胸を刺された徹也の死体のそばにいた信一が瀕死の状態で発見された。
息のあった信一は病院に収容されたが意識はもどらなく危険な状態が続く。


伊夫枝は信一の荷物の中にあった大量のフィルムを現像し、
彼が前日の午後まで沖ノ島の無人島にずっといたことがわかった。
それを聞いたみさきはやはり朝子が信一を犯人に仕立て上げるために
利用したのだと言った。


信一と結婚したと言ったのも、朝子が嘘をついたのだろう。
だが、彼女には佐知子殺しの時の完璧なアリバイがある。



みさきはヒサエの姿を旅先で何度も見かけたことを話し、
ヒサエが朝子の共犯者であると睨んだ。
美保関で写真を撮影したのはおそらくヒサエだろう。



ただ、出雲3号の由美殺しは一気に首を絞め上げていることから
腕力のある男の犯行とみられていた。
みさきは伊夫枝と一緒にもう一度発見者から事情を聴き、
寝台にあるフックを使いてこの原理を利用することで
女にも犯行が可能なことを解明した。



トリックを見破ったみさきは、信一を殺しそこなった朝子が
信一にとどめを刺す前に、朝子を海岸に呼び出して問い詰めた。
だが、朝子はみさきの推理を認めない。


そこへ、全てを白状したヒサエを連れた伊夫枝がやって来て
ついに朝子は犯行を自供する。


出雲3号0713の殺意




エイキチが死んだあと屋敷に入り込んでいたヒサエを
治男たち3人は崖から突き落とした。
ハルエは収容された施設で朝子を出産した。
朝子はつい最近になり、ハルエと安達家の繋がりを探り出した。



母の復讐のために朝子は、治男とギャラの支払いでもめていた
信一を利用することを思いついた。
信一に沖ノ島での仕事を与え、みさきとの約束をすっぽかさせると、
みさきに説明させるといい信一にみさきあてのメッセージを録音させた。



出雲3号0713の殺意




朝子は治男を殺害し、婚約者のみさきに電話をし
継ぎはぎした信一のテープの声に駅のアナウンスをかぶせて聞かせた。



みさきは松江に信一がいると思い出雲3号に乗り込んだ。
そして朝子は安達家の遺産を口実に出雲3号に乗車させた
由美を絞殺する。
朝子は男装して信一になりすまし、寝台に信一の帽子を残した。



朝子は安達家とハルエの繋がりを調べるときに吉田佐知子と会っていた。
彼女は事件後、一連の犯行が朝子であると疑いをかけていた。
朝子のアリバイを作るためにハルエが協力し、
徹也を殺し信一を刺したのはハルエ自身だった。


だが、ハルエは最後になって利用しようとした信一を、
朝子が本当に愛してしまっていたことに気が付いた。



事件は解決した。
当初は信一を犯人と断定していた伊夫枝も
みさきが愛する信一を信じる姿を見て真犯人にたどり着けたことに対する
感謝の気持ちをみさきに伝えて別れた。


みさきが信一の病室へ行くと、そこには意識を取り戻した信一が待っていた。








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