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2017/05/23
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京都殺人案内シリーズ第5作 「母恋桜が散った」 (1981年)

category - 土曜ワイド劇場
2017/ 05/ 23
                 
藤田まことの京都殺人案内シリーズ第5弾!



●「京都殺人案内・母恋桜が散った」  1981年5月23日
原作: 和久峻三  『龍馬の遺産』  血の償い 収録
脚本: 吉田剛
音楽: クロード・チアリ
監督: 松野宏軌
制作: 松竹
出演: 藤田まこと、本田博太郎、南風洋子、下元勉、
小林かおり、遠藤太津朗、北村英三、高品正広ほか



丸山公園にある坂本龍馬像の足下で祇園の芸妓・佐那子(榊原久美子)が殺されていた。
続いて河原町にある竜馬遭難碑の前で
お龍(石井苗子)も佐那子と同じく首元を刃物で切られて殺害される。


ふたりは井上とせ(南風洋子)の養女で、三人とも龍馬に関係のある名前であり
とせは坂本龍馬研究会のメンバーだった。



京都殺人案内・母恋桜が散った



事件が起きる前に音川は偶然に、急性虫垂炎を起こしたとせの手術に立ち会っていた。
執刀したのは山脇清之進(下元勉)で、彼女は術後子供が出来たのに
何かを目撃してそれを伏せていることを悔いているようなうわごとをしゃべっていた。



京都府警の音川音次郎(藤田まこと)らは、龍馬ゆかりの地で相次いで犯行が続いたことで
龍馬研究会に原因があるのではないかとみて、若手の安岡(本田博太郎)を連れて捜査にあたる。



京都殺人案内・母恋桜が散った


佐那子とお龍が殺されたとき、いずれも龍馬研究会のメンバー全員が現場周辺にいて
音川らは聞き込みを続けるうちに、メンバーの中岡瀬平(北村英三)が龍馬の書がとせのところから
出たと嘘をつきニセモノを売りに出していたことでとせから注意を受けていたことを聞いた。


それだけでなく、中岡は二つの殺人事件で死体が発見された直後に
現場から逃げ去るところを目撃されていた。



状況は中岡に圧倒的に不利だったが、音川はとせが口走ったうわ言が気になり
彼女の戸籍を調べ二十五年前に高知の土佐で子供を死産していた事実を知った。
とせは音川に子供の父親の名前は明かさなかった。




京都殺人案内・母恋桜が散った


とせは音川と別れた後、かつて恋仲で子供の父親である山脇と二人で会った。
山脇は二人の間に子供が出来ているとは知らなかった。
あの時、とせは隣の家の芸者が同日に子供を産み死産となったことで
ふたりの赤ん坊を取り換え、とせと山脇の子供は今も土佐で生きていると打ち明ける。


京都殺人案内・母恋桜が散った



その後、寺田屋でとせがふたりの養女と同じ方法で殺害されていて
またしても現場にいた中岡がその場で逮捕された。




秋山課長(遠藤太津朗)らは、中岡が本ボシとみているが
音川はとせの過去に今度の事件を解くカギが隠されているとにらんでいた。



音川はその夜、安岡を連れて飲みに行った。
娘の洋子(小林かおり)の相手にどうかと思い度々自宅へも誘っている。
安岡は自分の本当の母親は赤ん坊の時に自分を棄てて
母にそうさせた父親も恨んでいたことを音川に打ち明けた。


京都殺人案内・母恋桜が散った

本当の両親は京都の人間らしかったが未だに誰だかわからずにいた。
ただ幼いころに一度だけ桜の木の下で、母と思われる女性に抱かれたことがあり
彼女の流した涙の熱さだけは覚えていて高校の卒業文集に綴っていた。
音川は事件が解決したら安岡の両親探しを手伝ってやるといい別れた。




とせのうわ言の秘密を探るために音川は安岡を連れて
比叡山で起きた古い事故をあらった。
そして、二十五年前に洛北大学医学部助手の北見一郎(加茂雅幹)が山頂付近の崖から
転落死しており、一緒にいたのがとせと山脇であることがわかった。



当時、山脇と北見は助教授の椅子をめぐるライバルで
北見が死亡し、その後先代の学長の婿におさまっている。


音川はとせは比叡山で山脇が北見を殺すところを見たが
その時すでに山脇の子供がお腹にいたことと
山脇が助教授になり、学長のところへ婿入りしたことで
愛する男をかばうため目撃したことは漏らさず身を引いた。



だが、とせがうわ言でそれを口走ってしまい、学長選挙が控えていた山脇は
とせの口を封じたのだろうと推理した。
しかし、死産した子供が山脇の子だという証拠がない・・・。



音川からとせの戸籍を見せられた安岡は死産した子供の履歴を見て
ある符号に愕然とした。
自分の生みの母はとせかもしれない。



安岡は誰にも内緒で山脇に会いに行き、高知でとせが二十五年前に出産した
子供の事へ調べに行くというと、これから高知へ発つ山脇は
現地に着いたらホテルへ電話する様にといった。



京都殺人案内・母恋桜が散った




安岡は仮病で仕事を休んだが、自分を親身に思ってくれている音川に
高知へ来ていることを知らせた。



音川は課長にこれまで調べたことを話し、中岡が犯人ではなく山脇が犯人だと言った。


佐那子ととせが殺されたときのアリバイはあいまいだが
お龍が殺されたときのアリバイは龍馬研究会のメンバーで
山脇のライバル板垣茂雄(北見唯一)と旅館の前で会っていたことで完璧だった。


しかし、音川は12時の鐘がひとつうつのに4秒かかり
48秒間でなり終えるのに目を付け現場検証をして
完璧だったアリバイを見事崩して見せた。
そして、高知にいる安岡からの報告を待つことにした。



一方、安岡はとせの子供が生きていて自分だけがそのことを知っているといい
山脇と会っていた。



また音川は山脇の真の狙いはとせだけで、殺害動機を隠すために
彼女の養女ふたりも龍馬ゆかりの地で殺し、龍馬研究会の
中岡に容疑を着せようとしたのだということも暴いた。


ところが、その安岡が、桂浜で何者かに殺される。
音川は高知へ飛ぶと山脇と会い犯行時刻のアリバイを確かめるが
またしても完璧なアリバイがあった。



音川は馴染みの喫茶店のママ菊子(鮎川いずみ)が
安岡ととせの亡くなった子供が同日に生まれ
しかも家が隣同士であることに気が付いたことである仮説を立てた。


京都殺人案内・母恋桜が散った





とせは自分の子供と、隣の家の死産した子供をすりかえ
自分の子供は養子へやっていた。
それが安岡だった。
安岡はこのことに気が付き、山脇に確かめに行ったのだろう。
しかし、山脇は自分の子供が生きていることを知っているのは
安岡だけだと思い、まさか自分の息子だとは知らず
桂浜で打ち明けられる前にひき殺してしまった。






山脇が学長になり就任式の日に、署へ連行した。


京都殺人案内・母恋桜が散った




音川は安岡殺しの時のアリバイを崩すが
確証はなく山脇は落とせずにいた。


すると、音川は安岡が持っていた卒業文集を読み
安岡が山脇の息子で、あの日山脇をお父さんと呼びたかったのだと
いうと山脇はついに落ちた。










************ 京都殺人案内シリーズ 記事一覧 ************


1. 「花の棺」

2. 「呪われた婚約」

3. 「嫁ぎ先の謎」

4. 「亡き妻に捧げる犯人」

5. 「母恋桜が散った」





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