恐怖劇場アンバランス 第3話 「殺しのゲーム」

恐怖劇場アンバランスの第3回目の放送です。



■ 「殺しのゲーム」  1973年1月22日

原作: 西村京太郎  『殺しのゲーム』
脚本: 若槻文三
音楽: 冨田勲
監修: 円谷英二
監督: 長谷部安春
制作: 円谷プロダクション/フジテレビ


恐怖劇場アンバランス 殺しのゲーム


ある病院で深夜、看護婦たちが異変に気付く。
ドアを開けると、何者かが侵入してカルテが荒らされていた。


翌日、岡田正男(岡田英次)はその病院に診察に来ていた。
胃がおかしい、急激に痩せてしまった。
医者は胃潰瘍だというが、自分の体だからわかるガンなのだ。


恐怖劇場アンバランス 殺しのゲーム 岡田英次


その病院で働いている看護婦の明子(春川ますみ)から
話があると言われ岡田はレストランへ向かう。


恐怖劇場アンバランス 殺しのゲーム 春川ますみ

明子は昨日、病院に侵入したのが岡田ではないかと聞く。

岡田が否定すると、明子は岡田が自分の病気のことで
悩んでる姿を見ていられなくて岡田がガンであると打ち明ける。
本当のことを告げた方が良いと思ったというのだ。


岡田が明子と別れて帰る途中、自分はガンなんだ、
もうすぐ死ぬのだとヤケになる。
哀しくなって階段にしゃがんでいると自然と涙がこぼれてしまった。
それを見た若い女が「おじさん、あたしと遊ぼうよ」と声をかけて
岡田をそのまま連れ出す。
女は連れの若い男(石橋蓮司)と一緒に踊るが岡田はそんな気になれない。



家へ帰る途中、見知らぬ男が声をかけてきた。

その男は名刺を差し出すと、鈴木正助(田中春男)だと名乗った。


鈴木は岡田を食事に誘うが、当然のごとく岡田が断ると
初対面にもかかわらず、驚いたことに鈴木は岡田の何もかもを知っているという。


名前、年齢、勤務先はもちろんのこと、
妻が2年前に事故で亡くなっていることも、子供がいないことも
そして、岡田が胃がんであと1年の命であることも知っていたのだ。


あなたの死の恐怖をやわらげてあげるという。
結局鈴木と二人で食事をすることになった。


恐怖劇場アンバランス 殺しのゲーム

結局岡田は鈴木と食事をすることになった。
鈴木はタバコを吸うが、本当はいけないのだという。
鈴木も肺がんで岡田より長くは生きられないらしい。


そして、鈴木は岡田に先が短いがん患者同士
互いを殺し合う死のゲームをしようと誘う。
お互いがいつ自分を殺すのか、
どうやって相手をうまく殺そうかと考えている間は
死の恐怖から逃れられるというのだ。

殺人者になるのは死刑が怖いからで
お互い余命1年程度の身なら
死刑も怖くないと話す。


このとんでもない申し出を岡田は拒否する。


岡田は残された期間、より仕事に一生懸命打ち込むと話す。
しかし、鈴木はそれはどうかなと意味ありげな言葉を残す。




岡田が病院へ行くと医者が
岡田の兄が心配して、弟の病状を聞きに来たというのだ。
おかしい、岡田には兄はいないのだ。

そばにいた明子は休みで何も知らなかったが
医者は岡田の兄と名乗る人物は
岡田の妻が亡くなったことも知っていたと話す。




ある日、岡田が常務室に呼ばれた。
常務(増田順司)から、静養を言い渡されたのだ。
医者が言っていた岡田の兄を語った人物は会社の人間だった。
そして、岡田が胃がんであることを知り、課長の座から降ろしたのだった。


岡田は迫りくる死の恐怖、打ち込もうと思った仕事もなくなり落胆しきった。
マンションの前まで来ると、買い物帰りの明子が待っていた。

明子は岡田と一緒に住み、ここから病院へ通うという。
それから、奇妙な同居生活が始まった。


明子はかいがいしく面倒を看てくれて
しばらくは何事もない平穏な日々が続いた。
岡田は明子にこのマンションを残してやろうと思うようになった。
同居生活をしているうちに、自然と二人の間に恋心が芽生え始めていた。


そんな中、再び鈴木の脅しが始まった。
少しの間、岡田に何もしなかったのは
自分は岡田の何もかもを知っているが
自分のことは知らないから調べる時間を与えていたというのだ。


岡田はその後、ヨーグルトの味に異変を感じたりと
次々と命を狙われるような出来事に遭遇する。


たまらずいつか若い女に案内されたディスコへ行く。
あの若い男女がやって来た。
ふたりに自分は胃がんでもうすぐ死ぬのだが
その前に殺されそうで怖いと打ち明ける。

岡田の意味不明な話にふたりは
薬物でもやっているんじゃないかという。


殺しのゲーム

死の恐怖を和らげてあげるとふたりは
岡田を車に乗せる。

そして、港まで来ると岡田にあの端に立てと言い
自分たちは車でそこへ突っ込む
先によけた方が負けでおじさんが勝ったら
この女を自由にしても良いという。


バカげた話に乗るはずもない岡田は車を飛び出すと
男はすぐに発車してスピードを上げてきた。
岡田が車をよけると、勢いそのまま車は下へ落ちて
水に呑まれて沈んでしまう。


岡田が自宅のベッドにいると明子が1通の手紙を持ってきた。

それは鈴木からで、銀行の貸金庫の鍵が入っていた。
手紙にはそこへ鈴木の100万を預けてあるので
自分をうまく殺したら報酬と受け取って欲しい
岡田にも同じ手続きをとるように書かれていた。


鈴木が本気になりいよいよ実行してくるのかと思った岡田は警察へ行く。


殺しのゲーム

岡田は自分は名刺の男に殺されるので何とかして欲しいという。

警官は「殺される?恨みでも持たれているのですか?」と質問してきたので

岡田はそうではないが、自分は胃がんであと1年も持たないと説明した。

「そんなあなたを、なぜ殺そうとするんですか。」と言ってきたので

向こうもガンなんです、と話すと

「ますますわかりませんね。」と言われ

言葉に詰まった岡田は、貸金庫の鍵を出し
手紙を出そうとするが手紙は落としていたのか無くしていた。

警官はその話が本当ならパトロールをするというが
岡田はもういいといい警察を後にする。

殺すか殺されるか。
岡田はやはり人を殺すことはできない。


どうしようと思いながら岡田が帰宅すると
マンションの部屋の前に鈴木が姿を現した。



殺しのゲーム

しばらくぶりに見る鈴木は、初めて笑顔を見せた。
これまでと様子が違ってヒゲも剃り、表情が明るくイキイキとしている。


鈴木は自分の肺がんは誤診だったのだという。
自分は健康だった、貸金庫の鍵を返してくれという。
そして、自殺するために持っていたピストルを
へんな申し出をしたお詫びにプレゼントするといいテーブルに置いた。

なんということだろう、
あれほど自分を精神的に苦しめてきた鈴木が
誤診でガンは自分だけだったとは。


さらに、鈴木は明子はもうここへは戻らないという。
明子はこのゲームの協力者で
自分の内縁の妻だったと話した。


茫然とする岡田の目の前で
これからの人生を楽しそうに話す鈴木。


岡田は持っていたピストルで鈴木を撃った。

倒れた鈴木は微笑んでいて満足そうだ。

「ありがとう、あなたも人が殺せるじゃないですか。」と
つぶやいて息を引き取った。







自分の目的のために、同じ境遇の家庭のない中年男に目をつけ
自分を殺すように誘導した鈴木。
なんとも迷惑極まりない話だ。




岡田英次はガン患者らしく顔色も悪く唇まで紫だし
鈴木を演じた田中春男も無精ひげで辛気くさい表情で
貧乏神とか死神がよりついてきそうな顔をしてます。



しかし、がん患者VSがん患者だったら
いっそのこと残り少ない人生を
どれだけ幸せな日を送れたか
幸せな日カウントで競え合えばいいのに。


それか、お互いにあったときにどれだけ
相手を笑わせたカウントとか。



主人公の岡田正男も自分はガンなんだ
あと少しで死ぬんだと自己暗示かけてるし。
ならいっそのこと逆の暗示をかければいいのにね。




この話どう決着が着くんだろうと思ったら
面白い終わり方ではありましたが。


殺しのゲーム

若い男の役で登場した石橋蓮司が若かった。
まだ髪がフサフサ。


しかし、なぜ鈴木は自分を殺す人物として岡田を選んだのだろう。


「運が悪かった」という一言で片づけるのも気の毒なようですが。
運は常によくしておきたいものです。





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