2017/06/27
展覧会レポート昭和のドラマ昔の土曜ワイド劇場懐かし邦画

Post

        

「女が階段を上る時」 (1960年 東宝) 高峰秀子の夜の銀座を舞台にしたスタイリッシュな映画

category - 昭和の日本映画
2017/ 06/ 27
                 
「女が階段を上る時」という1960年の東宝映画を見ました。
主演は高峰秀子で衣装も彼女が担当しています。



女が階段を上る時


ちょうどこれを見る前にBSフジで仲代達矢のドキュメンタリーをやっていて
菊島隆三や先輩女優高峰秀子や原節子の話題もあって
共演している映画を見たいなと思っていたところでした。


脚本は菊島隆三、監督は成瀬巳喜男で音楽は黛敏郎でした。
この音楽がまた銀座の女を描く映画にピッタリでした。

オープニングの映像もこれまた味があってシャレた雰囲気だった。


女が階段を上る時・・・
毎回上る時は嫌な気持ちになるが、上ったあとは今日の風が吹く。





矢代圭子は夫を亡くして、今は銀座で雇われママをしている。
圭子は身持ちがかたくて、そういうママ目当てで来ている客もいる。
オーナーから売り上げのことでうるさくいわれても
圭子は性格的に、今晩店に来てという営業の電話も掛けるのが嫌な性格だった。
オーナーは常連客だった美濃部(小沢栄太郎)の足が遠のいているのが原因だと言う。
美濃部は店から独立していった女が始めた新しい店へ、足しげく通っているらしい。


女が階段を上る時


マネージャーの小松からももっと営業活動に力を入れるように言われるが
圭子は自分の気持ちを変えることはしたくない。





店のみゆきが松井(藤木悠)と結婚することになり
みんなでお店に集まってお祝いした。

団令子

純子(団令子)は結婚よりも銀座で生きていく事を決めているようだ。


愛する人に連れられ銀座を去っていくみゆき。





圭子ももともとは幸せな奥さんだった。
銀座の雇われママは性に合ってないように思える。
今でも死んだ夫の話しはよくしている。
まだ圭子の中では、夫を超える存在は現れていない。




久しぶりに美濃部がやってきた。


女が階段を上る時 高峰秀子

圭子の元で働いていたユリ(淡路恵子)の店が繁盛してるとのことなので
美濃部に連れていってもらった。



小沢栄太郎

いつみてもおじさんな小沢栄太郎。
もっと若い時はどんなだったんだろう。




淡路恵子

一見、経営がうまくいってるようにみえたユリだったが、実はそうではなくて
最後の方では、自殺未遂で借金取りから逃れるつもりが、そのまま死んでしまった。



女が階段を上る時

ユリの母親役の(沢村貞子)。
ユリの葬儀の日まで無情にも借金の取り立てが来て
母親が泣きながら撃退しようとするが。


女が階段を上る時

女ひとり悩みも多い。
怪しい女占い師(千石規子)に占ってもらうこともある。


女が階段を上る時

圭子はひとり暮らしをしているが、実家には母(賀原夏子)と
兄と障害をかかえた兄の子どもがいる。

兄は経済力がなく、妻にも逃げられて
自分の弁護士費用なんかを圭子に工面させている。

店の経営で頭を悩ますだけでなく、こうやって
実家の面倒までみなければならずキツイ立場に置かれていた。


女が階段を上る時

圭子の母親役の賀原夏子。
この人もいつみても誰かのおかあさんとかおばあさん役。
娘時代はどんなだったのか。

女が階段を上る時

いつみてもおばさんといえば、菅井きんも出演していました。


女が階段を上る時

闇屋をやっている役では多々良純も。


女が階段を上る時

圭子の店の客郷田(中村鴈治郎)は圭子の面倒も見ようとするが。
中村玉緒の父、中村鴈治郎も出ているが
娘の玉緒に顔がソックリ。


銀座のママに徹せられず、客あしらいもうまくない圭子。
店には自分を慕ってくれ厳しいことも言ってくれる同士のような
小松もいるが経営の事やら何やらで頭がいっぱい。
そこへもってきて実家には母と兄と甥が自分の仕送りを待っている。


普通の主婦だった圭子は、だんだん疲労がたまって
実家で療養をしてしまう。


そんな時に、客の関根(加東大介)は実家まで見舞いに来たり
圭子に銀座のママは合ってないから結婚をした方がいいと
親身にアドバイスをしてくれる。

圭子の家へ兄がやって来た。
息子の手術費用について圭子に工面を頼みに来たのだ。
圭子は泣きたくなってきた。
でも、自分が用意するしかないのだ。



女が階段を上る時


そこへ関根が訪問してきた。
ついに関根は圭子にプロポーズをする。
心身共に疲れていた圭子は関根に泣いて縋りついた。
工場を経営している関根は見た目こそいい男ではないが
その真面目な思いが伝わってくるようだった。



ところが、関根には妻がいた。
圭子は女房に会うがその貧しい身なりから経済状態も伺われる。
女房は圭子に関根は外見とは違い女たらしでいつもうまいことをいい
見栄っ張りなのだと教えてくれた。



女が階段を上る時

関根に裏切られて傷ついた圭子は
銀行支店長をしている客の藤崎(森雅之)と飲んでいて
荒れた精神状態からベロンベロンに酔ってしまう。


正体がなくなった高峰秀子はかわいらしい。




圭子を自宅に送り届けた藤崎は、圭子に迫り
あれほど身持ちが堅かった圭子だったが
藤崎と1夜をともにしてしまった。


しかし、それもつかの間。
藤崎は転勤が決まり別れのあいさつに来ただけだったのだ。


仲代達矢

小松は店に純子がいたときに割り切った関係を持っていたが
実はずーっと圭子のことが好きだった。



圭子がとうとう藤崎と肉体関係を持ってしまって怒りが湧いてきた。


小松は圭子が亡夫のことを話せるのはなんとも思わなくても
今存在している妻子持ちの藤崎との関係は許せなかった。



そして、これまで言葉にはしてなかった自分が圭子を好きなのだということを
はっきりと伝えて、圭子にプロポーズした。

だが、圭子は身内同士でうまくやっていけるわけがないと
小松のプロポーズを断ってしまう。

傷心の小松は圭子の店を辞め
純子の店へ自分を雇ってくれないかと訪ねていった。



女が階段を上る時

あれほど、この階段を上るのを嫌がっていた圭子だったが
これまでと変わることなくいつもの通り階段を上って
銀座での1日が始まるのである。



1960年頃の銀座

この頃の銀座の風景。
昔の映画やドラマを見ると、高い建物が少なくて
歩道も整備されていなくて東京都は思えない姿に驚きます。







ちょうどいいタイミングで見れて面白かった。

最後プロポーズを拒否して、銀座の女を選ぶラストには
うーんそれでいいのって感じでしたが。


さて、この後どうなったんでしょうね~。







関連記事
スポンサーサイト
                         
        

スポンサードリンク

                         

コメント

非公開コメント