2017/07/09
展覧会レポート昭和のドラマ昔の土曜ワイド劇場懐かし邦画

Post

        

「京都神戸殺人事件・誘われて4人旅、 この中に真犯人がいる!?」 (1988年)  山村美紗 『京都・神戸殺人事件』

category - 土曜ワイド劇場
2017/ 07/ 09
                 
●「京都神戸殺人事件・誘われて4人旅、
この中に真犯人がいる!?」  1988年7月9日
原作: 山村美沙  京都・神戸殺人事件 (カッパ・ノベルス)
脚本: 長野洋
音楽: 姫神
監督: 井上芳夫
制作: 東京映画新社
出演: 浅野ゆう子、藤岡弘、山城新伍、
尾藤イサオ、島村佳江、並木史朗ほか




クイズ番組で三位になったOL・嵯峨秋子(浅野ゆう子)は、
優勝した伊勢次郎(尾藤イサオ)から賞金で京都と神戸へグループ旅行をしようと誘われた。
仲間は二位の志摩信一(並木史朗)と、秋子と三位を分け合った明石夏子(島村佳江)だ。



京都神戸殺人事件



優勝した伊勢は三十代の若さで証券会社の社長になっていて、
旅行のプランも彼がたてるという押しの強さがある男だった。
志摩は製薬会社の営業マンで、病院の看護婦をしている夏子の事を知っていた。



四人が京都で通りすがりの女性・石上洋子(伊藤美由紀)に写真を撮ってもらい、
ホテルで明日の予定を確認すると伊勢に続いて夏子も先に部屋に帰り、
秋子は志摩とふたりだけになった。



すると、志摩は夏子は自分の部屋に帰らず伊勢のところへ行ったと思うと秋子に話す。
仕事柄、夏子の噂を耳にしていた志摩は、彼女が発展家であることを知っていた。
志摩は「僕たちも・・」と秋子の手を握ってくるが、
秋子はそれを撥ね退け自分の部屋へ帰って行った。



翌朝、四人の写真を撮ってくれた洋子が毒殺死体で発見され、
志摩が警察の事情聴取を受けた。
四人の写真を撮ったカメラは志摩のもので、
彼は洋子に撮影してもらったあと、お礼に洋子を撮影し、
その写真を渡すという名目で名刺を渡していた。



志摩は洋子とは昨日はじめて会ったばかりで、
自分に殺害する動機がないと容疑を強く否定した。
やがて志摩の調べを終えた京都府警の狩矢警部(山城新伍)が、
秋子達三人にも昨夜のアリバイを確認しにやって来た。



京都神戸殺人事件


秋子は志摩と別れた後ひとりで部屋にいたが、
伊勢と夏子は二人で朝まで過ごしたという。
二人はルームサービスも頼み、狩矢たちもその裏付けがとれた。



その後秋子たちは予定通り、神戸へ向かう。



夏子は男は旅先では羽目を外したくなるものだと言い、
志摩が秋子を誘って断られたことを知ると、
おさまりがつかなかった志摩が洋子に手を出そうとして、
断られたことでカッとなり殺したのではないかと言いだした。



やがて洋子が東京のホステスだとわかり、
彼女の愛人でコンピューター会社に勤める中川(藤岡弘)が浮かんできた。
だが、中川には事件当日、夜遅くまで働いていたというアリバイがあった。



狩矢は中川の近所に秋子が住んでいることを知ると、
秋子が中川と洋子の三角関係に悩み犯行を犯したのではないかと
秋子にそのことを確かめるため呼び出す。


京都神戸殺人事件



だが、秋子は中川を朝のジョギング中に見かけただけで、
顔を知っているものの言葉を交わしたことすらない。
狩矢が秋子を調べているところへ、夏子がやってきて
背後から盗み聞きをする。



夏子は洋子が別の場所で殺されて運ばれたとしたら、
ここにいる四人にも犯行は可能だという。
伊勢と共にアリバイのある夏子は強気で、
志摩だけでなく秋子にも動機があると暗ににおわす。



死体の運搬はホテルに駐車しているキーがつけっぱなしに
してある車を無断で使えばいいと夏子が言うと
動揺したのか志摩はグラスをこぼしてテーブルを立った。


京都神戸殺人事件



ところが夏子が疑っていた志摩が洋子と同じ青酸カリを飲まされ
死体となって発見され、狩矢の要望で秋子たち3人は京都へ戻ることになった。


そこで3人が事件当日のアリバイを聞かれていると、東京から志摩の妹がやってきた。
妹の話から洋子が殺された時刻に、ホテルから志摩が妹に
旅先で好きになった女性がいたがフラれたと電話をしてきたことを知った。
ホテル側の裏付けもとれ、志摩には犯行が不可能であることが確定する。



京都神戸殺人事件


京都のホテルに着いた秋子の元へ取り調べが終わった中川から電話が入った。
彼は今回のことで迷惑をかけたと詫びると、洋子は京都にひとりでいたのかを尋ねてきた。
秋子は洋子がひとりだったというと、彼女が一人旅行をするのは考えにくいという。
そして、中川は洋子が結婚するつもりもなく自分と付き合っていたことを秋子に打ち明けた。


京都神戸殺人事件



しばらくして、秋子は今度は志摩の妹から話を聞くことになった。
彼女は中川と同じ会社に勤めていて、中川に重役令嬢と縁談があり、
彼のアリバイを証言した男が親友で偽証しているのではないかと話した。
志摩の妹は中川が邪魔になった洋子をころしたと考えている。


旅行前、恋人に上司から縁談を持ち込まれたことを理由に
フラれた自分と重なって見え中川に嫌悪感を抱いた。


いよいよ旅行が終わり秋子たちは東京行の新幹線に乗った。
旅行中にいい仲になった伊勢と夏子は二人の世界で、
ひとりぼっちになった秋子は席を立った。



中川も同じ電車に乗っていて、ひとりになった秋子に話しかけてきた。
彼は重役令嬢との縁談は洋子と別れる前に断り、
転職することになったという。
アリバイを証言した同僚も嘘をつく男ではないといい、
東京へ着いてから秋子に引き合わせようとした。



志摩の妹と再会した秋子は、中川が優秀な技術者で、
彼が大和精工という会社で働き始めたことを聞いた。
会社に戻り新聞で大和精工の株をチェックすると
中川が開発した新製品の評価からか55円上がっていた。


京都神戸殺人事件


そのことが気になった秋子は夏子を通して伊勢から話を聞いた。
そこで伊勢が中川の転職により大和精工株で儲けたことを知った。


ある雨の夜、家へ帰ろうとした秋子が駅で傘がなく途方に暮れていたところ、
中川が傘を差しだして話しながら帰ることになった。
彼は秋子に自分のアリバイを証言した芦田進に会ってくれと頼む。
一時へ不信感を抱いた秋子だが、中川の誠実な人柄がわかり
芦田の家へ行き話を聞きに行くことにした。



ところが、秋子が芦田の家へ行くと離れの密室の中で芦田が死体となって発見された。
死因はまたしても青酸カリを服毒したもので、警察は自殺とみていたが、
ニュースを見た狩矢は他殺だと思い東京へ行くことにした。



参考人として警察に呼ばれていた中川と秋子は会った。
彼の唯一のアリバイの証人芦田が死んだことで中川に疑いがかかったのだ。
家へ帰った秋子は真犯人が中川を陥れようとしたのではないかと思い、
考えているうちに芦田殺しの密室トリックを見破った。
そこへ、東京へ着いた狩矢から電話が入り、秋子は芦田殺害の現場検証がしたいと
連れだって芦田邸の離れへ向かう。




秋子は入口の扉を閉めると戸の下にあるわずかな隙間から、
傘を入れ扉の鍵を傘の持ち手を利用してかけた。
傘はそのまま玄関に落とした。
芦田の死体が発見されたのは雨の日の翌日だった。
玄関には傘が落ちていたが刑事も不審に思わなかったのはそのためだ。



京都神戸殺人事件


これで芦田が他殺であったことはほぼ間違いなくなり、
秋子からこのことを聞いた中川はますます自分が疑われると落ち込んだ。
実はあれから中川とそっくりの新製品が大手から発売されることになり、
中川は自分の設計が盗まれたと秋子に打ち明ける。
そのため上がっていた大和精工の株も暴落していた。



まるで大和精工の株を釣り上げるために中川が利用されたようだった。
秋子は大和精工に入るいきさつを中川に尋ねた。



中川が洋子と食事をしている時、店の客で会社の社長をしている人がいて、
中川を欲しがっていると言った。
中川が今の会社で思うように仕事が出来ず悩んでいたため、
洋子の誘導により転職を考え始めた。



その後、中川は洋子から連れられ大和精工の社長に会い、
新製品の資料を見せた。
いつもは金庫に保管する資料を持ったまま中川は洋子と一夜をともにする。



秋子は洋子が誰かに頼まれて中川を大和精工に入社させるために
雇われたスパイであると話した。
洋子は中川が寝ている隙に資料をコピーしてその人物に渡し、
大和精工が小型コンピューターを販売するという噂を流し株を吊り上げ利益を得た。


京都神戸殺人事件




事件の関係者で株を吊り上げることが出来、それによる利益を得られる人物、
秋子はその人物が伊勢であると気づいた。
秋子は自分の推理を伝えるために京都に帰った狩矢に会い話した。
狩矢も夏子が3日前に病院を辞め行方が分からなくなっているという
情報を秋子に伝えた。



府警を出た秋子に、居所がわからなかった夏子が声をかけてきた。
彼女は志摩の事件である推理をたてたので一緒に六甲まで来てほしいと車に乗せる。


六甲に行くと案の定、伊勢がいてすべての犯行を認めた。
伊勢の会社は経営不振で倒産寸前だった。
彼は金で動く洋子を利用して中川に近づかせると、
超小型コンピューターの資料を盗ませ他社に売りつける一方、
底を打っていた大和精工の株を買いまくり吊り上げるための噂を流して儲けた。


京都神戸殺人事件



ところが洋子が中川に本気になりこのことを話しそうになった。
伊勢は洋子の口を封じることにして、今回の計画を立てた。


洋子を京都に呼び出し、アリバイの証人としてクイズ番組で
一緒になった見知らぬ男女を旅に誘う。
そして、自分の部屋に連れ込んだ夏子に睡眠薬を飲ませて眠らせ、
そのすきに地下の駐車場に呼び出しておいた洋子と会った。


洋子に青酸カリ入りの飲み物を与え、駐車場にあったキーをつけたままの車で
彼女の死体を運んだ。
しかし、その時に車で出ていくところを志摩に見られてしまい、
洋子殺しのトリックに気づいた志摩を殺害した。



中川のアリバイの証人芦田を殺すことで全ての罪を中川に着せようとしたが、
秋子に伊勢の犯行を見破られてしまった。
伊勢が秋子を殺そうとしたところ、秋子を心配して京都まで追ってきた
中川が間に合い秋子の窮地を救った。


京都神戸殺人事件


警察は伊勢が使った車の持ち主も突き止めていた。


まだ秋子の口封じを諦めない伊勢に夏子はやめてくれとすがった。
夏子は用意しておいた毒入りのカプセルを飲み自殺を図る。



だが、遅毒性のため命は助かり病院へ収容された。


夏子は志摩が殺された日、伊勢が自分に飲ませようとした
睡眠薬入りの飲み物を飲まずに寝たふりをした。
彼女はそっと出ていいく伊勢のあとをつけ、志摩を殺すところを見てしまう。



伊勢に自首をすすめようと思い、秋子に相談しようとしたが出来ずにいて悩んでいた。

京都神戸殺人事件


夏子は恋多き女だったが毎回真剣だった。
伊勢との恋を最後の恋にしようと決意していた夏子は、
浮気心ではなく真剣に伊勢とのことを考えていた。




逆に秋子の方は中川との間に新たな恋が生まれそうな予感がした。









関連記事
スポンサーサイト
                         
        

スポンサードリンク

                         

コメント

非公開コメント