「蝶たちは今・・・」 (1979年)  日下圭介の江戸川乱歩賞受賞作のドラマ化

このドラマは自分の中では夏、終戦という関連付けがされているのですが
夏に放送されましたが、戦争も終戦も関係ないんですよね。

しかも見たこともないのに、わけのわからない関連付けで
かなり気になっているドラマのひとつです。




●「蝶たちは今・・・冥土からの手紙・死者からの電話」
1979年7月14日
原作: 日下圭介   『蝶たちは今…
脚本: 七条門、日下圭介
音楽: 鏑木創
監督: 石井輝男
制作: 国際放映
出演: 田中健、松尾嘉代、樋口可南子、
坂田修、林寛子、高橋昌也、三田蓉子、
賀原夏子、黒沢のり子、佐藤公彦、中村万理ほか



蝶たちは今 樋口可南子



英会話学院の理事長美栄子(松尾嘉代)のもとに
黒いチョウの版画を印刷したはがきが舞い込んだ。

美栄子には、そのチョウを使って
恋人を殺したという過去があった。

十七年前のその事件を誰かが知り
美栄子を脅迫しているのだ。

美栄子は脅迫者の影におびえる。








大学生の嘉川康雄は看護婦をしている鳥居和子から旅行に誘われたが
和子が熱を出していけなくなり急きょ友人の芹沢拓也を代わりにして旅に出かけた。


旅先で赤い髪の毛の女性がいて、その日康雄のバッグが
別の人物のバックにすり替えられてしまった。

中には蓮田直子から妹尾秀人宛ての手紙が入っていたが
20歳だった直子は3年前に柳原英会話学院の講師
デニス・ランサムと心中していて
妹尾秀人は17年も前に旅先で
蝶を追いかけて崖から転落死していた。



秀人は当時大学生で、事故に遭った日は
恋人の北上美栄子という女性たちと一緒にいた。
美栄子はその後すぐに柳原智孝と結婚していて
現在は柳原英会話学院の理事長を務めている。



死人から死人への手紙だが、秀人が死亡した17年前には
直子は子供であり手紙の存在自体も不思議なものであった。


康雄と拓也、和子たちは康雄が子供を救ったことで知り合った
蝶に詳しい中学校の教師長谷講平も交えて謎を解明していく。
康雄が直子の弟靖治に接触したことで
直子は南郷春人という柳原英会話学院とはライバルにある
関係の息子に恋をしていてデニスと恋仲ではなく
処女のまま死亡したことを知った。


さらに靖治が言うには死んだ直子から
「騙されて殺された」という電話がかかってきたこともわかる。


康雄たちは秀人が死亡した日、旅先でみかけたウラナミシジミは
美栄子が事故死に見せかけるためにわざと仕掛けたもので
足元の崖を不安定にして殺したのではないかと推測した。


その美栄子の元には3年ほど前の一時期
黒い蝶の版画が押されたハガキが毎日届いていた。
蝶に心当たりがある美栄子は、
秀人殺しの真相を知っている何者かが脅迫しているのだと思った。


そんな頃、蓮田直子という英語教材のセールスをしている
若い女が蝶のブローチをつけて英会話学院にやってきた。
恐ろしくなってきた美栄子は直子から大量のテープを購入した。


そして、火遊びのつもりで関係をもったデニスから本当に愛されてしまい
このふたりを心中に見せかけて殺してしまう。
デニスの死は彼が執心していたカルタ(百人一首)と使い遺書を書かせ
不審点がないようにハンモックを利用して自殺にみせかけていた。
美栄子の思惑通り、無理心中事件として片付けられたあとは
蝶のハガキの脅迫状もこなくなっていた。


しかし、また最近になって蝶のハガキが毎日届くようになっていた。


美栄子は送り主をつきとめようと探偵まで雇う。

一方、康雄たちも美栄子や死んだ直子とデニスの身辺をあらっていくうちに
美栄子が秀人、直子、デニスを殺したのだという確証を得ていく。

両者が近づき始めたとき、康雄が自動車にひき逃げされて死んでしまったーーー。




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原作は日下圭介の第21回江戸川乱歩賞受賞作「蝶たちは今・・・」
ドラマでも原作者が脚本に加わっているようです。



康雄たちの視点、時には美栄子の視点で書かれた小説だが
てっきり主人公的扱いだと思っていた康雄が殺されたのは
意外で面白かったです。


面白いといえば年齢差があり生きていた時には
交流がなかったはずの死者から死者に当てた手紙や
死者から家族や靖男たちへの電話で
見え隠れする幽霊の存在も。


秀人の事故死と直子、デニスの心中は美栄子の仕業で
巧妙に仕組まれたアリバイやトリック崩しがメインかと思いきや
最後に思わぬ人物の正体がわかり意外な素顔が明かされる。


その人物もかつての美栄子のように
蝶の脅迫を受け見えない人物に怯えていく。


結末は・・・最初から不自然な部分があるので
そこにピンと来た方はやっぱりそうかって感じに思えるのかも。



ドラマの方では原作者も加わっていることから
登場人物のキャラでちょっとクセがあるなって
思っていた部分とか和らいでいたんじゃないかと勝手に予想してます。
これは、キャストを見て、原作との違和感的なものを感じたので。



だからといってドラマがつまらなくなっちゃったんじゃないかとは
全然思っていません。


むしろ、自分が違和感を持ったところが自然な形で表現されているのかなと。
だけど、原作ではさほど目立たなかった人物が
映像化されることでもしかしたら最後の部分
読みを働かせやすくなっちゃったかもとも考えてはいます。



ドラマの方は残念ながら一度も見たことはなく
たまにチャンネル銀河で”ナントカ賞受賞作品特集”をやるので
『江戸川乱歩賞受賞作品特集』で放送してほしいですね。




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