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「女相続人の華やかな斗い!」(1985年) カトリーヌ・アルレー 『二千万ドルと鰯一匹』 - 2017.07.17 Mon

悪女を書かせたら絶品なカトリーヌ・アルレーの
『二千万ドルと鰯一匹』のドラマ化。


すでに同作を土ワイで、1978年に「黒衣の天使・殺しは女の商売」という
タイトルで放送しているので、本作はリメイク版です。


「黒衣の天使」では看護婦を山本陽子、後妻を夏純子が演じた。
夏純子は悪女役にピッタリだが、最後は力負けしてしまうイメージがある。



こちらは夏木マリがやっていて、夏純子よりは手ごわそうな感じだ。



●「女相続人の華やかな斗い!看護婦が仕組んだ注射殺人・
”婚姻届は知っている…”」  1985年2月23日
(紙媒体では”斗い”を”闘い”と表記)
原作: カトリーヌ・アルレー 『二千万ドルと鰯一匹
脚本: 岡田正代
音楽: 田辺信一
監督: 富本壮吉
制作: C.A.L
出演: 松尾嘉代、夏木マリ、高岡健二、峰岸徹、岡田英次、神山繁ほか



女相続人の華やかな斗い



会社の社長高尾(岡田英次)はすい臓がんで死期が迫っていた。
ひとり息子の政之(高岡健二)をロスから呼び戻し後継者にすることにした。
高尾は先妻を亡くし、年の離れた加奈子(夏木マリ)という後妻がいたが
二人は折り合いが悪かった。

女相続人の華やかな斗い

道楽息子の政之が女遊びをした帰り、
車の事故に遭って両足を複雑骨折した上に糖尿病まで患っている。


加奈子は以前入院した病院で看護婦の村木夏江(松尾嘉代)が
自分の立場を利用して安楽死の手伝いをしていたことを知っていて
夏江に政之の付き添い看護婦を頼み一千万円の謝礼で殺人を依頼する。
そして、自分が本気であることを示すために高価な指輪を手渡した。


加奈子は夫の財産を独り占めしたかったために
政之に死んでほしかったのだ。



女相続人の華やかな斗い



はじめは断った夏江だがヒモの勇一(草薙良一)に
苦しめられ続けこれを請け負う。


女相続人の華やかな斗い

夏江は政之の療養先である高尾家の別荘へ行った。
この日から付き添い看護婦として、政之の命を狙う。

女相続人の華やかな斗い

夏江は、加奈子が銀座のバーの雇われマダムの前に
秋田の場末でストリッパーであったことも調べ上げ
報酬額を遺産30億の15%に釣り上げることに成功した。


女相続人の華やかな斗い

政之には加奈子が仕掛けていた、
下半身まひの可能性を匂わせながら
精神的な揺さぶりをかけていく。


女相続人の華やかな斗い

加奈子は高尾を見舞いに行き、献身的な妻を演じて見せる。
彼女は会社の副社長沢田(峰岸徹)と愛人関係にあった。
高尾が遺言書を書き換えるために弁護士の河上(神山繁)に
電話をしていたのを聞いて沢田にもそのことを知らせる。




女相続人の華やかな斗い

加奈子はなかなか政之を殺さない夏江に業を煮やし
催促をかける。
夏江は政之が下半身不随に脅えていて
うまくやれば自殺の可能性もあるとほのめかすが
急ぎたい加奈子はこれを却下する。


勇一が夏江の居場所をつきとめ別荘にやって来た。
対応した加奈子は夏江なんて知らないとしらを切るが
勇一はそばにいた夏江の姿を見つけてしまった。
加奈子は勇一が夏江を訪ねてきたことを知らせて
政之の処理をせかせるが、政之が興奮したところでも
インシュリンの量を調節して始末をしなかったことから
自分を裏切って政之と手を組むつもりじゃないかと詰め寄ってきた。



別荘には通いの家政婦林タカ(中村たつ)がいる。
タカは夏江と加奈子が親しげだったり
言い争いをしてたりと二人の間の不穏な空気を感じ取っていた。


女相続人の華やかな斗い

加奈子は睡眠薬を使っていた。
タカは睡眠薬の使用を心配しているフリをして
薬の中身を栄養剤か何かに変えちゃえばという。


そこへ高尾が危篤であるとの知らせを受けて
加奈子が病院へ向かうが容態は急変してあっけなく死んでしまう。


初七日を終えたところに、別荘へ河上がやってきて
遺言状の内容を公表する。

女相続人の華やかな斗い

内容は5年間遺産分割禁止だった。
さらに加奈子については5年間再婚しないことと
スキャンダルがあった場合も相続権を失い
政之については5年後役員会満場一致の承認を取り付ける
社長に不適格とみなされた場合は社長にもなれず
相続権も失うという条件があった。



副社長の沢田も政之が社長に就任したら
会長になるが公私ともに失点が一切ない場合に限るというものだった。




加奈子、政之どちらかが死んだ場合は残った方が全額引継ぎ
どちらも相続できない場合は高尾化学に全て行く。

高尾は生前から、加奈子、政之ともに信用していなかった。
そして、加奈子と沢田の関係についても気づいていた。


女相続人の華やかな斗い

政之を早く始末したい加奈子はボートで夏江を連れ出した。
夏江はこれまでインシュリンの量を減らすことを言っていたが
逆に大量に打つことでも生命の危険があることを教える。
明日東京の病院で1週間分のインシュリンを受け取るので
2,3日中に必ずと約束した。



夏江がインシュリンをもらって帰ってくると
タカから加奈子と夏江の動きを聞いていた政之は
夏江に報酬額をアップするから自分と組めと言った。



女相続人の華やかな斗い 松尾嘉代

夏江はそれを予測しており、報酬額を上げるのではなく
自分と結婚してくれと政之に迫った。


予想もしなかったいきなりの要求に政之も抵抗をみせるが
体の不自由さと夏江のしたたかな誘惑に負けてしまう。

女相続人の華やかな斗い 松尾嘉代


もう半身がマヒしっぱなしだと思っていた政之に
乗りかかるように激しくキスをして
下半身までも刺激しようとしていく夏江。
加奈子の睡眠薬を毒薬にすりかえてやるといい
ついいに婚姻届けに政之のサインをもらうことに成功した。


夏江は政之にさっそく薬を手に入れに行くといい
別荘を出ようとするが帰ってきた加奈子にバッタリ会う。
加奈子は夏江が時間稼ぎをしていることを理由に
夏江をこの計画から降ろそうとするが
逆に政之と婚約したことを聞かされた。

加奈子はとっさに東京へ行く夏江に
自宅へ忘れ物を取りに行くように命令した。
そして、タカに暇を取らせた。


別荘に邪魔者はいなくなり政之と二人っきりになった加奈子は
注射器に大量のインシュリンを注入して準備をする。

女相続人の華やかな斗い 夏木マリ

そして、睡眠薬をアルコールに混ぜて政之に飲ませる。
睡魔に襲われた政之は抵抗もできないまま
加奈子からインシュリン入りの注射を何本も打たれる。


東京から帰ってきた夏江は政之が昏睡状態にあることを確認した。
このままなら明日には死ぬだろう。
全ては夏江の計画通りだった。



夏江は加奈子に全てを話してやった
加奈子はこれまでのことをみんなばらしてやると言うが
夏江は証拠がないと動じない。



夏江は東京に到着するとその足で世田谷区役所に
婚姻届けを提出し、結婚式の準備をするため
ウェディングドレスを選んだり式場へ行って
確実なアリバイを作り、加奈子の自宅へは行かなかった。


女相続人の華やかな斗い 


夏江の方が一枚上手だった。
自分の手を汚さずに政之を死なせることに成功した。



女相続人の華やかな斗い 松尾嘉代

敗北した加奈子が酔って寝てしまうと
使っていた睡眠薬を大量に飲ませて
政之との無理心中に見せかけて殺してしまった。




二人の死はタカが加奈子と政之の不仲で
夏江はこのことを知らなかったという
証言をしたこともあり心中事件として終わった。


タカは夏江に有益な証言をしたことで
そのまま別荘に残ることになった。

女相続人の華やかな斗い 松尾嘉代

全てを知っていそうなタカを残さざるを得なくなったことは
夏江の計算外だったが、タカをこのまま置いておけば
夏江にとって不利益な事も起こさないだろう。


夏江は高尾の財産を手にして悠々自適に暮らしていた。

女相続人の華やかな斗い 松尾嘉代

しかし、そこへ勇一がやってきた。









アルレーの原作に松尾嘉代と夏木マリで
期待が持てる分、盛り過ぎな感じを心配したが
それは無用で面白かった。





土ワイのリメイクも年代によっては
前作の良さが吹っ飛ばされるくらい別物で
ガッカリということも少なくはないのだが
こちらはリメイクでも充分に楽しめる内容です。



テレビ画面からはみ出そうな二人の演技は
脂ぎっていて胃もたれしそうな感じだが
それを含めて堪能できる作品に仕上がってます。



田辺信一のオシャレなんだけどイヤれしくて、
妖しさが感じられる音楽もマッチしている。




悪女を演じた松尾嘉代と夏木マリのこぼれ話も聞きたいところ。
ふたりともこの役にノッてる雰囲気がすっごく伝わってきたし
収録中のエピソードが気になります。


松尾嘉代もヒモに金も体も吸い付くされている看護婦時代に
抵抗しながらも犯されるシーンでお得意のバスト披露。
峰岸徹も「北海道婚約旅行」で樋口可南子との激しい絡みがあったが
今回も夏木マリの胸を揉んでいて役得が多い。


特に松尾嘉代は体の自由がきかない高岡健二を
ねっとりと誘惑しながら、激しいキスと本領発揮しっぱなし。




これを見たらなおさら「黒衣の天使」ももっともっと見たくなった。
多分こちらは過激なシーンは抑え目だと予想してますが
山本陽子と夏純子ですからね、期待感が高まります。




個人的には抑え目な山本陽子&夏純子の方が
気に入りそうな感じがしています。




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