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2017-07-23 (Sun)

「団地妻のさけび」 (1983年)  夏樹静子 『殺さないで』

平凡な主婦が、ふとしたことから殺人事件に巻き込まれる恐怖を描く。


●「団地妻のさけび・結婚5年目の破局!
セールスマンに抱かれた私・・・・」  1983年7月23日
原作: 夏樹静子  『殺さないで』  影の鎖 収録
脚本: 岡本克己
音楽: 石川鷹彦
監督: 藤井克彦
制作: にっかつ撮影所
出演: 水沢アキ、大和田獏、中山仁、
金沢碧、小坂一也、石濱朗ほか




浅谷幸子(水沢アキ)はエリートサラリーマンの夫・省一(中山仁)と
団地に住む平凡な主婦。
結婚五年目になるが、省一はいつも仕事の事で頭がいっぱいで
結婚記念日も忘れて仕事関係の予定を優先する始末。




省一にはCMのプロデューサーをしている弟・陽二(大和田獏)がいる。
陽二は母の連れ子で、省一との間に血のつながりはない。
仕事人間の兄とは違い、くだけた陽二に幸子もつい心を許していた。



そんなある日、陽二が昼間に幸子の家へ来ているときに、
かつて幸子が勤めていた会社の同僚で、
体を許したことがある平沼謙三(小坂一也)が
偶然セールスマンとなって幸子の家を訪問してきた。



平沼は幸子と別れる際、「殺してやる」と口走っていて
二度と会いたくない相手だった。
その後、車にひかれそうになり幸子は身の危険を感じるようになった。




幸子は陽二に誘われて映画を見た帰り、
喫茶店へ行く途中に親しげに話す省一と上司である
部長の溝口勇平(石濱朗)の妻・香(金沢碧)の姿を見かけた。
その帰り道、地下鉄のホームから突き落とされそうになる。



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彼女の周囲に起きる不可解な事件はこの後も続き、
無言電話もかかるようになってきた。
苦悩する幸子はたまらず省一の会社に電話をするが
省一は仕事で忙しく、頼れるのは親身になってくれる陽二だけだった。





ひとりで家にいるのが怖くなった幸子は陽二に電話をし
いつかふたりで行ったことがあるスナックで待ち合わせることにした。


陽二を待っていた幸子の隣に、平沼が座った。
たまらず幸子は店を飛び出すと、海岸の倉庫まで逃げた。
追ってきた平沼はナイフを取りだし幸子に向ける。




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平沼ともみ合ううちに、幸子は気を失い
意識を取り戻すと体の上に平沼の死体がかぶさっていた。


平沢を刺したナイフの柄は、幸子が握っていていた。
慌てた幸子は逃げ出す時に、靴の片方が脱げたまま自宅に戻った。
すでに省一は帰っており、幸子は人を殺してしまったと言い、
ついに全てを告白した。


省一はそれなら正当防衛だから、警察へ行こうと幸子を説得する。
だが、翌日ニュースでは現場で発見された死体は平沼ではなく、
溝口のものだと報道された。




倉庫で意識を取り戻した幸子は自分におぶさっていた死体の顔を見なかった。
省一と一緒に警察へ行く幸子だが、省一が車を駐車場へ置きに行っている間に
逃げ出すと陽二の家へ行きこれまでのことを全て話した。







警察は溝口の腹部に刺さっていたナイフから幸子の指紋が出たこと、
現場に幸子の靴が落ちていたことから幸子を重要参考人としてマークする。
薫も溝口と幸子が親しげに話していたと証言したことから、
幸子の立場はますます不利となり、陽二を頼るしかなかった。
やがて平沼も死体となって発見される。



幸子と平沼の関係を知っていたのは省一と陽二だけだった。
でも陽二は警察にそのことは話していないという。
幸子は、省一と薫が不倫関係にあり邪魔になった溝口を殺し、
自分にその罪を着せようとしているのではないかと疑惑の目を向けはじめた。


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幸子がホームから突き落とされかけたのは、ふたりが会っているところを目撃した日だった。
以前幸子が香と会ったときに、彼女が妊娠している様子だったのを思い出した。
おそらくお腹の子の父親は省一だろう。



陽二の部屋で幸子がひとりでいたときに電話が鳴った。
てっきり陽二だと思った幸子が電話を取ると、
相手は省一で明日の朝に荒川堤防へ来いという。



指定通り幸子は陽二の車で目的地へ向かった。


そこで待っていたのは薫で、幸子に薬瓶を渡し自殺をしろという。
幸子はふたりのもとへやって来た陽二に助けを求めるが、
陽二は幸子を裏切り薫の言う通り自殺をしろという。


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薫の不倫相手は省一ではなく、陽二だった。
陽二の子供を妊娠した薫は溝口にそれがバレてしまった。


陽二は幸子が平沼と再会したことを利用して、
平沼を抱き込み倉庫で幸子にナイフで脅し失神させた。
そのすきに平沼は溝口の腹部を刺して殺すと、
倒れている幸子の上へ死体をかぶせてナイフの柄を握らせた。


そのあと溝口殺害に協力した平沼を陽二が殺した。
全ての罪は幸子にきせる予定だったのだ。


そこへ省一が警察と共にやって来た。
警察は陽二も尾行していたのだった。





母の連れ子である陽二は、兄に対して激しいコンプレックスがあり、
それが憎しみへと変わっていた。


陽二は逮捕されたが、自分が殺人犯になることで、
殺人犯の兄という汚名を着せた。













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