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2017/08/22
展覧会レポート昭和のドラマ昔の土曜ワイド劇場懐かし邦画

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「フランスグルメ殺人事件・夫の知らないフルコース」 (1987年)

category - 土曜ワイド劇場
2017/ 08/ 22
                 
平凡な主婦が再会したクラスメートから招待された
晩さん会に出席したことがキッカケで連続殺人に巻き込まれる。
豪華なフランス料理を盛り込んだサスペンス。




●「フランスグルメ殺人事件・夫の知らないフルコース-
美人妻13時間の謎?」  1987年8月22日
脚本: 田上雄
音楽: 岩間南平
監督: 大熊邦也
制作: 国際放映
出演: 多岐川裕美、平田満、中条きよし、山村聡、
真木洋子、山本紀彦、潮哲也、森卓三ほか




平凡なサラリーマンの妻・須貝京子(多岐川裕美)は、
派手好きな学生時代の友人・真弓(真木洋子)と
八年ぶりにクラス会で再会した。




京子は真弓の父・滝口(山村聡)が経営している
高級レストランを任されていて、今度の土曜日に開かれる
晩さん会のチケットを八万円で買った。


フランスグルメ殺人事件・夫の知らないフルコース




それは夫・雄作(平田満)との結婚記念日に奮発したものだった。
ところが、京子が晩さん会に雄作を誘うと
高額な値段に驚きチケットを返せと言ってきた。


しかたなく京子がチケットを返しに真弓の家へ行くと、
彼女は留守で真弓の夫・信行(中条きよし)がいた。
信行はそのチケットを買い取ると、改めて京子を晩さん会に誘う。


京子は雄作が不在なことから、誘いにのり二人で出かけていった。


わがままで人を自分の意のままに操りたい真弓に
信行は不満を抱えて夫婦仲は悪かった。
真弓は自分が浮気しながらも、信行が美しい京子を喜んで
エスコートしているのが気に食わない。


真弓は信行の弱みとなるある写真を握っていて、
京子に心が傾き始めた信行に釘をさす。


その後、京子と信行はテーブルにつき豪華なフランス料理の
フルコースに舌鼓をうつ。
しかし、その最中信行は、真弓が先日軽い交通事故に遭ったのは
誰かに命を狙われたからで、自分でさえも時々真弓を殺したくなる時があると
物騒な話を京子に聞かせた。



食事が終わると、真弓から忠告を受けたにもかかわらず、
信彦は京子をデートに誘う。
その様子を見た真弓はたまらずに京子を部屋に連れ込み、
彼女が信行を誘惑したと泥棒猫だと罵り激しく自尊心を傷つけた。
京子はたまらず部屋を飛び出して行った。


フランスグルメ殺人事件・夫の知らないフルコース


ところが京子はバッグを部屋に忘れたことに気が付き戻ってみると、
信行が引き出しを漁りなにかを探していて、
そばで真弓がナイフで刺されて死んでいた。




信行は京子を車で連れ去るが、自分は犯人ではないと訴える。
信行と真弓の夫婦関係は冷えきっていて、互いに浮気をしていた。
真弓は信行の素行調査を依頼し、浮気の現場をおさえた写真を持っていた。
さっき、信行が引き出しを漁っていたのはそれを処分しようとしたからだった。



だが、ついに見つけ出すことは出来ず、警察が見つけてしまう。
ようやっと自宅に帰った京子に、旅先の雄作から電話がかかる。
雄作は真弓が殺されたとわかり、晩さん会へは行ってないという
京子の言葉を信じて安心した。



警察は真弓の家がたいへんな資産家であることと、
信行が京子を連れて逃走したことから
真弓殺しの容疑を信行にかけ、一晩中信行を追跡した。



翌朝、京子の家へ信行が忍び込み、濡れ衣を晴らすために
京子に協力を頼んできた。


フランスグルメ殺人事件・夫の知らないフルコース



信行の話では部屋へ入ったとき真弓はまだ生きていた。
そして、息を引き取る寸前に「兄さんが・・・」と言っていたことから
真弓の兄・康彦(山本紀彦)の存在が浮かび上がる。







信行は真弓と康彦は犬猿の仲だが、康彦は二、三日前から箱根へ行っていて
アリバイがあるのだというと、京子に一緒に箱根へ行ってほしいと頼んできた。
京子は雄作が帰る今夜九時までに戻れることを確認し
レンタカーを借りて協力することにした。



その頃、警察は容疑者信行の狙いが財産なら、
次に殺すのは兄の康彦だろうと箱根にいる康彦の
身辺警護にあたることにした。




京子と信行は康彦に刑事が張り付いていることで
接触が出来なくなってしまった。
京子は自分の身元が警察に知れていないことを利用し、
車を降りると昼食をとろうとしていた康彦に近づき
事件の手掛かりになることを聞き出そうとするが
逆に立ち入ったことを尋ねたことで信行と一緒に逃亡している
女性だとバレてしまう。


フランスグルメ殺人事件・夫の知らないフルコース




その時、男から康彦に電話がかかってきて自分が真弓を殺し、
今から五分以内に指定した場所に来ないと康彦に頼まれて殺したと
警察に自首すると脅かしてきた。



康彦はそっとホテルを抜け出すと、その姿を見ていた信行が尾行する。
しかし、犯人の方が上手でつけてきた信行を殴りつけ失神させると、
その間康彦も殺されてしまう。




そこへ、康彦を探しに京子がやって来た。
二人がレンタカーに戻るとタイヤがパンクされていた。
足がなくなった二人は新しいレンタカーを借りようとするが、
二人とも所持金がなくひとまず飲食店で休むことにした。



京子たちが怪しいと思っていた康彦が殺されてしまった。
信行は真弓には腹違いで認知もされていないもう一人の兄がいることを京子に話した。
その人物を探すために逗子にいる滝口に会いに行こうとし、
信行は一計を案じ、うまくトラックの運転手(梅津栄)のトラックに同乗させてもらった。



その頃、滝口の逗子のマンションには京子たちが探している
滝口の隠し子佐々木(潮哲也)がいた。


フランスグルメ殺人事件・夫の知らないフルコース



滝口は自分の財産を奪い食い尽くし、遠い逗子に追いやった
康彦と真弓を激しく憎んでいて、佐々木を利用して制裁を加えたのだった。
だが、腹違いの兄妹を二人殺した報酬として滝口の財産を要求した
佐々木は滝口に毒を飲まされてすでに死亡していた。



そうとは知らない京子たちが滝口の部屋に入り佐々木の居所を尋ねた。
おそらく佐々木は滝口の差し金で殺人を実行したのだろうと見立てていた。
佐々木の存在は認めたものの居所は知らないとしらを切る。
仕方なくマンションを出たところ、警察が来て信行は逮捕されてしまう。



ひとりになった京子はもう一度、滝口のところへ戻ると、
滝口から食事を招待され、信行の濡れ衣を晴らすために協力してほしいと懇願した。


滝口は愛する夫がありながらも、信行の無実を証明するために
一生懸命活動している京子に心を開き始めてきた。
滝口はわがままな康彦、真弓たちに歩み寄りたかったが、
彼らは拒否して離れた場所で隠居生活を送らざるを得なくなった。
妾の子佐々木も似たようなもので、これまで信行も同じ穴の狢だと思っていた。



フランスグルメ殺人事件・夫の知らないフルコース




だが、京子は信行はそうせざるを得なかっただけだといい、
頑なにこころを閉ざしてしまっていた滝口を気の毒に感じて、
思わず話しているうちに滝口の心の痛みを感じて涙してしまう。



その姿を見た滝口は、京子の望み、信行の容疑を晴らそうと、
警察に自分が犯人だと電話をかけた。



真犯人が自首し、京子は夫が戻る九時に自宅に戻ることを目指して、
急いで帰宅する。
途中、雄作の車とすれ違うハプニングがあったが、
雄作が戻る少し前に帰宅することが出来て余計な心配を掛けずにすんだ。


フランスグルメ殺人事件・夫の知らないフルコース




これまで子供を欲しがっていた雄作にまだ二人の生活を楽しみたいと、
拒否していた京子だが、彼との平凡で穏やかな生活こそが自分の幸せとわかり、
着替えようとする雄作に子供をつくる意志があることを伝えた。



釣りへ行っていた雄作が一匹だけ釣り上げた魚を、
台所で調理する京子は幸せを感じていた。





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今回、フランス料理のフルコースを堪能するという役特に恵まれた、
多岐川裕美と中条きよし。
通常は、食べるシーンは芝居が主になるから味わえないが、
このドラマは食べているだけで良さそうだから楽しみにしていたらしい。



ところが、いざ撮影が始まると、料理が運ばれてくるのは一時間おき。
朝九時から食べ始め、最後のデザートにありつけたのは深夜零時近くだったとか。


食べるより、待つ時間が長かった撮影となり、
「ロケ弁当をしっかりと食べておくんだった」とボヤいていた。



また今回のタイトルになったフランス料理だが、
当時は「ブームで夢があるから。」とプロデューサーが語っている。


一方、監督の方は「華やかな生活に憧れる主婦が、平凡な家庭の尊さに気づく話」と
別の面からの見どころを説明している。





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