2017/11/11
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「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」混雑なくゆったり鑑賞@東京都美術館

category - 美術・展覧会レポート
2017/ 11/ 11
                 
先日は東京都美術館へ「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」を見に行ってきました。





ゴッホ展 巡りゆく日本の夢




日本で人気のゴッホ。




東京都美術館で行われるゴッホ絡みの展覧会は
混んでいるというイメージがあるし
実際東京会場は混んでいるという噂もあったので
平日の開館をめざしていってきました。




ゴッホ展 巡りゆく日本の夢



オープンを待つ列はそれなりに人が並んでいました。





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日本初!ファン・ゴッホ美術館との共同プロジェクト
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今回の企画展は日本の展覧会が終了したのちに
オランダのファン・ゴッホ美術館でも開催が予定されているそうです。


ゴッホは日本の浮世絵などに高い関心を寄せ、
日本美術から影響を受けた作品が見られます。


日本に憧れアルルに理想郷を求めて移り住み
しばらくゴーギャンと暮らしたことは有名ですね。


そんなゴッホが影響を受けたと思われる日本絵画とともに
作品が展示されていました。



ゴッホが晩年交流を持った医師のガシェのもとに残された
「芳名帳」から日本とゴッホの関係も探り出されていました。






ゴッホ展 巡りゆく日本の夢

構成は5章から成り、地下に1,2、1階に3,5そして2階が4と
変則的な配置となっていました。




私が行った日は、地下の1 『パリ 浮世絵との出逢い』 が混んでいました。


やはり人気なのだなぁと思っていたら、2から先は空いていて
約1時間ほどで全てを見終えることが出来ました。


10月24日からスタートしてまだ2週間ほど。
会期はじめのうちなら平日の午前中は混雑がなく、ゆっくりと鑑賞することが出来ます。


近くの国立西洋美術館では「北斎とジャポニスム」が行われていますが
開館を待つ列はこちらの方が長かったかもという印象があります。




会場に入って目をひくのは、やはりチラシにもなっていたゴッホの「花魁」です。





フィンセント・ファン・ゴッホ 花魁

《花魁 (渓斎英泉による)》 
フィンセント・ファン・ゴッホ  1887年



ゴッホ独特の黄色を背景に赤と緑が印象に残る着物を着た
女性が見返り美人風に鑑賞者の方に顔を見せています。

足元の岩にいるカエルまで黄色という面白い色使い。
平坦な図式に線ではっきりと縁取るあたりも強い印象を残しました。




これは渓斉英泉の『雲龍打掛の花魁』がもとになったようですね。


渓斉英泉『雲龍打掛の花魁』


《雲龍打掛の花魁》 渓斎英泉  1820~30年代


『雲龍打掛の花魁』は2種類あり、それぞれ会期前半と後半で
1点ずつ展示がされています。



私が行った日は広重の江戸百景がありました。


歌川広重 名所江戸百景 亀戸梅屋敷


《名所江戸百景 亀戸梅屋敷》  歌川広重 1857年



『亀戸梅屋敷』の展示期間は10月24日から11月26日までです。





フィンセント・ファン・ゴッホ  カフェ・ル・タンブランのアゴスティーナ・セガトーリ

《カフェ・ル・タンブランのアゴスティーナ・セガトーリ》
フィンセント・ファン・ゴッホ  1887年


カフェの女を描いた絵。
彼女の店でゴッホは浮世絵展を開いています。


近くにはゴッホとも交流があったトゥールーズ・ロートレックの
『ディヴァン・ジャポネ』が展示されています。


ロートレックは現在、東京駅の近くにある三菱一号館美術館で
「パリ グラフィック ロートレックとアートになった版画・ポスター展」が
開催されており、こちらも行きたい展覧会のひとつです。





フィンセント・ファン・ゴッホ タラスコンの乗合馬車




《タラスコンの乗合馬車》  フィンセント・ファン・ゴッホ  1888年


赤と緑の鮮やかなコントラストが美しい馬車の絵。
そばにある建物の扉も緑、壁が濃い黄色で
しっかりとした配色が記憶に残る作品でした。





『タラスコンの乗合馬車』とともに日本初公開となったのがコチラ。





フィンセント・ファン・ゴッホ 夹竹桃と本のある静物


《夾竹桃と本のある静物》  フィンセント・ファン・ゴッホ  1888年



今回は花魁とこの初公開2作品が特に印象に残りました。



フィンセント・ファン・ゴッホ 寝室

《寝室》  フィンセント・ファン・ゴッホ  1888年


アルルの寝室を描いたもの。
先細っていくような構図が興味深かったです。
見ていると自分がすっとその中へ入っていくような感じがします。



先述したロートレックの作品に加えてジュール・ シェレの
『ルイ・デュムーラン展』のポスターもありました。


今回のテーマからするとやや意外な気もしました。




日本を憧憬のまなざしで見ていたゴッホが実際にどういうところに影響を受けたのか
それらの作品と並べて展示されており、印象派の特徴的な筆致の中に
浮世絵を真似ようとしている形跡がみられたのが面白かったです。



それと遠い日本を自分の求める理想の地として、
曲解されていたような気配も感じられました。


ゴッホが感じた日本、それをどう表現していったのかがわかる展覧会となっています。









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