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2017-11-21 (Tue)

「水もれ甲介」 (1974年) 石立鉄男・ユニオン映画シリーズ第5作目

石立鉄男・ユニオン映画シリーズの第5作で全25話で放送されました。


■ 「水もれ甲介」
  
放送期間: 1974年10月13日~1975年3月30日 (全25話)
脚本: 松木ひろしほか
音楽: 大野雄二
主題歌:  「水もれ甲介」
(作詞:白井章生、作曲:大野雄二、歌:シンガース・スリー)
監督: 田中重雄ほか




水もれ甲介







三ッ森甲介(石立鉄男)はクラブで演奏をするドラマー。
今日もメンバーの須貝泰弘(犬塚弘)らと演奏していたが
激しい性格の甲介は何かと問題を起こしてしまう。



甲介はだいぶ前に水道屋を営んでいる実家を飛び出し
ひとりで気ままに生きてきた。




水もれ甲介






一旦は水道屋をやったものの、腕が悪く水道修理をするつもりが
逆に水漏れを起こし”水もれ甲介”なんてあだ名がついてしまい
父と衝突していたのだ。




だが、父の保太郎(森繁久彌)が危篤であることを知り
入院先の病室へ行くことになった。


水道屋は甲介の弟の輝夫(=テル・原田大二郎)が高校を卒業後継いでおり、
勝手に飛び出していった甲介を快く思っていない。



水もれ甲介




実家には保太郎の後妻・滝代(赤木春恵)と、二人の間に出来た
朝美(=チャーミー・村地弘美)も住んでいる。



水もれ甲介



甲介とテルは保太郎と先妻の息子だが、
チャーミーは滝代との間に生まれた子供で腹違いの妹なのだ。
チャーミーが小さいときに家を出た甲介は、ほとんど妹の事は知らない。
彼女は男っぷりがいい輝夫になついていた。



久しぶりに帰ってきた甲介にテルは食って掛かるが
それをうまくとりもってくれたのは滝代だった。


水もれ甲介


保太郎は甲介と二人だけにしてくれといい滝代たちを
病室から引き取らせた。



保太郎は甲介とふたりきりになると、重大な秘密を告白した。





水もれ甲介





これまで甲介と輝夫は保太郎と先妻の間の子供だということになっていたが
ふたりは戦時中保太郎の身を守って戦死した倉田春雄の息子なのだという。



つまりは甲介と輝夫は保太郎の子供ではなく赤の他人である。


保太郎の初婚の相手は滝代で前妻がいたというのも嘘だった。
甲介は自分と輝夫が三ッ森家とは血のつながりがないことを初めて知った。
これを他に知っているのは滝代だけだった。



これまで父に対して歯向かってばかりの甲介だったが
この秘密を知り心を改めて、ドラマーを辞めて家業を継ぐ決心をした。



保太郎は甲介に全てを告げると、安心したのか
滝代たち家族が入って来たところで息を引き取った。



勝手に自分で出て行って、なんの断りもなく家業を継ぐという甲介に
テルは反発した。


水もれ甲介



だが、滝代は甲介をあたたかく迎え入れ、
甲介は久しぶりに三ツ森家で暮らすこととなる。





大黒柱を失ったが、家族ぐるみの付き合いをしている
酒井忠助(名古屋章)らが一家のサポートをしてくれる。


水もれ甲介




忠助の娘の初子(岸ユキ)は、テルに惚れていた。



しかし、腹違いの兄妹と思っているチャーミーは
テルに憧れ以上のものを抱いている。
甲介はテルとチャーミーの様子を見ていて危険なものを感じていた。





だが、自分たち兄弟が赤の他人だということを知らない
テルとチャーミーは甲介の勘ぐりに不信感を現す。



甲介と違いナイーブな性格のテルに配慮して秘密を守り通す甲介と滝代だったが、
甲介の寝言からテルがこのことに気づきだした。


水もれ甲介


テルは甲介に問いただすが、甲介はそれをはぐらかす。
一度疑惑がわいたテルは、戸籍謄本を取り、
自分が保太郎と養子縁組をしていた事実を知ってしまう。




ついに甲介はテルに秘密を打ち明けた。



これまで腹違いの妹と思っていたチャーミーが他人だった。
しかも、チャーミーはテルに兄以上の感情を抱いているように見える。




保太郎が死に、甲介が帰ってきて、家族の秘密が明るみになった三ツ森家。





三ツ森工業所には保太郎の時代から働いている職人の
たけさんこと大島竹造(谷村昌彦)がいた。

水もれ甲介



たけさんには文子(春川ますみ)という女房がいる。


水もれ甲介





酒飲みのたけさんが給料を全部酒に遣ってしまったことがあった。
文子は滝代に金がないと言って給料を渡してくれるなと頼んだことから
へんな騒動に巻き込まれたりと甲介の周りではトラブルが絶えない。



そんな中、たけさんの親戚・陰山まこと(川口晶)を預かることになった。


水もれ甲介



まことは世間一般的な常識は持ち合わせてなく
口の利き方もまともでなく電話番すらできそうにない。


気が短い甲介はそんなまことに辛く当たる日々が続く。



水もれ甲介


そんな中、初めは甲介に拒否反応を示していたテルだったが
やはり兄弟、だんだん打ち解けていく。





兄とは対照的な性格のテルはチャーミーに慕われているだけでなく
チャーミーの友人・中井銀子(永野裕紀子)からも憧れられる存在だ。


水もれ甲介


チャーミーと銀子、気が合う二人。
商売をやっている三ツ森家と違い、
銀子には教育ママ風な母・清子(寺島信子)がいる。


勤勉家のチャーミーは、清子からのうけもいい。


水もれ甲介





昭和の年頃の女子の部屋。

シャレた空間を演出しようとしているんだろうけど
インテリアの統一感のなさがなんともいえない。



さて、血は繋がっていないとはいえ、これまで兄妹として育てられてきた
テルとチャーミー。



結局、テルは最後に来て子どものころから家族ぐるみで付き合ってきた
テルに思いを寄せる初子を好きだったことに気が付く。


そして、ある夜、テルと初子が鬼子母神でデートをしている現場を
チャーミーが見てしまった。



水もれ甲介



ショックを受けたチャーミーの様子がおかしくなった。


大学へ行きたかったが水道屋を継ぐために高校を出た後は
働くことになったテルは、なんとしてもチャーミーは大学へ行かせたかった。


チャーミーも進学希望であり、この頃大学へ進むことが決まっていた。



心配した甲介が祝いのケーキを持ってチャーミーの部屋に行ってみると
いきなり泣き出し甲介に抱きついてきた。



水もれ甲介



こちらがチャーミーの部屋。
銀子の部屋同様に、インテリアが見事にばらついていて
落ち着かない感じがするのは私だけだろうか?



しかし、ひとしきり泣いた後は、大好きなテルと初子の結婚を祝福するようになる。



こうして、甲介より先に、テルが初子と結婚することになった。



水もれ甲介

甲介が戻ってきて、甲介とテルの秘密が明らかになり
一時は不安定だった三ツ森家がしっかりとひとつにまとまってきた。


気が付けば最初は乱暴だったまことも呑み込みの早さから
三ツ森家の家族の一員として馴染み始めていた。



水もれ甲介





テルと初子の仲人は、たけさんと文子夫婦が勤めることになった。



しかし、まだ甲介は何かにつけてまことに厳しく接している。
そんな仕打ちを受けながらも、甲介の優しい性格に気が付いていたまことは
秘かに甲介を愛し始めていた。


水もれ甲介




それを知っていたチャーミーはなんとか二人の仲を取り持とうとする。



水もれ甲介


チャーミーは初子も好きだが、まことも好きで
ずっと家にいて欲しいと思っていた。


だが、近所の樋口正次(東田真之)がまことに好意を持っていて
それを知った酒屋の六郎(山本紀彦)を通して忠助に仲介を申し込んできた。


甲介を思っていても自分の気持ちが通じないまことは
自分を評価してくれた正次の愛に心が揺れ動く。



普段はまことに対してぞんざいに接している甲介だが
正次の思いを知りこちらも感情が揺さぶられてしまう。


正次の気持ちもうれしいが、やはり甲介が好きなまこと。
将来甲介が別の女性と結婚する姿を見たくないと思ったまことは
三ツ森家を出て実家へ帰ろうとする。


それを引き留める甲介は、ついにまことが好きだったことを告白する。


その現場をテルに見られてしまった。
甲介は滝代とチャーミーにはしばらく内緒にするようにと頼むが
一足先に帰宅したテルは二人の愛が実ったことを滝代とチャーミーに話してしまう。





水もれ甲介



甲介たちもチャーミーの言動から、テルがばらしたことに勘付いた。


これで、テルと初子に続いて、甲介とまこともゴールインすることになりそうだ。


滝代もホッと胸をなでおろす。



水もれ甲介


甲介とテルも仲良しの兄弟に戻り、ふたり揃って仕事をしていた。
しかし、甲介はまたもやビルの屋上で水漏れを起こし
水もれ甲介は変わらぬままだった・・・。











石立鉄男というと山本紀彦だ。

今回は酒屋の六郎(ロクさん)として登場している。

私は”ロクさん”というと、西部警察のロクさんこと国立鑑識員
(武藤章生)を思い出してしまう。




水もれ甲介





気短で手荒い石立鉄男とのカラミは毎回変わらずといった感じ。




水もれ甲介

ロクさんが働いている酒屋の主人には梅津栄。



水もれ甲介


酒屋のカウンターで昼間っから飲んでいる姿は吉田類を思い出させる。



甲介が世話になっているバンド時代の先輩・須貝泰弘役には 犬塚弘。



水もれ甲介


9月か10月位だったかなぁー??


BSでクレイジーキャッツのドキュメンタリーをやっていて
メンバーだった犬塚弘がゲスト出演していた。


クレイジーキャッツは知っていて、メンバーも大体はわかっていたが
この時彼らの歴史と演奏を初めてじっくりと見てそのうまさに感動をして、
それ以来クレイジーキャッツのファンになってしまった。


犬塚弘はベースを担当していたが、その演奏の素晴らしさに驚かされた。




水もれ甲介


今回ブログを書いてみようと改めて「水もれ甲介」を見てみて
犬塚弘の指さばきにシビれた。



クレイジーキャッツのドキュメンタリーを見る前に見たときは何とも感じなかったが
知ってから見ると確かにスゴイ。


役者さんというイメージがあったので、意外な一面を発見したという感じで
私にとっては新鮮に映りました。




さて、「水もれ甲介」はシリーズの中でも「気になる嫁さん」「雑居時代」と並び
好きな作品のひとつです。



今は早朝にチャンネルネコで放送されているようですが
前に夜に放送されている時は本当にはまってみていましたね。




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