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2017-12-04 (Mon)

映画「ゴッホ~最期の手紙~」@TOHOシネマズ上野

先日は、御徒町にあるTOHOシネマズ上野で
「ゴッホ~最期の手紙~」を見てきました。
TOHOシネマズ上野は今年の11月4日オープンしたばかりとのこと。



ゴッホ~最期の手紙~



現在、上野にある東京都美術館では
「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」をやっていますが
このブログで書いた最新の展覧会記事4つの中では
なぜか「ゴッホ展」が最下位でした。
(この記事を書いた11月時点)


1.「怖い絵展」

2.「北斎とジャポニスム」

3.「運慶」

4.「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」


そのため映画の方も平日だし空いているかと思ってましたが
映画の方は9割近く席が埋まっていました。


「ゴッホ~最期の手紙~」はこの日見た、2本目の映画でした。
午前9時から見た1本目の別の映画はガラガラでしたのでこの入りには驚きました。


水曜日のレディースデーということもあり、客層は大半が女性客でしたが
男性も思ったより多く、年齢もバラけていました。


私は美術好きなので映画をやると知ったときから行くつもりでしたが
映画的にも話題作だったようですね。




ストーリーは画家ゴッホの友人だった郵便配達人ジョゼフ・ルーランが
ゴッホが弟のテオに宛てた手紙を息子のアルマンに託したことから始まります。


パリに住んでいるはずのテオを探し出して渡してほしいという事だった。


ゴッホはアルルで画家ゴーギャンと同居していたが
ふたりの仲はすぐに険悪になり別れていた。
自分の耳を切り落としたゴッホの評判は芳しいものではなかった。


ゴッホは画商、牧師としても挫折し、28歳で画家になる決意を固める。
弟テオの献身的な支援により制作活動に励んでいた。
しかし、37歳で腹を打ち抜き自殺を遂げてしまう。


精神を病んでいたとされるゴッホだが、主治医のポール・ガシェは
ゴッホは完治していたと話していて、なぜ自殺を遂げたのか疑問が残る。



アルマンは画材商のタンギー爺さんに会うが
テオはゴッホの死後、半年後に後を追うように他界していた・・・。


アルマンはゴッホの死の真相と手紙を渡す人を探すべく
ゴッホが最期を過ごしたオーヴェルへと旅立つというもの。




興味深いのは、アルマンがオーヴェルで会った
宿屋の娘、ガシェ、ガシェの娘、家政婦、貸しボート屋の男らが
語るゴッホの人となりがそれぞれ違うのだ。


これまで自分の耳を切ったり、様々な病気を患っていたり、
銃による自殺をとげたりとエキセントリックな人なのかと思っていたが
この映画を見て本当はどんな人だったのかがわからなくなってきた。



ただ変わらなかったのはゴッホから伝わる孤独の部分。


ゴッホが生まれる前に同じフィンセントという名前を持った兄がいた。
彼は死産によりこの世を去っていたのだが
両親は本当は亡くなった兄を愛していて、自分は疎まれていると思っていた。



これは本人にしかわからないことだが、
深く暗い影をゴッホに落としていたのだろうと想像できる。




また、ゴッホは自分の腹を撃って自殺したとされているが
推測される銃の向きや距離などの不自然さ
どこで腹を撃ったのか?彼の所持品がなかったのはなぜなのか?
なぜ頭部ではなく腹部を撃ったのか?
などなど、多くの謎を残していて他殺の可能性もほのめかしている。





ただ、画家になりたかったが親の意向に沿い医師となったガシェが
ゴッホへの嫉妬心などから放った言葉。
それを受けたゴッホの心情を考えると自分の命を自らの手で葬った
という自殺説もわかる気がする。



ゴッホの死の真相を解明しようとするストーリーなので結構スリリングで面白かった。


また映画は実写映像で撮影されたものを、100人以上ものアーティストたちが
描いたゴッホ調の絵と合成しアニメーション形式になっている。
これがまた独特の世界観があって良かった。



しかし、描いた絵が800点もありながら生前売れたのがたった1枚だったとは。


午前中に見た1本目より断然面白くておススメの映画です。









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