FC2ブログ
2017/12/26
展覧会レポート昭和のドラマ昔の土曜ワイド劇場懐かし邦画

Post

        

火曜サスペンス劇場 「可愛い悪魔」 (1982年) 大林宣彦監督×円谷プロ

category - 昭和のテレビドラマ
2017/ 12/ 26
                 
CSの”テレ朝チャンネル2”で『EXまにあっくす』という番組があり
2016年12月~2017年5月までの半年間に渡り月1回のペースで、
土曜ワイド劇場の円谷プロ作品をリマスター版で放送していました。



そこへもリクエストが届いていた日本テレビの火曜サスペンス劇場で放送された
円谷プロ制作、大林宣彦監督の「可愛い悪魔」と「麗猫伝説」の二作品。


結局は局違いのテレ朝チャンネルではなく
日本映画専門チャンネルで再放送されました。




●火曜サスペンス劇場 「可愛い悪魔」  
放送日: 1982年8月10日
脚本: 那須真知子
音楽: 木森敏之
監督: 大林宣彦
制作: 円谷プロダクション
出演: 秋吉久美子、渡辺裕之、ティナ・ジャクソン、佐藤允、
岸田森、赤座美代子、みなみ・らんぼう、小林亜星ほか



可愛い悪魔



ウイーンにいた涼子(秋吉久美子)は恋人と喧嘩になり
「死んじゃえ」と呟いた直後、恋人が事故死を遂げた。
自分のせいだと思った涼子はその後精神をやられてしまう。


同じころ、日本では涼子の姉冬子が浩二(渡辺裕之)と結婚式をあげていた。
浩二の姉・川村圭子(赤座美代子)の娘・ありす(ティナ・ジャクソン)は
冬子のベールを欲しがったが、冬子は記念に死ぬまで取っておくのだと断る。



可愛い悪魔



そして、集合写真が撮影されることになるが冬子とありすの姿が見えない。
一同が集まった背後の建物から、ウエディングドレス姿の冬子が
勢いよく窓から飛び出し死亡してしまう。
ありすは冬子の体から欲しかったベールをもらった。



精神状態が不安定のまま帰国した涼子はしばらくの間
日本の病院で静養していた。
その後、退院した涼子は浩二に連れられて
圭子とありすが住む洋館きた。
これからありすにピアノを教えることとなり一緒に住むことになる。


可愛い悪魔



夜になり、涼子が寝ていると冬子のベールが巻き付いてきた。
恐ろしくなった涼子が叫び声をあげると
圭子が部屋に入ってきてありすのいたずらだと言った。


だが、翌日涼子がそのことを話すと圭子は
昨夜はぐっすりと眠っていてそんなことは知らないと話す。
圭子は浩二にこのことを伝え、涼子の病気が治っているのかと尋ねた。



涼子は冬子がどのようにして亡くなったかを確かめに現場へ行った。



可愛い悪魔

その夜、涼子はウエディングドレスを着た女の姿を見て
部屋を飛び出すと後を追いかけていったが見失ってしまう。
するといつの間にか圭子がいた。
しかし、圭子はそんな女は見なかったという。




ありすは歌が一番うまい子にやるメリーさんのオルゴールを激しく欲しがっていた。
先生はありすの他に歌がうまい生徒がいてその子にメリーさんをあげるのだという。
涼子が諭してもありすはメリーさんは自分のものだと言い張り頑として譲らなかった。



その晩、涼子は物音を聞いた。
その方向へ行ってみると、暗がりでありすが自分が履く靴の
底に何かを打ち付けていた。


そして、翌日先生が歌が一番うまい生徒にメリーさんをあげる日が来た。



可愛い悪魔

ありすはオルゴールを手にした先生に近づくと
生徒の一人がいるからという口実をつけて吊り橋に連れていった。



そして、先生は橋の上から転落して死亡する。


圭子のところへも先生が転落死したと報告が入り
涼子がありすを迎えに行った。
帰り道、不審な男(みなみ・らんぼう)がふたりの後をつけてくる。



刑事(佐藤允)が家へやってきてありすから先生が亡くなったときのことを尋ねる。
ありすの話では生徒のひとりがいなくなったから先生と迎えに行ったというが
ありす以外の生徒は誰一人橋にはいっていなかった。
ありすは自分の勘違いだったのねというが・・・。




可愛い悪魔

刑事は先生の頭には数か所に渡り金属で殴られたような傷跡があるという。
涼子はありすがあの夜細工をした靴で、橋に必死で捕まる先生を
殴って橋から落とす情景が浮かび恐怖を覚えた。



涼子は証拠を探そうと思いありすの部屋へ忍び込むが
何も見つけられないままいるところにありすが入ってきた。
ありすは涼子が自分を疑っていると知ると証拠品を庭に埋めるが
その様子をあの時の不審な男に見られてしまう。



不審な男はボート小屋に住んでいて、涼子を気に入ってしまった。
涼子は事件の真相を知るために、無視していたボート小屋の男に
話を聞きに行くことにした。



ありすは先生の血が付いた自分の靴を川で洗っていて
欲しかったメリーさんのオルゴール人形を手にしていたところを
男は目撃していたのだった。




可愛い悪魔

涼子を好きになってしまった男が言い寄ってきて涼子は
慌ててボート小屋から飛び出して逃げた。
男はありすが土に隠した靴を掘り出して持っていた。



その頃、ありすも靴が盗まれていることに気が付き
真相に気が付き始めた涼子の部屋に細工をした。
帰宅した涼子はありすが仕掛けた羽ペンが壁に突き刺さるのを見て
自分も殺されると狂乱した。




男はありすに靴紐を見せ、ありすは男に靴を盗まれたことを知る。
そこへありすを探して涼子がやってきた。
ありすがいなくなり二人きりになると、男はもう一度ボート小屋に来てくれたら
靴を渡してもいいと涼子に言った。




可愛い悪魔

涼子は男にありすとの会話を録音することを条件に承諾した。


男はありすに会うと、冬子を突き落としたことを白状させた。
ボート小屋へ案内するとありすの靴はボート小屋の
ありすの手が届かない高いところへ吊るしてあった。


ありすは男が小屋を出た隙にそれをとろうとしたところ
灯油があるのに気が付きそれを床にまいた。
男が小屋へ戻ってくるとありすは男を部屋に閉じ込め
火を放ちボート小屋は炎に包まれた。


可愛い悪魔

涼子は浩二の仕事先へ行き、ボート小屋に到着すると
ボート小屋は燃え上がり中なら火だるまの男が川へ逃げてきた。




可愛い悪魔

男は焼け死に事件は事故とみられ、涼子は焼けたカセットテープを持ち帰った。


家に帰った涼子は浩二と圭子に、ありすが冬子と先生と男を殺したのだという。
その証拠となる会話が録音されたカセットテープは焼けただれていた。
必死に訴える涼子の言葉に、浩二は友人(秋川リサ)にテープを渡し
なんとか再生できるように頼んでみるとなだめた。



可愛い悪魔

その夜、涼子はありすの泣き叫ぶ声を聴いた。
圭子はありすが人殺しであると認め川へ入り無理心中しようとしたのだ。
涼子は必死で圭子を止めた。




可愛い悪魔



ありすが先生から手に入れたメリーさんのオルゴールは
圭子が取り上げていてそれを知ったありすは圭子をなじる。
ありすが手にしたメリーさんを取り上げた圭子は
それを投げて壊してしまった。



家へ戻った圭子は涼子にありすは男性として浩二を愛していて
誰にも渡したくないために冬子を殺したのだと打ち明けた。
ありすの父親は自殺を遂げていて、自分を棄てたと感じたありすは
物に対して異常な執着心を見せるようになっていたのだ。


圭子はありすから浩二を奪う人間はみな殺すと思っている。
浩二が涼子を愛し始めていると感じていた圭子は
涼子の身に危険が降りかからないようにベールなどで涼子を脅かし
家から逃げるように仕向けたのだという。



涼子は自分の主治医塚原(峰岸徹)にありすを見せた方がいいと
アドバイスするとありすの様子を見に行くため圭子の元を離れた。



その時、仕事先にいた浩二から電話がかかった。
圭子が出ようとしたところ、吹き抜けの上にいたありすが
鉢を落下させ、圭子の頭をすっぽりと覆ってしまう。


可愛い悪魔




鉢に頭部がはまった圭子はクルクルと回り
メリーさんのオルゴール人形のようで
ありすは喜んでその様子を見ていたが
やがて圭子は倒れてガラス鉢は割れて圭子は死んでしまう。



可愛い悪魔


一方、涼子もありすが仕掛けた罠にはまり体の自由が奪われた。
なんとか縄をほどいた涼子だが、ありすは次々に彼女を恐怖に陥れる。


そして、いよいよとどめを刺そうと涼子に近づいてきた。
そばにあった鎌を取り上げた涼子が応戦しようとしたところへ
誰も電話に出ないことを心配した浩二が到着した。



ありすは浩二の姿を認めると、武器を捨てて
自分が鎌を手にした涼子に襲われそうになっているフリをする。



涼子は「おにいさーん!!!」と叫ぶと気を失ってしまい、病室で目を覚ます。


そばには、浩二がいた。


涼子はありすが殺したことを認めた会話が録音されていた
テープがちゃんと再生され浩二がそれを聞いたことを確認した。
しばらくして、塚原が浩二を呼びに来て部屋を出ていってしまう。


可愛い悪魔



涼子は気が付いた。


ここは普通の病室ではない。




窓には鉄格子がはめられていて、ドアは閉まっていて外には出れない。
結局、涼子の言葉は誰にも信じてはもらえなかった。


焼けただれたテープは肝心な部分は再生できなかった。
ありすが冬子を殺した証拠にはならなかったのだ。



涼子はこのまま一生病院へ幽閉されるのかもしれないことを
なぜだか素直に受け入れていた。








一度見たらトラウマになりそうなドラマ。


赤座美代子の金魚鉢クルクルが印象に残っていたけど
よくみたら金魚鉢というより透明な花瓶って感じでしたね。


まだ八歳の少女が、自分から愛する叔父や物を奪おうとする大人たちを
次々に殺害していくサイコサスペンス。


それに主人公は気が付くのだが、少女がそのようなことをするとは
誰もが信じられない。


確固たる証拠もないまま、主人公はキチガイ扱いされ
元居た精神病院へ戻ることとなる。







この頃は、土曜ワイド劇場だけでなく、火曜サスペンス劇場も
いい作品が沢山ありますし、他にも木曜ゴールデンドラマや
月曜ワイド劇場など再放送してほしいものが多数あります。



************ 関連記事 ************


◆ 「麗猫伝説

◆ 「乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件」





関連記事
スポンサーサイト
                         
        

スポンサードリンク

                         

コメント

非公開コメント