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2017/12/27
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火曜サスペンス劇場 「麗猫伝説」(1983年) 大林宣彦監督×円谷プロ

category - 昭和のテレビドラマ
2017/ 12/ 27
                 
かつて”化け猫女優”として活躍をした
入江たか子と入江若葉母娘が二人一役を演じる
怪奇ムードを取り入れたサスペンス。


1983年に日本テレビの「火曜サスペンス劇場」で放送され
のちに劇場公開されたようです。


ドラマは確か見たことがある記憶があり知っていましたが
劇場公開は今回初めて知りました。


「瀬戸内キネマ」を舞台に、かつて活躍した女優と
彼女を復活させようと試みる映画関係者たちの姿を描く。



麗猫伝説




●火曜サスペンス劇場  「麗猫伝説」  
放送日: 1983年8月30日
脚本: 桂千穂
音楽: 三枝成章、大林宣彦
監督: 大林宣彦
制作: 円谷プロダクション
出演: 入江たか子、入江若葉、風吹ジュン、柄本明、
平田昭彦、峰岸徹、大泉滉、佐藤允、内藤陳ほか




かつて日本のハリウッドと呼ばれた「瀬戸内キネマ」の撮影所がある。


ある日、三十年前に引退した女優・竜造寺明子(入江たか子)が
以前と変わらぬ若さと美しさを持っていることから
彼女をもう一度映画界に引っ張り出そうという計画が持ち上がる。


麗猫伝説



プロデューサー(平田昭彦)や映画関係者(坊屋三郎)らは
明子の衰えぬ美貌を奇跡だと称え大乗り気である。


映画関係の仕事をしている陽子(風吹ジュン)は撮影所に
恋人でシナリオライターの志村良平(柄本明)が来たところに出くわした。
良平の話では明子の新作の脚本を任されたのだという。


麗猫伝説



良平は明子の家に住み込んで本を書き上げることになった。
明子は同時期に引退した水森監督(大泉滉)と同居していて
その家は主と同じく異様な妖気を秘めていた。


麗猫伝説



シナリオを書くのに主演女優の家に住むというおかしなやり方に
陽子は違和感を覚えるがこの仕事での成功を夢見る良平は
そんな陽子をおいて明子の家へ行ってしまう。




実際に目にする明子(入江若葉=二人一役)は、
うわさ通り老女とは思えない若さと妖しい美しさを持っていた。
家に案内する水森監督は「明子さんを決して抱いてはいけない。」と
良平に釘を刺した。


麗猫伝説

こうして良平は明子のそばにいながら新作を仕上げることになった。


実は、無名の良平がかつての大女優・明子の復帰作のライターに選ばれたのには
隠された秘密があった。



明子が水森と引退した時、もうひとり日本の映画界から消えた人物がいた。
それは田沼譲治(柄本・二役)で、彼はハリウッドへ行くと言い
日本映画界から去っていたのだ。


明子は譲治と恋仲で、一人でハリウッドへ行くという譲治を手放したくないあまり
譲治を映画の小道具で刺し殺していたのだった。
これを知っているのは、明子と水森の二人だけだった。



明子を抱いてはいけないと言われながらも、
惚れぬいた譲治そっくりの良平を明子は誘惑する。


明子の家に幽閉された形になった良平の身を心配した
陽子が船に乗り彼女の家へ押しかける。



麗猫伝説

そこで見たのは、やつれて生気を失った
変わり果てた良平の姿だった。



そして、陽子にも身の危険が迫ると、記者(峰岸徹)の死体を発見し
命からがら屋敷を抜け出した。


麗猫伝説

プロデューサーらに事件のことを伝えた陽子が彼らを連れて
再び戻ってみると、良平は胸を刺され明子と永遠の眠りについていた。



麗猫伝説

そばにいた水森は、良平を殺したのは明子ではない。
彼女はひと月ほど前にこの世を去っていたのだと話す。












竜造寺明子の老いた姿を母のたか子が、
若返った姿を娘の若葉が演じていて
なかなか面白いアイデアだなと思いました。



麗猫伝説

メイクで年齢差を演出するのではなく
実の母娘でそれを表現する。



また終盤、屋敷に入り込んだ峰岸徹の死体を
暗い部屋で風吹ジュンが発見するのですが
峰岸徹の口から映画のフィルムがスルスルと出てきて
映写機に見立てたところも意表をつかれました。


麗猫伝説



もともとスクリーンでの上映を見込んで制作されたためか
テレビドラマというより映画という雰囲気が感じられました。



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◆ 「可愛い悪魔」  

◆ 「乱れからくり・ねじ屋敷連続殺人事件」



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